JPH11289895A - チーズメーカーおよびその使用方法 - Google Patents

チーズメーカーおよびその使用方法

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JPH11289895A
JPH11289895A JP9442298A JP9442298A JPH11289895A JP H11289895 A JPH11289895 A JP H11289895A JP 9442298 A JP9442298 A JP 9442298A JP 9442298 A JP9442298 A JP 9442298A JP H11289895 A JPH11289895 A JP H11289895A
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JP
Japan
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container
cheese
lid
yogurt
raw milk
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Pending
Application number
JP9442298A
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English (en)
Inventor
Yasufusa Okamoto
恭房 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Dennetsu Co Ltd
Original Assignee
Nihon Dennetsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ヨーグルト、ヨーグルトチーズ及びフレッシ
ュチーズが容易に製造できる簡単なチーズメーカーを提
供する。 【解決手段】 内部を所定の温度に調節する温度調節器
を有する中空加熱容器5と、その中空加熱容器5の内部
に挿脱可能な容器1及びその容器1と液密に一体化可能
な蓋2とからなり、その蓋2の内部にその容器1内に入
れた原料乳の処理物を圧搾し、処理物の水分を分離する
分離器を着脱可能に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヨーグルトチーズ
やフレッシュチーズを簡便に製造できるチーズメーカー
とその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に食用に供せられているチー
ズには、ヨーグルトチーズ、フレッシュチーズ及び熟成
チーズ等の種類があり、ヨーグルトチーズは牛乳等の動
物の乳にスターターと称する乳酸菌種、あるいはヨーグ
ルトを所定量加えた後、ほぼ40℃に保持して乳酸菌を
発酵させてヨーグルトとし、このヨーグルトを圧搾して
ホエーと称する乳漿の液体分を排出除去し、固形化して
つくられる。
【0003】また、クワルクあるいはフレッシュチーズ
と称するものは、原料乳に前記のスターターとレンネル
と称する凝乳酵素を所定量加えた後、ほぼ25℃に保持
して発酵させた後に、同じく圧搾してホエーを排出除去
して作られる。さらに、前記のフレッシュチーズに加塩
して熟成させるとゴーダ等の熟成チーズが得られる。
【0004】そこで従来、容器に入れた原料乳をほぼ4
0℃に加熱してヨーグルトを作る場合、家庭用に供され
る加熱器が一般に知られているが、この加熱器では圧搾
はできず、作ったヨーグルトをその加熱器から一旦取出
し、改めて別の圧搾器を用いて圧搾する必要があった。
また、上記従来の加熱器では発酵温度が異なるため、フ
レッシュチーズは勿論のこと、フレッシュチーズの前段
の処理物も作ることはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ヨーグル
ト、ヨーグルトチーズ及びフレッシュチーズが容易に製
造できる簡便なチーズメーカーとその使用方法を提供す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のチーズメーカー
は、内部を所定の温度に調節する温度調節器を有する中
空加熱箱と、その中空加熱箱の内部に挿脱可能な容器及
びその容器と液密に一体化可能な蓋とからなり、その蓋
の内部にその容器内に入れた原料乳を圧搾して水分を分
離可能としたチーズメーカーからなり、またそのチーズ
メーカーの容器とその蓋との間に透水性の圧縮板を取付
け、その圧縮板を押圧する弾性体を用いて、容器内に入
れた原料乳を圧搾し水分を分離可能としたチーズメーカ
ーをもその特徴とし、さらに、その使用方法は容器内に
原料乳を入れて蓋をした後、その容器を上下逆にして水
分を分離してから容器を元に戻して使用する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明のチー
ズメーカーの実施形態につき説明するが、図1はその一
実施形態におけるチーズメーカーの側断面図であり、図
2は図1に示す蓋付き容器の側断面図、また図3は図1
のチーズメーカーを使用してヨーグルトチーズ又はフレ
ッシュチーズのできるまでを説明する工程図である。そ
して図4は図1の中空加熱容器に設けられる温度調節器
の電気回路図である。
【0008】まず、図1及び図2において、1は原料
乳、スターター及びまたはレンネルなどの原料乳10を
入れるための容器であり、2はその容器1の上部をふさ
ぎ、雑菌及びほこり等が原料乳10に混入するのを防ぐ
蓋であり、この蓋2は容器1とその連結部で液密に脱着
可能に連結され一体化可能になっている。なお、上記の
連結手段としては、図1に示すこの実施形態のごとく、
液密なねじ嵌合でもよいが、蓋2と容器1との接合部に
液密パッキン等を介し、クランプ等による通常の接合手
段を用いてもよく、その一体化手段は限定されない。
【0009】次に、3は蓋2の内部に一端を取り付け、
他端に透水性の圧縮板4を接続した圧縮バネであり、容
器1内に入れた原料乳10たる処理物を圧搾し、処理物
の水分をこの圧縮板4により分離する分離器を構成して
いる。なお、上記の圧縮バネ3と圧縮板4との接続は、
接合していてもしていなくても良く、また圧縮バネ3も
通常のものを使用することができ、さらに透水性の圧縮
板4は金属、プラスチックス、セラミック等の通常の固
定材料なら特に材質は制限しない。また、この圧縮板4
は、後で説明するホエー分離のため多数の孔を有してい
るものが好適である。もし孔がない場合には圧縮板4と
容器1の内壁間にホエーが通る間隙を設けておく等によ
り透水性のある圧縮板4にする必要がある。
【0010】また、上記圧縮バネ3は前後左右に自由移
動しないように蓋2の内部と圧縮板4との間に適宜に介
設するものであり、この実施形態では蓋2の頂部内に圧
縮バネ3が丁度はまる寸法の凹みを形成して取り付けて
いる。即ち、蓋2と圧縮バネ3と圧縮板4とにより、容
器1内に入れた原料乳10の処理物を圧搾し、処理物の
水分を分離する分離器を形成する。
【0011】なおこの場合、上記の圧縮バネ3の代わり
に、圧縮空気の入ったゴム球状体や空気バネ等を使用し
てもよい。次に、上記の蓋2を一体化した容器1を挿脱
可能とする中空加熱容器5は、その内部を所定の温度に
調節可能とするために、図1に示すように中空加熱容器
5の周囲の壁部にヒータ6が内蔵され、その加熱保持温
度をほぼ25℃の低温度と、ほぼ45℃の高温度に切換
可能にするため、図1には図示されていない温度調節器
が設けられている。
【0012】上記の中空加熱容器5の温度調節用の電気
回路を図4に示しており、ヒータ6は切替スイッチ8に
より低温用及び、高温用に切替え可能になっている。次
に、上記のチーズメーカーを用いてヨーグルトチーズ及
びフレッシュチーズを製造する手順につき図3を参照し
ながら説明する。まず、容器1に原料乳10とスタータ
ーを所定量入れるが、原料乳10は市販の牛乳や山羊等
の乳も使用でき、スターターとしては市販のヨーグルト
や活性粉末乳酸菌等を使用できる。
【0013】両者の混合比率は通常のヨーグルト製造で
使われる比率に近い配合とすれば良く、例えば市販ヨー
グルトを使用する場合は、原料乳の約10容量%程度を
混合すれば良く、原料10を容器1に入れた後、容器1
には雑菌やほこりが混入しないように蓋2を取り付け
る。次に、容器1を中空加熱容器5に入れ、切換スイッ
チ8を高温側にセットし、ほぼ35℃から45℃で約4
時間から9時間ほど保持して高温発酵することによりヨ
ーグルトができる。
【0014】上記のように原料乳10を処理した処理物
であるヨーグルトを容器1内から取出し、容器1内にさ
らし綿あるいは紙フィルター等を敷き、その中に上記ヨ
ーグルトを入れ、上部を上記さらし綿あるいは紙フィル
ター等のフィルターで包み蓋をする。次いで、容器1を
上下逆にして冷蔵庫内で約半日程度保持すると、ヨーグ
ルト中の液体分であるホエーが圧縮板4の透水孔を経由
して蓋2側、即ち下に分離する。そして上記フィルター
内に残ったヨーグルトチーズを取り出せばよい。
【0015】なお、上記のごとく容器1を必ずしも上下
逆にする必要がないが、逆にすることにより、圧縮バネ
3の力だけではなくホエーの重力落下によりホエーの分
離が促進される。なお、ヨーグルトチーズの硬さは上記
分離器の圧縮バネ3のバネ強度や圧搾時間を調整するこ
とにより変えることができ、さらには上記処理物である
ヨーグルトの塊の砕き具合により変えることができる。
【0016】なお、上記のフィルターは、あらかじめ容
器1に原料乳10を投入する前に、容器1内に入れ、そ
の中に原料乳10を入れても良い。さらに、上記のチー
ズメーカーを用いてフレッシュチーズを製造する方法を
説明すると、まず容器1に原料乳10とスターターとレ
ンネルとを所定量入れる。両者の混合比率は通常のチー
ズ製造で使われる比率に近い配合にすればよく、例え
ば、レンネルは原料乳10の乳量の約0.001重量%
程度を混合すれば良い。
【0017】次に、容器1に蓋2をして、中空加熱容器
5に入れ、切換スイッチ8を低温側にセットし、ほぼ2
5℃で約16時間ほど保持して低温発酵させると凝固し
て処理物であるカードができる。このカードを取り出
し、前記ヨーグルトチーズと同様な手順で冷蔵庫内で圧
搾すると、カード中のホエーが分離し、前記と同様なフ
ィルター内に残ったナチュラルチーズを取り出してフレ
ッシュチーズができる。
【0018】なお、このナチュラルチーズの硬さは、前
記のヨーグルトチーズの場合と同様にして変えることが
できる。
【0019】
【発明の効果】本発明のチーズメーカーによれば、原料
乳を入れた容器内で処理した処理物を圧搾し、その処理
物の水分を分離する処理を同じ容器を使用して行なうと
こができ、また温度調節器を適宜切り換えることによっ
てヨーグルト、ヨーグルトチーズ及びフレッシュチーズ
が簡便に製造でき、しかもその製造設備の費用も比較的
安価である。また、このチーズメーカーを使用すると容
器1を上下逆にすることができ、それにより容易、かつ
確実にホエーの分離を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチーズメーカーの一実施形態における
側断面図である。
【図2】図1の蓋付き容器と蓋の内部に分離器を内設し
た状態の側断面図である。
【図3】図1のチーズメーカーを使用してヨーグルトチ
ーズ又はフレッシュチーズのできるまでを説明する工程
図である。
【図4】図1の中空加熱容器の温度調節器の電気回路図
である。
【符号の説明】
1 容器 2 蓋 3 圧縮バネ 4 圧縮板 5 中空加熱容器 10 原料乳

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を所定の温度に調節する温度調節器
    を有する中空加熱容器と、その中空加熱容器の内部に挿
    脱可能な容器、及びその容器と液密に一体化可能な蓋と
    からなり、その蓋の内部にその容器内に入れた原料乳を
    圧搾して水分を分離可能としたチーズメーカー。
  2. 【請求項2】 容器とその蓋との間に透水性の圧縮板を
    取付け、その圧縮板を押圧する弾性体を用いて、容器内
    に入れた原料乳を圧搾し水分を分離可能としたチーズメ
    ーカー。
  3. 【請求項3】 容器内に原料乳を入れて蓋をした後、そ
    の容器を上下逆にして水分を分離してから容器を元に戻
    して使用する請求項1に記載のチーズメーカーの使用方
    法。
JP9442298A 1998-04-07 1998-04-07 チーズメーカーおよびその使用方法 Pending JPH11289895A (ja)

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Cited By (6)

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