JPH11289174A - Lnbコンバータの気密構造 - Google Patents

Lnbコンバータの気密構造

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JPH11289174A
JPH11289174A JP9135598A JP9135598A JPH11289174A JP H11289174 A JPH11289174 A JP H11289174A JP 9135598 A JP9135598 A JP 9135598A JP 9135598 A JP9135598 A JP 9135598A JP H11289174 A JPH11289174 A JP H11289174A
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lbn
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JP9135598A
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Yasuhiro Nunotani
安弘 布谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、修理改造時においても取り外し作
業が容易で、良好な気密性が長期間保持可能な低コスト
のLBNコンバータを実現できるLBNコンバータの気
密構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 シャーシ部材10と蓋部材11とから内
部の気密性を保持するように構成されたLBNコンバー
タの気密構造において、蓋部材11の外周部分に溝部を
設け溝部にシール部材12を配置し、シール部材12を
介して蓋部材11の溝部に挿入されるリブをシャーシ部
材10の側面外周端部に突出するように設け、さらにシ
ャーシ部材10と蓋部材11とを係合して固定する係合
部13,14を設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送衛星又は通信
衛星から送信された電波を受信するのに用いられるLN
Bコンバータの機密構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図16に、放送衛星又は通信衛星から送
信された電波を受信するのに用いられる基本的なアンテ
ナ装置の全体図を示す。図16に示すように、この種の
アンテナ装置は、上記のような衛星からの電波をパラボ
ラアンテナ2で反射して、LNBコンバータ1で受信
し、ケーブル3を介して図示しない受信装置に送られる
ものである。
【0003】このようなアンテナ装置に用いられる従来
のLNBコンバータの機密構造について、LNBコンバ
ータの概略構造を示す図17を用いて説明する。なお、
図17において、(a)は背面図、(b)は側面図、
(c)は正面図、(d)は(a)の切断線A−Aにおけ
る断面図である。
【0004】図17に示すように、従来のLNBコンバ
ータでは、シャーシ部材60の4コーナーにビス63を
締め付けることにより、蓋部材61を固定している。そ
して、蓋部材61の外周部分が段差状に落とし込んだよ
うな形状になっており、その部分にビス63と共にシリ
コン系樹脂等からなるシール剤を流し込みシール剤を乾
燥させてシール部材62を形成し、ビス63による固定
とシール部材62による密封とにより、シャーシ部材6
0内部の気密性を保持するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のLBNコンバータでは、シャーシ部材60と蓋部
材61とを固定させるのに、ビス63の締め付けを行っ
ていたので、ビス63の材料費と共にその締め付け作業
にかかる製造コストが必要となり、LBNコンバータ自
体のコスト増大の要因となっていた。さらに、LBNコ
ンバータの修理改造時においては、シール部材62を一
旦剥がしてから、ビス63を取り外さなけらばならず、
非常に手間のかかる作業となっていた。このため、実際
の作業者から、これらに関する苦情や改善の要望が耐え
ないのが現状である。
【0006】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたものであって、修理改造時においても取り
外し作業が容易で、良好な気密性が長期間保持可能な低
コストのLBNコンバータを実現できるLBNコンバー
タの気密構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明では、シャーシ部材と蓋部材
とから内部の気密性を保持するように構成されたLBN
コンバータの気密構造において、蓋部材の外周部分に溝
部を設けその溝部にシール部材を配置し、そのシール部
材を介して蓋部材の溝部に挿入されるリブをシャーシ部
材の側面外周端部に突出するように設け、さらにシャー
シ部材と蓋部材とを係合して固定する係合部を設けて構
成している。
【0008】さらに、請求項2に記載の発明では、請求
項1に記載のLBNコンバータの気密構造において、シ
ャーシ部材と蓋部材とを係合する係合部として、シャー
シ部材に複数の爪部を側面に設け、その爪部に係合する
複数の穴部を蓋部材の側面に設けて構成している。
【0009】また、請求項3に記載の発明では、請求項
1に記載のLBNコンバータの気密構造において、シャ
ーシ部材と蓋部材とを係合する係合部として、シャーシ
部材の一部に係合して固定する折り曲げ自在な複数の爪
部を蓋部材の側面に設けて構成している。
【0010】また、請求項4に記載の発明では、請求項
1に記載のLBNコンバータの気密構造において、シャ
ーシ部材と蓋部材とを係合する係合部として、シャーシ
部材の一部に係合して固定する弾力性を有する突起状爪
部を蓋部材の側面に設けて構成している。
【0011】また、請求項5に記載の発明では、請求項
1に記載のLBNコンバータの気密構造において、シャ
ーシ部材と蓋部材とを係合する係合部として、蓋部材の
側面に複数のフクリンを設け、そのフクリンに係合する
複数の溝部をシャーシ部材の側面に設けて構成してい
る。
【0012】また、請求項6に記載の発明では、請求項
1に記載のLBNコンバータの気密構造において、シャ
ーシ部材と蓋部材とを係合する係合部として、シャーシ
部材のリブの外周寸法と蓋部材の溝部の外側の壁の内周
寸法とをほぼ同寸法し、蓋部材の溝部にシャーシ部材の
リブを圧入することによりこれらを固定するように構成
している。
【0013】本発明によれば、シャーシ部材と蓋部材と
から内部の気密性を保持するように構成されたLBNコ
ンバータの気密構造において、蓋部材の外周部分に溝部
を設けその溝部にシール部材を配置し、そのシール部材
を介して蓋部材の溝部に挿入されるリブをシャーシ部材
の側面外周端部に突出するように設け、さらにシャーシ
部材と蓋部材とを係合して固定する上記のような係合部
を設けて構成しているので、修理改造時においても取り
外し作業が容易で、良好な気密性が長期間保持可能な低
コストのLBNコンバータを実現できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態
のものは、上述の従来の技術の欄にて図1を用いて説明
したアンテナ装置のLBNコンバータとして用いられる
ものであり、従来技術のものと同様であるので、ここで
その説明は省略する。
【0015】〔第1の実施形態〕図1及び図2に、第1
の実施形態のLBNコンバータの概略構造を示す。な
お、図1において、(a)は背面図、(b)は側面図、
(c)は正面図である。そして、図2において、(a)
は図1(a)の切断線A−Aにおける断面図であり、
(b)は図2(a)の領域Aにおける部分拡大図(拡大
倍率2倍)である。また、図3に、第1の実施形態のL
BNコンバータの蓋部材の内部方向から見た正面図を示
す。
【0016】図1、図2、及び図3に示すように、本実
施形態は、蓋部材11の外周部分に深さが約2mm程度
の溝部を設けその溝部にシール部材12を配置し、その
シール部材12を介して蓋部材11の溝部に挿入される
リブをシャーシ部材10の側面外周端部に突出するよう
に設けた構成のものである。そして、本実施形態では、
シャーシ部材10と蓋部材11とを係合して固定する係
合部として、シャーシ部材10に複数の爪部14を側面
に設け、その爪部14に係合する複数の穴部13を蓋部
材11の側面に設けて構成されるものである。
【0017】次に、本実施形態のLBNコンバータの作
製について、図1、図2、及び図3を参照して説明す
る。まず、蓋部材11外周部分の溝部に、シリコン系樹
脂材料からなりシール部材12を構成するシール剤を均
等に流し込む。そして、シャーシ部材10の側面外周端
部の上記のリブを蓋部材11の上記の溝部に嵌め込み、
これらをドッキングさせるようにして、蓋部材11の溝
部内のシール剤にシャーシ部材10のリブが浸かった状
態で、シール剤を硬化させる。なお、ここまでのLBN
コンバータの作製は、以下の実施形態でもほぼ同様のも
のであるので、以下の実施形態の説明では省略する。
【0018】このとき、シリコン系樹脂材料からなるシ
ール部材12は、気密性には非常に優れているものの接
着効果が低い。このため、このままの状態で時間が経過
すると、温度変化等によりシール部材12に亀裂が生
じ、蓋部材11がシャーシ部材10から浮いてしまう可
能性が高くなるので、シャーシ部材10と蓋部材11と
を固定する必要がある。そこで、本実施形態では、シャ
ーシ部材10に突起状リブからなる爪部14を設け、そ
して蓋部材11には爪部14が係合するような角形状の
穴部13を設け、これらを係合させて組み立てることに
より、シャーシ部材10の爪部14が蓋部材11の穴部
13に嵌まって係合し、内部の気密性を保持するように
シャーシ部材10と蓋部材11とを固定することができ
る。
【0019】なお、本実施形態のシャーシ部材10の爪
部14は、蓋部材11の穴部13に嵌め込み易いように
傾斜状に形成してあるものである。
【0020】以上のように、本実施形態によれば、上記
のように、シャーシ部材10に複数の爪部14を側面に
設け、爪部14に係合する複数の穴部13を蓋部材11
の側面に設けているので、これらを係合することによ
り、LBNコンバータ内部の気密性を長期間保持でき
る。さらに、前述の従来技術のようにビスを用いてその
上をシール部材が覆うものでないので、修理改造時にお
いても取り外し作業が容易なLBNコンバータを低コス
トで実現することができる。
【0021】〔第2の実施形態〕図4及び図5に、第2
の実施形態のLBNコンバータの概略構造を示す。な
お、図4において、(a)は背面図、(b)は側面図、
(c)は正面図である。そして、図5において、(a)
は図4(a)の切断線A−Aにおける断面図であり、
(b)は図5(a)の領域Aにおける部分拡大図(拡大
倍率2倍)である。また、図6に、第2の実施形態のL
BNコンバータの蓋部材の内部方向から見た正面図を示
す。
【0022】図4、図5、及び図6に示すように、本実
施形態は、蓋部材21の外周部分に深さが約2mm程度
の溝部を設けその溝部にシール部材22を配置し、その
シール部材22を介して蓋部材21の溝部に挿入される
リブをシャーシ部材20の側面外周端部に突出するよう
に設けた構成のものである。そして、本実施形態では、
シャーシ部材20と蓋部材21とを係合して固定する係
合部として、シャーシ部材20の一部に係合して固定す
る折り曲げ自在な複数の爪部23を、蓋部材21の側面
に設けて構成されるものである。
【0023】次に、本実施形態のLBNコンバータの作
製について、図4、図5、及び図6を参照して説明す
る。まず、蓋部材21外周部分の溝部と、シャーシ部材
20の側面外周端部の上記のリブとの間に介在するシー
ル部材22の形成については、上記第1の実施形態と同
様であるので、ここでの説明は省略する。
【0024】本実施形態では、上記第1の実施形態と異
なり、蓋部材21の側面に折り曲げ自在な複数の爪部2
3を係合部として設け、上記のシール部材22の形成
(シール剤の硬化)の後又は同時に、蓋部材21の爪部
23をシャーシ部材20の角部に折り曲げて係合させる
ことにより、内部の気密性を保持するようにシャーシ部
材20と蓋部材21とを固定することができる。
【0025】以上のように、本実施形態によれば、上記
のように、シャーシ部材20の一部に係合して固定する
折り曲げ自在な複数の爪部23を蓋部材21の側面に設
けているので、これにより係合することにより、LBN
コンバータ内部の気密性を長期間保持できる。さらに、
上記第1の実施形態と同様に、前述の従来技術のように
ビスを用いてその上をシール部材が覆うものでないの
で、修理改造時においても取り外し作業が容易なLBN
コンバータを低コストで実現することができる。
【0026】〔第3の実施形態〕図7及び図8に、第3
の実施形態のLBNコンバータの概略構造を示す。な
お、図7において、(a)は背面図、(b)は側面図、
(c)は正面図である。そして、図8において、(a)
は図7(a)の切断線A−Aにおける断面図であり、
(b)は図8(a)の領域Aにおける部分拡大図(拡大
倍率2倍)である。また、図9に、第3の実施形態のL
BNコンバータの蓋部材の内部方向から見た正面図を示
す。
【0027】図7、図8、及び図9に示すように、本実
施形態は、蓋部材31の外周部分に深さが約2mm程度
の溝部を設けその溝部にシール部材32を配置し、その
シール部材32を介して蓋部材31の溝部に挿入される
リブをシャーシ部材30の側面外周端部に突出するよう
に設けた構成のものである。そして、本実施形態では、
シャーシ部材30と蓋部材31とを係合して固定する係
合部として、シャーシ部材30の一部に係合して固定す
る弾力性を有する突起状爪部33を蓋部材31の側面に
設けて構成されるものである。
【0028】次に、本実施形態のLBNコンバータの作
製について、図7、図8、及び図9を参照して説明す
る。まず、蓋部材31外周部分の溝部と、シャーシ部材
30の側面外周端部の上記のリブとの間に介在するシー
ル部材32の形成については、上記第1の実施形態と同
様であるので、ここでの説明は省略する。
【0029】本実施形態では、上記第1、2の実施形態
と異なり、蓋部材31の側面に弾力性(バネ性)を有す
る複数の突起状爪部33を係合部として設け、上記のシ
ール部材32の形成(シール剤の硬化)の後又は同時
に、蓋部材31の突起状爪部33をシャーシ部材30の
角部(段差部)に係合させることにより、内部の気密性
を保持するようにシャーシ部材30と蓋部材31とを固
定することができる。
【0030】以上のように、本実施形態によれば、上記
のように、シャーシ部材30の一部に係合して固定する
弾力性を有する突起状爪部33を蓋部材31の側面に設
けているので、これにより係合することにより、LBN
コンバータ内部の気密性を長期間保持できる。さらに、
上記第1、2の実施形態と同様に、前述の従来技術のよ
うにビスを用いてその上をシール部材が覆うものでない
ので、修理改造時においても取り外し作業が容易なLB
Nコンバータを低コストで実現することができる。
【0031】〔第4の実施形態〕図10及び図11に、
第4の実施形態のLBNコンバータの概略構造を示す。
なお、図10において、(a)は背面図、(b)は側面
図、(c)は正面図である。そして、図11において、
(a)は図10(a)の切断線A−Aにおける断面図で
あり、(b)は図11(a)の領域Aにおける部分拡大
図(拡大倍率2倍)である。また、図12に、第4の実
施形態のLBNコンバータの蓋部材の内部方向から見た
正面図を示す。
【0032】図10、図11、及び図12に示すよう
に、本実施形態は、蓋部材41の外周部分に深さが約2
mm程度の溝部を設けその溝部にシール部材42を配置
し、そのシール部材42を介して蓋部材41の溝部に挿
入されるリブをシャーシ部材40の側面外周端部に突出
するように設けた構成のものである。そして、本実施形
態では、シャーシ部材40と蓋部材41とを係合して固
定する係合部として、蓋部材41の側面に複数のフクリ
ン43を設け、そのフクリン43に係合する複数の溝部
44をシャーシ部材40の側面に設けて構成されるもの
である。
【0033】次に、本実施形態のLBNコンバータの作
製について、図10、図11、及び図12を参照して説
明する。まず、蓋部材41外周部分の溝部と、シャーシ
部材40の側面外周端部の上記のリブとの間に介在する
シール部材42の形成については、上記第1の実施形態
と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0034】本実施形態では、上記第1〜3の実施形態
と異なり、蓋部材41の側面に凸形状の複数のフクリン
43を設け、そしてシャーシ部材40にはフクリン43
が係合するような凹形状の複数の溝部44を設け、上記
のシール部材32の形成(シール剤の硬化)の後又は同
時に、フクリン43を溝部44に係合させることによ
り、内部の気密性を保持するようにシャーシ部材40と
蓋部材41とを固定することができる。
【0035】以上のように、本実施形態によれば、上記
のように、蓋部材41の側面に複数のフクリン43を設
け、そのフクリン43に係合する複数の溝部44をシャ
ーシ部材40の側面に設けているので、これらを係合さ
せることにより、LBNコンバータ内部の気密性を長期
間保持できる。さらに、上記第1〜3の実施形態と同様
に、前述の従来技術のようにビスを用いてその上をシー
ル部材が覆うものでないので、修理改造時においても取
り外し作業が容易なLBNコンバータを低コストで実現
することができる。
【0036】〔第5の実施形態〕図13及び図14に、
第5の実施形態のLBNコンバータの概略構造を示す。
なお、図13において、(a)は背面図、(b)は側面
図、(c)は正面図である。そして、図14において、
(a)は図13(a)の切断線A−Aにおける断面図で
あり、(b)は図14(a)の領域Aにおける部分拡大
図(拡大倍率2倍)である。また、図15に、第4の実
施形態のLBNコンバータの蓋部材の内部方向から見た
正面図を示す。
【0037】図13、図14、及び図15に示すよう
に、本実施形態は、蓋部材51の外周部分に深さが約2
mm程度の溝部を設けその溝部にシール部材52を配置
し、そのシール部材52を介して蓋部材51の溝部に挿
入されるリブ53をシャーシ部材50の側面外周端部に
突出するように設けた構成のものである。そして、本実
施形態では、シャーシ部材50と蓋部材51とを係合し
て固定する係合部として、シャーシ部材50のリブ53
の外周寸法と蓋部材51の上記溝部の外側の壁の内周寸
法とをほぼ同寸法し、その蓋部材51の溝部にシャーシ
部材50の上記リブを圧入することによりこれらを固定
するように構成されるものである。
【0038】次に、本実施形態のLBNコンバータの作
製について、図13、図14、及び図15を参照して説
明する。まず、蓋部材51外周部分の溝部と、シャーシ
部材50の側面外周端部の上記のリブとの間に介在する
シール部材52の形成については、上記第1の実施形態
と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0039】本実施形態では、上記第1〜4の実施形態
と異なり、蓋部材51を図14(b)に示すような溝部
を有する絞り形状とする。そして、その蓋部材51の溝
部の外側の壁の内周寸法(内寸法)と、シャーシ部材5
0のリブ53の外周寸法(外寸法)とを同寸法(0嵌合
寸法)とし、上記のシール部材32の形成(シール剤の
硬化)と同時に、蓋部材51の上記溝部にシャーシ部材
50のリブ53を圧入嵌合させてこれらを係合させるこ
とにより、内部の気密性を保持するようにシャーシ部材
50と蓋部材51とを固定することができる。
【0040】以上のように、本実施形態によれば、上記
のように、シャーシ部材50のリブ53の外周寸法と蓋
部材51の上記溝部の外側の壁の内周寸法とをほぼ同寸
法し、その蓋部材51の溝部にシャーシ部材50のリブ
53を圧入することによりこれらを固定するように構成
しているので、LBNコンバータ内部の気密性を長期間
保持できる。さらに、上記第1〜4の実施形態と同様
に、前述の従来技術のようにビスを用いてその上をシー
ル部材が覆うものでないので、修理改造時においても取
り外し作業が容易なLBNコンバータを低コストで実現
することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、シャー
シ部材と蓋部材とから内部の気密性を保持するように構
成されたLBNコンバータの気密構造において、蓋部材
の外周部分に溝部を設けその溝部にシール部材を配置
し、そのシール部材を介して蓋部材の溝部に挿入される
リブをシャーシ部材の側面外周端部に突出するように設
け、さらにシャーシ部材と蓋部材とを係合して固定する
上記のような係合部を設けて構成しているので、修理改
造時においても取り外し作業が容易で、良好な気密性が
長期間保持可能な低コストのLBNコンバータを実現で
きる。
【0042】すなわち、前述の従来技術のようにビスを
用いていないので、その材料コストを低減できるので、
LBNコンバータ自体のコストダウンを実現できる。そ
して、ビスを用いていないので、修理改造時において
も、シャーシ部材からの蓋部材の取り外し作業が容易と
なる。さらに、上記のいずれの係合部を採用しても、L
BNコンバータ内部の気密性を、十分に良好で長期間保
持することが、ビスを用いなくても可能となる。
【0043】(効果として、追加すべき事項があれば、
補充願います)
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のLBNコンバータの
概略構造を示す図であり、(a)は背面図、(b)は側
面図、(c)は正面図である。
【図2】(a)は図1(a)の切断線A−Aにおける断
面図であり、(b)は(a)の領域Aにおける部分拡大
図である。
【図3】第1の実施形態の蓋部材のLBNコンバータ内
部方向から見た正面図である。
【図4】第2の実施形態のLBNコンバータの概略構造
を示す図であり、(a)は背面図、(b)は側面図、
(c)は正面図である。
【図5】(a)は図4(a)の切断線A−Aにおける断
面図であり、(b)は(a)の領域Aにおける部分拡大
図である。
【図6】第2の実施形態の蓋部材のLBNコンバータ内
部方向から見た正面図である。
【図7】第3の実施形態のLBNコンバータの概略構造
を示す図であり、(a)は背面図、(b)は側面図、
(c)は正面図である。
【図8】(a)は図7(a)の切断線A−Aにおける断
面図であり、(b)は(a)の領域Aにおける部分拡大
図である。
【図9】第3の実施形態の蓋部材のLBNコンバータ内
部方向から見た正面図である。
【図10】第4の実施形態のLBNコンバータの概略構
造を示す図であり、(a)は背面図、(b)は側面図、
(c)は正面図である。
【図11】(a)は図10(a)の切断線A−Aにおけ
る断面図であり、(b)は(a)の領域Aにおける部分
拡大図である。
【図12】第4の実施形態の蓋部材のLBNコンバータ
内部方向から見た正面図である。
【図13】第5の実施形態のLBNコンバータの概略構
造を示す図であり、(a)は背面図、(b)は側面図、
(c)は正面図である。
【図14】(a)は図13(a)の切断線A−Aにおけ
る断面図であり、(b)は(a)の領域Aにおける部分
拡大図である。
【図15】第5の実施形態の蓋部材のLBNコンバータ
内部方向から見た正面図である。
【図16】放送衛星又は通信衛星から送信された電波を
受信するのに用いられる基本的なアンテナ装置の概略構
造を示す斜視図である。
【図17】従来のLBNコンバータの概略構造を示す図
であり、(a)は背面図、(b)は側面図、(c)は正
面図、(d)は(a)の切断線A−Aにおける断面図で
ある。
【符号の説明】
10,20,30,40,50 シャーシ部材 11,21,31,41,51 蓋部材 12,22,32,42,52 シール部材 13 穴部 14,23,33 爪部 43 フクリン 44 溝部 53 リブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシ部材と蓋部材とから内部の気密
    性を保持するように構成されたLBNコンバータの気密
    構造において、 前記蓋部材の外周部分に溝部を設け該溝部にシール部材
    を配置し、該シール部材を介して前記蓋部材の溝部に挿
    入されるリブを前記シャーシ部材の側面外周端部に突出
    するように設け、さらに前記シャーシ部材と前記蓋部材
    とを係合して固定する係合部を設けたことを特徴とする
    LBNコンバータの気密構造。
  2. 【請求項2】 前記シャーシ部材と前記蓋部材とを係合
    する係合部として、前記シャーシ部材に複数の爪部を側
    面に設け、該爪部に係合する複数の穴部を前記蓋部材の
    側面に設けたことを特徴とする請求項1に記載のLBN
    コンバータの気密構造。
  3. 【請求項3】 前記シャーシ部材と前記蓋部材とを係合
    する係合部として、前記シャーシ部材の一部に係合して
    固定する折り曲げ自在な複数の爪部を前記蓋部材の側面
    に設けたことを特徴とする請求項1に記載のLBNコン
    バータの気密構造。
  4. 【請求項4】 前記シャーシ部材と前記蓋部材とを係合
    する係合部として、前記シャーシ部材の一部に係合して
    固定する弾力性を有する突起状爪部を前記蓋部材の側面
    に設けたことを特徴とする請求項1に記載のLBNコン
    バータの気密構造。
  5. 【請求項5】 前記シャーシ部材と前記蓋部材とを係合
    する係合部として、前記蓋部材の側面に複数のフクリン
    を設け、該フクリンに係合する複数の溝部を前記シャー
    シ部材の側面に設けたことを特徴とする請求項1に記載
    のLBNコンバータの気密構造。
  6. 【請求項6】 前記シャーシ部材と前記蓋部材とを係合
    する係合部として、前記シャーシ部材のリブの外周寸法
    と前記蓋部材の溝部の外側の壁の内周寸法とをほぼ同寸
    法し、前記蓋部材の溝部に前記シャーシ部材のリブを圧
    入することによりこれらを固定することを特徴とする請
    求項1に記載のLBNコンバータの気密構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017139080A (ja) * 2016-02-02 2017-08-10 ホシデン株式会社 コネクタ

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