JP2003079094A - 電動工具 - Google Patents
電動工具Info
- Publication number
- JP2003079094A JP2003079094A JP2001267147A JP2001267147A JP2003079094A JP 2003079094 A JP2003079094 A JP 2003079094A JP 2001267147 A JP2001267147 A JP 2001267147A JP 2001267147 A JP2001267147 A JP 2001267147A JP 2003079094 A JP2003079094 A JP 2003079094A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush holder
- housing
- protrusion
- power tool
- electric tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Portable Power Tools In General (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、ハウジングとブラシホルダとの間
に圧入時に弾性変形する突起を設けることで、環境温度
に関係なくブラシホルダをハウジングに確実に保持する
ことにより整流不良の生じない電動工具を提供すること
である。 【解決手段】 樹脂製のハウジング１に圧入されるブラ
シホルダ２をハウジング１に保持するための係合部１
ａ，２ａとを有する電動工具において、ハウジング１と
ブラシホルダ２との間に圧入時に弾性変形する突起１ｂ
を設けると共に、突起１ｂの変形を促すための空間３を
設ける。
に圧入時に弾性変形する突起を設けることで、環境温度
に関係なくブラシホルダをハウジングに確実に保持する
ことにより整流不良の生じない電動工具を提供すること
である。 【解決手段】 樹脂製のハウジング１に圧入されるブラ
シホルダ２をハウジング１に保持するための係合部１
ａ，２ａとを有する電動工具において、ハウジング１と
ブラシホルダ２との間に圧入時に弾性変形する突起１ｂ
を設けると共に、突起１ｂの変形を促すための空間３を
設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用電気ディス
クグラインダ等の電動工具に具備される内装式ブラシホ
ルダの保持構造に関するものである。
クグラインダ等の電動工具に具備される内装式ブラシホ
ルダの保持構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】携帯用電気ディスクグラインダにおける
内装式ブラシホルダ（以下ブラシホルダと称す）の保持
構造を図６〜図９を用いて説明する。図６は従来のブラ
シホルダをハウジングに設けた状態を示す正面図、図７
は図６のＣ−Ｃ線断面図、図８はハウジングに形成した
ブラシホルダの装着部を示す正面図、図９は図８のＤ−
Ｄ線断面図である。
内装式ブラシホルダ（以下ブラシホルダと称す）の保持
構造を図６〜図９を用いて説明する。図６は従来のブラ
シホルダをハウジングに設けた状態を示す正面図、図７
は図６のＣ−Ｃ線断面図、図８はハウジングに形成した
ブラシホルダの装着部を示す正面図、図９は図８のＤ−
Ｄ線断面図である。
【０００３】図８及び図９に示すように樹脂製のハウジ
ング１には、ブラシホルダ２の設けられる装着部１ａが
形成されており、図６及び図７に示すようにブラシホル
ダ２の凹部２ａを当該装着部１ａに挿入することによ
り、ハウジング１に対してブラシホルダ２を保持してい
た。また、挿入後のブラシホルダ２は、図７に示すよう
にハウジング１とＡ部で面接触していた。
ング１には、ブラシホルダ２の設けられる装着部１ａが
形成されており、図６及び図７に示すようにブラシホル
ダ２の凹部２ａを当該装着部１ａに挿入することによ
り、ハウジング１に対してブラシホルダ２を保持してい
た。また、挿入後のブラシホルダ２は、図７に示すよう
にハウジング１とＡ部で面接触していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにハウジ
ングが樹脂製であるため、高温／低湿の環境下では、樹
脂の線膨張係数の関係によりハウジングが収縮してしま
い、ブラシホルダの装着部も収縮してしまうため、ハウ
ジングとブラシホルダとの接触面間に隙間が生じブラシ
ホルダを確実に保持することができなくなり、結果的に
図示しない整流子とブラシとの間で整流不良が起きてし
まうという問題があった。なお、ハウジングとブラシホ
ルダとの接触面積が大きいため、上述した収縮の影響を
受けやすい構成となっていた。
ングが樹脂製であるため、高温／低湿の環境下では、樹
脂の線膨張係数の関係によりハウジングが収縮してしま
い、ブラシホルダの装着部も収縮してしまうため、ハウ
ジングとブラシホルダとの接触面間に隙間が生じブラシ
ホルダを確実に保持することができなくなり、結果的に
図示しない整流子とブラシとの間で整流不良が起きてし
まうという問題があった。なお、ハウジングとブラシホ
ルダとの接触面積が大きいため、上述した収縮の影響を
受けやすい構成となっていた。
【０００５】本発明の目的は、上記問題を解消し、環境
温度に関係なくブラシホルダをハウジングに確実に保持
することにより整流不良の生じない電動工具を提供する
ことである。
温度に関係なくブラシホルダをハウジングに確実に保持
することにより整流不良の生じない電動工具を提供する
ことである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的は、樹脂製のハ
ウジングと、ハウジングに圧入されるブラシホルダと、
ブラシホルダをハウジングに保持するための係合部とを
備えた電動工具において、ハウジングとブラシホルダと
の間に圧入時に弾性変形する突起を設けると共に、突起
の変形を促すための空間を設けることにより達成され
る。
ウジングと、ハウジングに圧入されるブラシホルダと、
ブラシホルダをハウジングに保持するための係合部とを
備えた電動工具において、ハウジングとブラシホルダと
の間に圧入時に弾性変形する突起を設けると共に、突起
の変形を促すための空間を設けることにより達成され
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】本実施例を図１〜図５を用いて説
明する。図１は本実施例における内装式ブラシホルダ２
（以下ブラシホルダと称す）をハウジング１に設けた状
態を示す正面図、図２は図１のＡ−Ａ線断面図、図３は
ハウジング１に形成したブラシホルダ２の装着部１ａを
示す正面図、図４は図３のＢ−Ｂ線断面図、図５はブラ
シホルダ２を示す正面図である。
明する。図１は本実施例における内装式ブラシホルダ２
（以下ブラシホルダと称す）をハウジング１に設けた状
態を示す正面図、図２は図１のＡ−Ａ線断面図、図３は
ハウジング１に形成したブラシホルダ２の装着部１ａを
示す正面図、図４は図３のＢ−Ｂ線断面図、図５はブラ
シホルダ２を示す正面図である。
【０００８】図３及び図４に示すように樹脂製ハウジン
グ１には、図５に示すブラシホルダ２の設けられる装着
部１ａが形成されており、図１及び図２に示すようにブ
ラシホルダ２の凹部２ａを当該装着部１ａに圧入するこ
とにより、ハウジング１に対して内装式ブラシホルダ２
を保持している。また、圧入後のブラシホルダ２は、ハ
ウジング１に設けた突起１ｂを介して図２に示すように
Ｂ部で線接触している。なお、当該突起１ａは、ブラシ
ホルダ２の圧入時に圧縮変形（弾性変形）する外形寸法
となっており、更に突起１ａの変形を促すための空間３
（突起１ａの変形量を逃がすための空間）を設けてい
る。
グ１には、図５に示すブラシホルダ２の設けられる装着
部１ａが形成されており、図１及び図２に示すようにブ
ラシホルダ２の凹部２ａを当該装着部１ａに圧入するこ
とにより、ハウジング１に対して内装式ブラシホルダ２
を保持している。また、圧入後のブラシホルダ２は、ハ
ウジング１に設けた突起１ｂを介して図２に示すように
Ｂ部で線接触している。なお、当該突起１ａは、ブラシ
ホルダ２の圧入時に圧縮変形（弾性変形）する外形寸法
となっており、更に突起１ａの変形を促すための空間３
（突起１ａの変形量を逃がすための空間）を設けてい
る。
【０００９】このような構成において、高温／低湿の環
境下では、樹脂の線膨張係数の関係によりハウジング１
が収縮してしまうとブラシホルダ２の装着部１ａもその
影響を受けるため、ハウジング１とブラシホルダ２との
接触面間Ｂに隙間（ガタ）が生じようとする。従来であ
れば、これによりブラシホルダ２の凹部２ａと装着部１
ａ間の適正締代が失われブラシホルダ２の保持が不安定
となってしまっていたが、本実施例では、ブラシホルダ
２の安定した保持を確保するために、先程まで圧縮変形
されていた突起１ｂが圧縮される前の状態（基の状態）
に復元することにより、隙間が生じることを防ぐことが
できハウジング１にブラシホルダ２を確実に保持するこ
とができるので、図示しない整流子とブラシ間における
整流不良などの不具合を容易に防ぐことができる。な
お、ハウジング１とブラシホルダ２とが線接触している
ため、従来の面接触に比べて接触面積が小さいことか
ら、ハウジング１の収縮の影響を受け難い構成となって
いる。
境下では、樹脂の線膨張係数の関係によりハウジング１
が収縮してしまうとブラシホルダ２の装着部１ａもその
影響を受けるため、ハウジング１とブラシホルダ２との
接触面間Ｂに隙間（ガタ）が生じようとする。従来であ
れば、これによりブラシホルダ２の凹部２ａと装着部１
ａ間の適正締代が失われブラシホルダ２の保持が不安定
となってしまっていたが、本実施例では、ブラシホルダ
２の安定した保持を確保するために、先程まで圧縮変形
されていた突起１ｂが圧縮される前の状態（基の状態）
に復元することにより、隙間が生じることを防ぐことが
できハウジング１にブラシホルダ２を確実に保持するこ
とができるので、図示しない整流子とブラシ間における
整流不良などの不具合を容易に防ぐことができる。な
お、ハウジング１とブラシホルダ２とが線接触している
ため、従来の面接触に比べて接触面積が小さいことか
ら、ハウジング１の収縮の影響を受け難い構成となって
いる。
【００１０】なお、上述したブラシホルダ２の保持構造
では、ハウジング１に突起１ｂを設けたが、ブラシホル
ダ２側に突起を設けても良い。更にハウジング１或いは
ブラシホルダ２に突起を設けるのではなく、ハウジング
１とブラシホルダ２との間に突起を有する部材を介在さ
せた状態で圧入しても良い。
では、ハウジング１に突起１ｂを設けたが、ブラシホル
ダ２側に突起を設けても良い。更にハウジング１或いは
ブラシホルダ２に突起を設けるのではなく、ハウジング
１とブラシホルダ２との間に突起を有する部材を介在さ
せた状態で圧入しても良い。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、ハウジングとブラシホ
ルダとの間に圧入時に弾性変形する突起を設けると共
に、突起の変形を促すための空間を設けることで、環境
温度に関係なくブラシホルダをハウジングに確実に保持
することにより整流不良の生じない電動工具を提供する
ことができる。
ルダとの間に圧入時に弾性変形する突起を設けると共
に、突起の変形を促すための空間を設けることで、環境
温度に関係なくブラシホルダをハウジングに確実に保持
することにより整流不良の生じない電動工具を提供する
ことができる。
【図１】 本発明になる内装式ブラシホルダをハウジン
グに設けた状態を示す正面図である。
グに設けた状態を示す正面図である。
【図２】 図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】 本発明になるハウジングに形成した内装式ブ
ラシホルダの装着部を示す正面図である。
ラシホルダの装着部を示す正面図である。
【図４】 図３のＢ−Ｂ線断面図である。
【図５】 本発明になる内装式ブラシホルダを示す正面
図である。
図である。
【図６】 従来における内装式ブラシホルダをハウジン
グに設けた状態を示す正面図である。
グに設けた状態を示す正面図である。
【図７】 図６のＣ−Ｃ線断面図である。
【図８】 ハウジングに形成した内装式ブラシホルダの
装着部を示す正面図である。
装着部を示す正面図である。
【図９】 図８のＤ−Ｄ線断面図である。
１はハウジング、１ａは装着部、１ｂは突起、２は内装
式ブラシホルダ、２ａは凹部、３は空間である。
式ブラシホルダ、２ａは凹部、３は空間である。
Claims (4)
- 【請求項１】 樹脂製のハウジングと、該ハウジングに
圧入されるブラシホルダと、該ブラシホルダを前記ハウ
ジングに保持するための係合部とを備えた電動工具にお
いて、前記ハウジングと前記ブラシホルダとの間に圧入
時に弾性変形する突起を設けると共に、該突起の変形を
促すための空間を設けることを特徴とする電動工具。 - 【請求項２】 前記突起は、前記ハウジングに設けるこ
とを特徴とする請求項１記載の電動工具。 - 【請求項３】 前記突起は、前記ブラシホルダに設ける
ことを特徴とする請求項１記載の電動工具。 - 【請求項４】 前記突起が弾性変形した状態で前記ハウ
ジングと前記ブラシホルダとが前記突起を介して線接触
することを特徴とする請求項１乃至請求項３何れか記載
の電動工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001267147A JP2003079094A (ja) | 2001-09-04 | 2001-09-04 | 電動工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001267147A JP2003079094A (ja) | 2001-09-04 | 2001-09-04 | 電動工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003079094A true JP2003079094A (ja) | 2003-03-14 |
Family
ID=19093325
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001267147A Pending JP2003079094A (ja) | 2001-09-04 | 2001-09-04 | 電動工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003079094A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009285761A (ja) * | 2008-05-28 | 2009-12-10 | Ryobi Ltd | 打撃工具 |
-
2001
- 2001-09-04 JP JP2001267147A patent/JP2003079094A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009285761A (ja) * | 2008-05-28 | 2009-12-10 | Ryobi Ltd | 打撃工具 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20080076277A1 (en) | Electrical connector | |
| US8092245B2 (en) | Electrical connector assembly | |
| JP3290909B2 (ja) | 基板用コネクタ | |
| JP4037205B2 (ja) | 防水ボックス | |
| JP3118703B2 (ja) | 電気接続部材 | |
| JP2003079094A (ja) | 電動工具 | |
| JP7044736B2 (ja) | 電子部品ユニット | |
| JP2003257525A (ja) | コネクタ | |
| EP4044409A1 (en) | Motor brush, motor and washing machine | |
| JPH08124621A (ja) | 差込みプラグおよびコンセント | |
| JP2006004720A (ja) | 防水フラットケーブル | |
| JP2640058B2 (ja) | コネクタ | |
| JP3696390B2 (ja) | モータ保持構造 | |
| JP2004152640A (ja) | コネクタ及びその組立方法 | |
| JP2005347007A (ja) | モータ用コネクタ装置 | |
| JPH11154453A (ja) | 回路遮断器の筐体 | |
| JP3304647B2 (ja) | 制御装置 | |
| JP2011009038A (ja) | 電池パック | |
| JPH10241798A (ja) | ジャック | |
| JPH0963894A (ja) | 電気二重層コンデンサ | |
| JPH05266871A (ja) | 携帯機器の電池電極の接続端子の取り付け構造 | |
| JP2000193092A (ja) | パッキン | |
| JPH0767296A (ja) | ブラシ保持装置 | |
| JPH0619144Y2 (ja) | コネクタのシールドケース固定機構 | |
| JP3655230B2 (ja) | モータ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050928 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080916 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080924 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090203 |