JPH11288792A - 放電ランプ点灯装置 - Google Patents

放電ランプ点灯装置

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JPH11288792A
JPH11288792A JP10088884A JP8888498A JPH11288792A JP H11288792 A JPH11288792 A JP H11288792A JP 10088884 A JP10088884 A JP 10088884A JP 8888498 A JP8888498 A JP 8888498A JP H11288792 A JPH11288792 A JP H11288792A
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和繁 杉田
Masataka Ozawa
正孝 小沢
Masayoshi Nariama
正芳 業天
Masanobu Murakami
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    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/26Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc
    • H05B41/28Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S315/00Electric lamp and discharge devices: systems
    • Y10S315/07Starting and control circuits for gas discharge lamp using transistors

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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、安全に放電ランプを始動する
と共に点灯維持することができ、調光器を用いた調光も
可能な放電ランプ点灯装置を提供する。 【解決手段】 平滑コンデンサ55と、これに並列接続
されたインバータ回路5と、その駆動回路8と、その起
動回路9と、インバータ回路5の出力に接続された第1
及び第2のコンデンサ56,52及びインダクタンス素
子53を含む共振回路7と、その出力に接続された放電
ランプ6と、これに並列接続された第3のコンデンサ5
4とを備えている。直列接続された第4のコンデンサ5
7及び第1及び第2の整流素子58,59が平滑コンデ
ンサ55に並列接続され、第4のコンデンサ57の両端
と交流電源1との間にフィルタ2及び整流回路3が挿入
され、第1のコンデンサ56の前記インバータ回路5と
の接続端子と反対側の端子が第1及び第2の整流素子5
8,59の接続点に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインバータ回路を用
いた放電ランプ点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の放電ランプ点灯装置として、図1
1に示すように、チョッパ回路4とインバータ回路5と
がスイッチング素子51を共用している回路が知られて
いる。この回路は、放電ランプ6に入力される電圧の入
力力率を高くすると共に、高調波成分を少なくするよう
にしたものである。
【0003】上記のような従来の放電ランプ点灯装置の
回路構成を更に詳しく説明する。図11において、第1
及び第2のスイッチ素子であるトランジスタ50,51
を直列接続してインバータ5が構成され、これが平滑コ
ンデンサ55に並列に接続されている。更に、インバー
タ回路5を駆動する駆動回路8、インバータ回路5の出
力に接続されたコンデンサ52とインダクタンス素子5
3を含む共振回路7、共振回路の出力に接続された放電
ランプ6、放電ランプ6に並列に接続されたコンデンサ
54が設けられている。そして、ノイズ用フィルタ2を
介して交流電源1に接続される整流回路3の出力端が、
インダクタンス素子41を介してトランジスタ51のソ
ース・ドレイン間に接続されている(特開平3−276
598号公報)。
【0004】次に、上記の回路の動作を説明する。交流
電源1からフィルタ2を通り整流回路3で全波整流さ
れ、得られた直流の脈流電圧がチョッパ回路4に印加さ
れると、平滑コンデンサ55がインダクタンス素子41
を介して充電される。平滑コンデンサに直流電圧が印加
されると、インバータ回路5のトランジスタ50及び5
1がオン・オフを交互に繰り返すような制御信号が駆動
回路8から与えられる。
【0005】駆動回路8からの信号によりトランジスタ
50及び51はオン・オフを交互に繰り返すと、インバ
ータ回路5の出力端に接続されたコンデンサ52及びイ
ンダクタンス素子53を含む共振回路7に交流電圧が印
加される。その結果、コンデンサ52又はインダクタン
ス素子53により制限された電圧及び電流が共振回路7
の出力端に接続された放電ランプ6に供給され、放電ラ
ンプ6が点灯する。コンデンサ54は、放電ランプ6の
始動電圧の発生と点灯回路の安定のために放電ランプ6
と並列に接続されている。
【0006】上記の動作において、交流電源1の瞬時値
が低いときは、インダクタンス素子41に流れる電流の
増加率が低い。したがって、オン時間が同一なら、トラ
ンジスタ51がターンオフしたときのインダクタンス素
子41の蓄積エネルギーが小さく、平滑コンデンサ55
の充電電圧が低下する。このとき、入力電流も交流電源
1の瞬時値に応じて小さくなる。
【0007】交流電源1の瞬時値が高いときは、インダ
クタンス素子41に流れる電流の増加率が高い。したが
って、オン時間が同一なら、トランジスタ51がターン
オフしたときのインダクタンス素子41の蓄積エネルギ
ーが大きく、平滑コンデンサ55の充電電圧が増加す
る。
【0008】入力電流も交流電源1の瞬時値に応じて大
きくなる。このため、交流電源1の波形とほぼ相似形の
入力電流が得られる。これにより、電源入力力率を高く
し、電源入力電流の高調波成分を少なくすることができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の放電ランプ点灯装置は、構成が複雑で大型化しや
すく、高価になりやすい問題があった。更に、電源入力
に調光器を挿入すると、平滑コンデンサの電圧が低下し
て動作が不安定になりやすい。このため、調光器の使用
が難しかった。
【0010】本発明は上記のような従来の問題を解決す
るためになされた。つまり、本発明の目的は簡単な構成
で、安全に放電ランプを始動すると共に点灯維持するこ
とができ、調光器を用いた調光も可能な放電ランプ点灯
装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の放電ランプ点灯
装置は、平滑コンデンサと、平滑コンデンサに並列に接
続された少なくとも1つのスイッチ素子とを含むインバ
ータ回路と、インバータ回路を駆動する駆動回路と、駆
動回路の起動回路と、インバータ回路の出力に接続され
た第1及び第2のコンデンサ及びインダクタンス素子を
含む共振回路と、共振回路の出力に接続された放電ラン
プと、放電ランプに並列に接続された第3のコンデンサ
とを備え、直列接続された第4のコンデンサ及び第1及
び第2の整流素子が平滑コンデンサに並列に接続され、
第4のコンデンサの両端と交流電源との間にフィルタ及
び整流回路が挿入され、第1のコンデンサのインバータ
回路との接続端子と反対側の端子が第1及び第2の整流
素子の接続点に接続されていることを特徴とする。
【0012】第1の整流素子が高速ダイオードであり、
更に、第2の整流素子も高速ダイオードであることが好
ましい。また、放電ランプが予熱始動形であり、第3の
コンデンサが予熱電極を介して非電源側に接続されてい
ることを特徴とする。更に、放電ランプに並列に第5の
コンデンサが接続されていることが好ましい。
【0013】また、第5のコンデンサと放電ランプとの
間にインダクタンス素子が挿入されていることが好まし
い。インバータ回路を駆動する駆動回路がトランスを含
むことが好ましい。
【0014】更に、調光器を介して商用電源に接続され
る場合に、調光器の容量とフィルタの容量との分圧によ
ってフィルタに発生する電圧以下の電圧で起動回路が作
動することが好ましい。平滑コンデンサは、必要な耐圧
と大きい容量を有することが好ましい。また、残光特性
に優れた蛍光体が放電ランプに用いられていることが好
ましい。最後に、商用電源との間に接続される調光器を
更に備えていることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態による放電ラン
プ点灯装置の回路図を図1に示す。図1において、従来
例の図11と同等の回路要素には同じ番号を付してい
る。図1の放電ランプ点灯装置の動作を以下に説明す
る。
【0016】交流電源1からノイズフィルタ2経て整流
回路3に電力が供給されると、整流回路3で全波整流さ
れた直流の脈流電圧が平滑コンデンサ55を充電する。
平滑コンデンサ55に直流電圧が印加されると起動回路
9が作動し、駆動回路8を動作させる。駆動回路8から
インバータ回路5のトランジスタ50及び51にゲート
信号が与えられると、トランジスタ50及び51がオン
・オフを交互に繰り返す動作を行う。
【0017】インバータ回路5の出力端に接続されたコ
ンデンサ56及び52とインダクタンス素子53を含む
共振回路7に交流電圧が印加されると、コンデンサ5
2、コンデンサ56又はインダクタンス素子53により
制限された電圧及び電流が共振回路7の出力端に接続さ
れた放電ランプ6に供給される。その結果、放電ランプ
6が点灯する。コンデンサ54は、放電ランプ6の始動
電圧の発生と点灯回路の安定のために放電ランプ6と並
列に接続されている。
【0018】このような放電ランプの始動・点灯動作に
おいて、平滑コンデンサ55の直流電圧が高周波の交流
電圧に変換される。2つの閉ループに交互に共振電流が
流れることにより高周波の交流電圧が発生する。一方の
閉ループは平滑コンデンサ55、コンデンサ56、コン
デンサ52、ランプ6及びコンデンサ54、インダクタ
ンス素子53、及びトランジスタ51で構成される。他
方の閉ループはトランジスタ50、インダクタンス素子
53、ランプ6及びコンデンサ54、コンデンサ52、
コンデンサ56で構成される。
【0019】上記のような動作は、従来から低力率の点
灯回路で一般に用いられているシリーズインバータ動作
と同様に、安定した動作をさせることができる。このと
き、コンデンサ56には共振電圧のうちコンデンサ52
との間で容量分圧された交流電圧が印加される。第1の
ダイオード58がコンデンサ56と並列に接続されてい
るので、コンデンサ56の交流電圧は第1のダイオード
58にも印加され、この電圧が平滑コンデンサ55の充
電経路に重畳される。したがって、ダイオード58のカ
ソード側がアノード側より低いときはダイオード58が
導通して整流回路3から平滑コンデンサ55への充電電
流が流れ、ダイオード58のカソード側がアノード側よ
り高くなればダイオード58が遮断状態になる。
【0020】整流回路3の出力電圧、つまり第4のコン
デンサ57に充電された電圧と、平滑コンデンサ55に
充電された電圧との間には第1及び第2のダイオード5
8,59が挿入されている。平滑コンデンサ55の電圧
が整流回路3の出力電圧より低くなると、第1及び第2
のダイオード58,59を介して平滑コンデンサ55の
充電電流が整流回路3から供給される。こうして、交流
電源の全周期にわたり充電電流の引き込みによる平滑コ
ンデンサの充電が行われる。
【0021】第2のダイオード59は、共振回路7に対
する第4のコンデンサ57の影響を抑えるために挿入さ
れている。第4のコンデンサ57の静電容量として、全
波整流した電圧波形にリップル変動が生ずるような容量
値を選択することにより、整流回路3との間で上記のよ
うな高周波引き込み作用が得られるので、商用電源の波
高値が低いときの引き込み電流を増加させることができ
る。更に、内部抵抗の大きな平滑コンデンサ55に第4
のコンデンサ57が第1及び第2のダイオード58,5
9を介して並列接続されているので、放電ランプ6の始
動時などの大きな電流を必要とする際には共振回路の合
成抵抗が下がり、より大きな始動電圧を放電ランプ6に
印加することができる。
【0022】この高周波の充電電流はフィルタ2によっ
て平均化される。こうして、平滑コンデンサ55の直流
電圧を高周波交流電圧に変換して放電ランプ6を点灯し
ながら、整流回路3と平滑コンデンサ55との間に共振
電圧の一部を帰還させることにより、平滑コンデンサ5
5への充電を高周波で行うことができる。その結果、全
周期にわたって入力電流が流れるので、力率が高く、T
HD(全高調波歪)が小さい正弦波状の入力電流とな
る。
【0023】また、本発明の点灯ランプ点灯装置は白熱
電球用の調光器と一緒に使用しても問題ない。白熱電球
用の調光器は、主にトライアックを用いて位相制御する
ので、低力率の回路ではトライアックが正常に導通しな
い誤動作が生じやすい。しかし、本発明の点灯ランプ点
灯装置は高力率で休止区間が無く、白熱電球と同じよう
に入力電流が流れているので、調光器に接続して使用し
ても誤動作が生じない。共振によって高められた電圧で
平滑コンデンサ55が充電されているので、調光度の深
いときでも放電ランプ6を安定に点灯することができ
る。
【0024】第1の整流素子58に高速ダイオードを用
いることにより、共振回路の共振電流を確実に平滑コン
デンサ55の充電経路へ作用させることができる。ま
た、ダイオード58自身の発熱を低減することができ
る。
【0025】第2の整流素子59にも高速ダイオードを
用いることが好ましい。共振電流に左右されにくくな
り、更に高力率、低THDの性能を高めることができ
る。また、ダイオード59自身の発熱を低減することが
でき、高効率に寄与する。
【0026】図2に示すように、放電ランプ6が予熱始
動形である場合、第3のコンデンサ54が予熱電極を介
して非電源側に接続されていることが好ましい。予熱始
動形放電灯を調光点灯した場合、すなわち、低電流動作
させた場合に、予熱電極温度の低下に伴い放電に必要な
電圧が上昇することによる放電灯電圧の上昇を抑えるこ
とができる。これにより、予熱電極と放電補助材、すな
わちエミッタの消耗を低減し、長寿命とすることができ
る。
【0027】図3に示すように、更に、放電ランプ6に
並列に電源側に第5のコンデンサ62を接続したことに
より、放電を維持するための電圧を供給する動作を第2
のコンデンサ62が行う。調光度が大きい時、すなわち
低照度点灯時に、未放電状態すなわち予熱状態になるこ
とを防ぐことができるので、定格光出力の10%以下ま
で調光する際には特に有効に作用する。
【0028】図4に示すように、更に、第5のコンデン
サ62と放電ランプ6との間にインダクタンス素子60
を挿入したことにより、図8に示すように、調光度の大
きい時、すなわち低照度点灯時の放電ランプ電流のサー
ジ状の電流を低減させることができる。その結果、電極
の消耗が抑えられ寿命が長くなると共に、光出力の変動
が小さくなる。
【0029】図5に示すように、インバータ回路を駆動
する駆動回路8をトランス63で構成することが好まし
い。商用電源の各位相において、また高周波動作の各位
相においても、動作電源供給元及び動作電流経路が複雑
に絡み合っているため、複雑な制御を行う他励方式の駆
動回路を用いるよりもトランス63を用いた単純な構成
の駆動回路で滑らかな制御をすることができる。
【0030】なお、図5では、トランス63をインバー
タ回路の出力とインダクタンス素子53との間に挿入し
ているが、インダクタンス素子53と放電ランプ6との
間に挿入してもよい。あるいは、第3のコンデンサ54
に直列に挿入してもよい。要は高周波電流をピックアッ
プできればよい。また、トランス63に他励制御を加え
ることにより、更に精密に入力電流波形を整形すること
ができる。
【0031】本発明の放電ランプ点灯装置を調光器と一
緒に使用する場合、調光器の容量と点灯装置のフィルタ
2の容量との分圧によりフィルタ2の両端に発生する電
圧以下の電圧で起動回路9が作動して駆動回路8を起動
するように設定することが好ましい。図6に示すような
正弦波波形の商用電源に接続したとき、放電ランプ点灯
装置の起動前は、調光器の容量とフィルタの容量で図6
の電圧を分圧した電圧が点灯装置のフィルタに印加され
る。
【0032】通常、調光度が少ないときは実行値電圧が
大きいので問題ないが、図7に示すように調光度が大き
くなると実行値電圧が小さくなり、調光器及び点灯装置
に流れる電流が少なくなるので、点灯装置が正常に動作
しなくなる。そこで、この電圧以下の電圧で起動回路9
が作動するように設定することにより、低放電電流状態
での動作開始が可能となる。
【0033】例えば、外部調光器の両端容量が0.15
μF、フィルタ容量が0.1μF、電源電圧が120V
のとき、起動回路作動前に 120×0.15/(0.15+0.1)=72(V) の電圧がフィルタすなわち点灯装置に印加されるので、
72V以下で起動回路9が作動するように設定すればよ
い。
【0034】また、平滑コンデンサ55は必要な耐圧を
有し、容量が大きいほど好ましい。これにより、高周波
の充電電流も流れる平滑コンデンサ55の発熱を低減す
ることができる。その結果、定格温度や定格電流の高い
部品よりむしろ安価なコンデンサを使用することができ
る。
【0035】放電ランプには、残光特性の優れた蛍光体
を用いのもが好ましい。図9に示すように、発光に寄与
する電流のほとんどは商用電源から供給される。光出力
半減時間が1.5ミリ秒以上である残光特性の優れた蛍
光体を用いることにより、放電ランプ点灯装置を調光装
置と一緒に使用する場合であっても、図10に示すよう
に、商用電源周波数でのちらつきを緩和することができ
る。
【0036】以上説明したように、本発明によれば、簡
単な回路構成で、入力電流を全周期にわたって流入させ
ることができ、電源入力電流の高調波成分が少ない状態
で放電ランプを始動・点灯維持させるとともに、調光器
を用いた調光も可能な放電ランプ点灯装置を提供するこ
とができる。
【0037】なお、上記の実施形態では2つのトランジ
スタを直列に接続したシリーズインバータ方式を採用し
ているが、プッシュプルインバータ等、他の方式のイン
バータを用いてもよい。1石式のインバータでもよい。
また、駆動回路8は独立した発振回路を持つ他励式であ
ってもよいし、共振回路7から帰還した信号を用いる自
励式であってもよい。他励式及び自励式を組み合わせた
ものでもよい。
【0038】また、上記の実施形態ではコンデンサとイ
ンダクタンス素子の直列共振回路を用いたが、並列共振
回路を用いてもよい。また、スイッチ素子はFETに限
らず、バイポーラトランジスタ等、他のスイッチ素子を
用いてもよい。放電ランプは予熱始動形に限らず、冷陰
極始動形でもよいし、低圧放電灯又は高圧放電灯でもよ
い。更に、電源は商用電源に限らず、他の(50Hz又
は60Hzでない周波数の)交流電源であってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明の放電ランプ点灯
装置は、簡単な構成で、入力電流を全周期にわたって流
入させることができ、電源入力力率を高く、電源入力電
流の高調波成分が少ない状態で放電ランプを始動・点灯
することができると共に、白熱電球用の調光器に接続し
て調光することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による放電ランプ点灯装置の
回路図
【図2】本発明の別の実施形態による放電ランプ点灯装
置の回路図
【図3】本発明の別の実施形態による放電ランプ点灯装
置の回路図
【図4】本発明の別の実施形態による放電ランプ点灯装
置の回路図
【図5】本発明の低放電電流動作の説明図
【図6】商用電源の電圧波形
【図7】調光器の出力電圧波形
【図8】調光度が大きいときの放電ランプ電流波形
【図9】調光度が大きいときの放電ランプ光出力波形
【図10】調光度が大きいときの放電ランプ光出力波形
の改善例を示す図
【図11】従来の放電ランプ点灯装置の回路図
【符号の説明】
1 直流電源 2 フィルタ 3 整流回路 5 インバータ回路 50,51 トランジスタ 52,54,56,57,62 コンデンサ 53,60 インダクタンス素子 55 平滑コンデンサ 58,59 ダイオード 63 トランス 6 放電ランプ 7 共振回路 8 駆動回路 9 起動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 昌伸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサ
    に並列に接続された少なくとも1つのスイッチ素子とを
    含むインバータ回路と、前記インバータ回路を駆動する
    駆動回路と、前記駆動回路の起動回路と、前記インバー
    タ回路の出力に接続された第1及び第2のコンデンサ及
    びインダクタンス素子を含む共振回路と、前記共振回路
    の出力に接続された放電ランプと、前記放電ランプに並
    列に接続された第3のコンデンサとを備え、直列接続さ
    れた第4のコンデンサ及び第1及び第2の整流素子が前
    記平滑コンデンサに並列に接続され、前記第4のコンデ
    ンサの両端と交流電源との間にフィルタ及び整流回路が
    挿入され、前記第1のコンデンサの前記インバータ回路
    との接続端子と反対側の端子が前記第1及び第2の整流
    素子の接続点に接続されていることを特徴とする放電ラ
    ンプ点灯装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の整流素子が高速ダイオードで
    あることを特徴とする請求項1記載の放電ランプ点灯装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第2の整流素子が高速ダイオードで
    あることを特徴とする請求項1記載の放電ランプ点灯装
    置。
  4. 【請求項4】 前記放電ランプが予熱始動形であり、前
    記第3のコンデンサが予熱電極を介して非電源側に接続
    されていることを特徴とする請求項1記載の放電ランプ
    点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記放電ランプに並列に、かつ、前記放
    電ランプより電源側に第5のコンデンサを接続したこと
    を特徴とする請求項4記載の放電ランプ点灯装置。
  6. 【請求項6】 前記第5のコンデンサと前記放電ランプ
    との間にインダクタンス素子を挿入したことを特徴とす
    る請求項5記載の放電ランプ点灯装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動回路がトランスを含むことを特
    徴とする請求項1記載の放電ランプ点灯装置。
  8. 【請求項8】 調光器を介して商用電源に接続される場
    合に、前記調光器の容量と前記フィルタの容量との分圧
    によって前記フィルタに発生する電圧以下の電圧で前記
    起動回路が作動することを特徴とする請求項1記載の放
    電ランプ点灯装置。
  9. 【請求項9】 前記平滑コンデンサが、必要な耐圧と大
    きい容量を有することを特徴とする請求項1記載の放電
    ランプ点灯装置。
  10. 【請求項10】 残光特性に優れた蛍光体が前記放電ラ
    ンプに用いられていることを特徴とする請求項1の放電
    ランプ点灯装置。
  11. 【請求項11】 商用電源との間に接続される調光器を
    更に備えている請求項1〜10のいずれか1項記載の放
    電ランプ点灯装置。
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