JPH11288435A - 人材割当支援システム - Google Patents

人材割当支援システム

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Publication number
JPH11288435A
JPH11288435A JP8855898A JP8855898A JPH11288435A JP H11288435 A JPH11288435 A JP H11288435A JP 8855898 A JP8855898 A JP 8855898A JP 8855898 A JP8855898 A JP 8855898A JP H11288435 A JPH11288435 A JP H11288435A
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JP
Japan
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project
human resource
talent
support system
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JP8855898A
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English (en)
Inventor
Hideki Ito
秀樹 伊藤
Kazuhiro Sugino
和宏 杉野
Noriyuki Haga
憲行 芳賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規プロジェクトの人材の割当て作業が、容
易かつ適切になされるようにユーザの作業を支援する人
材割当支援システムを提供する。 【解決手段】 プロジェクトの目標を達成するために必
要となる機能を表す情報の入力を、階層構造を有する複
数の機能要素に分けて、受け付ける手段と、入力された
情報が、該各情報の階層関係を表すリンク情報と共に登
録される第1記憶手段と、予め、複数の人材の各々につ
いて、各機能要素に対する適合度を表す情報が登録され
ている第2記憶手段と、第1記憶手段に登録されている
各機能要素について、該機能要素と、該機能要素に対し
て予め定めた階層関係となる機能要素とについての、各
人材の総合的な適合度を、第2記憶手段に登録されてい
る情報を用いて算出すると共に、各機能要素について、
総合的な適合度の高い人材を選出する適合度算出手段と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研究・開発のプロ
ジェクトの編成時の人材割当て作業を支援するための人
材割当支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】プロジェクトの進行度合や、プロジェク
トの成果の質などを向上させる技術としては、例えば、
特開平9−22429号公報記載の「プロジェクト進捗
管理システム」や、特開平7−182414号公報記載
の「開発日程管理システム」がある。
【0003】「プロジェクト進捗管理システム」は、実
際にプロジェクトの作業が開始した後の進捗状況を管理
するものである。このシステムは、進捗が遅れている作
業を自動的に抽出し、管理者や担当者に通知する。ま
た、遅れている作業に対する指示や対応策を表す情報
を、相互に関連させて保存して、一元的に管理できるよ
うにしている。
【0004】「開発日程管理システム」は、製品を開発
する際、開発期間中に発生した問題を表す情報を、開発
日程に関連付けて保存する。これにより、開発日程管理
業務の効率化と、問題の早期発見、早期対策を可能にす
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】新技術や新製品の研究
・開発では、新しい技術分野の知識を持つ人材や、異分
野の複数の技術の知識を持つ人材が必要となる。このた
め、プロジェクトに必要とされる人材の割当ては、非常
に面倒な作業となる。
【0006】上記従来のシステムでは、人材の割当て作
業を支援する機能を持たないため、管理者には、人材能
力の見積りを適切に行うために、長い経験や高い能力が
要求される。人材能力の見積りが適切になされないと、
プロジェクトの進行の遅延や、得られる成果の質の低下
が起る。
【0007】割当てる人材の能力の評価には、例えば、
各人材が取得した公認資格や技能試験の結果が用いられ
ている。しかし、これらの評価基準が存在しない新技術
や複合技術については、管理者が、各人材と面接を行
い、適性を判断するという、時間のかかる作業が必要と
なる。
【0008】そこで、本発明は、新規プロジェクトの人
材の割当て作業が、容易かつ適切になされるようにユー
ザの作業を支援する人材割当支援システムを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、新規プロジェクトにおける人材の割当て
作業を支援する人材割当支援システムにおいて、プロジ
ェクトの目標を達成するために必要となる機能を表す情
報の入力を、階層構造を有する複数の機能要素に分け
て、受け付けるプロジェクト情報管理手段と、前記プロ
ジェクト情報管理手段で入力された情報が、該各情報の
階層関係を表すリンク情報と共に登録される第1記憶手
段と、予め、複数の人材の各々について、各機能要素に
対する適合度を表す情報が登録されている第2記憶手段
と、前記第1記憶手段に登録されている各機能要素につ
いて、該機能要素と、該機能要素に対して予め定めた階
層関係となる機能要素とについての、各人材の総合的な
適合度を、前記第2記憶手段に登録されている情報を用
いて算出すると共に、各機能要素について、総合的な適
合度の高い人材を選出する適合度算出手段と、情報の入
力および表示に用いられる入出力手段とを備えることを
特徴とする人材割当支援システムを提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0011】図1は、本発明の実施形態に係る人材割当
支援システムの機能構成を示すブロック図である。図1
に示すように、支援システム100は、入出力処理部1
01、プロジェクト情報管理部102、人材情報管理部
103、適合度算出部104、人材適合度算出部10
5、新規プロジェクト情報データベース106、プロジ
ェクト情報データベース107、および、人材情報デー
タベース108により構成される。
【0012】この支援システム100は、図示しないプ
ロセッサ、各種メモリ、各種入出力装置(キーボード、
マウス、ディスプレイ)、各種インタフェース回路(入
出力装置のインタフェース回路、通信インタフェース回
路)、および、ディスク装置(磁気ディスク装置、CD
・ROMリーダ)を備えたコンピュータシステムにより
実現される。上述の各部102〜105の機能は、例え
ばCD・ROMに記録されるプログラムをプロセッサが
実行することにより実現される。
【0013】各部101〜108の機能の概要について
説明する。
【0014】入出力処理部101は、グラフィックユー
ザインタフェース(GUI)の機能を有し、各種入出力
装置を用いて情報の取得や表示のための処理を行う。ま
た、各種データベース106〜108では、ディスク装
置を用いて情報の記録や読み出しを行う。
【0015】プロジェクト情報管理部102は、プロジ
ェクトに関する各種情報(以下、プロジェクト情報とす
る)を管理する。プロジェクト情報には、プロジェクト
目標を表す情報と、それを実現するための複数の機能項
目を表す情報と、実施予定期間を表す情報とが含まれ
る。
【0016】ここで、プロジェクト目標を表す情報は、
例えば「データ転送速度が1.5倍となるハードディス
クの新製品を開発する」といった内容を持つ。また、複
数の機能項目を表す情報は、階層構造(ツリー構造)を
有し、例えば「ヘッドの読み出し性能向上」といった内
容を持つ。
【0017】また、プロジェクト情報は、過去に実施さ
れたプロジェクトに関する情報と、新規に実施されるプ
ロジェクトに関する情報とに分けられる。支援対象の新
規プロジェクトに関する情報は、新規プロジェクト情報
データベース106に登録される。過去に実施されたプ
ロジェクトに関する情報は、プロジェクト情報データベ
ース107に登録される。
【0018】人材情報管理部103は、組織内の各人材
に関する人材情報を管理する。人材情報には、各人材の
経験した機能項目と、その機能項目への適合度と、新規
プロジェクトへの参加可能期間とが含まれる。この人材
情報は、人材情報データベース108に登録される。
【0019】適合度算出部104は、新規プロジェクト
の各機能項目に対する人材の総合的な適合度を算出す
る。この総合的な適合度は、割当て対象の1つの機能項
目への適合度と、その機能項目に階層構造上で関連する
他の機能項目への適合度とを考慮したものとなる。
【0020】プロジェクト全体の人材適合度算出部10
5は、プロジェクト全体における人材割当ての適合度を
算出する。この適合度は、プロジェクトで期待できる成
果の見積り値として利用される。
【0021】次に、支援システム100の動作につい
て、具体例を用いて説明する。
【0022】図2に、支援システム100全体の動作を
表す処理フローを示す。
【0023】プロジェクト情報管理部102は、まず、
ディスプレイに入力要求画面を表示し、プロジェクト目
標の情報の入力を受付ける(ステップ201)。図3に
示すように、入力要求画面300には、入力欄301〜
305が形成されている。各入力欄301〜305に
は、それぞれ、過去のプロジェクト情報を検索する際の
優先順位、対象製品種別、対象フェーズ種別、狙い(改
善内容)、および、効果(数値目標)が入力される。ま
た、各入力欄302〜305の下側には、予め設定され
た代表的な入力情報が複数表示される。この表示情報を
マウスで選択する、または、キーボードから直接文字入
力を行うことで、支援システム100のユーザ(例え
ば、プロジェクト管理者)は、プロジェクト目標の情報
を入力する。
【0024】ここでは、対象製品:「2.5inchハードデ
ィスクドライブ」、対象フェーズ:「新製品開発」、狙
い:「期間」、効果:「0.5」(期間の半減)が入力
されるものとする。また、優先順位には、狙い:
「1」、効果:「2」、対象フェーズ:「3」、対象製
品:「4」、がそれぞれ入力されたものとする。ここ
で、「」内の数値は小さいものほど高い優先順位を示
す。
【0025】続いて、プロジェクト情報管理部102
は、取り込んだ情報を新規プロジェクト情報データベー
ス106に登録する(ステップ202)。そして、登録
した情報内の各構成情報を、高い優先順位を設定された
情報の順に、プロジェクト情報データベース107内で
検索し、一致の度合の高い過去のプロジェクト情報(参
考プロジェクト情報)を、検索結果表示画面に表示する
(ステップ203〜204)。
【0026】図4に示すように、検索結果表示画面90
0には、過去のプロジェクト情報が一致度合の高い順
に、行毎に表示される。ここで、優先順位の高い項目の
多くに、一致する内容を持つ過去のプロジェクト情報ほ
ど、一致度合が高い。各行のプロジェクト情報の各構成
情報は、入力要求画面300で入力された優先順位の高
い項目の順に、左側から右側にかけて表示され、右端に
機能項目が表示される。図4の例では、最も一致度の高
い過去のプロジェクト情報として、狙い:「期間短
縮」、効果:「1/2化」、対象フェーズ:「改良型製
品開発」、対象製品:「3.5inchハードディスクドライ
ブ」、機能項目:「ヘッド読出性能向上、コントローラ
精度向上、…」とが表示される。
【0027】ユーザは、検索結果表示画面900で表示
された過去のプロジェクト情報(特に、機能項目)を参
考にして、新規のプロジェクト目標を実現するのに必要
な機能項目をブレイクダウン(階層化)していく。この
表示内容を参考にすることで、機能項目のブレイクダウ
ンの経験の少ないユーザも、容易かつ適切に機能項目の
決定を行うことができるようになる。
【0028】次に、プロジェクト情報管理部102は、
ブレイクダウン要求画面を表示して、ユーザに、機能項
目のブレイクダウンおよび入力を求める(ステップ20
5)。図5に示すように、ブレイクダウン要求表示画面
400には、階層番号の入力欄401、上位機能項目の
入力欄402、機能項目の入力欄405、実施スケジュ
ールの入力欄409、各種機能項目の追加ボタン40
3、406および411、他の機能項目の入力/表示欄
402、404、407、412〜414が形成され
る。ユーザは、ブレイクダウン要求表示画面400上
で、各機能項目や他の関連情報を順次入力していく。
【0029】図6に、入力された機能項目の階層構造の
一例を示す。図中の上側に位置するものほど、上位の階
層の機能項目となる。ここで、例えば、図中の機能項目
「革新的機能開発」502は、プロジェクト目標「開発
期間短縮」501の下位機能項目であり、機能項目「ヘ
ッド読出性能向上」505の上位機能項目であり、さら
に、機能項目「機能標準化」503に対しては同じ上位
機能項目を持つ同位の機能項目(以下、関連機能項目と
する)である。
【0030】図6に示す内容の入力をブレイクダウン要
求画面400で行う場合、ユーザは、ブレイクダウン要
求画面400で、まず、階層番号401に‘2’を入力
する。これにより、上位機能項目402には「開発期間
短縮」が表示される。次に、機能項目405に「開発期
間短縮」を入力し、所要時間408や実施スケジュール
409を入力する。そして、ブレイクダウン項目410
に‘2’を入力して、下位機能項目情報412、413
にそれぞれ「ヘッド読出性能向上」、「コントローラ性
能向上」を入力する。次に、階層番号401に‘3’を
入力すると、上位機能項目405に「開発期間短縮」、
機能項目405に「ヘッド読出性能向上」が表示され
る。ユーザは、「ヘッド読出性能向上」についての所要
時間408や実施スケジュール409を入力し、さらに
ブレイクダウンできるときは、ブレイクダウン項目数4
10および下位機能項目情報412の入力を行う。この
ようにして、ブレイクダウンした機能項目の入力が進め
られていく。
【0031】プロジェクト情報管理部102は、ブレイ
クダウン要求画面400上で入力された情報を、その階
層構造や、既に登録しているプロジェクト目標との関係
を特定可能とするリンク情報と共に、新規プロジェクト
情報データベース106に登録していく(ステップ20
6,207)。
【0032】例えば、図6に示す内容を登録する場合、
プロジェクト目標501は、下位の機能項目502、5
03、504の各記憶位置(先頭)を示すリンク情報と
共に記録される。各機能項目502は、図5の画面で取
得された階層番号401、機能項目405、所要時間4
08、および、実施スケジュール409の情報を有し、
上位機能項目501、関連機能項目503および50
4、下位機能項目505および506の各記憶位置を示
すリンク情報と共に記録される。リンク情報を調べるこ
とにより、新規プロジェクトにおける全ての機能項目の
階層構造を知ることができる。
【0033】次に、プロジェクト情報管理部102は、
新規プロジェクト情報データベース106に登録した新
規のプロジェクト情報を公開し(ステップ208)、今
回のプロジェクトに適した能力を持つ人材を募集する。
具体的には、通信インタフェース回路を介したネットワ
ーク通信を利用して、新規のプロジェクト情報を、電子
メールにより組織内の関連部門の端末に送る。組織内の
各人材は、端末で新規のプロジェクト情報を見て、必要
に応じて、プロジェクトへの参加希望を、電子メールに
より支援システム100に送る。
【0034】人材情報管理部103は、予め、人材情報
データベース108に人材情報ファイルを登録・管理し
ている。図7に示すように、人材情報ファイル700に
は、組織内の各人材について、人材名701、経験のあ
る機能項目702、その機能項目への適合度703、経
験したプロジェクトに関する情報704、および、新規
プロジェクトに参加可能な期間を表す空きスケジュール
705が設定されている。ここで、適合度703は、機
能項目の研究・開発に従事した期間(経験)の長さを数
値(0〜1)で表したものである。ここで、経験が長い
ほど、適合度703は1値に近づく。なお、適合度70
3として、人材本人またはその上司により別途決定され
た、機能項目の技術・作業への習熟度や能力の評価値を
用いるようにしてもよい。
【0035】人材情報管理部103は、上述の機能項目
のブレイクダウン作業が完了すると、まず、新規プロジ
ェクトデータベース106内の実施スケジュール(図5
の409)と、人材情報データベース108内の空きス
ケジュール(図7の705)とを比較することにより、
新規プロジェクトに参加可能な人材を選出する(ステッ
プ209)。そして、選出した人材の人材情報を人材情
報データベース108から抽出する(ステップ21
0)。なお、電子メールにより参加希望があった場合に
は、ユーザ(プロジェクト管理者)がその人材の名称7
01を支援システム100に指定し、その人材情報が人
材情報データベース108から抽出される。
【0036】次に、人材情報管理部103は、抽出した
人材情報のリストを公開表示する(ステップ211)。
この公開表示は、上述の新規プロジェクト情報の公開表
示(208)と同じ手段を用いて行われる。組織内の人
は、端末でこの公開情報を見て、必要に応じて新規プロ
ジェクトへの不参加を通知する電子メールを支援システ
ム100に送る。なお、不参加を指示する人材がいる場
合には、ユーザ(管理者)がその人材の名称701を入
力し、その人材の抽出情報を削除する。
【0037】適合度算出部104は、ブレイクダウンの
なされた各機能項目について、人材情報管理部103で
抽出された各人材の適合度を算出する。具体的には、ま
ず、新規プロジェクトデータベース106内の各機能項
目群と、その機能項目について抽出された人材情報とを
取得する(ステップ212)。ここで、取得する人材情
報は、図8に示す内容を有する。図の例では、ある人材
が、機能項目A,B,C,Dの経験を有することを示し
ている。
【0038】各機能項目に割当てる人材は、その機能項
目についてだけでなく、その機能項目に関連する他の機
能項目(以下、連携機能項目とする)の経験を有するこ
とが望ましい。ここで、連携機能項目は、対象の機能項
目の、上位機能項目、下位機能項目、および、関連機能
項目からなる。例えば図6において、プロジェクト目標
501の連携機能項目は機能項目502〜504であ
り、機能項目502の連携機能項目はプロジェクト目標
501および機能項目503〜506である。
【0039】新規プロジェクトにおいて、例えば図7の
機能項目A,C,Gに関連がある場合、これらの機能項
目を割当てる人材としては、全ての機能項目の経験を有
する人材Aが最も好ましい。次に、機能項目Gのみ経験
がない人材Cが好ましい。すなわち、機能項目A,C,
Gに関して、総合的な適合度は、人材Aが最も高く、次
に人材Cが高いことになる。
【0040】このような人材の選出を可能とするため、
適合度算出部104は、取得した各人材情報について、
選出対象の機能項目に対する経験の有無の値(機能項目
経験適合度)αと、その連携機能項目に対する経験の度
合の値(項目連携度)βとの和を、総合的な適合度とし
て算出する(ステップ213)。
【0041】ここで、機能項目経験適合度αは、経験が
有る場合に‘0.5’、経験がない場合に‘0’とな
る。項目連携度βは、連携機能項目を構成する各機能項
目の総数をN、その内経験のある機能項目の総数をnと
すると、β=0.5×n/Nで求められる。これによ
り、例えば図7において機能項目A(連携機能項目C,
G)が選出対象の場合、総合的な適合度は、人材Aが最
も高い‘1’、人材Cが次に高い‘0.75’、人材B
が最も低い‘0’となる。
【0042】人材適合度算出部105は、新規プロジェ
クトの各機能項目について、適合度算出部104で求め
た適合度の高い順に、人材情報を配置して、階層構造の
人材情報を生成する(ステップ214)。図9に、階層
構造の人材情報の一例を示す。図示のように、この人材
情報は、ブレイクダウン作業により得た機能項目(図6
参照)と同じ階層構造を有し、さらに、各機能項目およ
びプロジェクト目標について適合度の高い順に人材情報
を配列する。これにより、人材の割当てが自動的にかつ
適切に行われる。
【0043】なお、例えば図6のプロジェクト目標50
1および機能項目502〜504のように、プロジェク
ト内の上位の項目には管理者が割当てられる。また、機
能項目507のように下位の機能項目には実際に研究・
開発の作業を行う技術者が割当てられる。
【0044】次に、新規プロジェクトの各機能項目につ
いて最も高い適合度(すなわち、図9における最前列の
各適合度)を選択し、選択した適合度の総和を、機能項
目の総数で割って、その結果をプロジェクト全体の適合
度とする(ステップ215)。そして、適合度算出部1
04および105の処理結果は、新規プロジェクト情報
データベース106に登録される。
【0045】このプロジェクト全体の適合度より、今回
のプロジェクトにおける成果やリスクがわかるようにな
る。すなわち、総合的な適合度の高い人材が多く選出さ
れている場合には、プロジェクト全体の適合度は1値に
近づき、大きな成果が期待できることがわかる。逆に、
総合的な適合度の低い人材が多く選出されている場合に
は、プロジェクト全体の適合度は0値に近づき、成果は
あまり期待できないことがわかる。
【0046】適合度算出部104および105の処理結
果は、図9に示す表示形態の割当結果表示画面としてデ
ィスプレイに表示される。割当結果表示画面900に
は、プロジェクト全体の人材割当て適合度901と、プ
ロジェクトリーダの人材情報902と、各機能項目を割
当てられる人材の人材情報903と、階層関係を示すリ
ンク線904とが表示される。ここで、プロジェクトリ
ーダの人材情報は、プロジェクト目標について選出され
たものである。表示される人材情報902および903
には、それぞれ割当て対象の機能項目およびその連携機
能項目についての適合度の他に、図示しない人材名称、
総合的な適合度、所属部所などの情報が含まれる。この
割当結果表示画面より、ユーザは、支援システム100
が割当てた人材の情報を容易に把握することができる。
【0047】プロジェクト情報管理部102は、プロジ
ェクトの実施後、新規プロジェクト情報データベース1
06に登録されている新規プロジェクト情報、人材情
報、および、各種適合度を読み出すと共に、プロジェク
トの目標達成度の入力をユーザより受付け、これらの情
報を1グループとして、プロジェクト情報データベース
107に登録する(ステップ216)。この登録情報
は、新たなプロジェクトにおける人材割当てに利用され
ることになる。
【0048】以上のように、支援システム100によれ
ば、人材割当ての経験の少ないユーザでも、新規プロジ
ェクトの人材割当てを、容易かつ適切に行うことが可能
となる。なお、以上では研究・開発分野に適用した例を
説明したが、本発明は、他の分野にも容易に適用するこ
とができる。
【0049】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明によれ
ば、新規プロジェクトの人材の割当て作業が、容易かつ
適切になされるようにユーザの作業を支援する人材割当
支援システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る支援システムの機能構
成を表す図である。
【図2】支援システムの処理フローである。
【図3】プロジェクト目標の入力要求画面を示す図であ
る。
【図4】参考プロジェクト情報の検索結果表示画面を示
す図である。
【図5】機能項目のブレイクダウン要求表示画面を示す
図である。
【図6】機能項目の階層構造を示す図である。
【図7】人材情報ファイルの構造を示す図である。
【図8】ある人材の機能項目への適合度を表す図であ
る。
【図9】割当結果表示画面を示す図である。
【符号の説明】
101 入出力処理部 102 プロジェクト情報管理部 103 人材情報管理部 104 適合度算出部 105 プロジェクト全体の人材適合度算出部 106 新規プロジェクト情報データベース 107 プロジェクト情報データベース 108 人材情報データベース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】新規プロジェクトにおける人材の割当て作
    業を支援する人材割当支援システムにおいて、 プロジェクトの目標を達成するために必要となる機能を
    表す情報の入力を、階層構造を有する複数の機能要素に
    分けて、受け付けるプロジェクト情報管理手段と、 前記プロジェクト情報管理手段で入力された情報が、該
    各情報の階層関係を表すリンク情報と共に登録される第
    1記憶手段と、 予め、複数の人材の各々について、各機能要素に対する
    適合度を表す情報が登録されている第2記憶手段と、 前記第1記憶手段に登録されている各機能要素につい
    て、該機能要素と、該機能要素に対して予め定めた階層
    関係となる機能要素とについての、各人材の総合的な適
    合度を、前記第2記憶手段に登録されている情報を用い
    て算出すると共に、各機能要素について、総合的な適合
    度の高い人材を選出する適合度算出手段と、 情報の入力および表示に用いられる入出力手段とを備え
    ることを特徴とする人材割当支援システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の人材割当支援システムにお
    いて、 前記第2記憶手段にさらに記録される、各人材が新規の
    プロジェクトに参加できる期間を表す情報と、前記プロ
    ジェクト情報管理手段でさらに入力される、各機能項目
    毎の実施予定期間を表す情報との比較により、各機能要
    素について選出することのできる人材を特定する人材情
    報管理手段を、さらに備え、 前記適合度算出手段は、各機能項目についての総合的な
    適合度の算出を、該機能要素に対し特定された人材につ
    いて行うことを特徴とする人材割当支援システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の人材割当支援システムにお
    いて、 既に実施されたプロジェクトの目標および機能要素を表
    す情報がプロジェクト毎に登録されている第3記憶手段
    を、さらに備え、 前記プロジェクト情報管理手段は、さらに、入力された
    新規プロジェクトの目標との一致度の高い目標を有する
    プロジェクトの情報を前記第3記憶手段から抽出し、表
    示することを特徴とする人材割当支援システム。
  4. 【請求項4】請求項1記載の人材割当支援システムにお
    いて、 前記適合度算出手段が算出した各機能要素の総合的な適
    合度を基に、プロジェクト全体の人材割当ての適合度を
    算出するプロジェクト人材適合度算出手段を、さらに備
    えることを特徴とする人材割当支援システム。
JP8855898A 1998-04-01 1998-04-01 人材割当支援システム Pending JPH11288435A (ja)

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JP8855898A JPH11288435A (ja) 1998-04-01 1998-04-01 人材割当支援システム

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