JP2002032670A - コンテンツ管理システム - Google Patents

コンテンツ管理システム

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JP2002032670A
JP2002032670A JP2000218006A JP2000218006A JP2002032670A JP 2002032670 A JP2002032670 A JP 2002032670A JP 2000218006 A JP2000218006 A JP 2000218006A JP 2000218006 A JP2000218006 A JP 2000218006A JP 2002032670 A JP2002032670 A JP 2002032670A
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JP2000218006A
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Ryoichi Hori
亮一 堀
Tadashi Yamamoto
宰司 山本
Naoya Miyake
直矢 三宅
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Oracle Corp Japan
Original Assignee
Oracle Corp Japan
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像や音声や静止画像などのコンテンツの共
有化およびコンテンツのオープンな流通を促進するコン
テンツ管理システムを提供する。 【解決手段】 コンテンツバンクサービス部10は、コ
ンテンツ権利保持者とコンテンツ購入者とを仲介する処
理を行う。送出サービス部20は、送出依頼者からの依
頼に基づき、コンテンツを所定のスケジュールおよび所
定のフォーマットで送出する。編集サービス部30は、
ワークフロー管理部65によるワークフロー管理の機能
を用いて、コンテンツ制作の過程の一部を自動化する。
人材サービス部は、コンテンツ技術者と人材調達依頼者
とを仲介する処理を行う。コンテンツそのものおよびそ
の権利に関する情報は、それぞれコンテンツデータベー
ス71および権利情報データベース72に格納され、シ
ステム内の各機能によって利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像や音楽や静止
画などのコンテンツを管理するコンテンツ管理システム
に関する。特に、コンテンツの共有や2次利用などを行
うためのコンテンツ管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】映像や音楽や静止画などのコンテンツ提
供サービスの分野において、提供経路の広帯域化および
多チャンネル化が進展してきている。また、このコンテ
ンツ提供サービスの分野において、従来は放送が大きな
位置を占めていたが、放送のチャネル数が増加している
だけでなく、衛星波あるいはケーブルを利用した放送類
似衛星通信サービスや、通信カラオケや、インターネッ
ト経由でのコンテンツ配信サービスなど、コンテンツ提
供の形態も多様化している。また同時に、同分野で用い
られている技術も、アナログ技術からデジタル技術に移
行してきている。このような状況において、コンテンツ
制作の効率化および文化的資産の保護などを目的とし
て、コンテンツの共有化や、コンテンツのオープンな流
通のための技術および制度の整備が求められている。
【0003】コンテンツの共有化やコンテンツの2次利
用の推進を目的として、従来においてもコンテンツ情報
の整備が一部行われている。しかしながら、このような
情報は個々の放送局等の内部のみでの利用を前提として
整備されているのが実情であり、充分とは言えない。
【0004】従来技術におけるコンテンツ情報管理の典
型例は、次のようなものである。すなわち、コンテンツ
情報としてそのタイトルや、制作年や、制作者名や、主
要な出演者名や、コンテンツの時間の長さなどをコンピ
ュータに記憶させ、上記各項目により検索を行えるよう
にしている。また、必要に応じて、上記以外の情報も付
随的にコンテンツ情報に付加して記憶させる。そして、
コンテンツそのものは、フィルムやオーディオテープや
ビデオテープなどの媒体に記録され、保管庫に保管され
ており、その保管位置(倉庫番号、棚番号、棚上の位置
情報、フィルムやテープに付与されたシリアル番号)
が、上記コンテンツ情報の一部としてコンピュータに記
憶されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
によるコンテンツ管理では、次のような問題がある。ま
ず第1に、コンピュータ上で管理されているのはコンテ
ンツ利用のために必要な最低限の索引的情報のみであ
り、コンピュータ上からコンテンツそのものをブラウジ
ングしたり利用したりすることはできない。特に、遠隔
地や外部組織からコンテンツにアクセスするには、事務
プロセス等も含めた膨大な手間と時間が必要となってし
まう。
【0006】第2に、コンテンツに関する権利関係の情
報は、さらに別個に書類等で管理されているため、コン
テンツの利用のために権利関係をクリアするための手間
もかかってしまう。なお、一般にコンテンツに関して
は、諸権利が複雑に絡みあっており、これらの権利をす
べてクリアして初めて2次利用等が可能となる。
【0007】第3に、コンテンツそのものがアナログ情
報として保管されている場合が多く、その中には、現在
はあまり用いられていない古いフォーマットで記録され
ているものや、媒体の物理的な劣化等により不鮮明な映
像あるいは音声となっているものなども多く存在する。
このようなコンテンツを再利用するためには、一旦フォ
ーマットを変換したりする必要があるが、その手間は膨
大である。また、デジタル情報として保管されているコ
ンテンツであっても、記録されているフォーマットその
ままで多種の送出形態に用いることはできず、再利用の
形態に応じて手作業を伴うフォーマット変換を施す必要
がある。
【0008】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であり、コンテンツの共有化およびコンテンツのオープ
ンな流通を促進することのできるコンテンツ管理システ
ムを提供することを主目的とする。
【0009】また、上記主目的を達成するために、本発
明は、コンテンツの索引情報だけでなくコンテンツその
ものをすばやく取り出して利用できることを可能とコン
テンツ管理システムを提供することを目的とする。ま
た、同様に、本発明は、コンテンツの権利情報を容易に
取得することができるとともに、少ない手間で権利の売
買を行うことを可能とするコンテンツ管理システムを提
供することを目的とする。また、同様に、本発明は、多
種多様な送出形態にあわせて、コンテンツのフォーマッ
トを変換するクロスフォーマット型のコンテンツ管理シ
ステムを提供することを目的とする。また、同様に、本
発明は、コンテンツの制作過程をオープン化し、コンテ
ンツ製作技術スキルの調達や、制作過程の管理の効率化
を可能とするコンテンツ管理システムを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、コンテンツデータを保持するコンテンツ
データベースと、コンテンツ権利保持者の利用者端末か
ら送信されるコンテンツデータを受け付けて登録し、受
け付けたコンテンツデータを前記コンテンツデータベー
スに格納し、コンテンツ購入者の利用者端末から送信さ
れるコンテンツデータの購入登録を受け付けて登録し、
購入登録を受け付けたコンテンツデータを前記コンテン
ツ購入者の利用者端末に送信するコンテンツバンクサー
ビス部と、前記コンテンツバンクサービス部が受け付け
た前記購入登録に基づき、前記コンテンツ購入者に対す
る請求の処理を行う利用者管理部とを備えることを特徴
とするコンテンツ管理システムを要旨とする。
【0011】また、本発明のコンテンツ管理システム
は、前記コンテンツバンクサービス部は、前記コンテン
ツ購入者の利用者端末からのコンテンツ検索の依頼を受
信し、当該依頼に基づいて前記コンテンツデータベース
を検索し、この検索の結果を前記コンテンツ購入者の利
用者端末に返答することを特徴とする。
【0012】また、本発明は、コンテンツデータを保持
するコンテンツデータベースと、コンテンツ権利保持者
の利用者端末から送信されるコンテンツデータを受け付
けて登録し、受け付けたコンテンツデータを前記コンテ
ンツデータベースに格納し、送出依頼者の利用者端末か
ら送信される送出依頼登録を受け付けて登録し、送出依
頼登録の際に指定されたコンテンツデータを指定された
スケジュールで送出する送出サービス部と、前記送出サ
ービス部が受け付けた前記送出依頼登録に基づき、前記
送出依頼者に対する請求の処理を行う利用者管理部とを
備えることを特徴とするコンテンツ管理システムを要旨
とする。
【0013】また、本発明のコンテンツ管理システム
は、前記送出サービス部は、前記送出依頼者の利用者端
末からのコンテンツ検索の依頼を受信し、当該依頼に基
づいて前記コンテンツデータベースを検索し、この検索
の結果を前記送出依頼者の利用者端末に返答することを
特徴とする。
【0014】また、本発明のコンテンツ管理システム
は、前記送出サービス部が送出する前記コンテンツデー
タを指定されたデータフォーマットに変換するフォーマ
ット変換部を備えることを特徴とする。
【0015】また、本発明のコンテンツ管理システム
は、コンテンツ権利保持者の利用者端末から送信される
コンテンツデータを受け付けて登録し、受け付けたコン
テンツデータを前記コンテンツデータベースに格納し、
送出依頼者の利用者端末から送信される送出依頼登録を
受け付けて登録し、送出依頼登録の際に指定されたコン
テンツデータを指定されたスケジュールで送出する送出
サービス部と、前記送出サービス部が受け付けた前記送
出依頼登録に基づき、前記送出依頼者に対する請求の処
理を行う利用者管理部とを備えることを特徴とする。
【0016】また、本発明は、定義されたワークフロー
に基づき、コンテンツ制作過程における各々のコンテン
ツ技術者の利用者端末に対して作業依頼を送信し、この
作業依頼に応じた作業結果データの登録を受信すること
により前記ワークフローを管理するワークフロー管理部
と、編集依頼者の利用者端末から送信される編集依頼を
受け付け、この編集依頼の内容に応じたワークフローの
管理を前記ワークフロー管理部に実行させ、前記ワーク
フロー管理部からの完了の通知を受信すると前記編集依
頼者の利用者端末に完成報告を送信する編集サービス部
とを備えることを特徴とするコンテンツ管理システムを
要旨とする。
【0017】また、本発明のコンテンツ管理システム
は、前記ワークフローには、コンテンツのシナリオを作
成する過程と、コンテンツ制作のスケジュールを作成す
る過程と、コンテンツ制作のための撮影を行う過程と、
コンテンツ作成のための編集を行う過程の、少なくとも
いずれか1つの過程が含まれていることを特徴とする。
【0018】また、本発明のコンテンツ管理システムで
は、前記ワークフロー管理部は、前記コンテンツ技術者
の利用者端末から進捗経過の情報を受信し、この進捗経
過の情報を基に進捗報告データを作成することを特徴と
する。
【0019】また、本発明のコンテンツ管理システムで
は、前記編集サービス部は、前記コンテンツ技術者の利
用者端末から送信されるコンテンツのシナリオのデータ
に基づき、当該コンテンツの制作スケジュール案のデー
タを生成することを特徴とする。
【0020】また、本発明のコンテンツ管理システム
は、コンテンツ技術者の利用者端末から送信される供給
側のコンテンツ技術者情報と、人材調達依頼者の利用者
端末から送信される需要側のコンテンツ技術者情報とを
マッチングさせる処理を行う人材サービス部を備えるこ
とを特徴とする。
【0021】また、本発明のコンテンツ管理システム
は、コンテンツ技術者の利用者端末から送信される供給
側のコンテンツ技術者情報と、人材調達依頼者の利用者
端末から送信される需要側のコンテンツ技術者情報とを
マッチングさせる処理を行う人材サービス部と、前記人
材サービス部が行ったマッチング処理の結果に基づき、
前記人材調達依頼者に対する請求の処理を行う利用者管
理部とを備えることを特徴とするコンテンツ管理システ
ムを要旨とする。
【0022】また、本発明のコンテンツ管理システム
は、コンテンツデータを保持するコンテンツデータベー
スを備え、前記コンテンツ制作課程において制作された
コンテンツのデータを前記コンテンツデータベースに格
納することを特徴とする。
【0023】また、本発明のコンテンツ管理システムに
おいては、前記コンテンツデータベースは、作品として
完結するコンテンツのデータを保持する作品情報と、前
記作品を構成する部分的なコンテンツのデータを保持す
る素材情報と、前記作品の作品情報と当該作品を構成す
る素材情報とを関連付ける情報とを有していることを特
徴とする。
【0024】また、さらに、本発明のコンテンツ管理シ
ステムでは、前記作品情報および前記素材情報は、その
コンテンツに関する権利の権利種別と権利者の情報を有
する権利情報に関連付けられて記録されていることを特
徴とする。
【0025】また、本発明は、コンテンツデータを格納
するコンテンツデータベースと、前記コンテンツデータ
に関する権利情報を格納する権利情報データベースと、
コンテンツ権利保持者によって提供され、前記コンテン
ツデータベースに格納された前記コンテンツデータを、
コンテンツ購入者に販売する仲介の処理を行うコンテン
ツバンクサービス部と、コンテンツ権利保持者によって
提供され、前記コンテンツデータベースに格納された前
記コンテンツデータを、送付依頼者からの依頼に基づ
き、所定のスケジュールで所定のフォーマットで送出す
る送出サービス部と、編集依頼者からの依頼に基づき、
コンテンツ技術者によるコンテンツ制作の過程のワーク
フローを実行させ、作成されたコンテンツデータを前記
コンテンツデータベースに格納する編集サービス部と、
前記コンテンツ技術者の利用者端末から送信される供給
側のコンテンツ技術者情報と、人材調達依頼者の利用者
端末から送信される需要側のコンテンツ技術者情報とを
マッチングさせる処理を行う人材サービス部とを備える
ことを特徴とするコンテンツ管理システムを要旨とす
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら、こ
の発明の一実施形態について説明する。図1は、同実施
形態によるコンテンツ管理システムの構成を示す図であ
る。図1において、符号1はコンテンツ管理システム、
2は利用者端末である。また、コンテンツ管理システム
1は、利用者に対するサービスを提供する機能として、
コンテンツバンクサービス部10と送出サービス部20
と編集サービス部30と人材サービス部40とを内部に
有している。これらの各サービス部は、それぞれ単独で
サービスを提供する場合もあり、また相互に連携しなが
らサービスを提供する場合もある。
【0027】また、コンテンツ管理システム1内で共通
的な機能を提供する共通サービス部60が存在してい
る。この共通サービス部60の内部には、フォーマット
変換部61と動画ストリーミング部62とレンダリング
部63とワークフロー管理部65とコンテンツデータベ
ース71と権利情報データベース72と管理情報データ
ベース73と利用者管理部50とが存在している。
【0028】フォーマット変換部61は、様々な媒体種
別に応じた形式でコンテンツを提供するために、データ
表現形式や圧縮形式を変換する機能を有している。動画
ストリーミング部は、映像等のコンテンツをリアルタイ
ムなデータストリームとして送出する機能を有してい
る。レンダリング部63は、コンピュータグラフィクス
技術を用いて、形状モデルとして与えられるデータを基
に画像や映像を描く機能を有している。
【0029】また、利用者管理部50は、利用者のアカ
ウントを管理し、提供したサービスに応じた料金の請求
および決済を管理するものであり、内部に課金・請求部
51と料金管理部52と決済管理部53とを有してい
る。また、コンテンツデータベース71はコンテンツデ
ータをXML(Extensible Markup Language, 拡張マー
クアップ言語)形式で保持するものであり、権利情報デ
ータベース72はこのコンテンツに関する各種権利情報
を保持するものであり、管理情報データベース73は利
用者のアカウントや料金などの管理のための情報を保持
するものである。
【0030】なお、このコンテンツ管理システム1が扱
うコンテンツとは、娯楽や教育や学術などを目的として
制作される創作物である。このコンテンツに含まれる代
表的なものとしては、映画や音楽クリップやテレビ番組
や広告や映像作品や、音楽や広告やラジオ番組やなどの
音声作品や、写真や絵などの静止画作品や、これら映像
や音声や静止画などを複合したもの、あるいはそれに対
話的要素を付加したゲームなどのマルチメディア作品を
挙げることができる。
【0031】次に、上のような構成のコンテンツ管理シ
ステム1が提供するサービスの内容について説明する。
まず、コンテンツバンクサービス部10が主体となって
提供するコンテンツバンクサービスについて説明する。
コンテンツバンクサービスは、コンテンツ権利保持者と
コンテンツ購入者との仲介を行うサービスであり、コン
テンツ権利保持者によってこのコンテンツ管理システム
に登録されたコンテンツをコンテンツ購入者に提供し、
その購入代金をコンテンツ購入者から受取るとともにコ
ンテンツ権利保持者に支払うものである。
【0032】図2は、コンテンツバンクサービスの提供
における処理手順を示すシーケンス図である。以下、図
2に沿って説明する。まずステップS1において、コン
テンツ権利保持者は、利用者端末(2)から、コンテン
ツ管理システム(1)が提供するサービスの利用者とし
ての登録を依頼する。そしてステップS2において、コ
ンテンツ管理システムの利用者管理部(50)がこの登
録依頼を受け付けて、依頼元のコンテンツ権利保持者を
顧客として管理情報データベース(73)に登録する。
登録が完了したコンテンツ権利保持者は、ステップS3
において、自己が権利を有するコンテンツとその権利情
報を登録する。また、このコンテンツを随時更新するこ
ともできる。登録されたコンテンツはコンテンツデータ
ベース(71)に格納され、権利情報は権利情報データ
ベース(72)に格納される。
【0033】一方、ステップS4において、コンテンツ
購入者も利用者端末(2)からコンテンツ管理システム
(1)の利用者としての登録を依頼する。利用者管理部
(50)はステップS5においてこの登録依頼を受け付
けて、同様に管理情報データベース(73)に登録す
る。そして、登録が完了したコンテンツ購入者は、ステ
ップS6において、コンテンツバンクサービス部(1
0)に対して希望するコンテンツを見つけるための検索
を依頼する。コンテンツバンクサービス部(10)は、
与えられた検索条件に従ってコンテンツデータベース
(71)に格納されたコンテンツの検索を行い、ステッ
プS7において、その結果を依頼元のコンテンツ購入者
の利用者端末(2)に返答する。コンテンツ購入者は、
受信した検索結果の内容を検討し、希望に合致するコン
テンツが見つかれば、ステップS8においてその購入を
登録する。すると、コンテンツバンクサービス部(1
0)は、ステップS9においてそのコンテンツを購入者
の利用者端末(2)に送信するとともに、ステップS1
0において購入情報の登録を利用者管理部(50)に依
頼する。
【0034】利用者管理部(50)は、上で登録された
購入情報を基に、ステップS11においてコンテンツ購
入者の利用者端末(2)に対して代金の請求の情報を送
信する。また、ステップS12においてコンテンツ権利
保持者の利用者端末(2)に対して、コンテンツ販売の
報告情報とともに販売仲介手数料の請求の情報を送信す
る。また、利用者者管理部(50)は、ステップS13
におけるコンテンツ購入者からの支払処理の確認ができ
ると、ステップS14においてコンテンツ権利保持者に
対するコンテンツ代金の送金処理を行う。なお、ステッ
プS11〜S14の請求およびそれに伴う決済の処理
は、コンテンツ販売の都度行っても良いし、一定期間毎
に期間中の販売分をまとめて行うようにしても良い。ま
た、決済においては、銀行振込やクレジットカードやデ
ビットカードや電子マネーなどの決済手段を用いるよう
にする。
【0035】次に、送出サービス部20が主体となって
提供する送出サービスについて説明する。送出サービス
は、コンテンツバンクサービスと同様にコンテンツ権利
保持者によって登録されたコンテンツを提供する際の仲
介サービスであるが、コンテンツバンクサービスにおい
てはコンテンツをデータファイルとしてコンテンツ購入
者の利用者端末(2)のみに送信するものであるのに対
して、この送出サービスは、送出依頼者によって指定さ
れたコンテンツを、特定の媒体を介して所定のスケジュ
ールに従って送出するというサービスである。ここで
「特定の媒体」とは、例えば、放送衛星波やケーブルテ
レビ放送やインターネット等である。また、このような
媒体を介してコンテンツを受信する者は、必ずしも送出
依頼者本人には限定されない。
【0036】図3は、送出サービスの提供における処理
手順を示すシーケンス図である。以下、図3に沿って説
明する。まずステップS21において、コンテンツ権利
保持者は利用者端末(2)から登録を依頼する。そして
ステップS22において、コンテンツ管理システムの利
用者管理部(50)が依頼元のコンテンツ権利保持者を
顧客として管理情報データベース(73)に登録する。
登録が完了したコンテンツ権利保持者は、ステップS2
3において、自己が権利を有するコンテンツとその権利
情報を登録する。また、このコンテンツを更新すること
もできる。
【0037】一方、ステップS24において、送出依頼
者も利用者端末(2)から利用者としての登録を依頼
し、ステップS25において、利用者管理部(50)は
この登録依頼を受け付けて同様に管理情報データベース
(73)に登録する。そして、登録が完了した送出依頼
者は、ステップS26において、送出サービス部(2
0)に対して希望するコンテンツを見つけるための検索
を依頼する。送出サービス部(20)は、与えられた検
索条件に従ってコンテンツデータベース(71)に格納
されたコンテンツの検索を行い、ステップS27におい
て、その結果を送出依頼者の利用者端末(2)に返答す
る。送出依頼者は、受信した検索結果の内容を検討し、
希望に合致するコンテンツが見つかれば、ステップS2
8においてその送出依頼を登録する。送出依頼の登録の
際には、送出するコンテンツを識別する情報の他に、送
出スケジュールや送出先の媒体に関する情報や送出時の
データフォーマットの情報が送出依頼者の利用者端末
(2)から送出サービス部(20)に通知される。
【0038】送出依頼登録を受けた送出サービス部(2
0)は、ステップS29において送出をスケジューリン
グするとともに、ステップS30において購入情報の登
録を利用者管理部(50)に依頼する。そして、ステッ
プS29でスケジューリングした日時が到来すると、ス
テップS31において、指定されたコンテンツが指定さ
れた媒体向けに送出される。
【0039】また、コンテンツバンクサービスの場合と
同様に、利用者管理部(50)は、購入情報を基に、ス
テップS32においてコンテンツ購入者の利用者端末
(2)に対して代金の請求の情報を送信し、またステッ
プS33においてコンテンツ権利保持者の利用者端末
(2)に対してコンテンツ販売の報告情報とともに販売
仲介手数料の請求の情報を送信する。また、利用者者管
理部(50)は、ステップS34におけるコンテンツ購
入者からの支払処理の確認ができると、ステップS35
においてコンテンツ権利保持者に対するコンテンツ代金
の送金処理を行う。
【0040】図4は、本実施形態における送出サービス
を実現するための詳細構成を示す図である。図4に示す
ように、送出サービス部20は、送出サービス制御機能
21と検索機能22とスケジューラ機能23とクロスメ
ディア配信機能24とを有している。また、コンテンツ
バンクサービス部10はコンテンツバンクサービス制御
部を有している。図3のステップS26の検索依頼を送
出サービス制御機能21が利用者端末2から受信したと
き、送出サービス制御機能21は指定された検索条件を
検索機能22に渡す。検索条件検索機能22はコンテン
ツバンクサービス制御機能11に依頼することによって
その検索条件に合うコンテンツの概略情報と権利情報と
を受け取り、送出サービス制御機能21に返答する。送
出サービス制御機能21は、その情報を検索結果として
利用者端末2に返答する。
【0041】また、図3のステップS28の送出依頼登
録を送出サービス制御機能21が受信したとき、送出サ
ービス制御機能21は、送出日時の情報とコンテンツを
識別する情報と送出先の媒体の情報と送出フォーマット
の情報とをスケジューラ機能23に渡す。スケジューラ
機能23は、送出サービス制御機能21から受け取った
情報を、自己が保持するスケジュールテーブルに記憶す
る。そして、送出日時が到来すると、スケジューラ機能
23がクロスメディア配信機能24にスケジュールテー
ブルの内容を通知する。これを受けたクロスメディア配
信機能は、コンテンツバンクサービス制御機能11がコ
ンテンツデータベース71から読み出したコンテンツを
指定された送出形式に変更するように、フォーマット変
換部61に指示する。そして、コンテンツはフォーマッ
ト変換部61によって変換され、動画ストリーミング部
62によってストリームデータとして送出先媒体に送出
される。
【0042】次に、編集サービス部30が主体となって
提供する編集サービスについて説明する。編集サービス
は、編集依頼者からの依頼に基づいてコンテンツを編集
するサービスである。この編集サービスにおいては、必
要に応じて、コンテンツのシナリオの作成や、コンテン
ツ素材の撮影なども行われる場合がある。また、複数の
作業者が協調しながら編集作業を進めるとともに、その
進捗状況は、本システムのワークフロー管理機能によっ
て管理される。
【0043】図5は、編集サービスの提供のための処理
手順の前半部分を示すシーケンス図であり、図6は、同
手順の後半部分示すシーケンス図である。以下、図5お
よび図6に沿って手順を説明する。まず、ステップS4
1において編集依頼者の利用者端末(2)から映像の編
集依頼が送信され、ステップS42において編集サービ
ス部(30)はこの編集依頼を受け付ける。
【0044】そして、ステップS43において、編集サ
ービス部(30)は編集作業のためのワークフローを起
動する。このワークフローは、編集作業のプロセスおよ
びそれに付随する情報の流れがデータとして定義されて
おり、ワークフロー管理部(65)がこの定義に従って
情報の流れを制御することによって実現される。また、
編集依頼者の利用者端末(2)からはこのワークフロー
の進行状況を参照することができるようになっており、
ステップS44では、この機能を用いて編集依頼者はワ
ークフローを監視する。なお、この図5および図6の例
では、編集プロセスにはシナリオ作成と撮影が含まれて
いる。
【0045】ワークフロー管理部(65)は、ステップ
S45において、シナリオ作成者(コンテンツ技術者)
への依頼を行う。この依頼には、編集依頼者からの依頼
内容の情報が含まれている。この依頼を受けて、シナリ
オ作成者は映像のシナリオを作成し、作成したシナリオ
をステップS46においてワークフロー管理部(65)
に登録する。なおここで、作成されるシナリオの全体ま
たは一部分はコンピュータ処理可能な形式言語を用いて
記述されている。ステップS47において、ワークフロ
ー管理部(65)がこのシナリオを編集サービス部(3
0)に登録すると、編集サービス部(30)は、ステッ
プS48において編集サービス部(30)は登録された
シナリオを基に制作スケジュール案を自動的に生成し、
ステップS49においてこのスケジュール案をワークフ
ロー管理部(65)に登録する。
【0046】なお、編集サービス部(30)は次のよう
な方法によってスケジュール案を作成する。つまり、形
式言語で記述されたシナリオに基づき、シナリオ内のシ
ーンごとに定義された撮影場所や出演者や状況設定を基
に、撮影現場や出演者や状況設定のいずれかが共通する
シーンができる限り連続した撮影スケジュールとなるよ
うな撮影順序を生成する。また、このような撮影順序を
考慮した編集順序を生成する。これらの順序の生成にあ
たっては、撮影場所間の移動のコストや、状況設定の変
更のためのコストや、出演者の拘束時間に基づくコスト
などを変数として組み込んだ評価関数を用いて、この評
価関数の値によって生成した順序を評価する。また、こ
のような評価関数値が最適あるいは準最適な順序を生成
するためには、例えば、制約論理に基づく推論エンジン
や、ルールベースに基づく発見的アルゴリズムなどを用
いることとする。そして生成されるスケジュール案は、
撮影および編集の順序を表わすデータとして出力され
る。ただし、上記のスケジュール案作成方法は単なる一
例であり、これ以外の方法によってスケジュール案を作
成するようにしても良い。
【0047】次に、ワークフロー管理部(65)は、デ
ィレクタ(コンテンツ技術者)の利用者端末(2)に対
してディレクションの依頼を送信する。この依頼の際に
は、編集依頼者からの依頼内容や、シナリオ作成者によ
って登録されたシナリオや、編集サービス部(30)に
よって生成されたスケジュール案などの一緒に送信され
る。ディレクタは、依頼内容を検討し、前記スケジュー
ル案を基に、撮影や編集などの作業の順序を入れ替えた
り具体的な作業の日時の情報を付加することによって、
確定的なスケジュールを作成し、ステップS51におい
て、このスケジュール(作業結果データ)をワークフロ
ー管理部(65)に登録する。ここで登録されるスケジ
ュールは、これ以降、ワークフロー管理部(65)によ
って参照される。そして、ワークフロー管理部(65)
は、このスケジュールに従って、作業の依頼や、進捗の
管理などを行う。なお、本実施形態では、ステップS4
8において編集サービス部(30)によって自動的に生
成されたスケジュール案をディレクタが手直しをして確
定したスケジュールとして登録するようにしているが、
編集サービス部(30)による自動生成を行わずにシナ
リオを基にディレクタが直接スケジュールを作成するよ
うにしても良い。
【0048】そして、ステップS52において、ワーク
フロー管理部(65)は、撮影者(コンテンツ技術者)
の利用者端末(2)に対して撮影の依頼を送信する。な
お、複数の撮影者が並行して撮影を進めるようなスケジ
ュールの場合には、それぞれの撮影者に対して撮影の依
頼が送信される。そして、撮影者は、ステップS53や
S54においてワークフロー管理部(65)に進捗経過
の登録を行う。そして、撮影者の作業が完了すると、ス
テップS55において撮影完了分のコンテンツ(作業結
果データ)がワークフロー管理部(65)に登録され、
さらにステップS56においてそのコンテンツが編集サ
ービス部(30)に登録される。
【0049】次に、ステップS57において、ワークフ
ロー管理部(65)は、編集者(コンテンツ技術者)の
利用者端末(2)に対して編集の依頼を送信する。な
お、複数の編集者が並行して編集作業を進めるようなス
ケジュールの場合には、それぞれの撮影者に対して撮影
の依頼が送信される。そして、編集者は、ステップS5
8やS59においてワークフロー管理部(65)に進捗
経過の登録を行う。そして、編集者の作業が完了する
と、ステップS60において編集完了分のコンテンツ
(作業結果データ)がワークフロー管理部(65)に登
録され、さらにステップS61においてそのコンテンツ
が編集サービス部(30)に登録される。
【0050】なお、ステップS53,S54,S58,
S59において、撮影者や編集者が進捗経過を登録する
日あるいは日時は予め定められており、作業の依頼の際
に、ワークフロー管理部(65)によって通知されてい
るものとする。また、この所定の日あるいは日時になっ
ても進捗経過が登録されない場合には、ワークフロー管
理部(65)から依頼先に対して督促のメッセージが自
動的に送信されるようにしても良い。また、ワークフロ
ー管理部(65)は、登録された進捗経過の情報に基づ
く進捗報告データとりまとめ、この進捗報告データを、
編集依頼者など権限を有する本システムの利用者が参照
できるようにしても良い。
【0051】次に、編集サービス部(30)が、ステッ
プS62においてが編集済みのコンテンツを媒体に関連
付ける処理を行い、これによって最終的な形式のコンテ
ンツをステップS63においてワークフロー管理部(6
5)に登録する。ワークフロー管理部(65)はステッ
プS64においてこのコンテンツの確認の依頼をディレ
クタの利用者端末(2)に送信し、ステップS65にお
いてその確認結果(作業結果データ)の登録が行われ
る。そして、ステップS66においてワークフロー管理
部(65)から編集サービス部(30)にワークフロー
の完了が登録され、さらにステップS67において編集
サービス部(30)から編集依頼者の利用者端末(2)
に対して完成報告が送信される。
【0052】なお、ここで説明した過程で作成されたコ
ンテンツデータは、コンテンツデータベース(71)に
格納される。
【0053】また、図5および図6に示したシーケンス
図においては、シナリオ作成者やディレクタや撮影者や
編集者(これらを「コンテンツ技術者」と総称する)を
調達しアサインする過程を省略している。これらのコン
テンツ技術者の調達は、本システム外で別途行うことと
しても良いし、後に述べる人材サービス部(40)の機
能を利用して本システム内で行っても良い。また、図5
および図6に示したシーケンス図には、編集依頼者とシ
ナリオ作成者やディレクタや撮影者や編集者らとの間の
コンテンツ制作料金決済の過程は記載されてないが、こ
れらの料金の請求および決済の手続の一部または全部を
本システムを通して行うようにしても良い。
【0054】また、図5および図6に示したシーケンス
図が前提としているコンテンツ制作プロセスは単なる一
例であり、これ以外の制作プロセスをワークフローとし
て定義して、ワークフロー管理部(65)により管理し
ても良い。具体的には、図5および図6のシーケンス図
は、コンテンツに必要な素材を全て撮影者が新たに撮影
することを前提としているが、例えば、一部あるいは全
部の素材をコンテンツデータベース(71)から取り出
して編集することによって新たなコンテンツを制作する
ようなプロセスとすることも可能である。
【0055】次に、人材サービス部40が主体となって
提供する人材サービスについて説明する。この人材サー
ビスは、コンテンツの制作の際に必要となるコンテンツ
技術者やクリエータを、予めデータとして登録されてい
るものの中から、迅速かつ効果的に調達するためのもの
である。
【0056】図7は、人材サービスの提供における処理
手順を示すシーケンス図である。以下、図7に沿って手
順を説明する。まずステップS81において、コンテン
ツ技術者、クリエータ、コンテンツ技術請負会社、ある
いはコンテンツ技術者派遣会社など、コンテンツ制作に
関する技術を提供することのできる者(人材サービスの
説明において、これらを「コンテンツ技術者」と総称す
る)は、利用者端末(2)から本システムの利用者とし
ての登録を依頼する。ステップS82では、利用者管理
部(50)が依頼元のコンテンツ技術者を顧客として管
理情報データベース(73)に登録する。登録が完了し
たコンテンツ権利保持者は、ステップS83において、
技術スキルに関する情報およびその他必要な情報(これ
らをまとめて(供給側の)コンテンツ技術者情報と言
う)を人材サービス部に登録する。登録された情報は管
理情報データベース(73)に書き込まれる。また、コ
ンテンツ技術者は、この情報を更新することもできる。
【0057】一方、ステップS84において、人材調達
依頼者も利用者端末(2)から利用者としての登録を依
頼し、ステップS85において、利用者管理部(50)
はこの登録依頼を受け付けて同様に管理情報データベー
ス(73)に登録する。そして、登録が完了した人材調
達依頼者は、ステップS86において、人材サービス部
(40)に対して希望する人材を見つけるための検索を
依頼する。人材サービス部(40)は、与えられた検索
条件に従って管理情報データベース(73)に格納され
た技術者個人情報の検索を行い、ステップS87におい
て、その結果を人材調達依頼者の利用者端末(2)に返
答する。
【0058】人材調達依頼者は、受信した検索結果の内
容を検討し、希望に合致するコンテンツ技術者が見つか
れば、ステップS88においてそのコンテンツ技術者と
の取引依頼の情報(需要側のコンテンツ技術者情報)を
登録する。人材サービス部(40)は、その取引依頼登
録を基に、ステップS89において当該コンテンツ技術
者の利用者端末(2)に取引依頼報告を送信する。その
コンテンツ技術者が依頼された仕事を行う場合には、ス
テップS90においてその利用者端末(2)から人材サ
ービス部(40)に取引確認登録が返答され、人材サー
ビス部(40)はこれを受けて、ステップS91におい
て取引確認報告を人材調達者の利用者端末(2)に送信
する。
【0059】そして、図示されない手順によって依頼作
業が完了した旨の報告が利用者管理部(40)になされ
ると、利用者管理部(40)は、ステップS92におい
て人材調達依頼者の利用者端末(2)に対して作業代金
を請求する情報を送るとともに、ステップS93におい
てコンテンツ技術者の利用者端末(2)に対して仲介手
数料を請求する情報を送る。そして、利用者者管理部
(50)は、ステップS94における人材調達依頼者か
らの支払処理の確認ができると、ステップS95におい
てコンテンツ技術者に対する作業料金の送金処理を行
う。なお、ステップS11〜S14の請求およびそれに
伴う決済の処理は、人材サービスによって仲介された業
務の完了の都度行っても良いし、一定期間毎に期間中の
仲介分をまとめて行うようにしても良い。
【0060】なお、図7に示したシーケンス図では、予
めコンテンツ技術者が自己の情報(供給側のコンテンツ
技術者情報)を登録しておき、人材調達依頼者が登録さ
れているコンテンツ技術者の情報を検索してコンテンツ
技術者を探す手順としたが、逆に、人材調達依頼者が仕
事内容や必要スキル等の情報(需要側のコンテンツ技術
者情報)を予め登録しておき、コンテンツ技術者がこの
情報を検索して自分の技術に見合った仕事を探すように
しても良い。また、これら両方の方法を併用するように
しても良い。つまり、人材サービス部(40)は、何ら
かの方法により、コンテンツ技術者の利用者端末から送
信される供給側のコンテンツ技術者情報と、人材調達依
頼者の利用者端末から送信される需要側のコンテンツ技
術者情報とをマッチングさせる処理を行うものである。
【0061】次に、このコンテンツ管理システム(1)
の内部で管理している主要なデータの構造について説明
する。図8は、主に人材サービスにおいて利用されるコ
ンテンツ技術者に関する情報(a)と人材調達依頼者の
募集内容を表わす人材募集情報(b)のデータ構造の概
略とデータ例を示す参考図である。
【0062】図8(a)において、符号81は技術者個
人情報であり、82はスキル情報である。技術者個人情
報81は表形式で表わされており、氏名、スキル、業務
分野、経歴、回数、評価のデータ項目を有しており、こ
の表の各行が技術者個人に対応している。ここで、回数
とはこの人材サービスを介して仕事を行った回数であ
り、評価とはそれらの仕事を行った際に行われた評価を
数値化したデータである。また、技術者個人情報81の
スキルの項目は、スキル情報82に関連付けられてい
る。スキル情報82は、スキル項目とレベルのデータ項
目を有しており、コンテンツ技術者の専門技術内容およ
びその熟練レベルを表わしている。また、図8(b)に
おいて、符号83は人材募集情報である。この人材募集
情報83は表形式で表わされており、依頼者名、必要ス
キル、業務内容、期間のデータ項目を有している。
【0063】図9は、コンテンツ作品と、コンテンツ作
品を構成する素材と、これらコンテンツ作品および素材
の諸権利に関する情報の構造を示す参考図である。図9
において、符号84はコンテンツ作品に関する作品情
報、85は素材に関する素材情報、86は権利に関する
権利情報である。
【0064】このデータ構造が前提としているモデル
は、次のようなものである。つまり、素材とは一定のサ
イズを持つ映像や音声や静止画である。ここでサイズに
は、空間的なサイズ(例えば、映像や静止画の画面のサ
イズなど)や、時間的なサイズ(例えば、映像や音声の
時間)や、帯域的なサイズ(例えば、音声周波数帯域
や、画像周波数帯域など)などが含まれる。また、複数
の素材を組み合わせて新たな素材とすることができる。
また、素材のうち、特殊なクラスのものを作品と呼び、
作品は特有のメタデータ(後述する作業管理情報88)
を持っている。つまり、作品は一般の素材が持つ性質を
全て持ち、さらに前記メタデータを付加されたものであ
る。
【0065】図9において、作品情報84は、コンテン
ツデータと素材と権利情報のデータ項目を有している。
このうち、コンテンツデータは、映像や音声や静止画な
どを所定の形式で表現したバイナリデータである。ま
た、素材は、素材情報85に関連付けられており、権利
情報は、権利情報86に関連付けられている。なお、1
つの作品が複数の素材から成り立っている場合、素材の
項目は複数の素材情報85に関連付けられている。ま
た、図9の素材情報85は、コンテンツデータと素材と
権利情報のデータ項目を有している。素材情報85にお
けるこれらの各データ項目の意味は、作品情報84にお
けるそれらと同様である。素材自体が複数の素材から成
り立っている場合、素材情報85の素材の項目は複数の
素材情報85に関連付けられている。
【0066】また、図9の権利情報86は、権利種別と
権利者と権利者属性と権利期間と権利範囲と制約事項の
データ項目を有している。 1)権利種別とは、例えば「著作権」や「肖像権」や
「使用権」などの区別を表わす。この使用権とは、著作
物であるコンテンツを一定の条件下で使用する権利であ
る。 2)権利者とは、権利を有する自然人あるいは法人等を
表わす。 3)権利者属性とは、例えば映像作品において、シナリ
オの著作権と挿入されている音楽の著作権と映像作品全
体としての著作権を異なる者が有しているときに、それ
らの区別を表わす属性情報である。 4)権利期間とは、例えば使用権において一定期間のみ
権利が認められている場合のその期間を表わす。 5)権利範囲とは、例えば使用権において、一定の地理
的範囲内においてのみ使用が認められている場合や、一
定の使用目的においてのみ使用が認められている場合の
その範囲を表わす。ここで使用目的の具体例は、例え
ば、「ゲームコンテンツにおける使用」や「TV番組に
おける使用」や「食品の販売の広告のための使用」など
である。 6)制約事項とは、例外的に権利が抑制される条件を表
わすものである。制約事項の具体例は、例えば、一定の
地理的範囲内における放映の禁止や、特定の業種の広告
のための使用の禁止などである。
【0067】一般に、1つの作品または素材には複数の
権利が存在しているため、このような場合には、作品情
報84あるいは素材情報85の権利情報の項目には複数
の権利情報86が関連付けられている。
【0068】図10は、本実施形態における作品情報と
その作品の送出に関する送出情報との関連を示す参考図
である。図10において、符号87は送出情報であり、
この送出情報87は、作品とスケジュールと媒体と権利
情報のデータ項目を有する。 1)作品は、送出される作品の作品情報84に関連付け
られている。 2)スケジュールは、送出される日時等の情報である。 3)媒体は、送出先の媒体を表わす情報である。 4)権利情報は、当該送出に関する権利情報を表わすも
のである。 なお、この送出情報87の送出のスケジュールや媒体
は、図2に示したスケジューラ機能23によって設定さ
れる。
【0069】図11は、作業管理情報と作品情報とコン
テンツ技術者情報との関連を示す参考図である。図11
において、符号88は作業管理情報であり、89はコン
テンツ技術者情報である。作業管理情報88は、作品情
報のメタデータとして位置付けられるデータであり、作
品と制作責任者と制作開始日と制作終了日と作業スケジ
ュールと作業履歴とコンテンツ技術者の項目を有する。
作品の項目はこの作業によって制作された作品の作品情
報84に関連付けられている。コンテンツ技術者の項目
はコンテンツ技術者情報89に関連付けられている。コ
ンテンツ技術者情報89は、作業管理情報88が表わす
作業におけるコンテンツ技術者の役割を表わすものであ
り、役割と技術者個人の項目を有する。技術者個人の項
目は、前述の技術者個人情報81に関連付けられてい
る。
【0070】以上、本実施形態におけるコンテンツ管理
のためのデータ構造の概略について説明した。従来技術
におけるコンテンツ管理は、既存のコンテンツを検索
し、そのコンテンツが記録されたフィルムやテープ等の
媒体の保管位置を素早く知ることができることを主要な
目的にしており、コンテンツ管理のためのデータ構造も
このような目的を実現することだけを考慮して設計さ
れ、データベースが構築されていた。このような従来技
術によるデータ構造は、コンテンツの二次利用の際に必
要となる様々なデータ操作には不向きである。例えば、
従来技術ではコンテンツそのものをデータとして持たな
いため、データベース上でコンテンツの内容を追加、削
除、あるいは変更したりすることができない。また、既
存のコンテンツの中から特定のものを検索したり、既存
のコンテンツを流通させたりするためには、わざわざ記
録媒体を保管庫から取り出して再生しなければならな
い。また、既存のコンテンツや新たに作成した素材を基
に、新たなコンテンツを制作した場合にも、コンテンツ
そのものが記録されている記録媒体と、その保管場所等
の管理情報とを二重に保存する必要があり、扱いにく
い。
【0071】それに対して、本実施形態によるデータ構
造を用いた場合には、データベース上に記録されたコン
テンツそのものの内容の変更等が可能である。また、既
存のコンテンツを検索したり流通させたりする場合に
も、通信によりコンテンツそのものを送受することが可
能であるため、記録媒体を物理的に搬送する必要がな
い。また、新たなコンテンツを制作する場合にも、コン
テンツそのものとその管理情報とを一体のデータとして
管理することができ、扱いやすい。
【0072】また、これらに加えて、本実施形態による
データ構造では、素材レベルと作品レベルの両方におい
て、それぞれのコンテンツの権利情報が関連付けられて
記録されているため、複数の素材からなる素材や複数の
素材からなる作品などにおいても諸権利を漏れなく管理
することが可能であり、二次利用等の際に簡単に必要な
権利情報を取り出すことができる。また、作品情報と作
業管理情報とが関連付けられており、作品のメタデータ
の管理も容易である。
【0073】なお、図8〜図11に示すデータ構造は概
念的なものであり、必ずしも物理的なデータ構造を表わ
すものではない。このような概念的なデータ構造を実装
する方法としては様々な方法が考えられるが、例えば、
リレーショナルデータベース管理システムあるいはオブ
ジェクト指向データベース管理システムを用いて、これ
らのデータを格納するようにする。このとき、技術者個
人情報81やスキル情報82や人材募集情報83や作品
情報84や素材情報85や権利情報86や送出情報87
や作業管理情報88やコンテンツ技術者情報89は、デ
ータベース上の表あるいはオブジェクトなどとして表現
することが可能である。
【0074】次に、本実施形態における装置構成の一例
について説明する。図12は、本実施形態を実現する装
置構成例を示す構成図である。図12において、符号2
01〜208は、コンテンツ管理システム1の機能を実
現するサーバ群であり、201はプラットフォーム管理
サーバ、202はワークフロー管理サーバ、203は利
用者管理サーバ、204はストリーミングサーバ、20
5はウェブサーバ、206はアプリケーションサーバ、
207はデータベースサーバ、208はフォーマット変
換サーバである。これらのサーバ(201〜208)は
ネットワークに接続されており、相互に通信することが
できるようになっている。
【0075】また、これらのサーバは、ゲートウェイ2
11,212,213,214を介して送出専用通信網
221,専用線222,インターネット223,公衆電
話網224に接続されている。また、さらにこれらの通
信網(221〜224)には利用者端末2や送出先3が
接続されている。
【0076】プラットフォーム管理サーバ201は、上
記各サーバ(202〜208)やネットワークの運用管
理機能を有するものである。ワークフロー管理サーバ2
02は、図1に示したワークフロー管理部65の機能を
有するものである。利用者管理サーバ203は、図1に
示した利用者管理部50の機能を有するものである。ス
トリーミングサーバ204は、図1に示した動画ストリ
ーミング部62の機能を有するものである。ウェブサー
バ205は、利用者端末2に対するウェブインタフェー
スを提供するものであり、利用者端末2からの要求内容
に応じて、その要求を適切なサーバに振り向ける機能を
有する。アプリケーションサーバ206は、図1に示し
たコンテンツバンクサービス部10と送出サービス部2
0と編集サービス部30と人材サービス部40の機能お
よびその他の必要なアプリケーション処理の機能を有す
るものである。データベースサーバ207は、コンテン
ツデータベース71と権利情報データベース72と管理
情報データベース73とを有しており、他のサーバから
の要求に応じてこれらのデータを操作するものである。
フォーマット変換サーバ208は、フォーマット変換部
61の機能を有するものである。
【0077】なお、上述の各サーバ(201〜208)
はコンピュータシステムによって実現されている。そし
て、上述したコンテンツバンクサービスの処理、送出サ
ービスの処理、編集サービスの処理、人材サービスの処
理、および共通サービスの処理は、プログラムの形式で
コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されてお
り、このプログラムをコンピュータが読み出して実行す
ることによって、上記処理が行われる。ここでコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体とは、フロッピー(登録商
標)ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD
−ROM、磁気ハードディスク、半導体メモリ等をい
う。
【0078】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、これ以外の形態により本発明を実施しても良い。
例えば、装置構成は、図12に示した構成例に限定され
るものではなく、任意である。また、各サーバへの処理
の割り当ての方法も任意である。
【0079】また、コンテンツデータや権利情報データ
を全て内部の装置に持つのではなく、その一部を外部の
システムに持つようにして、外部のシステムに格納され
ているこれらのデータを参照したり更新したりできるよ
うにしても良い。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、コンテンツデータそのものをコンテンツデータベー
スに格納し、コンテンツ購入者からの購入登録に応じ
て、コンテンツデータをコンテンツ購入者の利用者端末
に送信するコンテンツバンクサービス部を備え、また、
利用者管理部がその代金の決済のための処理を行うた
め、テープやフィルムなどの記録媒体を物理的に搬送す
ることなく、既存のコンテンツを流通させることが可能
となる。
【0081】また、この発明によれば、送出依頼者から
の送出依頼登録に応じて、送出サービス部が、コンテン
ツデータをスケジュールで送出するため、テープやフィ
ルムなどの記録媒体を物理的に搬送することなく、既存
のコンテンツを流通させることが可能となり、コンテン
ツの2次利用の効率が向上する。さらに、送出先に応じ
てコンテンツのデータフォーマットを変換するフォーマ
ット変換部を備えることにより、様々な媒体向けの送出
を行うことが可能となる。
【0082】また、この発明によれば、編集依頼者から
の編集依頼に基づき、定義されたワークフローに基づい
てワークフロー管理部がコンテンツ技術者のコンテンツ
制作過程を管理するため、効率的なコンテンツ編集のサ
ービスを提供することが可能となる。
【0083】また、この発明によれば、ワークフロー管
理部が、コンテンツ技術者の利用者端末から進捗経過の
情報を受信し、この進捗経過の情報を基に進捗報告デー
タを作成するため、制作過程における進捗状況をタイム
リーに把握し、また編集依頼者に報告することが可能と
なる。
【0084】また、この発明によれば、編集サービス部
が、コンテンツのシナリオのデータに基づき、当該コン
テンツの制作スケジュール案のデータを生成するため、
スケジュール作成の効率化が可能となる。
【0085】また、この発明によれば、人材サービス部
が、コンテンツ技術者の利用者端末から送信される供給
側のコンテンツ技術者情報と、人材調達依頼者の利用者
端末から送信される需要側のコンテンツ技術者情報とを
マッチングさせる処理を行うため、従来のような閉鎖的
な調達手段に頼ることなく、オープンな調達を行うこと
が可能となり、必要とするコンテンツ技術者を、迅速
に、適正な価格でアサインすることが可能となる。
【0086】また、この発明によれば、コンテンツデー
タそのものを含む作品情報および素材情報をコンテンツ
データベースに格納するため、コンテンツデータそのも
のとコンテンツ管理情報とを一元的に管理することが可
能となるとともに、オンラインでコンテンツデータを変
更したり、新たに追加したりすることが可能となり、コ
ンテンツ管理に要する時間と手間とコストが削減され
る。また、コンテンツの権利を表わす権利情報を、作品
情報および素材情報と関連付けて保持することにより、
2次利用等の場合に必要となる権利情報を素早く提供す
ることが可能となる。
【0087】また、この発明によれば、コンテンツデー
タおよび権利情報データを一元的に管理するとともに、
これらのデータを中心に、コンテンツバンクサービス機
能と送出サービス機能と編集サービス機能と人材サービ
ス機能とを備えたコンテンツ管理システムを構成するこ
とにより、コンテンツの制作のための人材調達から、実
際の制作過程、および制作後の2次利用までを総合的に
効率化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態によるコンテンツ管理
システムの構成図である。
【図2】 同実施形態によるコンテンツバンクサービス
の提供の処理手順を示すシーケンス図である。
【図3】 同実施形態による送出サービスの提供の処理
手順を示すシーケンス図である。
【図4】 同実施形態による送出サービスを実現するた
めの詳細構成図である。
【図5】 同実施形態による編集サービスの提供の処理
手順の前半部分を示すシーケンス図である。
【図6】 同実施形態による編集サービスの提供の処理
手順の後半部分を示すシーケンス図である。
【図7】 同実施形態による人材サービスの提供の処理
手順を示すシーケンス図である。
【図8】 同実施形態によるコンテンツ技術者に関する
情報(a)および人材募集情報(b)のデータ構造の概
略とデータ例を示す参考図である。
【図9】 同実施形態による作品情報と素材情報と権利
情報との関連の構造を示す参考図である。
【図10】 同実施形態による作品情報と送出情報との
関連の構造を示す参考図である。
【図11】 同実施形態による作業管理情報と作品情報
とコンテンツ技術者情報との関連を示す参考図である。
【図12】 同実施形態による装置構成例を示す構成図
である。
【符号の説明】
1 コンテンツ管理システム 2 利用者端末 3 送出先 10 コンテンツバンクサービス部 11 コンテンツバンクサービス制御機能 20 送出サービス部 21 送出サービス制御機能 22 検索機能 23 スケジューラ機能 24 クロスメディア配信機能 30 編集サービス部 40 人材サービス部 50 利用者管理部 51 課金・請求部 52 料金管理部 53 決済管理部 60 共通サービス部 61 フォーマット変換部 62 動画ストリーミング部 63 レンダリング部 65 ワークフロー管理部 81 技術者個人情報 82 スキル情報 83 人材募集情報 84 作品情報 85 素材情報 86 権利情報 87 送出情報 88 作業管理情報 89 コンテンツ技術者情報 201 プラットフォーム管理サーバ 202 ワークフロー管理サーバ 203 利用者管理サーバ 204 ストリーミングサーバ 205 ウェブサーバ 206 アプリケーションサーバ 207 データベースサーバ 208 フォーマット変換サーバ 211,212,213,214 ゲートウェイ 221 送出専用通信網 222 専用線 223 インターネット 224 公衆電話網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 宰司 東京都千代田区紀尾井町4−1 ニューオ ータニガーデンコート 日本オラクル株式 会社内 (72)発明者 三宅 直矢 東京都千代田区紀尾井町4−1 ニューオ ータニガーデンコート 日本オラクル株式 会社内 Fターム(参考) 5B049 AA02 AA06 CC05 CC36 EE05 GG00 5B075 PQ05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテンツデータを保持するコンテンツ
    データベースと、 コンテンツ権利保持者の利用者端末から送信されるコン
    テンツデータを受け付けて登録し、受け付けたコンテン
    ツデータを前記コンテンツデータベースに格納し、コン
    テンツ購入者の利用者端末から送信されるコンテンツデ
    ータの購入登録を受け付けて登録し、購入登録を受け付
    けたコンテンツデータを前記コンテンツ購入者の利用者
    端末に送信するコンテンツバンクサービス部と、 前記コンテンツバンクサービス部が受け付けた前記購入
    登録に基づき、前記コンテンツ購入者に対する請求の処
    理を行う利用者管理部とを備えることを特徴とするコン
    テンツ管理システム。
  2. 【請求項2】 前記コンテンツバンクサービス部は、前
    記コンテンツ購入者の利用者端末からのコンテンツ検索
    の依頼を受信し、当該依頼に基づいて前記コンテンツデ
    ータベースを検索し、この検索の結果を前記コンテンツ
    購入者の利用者端末に返答することを特徴とする請求項
    1に記載のコンテンツ管理システム。
  3. 【請求項3】 コンテンツデータを保持するコンテンツ
    データベースと、コンテンツ権利保持者の利用者端末か
    ら送信されるコンテンツデータを受け付けて登録し、受
    け付けたコンテンツデータを前記コンテンツデータベー
    スに格納し、送出依頼者の利用者端末から送信される送
    出依頼登録を受け付けて登録し、送出依頼登録の際に指
    定されたコンテンツデータを指定されたスケジュールで
    送出する送出サービス部と、 前記送出サービス部が受け付けた前記送出依頼登録に基
    づき、前記送出依頼者に対する請求の処理を行う利用者
    管理部とを備えることを特徴とするコンテンツ管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記送出サービス部は、前記送出依頼者
    の利用者端末からのコンテンツ検索の依頼を受信し、当
    該依頼に基づいて前記コンテンツデータベースを検索
    し、この検索の結果を前記送出依頼者の利用者端末に返
    答することを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ管
    理システム。
  5. 【請求項5】 前記送出サービス部が送出する前記コン
    テンツデータを指定されたデータフォーマットに変換す
    るフォーマット変換部を備えることを特徴とする請求項
    3または4に記載のコンテンツ管理システム。
  6. 【請求項6】 コンテンツ権利保持者の利用者端末から
    送信されるコンテンツデータを受け付けて登録し、受け
    付けたコンテンツデータを前記コンテンツデータベース
    に格納し、送出依頼者の利用者端末から送信される送出
    依頼登録を受け付けて登録し、送出依頼登録の際に指定
    されたコンテンツデータを指定されたスケジュールで送
    出する送出サービス部と、 前記送出サービス部が受け付けた前記送出依頼登録に基
    づき、前記送出依頼者に対する請求の処理を行う利用者
    管理部とを備えることを特徴とする請求項1に記載のコ
    ンテンツ管理システム。
  7. 【請求項7】 定義されたワークフローに基づき、コン
    テンツ制作過程における各々のコンテンツ技術者の利用
    者端末に対して作業依頼を送信し、この作業依頼に応じ
    た作業結果データの登録を受信することにより前記ワー
    クフローを管理するワークフロー管理部と、 編集依頼者の利用者端末から送信される編集依頼を受け
    付け、この編集依頼の内容に応じたワークフローの管理
    を前記ワークフロー管理部に実行させ、前記ワークフロ
    ー管理部からの完了の通知を受信すると前記編集依頼者
    の利用者端末に完成報告を送信する編集サービス部とを
    備えることを特徴とするコンテンツ管理システム。
  8. 【請求項8】 前記ワークフローには、コンテンツのシ
    ナリオを作成する過程と、コンテンツ制作のスケジュー
    ルを作成する過程と、コンテンツ制作のための撮影を行
    う過程と、コンテンツ作成のための編集を行う過程の、
    少なくともいずれか1つの過程が含まれていることを特
    徴とする請求項8に記載のコンテンツ管理システム。
  9. 【請求項9】 前記ワークフロー管理部は、前記コンテ
    ンツ技術者の利用者端末から進捗経過の情報を受信し、
    この進捗経過の情報を基に進捗報告データを作成するこ
    とを特徴とする請求項7または8に記載のコンテンツ管
    理システム。
  10. 【請求項10】 前記編集サービス部は、前記コンテン
    ツ技術者の利用者端末から送信されるコンテンツのシナ
    リオのデータに基づき、当該コンテンツの制作スケジュ
    ール案のデータを生成することを特徴とする請求項7か
    ら9までのいずれかに記載のコンテンツ管理システム。
  11. 【請求項11】 コンテンツ技術者の利用者端末から送
    信される供給側のコンテンツ技術者情報と、人材調達依
    頼者の利用者端末から送信される需要側のコンテンツ技
    術者情報とをマッチングさせる処理を行う人材サービス
    部を備えることを特徴とする請求項7から10までのい
    ずれかに記載のコンテンツ管理システム。
  12. 【請求項12】 コンテンツ技術者の利用者端末から送
    信される供給側のコンテンツ技術者情報と、人材調達依
    頼者の利用者端末から送信される需要側のコンテンツ技
    術者情報とをマッチングさせる処理を行う人材サービス
    部と、 前記人材サービス部が行ったマッチング処理の結果に基
    づき、前記人材調達依頼者に対する請求の処理を行う利
    用者管理部とを備えることを特徴とするコンテンツ管理
    システム。
  13. 【請求項13】 コンテンツデータを保持するコンテン
    ツデータベースを備え、 前記コンテンツ制作課程において制作されたコンテンツ
    のデータを前記コンテンツデータベースに格納すること
    を特徴とする請求項7から11までのいずれかに記載の
    コンテンツ管理システム。
  14. 【請求項14】 前記コンテンツデータベースは、 作品として完結するコンテンツのデータを保持する作品
    情報と、 前記作品を構成する部分的なコンテンツのデータを保持
    する素材情報と、 前記作品の作品情報と当該作品を構成する素材情報とを
    関連付ける情報とを有していることを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
    6、請求項13のいずれかに記載のコンテンツ管理シス
    テム。
  15. 【請求項15】 前記作品情報および前記素材情報は、
    そのコンテンツに関する権利の権利種別と権利者の情報
    を有する権利情報に関連付けられて記録されていること
    を特徴とする請求項14に記載のコンテンツ管理システ
    ム。
  16. 【請求項16】 コンテンツデータを格納するコンテン
    ツデータベースと、 前記コンテンツデータに関する権利情報を格納する権利
    情報データベースと、 コンテンツ権利保持者によって提供され、前記コンテン
    ツデータベースに格納された前記コンテンツデータを、
    コンテンツ購入者に販売する仲介の処理を行うコンテン
    ツバンクサービス部と、 コンテンツ権利保持者によって提供され、前記コンテン
    ツデータベースに格納された前記コンテンツデータを、
    送付依頼者からの依頼に基づき、所定のスケジュールで
    所定のフォーマットで送出する送出サービス部と、 編集依頼者からの依頼に基づき、コンテンツ技術者によ
    るコンテンツ制作の過程のワークフローを実行させ、作
    成されたコンテンツデータを前記コンテンツデータベー
    スに格納する編集サービス部と、 前記コンテンツ技術者の利用者端末から送信される供給
    側のコンテンツ技術者情報と、人材調達依頼者の利用者
    端末から送信される需要側のコンテンツ技術者情報とを
    マッチングさせる処理を行う人材サービス部とを備える
    ことを特徴とするコンテンツ管理システム。
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