JP2007249821A - コンテンツ共有システム - Google Patents

Abstract

【課題】複数ユーザのコンテンツを共有することで、ユーザ間のコンテンツの流通を向上させる。
【解決手段】静止画などの写真や、動画などのビデオ映像など、一般消費者（ユーザ）が有するコンテンツを一元管理し、特に複数のユーザが共通のイベントに参画した際のコンテンツに関して、位置情報並びに時刻情報を基に自動的にイベントとして分析分類し、且つ複数ユーザのコンテンツを共有することで、ユーザ間のコンテンツの流通を向上させる。
【選択図】図１

Description

本発明はコンテンツ共有システムに関し、特に、ユーザ間でコンテンツを共有するコンテンツ共有システムに関するものである。

従来、画像データなどの登録システムは存在するが、ユーザ単位に区切られたデータ管理や、または管理することなく、キーワード検索などによる表示など、コンテンツ共有の観点において、複数のユーザ間のデータを一元管理または視聴することができない課題があった。また、複数のデータを登録した場合でも、ある限られたグループ内でのデータ共有のみに制限されるという問題があった。
また、アルバムを編集するユーザがユーザ端末を介してサーバコンピュータに撮影画像を要求すると、サーバコンピュータは撮影画像データベースに記憶されている撮影画像からアルバムの項目に基づいて抽出した撮影画像をユーザに提供し、サーバコンピュータは、ユーザからの編集指示に応じて提供した撮影画像を編集し、編集した画像情報をアルバムページデータベースに記憶し、さらにユーザからの出力要求に応じて、編集した画像情報に係る画像を出力することにより、ユーザ端末を操作するだけで撮影画像データベースに記憶されている撮影画像をアルバムの項目毎に抽出し、容易に撮影画像を選択、編集することができるようにし、アルバム編集者の作業量を低減し、アルバム製作を効率良く行うことができるようにしたものがある（例えば、特許文献１参照）。
特開２００２−８０５０号公報

しかしながら、従来の画像データなどの登録システムでは、ユーザ単位に区切られたデータ管理や、または管理することなく、キーワード検索などによる表示など、コンテンツ共有の観点において、複数のユーザ間のデータを一元管理または視聴することができない課題があった。
また、特許文献１記載の発明では、ユーザが意図的に分類を行うことを前提とし、自動的に分類するものではなかった。
本発明はこのように状況に鑑みてなされたものであり、上記問題点を解決できるコンテンツ共有システムを提供することを目的とする。

請求項１に記載のコンテンツ共有システムは、コンテンツを一元管理する管理手段と、複数のユーザが共通のイベントに参画した際のコンテンツに関して、位置情報および時刻情報の少なくともいずれか一方を基にコンテンツをイベント分類する分類手段と、複数ユーザ間でコンテンツを共有する共有手段とを備えることを特徴とする。
請求項２に記載のコンテンツ共有システムは、ユーザが利用する情報端末と、インターネットなどのネットワークを介して情報端末と接続されるコンテンツ分類サーバとからなるコンテンツ共有システムであって、情報端末は、静止画などのコンテンツを撮影する撮影手段と、撮影手段による撮影と同期して、メタ情報を生成するメタ情報生成手段と、撮影手段によって撮影されたコンテンツとメタ情報生成手段によって生成されたメタ情報とを記録する記録手段と、コンテンツの売買において決済を行う決済手段と、認証するための個人ＩＤ管理手段と、参画している複数のグループを選択するためのグループ選択手段と、コンテンツ分類サーバに記録されているコンテンツを視聴するためのコンテンツ視聴手段と、視聴した結果、購入を希望する場合、そのコンテンツの注文を行うための発注手段と、注文したコンテンツを取り込むためのダウンロード受信手段とを備え、コンテンツ分類サーバは、コンテンツの売買時に決済を行う課金手段と、認証を行う認証手段と、認証の際にユーザ個人の管理を行うユーザ管理手段と、ユーザがどのグループに参画しているかを管理するグループ管理手段と、コンテンツを登録する際に、ユーザの情報端末からコンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、受信したコンテンツを自動的にイベント分析し、分類する分類手段と、イベント情報を管理するイベント管理手段と、コンテンツを登録するデータベースと、ユーザがコンテンツを視聴する際に、グループ管理に応じたイベント情報に基づいて、コンテンツを表示するコンテンツ表示手段と、ユーザのコンテンツ注文を受ける受注手段と、コンテンツ注文を受けたコンテンツをユーザの情報端末にダウンロードするダウンロード送信手段とを備えることを特徴とする。
また、メタ情報は、現在の日時および現在の位置情報の少なくともいずれかであるようにすることができる。
請求項４に記載のコンテンツ共有方法は、ユーザが利用する情報端末と、インターネットなどのネットワークを介して情報端末と接続されるコンテンツ分類サーバとからなるコンテンツ共有システムにおけるコンテンツ共有方法であって、情報端末は、静止画などのコンテンツを撮影する撮影ステップと、撮影ステップにおける撮影と同期して、メタ情報を生成するメタ情報生成ステップと、撮影ステップにおいて撮影されたコンテンツとメタ情報生成ステップにおいて生成されたメタ情報とを記録する記録ステップと、コンテンツの売買において決済を行う決済ステップと、認証するための個人ＩＤ管理ステップと、参画している複数のグループを選択するためのグループ選択ステップと、コンテンツ分類サーバに記録されているコンテンツを視聴するためのコンテンツ視聴ステップと、視聴した結果、購入を希望する場合、そのコンテンツの注文を行うための発注ステップと、注文したコンテンツを取り込むためのダウンロード受信ステップとを備え、コンテンツ分類サーバは、コンテンツの売買時に決済を行う課金ステップと、認証を行う認証ステップと、認証の際にユーザ個人の管理を行うユーザ管理ステップと、ユーザがどのグループに参画しているかを管理するグループ管理ステップと、コンテンツを登録する際に、ユーザの情報端末からコンテンツを受信するコンテンツ受信ステップと、受信したコンテンツを自動的にイベント分析し、分類する分類ステップと、イベント情報を管理するイベント管理ステップと、コンテンツを登録するデータベースと、ユーザがコンテンツを視聴する際に、グループ管理に応じたイベント情報に基づいて、コンテンツを表示するコンテンツ表示ステップと、ユーザのコンテンツ注文を受ける受注ステップと、コンテンツ注文を受けたコンテンツをユーザの情報端末にダウンロードするダウンロード送信ステップとを備えることを特徴とする。
また、メタ情報は、現在の日時および現在の位置情報の少なくともいずれかであるようにすることができる。
請求項６に記載のコンテンツ共有制御プログラムは、ユーザが利用する情報端末と、インターネットなどのネットワークを介して情報端末と接続されるコンテンツ分類サーバとからなるコンテンツ共有システムにおけるコンテンツ共有制御プログラムであって、情報端末に、静止画などのコンテンツを撮影する撮影ステップと、撮影ステップにおける撮影と同期して、メタ情報を生成するメタ情報生成ステップと、撮影ステップにおいて撮影されたコンテンツとメタ情報生成ステップにおいて生成されたメタ情報とを記録する記録ステップと、コンテンツの売買において決済を行う決済ステップと、認証するための個人ＩＤ管理ステップと、参画している複数のグループを選択するためのグループ選択ステップと、コンテンツ分類サーバに記録されているコンテンツを視聴するためのコンテンツ視聴ステップと、視聴した結果、購入を希望する場合、そのコンテンツの注文を行うための発注ステップと、注文したコンテンツを取り込むためのダウンロード受信ステップとを実行させ、コンテンツ分類サーバに、コンテンツの売買時に決済を行う課金ステップと、認証を行う認証ステップと、認証の際にユーザ個人の管理を行うユーザ管理ステップと、ユーザがどのグループに参画しているかを管理するグループ管理ステップと、コンテンツを登録する際に、ユーザの情報端末からコンテンツを受信するコンテンツ受信ステップと、受信したコンテンツを自動的にイベント分析し、分類する分類ステップと、イベント情報を管理するイベント管理ステップと、コンテンツを登録するデータベースと、ユーザがコンテンツを視聴する際に、グループ管理に応じたイベント情報に基づいて、コンテンツを表示するコンテンツ表示ステップと、ユーザのコンテンツ注文を受ける受注ステップと、コンテンツ注文を受けたコンテンツをユーザの情報端末にダウンロードするダウンロード送信ステップとを実行させることを特徴とする。
また、メタ情報は、現在の日時および現在の位置情報の少なくともいずれかであるようにすることができる。

本発明のコンテンツ共有システムによれば、次のような効果を奏する。
第１の効果は、視聴や参照が容易な形式でコンテンツが共有されることが可能となる点である。これは、グループ管理と、自動的にコンテンツのメタ情報を分析し、イベントとして管理することで、イベントに参画している条件での参照と、イベント毎にコンテンツを分類することで、参照が容易になる点である。特にインターネットなどの不特定多数の参加者が存在する場合は、場所及び時間軸でイベント分類することで、コンテンツ共有が拡張される。
第２の効果は、コンテンツ登録者にコンテンツ登録の成果を還元することが可能となる点である。これは、コンテンツ視聴者の認証並びに課金手段を講じることで、コンテンツ視聴者が購入した際にその成果をコンテンツ登録者に還元できるためである。

本発明は、静止画などの写真や、動画などのビデオ映像など、一般消費者（ユーザ）が有するコンテンツを一元管理し、特に複数のユーザが共通のイベントに参画した際のコンテンツに関して、位置情報並びに時刻情報を基に自動的にイベントとして分析分類し、且つ複数ユーザのコンテンツを共有することで、ユーザ間のコンテンツの流通を向上させることを特徴とする。以下、図１を参照して、本発明の一実施の形態の構成例について説明する。

図１を参照すると、本実施の形態は、情報端末１、コンテンツ分類サーバ３が、インターネットなどのネットワーク２を介して、接続される構成である。情報端末１は、ユーザが静止画などのコンテンツを撮影する撮影手段１１と、その撮影と同期して、メタ情報を生成するメタ情報生成手段１２と、ユーザが撮影したコンテンツとメタ情報を記録する記録手段１３と、コンテンツの売買において決済を行う決済手段１４と、認証するための個人ＩＤ管理手段１５と、参画している複数のグループを選択するためのグループ選択手段１６と、コンテンツを送信するコンテンツ送信手段１７と、コンテンツ分類サーバに記録されているコンテンツを視聴するためのコンテンツ視聴手段１８と、視聴した結果、購入を希望する場合、そのコンテンツの注文を行うための発注手段１９と、注文したコンテンツを取り込むためのダウンロード受信手段２０で構成されている。

コンテンツ分類サーバ２は、コンテンツの売買時に決済を行う課金手段２１と、認証を行う認証手段２２と、認証の際にユーザ個人の管理を行うユーザ管理手段２３と、ユーザがどのグループに参画しているかを管理するグループ管理手段２４と、コンテンツを登録する際に、ユーザの情報端末からコンテンツを受信するコンテンツ受信手段２５と、受信したコンテンツを自動的に分析し、イベント毎に分類する分類手段２６と、イベント情報を管理するイベント管理手段２７と、コンテンツを登録するデータベースと、ユーザがコンテンツを視聴する際にグループ管理に応じたイベント情報に基づいて、表示するコンテンツ表示手段２８と、ユーザのコンテンツ注文を受ける受注手段３０と、コンテンツの注文を受け、コンテンツをユーザの情報端末にダウンロードするダウンロード送信手段２９を有する。

撮影手段１１は、メタ情報性指示Ｓ１０２でメタ情報生成手段１２と接続され、コンテンツ情報Ｓ１０１で記録手段１３と接続されている。さらに、メタ情報生成手段１２は、記録手段１３とメタ情報Ｓ１０３で接続されている。記録手段１３は、コンテンツ送信手段１７と、ダウンロード受信手段２０と接続されている。決済手段１４は、課金手段２１と接続され、個人ＩＤ管理手段１５は、認証手段２３と接続されている。その認証手段２３は、ユーザ管理手段２２と、グループ管理手段２４と、受注手段３０と接続されている。グループ選択手段１６は、グループ管理手段２４と接続され、コンテンツ送信手段１７は、コンテンツ受信手段２５と接続されている。コンテンツ視聴手段１８は、コンテンツ表示手段２８と接続されている。発注手段１９は、受注手段３０と接続されている。グループ管理手段２４は、コンテンツ表示手段２８と、分類手段２６と、イベント管理手段２７と接続され、コンテンツ受信手段２５は、分類手段２６と接続され、イベント管理手段２７は、分類手段２６とコンテンツ表示手段２８と接続され、データベース２９は、分類手段２６と、コンテンツ表示手段２８と、ダウンロード送信手段３１と接続され、受注手段３０は、課金手段２１と接続されている。

次に、図１及び図２を参照して、本発明の一実施の形態の動作について説明する。図２は、本実施の形態の静止画や動画などコンテンツ撮影時の動作を示すシーケンス図である。ユーザが、撮影手段１１で静止画や動画コンテンツを撮影した際は、それをトリガにコンテンツ情報Ｓ１０１を記録手段１３に送信する（ステップ１−１）とともに、メタ情報生成手段１２に対し、メタ情報生成指示Ｓ１０２をメタ情報生成手段１２に送信する（ステップ１−２）。メタ情報生成手段１２は、メタ情報生成指示Ｓ１０２を受け、現在の日付並びに時刻情報と、ＧＰＳ等の測位機能により現在の位置情報をメタ情報Ｓ１０３として生成し、記録手段１３に送信する（ステップ１−３）。

次に、図３を参照して、記録手段１３に記録されたコンテンツをコンテンツ分類サーバ３に登録する際の動作について説明する。図３は、本実施の形態のコンテンツ分類サーバ３に登録する際の動作を示すシーケンス図である。

情報端末１からコンテンツ分類サーバ３にコンテンツを登録する際は、コンテンツ送信手段１７からの個人ＩＤ管理手段１５に対し、コンテンツ登録要求を行う（ステップ２−１）。

個人ＩＤ管理手段１５は、このコンテンツ登録要求を受けると、コンテンツ分類サーバ３の認証手段２３に対し、個人ＩＤを送信する（ステップ２−２）。

認証手段２３は、個人ＩＤ管理手段１５からの個人ＩＤを受信すると、ユーザ管理手段２２に対し、受信した個人ＩＤが正常なＩＤかどうか個人ＩＤ確認を行う（ステップ２−３）。

ユーザ管理手段２２は、登録されている個人ＩＤと比較検索し、個人ＩＤが正常な場合は、確認ＯＫを認証手段２３に応答し、個人ＩＤが存在しない場合は、確認ＮＧを認証手段２３に応答する（ステップ２−４）。

認証手段２３は、個人ＩＤの認証確認が正常に行われた場合は、グループ管理手段２４に個人ＩＤを送信する（ステップ２−６）。

グループ管理手段２４は、認証手段２３からの個人ＩＤを受信し、該当個人ＩＤが登録されているグループ情報をリスト情報として、情報端末１のグループ選択手段１６に送信する（ステップ２−７）。

グループ選択手段１６は、受信したグループリストから、今回登録するコンテンツが関係するグループを選択し、選択したグループ情報をグループ管理手段２４に送信する（ステップ２−８）。

グループ管理手段２４は、選択されたグループ情報を分類手段２６とイベント管理手段２７に送信する（ステップ２−９、ステップ２−１０）。

情報端末１では、グループリストを受信した時点で、正常に認証されたと認識し、グループ選択を行う。その後、コンテンツ送信手段１７は、記録手段１３に記録されているコンテンツを読み出し、コンテンツ受信手段２５に送信する（ステップ２−１２）。

コンテンツ受信手段２５は、分類手段２６に対し、受信したコンテンツ情報を送信するとともに分類指示を要求する（ステップ２−１３）。

分類手段２６は、受信したコンテンツ情報のメタ情報を分析し、撮影場所と時間軸によりイベントとして分類し、データベース２９に対しては、コンテンツ情報にイベントＩＤとグループＩＤと個人ＩＤを付与して書き込む（ステップ２−１５）。

図８に、データベース２９に記録される際のコンテンツのデータ構成を示す。図８を参照すると、コンテンツ毎に日付、時刻、場所やデータサイズ・形式などの属性情報の他に、コンテンツ視聴時に参照するためのグループＩＤ、イベントＩＤ、個人ＩＤが付与されている。

次に、図４を参照して、コンテンツ分類サーバ３に保存されているコンテンツを視聴する際の動作について説明する。図４は、本実施の形態のコンテンツを視聴する際の動作を示すシーケンス図である。

情報端末１のコンテンツ視聴手段１８から、個人ＩＤ管理手段１５とコンテンツ表示手段２８に対し、コンテンツ視聴要求を行う（ステップ３−１、ステップ３−２）。

個人ＩＤ管理手段１５の認証動作については、上記図３の動作と同じである（ステップ３−３〜ステップ３−７）。グループ管理手段２４は、選択されたグループ情報をコンテンツ表示手段２８とイベント管理手段２７に送信する（ステップ３−１０）。イベント管理手段２７は、グループ情報に合致するイベント情報をリスト情報として、コンテンツ表示手段２８に送信する（ステップ３−１１）。

コンテンツ表示手段２８は、コンテンツが記録されているデータベース２９から、受信したグループ情報とイベント情報をキーに表示可能なコンテンツを読み出す（ステップ３−１２）。

読み出されたコンテンツ情報をコンテンツ視聴手段１８に対し送信する（ステップ３−１３）。これにより、ユーザは、コンテンツ視聴手段１８を介して、グループ内のイベント単位でのコンテンツを視聴可能となる。

次に、図５を参照して、コンテンツを購入する際の動作について説明する。図５は、本実施の形態のコンテンツ購入時の動作を示すシーケンス図である。

コンテンツを購入する際は、発注手段１９から、コンテンツ分類サーバ３の受注手段３０に対し、発注要求を行う（ステップ４−１）。

受注手段３０は、発注手段１９からの発注要求を受け、認証手段２３に対し、発注者の認証を要求する（ステップ４−２）。

認証手段２３は、情報端末１の個人ＩＤ管理手段１５に対し、個人ＩＤ要求を行い（ステップ４−３）、個人ＩＤ管理手段１５は、個人ＩＤを応答する（ステップ４−４）。

認証手段２３は、受信した個人ＩＤの確認をユーザ管理手段２２に対し行い（ステップ４−５、ステップ４−６）、認証確認が正常な場合は、受注手段３０に対し、認証確認結果を送信する（ステップ４−７）。

受注手段３０は、認証結果が正常な場合は、ダウンロード送信手段３１に対し、ダウンロード指示を行い（ステップ４−８）、ダウンロード送信手段３１は指定されたコンテンツをデータベース２９から読み出し、情報端末１のダウンロード受信手段２０に対し、ダウンロード送信する（ステップ４−１０）。

ダウンロード受信手段２０は、受信したコンテンツ情報を記録手段１３に記録し（ステップ４−１１）、正常にダウンロードされたことをダウンロード送信手段３１に応答し（ステップ４−１２）、さらにダウンロード送信手段３１は、受注手段３１にダウンロード完了を送信する（ステップ４−１３）。

受注手段３０は、ダウンロードが正常に終了したことを受け、課金手段２１に対し、課金要求を行う（ステップ４−１４）。課金手段２１は、課金要求に基づき、該当ユーザに対し決済要求を行う（ステップ４−１５）。このようにして、コンテンツ分類サーバに登録されているコンテンツの購入並びに決済が可能となる。

次に、図６を参照して、これまで説明した動作をまとめて説明する。図６では、本実施の形態の動作の理解を補足する概念図である。

あるイベントに参加したユーザＡからユーザＦまでが、それぞれ情報端末１を保有しており、さらにユーザＡ、ユーザＢ及びユーザＣが、イベントにおいてコンテンツの撮影を行い、残りのユーザＤ、ユーザＥ及びユーザＦは、コンテンツの視聴のみを行うことを前提としている。

ここでのグループとは、ある学校などの団体や、地域的な集合体で、イベントとはそのグループで行った催事や行事などを前提としている。例として、ここではグループは「学校」、イベントは「運動会」として説明する。

学校の運動会において、ユーザＡ、ユーザＢ及びユーザＣは、それぞれの知人の写真撮影を行い、コンテンツ分類サーバ３のデータベース２９に登録する。このとき、イベント単位に分類されるため、図６のイベントリストの様に、イベント＃１には、ユーザＡ、ユーザＢ及びユーザＣの写真が分類される。

特に、このようにイベントにおいては、多数の被写体が存在するため、ユーザＡ、ユーザＢ、ユーザＣが撮影した写真においても、ユーザＤ、ユーザＥ及びユーザＦが求める被写体を含む写真が撮影される。

ユーザＤ、ユーザＥ及びユーザＦは、自らコンテンツ作成を行っていないが、自動的にイベント毎に分類されたコンテンツから容易にコンテンツを検索し、さらに購入することができる。購入の際は、撮影したユーザに対し、成果報酬として還元される。

このように、コンテンツ登録から、イベント分類を経て、コンテンツ購入、さらにコンテンツ登録者まで還元される概念図を図７に示す。登録者が情報端末＃Ａを用いてコンテンツを登録し、コンテンツ分類サーバ３がイベント分析を行ってコンテンツを分類し、購入者が携帯端末＃Ｂを用いてコンテンツを購入し、課金及び決済を経て登録者に成果報酬として還元される。

本発明は、例えば、地域のお祭り行事など、抽象的なイベントや街頭イベントなどにおいて、複数の利害関係を持たない撮影者が撮影を行った際に、ネットワークの共有サービスを利用することで、自動的にイベントが整理され、参照、さらに、購入することができる。例えば、北海道の雪祭りに行って撮影したが、この共有サービスに登録することで、たまたま同じ時間の同じ場所に居た利害関係の無い人たちも被写体として撮影されたり、そのときのイベントを共有できる。これら撮影者の登録モチベーションを向上させる上で、成果報酬制度が重要である。

以上説明したように、本実施の形態により、次のような効果が得られる。第１の効果は、視聴や参照が容易な形式でコンテンツが共有されることが可能となる点である。これは、グループ管理と、自動的にコンテンツのメタ情報を分析し、イベントとして管理することで、イベントに参画している条件での参照と、イベント毎にコンテンツを分類することで、参照が容易になる点である。特にインターネットなどの不特定多数の参加者が存在する場合は、場所及び時間軸でイベント分類することで、コンテンツ共有が拡張される。

第２の効果は、コンテンツ登録者にコンテンツ登録の成果が還元することが可能となる点である。これは、コンテンツ視聴者の認証並びに課金手段を講じることで、コンテンツ視聴者が購入した際にその成果をコンテンツ登録者に還元できるためである。

なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは言うまでもない。

本発明の活用例として、例えば、ファイル共有サービス、アルバムサービス、ＩＳＰ（Internet Services Provider）、ＡＳＰ（Application Service Provider）等にも本発明を適用することができる。

本発明の実施の形態の構成を図示すブロック図である。 本発明の実施の形態の動作を示す第１のシーケンス図である。 本発明の実施の形態の動作を示す第２のシーケンス図である。 本発明の実施の形態の動作を示す第３のシーケンス図である。 本発明の実施の形態の動作を示す第４のシーケンス図である。 本発明の実施の形態の動作を示す第１の概念図である。 本発明の実施の形態の動作を示す第２の概念図である。 本発明の実施の形態のデータベース構成を示すブロック図である。

符号の説明

１ 情報端末
２ ネットワーク
１１ 撮影手段
１２ メタ情報生成手段
１３ 記録手段
１４ 決済手段
１５ 個人ＩＤ管理手段
１６ グループ選択手段
１７ コンテンツ送信手段
１８ コンテンツ視聴手段
１９ 発注手段
２０ ダウンロード受信手段
２１ 課金手段
２２ ユーザ管理手段
２３ 認証手段
２４ グループ管理手段
２５ コンテンツ受信手段
２６ 分類手段
２７ イベント管理手段
２８ コンテンツ表示手段
２９ データベース
３０ 受注手段
３１ ダウンロード送信手段

Claims (7)

1. コンテンツを一元管理する管理手段と、
   複数のユーザが共通のイベントに参画した際のコンテンツに関して、位置情報および時刻情報の少なくともいずれか一方を基に前記コンテンツをイベント分類する分類手段と、
   複数ユーザ間で前記コンテンツを共有する共有手段と
   を備えることを特徴とするコンテンツ共有システム。
2. ユーザが利用する情報端末と、インターネットなどのネットワークを介して前記情報端末と接続されるコンテンツ分類サーバとからなるコンテンツ共有システムであって、
   前記情報端末は、
   静止画などのコンテンツを撮影する撮影手段と、
   前記撮影手段による撮影と同期して、メタ情報を生成するメタ情報生成手段と、
   前記撮影手段によって撮影された前記コンテンツと前記メタ情報生成手段によって生成された前記メタ情報とを記録する記録手段と、
   前記コンテンツの売買において決済を行う決済手段と、
   認証するための個人ＩＤ管理手段と、
   参画している複数のグループを選択するためのグループ選択手段と、
   コンテンツ分類サーバに記録されているコンテンツを視聴するためのコンテンツ視聴手段と、
   視聴した結果、購入を希望する場合、そのコンテンツの注文を行うための発注手段と、
   注文したコンテンツを取り込むためのダウンロード受信手段と
   を備え、
   前記コンテンツ分類サーバは、
   前記コンテンツの売買時に決済を行う課金手段と、
   認証を行う認証手段と、
   認証の際にユーザ個人の管理を行うユーザ管理手段と、
   ユーザがどのグループに参画しているかを管理するグループ管理手段と、
   コンテンツを登録する際に、ユーザの情報端末から前記コンテンツを受信するコンテンツ受信手段と、
   受信したコンテンツを自動的にイベント分析し、分類する分類手段と、
   イベント情報を管理するイベント管理手段と、
   前記コンテンツを登録するデータベースと、
   ユーザがコンテンツを視聴する際に、グループ管理に応じたイベント情報に基づいて、前記コンテンツを表示するコンテンツ表示手段と、
   ユーザのコンテンツ注文を受ける受注手段と、
   コンテンツ注文を受けたコンテンツをユーザの前記情報端末にダウンロードするダウンロード送信手段と
   を備える
   ことを特徴とするコンテンツ共有システム。
3. 前記メタ情報は、現在の日時および現在の位置情報の少なくともいずれかである
   ことを特徴とする請求項２記載のコンテンツ共有システム。
4. ユーザが利用する情報端末と、インターネットなどのネットワークを介して前記情報端末と接続されるコンテンツ分類サーバとからなるコンテンツ共有システムにおけるコンテンツ共有方法であって、
   前記情報端末は、
   静止画などのコンテンツを撮影する撮影ステップと、
   前記撮影ステップにおける撮影と同期して、メタ情報を生成するメタ情報生成ステップと、
   前記撮影ステップにおいて撮影された前記コンテンツと前記メタ情報生成ステップにおいて生成された前記メタ情報とを記録する記録ステップと、
   前記コンテンツの売買において決済を行う決済ステップと、
   認証するための個人ＩＤ管理ステップと、
   参画している複数のグループを選択するためのグループ選択ステップと、
   コンテンツ分類サーバに記録されているコンテンツを視聴するためのコンテンツ視聴ステップと、
   視聴した結果、購入を希望する場合、そのコンテンツの注文を行うための発注ステップと、
   注文したコンテンツを取り込むためのダウンロード受信ステップと
   を備え、
   前記コンテンツ分類サーバは、
   前記コンテンツの売買時に決済を行う課金ステップと、
   認証を行う認証ステップと、
   認証の際にユーザ個人の管理を行うユーザ管理ステップと、
   ユーザがどのグループに参画しているかを管理するグループ管理ステップと、
   コンテンツを登録する際に、ユーザの情報端末から前記コンテンツを受信するコンテンツ受信ステップと、
   受信したコンテンツを自動的にイベント分析し、分類する分類ステップと、
   イベント情報を管理するイベント管理ステップと、
   前記コンテンツを登録するデータベースと、
   ユーザがコンテンツを視聴する際に、グループ管理に応じたイベント情報に基づいて、前記コンテンツを表示するコンテンツ表示ステップと、
   ユーザのコンテンツ注文を受ける受注ステップと、
   コンテンツ注文を受けたコンテンツをユーザの前記情報端末にダウンロードするダウンロード送信ステップと
   を備える
   ことを特徴とするコンテンツ共有方法。
5. 前記メタ情報は、現在の日時および現在の位置情報の少なくともいずれかである
   ことを特徴とする請求項４１記載のコンテンツ共有システム。
6. ユーザが利用する情報端末と、インターネットなどのネットワークを介して前記情報端末と接続されるコンテンツ分類サーバとからなるコンテンツ共有システムにおけるコンテンツ共有制御プログラムであって、
   前記情報端末に、
   静止画などのコンテンツを撮影する撮影ステップと、
   前記撮影ステップにおける撮影と同期して、メタ情報を生成するメタ情報生成ステップと、
   前記撮影ステップにおいて撮影された前記コンテンツと前記メタ情報生成ステップにおいて生成された前記メタ情報とを記録する記録ステップと、
   前記コンテンツの売買において決済を行う決済ステップと、
   認証するための個人ＩＤ管理ステップと、
   参画している複数のグループを選択するためのグループ選択ステップと、
   コンテンツ分類サーバに記録されているコンテンツを視聴するためのコンテンツ視聴ステップと、
   視聴した結果、購入を希望する場合、そのコンテンツの注文を行うための発注ステップと、
   注文したコンテンツを取り込むためのダウンロード受信ステップとを実行させ、
   前記コンテンツ分類サーバに、
   前記コンテンツの売買時に決済を行う課金ステップと、
   認証を行う認証ステップと、
   認証の際にユーザ個人の管理を行うユーザ管理ステップと、
   ユーザがどのグループに参画しているかを管理するグループ管理ステップと、
   コンテンツを登録する際に、ユーザの情報端末から前記コンテンツを受信するコンテンツ受信ステップと、
   受信したコンテンツを自動的にイベント分析し、分類する分類ステップと、
   イベント情報を管理するイベント管理ステップと、
   前記コンテンツを登録するデータベースと、
   ユーザがコンテンツを視聴する際に、グループ管理に応じたイベント情報に基づいて、前記コンテンツを表示するコンテンツ表示ステップと、
   ユーザのコンテンツ注文を受ける受注ステップと、
   コンテンツ注文を受けたコンテンツをユーザの前記情報端末にダウンロードするダウンロード送信ステップとを実行させる
   ことを特徴とするコンテンツ共有制御プログラム。
7. 前記メタ情報は、現在の日時および現在の位置情報の少なくともいずれかである
   ことを特徴とする請求項６記載のコンテンツ共有システム。
   

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