JPH11286412A - 皮膚化粧料 - Google Patents

皮膚化粧料

Info

Publication number
JPH11286412A
JPH11286412A JP8895098A JP8895098A JPH11286412A JP H11286412 A JPH11286412 A JP H11286412A JP 8895098 A JP8895098 A JP 8895098A JP 8895098 A JP8895098 A JP 8895098A JP H11286412 A JPH11286412 A JP H11286412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
component
nonionic surfactant
present
fatty acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8895098A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiko Sanbe
晶子 三部
Yasuo Nagahara
恭生 永原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP8895098A priority Critical patent/JPH11286412A/ja
Publication of JPH11286412A publication Critical patent/JPH11286412A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚刺激性が少なく、保存安定性に優れ、か
つ、使用感、特にべたつきのない優れた皮膚化粧料を提
供する。 【解決手段】 下記(a)成分と(b)成分とを配合し
た乳化物からなることを特徴とする皮膚化粧料。 (a)ポリオキシエチレン鎖を80モル以上付加し、エス
テル型で、かつ分子内にグリセリン骨格を1個以上又は
ソルビタン骨格又は硬化ひまし油構造を有する非イオン
性界面活性剤。 (b)HLB9以下のエステル型非イオン性界面活性剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚刺激性が少な
く、安定性に優れ、かつ、使用感、特にべたつきのない
優れた皮膚化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、乾燥による皮膚のバリアー機能の
低下やアレルギー疾患により、皮膚トラブルが増加して
いる。このような肌は、外界からの刺激に敏感に反応し
やすく、一般化粧品のように本来トラブルがない肌なら
ば使用に問題のない組成物でも、かゆみ、発赤、湿疹の
ような症状を起こすことがある。いわゆる敏感肌とよば
れる状態の一つであり、その数は増加傾向にある。
【0003】一般に、敏感肌向けの皮膚化粧料として
は、皮膚を刺激しないという目的で、刺激性の少ない界
面活性剤を配合したり、刺激性の少ない防腐剤を配合し
た組成物が提案されているが、反面、使用感や安定性が
悪いという問題点があった。
【0004】従来より、非イオン性界面活性剤について
は、そのポリオキシエチレン鎖が長くなるほど皮膚の刺
激性は少なくなることが知られていた〔「非イオン性界
面活性剤の皮膚に及ぼす影響」、日本皮膚科学会雑誌
第71巻 第4号 第381頁〜第400頁、昭和36年4月20日発
行〕。しかしながら、ポリオキシエチレン鎖が、ある程
度の長さまで達すると界面活性能が低下するため、安定
配合が難しい点に課題がある。そのため、十分なポリオ
キシエチレン鎖長を持った非イオン性界面活性剤を用
い、その低刺激性を十分活かした組成は得られていない
のが現状である。
【0005】また、乳化物を調製する場合、親水性の界
面活性剤と親油性の界面活性剤を組み合わせて最適なH
LB〔hydrophile-lipophile-balance(親水親油バラン
ス)の略で乳化効果を示す指標の1つである。以下同
様〕を設定し、安定な組成物を得る方法は、化粧品技術
者にとって従来から公知である(例えば、ハンドブッ
ク、日光ケミカルズ編、1977年)。しかしながら、
低刺激性という面から見ると、その組み合わせは限られ
ており、現状では、低刺激性で、使用感に優れ、しかも
安定性にも優れた皮膚化粧料が得られていないのが現状
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題並びに現状に鑑み、これを解消しようとするもので
あり、低刺激性で、使用感に優れ、しかも安定性にも優
れた皮膚化粧料を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記従来
の課題並びに現状について鋭意検討した結果、特定の非
イオン性界面活性剤を組み合わせて配合することによっ
て、低刺激性と使用感と安定性を両立させた皮膚化粧料
を得ることを見い出し、本発明を完成するに至ったので
ある。すなわち、本発明の皮膚化粧料は、下記(a)成
分と(b)成分とを配合した乳化物からなることを特徴
とする。 (a)ポリオキシエチレン鎖を80モル以上付加し、エス
テル型で、かつ分子内にグリセリン骨格を1個以上又は
ソルビタン骨格又は硬化ひまし油構造を有する非イオン
性界面活性剤。 (b)HLB9以下のエステル型非イオン性界面活性剤。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて更に詳述する。本発明の皮膚化粧料は、下記(a)
成分と(b)成分とを配合した乳化物からなることを特
徴とするものである。 (a)ポリオキシエチレン鎖を80モル以上付加し、エス
テル型で、かつ分子内にグリセリン骨格を1個以上又は
ソルビタン骨格又は硬化ひまし油構造を有する非イオン
性界面活性剤。 (b)HLB9以下のエステル型非イオン性界面活性剤。
【0009】本発明に配合する(a)成分となる非イオ
ン性界面活性剤は、ポリオキシエチレン鎖が80モル
〔以下、「POE(80)」という)以上付加されたも
のであることが必要であり、また、低刺激性の面からエ
ステル型であることが必要であり、更に、使用感、安定
性の面から分子内にグリセリン骨格を1個以上又はソル
ビタン骨格又は硬化ひまし油構造を有する構造、すなわ
ち、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリル、ポリオキシ
エチレン硬化ひまし油、ポリオキシエチレン脂肪酸硬化
ひまし油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ルの構造を持つことが必要である。上記ポリオキシエチ
レン鎖は、乳化力の面から、80モル以上、好ましく
は、80から120モルであることが望ましい。ポリオ
キシエチレン鎖が80モル未満の付加であると、本発明
の目的の一つである安定性を達成することができない。
また、上記(a)成分の非イオン性界面活性剤のHLB
は、特に制限はないが、10〜18のものが好ましく、
更に好ましくは、14〜18であり、親水性が高いもの
が望ましい。
【0010】上記特性の(a)成分となる非イオン性界
面活性剤としては、例えば、POE(80)グリセリル
トリイソステアレート、POE(100)硬化ひまし
油、POE(80)硬化ひまし油モノイソステアレー
ト、POE(80)トリステアリン酸ソルビタン、PO
E(100)グリセリルトリイソステアレート、POE
(100)トリステアリン酸ソルビタン、POE(10
0)グリセリルトリステアレート、POE(85)グリ
セリルトリイソステアレート、POE(85)硬化ひま
し油、POE(85)硬化ひまし油モノイソステアレー
ト、POE(85)トリステアリン酸ソルビタン、PO
E(85)グリセリルトリイソステアレート、POE
(85)トリステアリン酸ソルビタン、POE(85)
グリセリルトリステアレートなどが挙げられる。好まし
くは、POE(80以上)硬化ひまし油である。上記特
性の(a)成分となる各種の親水性の非イオン性界面活
性剤は、1種又は2種以上組み合わせて使用することが
できる。
【0011】上記(a)成分の非イオン性界面活性剤の
配合量は、皮膚化粧料全量に対して、0.1〜15重量
%、好ましくは、0.1〜10重量%である。配合量が
15重量%を超えると、べたつきが生じ、使用感を損ね
ることとなり、また、0.1重量%未満では安定性に劣
ることとなり、好ましくない。
【0012】本発明において上記低刺激性の(a)成分
と組み合わせて配合する(b)成分のHLB9以下の非
イオン性界面活性剤は、低刺激性は上記(a)成分ほど
高い必要は実質上なく、エステル型であればよい。従っ
て、本発明に配合する(b)成分の非イオン性界面活性
剤は、HLB9以下のエステル型であれば、特に限定さ
れるものではなく、種々のHLB9以下のエステル型非
イオン性界面活性剤が使用でき、好ましくは、低刺激
性、使用感及び安定性の面から、グリセリン脂肪酸エス
テル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪
酸エステルが好ましい。
【0013】グリセリン脂肪酸エステルとしては、例え
ば、下記一般式(I)で表される少なくとも1種が挙げ
られる。
【化1】 グリセリン脂肪酸エステルのアシル基(RCO−、以下
同様)の数は、乳化安定性の面から1〜3、好ましく
は、1がよい。グリセリン脂肪酸エステルを具体的に例
示すれば、グリセリルモノパルミテート、グリセリルモ
ノラウレート、グリセリルモノミリステート、グリセリ
ルモノステアレート、グリセリルモノイソステアレー
ト、グリセリルモノオレート、グリセリルジラウレー
ト、グリセリルジミリステート、グリセリルジステアレ
ート、グリセリルジイソステアレート、グリセリルジオ
レート、グリセリルトリラウレート、グリセリルトリミ
リステート、グリセリルトリステアレート、グリセリル
トリイソステアレート、グリセリルトリオレートが挙げ
られる。アシル基として好ましくは、低刺激性の面から
炭素数16以上のもので、分岐の有無は特に限定されな
い。
【0014】また、ポリグリセリン脂肪酸エステルとし
ては、例えば、下記一般式(II)で表される少なくとも
1種が挙げられる。
【化2】 ポリグリセリン脂肪酸エステルのアシル基の数は、乳化
安定性の面から1〜3、好ましくは、1がよい。ポリグ
リセリン脂肪酸エステルを具体的に例示すれば、ジグリ
セリン脂肪酸エステルが挙げられる。ジグリセリン脂肪
酸エステルとしては、例えば、ジグリセリルモノラウレ
ート、ジグリセリルモノパルミテート、ジグリセリルモ
ノステアレート、ジグリセリルモノオレエート、ジグリ
セリルセスキオレエート、ジグリセリルジオレエート、
ジグリセリルモノイソパルミテート、ジグリセリルモノ
イソステアレート、ジグリセリルジイソステアレート、
ジグリセリルトリイソステアレート、ジグリセリルテト
ライソステアレート等が挙げられる。アシル基として好
ましくは、低刺激性の面から炭素数16以上のもので、
分岐の有無は特に限定されない。ソルビタン脂肪酸エス
テルとしては、例えば、モノステアリン酸ソルビタン、
モノオレイン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソル
ビタン、セスキステアリン酸ソルビタン、セスキオレイ
ン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタンな
どが挙げられる。
【0015】更に、上記グリセリン脂肪酸エステル、ポ
リグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステ
ル以外に好ましく使用できる上記(b)成分のHLB9
以下の非イオン性界面活性剤としては、例えば、上記一
般式(I)とRの種類と数が同様のトリグリセリン脂肪
酸エステル、テトラグリセリン脂肪酸エステル、ヘキサ
グリセリン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エス
テルが挙げられる。これらのグリセリン脂肪酸エステル
のアシル基の数は乳化安定性の面から1〜6、好ましく
は1〜3がよい。アシル基として好ましくは、低刺激性
の面から炭素数16以上のもので、分岐の有無は特に限
定されない。
【0016】本発明に配合する(b)成分のエステル型
非イオン性界面活性剤は、HLBが9以下であることが
必要であり、0〜9のものが好ましく、更に好ましくは
2〜7である。HLBが9を越えると、(a)成分と組
み合わせた際の乳化安定性が悪くなり、好ましくない。
上記(b)成分となる各種のHLB9以下のエステル型
非イオン性界面活性剤は、1種又は2種以上組み合わせ
て使用することができる。
【0017】上記(b)成分のHLB9以下のエステル
型非イオン性界面活性剤の配合量は、皮膚化粧料全量に
対して、0.1〜15重量%、好ましくは、0.1〜1
0重量%である。配合量が15重量%を超えると、べた
つきが生じ、使用感を損ねることとなり、また、0.1
重量%未満では、安定性に劣ることとなり、好ましくな
い。
【0018】更に、上記(a)成分及び(b)成分の非
イオン性界面活性剤の合計配合量は、皮膚化粧料全量に
対して、0.2〜18重量%、好ましく、0.2〜15
重量%である。合計配合量が18重量%を越えると、べ
たつきが生じ、使用感を損ねることとなり、また、0.
1重量%未満では、安定性に劣ることとなり、好ましく
ない。る。更に、上記(a)成分/(b)成分の比は、
重量比で0.01/9.99〜9.99/0.01、好
ましくは、0.1/0.9〜0.9/0.1である。上
記(a)成分/(b)成分の重量比が共に、上記0.0
1/9.99〜9.99/0.01の範囲外となると、
安定性に劣ることとなり、好ましくない。
【0019】本発明の皮膚化粧料には、上記必須成分と
なる(a)成分及び(b)成分の他に、通常皮膚化粧料
に用いられる任意成分となる配合剤、例えば、上記で規
定した以外の界面活性剤、油分、アルコール類、保湿
剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、キレート剤、pH調
整剤、香料、色素、紫外線吸収・散乱剤、ビタミン類、
アミノ酸類、水等を配合することができる。なお、任意
成分は、これらに限定されるものではない。
【0020】このように構成される本発明の皮膚化粧料
は、通常の方法に従って乳化することができ、各種化粧
用クリーム、乳液、美容液、パック剤、軟膏など皮膚化
粧料に好適に使用することができる。
【0021】
【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例により更に
詳述するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。なお、実施例及び比較例における皮膚化粧料の
組成は、「重量%」で示す。また、皮膚刺激性試験、使
用感評価試験及び安定性評価試験については以下の方法
で評価した。
【0022】(1)皮膚刺激性試験 モルモット背部皮膚に、10%ドデシル硫酸ナトリウム
水溶液をパッチし、人工的に荒れ肌状態を作り、敏感肌
モデルとした。その部位にサンプルを1日1回10μl
/cm2、3日間塗布し、4日後の状態を以下のスコア
で評価した。
【0023】上記紅斑スコア+浮腫スコアの合計8
点満点で評価し、皮膚刺激スコアとして評価した。評価
基準は、下記のように設定した。 評価基準: ◎:紅斑スコア+浮腫スコア 0〜1 ○:紅斑スコア+浮腫スコア 2〜3 △:紅斑スコア+浮腫スコア 4〜5 ×:紅斑スコア+浮腫スコア 6以上
【0024】(2) 使用感評価試験(べたつきのなさ) パネラー20人により、実用テストを実施し、下記評価
基準の5段階絶対評価によりスコアをつけた。それぞれ
の評点を平均し、以下のように表示した。 評価基準: 平均スコア 判 定 4.0〜5.0 ◎ 3.0〜4.0未満 ○ 2.0〜3.0未満 △ 1.0〜2.0未満 ×
【0025】(3) 安定性評価試験 サンプルを50mLバイアルびんに入れ50℃に保存
し、1ヶ月後のサンプルの状態を下記評価基準で目視に
て判定した。 評価基準: 外観 判 定 初期値と比較し、著しい変化がない ○ 分離または著しい粘度低下を生じた ×
【0026】〔実施例1〜5及び比較例1〜6〕下記表
1及び表2に示す組成のクリームを調製し、上記評価法
により皮膚刺激性、使用感及び安定性を評価した。調製
方法は、水性成分と油性成分をそれぞれ70℃で加熱溶
解した後、混合乳化し、室温まで冷却する方法を用い
た。香料成分は冷却途中で加えた。それぞれの評価結果
は下記表1及び表2に示す。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】上記表1及び表2の結果から明らかなよう
に、本発明範囲となる実施例1〜5は、本発明の範囲外
となる比較例1〜6に較べ、皮膚刺激性が少なく、保存
安定性に優れ、かつ、使用感、特にべたつきのない優れ
た皮膚化粧料であることが判明した。個別的に本発明範
囲の実施例を見ると、実施例1〜5は、全て(a)成分
となるポリオキシエチレン鎖を80モル以上付加し、エ
ステル型で、かつ分子内にグリセリン骨格を1個以上又
はソルビタン骨格又は硬化ひまし油構造を有する非イオ
ン性界面活性剤と、(b)成分となるHLB9以下のエス
テル型非イオン性界面活性剤とを配合した乳化物からな
るクリームであり、は、皮膚刺激性が少なく、保存安定
性に優れ、かつ、使用感、特にべたつきのない優れたも
のであることが判った。これに対して、本発明の範囲外
の比較例を見ると、比較例1〜3は、(b)成分が本発明
範囲のものであるが、(a)成分が夫々本発明の範囲外の
ものを使用したものであり、また、比較例4及び6は、
(a)成分及び(b)成分が本発明の範囲外のものを使用し
た場合であり、比較例5は、(b)成分が本発明範囲のも
のであるが、(a)成分が本発明の範囲外のものを使用し
たものであり、これらの(a)成分及び(b)成分を必須成
分としない場合は、皮膚刺激性、使用感、特にべたつき
のなさ、及び保存安定性の何れか1つ以上の評価が劣る
ことが判明した。
【0030】以下に、本発明範囲となる(a)成分及び
(b)成分を配合した乳化物からなるが乳液、化粧液、美
容液、パック剤、制汗剤を調製した実施例6〜16を示
す。 〔実施例6〕下記表3に示す組成の乳液を調製した。製
造方法は、油分、界面活性剤からなる油相、保湿剤、精
製水などからなる水相をそれぞれ70℃で混合溶解し、
水相を撹拌しながら予備乳化を行った。次いで、乳化機
(ホモミキサー)処理を行い、乳化粒子を均一にし、脱
気、冷却し35℃で仕上げた。乳液の性状は、下記のと
おりである。
【0031】
【表3】
【0032】〔実施例7〕下記表4に示す組成の乳液を
調製した。製造方法は、油分、界面活性剤からなる油
相、保湿剤、精製水などからなる水相をそれぞれ70℃
で混合溶解し、水相を撹拌しながら予備乳化を行った。
次いで、乳化機(ホモミキサー)処理を行い、乳化粒子
を均一にし、脱気、冷却し35℃で仕上げた。乳液の性
状は、下記のとおりである。
【0033】
【表4】
【0034】〔実施例8〕下記表5に示す組成の化粧液
を常法により調製した。化粧液の性状は、下記のとおり
である。
【0035】
【表5】
【0036】〔実施例9〜13〕下記表6に示す組成の
美容液を常法により調製した。美容液の性状は、下記の
とおりである。
【0037】
【表6】
【0038】〔実施例14〕下記表7に示す組成のパッ
ク剤を常法により調製した。パック剤の性状は、下記の
とおりである。
【0039】
【表7】
【0040】〔実施例15、16〕下記表8に示す組成
の制汗剤をクリーム製剤の常法により調製した。
【0041】
【表8】
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、皮膚刺激性が少なく、
保存安定性に優れ、かつ、使用感、特にべたつきのない
優れた皮膚化粧料が提供される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(a)成分と(b)成分とを配合し
    た乳化物からなることを特徴とする皮膚化粧料。 (a)ポリオキシエチレン鎖を80モル以上付加し、エス
    テル型で、かつ分子内にグリセリン骨格を1個以上又は
    ソルビタン骨格又は硬化ひまし油構造を有する非イオン
    性界面活性剤。 (b)HLB9以下のエステル型非イオン性界面活性剤。
JP8895098A 1998-04-01 1998-04-01 皮膚化粧料 Pending JPH11286412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8895098A JPH11286412A (ja) 1998-04-01 1998-04-01 皮膚化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8895098A JPH11286412A (ja) 1998-04-01 1998-04-01 皮膚化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11286412A true JPH11286412A (ja) 1999-10-19

Family

ID=13957158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8895098A Pending JPH11286412A (ja) 1998-04-01 1998-04-01 皮膚化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11286412A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW201733588A (zh) 毛髮生長組成物及方法(一)
US3926840A (en) Emulsifiers of water-in-oil creams
DE69900345D1 (de) Nanoemulsion aus Fettsäureestern von Phosphorsäure und deren Verwendung in Kosmetika, Dermatologie, Pharmazeutika und/oder Ophthalmologie
JP5148127B2 (ja) ナノエマルジョン、その製造方法ならびにそれを含む化粧用および皮膚用組成物
KR102245838B1 (ko) 유화 안정성이 우수한 수중유형 저점도 화장료 조성물
JP2001348323A (ja) 組成物、特にステロイド及び2−アルキルアルカノール若しくはエステルを含む化粧品組成物
JPH0745394B2 (ja) 保湿用皮膚化粧料
KR20160117111A (ko) 식물 유래 계면활성제를 포함하는 화장료 조성물
JP2001187711A (ja) 化粧料
JP2003286126A (ja) 水中油型乳化化粧料
JP2002029915A (ja) 皮膚化粧料
JPH06219923A (ja) 透明液状組成物
JP2822093B2 (ja) W/o/w型乳化化粧料
JP5132800B1 (ja) 水中油型皮膚外用剤
JP2007153771A (ja) 皮膚用乳化組成物
CN114795980B (zh) 一种双连续相卸妆液及其制备方法
JP2006199598A (ja) 皮膚化粧料、その製造方法及びその使用方法
JPH11286412A (ja) 皮膚化粧料
JPS60184005A (ja) 皮膚老化防止用化粧料
JP4685536B2 (ja) 乳化組成物およびそれを含有した化粧料
JP2589761B2 (ja) 化粧品添加物
JP2000256173A (ja) 乳化化粧料
JP4036313B2 (ja) O/w型クリーム状乳化化粧料
KR102608660B1 (ko) 이중연속상 클렌징 조성물
JP3845368B2 (ja) 液状化粧料