JPH11286350A - シート状材料の移載方法および装置 - Google Patents

シート状材料の移載方法および装置

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JPH11286350A
JPH11286350A JP10376898A JP10376898A JPH11286350A JP H11286350 A JPH11286350 A JP H11286350A JP 10376898 A JP10376898 A JP 10376898A JP 10376898 A JP10376898 A JP 10376898A JP H11286350 A JPH11286350 A JP H11286350A
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JP
Japan
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conveyor
sheet
sheet material
delivery position
transport
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Application number
JP10376898A
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English (en)
Inventor
Osayuki Suda
修行 須田
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でありながら前側コンベア28か
ら後側コンベア31へのシート状材料22の移載能率を効果
的に向上させる。 【解決手段】 前側コンベア28から供給されたシート
状材料22を振り分け手段36によって第1、第2受渡し位
置に交互に位置させるとともに、これら第1、第2受渡
し位置から該シート状材料22を、ほぼ半サイクルずれな
がら同時稼動している第1、第2搬送手段52、62により
後側コンベア31に交互に移載するようにしているため、
構成が簡単でありながら作業能率をほぼ2倍まで向上さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、前側コンベアか
ら後側コンベアにシート状材料を移載するシート状材料
の移載方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート状材料を前側コンベアから
後側コンベアに次々と移載する場合には、前側コンベア
の後端部と後側コンベアとの間を移動可能で複数の吸着
カップを有する1台の搬送手段を設け、該搬送手段の吸
着カップにより前側コンベアの後端部上に載置されてい
るシート状材料を吸着保持した後、搬送手段を前側コン
ベアから後側コンベアまで移動させて吸着しているシー
ト状材料を後側コンベアまで搬送し、次に、該シート状
材料を吸着カップから離脱させて後側コンベア上に移載
した後、空となった搬送手段を後側コンベアから前側コ
ンベアまで移動させる工程を繰り返すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のシート状材料の移載方法・装置にあっては、
搬送手段が1台しか設けられていないため、同時に複数
の作業を行うことができず、この結果、作業能率が低く
なってしまうという問題点がある。
【0004】この発明は、簡単な構成でありながら移載
作業の能率を効果的に向上させることができるシート状
材料の移載方法および装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、第1
に、前側コンベアの後端部から、該前側コンベアの後方
に配置され前側コンベアに対して交差している後側コン
ベアにシート状材料を移載するシート状材料の移載方法
であって、前側コンベアの後端部からシート状材料を該
前側コンベアと後側コンベアとの間で第1搬送手段の搬
送経路上の第1受渡し位置まで搬送した後、第1搬送手
段によって該シート状材料を第1受渡し位置から後側コ
ンベアまで搬送する工程および第1搬送手段から後側コ
ンベアの搬送方向にずれて設置されている第2搬送手段
からシート状材料を後側コンベアに移載した後、該第2
搬送手段を前側コンベアと後側コンベアとの間で第2搬
送手段の搬送経路上の第2受渡し位置まで移動させる工
程を同時に行う第1工程と、前側コンベアの後端部から
シート状材料を前記第2受渡し位置まで搬送した後、第
2搬送手段によって該シート状材料を第2受渡し位置か
ら後側コンベアまで搬送する工程および第1搬送手段か
らシート状材料を後側コンベアに移載した後、該第1搬
送手段を前記第1受渡し位置まで移動させる工程とを同
時に行う第2工程とを繰り返すことにより、シート状材
料を前側コンベアから後側コンベアに次々と移載するよ
うにしたシート状材料の移載方法により、第2に、前側
コンベアの後端部から、該前側コンベアの後方に配置さ
れ前側コンベアに対して交差している後側コンベアにシ
ート状材料を移載するシート状材料の移載装置であっ
て、前側コンベアと後側コンベアとの間に設けられた第
1受渡し位置と後側コンベアとの間を移動可能で、その
移動によりシート状材料を第1受渡し位置から後側コン
ベアまで搬送することができる第1搬送手段と、第1搬
送手段から後側コンベアの搬送方向にずれて設置される
とともに、前側コンベアと後側コンベアとの間に設けら
れた第2受渡し位置と後側コンベアとの間を移動可能
で、その移動によりシート状材料を第2受渡し位置から
後側コンベアまで搬送することができる第2搬送手段
と、前側コンベアと後側コンベアとの間に配置されると
ともに、後側コンベアの搬送方向に移動可能で、その移
動により前側コンベアの後端部から搬送されたシート状
材料を第1、第2受渡し位置に交互に位置させる振り分
け手段と、を備えたシート状材料の移載装置により達成
することができる。
【0006】前側コンベアの後端部からシート状材料が
振り分け手段に搬送されると、該振り分け手段は該シー
ト状材料を第1受渡し位置に位置させ、その後、第1搬
送手段がシート状材料を第1受渡し位置から後側コンベ
アまで搬送する。ここで、前述のような作業と同時に、
第2搬送手段は既に後側コンベアまで搬送したシート状
材料を後側コンベアに移載した後、第2受渡し位置まで
移動する。次に、前側コンベアの後端部から次のシート
状材料が振り分け手段に搬送されるが、このときには振
り分け手段はシート状材料を第2受渡し位置に位置させ
る。このようにシート状材料は振り分け手段により第
1、第2受渡し位置に交互に位置させられるので、第
1、第2搬送手段が後側コンベアの搬送方向にずれて設
置されていても、これら第1、第2搬送手段に確実に受
渡される。その後、第2搬送手段はシート状材料を第2
受渡し位置から後側コンベアまで搬送する。ここで、前
述のような作業と同時に、第1搬送手段は前記搬送の終
了したシート状材料を後側コンベアに移載した後、第1
受渡し位置まで移動する。このように第1、第2搬送手
段はほぼ半サイクルずれながら同時稼動してシート状材
料を前側コンベアから後側コンベアに交互に移載するた
め、作業能率をほぼ2倍まで向上させることができる。
【0007】また、請求項3に記載のように構成すれ
ば、簡単な構造でありながらシート状材料を第1、第2
受渡し位置に確実に振り分けることができるとともに、
シート状材料の長さに変更があった場合にも容易に対処
することができる。さらに、請求項4に記載のように構
成すれば、シート状材料が軟弱な場合にも、幅方向中央
部が垂れ下がるような事態を防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1、2において、11は前後方
向に延びる第1前コンベアであり、この第1前コンベア
11は前後方向に離れた複数のローラ12と、これらローラ
12に掛け渡された長いコンベアベルト13を有し、いずれ
かのローラ12が図示していないモータにより駆動回転さ
れることで前記コンベアベルト13は後方に向かって走行
する。また、最後側のローラ12は第1前コンベア11の長
手方向、即ち前後方向に移動可能であり、これにより、
該第1前コンベア11の後端(下流端)はその位置を前後
方向に変更(第1前コンベア11は伸縮)することができ
る。そして、この第1前コンベア11は前述のようにコン
ベアベルト13が後方に向かって走行しているとき、例え
ばロールから巻出され、内部に長手方向に延びる多数本
のコード14が埋設された帯状部材15を長手方向に搬送す
る。
【0009】18は第1前コンベア11の直後に設置された
第2前コンベアであり、この第2前コンベア18と前記第
1前コンベア11との間には、該第1前コンベア11の幅方
向に延びる固定刃19と、該固定刃19に対して接近離隔可
能な可動刃20とからなるギロチン式の切断手段21が配置
されている。そして、この切断手段21は前記帯状部材15
を幅方向に切断し、該帯状部材15から所定長のシート状
材料22を次々と切り出すとともに、該シート状材料22の
長さに変更があったときには、前記最後側のローラ12と
一体となって前後方向に移動する。
【0010】前記第2前コンベア18は複数のローラ26
と、これらローラ26に掛け渡された短いコンベアベルト
27を有し、いずれかのローラ26が図示していないモータ
により駆動回転されることで前記コンベアベルト27は後
方に向かって走行する。また、最前側および最後側のロ
ーラ26は前記ローラ12の前後方向への移動に追従して同
一方向に移動するが、このときの移動距離は最前側のロ
ーラ26においてはローラ12と同一距離であり、最後側の
ローラ26においてはローラ12の半分の距離である。そし
て、このようにローラ26を前後方向に移動させるのは、
第2前コンベア18をシート状材料22の長さに合わせて伸
縮させるためである。また、この第2前コンベア18はコ
ンベアベルト27が後方に向かって走行することで、前記
帯状部材15および該帯状部材15から切り出されたシート
状材料22を長手方向に搬送することができる。前述した
第1前コンベア11、第2前コンベア18は全体として、シ
ート状材料22を後方に向かって搬送する前側コンベア28
を構成し、この前側コンベア28の後端部には前記第2前
コンベア18が配置されている。
【0011】31は前側コンベア28の後方に設置された後
側コンベアであり、この後側コンベア31は前記前側コン
ベア28に対して交差、ここでは直角に交差した状態で延
びている。この後側コンベア31も前述の第1前コンベア
11と同様に複数のローラと、これらローラに掛け渡され
た長いコンベアベルトを有し、いずれかのローラが図示
していないモータにより駆動回転されたとき、前側コン
ベア28、詳しくは第2前コンベア18から切断時の姿勢の
ままで移載されたシート状材料22を他側に向かって搬送
する。この後側コンベア31の途中にはこれらシート状材
料22同士を次々と接合して細長い帯状材料32を成形する
接合手段33が設置され、このようにして成形された帯状
材料32は該後側コンベア31により他側に向かって搬送さ
れ、後工程において所定長に切断されて、例えば空気入
りタイヤのカーカスプライとして使用される。
【0012】36は前側コンベア28と後側コンベア31との
間に設置された振り分け手段であり、この振り分け手段
36は、複数のローラ37と、これらローラ37に掛け渡され
前記コンベアベルト27より若干幅広であるコンベアベル
ト38と、いずれかのローラ37を駆動回転させるモータと
から構成された振り分けコンベア39を有する。そして、
この振り分けコンベア39は、モータによりコンベアベル
ト38が駆動走行されることで、前側コンベア28、詳しく
は第2前コンベア18から供給されたシート状材料22を後
方に向かってほぼ中央部まで搬送する。また、この振り
分けコンベア39の最前側のローラ37は前記ローラ12の前
後方向への移動に追従して同一方向に該ローラ12の半分
の距離だけ移動し、これにより、該振り分けコンベア39
はシート状材料22の長さに合わせて搬送方向に伸縮す
る。
【0013】40は振り分けコンベア39の他側に設置され
後側コンベア31に平行に延びる駆動機構としてのシリン
ダであり、このシリンダ40のピストンロッド41の先端は
前記振り分けコンベア39に連結されている。この結果、
前記シリンダ40が作動すると、振り分けコンベア39には
該シリンダ40から後側コンベア31の搬送方向の移動力が
付与され、該振り分けコンベア39は、図1に示すような
コンベアベルト38の他側端がコンベアベルト27の他側端
に合致する一側限Aと、図3に示すようなコンベアベル
ト38の一側端がコンベアベルト27の一側端に合致する他
側限Bとの間を移動する。そして、前記振り分けコンベ
ア39が一側限Aに位置しているときに第2前コンベア18
から該振り分けコンベア39にシート状材料22が供給され
た後、シリンダ40のピストンロッド41が引っ込んで振り
分けコンベア39が他側限Bまで移動すると、該シート状
材料22は図3に示すような、前側コンベア28と後側コン
ベア31との間の第1受渡し位置Cに供給され、一方、前
記振り分けコンベア39が他側限Bに位置しているときに
第2前コンベア18から該振り分けコンベア39にシート状
材料22が供給された後、シリンダ40のピストンロッド41
が突出して振り分けコンベア39が一側限Aまで移動する
と、該シート状材料22は図4に示すような、前側コンベ
ア28と後側コンベア31との間の第2受渡し位置Dに供給
される。この結果、前記第2受渡し位置Dは第1受渡し
位置Cから後側コンベア31の搬送方向に、ここでは一側
に所定距離だけ、即ち振り分けコンベア39のストローク
の2倍だけ離れていることになる。このように振り分け
手段36を振り分けコンベア39およびシリンダ40から構成
すれば、簡単な構造でありながらシート状材料22を第
1、第2受渡し位置C、Dに交互に確実に振り分けるこ
とができる。また、前述のように第2前コンベア18およ
び振り分けコンベア39を搬送方向、ここでは前後方向に
伸縮可能とすれば、シート状材料22の長さに変更があっ
た場合にも容易に対処することができる。
【0014】図1、2、3、4において、45は振り分け
コンベア39および後側コンベア31を跨ぐようにしてこれ
らの直上に配置され、前側コンベア28に平行に延びる複
数本、ここでは3本の水平な支持梁であり、これらの支
持梁45のうちの2本は、第1受渡し位置Cに位置してい
るシート状材料22の幅方向両側端部直上を通過し、他の
支持梁45はこれら2本の支持梁45間において互いに等距
離離れて配置されている。各支持梁45には保持機構46が
それぞれ該支持梁45の長手方向に、即ち前後方向に移動
可能に支持され、これらの保持機構46は、図示していな
いシリンダにより若干距離だけ昇降されるとともに図示
していない真空源に接続された複数の吸着カップを有す
る。そして、これら保持機構46は第1受渡し位置Cに位
置しているシート状材料22を吸着保持することができ、
この結果、前記第1受渡し位置Cはこれら保持機構46の
搬送経路上に位置することになる。また、前述のように
保持機構46がシート状材料22を保持しているとき、両側
に位置する一対の保持機構46は、シート状材料22の幅方
向両側端部をそれぞれ保持するので側端部保持機構46
a、bとなり、中央の保持機構46は、シート状材料22の
幅方向中央部を保持するので中央部保持機構46cとな
る。47、48は各支持梁45の前後端部にそれぞれ回転可能
に支持されたプーリであり、これらのプーリ47、48間に
は1箇所が前記保持機構46に連結されたベルト49が掛け
渡されている。50は全プーリ48を連結する連結軸であ
り、この連結軸50にはモータ51が結合されている。この
結果、前記モータ51が作動してプーリ47、48が同期回転
すると、保持機構46は支持梁45にガイドされながら第1
受渡し位置Cと後側コンベア31との間を移動する。前述
した3個の保持機構46は全体として、その移動によりシ
ート状材料22を第1受渡し位置Cから後側コンベア31ま
で搬送することができる第1搬送手段52を構成する。
【0015】55は振り分けコンベア39および後側コンベ
ア31を跨ぐようにしてこれらの直上に配置され、前記支
持梁45に平行に延びる複数本、ここでは3本の水平な支
持梁であり、これらの支持梁55のうちの2本は、第2受
渡し位置Dに位置しているシート状材料22の幅方向両側
端部直上を通過し、他の支持梁55はこれら2本の支持梁
55間において互いに等距離離れて配置されている。この
ように支持梁55および該支持梁55に支持されている後述
の第2搬送手段62は、前記支持梁45および第1搬送手段
52から後側コンベア31の搬送方向に、ここでは一側に所
定距離だけずれて設置されているのである。各支持梁55
には保持機構56がそれぞれ該支持梁55の長手方向に移動
可能に支持され、これらの保持機構56は前述と同様に若
干距離だけ昇降される複数の吸着カップを有する。そし
て、これら保持機構56は第2受渡し位置Dに位置してい
るシート状材料22を吸着保持することができ、この結
果、前記第2受渡し位置Dはこれら保持機構56の搬送経
路上に位置することになる。また、前述のように保持機
構56がシート状材料22を保持しているとき、両側に位置
する一対の保持機構56は、シート状材料22の幅方向両側
端部をそれぞれ保持するので側端部保持機構56a、bと
なり、中央の保持機構56は、シート状材料22の幅方向中
央部を保持するので中央部保持機構56cとなる。
【0016】各支持梁55には前記プーリ47、48、ベルト
49と同様の図示していないプーリ、ベルトが設けられ、
これらプーリにはモータ61が結合された連結軸60が連結
されている。この結果、前記モータ61が作動してプーリ
が同期回転すると、保持機構56は支持梁55にガイドされ
ながら第2受渡し位置Dと後側コンベア31との間を移動
する。前述した3個の保持機構56は全体として、その移
動によりシート状材料22を第2受渡し位置Dから後側コ
ンベア31まで搬送することができる第2搬送手段62を構
成する。また、前述した振り分け手段36、支持梁45、5
5、プーリ47、48、ベルト49、連結軸50、60、モータ5
1、61、第1、第2搬送手段52、62は全体として、前側
コンベア28の後端部から後側コンベア31にシート状材料
22を移載する移載装置63を構成する。
【0017】次に、この発明の一実施形態の作用につい
て説明する。今、第1、第2前コンベア11、18、振り分
けコンベア39が同期作動してコンベアベルト13、27、38
が後方に等速度で走行し、帯状部材15の始端部が第1前
コンベア11から第2前コンベア18に供給され、切断手段
21によって帯状部材15から切り出されたシート状材料22
が前側コンベア28の後端部、即ち第2前コンベア18から
一側限Aに位置している振り分けコンベア39に供給され
ているとする。そして、これら第1、第2前コンベア1
1、18および振り分けコンベア39の作動は帯状部材15の
始端が切断手段21から後方にシート状材料22の長さ分だ
け離れ、また、シート状材料22が完全に振り分けコンベ
ア39上に載置されたとき停止する。次に、シリンダ40が
作動してピストンロッド41が引っ込み、振り分けコンベ
ア39が一側限Aから他側限Bまで移動すると、振り分け
コンベア39上のシート状材料22は第1受渡し位置Cまで
搬送される。次に、第1搬送手段52の保持機構46を構成
する吸着カップによって第1受渡し位置Cに位置してい
るシート状材料22を吸着保持、詳しくは側端部保持機構
46a、bによってシート状材料22の両側端部を、中央部
保持機構46cによってその中央部を吸着保持した後、若
干持ち上げる。ここで、このようにシート状材料22を側
端部のみならず中央部も吸着保持するようにすれば、該
シート状材料22が軟弱な場合にも、幅方向中央部が垂れ
下がるような事態を防止することができる。次に、モー
タ51が作動してベルト49が走行すると、保持機構46は支
持梁45にガイドされながら後側コンベア31に向かって移
動し、吸着保持しているシート状材料22を切断時の姿勢
のまま第1受渡し位置Cから後側コンベア31の直上まで
搬送する。このとき、切断手段21の可動刃20が固定刃19
に接近し、帯状部材15の始端部を幅方向に切断して所定
長のシート状材料22を切り出す。
【0018】そして、前述のような作業が行われている
とき、これと同時に、以下のような作業を行うが、ここ
で、これら両作業が同時に行われるとは、完全に両作業
が重なり合って同時進行している必要はなく、半分以上
の時間で両作業が重なり合って同時進行していればよ
い。即ち、第2搬送手段62の保持機構56は既にシート状
材料22を後側コンベア31の直上まで搬送し終わっている
ため、該保持機構56は、まず、保持しているシート状材
料22を降ろして後側コンベア31上に載置させた後、該シ
ート状材料22に対する吸着を終了し保持から解放する。
これにより、該シート状材料22は後側コンベア31に移載
されるが、このとき、該シート状材料22の他側端は後側
コンベア31に移載された前のシート状材料22の一側端に
突き合わされた状態となる。次に、モータ61を作動して
連結軸60を回転させると、空となった保持機構56は支持
梁55にガイドされながら前側コンベア28に向かって移動
し、第2受渡し位置Dの直上に到達すると、その移動を
停止する。また、前述のようにシート状材料22が後側コ
ンベア31に移載されると、該後側コンベア31は作動し、
シート状材料22が次々と継ぎ足されて成形された帯状材
料32とこれに続くシート状材料22との突合せ部を接合手
段33の直下まで搬送する。次に、該接合手段33により帯
状材料32とシート状材料22とを接合して該シート状材料
22を帯状材料32の終端に継ぎ足した後、後側コンベア31
を再び作動させて帯状材料32、シート状材料22を所定距
離だけ他側に搬送する。
【0019】次に、第1、第2前コンベア11、18、振り
分けコンベア39が同期作動し、帯状部材15が所定長だけ
第2前コンベア18に供給されるとともに、切り出された
シート状材料22が前側コンベア28の後端部から他側限B
に位置している振り分けコンベア39に搬送される。次
に、シリンダ40のピストンロッド41が突出して振り分け
コンベア39が他側限Bから一側限Aまで移動すると、シ
ート状材料22は第2受渡し位置Dまで搬送される。この
ようにシート状材料22は振り分け手段36によって第1、
第2受渡し位置C、Dに交互に位置させられるので、前
述のように第1、第2搬送手段52、62が後側コンベア31
の搬送方向にずれて設置されていても、これら第1、第
2搬送手段52、62に確実に受渡される。次に、第2搬送
手段62の保持機構56によって第2受渡し位置Dに位置し
ているシート状材料22を吸着保持した後、若干持ち上げ
る。次に、モータ61を作動させると、保持機構56は後側
コンベア31に向かって移動し、シート状材料22を第2受
渡し位置Dから後側コンベア31の直上まで搬送する。こ
のとき、切断手段21の可動刃20が固定刃19に接近し、帯
状部材15の始端部を幅方向に切断して所定長のシート状
材料22を帯状部材15から切り出す。
【0020】ここで、前述のような作業と同時に、第1
搬送手段52の保持機構46は搬送の終了したシート状材料
22を後側コンベア31に移載し、該シート状材料22の他側
端を前のシート状材料22の一側端に突き合わせる。次
に、モータ51を作動して保持機構46を前側コンベア28に
向かって第1受渡し位置Cの直上まで移動させる。この
とき、後側コンベア31においては帯状材料32、シート状
材料22が他側に搬送された後、シート状材料22が接合手
段33によって帯状材料32の終端に継ぎ足され、その後、
再び帯状材料32、シート状材料22が他側に搬送される。
このように第1、第2搬送手段52、62はほぼ半サイクル
ずれながら同時稼動してシート状材料22を前側コンベア
28から後側コンベア31に交互に移載するため、作業能率
をほぼ2倍まで向上させることができる。
【0021】なお、前述の実施形態においては、後側コ
ンベア31は前側コンベア28に対して直角に交差していた
が、この発明においては、鋭角で交差していてもよい。
この場合には切り出されるシート状材料は、側端辺が前
コンベアに平行で、前、後端辺が後側コンベアに平行な
平行四辺形となり、成形された帯状材料は空気入りタイ
ヤのカーカスプライ、ベルトプライとして使用される。
また、前述の実施形態においては、一側限Aに位置して
いる振り分けコンベア39上にシート状材料22を供給した
後、該振り分けコンベア39を他側限Bまで移動させるこ
とで、シート状材料22を第1受渡し位置Cに位置させ、
一方、他側限Bに位置している振り分けコンベア39上に
シート状材料22を供給した後、該振り分けコンベア39を
一側限Aまで移動させることで、シート状材料22を第2
受渡し位置Dに位置させるようにしたが、この発明にお
いては、一側限Aに位置している振り分けコンベア39上
にシート状材料22を供給した後、該振り分けコンベア39
を他側限Bまで移動させることで、シート状材料22を第
1受渡し位置Cに位置させ、一方、一側限Aまたは他側
限Bに位置している振り分けコンベア39上にシート状材
料22を単に供給することで該シート状材料22を第1受渡
し位置Cに位置させるようにしてもよく、逆に、一側限
Aまたは他側限Bに位置している振り分けコンベア39上
にシート状材料22を単に供給することで、該シート状材
料22を第1受渡し位置Cに位置させ、一方、他側限Bに
位置している振り分けコンベア39上にシート状材料22を
供給した後、該振り分けコンベア39を一側限Aまで移動
させることで、シート状材料22を第2受渡し位置Dに位
置させるようにしてもよい。さらに、前述の実施形態に
おいては、保持機構46、56の吸着カップによってシート
状材料22を吸着保持するようにしたが、この発明におい
ては、シート状材料22に埋設されているコード14がスチ
ールである場合には、保持機構の電磁石あるいは永久磁
石によって吸着保持するようにしてもよい。また、前述
の実施形態においては、振り分けコンベア39の最後側の
ローラ37を静止させるとともに、第2前コンベア18の最
前側、最後側のローラ26および振り分けコンベア39の最
前側のローラ37を前後方向に移動させることで、これら
第2コンベア18、振り分けコンベア39を伸縮させるよう
にしたが、この発明においては、第2前コンベアの最後
側および振り分けコンベアの最前側のローラを静止させ
るとともに、第2前コンベアの最前側および振り分けコ
ンベアの最後側のローラを前後方向に移動させること
で、両コンベアを伸縮させるようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、簡単な構成でありながら移載作業の能率を効果的に
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す平面図である。
【図2】その正面図である。
【図3】その作動を説明する振り分け手段近傍の平面図
である。
【図4】その作動を説明する振り分け手段近傍の平面図
である。
【符号の説明】
22…シート状材料 28…前側コンベア 31…後側コンベア 36…振り分け手段 39…振り分けコンベア 40…駆動機構 46a、46b…側端部保持機構 46c、56c…中央部保
持機構 52…第1搬送手段 56a、56b…側端部保
持機構 56c…中央部保持機構 62…第2搬送手段 C…第1受渡し位置 D…第2受渡し位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前側コンベアの後端部から、該前側コンベ
    アの後方に配置され前側コンベアに対して交差している
    後側コンベアにシート状材料を移載するシート状材料の
    移載方法であって、前側コンベアの後端部からシート状
    材料を該前側コンベアと後側コンベアとの間で第1搬送
    手段の搬送経路上の第1受渡し位置まで搬送した後、第
    1搬送手段によって該シート状材料を第1受渡し位置か
    ら後側コンベアまで搬送する工程および第1搬送手段か
    ら後側コンベアの搬送方向にずれて設置されている第2
    搬送手段からシート状材料を後側コンベアに移載した
    後、該第2搬送手段を前側コンベアと後側コンベアとの
    間で第2搬送手段の搬送経路上の第2受渡し位置まで移
    動させる工程を同時に行う第1工程と、前側コンベアの
    後端部からシート状材料を前記第2受渡し位置まで搬送
    した後、第2搬送手段によって該シート状材料を第2受
    渡し位置から後側コンベアまで搬送する工程および第1
    搬送手段からシート状材料を後側コンベアに移載した
    後、該第1搬送手段を前記第1受渡し位置まで移動させ
    る工程とを同時に行う第2工程とを繰り返すことによ
    り、シート状材料を前側コンベアから後側コンベアに次
    々と移載するようにしたことを特徴とするシート状材料
    の移載方法。
  2. 【請求項2】前側コンベアの後端部から、該前側コンベ
    アの後方に配置され前側コンベアに対して交差している
    後側コンベアにシート状材料を移載するシート状材料の
    移載装置であって、前側コンベアと後側コンベアとの間
    に設けられた第1受渡し位置と後側コンベアとの間を移
    動可能で、その移動によりシート状材料を第1受渡し位
    置から後側コンベアまで搬送することができる第1搬送
    手段と、第1搬送手段から後側コンベアの搬送方向にず
    れて設置されるとともに、前側コンベアと後側コンベア
    との間に設けられた第2受渡し位置と後側コンベアとの
    間を移動可能で、その移動によりシート状材料を第2受
    渡し位置から後側コンベアまで搬送することができる第
    2搬送手段と、前側コンベアと後側コンベアとの間に配
    置されるとともに、後側コンベアの搬送方向に移動可能
    で、その移動により前側コンベアの後端部から搬送され
    たシート状材料を第1、第2受渡し位置に交互に位置さ
    せる振り分け手段と、を備えたことを特徴とするシート
    状材料の移載装置。
  3. 【請求項3】前記振り分け手段を後方に向かってシート
    状材料を搬送することができる振り分けコンベアと、該
    振り分けコンベアに後側コンベアの搬送方向の移動力を
    付与する駆動機構とから構成するとともに、該振り分け
    コンベアを搬送方向に伸縮可能とした請求項2記載のシ
    ート状材料の移載装置。
  4. 【請求項4】前記第1、第2受渡し手段を、シート状材
    料の幅方向両側端部を保持する一対の側端部保持機構と
    幅方向中央部を保持する中央部保持機構とから構成した
    請求項2記載のシート状材料の移載装置。
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