JPH10258932A - 搬送装置 - Google Patents
搬送装置Info
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- JPH10258932A JPH10258932A JP8440297A JP8440297A JPH10258932A JP H10258932 A JPH10258932 A JP H10258932A JP 8440297 A JP8440297 A JP 8440297A JP 8440297 A JP8440297 A JP 8440297A JP H10258932 A JPH10258932 A JP H10258932A
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- Japan
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- belt
- belt conveyor
- rollers
- transfer
- conveyor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型、安価で保守、点検も容易としながら
帯状部材W、シート片Sを確実に搬送する。 【解決手段】 帯状部材Wから切り出したシート片S
を第1ベルト16から第2ベルト24に移載するが、このと
き、第1、第2ベルト16、24の上側部16a、24a同士は
近接した位置で上下に重なり合っているため、この移載
はシート片Sを短い距離移動させるだけで、また、受け
プレート上を通過させることなく直接行うことができ、
移載装置の小型化および粘着性を有するシート片Sの移
載を確実とすることができる。
帯状部材W、シート片Sを確実に搬送する。 【解決手段】 帯状部材Wから切り出したシート片S
を第1ベルト16から第2ベルト24に移載するが、このと
き、第1、第2ベルト16、24の上側部16a、24a同士は
近接した位置で上下に重なり合っているため、この移載
はシート片Sを短い距離移動させるだけで、また、受け
プレート上を通過させることなく直接行うことができ、
移載装置の小型化および粘着性を有するシート片Sの移
載を確実とすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2台のコンベア
を組み合わせて構成した搬送装置に関する。
を組み合わせて構成した搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の搬送装置としては、例えば特開平
8ー118514号公報あるいは特開昭55ー6644
6号公報に記載されているようなものが知られている。
前者のものは、複数対の第1ローラおよび対をなす第1
ローラ間に掛け渡された複数本の互いに平行な細幅ベル
トからなる第1ベルトを有する第1ベルトコンベアと、
複数対の第2ローラおよび対をなす第2ローラ間に掛け
渡された複数本の互いに平行な細幅ベルトからなる第2
ベルトを有する第2ベルトコンベアとを備え、前記第2
ベルトコンベアを第1ベルトコンベアに対して傾斜させ
るとともに、物品を搬送する第1、第2ベルトの上側部
を同一高さに配置し、かつ、前記第2ベルトの上流端を
第1ベルトの中央部側端に突合せるようにしたものであ
る。一方、後者は、一対の平行な第1ローラおよびこれ
ら第1ローラ間に掛け渡された平ベルトからなる第1ベ
ルトを有する第1ベルトコンベアと、一対の平行な第2
ローラおよびこれら第2ローラ間に掛け渡された平ベル
トからなる第2ベルトを有する第2ベルトコンベアとを
備え、前記第2ベルトコンベアを第1ベルトコンベアに
対して傾斜させるとともに、物品を搬送する第1、第2
ベルトの上側部を同一高さに配置し、かつ、第1ベルト
の下流端を第2ベルトの中央部側端近傍に配置するとと
もに、これら第1ベルトの下流端と第2ベルトの中央部
側端との間に扇形の受けプレートを配置したものであ
る。
8ー118514号公報あるいは特開昭55ー6644
6号公報に記載されているようなものが知られている。
前者のものは、複数対の第1ローラおよび対をなす第1
ローラ間に掛け渡された複数本の互いに平行な細幅ベル
トからなる第1ベルトを有する第1ベルトコンベアと、
複数対の第2ローラおよび対をなす第2ローラ間に掛け
渡された複数本の互いに平行な細幅ベルトからなる第2
ベルトを有する第2ベルトコンベアとを備え、前記第2
ベルトコンベアを第1ベルトコンベアに対して傾斜させ
るとともに、物品を搬送する第1、第2ベルトの上側部
を同一高さに配置し、かつ、前記第2ベルトの上流端を
第1ベルトの中央部側端に突合せるようにしたものであ
る。一方、後者は、一対の平行な第1ローラおよびこれ
ら第1ローラ間に掛け渡された平ベルトからなる第1ベ
ルトを有する第1ベルトコンベアと、一対の平行な第2
ローラおよびこれら第2ローラ間に掛け渡された平ベル
トからなる第2ベルトを有する第2ベルトコンベアとを
備え、前記第2ベルトコンベアを第1ベルトコンベアに
対して傾斜させるとともに、物品を搬送する第1、第2
ベルトの上側部を同一高さに配置し、かつ、第1ベルト
の下流端を第2ベルトの中央部側端近傍に配置するとと
もに、これら第1ベルトの下流端と第2ベルトの中央部
側端との間に扇形の受けプレートを配置したものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ような搬送装置にあっては、第1、第2ベルトを複数本
の互いに平行な細幅ベルトから構成するようにしている
ため、部品点数が多くなり、この結果、高価になるとと
もに保守、点検に多大の労力、時間が必要となり、さら
に、搬送する物品が小型である場合には搬送時に隣接す
る細幅ベルト間から落下するおそれがあるという問題点
がある。一方、後者のような搬送装置にあっては、第
1、第2ベルト同士が間に配置された受けプレートによ
って離隔しているため、第1ベルトから第2ベルトに物
品を移載するための移載装置が大型化してしまい、しか
も、移載する物品が粘着性を有する場合には、搬送時に
受けプレートに粘着して搬送ミスを起こすことがあると
いう問題点もある。また、前者のような搬送装置におい
て第2ベルトコンベアの第1ベルトコンベアに対する傾
斜角を変更可能にしようとすると、第2ベルトを構成す
る細幅ベルトをそれぞれ長手方向に伸縮可能としなけれ
ばならず、この結果、さらに構造が複雑となってしまう
という問題点がある。
ような搬送装置にあっては、第1、第2ベルトを複数本
の互いに平行な細幅ベルトから構成するようにしている
ため、部品点数が多くなり、この結果、高価になるとと
もに保守、点検に多大の労力、時間が必要となり、さら
に、搬送する物品が小型である場合には搬送時に隣接す
る細幅ベルト間から落下するおそれがあるという問題点
がある。一方、後者のような搬送装置にあっては、第
1、第2ベルト同士が間に配置された受けプレートによ
って離隔しているため、第1ベルトから第2ベルトに物
品を移載するための移載装置が大型化してしまい、しか
も、移載する物品が粘着性を有する場合には、搬送時に
受けプレートに粘着して搬送ミスを起こすことがあると
いう問題点もある。また、前者のような搬送装置におい
て第2ベルトコンベアの第1ベルトコンベアに対する傾
斜角を変更可能にしようとすると、第2ベルトを構成す
る細幅ベルトをそれぞれ長手方向に伸縮可能としなけれ
ばならず、この結果、さらに構造が複雑となってしまう
という問題点がある。
【0004】この発明は、小型、安価で保守、点検も容
易でありながら物品を確実に搬送することができる搬送
装置を提供することを目的とする。
易でありながら物品を確実に搬送することができる搬送
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、一対
の平行な第1ローラおよびこれら第1ローラ間に掛け渡
された平ベルトからなる第1ベルトを有する第1ベルト
コンベアと、一対の平行な第2ローラおよびこれら第2
ローラ間に掛け渡された平ベルトからなる第2ベルトを
有する第2ベルトコンベアとを備え、前記第2ベルトコ
ンベアを第1ベルトコンベアに対して傾斜させた搬送装
置において、第1ベルトの上側部と下側部との間に第2
ベルトコンベアの一部を挿入し、物品を搬送する第1ベ
ルトの上側部と第2ベルトの上側部とを近接した位置で
上下に重なり合わせることにより達成することができ
る。
の平行な第1ローラおよびこれら第1ローラ間に掛け渡
された平ベルトからなる第1ベルトを有する第1ベルト
コンベアと、一対の平行な第2ローラおよびこれら第2
ローラ間に掛け渡された平ベルトからなる第2ベルトを
有する第2ベルトコンベアとを備え、前記第2ベルトコ
ンベアを第1ベルトコンベアに対して傾斜させた搬送装
置において、第1ベルトの上側部と下側部との間に第2
ベルトコンベアの一部を挿入し、物品を搬送する第1ベ
ルトの上側部と第2ベルトの上側部とを近接した位置で
上下に重なり合わせることにより達成することができ
る。
【0006】第1ベルトコンベアの第1ベルトが走行す
ると、第1ベルトの上側部に載置されている物品は該第
1ベルトによって第1、第2ベルト同士の重なり合い位
置まで搬送される。次に、該物品は第1ベルトの上側部
から第2ベルトの上側部に移載されるが、このとき、第
1、第2ベルトの上側部同士は近接した位置で上下に重
なり合っているため、物品を短い距離移動させるだけで
移載を行うことができるとともに、受けプレート上を通
過させることなく直接行うことができ、この結果、移載
装置を小型化することができるとともに、粘着性を有す
る物品であっても移載を確実とすることができる。次
に、第2ベルトコンベアの第2ベルトが走行すると、第
2ベルト上に移載された物品は該第2ベルトによって搬
送される。ここで、物品を搬送する第1、第2ベルトは
通常の平ベルトでよいため、全体の部品点数が減少し、
この結果、製作費が安価となるとともに保守、点検も容
易となり、さらに、搬送する物品が小型のものであって
もベルトから落下することはなく搬送が確実となる。
ると、第1ベルトの上側部に載置されている物品は該第
1ベルトによって第1、第2ベルト同士の重なり合い位
置まで搬送される。次に、該物品は第1ベルトの上側部
から第2ベルトの上側部に移載されるが、このとき、第
1、第2ベルトの上側部同士は近接した位置で上下に重
なり合っているため、物品を短い距離移動させるだけで
移載を行うことができるとともに、受けプレート上を通
過させることなく直接行うことができ、この結果、移載
装置を小型化することができるとともに、粘着性を有す
る物品であっても移載を確実とすることができる。次
に、第2ベルトコンベアの第2ベルトが走行すると、第
2ベルト上に移載された物品は該第2ベルトによって搬
送される。ここで、物品を搬送する第1、第2ベルトは
通常の平ベルトでよいため、全体の部品点数が減少し、
この結果、製作費が安価となるとともに保守、点検も容
易となり、さらに、搬送する物品が小型のものであって
もベルトから落下することはなく搬送が確実となる。
【0007】また、請求項2に記載のように構成すれ
ば、第1、第2ベルトコンベアの傾斜角を容易に変更す
ることができる。
ば、第1、第2ベルトコンベアの傾斜角を容易に変更す
ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1、2において、11は前後方
向に延びるベースであり、このベースの前端および後端
には上下方向に延びる支持フレーム12、13が固定されて
いる。14、15は支持フレーム12、13の上端部に回転可能
に支持された一対の第1ローラであり、これらの第1ロ
ーラ14、15は互いに平行に延びている。16は前記第1ロ
ーラ14、15間に掛け渡された平ベルトからなる第1ベル
トであり、この第1ベルト16は第1ローラ14、15の回転
軸線同士を結ぶ平面より上側に位置し物品、ここでは内
部に長手方向に延びる多数本のテキスタイルコードが埋
設された帯状部材Wを搬送する上側部16aと、前記平面
より下側に位置する戻り側としての下側部16bとから構
成されている。そして、この第1ベルト16は第1ローラ
14、15のいずれかが図示していないモータにより駆動回
転されることで上側部16aが後方に向かって走行する。
前述したベース11、支持フレーム12、13、第1ローラ1
4、15、第1ベルト16は全体として、前後方向に延びる
水平な第1ベルトコンベア17を構成する。
面に基づいて説明する。図1、2において、11は前後方
向に延びるベースであり、このベースの前端および後端
には上下方向に延びる支持フレーム12、13が固定されて
いる。14、15は支持フレーム12、13の上端部に回転可能
に支持された一対の第1ローラであり、これらの第1ロ
ーラ14、15は互いに平行に延びている。16は前記第1ロ
ーラ14、15間に掛け渡された平ベルトからなる第1ベル
トであり、この第1ベルト16は第1ローラ14、15の回転
軸線同士を結ぶ平面より上側に位置し物品、ここでは内
部に長手方向に延びる多数本のテキスタイルコードが埋
設された帯状部材Wを搬送する上側部16aと、前記平面
より下側に位置する戻り側としての下側部16bとから構
成されている。そして、この第1ベルト16は第1ローラ
14、15のいずれかが図示していないモータにより駆動回
転されることで上側部16aが後方に向かって走行する。
前述したベース11、支持フレーム12、13、第1ローラ1
4、15、第1ベルト16は全体として、前後方向に延びる
水平な第1ベルトコンベア17を構成する。
【0009】21は前記ベース11に対して所定角度で傾斜
した直線状に延びるフレームであり、このフレーム21の
一端および他端にはそれぞれ互いに平行に延びる第2ロ
ーラ22、23が回転可能に支持されている。24は前記第2
ローラ22、23間に掛け渡された平ベルトからなる第2ベ
ルトであり、この第2ベルト24は第2ローラ22、23の回
転軸線同士を結ぶ平面より上側に位置し物品、ここでは
帯状部材Wから切り出されたシート片Sを搬送する上側
部24aと、前記平面より下側に位置する戻り側としての
下側部24bとから構成されている。そして、この第2ベ
ルト24は第2ローラ22、23のいずれかが図示していない
モータにより駆動回転されることで上側部24aが他方に
向かって走行する。前述したフレーム21、第2ローラ2
2、23、第2ベルト24は全体として、第1ベルトコンベ
ア17に対して所定の鋭角で傾斜している第2ベルトコン
ベア25を構成する。
した直線状に延びるフレームであり、このフレーム21の
一端および他端にはそれぞれ互いに平行に延びる第2ロ
ーラ22、23が回転可能に支持されている。24は前記第2
ローラ22、23間に掛け渡された平ベルトからなる第2ベ
ルトであり、この第2ベルト24は第2ローラ22、23の回
転軸線同士を結ぶ平面より上側に位置し物品、ここでは
帯状部材Wから切り出されたシート片Sを搬送する上側
部24aと、前記平面より下側に位置する戻り側としての
下側部24bとから構成されている。そして、この第2ベ
ルト24は第2ローラ22、23のいずれかが図示していない
モータにより駆動回転されることで上側部24aが他方に
向かって走行する。前述したフレーム21、第2ローラ2
2、23、第2ベルト24は全体として、第1ベルトコンベ
ア17に対して所定の鋭角で傾斜している第2ベルトコン
ベア25を構成する。
【0010】ここで、この第2ベルトコンベア25は前記
第1ベルト16の上側部16aと下側部16bとの間にその一
部、ここでは一端部が挿入され、また、この第1ベルト
16の上側部16aと第2ベルト24の上側部24aとは極めて
近接した位置で上下に重なり合っている。26は門形フレ
ームであり、この門形フレーム26の上部は前記第1ベル
ト16の上側部16aと下側部16bとの間および第2ベルト
24の上側部24aと下側部24bとの間を通過している。27
は前記門形フレーム26の上部に固定された上下方向に延
びるピンであり、このピン27は前記第1、第2ベルトコ
ンベア17、25の重なり合い部の中心、即ち第1、第2ベ
ルト16、24の幅方向中央線の交点上に位置するととも
に、その上端部が前記第2ベルトコンベア25のフレーム
21に取り付けられた受け28内に回動可能に挿入されてい
る。29は第2ベルトコンベア25の他端部直下に敷設され
たガイドレールであり、このガイドレール29は前記ピン
27を曲率中心とする円弧状を呈している。30は前記第2
ベルトコンベア25のフレーム21に回転可能に支持された
複数の車輪であり、これらの車輪30は前記ガイドレール
29上を走行することができる。この結果、第2ベルトコ
ンベア25は前記ピン27を中心として揺動することがで
き、このように揺動すると、第2ベルトコンベア25の第
1ベルトコンベア17に対する傾斜角が変更される。
第1ベルト16の上側部16aと下側部16bとの間にその一
部、ここでは一端部が挿入され、また、この第1ベルト
16の上側部16aと第2ベルト24の上側部24aとは極めて
近接した位置で上下に重なり合っている。26は門形フレ
ームであり、この門形フレーム26の上部は前記第1ベル
ト16の上側部16aと下側部16bとの間および第2ベルト
24の上側部24aと下側部24bとの間を通過している。27
は前記門形フレーム26の上部に固定された上下方向に延
びるピンであり、このピン27は前記第1、第2ベルトコ
ンベア17、25の重なり合い部の中心、即ち第1、第2ベ
ルト16、24の幅方向中央線の交点上に位置するととも
に、その上端部が前記第2ベルトコンベア25のフレーム
21に取り付けられた受け28内に回動可能に挿入されてい
る。29は第2ベルトコンベア25の他端部直下に敷設され
たガイドレールであり、このガイドレール29は前記ピン
27を曲率中心とする円弧状を呈している。30は前記第2
ベルトコンベア25のフレーム21に回転可能に支持された
複数の車輪であり、これらの車輪30は前記ガイドレール
29上を走行することができる。この結果、第2ベルトコ
ンベア25は前記ピン27を中心として揺動することがで
き、このように揺動すると、第2ベルトコンベア25の第
1ベルトコンベア17に対する傾斜角が変更される。
【0011】31は前記第1ベルト16上に設置されたカッ
ター装置であり、このカッター装置31は第2ベルトコン
ベア25の前側端上を第2ベルトコンベア25に沿って延び
ている。また、このカッター装置31は第2ベルトコンベ
ア25の長手方向に移動可能なカッター32を有し、このカ
ッター32は第1ベルトコンベア17によって搬送されてい
る帯状部材Wを斜めに切断する。
ター装置であり、このカッター装置31は第2ベルトコン
ベア25の前側端上を第2ベルトコンベア25に沿って延び
ている。また、このカッター装置31は第2ベルトコンベ
ア25の長手方向に移動可能なカッター32を有し、このカ
ッター32は第1ベルトコンベア17によって搬送されてい
る帯状部材Wを斜めに切断する。
【0012】図1、3において、35は第2ベルトコンベ
ア25の幅方向両端部直上に設置された一対の移送コンベ
アであり、これらの移送コンベア35は第2ベルトコンベ
ア25に沿って延びている。36は両端部が移送コンベア35
に軸受37を介して回動可能に連結された吸着ダクトであ
り、この吸着ダクト36は第1ベルトコンベア17に沿って
延びるとともに、下面にエアを吸引する複数の吸引口38
を有する。そして、この吸着ダクト36は、帯状部材Wか
ら切り出された第1ベルトコンベア17上のシート片Sを
吸着した後、移送コンベア35の走行により第2ベルトコ
ンベア25の他端部に向かって移動し、該シート片Sを第
1ベルト16から第2ベルト24に移載する。前述した移送
コンベア35、吸着ダクト36は全体として、帯状部材Wか
ら切り出されたシート片Sを第1ベルト16の上側部16a
から第2ベルト24の上側部24aに移載する移載手段39を
構成し、この移載手段39は第2ベルトコンベア25が揺動
するとき、ピン27を中心として該第2ベルトコンベア25
と一体的に揺動することができる。
ア25の幅方向両端部直上に設置された一対の移送コンベ
アであり、これらの移送コンベア35は第2ベルトコンベ
ア25に沿って延びている。36は両端部が移送コンベア35
に軸受37を介して回動可能に連結された吸着ダクトであ
り、この吸着ダクト36は第1ベルトコンベア17に沿って
延びるとともに、下面にエアを吸引する複数の吸引口38
を有する。そして、この吸着ダクト36は、帯状部材Wか
ら切り出された第1ベルトコンベア17上のシート片Sを
吸着した後、移送コンベア35の走行により第2ベルトコ
ンベア25の他端部に向かって移動し、該シート片Sを第
1ベルト16から第2ベルト24に移載する。前述した移送
コンベア35、吸着ダクト36は全体として、帯状部材Wか
ら切り出されたシート片Sを第1ベルト16の上側部16a
から第2ベルト24の上側部24aに移載する移載手段39を
構成し、この移載手段39は第2ベルトコンベア25が揺動
するとき、ピン27を中心として該第2ベルトコンベア25
と一体的に揺動することができる。
【0013】次に、この発明の一実施形態の作用につい
て説明する。まず、モータを作動して第1ベルトコンベ
ア17の第1ベルト16を所定距離だけ後方に向かって走行
させる。これにより、第1ベルト16の上側部16aに載置
されている帯状部材Wの始端部は該第1ベルト16によっ
て第1、第2ベルト16、24同士の重なり合い位置まで搬
送される。次に、カッター装置31を作動してカッター32
により帯状部材Wの始端部を第2ベルトコンベア25の延
在方向に斜め切断し、該帯状部材Wから平行四辺形をし
たシート片Sを切り出す。次に、第1ベルト16を若干量
後方に向かって走行させ、切り出されたシート片Sの中
心を第2ベルト24の幅方向中央に合致させた後、吸着ダ
クト36によってシート片Sの他端部を吸着保持する。次
に、移送コンベア35を作動して吸着ダクト36を第2ベル
トコンベア25に沿って他方に移動させ、吸着保持してい
るシート片Sを他方に向かって移送する。これにより、
シート片Sは第1ベルト16の上側部16aから第2ベルト
24の上側部24aに移載されるが、このとき、第1、第2
ベルト16、24の上側部16a、24a同士は近接した位置で
上下に重なり合っているため、シート片Sの移載は、該
シート片Sを短い距離移動させるだけで行うことができ
るとともに、従来技術で説明したような受けプレート上
を通過させることなく直接行うことができる。この結
果、前述の移載装置を小型化することができるととも
に、シート片Sが粘着性を有するものであっても移載を
確実とすることができる。次に、シート片Sを吸着ダク
ト36から解放した後、該吸着ダクト36を移送コンベア35
によって初期位置に復帰させる。このとき、第2ベルト
コンベア25の第2ベルト24を走行させ、該第2ベルト24
上に移載されたシート片Sを第2ベルト24によって他方
に搬送する。その後、隣接するシート片Sの先、後端同
士を第2ベルト24上で接合し、内部に長手方向に対して
傾斜した多数本のテキスタイルコードが埋設されている
帯状のタイヤ構成部材を成形する。ここで、帯状部材
W、シート片Sを搬送する第1、第2ベルト16、24は通
常の平ベルトでよいため、全体の部品点数が減少し、こ
の結果、製作費が安価となるとともに保守、点検も容易
となる。なお、この実施形態においては第1、第2ベル
ト16、24によって比較的大きな物品、即ち帯状部材W、
シート片Sを搬送するようにしたが、搬送する物品はボ
ルト、ナット等の小型のものであってもよく、この場合
であっても、第1、第2ベルト16、24を前述のように通
常の平ベルトから構成しているため、これら物品が第
1、第2ベルト16、24から落下するようなことはなく、
搬送が確実となる。
て説明する。まず、モータを作動して第1ベルトコンベ
ア17の第1ベルト16を所定距離だけ後方に向かって走行
させる。これにより、第1ベルト16の上側部16aに載置
されている帯状部材Wの始端部は該第1ベルト16によっ
て第1、第2ベルト16、24同士の重なり合い位置まで搬
送される。次に、カッター装置31を作動してカッター32
により帯状部材Wの始端部を第2ベルトコンベア25の延
在方向に斜め切断し、該帯状部材Wから平行四辺形をし
たシート片Sを切り出す。次に、第1ベルト16を若干量
後方に向かって走行させ、切り出されたシート片Sの中
心を第2ベルト24の幅方向中央に合致させた後、吸着ダ
クト36によってシート片Sの他端部を吸着保持する。次
に、移送コンベア35を作動して吸着ダクト36を第2ベル
トコンベア25に沿って他方に移動させ、吸着保持してい
るシート片Sを他方に向かって移送する。これにより、
シート片Sは第1ベルト16の上側部16aから第2ベルト
24の上側部24aに移載されるが、このとき、第1、第2
ベルト16、24の上側部16a、24a同士は近接した位置で
上下に重なり合っているため、シート片Sの移載は、該
シート片Sを短い距離移動させるだけで行うことができ
るとともに、従来技術で説明したような受けプレート上
を通過させることなく直接行うことができる。この結
果、前述の移載装置を小型化することができるととも
に、シート片Sが粘着性を有するものであっても移載を
確実とすることができる。次に、シート片Sを吸着ダク
ト36から解放した後、該吸着ダクト36を移送コンベア35
によって初期位置に復帰させる。このとき、第2ベルト
コンベア25の第2ベルト24を走行させ、該第2ベルト24
上に移載されたシート片Sを第2ベルト24によって他方
に搬送する。その後、隣接するシート片Sの先、後端同
士を第2ベルト24上で接合し、内部に長手方向に対して
傾斜した多数本のテキスタイルコードが埋設されている
帯状のタイヤ構成部材を成形する。ここで、帯状部材
W、シート片Sを搬送する第1、第2ベルト16、24は通
常の平ベルトでよいため、全体の部品点数が減少し、こ
の結果、製作費が安価となるとともに保守、点検も容易
となる。なお、この実施形態においては第1、第2ベル
ト16、24によって比較的大きな物品、即ち帯状部材W、
シート片Sを搬送するようにしたが、搬送する物品はボ
ルト、ナット等の小型のものであってもよく、この場合
であっても、第1、第2ベルト16、24を前述のように通
常の平ベルトから構成しているため、これら物品が第
1、第2ベルト16、24から落下するようなことはなく、
搬送が確実となる。
【0014】次に、前述したタイヤ構成部材内に埋設さ
れているテキスタイルコードの傾斜角を変更する場合に
は、第2ベルトコンベア25をピン27を中心として揺動さ
せ第1ベルトコンベア17に対する傾斜角を変更するが、
この際、第2ベルトコンベア25を伸縮させる必要はな
く、そのまま揺動させるだけでよいため、変更作業が容
易となる。このとき、移載手段39も第2ベルトコンベア
25とともにピン27を中心として揺動するため、吸着ダク
ト36が第1ベルトコンベア17に対して傾斜するが、この
場合には、対をなす移送コンベア35を互いに逆方向に走
行させて吸着ダクト36が第1ベルトコンベア17に平行に
なるよう修正する。
れているテキスタイルコードの傾斜角を変更する場合に
は、第2ベルトコンベア25をピン27を中心として揺動さ
せ第1ベルトコンベア17に対する傾斜角を変更するが、
この際、第2ベルトコンベア25を伸縮させる必要はな
く、そのまま揺動させるだけでよいため、変更作業が容
易となる。このとき、移載手段39も第2ベルトコンベア
25とともにピン27を中心として揺動するため、吸着ダク
ト36が第1ベルトコンベア17に対して傾斜するが、この
場合には、対をなす移送コンベア35を互いに逆方向に走
行させて吸着ダクト36が第1ベルトコンベア17に平行に
なるよう修正する。
【0015】なお、前述の実施形態においては、第1、
第2ベルト16、24を1本の平ベルトから構成したが、こ
の発明においては、これら第1、第2ベルトを少数本の
平行な平ベルトから構成してもよい。また、前述の実施
形態においては、第2ベルトコンベア25を揺動可能とし
たが、この発明においては、第1、第2ベルトコンベア
の双方を静置することにより傾斜角を一定値に固定する
ようにしてもよく、あるいは、第1ベルトコンベアを揺
動可能とすることにより傾斜角変更可能としてもよい。
なお、このときの揺動中心は、前記実施形態では第1、
第2ベルトコンベア17、25同士の重なり合い部の中心に
位置させるようにしたが、前記重なり合い部近傍のいず
れの場所でもよい。さらに、前述の実施形態において
は、第1、第2ベルト16、24をそれぞれ第1ローラ14、
15間、第2ローラ22、23間に掛け渡すようにしたが、こ
の発明においては、これらのローラの他にテークアップ
ローラ、スナップローラ等を設置するようにしてもよ
い。また、この発明においては、第2ベルトコンベアの
一端を第1ベルトコンベア内に収納したり、第1、第2
ベルトコンベアの走行方向を前記実施形態と逆方向とし
てもよい。さらに、前述の実施形態においては、シート
片Sを吸着ダクト36によって吸着保持するようにした
が、この発明においては、シート片Sを吸着するバキュ
ームカップあるいはシート片Sの両端部を上下から把持
する把持爪によって保持するようにしてもよい。
第2ベルト16、24を1本の平ベルトから構成したが、こ
の発明においては、これら第1、第2ベルトを少数本の
平行な平ベルトから構成してもよい。また、前述の実施
形態においては、第2ベルトコンベア25を揺動可能とし
たが、この発明においては、第1、第2ベルトコンベア
の双方を静置することにより傾斜角を一定値に固定する
ようにしてもよく、あるいは、第1ベルトコンベアを揺
動可能とすることにより傾斜角変更可能としてもよい。
なお、このときの揺動中心は、前記実施形態では第1、
第2ベルトコンベア17、25同士の重なり合い部の中心に
位置させるようにしたが、前記重なり合い部近傍のいず
れの場所でもよい。さらに、前述の実施形態において
は、第1、第2ベルト16、24をそれぞれ第1ローラ14、
15間、第2ローラ22、23間に掛け渡すようにしたが、こ
の発明においては、これらのローラの他にテークアップ
ローラ、スナップローラ等を設置するようにしてもよ
い。また、この発明においては、第2ベルトコンベアの
一端を第1ベルトコンベア内に収納したり、第1、第2
ベルトコンベアの走行方向を前記実施形態と逆方向とし
てもよい。さらに、前述の実施形態においては、シート
片Sを吸着ダクト36によって吸着保持するようにした
が、この発明においては、シート片Sを吸着するバキュ
ームカップあるいはシート片Sの両端部を上下から把持
する把持爪によって保持するようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、小型、安価で保守、点検も容易でありながら物品を
確実に搬送することができる。
ば、小型、安価で保守、点検も容易でありながら物品を
確実に搬送することができる。
【図1】この発明の一実施形態を示す概略平面図であ
る。
る。
【図2】図1のIーI矢視断面図である。
【図3】図1のIIーII矢視図である。
14、15…第1ローラ 16…第1ベルト 16a…上側部 16b…下側部 17…第1ベルトコンベア 22、23…第2ローラ 24…第2ベルト 24a…上側部 25…第2ベルトコンベア W、S…物品
Claims (2)
- 【請求項1】一対の平行な第1ローラおよびこれら第1
ローラ間に掛け渡された平ベルトからなる第1ベルトを
有する第1ベルトコンベアと、一対の平行な第2ローラ
およびこれら第2ローラ間に掛け渡された平ベルトから
なる第2ベルトを有する第2ベルトコンベアとを備え、
前記第2ベルトコンベアを第1ベルトコンベアに対して
傾斜させた搬送装置において、第1ベルトの上側部と下
側部との間に第2ベルトコンベアの一部を挿入し、物品
を搬送する第1ベルトの上側部と第2ベルトの上側部と
を近接した位置で上下に重なり合わせるようにしたこと
を特徴とする搬送装置。 - 【請求項2】前記第1、第2ベルトコンベアのいずれか
一方を前記重なり合い部近傍を中心として揺動できるよ
うにした請求項1記載の搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8440297A JPH10258932A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8440297A JPH10258932A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10258932A true JPH10258932A (ja) | 1998-09-29 |
Family
ID=13829600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8440297A Withdrawn JPH10258932A (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10258932A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1025595C2 (nl) * | 2004-02-12 | 2005-08-15 | Beiler Beheer Bv | Werkwijze en inrichting voor het transporteren van een vel. |
-
1997
- 1997-03-18 JP JP8440297A patent/JPH10258932A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1025595C2 (nl) * | 2004-02-12 | 2005-08-15 | Beiler Beheer Bv | Werkwijze en inrichting voor het transporteren van een vel. |
WO2005077799A3 (en) * | 2004-02-12 | 2005-12-01 | Beiler Beheer Bv | Method and device for transporting a sheet |
US7954810B2 (en) | 2004-02-12 | 2011-06-07 | Beiler Beheer B.V. | Method and device for transporting a sheet |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040601 |