JPH11286185A - 平版印刷版用支持体の電解処理装置 - Google Patents
平版印刷版用支持体の電解処理装置Info
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- JPH11286185A JPH11286185A JP8995698A JP8995698A JPH11286185A JP H11286185 A JPH11286185 A JP H11286185A JP 8995698 A JP8995698 A JP 8995698A JP 8995698 A JP8995698 A JP 8995698A JP H11286185 A JPH11286185 A JP H11286185A
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Abstract
ウムウェブの表面を電気化学的に粗面化処理する平版印
刷版用支持体の電化処理装置において、効率的に均一な
ハニカムピットを形成することができるようにする。 【解決手段】 電解処理槽1内部には電解液2が貯留さ
れている。電解処理槽1の底面には、正電極3及び負電
極4が設けられており、これらの正電極3と負電極4の
間には絶縁体5が設けられている。正電極3と負電極4
には直流電源6が接続されている。パスロール9が設け
られアルミニウムウェブ11の搬送路が構成されてい
る。絶縁体5のアルミニウムウェブ11の進行方向の長
さをL1、電極3及び4とアルミニウムウェブ11との
距離をL2とすると、3×L2≦L1≦1000mmと
なるように設定されている。
Description
どに使用するアルミニウムウェブの表面を電気化学的に
粗面化処理する平版印刷版用支持体の電解処理装置に関
するものである。
ニウムウェブが使用されており、その表面は、その上に
設けられる感光層との密着性を良好にすること、印刷時
に使用する湿した水を保持すること等のために、砂目状
に粗面化されている。
は、例えば、特開平7−278900号公報に開示され
ているような方法があった。この方法は、上流側電極及
び下流側電極を有し、上流側電極が小型電極と主電極と
からなり、小型電極と主電極とに所定の電流を流して電
解処理を行うものである。しかしながら、この電解処理
方法は、電解槽内の電流分布の均一性が十分ではなく、
十分に均一な砂目を形成することができなかった。
2号において、電解処理槽内の電流分布を均一化して均
一な砂目を形成できるようにした平版印刷版用支持体の
電解処理方法を提案した。
22号で提案した電解処理方法は、同一極の電極を分割
し、その電極の間に絶縁体を入れることでアルミニウム
進行方向の電流分布を均一にし、これにより均一なハニ
カムピットを形成することができ、極めて好ましいもの
であったが、より効率的に均一なハニカムピットを形成
することが望まれていた。 そこで、本発明者は、効率
的に均一なハニカムピットを形成する手段について研究
し、異なる極性の電極を同一槽内に配置した場合であっ
ても、電極間に設けた絶縁体の長さと、アルミニウムウ
ェブと電極との距離を特定の関係にすると、効率的に均
一なハニカムピットを形成することを見出し、本発明を
完成させたものである。
持体の電解処理装置は、酸性電解液中でアルミニウムウ
ェブを連続的に電気化学的処理する平版印刷版用支持体
の電解処理装置において、極性の異なる電極と、この電
極間を絶縁する絶縁体とを有し、絶縁体のアルミニウム
ウェブ進行方向の長さをL1、アルミニウムウェブと電
極との距離をL2としたとき、3×L2≦L1≦100
0mmであることを特徴として構成されている。
置においては、絶縁体のアルミニウムウェブ進行方向の
長さと、電極とアルミニウムウェブとの距離とを特定の
範囲に設定することにより、ハニカムピットを形成する
効率をよくしている。
方向の長さをL1、アルミニウムウェブと電極との距離
をL2としたとき、3×L2≦L1≦1000mmであ
り、好ましくは10×L2≦L1≦500mmである。
を流れないバイパス電流が増加し電解処理効率が5〜3
0%ダウンする。また、L1>1000mmでは、電解
処理休止中にアルミニウムウェブ表面に生成したスマッ
トが溶解してしまい、砂目が重なってしまうため処理効
率が10〜40%ダウンする。
上を通過する時間は、0.01〜1秒の範囲が好まし
く、0.1〜0.5秒の範囲がより好ましい。アルミニ
ウムウェブが絶縁体上を通過する時間が1秒を超える
と、エッチングされない部分が増加し、均一な砂目立て
に必要な電気量が増大してしまう。
イト、テフロン等の絶縁性の樹脂を用いる。また、絶縁
体には、電解液を供給する給液ノズルを形成してもよ
く、絶縁体に給液ノズルの機能を持たせると、絶縁体と
給液ノズルとを別個に設ける必要が無く、構造を簡単に
することができる。酸性電解液としては、塩酸溶液、硝
酸溶液がある。
置について、図面を参照して説明する。
の断面模式図である。この図に示す電解処理槽は直給フ
ラット型セルタイプのものであり、符号1は電解処理槽
で、その内部には電解液2が貯留されている。この電解
処理槽1の底面には、正電極3及び負電極4が設けられ
ており、これらの正電極3と負電極4の間には絶縁体5
が設けられており、また、正電極3と負電極4には直流
電源6が接続されている。
液の給液ノズル7が設けられ、他方の端部には電解液の
排出管8が連結されており、これら給液ノズル7及び排
出管8は電解液2を貯留するストックタンク(図示せ
ず)に連結されている。また、パスロール9が電解槽1
の内部において電解液2に浸漬した状態で設けられると
ともに電解槽1の上方に設けられ、アルミニウムウェブ
11の搬送路が構成されている。
1の進行方向の長さをL1、電極3及び4とアルミニウ
ムウェブ11との距離をL2とすると、 3×L2≦L1≦1000mm となるように、設定されている。
正電極3の外側端部に設けたが、絶縁体5自体に給液ノ
ズルを設けてもよい。
断面模式図である。この図に示す電解処理装置は間給ラ
ジアル型セルタイプのものであり、符号21は電解処理
槽で、その内部には電解液22が貯留されている。この
電解処理槽21の周面には2個の電極23、24が設け
られ、電極23と電極24との間及び電極23の端部に
は、絶縁体からなる給液ノズル25、26が設けられて
おり、電極23、24には交流電源27が接続されてい
る。
解液の排出管28が連結されており、この排出管27と
前記給液ノズル25、26は電解液22を貯留するスト
ックタンク(図示せず)に連結されている。電解処理槽2
1の上方にはパスロール29が設けられるとともに、電
解槽21の内部には円筒状の案内板30が設けられ、こ
れらパスロール29及び案内板30で金属ウェブとして
のアルミニウムウェブ31の搬送路が構成されている。
ェブ31の進行方向の長さをL1、電極23及び24と
アルミニウムウェブ31との距離をL2とすると、 3×L2≦L1≦1000mm となるように、設定されている。
る方法を用いて電解砂目が全面に生成する未エッチ消失
電気量を調べ、砂目生成効率の比較実験を行なった。
0mmとすることで、均一な砂目形状を低い電気量で形
成できることが確認された。
装置は、均一なハニカムピットを極めて効率的に形成す
ることができる。
装置の一実施形態の断面模式図である。
装置の他の実施形態の断面模式図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 酸性電解液中でアルミニウムウェブを連
続的に電気化学的処理する平版印刷版用支持体の電解処
理装置において、極性の異なる電極と、この電極間を絶
縁する絶縁体とを有し、絶縁体のアルミニウムウェブ進
行方向の長さをL1、アルミニウムウェブと電極との距
離をL2としたとき、3×L2≦L1≦1000mmで
あることを特徴とする平版印刷版用支持体の電解処理装
置。 - 【請求項2】 アルミニウムウェブの絶縁体上を通過す
る時間が1秒以下に設定されている請求項1に記載の平
版印刷版用支持体の電界処理装置。 - 【請求項3】 絶縁体が酸性電解液を供給する給液ノズ
ルとしての機能を有する請求項1に記載の平版印刷版用
支持体の電界処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08995698A JP3705527B2 (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 平版印刷版用支持体の電解処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08995698A JP3705527B2 (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 平版印刷版用支持体の電解処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11286185A true JPH11286185A (ja) | 1999-10-19 |
JP3705527B2 JP3705527B2 (ja) | 2005-10-12 |
Family
ID=13985151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08995698A Expired - Fee Related JP3705527B2 (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 平版印刷版用支持体の電解処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3705527B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3514263A3 (de) * | 2018-01-23 | 2019-10-16 | SMS Group GmbH | Vorrichtung und verfahren zur elektrolytischen behandlung eines metallbands |
-
1998
- 1998-04-02 JP JP08995698A patent/JP3705527B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP3514263A3 (de) * | 2018-01-23 | 2019-10-16 | SMS Group GmbH | Vorrichtung und verfahren zur elektrolytischen behandlung eines metallbands |
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Publication number | Publication date |
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JP3705527B2 (ja) | 2005-10-12 |
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