JPH11286185A - 平版印刷版用支持体の電解処理装置 - Google Patents

平版印刷版用支持体の電解処理装置

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JPH11286185A
JPH11286185A JP8995698A JP8995698A JPH11286185A JP H11286185 A JPH11286185 A JP H11286185A JP 8995698 A JP8995698 A JP 8995698A JP 8995698 A JP8995698 A JP 8995698A JP H11286185 A JPH11286185 A JP H11286185A
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Mutsumi Matsuura
睦 松浦
Akio Uesugi
彰男 上杉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PS版用支持体などに使用するアルミニ
ウムウェブの表面を電気化学的に粗面化処理する平版印
刷版用支持体の電化処理装置において、効率的に均一な
ハニカムピットを形成することができるようにする。 【解決手段】 電解処理槽1内部には電解液2が貯留さ
れている。電解処理槽1の底面には、正電極3及び負電
極4が設けられており、これらの正電極3と負電極4の
間には絶縁体5が設けられている。正電極3と負電極4
には直流電源6が接続されている。パスロール9が設け
られアルミニウムウェブ11の搬送路が構成されてい
る。絶縁体5のアルミニウムウェブ11の進行方向の長
さをL1、電極3及び4とアルミニウムウェブ11との
距離をL2とすると、3×L2≦L1≦1000mmと
なるように設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PS版用支持体な
どに使用するアルミニウムウェブの表面を電気化学的に
粗面化処理する平版印刷版用支持体の電解処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、PS版用支持体としてはアルミ
ニウムウェブが使用されており、その表面は、その上に
設けられる感光層との密着性を良好にすること、印刷時
に使用する湿した水を保持すること等のために、砂目状
に粗面化されている。
【0003】従来、この砂目状に粗面化する方法として
は、例えば、特開平7−278900号公報に開示され
ているような方法があった。この方法は、上流側電極及
び下流側電極を有し、上流側電極が小型電極と主電極と
からなり、小型電極と主電極とに所定の電流を流して電
解処理を行うものである。しかしながら、この電解処理
方法は、電解槽内の電流分布の均一性が十分ではなく、
十分に均一な砂目を形成することができなかった。
【0004】そこで、本出願人は、特願平9−3682
2号において、電解処理槽内の電流分布を均一化して均
一な砂目を形成できるようにした平版印刷版用支持体の
電解処理方法を提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特願平9−368
22号で提案した電解処理方法は、同一極の電極を分割
し、その電極の間に絶縁体を入れることでアルミニウム
進行方向の電流分布を均一にし、これにより均一なハニ
カムピットを形成することができ、極めて好ましいもの
であったが、より効率的に均一なハニカムピットを形成
することが望まれていた。 そこで、本発明者は、効率
的に均一なハニカムピットを形成する手段について研究
し、異なる極性の電極を同一槽内に配置した場合であっ
ても、電極間に設けた絶縁体の長さと、アルミニウムウ
ェブと電極との距離を特定の関係にすると、効率的に均
一なハニカムピットを形成することを見出し、本発明を
完成させたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の平版印刷版用支
持体の電解処理装置は、酸性電解液中でアルミニウムウ
ェブを連続的に電気化学的処理する平版印刷版用支持体
の電解処理装置において、極性の異なる電極と、この電
極間を絶縁する絶縁体とを有し、絶縁体のアルミニウム
ウェブ進行方向の長さをL1、アルミニウムウェブと電
極との距離をL2としたとき、3×L2≦L1≦100
0mmであることを特徴として構成されている。
【0007】本発明の平版印刷版用支持体の電解処理装
置においては、絶縁体のアルミニウムウェブ進行方向の
長さと、電極とアルミニウムウェブとの距離とを特定の
範囲に設定することにより、ハニカムピットを形成する
効率をよくしている。
【0008】
【発明の実施の形態】絶縁体のアルミニウムウェブ進行
方向の長さをL1、アルミニウムウェブと電極との距離
をL2としたとき、3×L2≦L1≦1000mmであ
り、好ましくは10×L2≦L1≦500mmである。
【0009】L1<3×L2では、アルミニウムウェブ
を流れないバイパス電流が増加し電解処理効率が5〜3
0%ダウンする。また、L1>1000mmでは、電解
処理休止中にアルミニウムウェブ表面に生成したスマッ
トが溶解してしまい、砂目が重なってしまうため処理効
率が10〜40%ダウンする。
【0010】アルミニウムウェブが絶縁体(距離L1)
上を通過する時間は、0.01〜1秒の範囲が好まし
く、0.1〜0.5秒の範囲がより好ましい。アルミニ
ウムウェブが絶縁体上を通過する時間が1秒を超える
と、エッチングされない部分が増加し、均一な砂目立て
に必要な電気量が増大してしまう。
【0011】絶縁体としては、塩化ビニール、ベークラ
イト、テフロン等の絶縁性の樹脂を用いる。また、絶縁
体には、電解液を供給する給液ノズルを形成してもよ
く、絶縁体に給液ノズルの機能を持たせると、絶縁体と
給液ノズルとを別個に設ける必要が無く、構造を簡単に
することができる。酸性電解液としては、塩酸溶液、硝
酸溶液がある。
【0012】本発明の平版印刷版用支持体の電解処理装
置について、図面を参照して説明する。
【0013】図1は平版印刷版用支持体の電解処理装置
の断面模式図である。この図に示す電解処理槽は直給フ
ラット型セルタイプのものであり、符号1は電解処理槽
で、その内部には電解液2が貯留されている。この電解
処理槽1の底面には、正電極3及び負電極4が設けられ
ており、これらの正電極3と負電極4の間には絶縁体5
が設けられており、また、正電極3と負電極4には直流
電源6が接続されている。
【0014】電解処理槽1の底面の一方の端部には電解
液の給液ノズル7が設けられ、他方の端部には電解液の
排出管8が連結されており、これら給液ノズル7及び排
出管8は電解液2を貯留するストックタンク(図示せ
ず)に連結されている。また、パスロール9が電解槽1
の内部において電解液2に浸漬した状態で設けられると
ともに電解槽1の上方に設けられ、アルミニウムウェブ
11の搬送路が構成されている。
【0015】そして、絶縁体5のアルミニウムウェブ1
1の進行方向の長さをL1、電極3及び4とアルミニウ
ムウェブ11との距離をL2とすると、 3×L2≦L1≦1000mm となるように、設定されている。
【0016】なお、上記実施形態では、給液ノズル7を
正電極3の外側端部に設けたが、絶縁体5自体に給液ノ
ズルを設けてもよい。
【0017】図2は平板印刷用支持体の電解処理装置の
断面模式図である。この図に示す電解処理装置は間給ラ
ジアル型セルタイプのものであり、符号21は電解処理
槽で、その内部には電解液22が貯留されている。この
電解処理槽21の周面には2個の電極23、24が設け
られ、電極23と電極24との間及び電極23の端部に
は、絶縁体からなる給液ノズル25、26が設けられて
おり、電極23、24には交流電源27が接続されてい
る。
【0018】また、電解処理槽21の一方の端部には電
解液の排出管28が連結されており、この排出管27と
前記給液ノズル25、26は電解液22を貯留するスト
ックタンク(図示せず)に連結されている。電解処理槽2
1の上方にはパスロール29が設けられるとともに、電
解槽21の内部には円筒状の案内板30が設けられ、こ
れらパスロール29及び案内板30で金属ウェブとして
のアルミニウムウェブ31の搬送路が構成されている。
【0019】そして、給液ノズル25のアルミニウムウ
ェブ31の進行方向の長さをL1、電極23及び24と
アルミニウムウェブ31との距離をL2とすると、 3×L2≦L1≦1000mm となるように、設定されている。
【0020】
【実施例】アルミニウムウェブを硝酸液中で交流電解す
る方法を用いて電解砂目が全面に生成する未エッチ消失
電気量を調べ、砂目生成効率の比較実験を行なった。
【0021】 [処理条件] エッチング :NaOH 10%、温度 40℃ ↓ デスマット :H2SO4 10%、温度 40℃ ↓ 硝酸交流電解:HNO3 2%、温度 40℃、周波数 60Hz ↓ アルミニウムウェブ速度 1000mm/秒 デスマット :H2SO4 10%、温度 40℃
【0022】[実験結果]
【表1】 ○:優 ○△:良 △:可
【0023】以上の結果より、3×L2≦L1≦100
0mmとすることで、均一な砂目形状を低い電気量で形
成できることが確認された。
【0024】
【発明の効果】本発明の平版印刷版用支持体の電解処理
装置は、均一なハニカムピットを極めて効率的に形成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による平版印刷版用支持体の電解処理
装置の一実施形態の断面模式図である。
【図2】 本発明による平版印刷版用支持体の電解処理
装置の他の実施形態の断面模式図である。
【符号の説明】
1,21:電解処理槽 2,22:電解液 3:正電極 4:負電極 5:絶縁体 11:アルミニウムウェブ 21:電解処理槽 23、24:電極 25:給液ノズル(絶縁体) 31:アルミニウムウェブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸性電解液中でアルミニウムウェブを連
    続的に電気化学的処理する平版印刷版用支持体の電解処
    理装置において、極性の異なる電極と、この電極間を絶
    縁する絶縁体とを有し、絶縁体のアルミニウムウェブ進
    行方向の長さをL1、アルミニウムウェブと電極との距
    離をL2としたとき、3×L2≦L1≦1000mmで
    あることを特徴とする平版印刷版用支持体の電解処理装
    置。
  2. 【請求項2】 アルミニウムウェブの絶縁体上を通過す
    る時間が1秒以下に設定されている請求項1に記載の平
    版印刷版用支持体の電界処理装置。
  3. 【請求項3】 絶縁体が酸性電解液を供給する給液ノズ
    ルとしての機能を有する請求項1に記載の平版印刷版用
    支持体の電界処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3514263A3 (de) * 2018-01-23 2019-10-16 SMS Group GmbH Vorrichtung und verfahren zur elektrolytischen behandlung eines metallbands

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