JPH11285990A - 補助ローラ台 - Google Patents

補助ローラ台

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Publication number
JPH11285990A
JPH11285990A JP16264798A JP16264798A JPH11285990A JP H11285990 A JPH11285990 A JP H11285990A JP 16264798 A JP16264798 A JP 16264798A JP 16264798 A JP16264798 A JP 16264798A JP H11285990 A JPH11285990 A JP H11285990A
Authority
JP
Japan
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roller
frame
female screw
axial direction
upper frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP16264798A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuki Yamato
勇記 大和
Kesao Denda
袈裟男 傳田
Mikiro Sugawara
幹郎 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wacoh Machinery Industry Co Ltd
Original Assignee
Wacoh Machinery Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Wacoh Machinery Industry Co Ltd filed Critical Wacoh Machinery Industry Co Ltd
Priority to JP16264798A priority Critical patent/JPH11285990A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】高さ位置の微調整が可能でありながら、簡便か
つ瞬時に高さ位置を大きく移動させることができる補助
ローラ台を得る。 【解決手段】上部枠11に回転可能に支持されると共に
メネジ部材13のメネジにねじ嵌合し、その内端側をロ
ーラ枠9に回転可能かつ軸方向移動不能に支持されたね
じ軸12を設け、このねじ軸に操作部を設けこの操作部
を手動作で回転することによりローラ枠の高さ位置を調
整するようにした補助ローラ台1であって、上部枠に設
けたメネジ部材にメネジのネジ中心からメネジ部材の軸
方向に偏心させた位置にねじ軸を軸方向移動可能な孔を
設け、メネジ部材をメネジがねじ軸にねじ嵌合する方向
に付勢するバネを設け、手操作でメネジ部材をバネの付
勢力に抗して摺動させてネジ部材のメネジとねじ軸との
ねじ嵌合を解除させることによりローラ枠9の高さ位置
を簡便かつ瞬時に大きく移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建設工事現場等
で棒材やパイプ材等の長尺部材を切断機で切断する際、
切断機から離れた長尺部材の端部を載せて支えるために
使用される補助ローラ台に関する。
【0002】
【従来技術】従来、この種の補助ローラ台としては、ロ
ーラを支持するローラ枠をX字状の交差リンクを用いて
支持し、この交差リンクの下端部を連結した雌ねじ部に
雄ねじ部を有するねじ軸を螺合し、このねじ軸の端部に
ダイヤル等の操作部を設け、この操作部を手操作で回転
させることにより、ねじ軸を介して交差リンクを開閉さ
せてローラ枠を昇降させるようになっている(実開平1
- 174393号公報、実開平2- 17301号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の補
助ローラ台は、ローラの最低高さを50mm程度にまで低
くして使用できることが求められている。
【0004】このため、ダイヤル等を小径のものとする
ことが行われているが、このような構造にすると、当然
操作性が悪いものとなる。
【0005】すなわち、補助ローラ台は、通常50〜1
60mm程度まで高さを調整することができるようになっ
ているが、例えば、ローラ枠を下限高さから上限高さま
で、あるいは、上限高さから下限高さまで一気に上昇あ
るいは下降させる場合には、ダイヤル等の操作部を最大
36〜38回も回転させなければならないため、作業性
が悪いのみならず高さ位置調整に時間がかかるという問
題があった。
【0006】上記問題を解決するために、本願出願人
は、高さ位置の微調整が可能でありながら、簡便かつ瞬
時に高さ位置を大きく移動させることができる補助ロー
ラ台を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は地面あるいは作業台上に載置固定
される基盤部と、棒材等を載せる支持部と、この支持部
を昇降可能に支持する交差リンクからなる昇降機構とを
有する補助ローラ台において、前記支持部のローラを支
持するローラ枠に該ローラ枠に沿って前記ローラの軸方
向に移動可能に重合する上部枠を設け、前記交差リンク
の一方のリンクの一端部をローラの軸方向の一端側にお
いて前記基盤部に回転可能に結合し、他端部をローラの
軸方向の他端側において前記上部枠に回転可能に、かつ
前記ローラ枠に水平移動可能に結合し、他方のリンクの
一端部をローラの軸方向の一端側において前記ローラ枠
に回転可能かつ前記上部枠に水平移動可能に結合し、他
端部をローラの軸方向の他端側において前記基盤部に回
転可能、水平移動可能に結合して設け、前記上部枠にメ
ネジ部材をローラ軸に直交させて摺動可能に設け、前記
上部枠に回転可能に支持されると共に前記メネジ部材の
メネジにねじ嵌合し、その内端側を前記ローラ枠に回転
可能かつ軸方向移動不能に支持されたねじ軸を設け、こ
のねじ軸に操作部を設けこの操作部を手動作で回転する
ことにより前記ローラ枠の高さ位置を調整するようにし
た補助ローラ台であって、前記上部枠に設けたメネジ部
材にメネジのネジ中心から該メネジ部材の軸方向に偏心
させた位置にねじ軸を軸方向移動可能な孔を設け、前記
メネジ部材をメネジがねじ軸にねじ嵌合する方向に付勢
するバネを設け、手操作で前記メネジ部材をバネの付勢
力に抗して摺動させてネジ部材のメネジとねじ軸とのね
じ嵌合を解除させることにより前記ローラ枠の高さ位置
を簡便かつ瞬時に大きく移動させるようにしたことを特
徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の補助ロ
ーラ台であって、前記ねじ軸にローラ枠の下限高さ位置
を規制するUナットを設けたことを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、地面あるいは作業台上
に載置固定される基盤部と、棒材等を載せる支持部と、
この支持部を昇降可能に支持する交差リンクからなる昇
降機構とを有する補助ローラ台において、前記支持部の
ローラを支持するローラ枠に該ローラ枠に沿って前記ロ
ーラの軸方向に移動可能に重合する上部枠を設け、前記
交差リンクの一方のリンクの一端部をローラの軸方向の
一端側において前記基盤部に回転可能に結合し、他端部
をローラの軸方向の他端側において前記上部枠に回転可
能に、かつ前記ローラ枠に水平移動可能に結合し、他方
のリンクの一端部をローラの軸方向の一端側において前
記ローラ枠に回転可能かつ前記上部枠に水平移動可能に
結合し、他端部をローラの軸方向の他端側において前記
基盤部に回転可能、水平移動可能に結合して設け、前記
上部枠にメネジ部材をローラ軸に直交させて摺動可能に
設け、前記上部枠に回転可能に支持されると共に前記メ
ネジ部材のメネジにねじ嵌合し、その内端側を前記ロー
ラ枠に回転可能かつ軸方向移動不能に支持されたねじ軸
を設け、このねじ軸に操作部を設けこの操作部を手動作
で回転することにより前記ローラ枠の高さ位置を調整す
るようにした補助ローラ台であって、前記上部枠に設け
たメネジ部材にメネジのネジ中心から該メネジ部材の軸
方向に偏心させた位置にねじ軸を軸方向移動可能な孔を
設け、前記メネジ部材をメネジがねじ軸にねじ嵌合する
方向に付勢するバネを設け、手操作で前記メネジ部材を
バネの付勢力に抗して摺動させてネジ部材のメネジとね
じ軸とのねじ嵌合を解除させることにより前記ローラ枠
の高さ位置を簡便かつ瞬時に大きく移動させるようにす
ると共に、前記ローラの軸を上部枠の操作部側へ突出さ
せて延長軸部を形成し、この延長軸部が上部枠の操作部
側に当接した状態でローラ枠が下限高さ位置になるよう
に構成したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。 (実施例1)図1は、この発明の一実施形態に係る補助
ローラ台1の斜視図。
【0011】図2は側面図、図3は平面図、図4は、図
2のA−A線拡大断面図、図5は図4のねじが離脱した
状態図である。
【0012】この補助ローラ台1は、図1 に示すように
地面あるいは作業台上に載置固定される基盤部2と、棒
材等を載せる支持部3と、この支持部3を昇降可能に支
持するパンダグラフ式の昇降機構4とから構成されてい
る。
【0013】基盤部2は基盤5上に基枠6を溶接により
一体に取りつけてなる。
【0014】支持部3 は水平に延び、この上に棒材等
(図示しない)を載せるローラ7と、このローラ7の周
囲を囲み、ローラ7の軸8を支持する略長方形のローラ
枠9とからなる。
【0015】ローラ7の軸8にはコイルバネ10、10
が嵌装され、ローラ7が軸8に沿って僅かに移動し得る
ようになっている。
【0016】ローラ枠9の外周側には、図2に示すよう
に一端を開口する断面コ字上の上部枠11がローラ枠9
に沿ってローラ7の軸方向に移動可能に重合されてい
る。
【0017】ローラ枠9と上部枠11はローラ7の軸方
向と直交するそれぞれの枠部9a、11aにおいて、ね
じ軸12によりメネジ部材13を介して連結されてい
る。
【0018】メネジ部材13は上部枠11にローラ7の
軸方向と直交させて摺動可能に設けられている。
【0019】ねじ軸12は、ローラ7の軸8の下方位置
に該ローラ7の軸8と平行に配置され、上部枠11の枠
部11aに回転自在に支持されると共に前記メネジ部材
13のメネジ14にねじ嵌合し、その内端側をローラ枠
9の枠部9aに回転可能かつ軸方向移動不能に支持され
ている。
【0020】ねじ軸12の外端部にはダイヤル状の操作
部15が結合されており、この操作部15を回転させる
ことにより、ねじ軸12を介して上部枠11がローラ枠
9に沿ってローラ7の軸方向に移動し得るようになって
いる。
【0021】前記メネジ部材13には、図4に示すよう
にねじ軸12と嵌合するメネジ14と、該メネジ14の
ネジ中心からメネジ部材13の軸方向に偏心させた位置
に、ねじ軸12を軸方向に移動可能な孔16が設けられ
ている。
【0022】また、メネジ部材13は、大径部13aと
小径部13bとを有し、大径部13aと小径部13bと
の段差部13cと上部枠11との間に、メネジ部材13
をメネジ14がねじ軸12に嵌合する方向に付勢するバ
ネ17が設けられている。
【0023】前記ねじ軸12には、ローラ枠9の下限高
さ位置を規制するストッパーとしてのUナット18が設
けられている。すなわち、メネジ部材13がUナット1
8に当接した状態でローラ枠9が下限高さとなるように
Uナット18が配置されている。このように構成するこ
とにより、メネジ14に対してねじ軸12が余分に喰い
込まないようになっている。
【0024】前記メネジ14と孔16は、メネジ部材1
3の大径部13aに設けられている。
【0025】昇降機構4は、外側及び内側の2本のリン
ク19、20をX字状に交差させて中央部をボルト21
で開閉可能に枢着した1組の交差リンク22からなり、
ローラ枠9のローラ7の周面両側位置にそれぞれ1組ず
つ配置されている。
【0026】外側のリンク19の一端部はローラ7の軸
方向の一端側において、基盤部2の基枠6にボルト23
で回転可能に結合している。
【0027】外側のリンク19の他端部はローラ7の軸
方向の他端側において上部枠11にボルト24で回転可
能に結合すると共に、このボルト24をローラ枠9に形
成された長孔25に嵌合させることにより回転可能かつ
水平移動可能に結合している。
【0028】内側のリンク20の一端部は、ローラ7の
軸方向の一端側においてローラ枠9にボルト26で回転
可能に結合すると共に、このボルト26を上部枠11に
形成された長孔27に嵌合させている。
【0029】内側のリンク20の他端部はローラ7の軸
方向の他端側において基盤部2の基枠6に形成された長
孔28にボルト29を嵌合させることにより回転可能か
つ水平移動可能に結合している。
【0030】この補助ローラ台1は以上の構成であるか
ら、操作部15を手で回転すると、ねじ軸12によりメ
ネジ部材13を介して上部枠11がローラ枠9に沿って
ローラ7の軸方向に移動する。この上部枠11の移動に
より交差リンク22のリンク19、20が開閉してロー
ラ枠9及び上部枠11を介してローラ7が水平状態を保
って昇降する。これにより、ローラ7の高さ位置を調整
することができる。
【0031】また、ローラ7を大きく上下移動させる場
合は手でメネジ部材13をバネ17の付勢力に抗して摺
動させると、メネジ部材13のメネジ14とねじ軸12
とのねじ嵌合が解除されねじ軸12は孔16と当接す
る。(図5に示す状態)。この状態で、直接手でローラ
枠9及び上部枠11を介してローラ7を昇降させること
ができる。
【0032】通常作業時には、まず、ねじ軸12と孔1
6とを当接させた状態で、直接ローラ枠9及び上部枠1
1を昇降させ、所定位置まで昇降させた所で手を離し、
ねじ軸12とメネジ14を嵌合させればローラ枠9及び
上部枠11の高さ位置が保持される。
【0033】さらに、微調整を必要とするときは、その
まま操作部15を回転することにより行うことができ
る。
【0034】また、操作部15を回転してローラ枠9を
下降させるとき、メネジ部材13がUナット18に当接
した状態で、ローラ枠9が下限高さになるので、ねじ軸
12がメネジ部材13のメネジ14に余分に喰い込むこ
とがない。
【0035】従って、ローラ枠9が下限高さ位置にある
状態でもメネジ部材13のメネジ14とねじ軸12との
ねじ嵌合を容易に解除することができる。 (実施例2)図6は、この発明の一実施形態に係る補助
ローラ台1の斜視図。
【0036】図7は側面図、図8は平面図、図9は、図
7のA−A線拡大断面図、図10は図9のねじが離脱し
た状態図である。図11及び図12は、要部の作用説明
図である。
【0037】この補助ローラ台1は、図6に示すように
地面あるいは作業台上に載置固定される基盤部2と、棒
材等を載せる支持部3と、この支持部3を昇降可能に支
持するパンダグラフ式の昇降機構4とから構成されてい
る。
【0038】基盤部2は基盤5上に基枠6を溶接により
一体に取りつけてなる。
【0039】支持部3 は水平に延び、この上に棒材等
(図示しない)を載せるローラ7と、このローラ7の周
囲を囲み、ローラ7の軸8を支持する略長方形のローラ
枠9とからなる。
【0040】ローラ7の軸8にはコイルバネ10、10
が嵌装され、ローラ7が軸8に沿って僅かに移動し得る
ようになっている。
【0041】ローラ枠9の外周側には、図7及び図8に
示すように一端を開口する断面コ字上の上部枠11がロ
ーラ枠9に沿ってローラ7の軸方向に移動可能に重合さ
れている。
【0042】ローラ枠9と上部枠11はローラ7の軸方
向と直交するそれぞれの枠部9a、11aにおいて、ね
じ軸12によりメネジ部材13を介して連結されてい
る。
【0043】メネジ部材13は上部枠11にローラ7の
軸方向と直交させて摺動可能に設けられている。
【0044】ねじ軸12は、ローラ7の軸8の下方位置
に該ローラ7の軸8と平行に配置され、上部枠11の枠
部11aに回転自在に支持されると共に前記メネジ部材
13のメネジ14にねじ嵌合し、その内端側をローラ枠
9の枠部9aに回転可能かつ軸方向移動不能に支持され
ている。
【0045】ねじ軸12の外端部にはダイヤル状の操作
部15が結合されており、この操作部15を回転させる
ことにより、ねじ軸12を介して上部枠11がローラ枠
9に沿ってローラ7の軸方向に移動し得るようになって
いる。
【0046】前記メネジ部材13には、図9に示すよう
にねじ軸12と嵌合するメネジ14と、該メネジ14の
ネジ中心からメネジ部材13の軸方向に偏心させた位置
に、ねじ軸12を軸方向に移動可能な孔16が設けられ
ている。
【0047】また、メネジ部材13は、大径部13aと
小径部13bとを有し、大径部13aと小径部13bと
の段差部13cと上部枠11との間に、メネジ部材13
をメネジ14がねじ軸12に嵌合する方向に付勢するバ
ネ17が設けられている。
【0048】前記メネジ14と孔16は、メネジ部材1
3の大径部13aに設けられている。
【0049】昇降機構4は、外側及び内側の2本のリン
ク19、20をX字状に交差させて中央部をボルト21
で開閉可能に枢着した1組の交差リンク22からなり、
ローラ枠9のローラ7の周面両側位置にそれぞれ1組ず
つ配置されている。
【0050】外側のリンク19の一端部はローラ7の軸
方向の一端側において、基盤部2の基枠6にボルト23
で回転可能に結合している。
【0051】外側のリンク19の他端部はローラ7の軸
方向の他端側において上部枠11にボルト24で回転可
能に結合すると共に、このボルト24をローラ枠9に形
成された長孔25に嵌合させることにより回転可能かつ
水平移動可能に結合している。
【0052】内側のリンク20の一端部は、ローラ7の
軸方向の一端側においてローラ枠9にボルト26で回転
可能に結合すると共に、このボルト26を上部枠11に
形成された長孔27に嵌合させている。
【0053】内側のリンク20の他端部はローラ7の軸
方向の他端側において基盤部2の基枠6に形成された長
孔28にボルト29を嵌合させることにより回転可能か
つ水平移動可能に結合している。
【0054】前記ローラ7の軸8は、上部枠11の操作
部15側(枠部11a側)へ突出し、延長軸部30が形
成されている。
【0055】この延長軸部30はローラ枠9が下限高さ
位置にあるとき、その先端部が上部枠11の枠部11a
に当接する長さに設定されている。
【0056】すなわち、延長軸部30が枠部11aに当
接した状態でローラ枠9が下限高さとなり、この状態で
ねじ軸12の回転が阻止され、ねじ軸12がメネジ部材
13のメネジ14に余分に喰い込まないようになってい
る。
【0057】従って、ローラ枠9が下限高さ位置にある
状態でもねじ軸12がメネジ部材13のメネジ14に余
分に喰い込むことがないため、ねじ軸12とメネジ14
のねじ嵌合を容易に解除することができ、ローラ枠9を
下限高さ位置から上限高さ位置までの間で簡便、かつ、
瞬時に高さ位置を変えることができる。
【0058】この補助ローラ台1は以上の構成であるか
ら、操作部15を手で回転すると、ねじ軸12によりメ
ネジ部材13を介して上部枠11がローラ枠9に沿って
ローラ7の軸方向に移動する。この上部枠11の移動に
より交差リンク22のリンク19、20が開閉してロー
ラ枠9及び上部枠11を介してローラ7が水平状態を保
って昇降する。これにより、ローラ7の高さ位置を調整
することができる。
【0059】また、ローラ7を大きく上下移動させる場
合は手でメネジ部材13をバネ17の付勢力に抗して摺
動させると、メネジ部材13のメネジ14とねじ軸12
とのねじ嵌合が解除されねじ軸12は孔16と当接す
る。(図10に示す状態)。この状態で、直接手でロー
ラ枠9及び上部枠11を介してローラ7を昇降させるこ
とができる。
【0060】通常作業時には、まず、ねじ軸12と孔1
6とを当接させた状態で、直接ローラ枠9及び上部枠1
1を昇降させ、所定位置まで昇降させた所で手を離し、
ねじ軸12とメネジ14を嵌合させればローラ枠9及び
上部枠11の高さ位置が保持される。
【0061】さらに、微調整を必要とするときは、その
まま操作部15を回転することにより行うことができ
る。
【0062】また、操作部15を回転して図11に示す
状態からローラ枠9を下降させるときは、延長軸部30
が上部枠11の枠部11aに当接した状態(図12に示
す状態)で、ローラ枠9が下限高さになるので、ねじ軸
12がメネジ部材13のメネジ14に余分に喰い込むこ
とがない。
【0063】従って、ローラ枠9が下限高さ位置にある
状態でもメネジ部材13のメネジ14とねじ軸12との
ねじ嵌合を容易に解除することができ、ローラ枠9を下
限高さ位置から上限高さ位置までの間で、簡便かつ瞬時
に高さ位置を大きく変えることができる。
【0064】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、地面あるいは作業台上に載置固定される基盤
部と、棒材等を載せる支持部と、この支持部を昇降可能
に支持する交差リンクからなる昇降機構とを有する補助
ローラ台において、前記支持部のローラを支持するロー
ラ枠に該ローラ枠に沿って前記ローラの軸方向に移動可
能に重合する上部枠を設け、前記交差リンクの一方のリ
ンクの一端部をローラの軸方向の一端側において前記基
盤部に回転可能に結合し、他端部をローラの軸方向の他
端側において前記上部枠に回転可能に、かつ前記ローラ
枠に水平移動可能に結合し、他方のリンクの一端部をロ
ーラの軸方向の一端側において前記ローラ枠に回転可能
かつ前記上部枠に水平移動可能に結合し、他端部をロー
ラの軸方向の他端側において前記基盤部に回転可能、水
平移動可能に結合して設け、前記上部枠にメネジ部材を
ローラ軸に直交させて摺動可能に設け、前記上部枠に回
転可能に支持されると共に前記メネジ部材のメネジにね
じ嵌合し、その内端側を前記ローラ枠に回転可能かつ軸
方向移動不能に支持されたねじ軸を設け、このねじ軸に
操作部を設けこの操作部を手動作で回転することにより
前記ローラ枠の高さ位置を調整するようにした補助ロー
ラ台であって、前記上部枠に設けたメネジ部材にメネジ
のネジ中心から該メネジ部材の軸方向に偏心させた位置
にねじ軸を軸方向移動可能な孔を設け、前記メネジ部材
をメネジがねじ軸にねじ嵌合する方向に付勢するバネを
設け、手操作で前記メネジ部材をバネの付勢力に抗して
摺動させてネジ部材のメネジとねじ軸とのねじ嵌合を解
除させることにより前記ローラ枠の高さ位置を簡便かつ
瞬時に大きく移動させるようにしたのでローラの最低位
置を低くしても、操作部の外径を大きくすることがで
き、操作性が向上され取扱いに便利なものとなる。
【0065】さらに、ローラ枠の高さ位置を調整するね
じ軸とメネジ部材のメネジのねじ嵌合を解除することに
より、簡便、かつ瞬時にローラの高さ位置を大きく変え
ることができ、高さ調整の作業性を向上させることがで
きる。
【0066】またローラ枠が下限高さ位置にある状態
で、ねじ軸がメネジ部材のメネジに余聞に喰い込むこと
がないため、ねじ軸とメネジとのねじ嵌合を容易に解除
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る補助ローラ台の斜
視図である。
【図2】この発明の一実施形態に係る補助ローラ台の側
面図である。
【図3】この発明の一実施形態に係る補助ローラ台の平
面図である。
【図4】図2のA−A線拡大断面図である。
【図5】図4のねじが離脱した状態図である。
【図6】この発明の一実施形態に係る補助ローラ台の斜
視図である。
【図7】この発明の一実施形態に係る補助ローラ台の側
面図である。
【図8】この発明の一実施形態に係る補助ローラ台の平
面図である。
【図9】図7のA−A線拡大断面図である。
【図10】図9のねじが離脱した状態図である。
【図11】この発明の一実施形態に係る要部の作用説明
図である。
【図12】この発明の一実施形態に係る要部の作用説明
図である。
【符号の説明】
1…補助ローラ台 2…基盤部 3…支持部 4…昇降機構 7…ローラ 9…ローラ枠 11…上部枠 12…ねじ軸 13…メネジ部材 14…メネジ 15…操作部 16…孔 17…バネ 18…Uナット 19…リンク 20…リンク 22…交差リンク 30…延長軸部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地面あるいは作業台上に載置固定される基
    盤部と、棒材等を載せる支持部と、この支持部を昇降可
    能に支持する交差リンクからなる昇降機構とを有する補
    助ローラ台において、前記支持部のローラを支持するロ
    ーラ枠に該ローラ枠に沿って前記ローラの軸方向に移動
    可能に重合する上部枠を設け、前記交差リンクの一方の
    リンクの一端部をローラの軸方向の一端側において前記
    基盤部に回転可能に結合し、他端部をローラの軸方向の
    他端側において前記上部枠に回転可能に、かつ前記ロー
    ラ枠に水平移動可能に結合し、他方のリンクの一端部を
    ローラの軸方向の一端側において前記ローラ枠に回転可
    能かつ前記上部枠に水平移動可能に結合し、他端部をロ
    ーラの軸方向の他端側において前記基盤部に回転可能、
    水平移動可能に結合して設け、前記上部枠にメネジ部材
    をローラ軸に直交させて摺動可能に設け、前記上部枠に
    回転可能に支持されると共に前記メネジ部材のメネジに
    ねじ嵌合し、その内端側を前記ローラ枠に回転可能かつ
    軸方向移動不能に支持されたねじ軸を設け、このねじ軸
    に操作部を設けこの操作部を手動作で回転することによ
    り前記ローラ枠の高さ位置を調整するようにした補助ロ
    ーラ台であって、前記上部枠に設けたメネジ部材にメネ
    ジのネジ中心から該メネジ部材の軸方向に偏心させた位
    置にねじ軸を軸方向移動可能な孔を設け、前記メネジ部
    材をメネジがねじ軸にねじ嵌合する方向に付勢するバネ
    を設け、手操作で前記メネジ部材をバネの付勢力に抗し
    て摺動させてネジ部材のメネジとねじ軸とのねじ嵌合を
    解除させることにより前記ローラ枠の高さ位置を簡便か
    つ瞬時に大きく移動させるようにしたことを特徴とする
    補助ローラ台。
  2. 【請求項2】請求項1記載の補助ローラ台であって、前
    記ねじ軸にローラ枠の下限高さ位置を規制するUナット
    を設けたことを特徴とする補助ローラ台。
  3. 【請求項3】地面あるいは作業台上に載置固定される基
    盤部と、棒材等を載せる支持部と、この支持部を昇降可
    能に支持する交差リンクからなる昇降機構とを有する補
    助ローラ台において、前記支持部のローラを支持するロ
    ーラ枠に該ローラ枠に沿って前記ローラの軸方向に移動
    可能に重合する上部枠を設け、前記交差リンクの一方の
    リンクの一端部をローラの軸方向の一端側において前記
    基盤部に回転可能に結合し、他端部をローラの軸方向の
    他端側において前記上部枠に回転可能に、かつ前記ロー
    ラ枠に水平移動可能に結合し、他方のリンクの一端部を
    ローラの軸方向の一端側において前記ローラ枠に回転可
    能かつ前記上部枠に水平移動可能に結合し、他端部をロ
    ーラの軸方向の他端側において前記基盤部に回転可能、
    水平移動可能に結合して設け、前記上部枠にメネジ部材
    をローラ軸に直交させて摺動可能に設け、前記上部枠に
    回転可能に支持されると共に前記メネジ部材のメネジに
    ねじ嵌合し、その内端側を前記ローラ枠に回転可能かつ
    軸方向移動不能に支持されたねじ軸を設け、このねじ軸
    に操作部を設けこの操作部を手動作で回転することによ
    り前記ローラ枠の高さ位置を調整するようにした補助ロ
    ーラ台であって、前記上部枠に設けたメネジ部材にメネ
    ジのネジ中心から該メネジ部材の軸方向に偏心させた位
    置にねじ軸を軸方向移動可能な孔を設け、前記メネジ部
    材をメネジがねじ軸にねじ嵌合する方向に付勢するバネ
    を設け、手操作で前記メネジ部材をバネの付勢力に抗し
    て摺動させてネジ部材のメネジとねじ軸とのねじ嵌合を
    解除させることにより前記ローラ枠の高さ位置を簡便か
    つ瞬時に大きく移動させるようにすると共に、前記ロー
    ラの軸を上部枠の操作部側へ突出させて延長軸部を形成
    し、この延長軸部が上部枠の操作部側に当接した状態で
    ローラ枠が下限高さ位置になるように構成したことを特
    徴とする補助ローラ台。
JP16264798A 1998-02-05 1998-06-10 補助ローラ台 Pending JPH11285990A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7641035B2 (en) 2003-10-09 2010-01-05 Lee Valley Tools, Ltd. Roller stand
JP2014148108A (ja) * 2013-02-01 2014-08-21 Hitachi Koki Co Ltd 補助ローラ
CN106393284A (zh) * 2016-12-01 2017-02-15 郑明坤 方料多片锯压料装置
CN109129365A (zh) * 2018-10-19 2019-01-04 合肥享淘科技有限公司 一种计算机硬件维修平台
CN109623751A (zh) * 2019-01-15 2019-04-16 王水生 一种方便调高和固定物件的台转支撑座
CN109654337A (zh) * 2018-12-26 2019-04-19 辽宁工程技术大学 一种可拆卸式齿轮泵底座

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