JPH11285684A - 汚染媒体の浄化方法およびそれに用いる浄化装置 - Google Patents

汚染媒体の浄化方法およびそれに用いる浄化装置

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JPH11285684A
JPH11285684A JP10086704A JP8670498A JPH11285684A JP H11285684 A JPH11285684 A JP H11285684A JP 10086704 A JP10086704 A JP 10086704A JP 8670498 A JP8670498 A JP 8670498A JP H11285684 A JPH11285684 A JP H11285684A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚染物質を含む媒体のより一層の浄化を、よ
り一層効率的に行なう方法を提供する。 【解決手段】 汚染物質を含む第1の媒体と該汚染物質
を分解可能な微生物を含む第2の媒体とを、該汚染物質
が透過でき該微生物が透過できない膜を介して接触させ
る工程を有する汚染媒体の浄化方法であって、該第1の
媒体と該第2の媒体とを該膜を介して互いに対向する方
向に流動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚染物質で汚染さ
れた媒体の浄化方法およびそれに用いる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の急速な科学技術の進歩は大量の化
学物質を生み出している。これらのうちのいくつかは環
境を汚染している。そして、環境中の水や大気が循環し
ていることを考えると、このような化学物質による環境
汚染は地球レベルの深刻な問題である。これまでによく
知られた汚染物質としては、例えばハロゲン化脂肪族炭
化水素化合物(ジクロロエチレン(DCE)、トリクロ
ロエチレン(TCE)、テトラクロロエチレン(PC
E)、ダイオキシン等)や、芳香族化合物(トルエン、
キシレン、べンゼン等)、原油、ガソリンなどが挙げら
れる。例えばトリクロロエチレンやテトラクロロエチレ
ン等のハロゲン化脂肪族炭化水素化合物は精密部品の洗
浄やドライクリーニング等のための溶剤としてかつて大
量に使用されていた。そしてこれらは例えば土壌中に漏
洩し、それによる土壌や地下水の汚染が近年明らかにな
ってきている。また、これらの汚染物質は一般に揮発性
が高いため大気汚染を引き起こすことも考えられる。さ
らに、これらの汚染物質は近年その催奇性や発がん性が
指摘されているなど、生物界ヘも極めて重大な影響を及
ぼす可能性がある。このことから、汚染されている媒
体、例えば土壌や、空気そして水の浄化の為の技術開発
は早急になすべき課題となっている。
【0003】係る課題を解決し得る手段の一つとして注
目されている技術が、微生物を利用して汚染物質を分解
する技術である。例えばTCEの分解能を有する微生物
としてはこれまでに下記の様な微生物が報告されてい
る。
【0004】Welchia alkenophila sero 5 (ATCC 5357
0;USP4877736)、Welchia alkenophila sero 33 (ATCC 5
3571;USP4877736)、Methylocystis sp. strainM (Agri
c. Biol. Chem., 53, 2903 (1989), Biosci. Biotech.
Biochem., 56, 486(1992), 同56, 736(1992))、Methylo
sinus trichosprium OB3b (Am. Chem. Soc. Natl. Mee
t. Dev. Environ. Microbiol., 29, 365(1989), Appl.
Environ. Microbiol., 55, 3155(1989),Appl. Biochem.
Biotechnol., 28, 877(1991), 特開平02-92274号公
報、特開平03-292970号公報)、Methylomonas sp. MM2
(Appl. Environ. Microbiol., 57, 236(1991))、Alcali
genes denitrificanss sp. xylosoxidans JE75 (Arch.
microbiol., 154, 410(1990))、Alcaligeneseutrophus
JMP134(Appl. Environ. Microbiol., 56, 1179(1990)、
Mycobacterium vaccae JOB5 (J. Gen. Microbiol., 8
2, 163(1974), Appl.Environ. Microbiol., 54, 2960(1
989), ATCC 29678)、Pseudomonas putida BH(下水道協
会誌, 24, 27(1987)、Pseudomonas sp. strain G4 (Ap
pl. Environ. Microbiol., 52, 383 (1986),同53, 949
(1987), 同54, 951(1988), 同56, 1279(1990), 同57, 1
935(1991), USP4925802, ATCC 53617, この菌は始めPse
udomonas cepaciaと分類されていたが、Pseudomonas s
p.に変更された。)、Pseudomonas mendocina KR-1(Bio
/Technol., 7, 282(1989))、Pseudomonas putida F1 (A
ppl. Environ. Microbiol., 54, 1703 (1988), 同54, 2
578(1988))、Pseudomonas fluorescens PFL12 (Appl. E
nviron. Microbiol., 54, 2578(1988))、Pseudomonas p
utida KWI-9 (特開平06-70753号公報)、Pseudomonas
cepacia KK01 (特開平06-227769号公報)、Nitrosomon
as europaea (Appl. Environ. Microbiol., 56, 1169(1
990))、及び Lactobacillus vaginalis sp. nov (Int.
J. Syst. Bacteriol., 39, 368(1989), ATCC 49540)
等。
【0005】そして、このような微生物を用いた汚染物
質の分解、媒体の浄化の具体的な方法としては例えば微
生物と汚染物質とを接触させる方法が挙げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らの検討によ
れば媒体中の汚染物質の微生物による分解は、現時点に
おいては未だ不十分である。具体的には、例えば地下水
中のトリクロロエチレン濃度に関して言えば、1997
年時点における日本の環境基準値(0.03μg/m
l)以下にまで低下させることはかなり困難であり、或
いはできたとしても比較的長い反応時間が必要である。
そして、微生物による汚染物質の分解をより一層促進す
るためには、例えば汚染物質の分解効率をより向上させ
るための技術の開発や、微生物が汚染物質を分解するの
に要する時間を短縮するための技術の開発が必要である
との結論に至った。そして、本発明者らはこれらの点に
ついて検討を重ねた結果、汚染物質(例えばハロゲン化
脂肪族炭化水素化合物など)が透過できて、該汚染物質
を分解可能な微生物が透過できないような膜を介して汚
染物質を含む媒体と微生物を含む媒体とを接触させるこ
とによって該汚染物質の分解効率をより一層向上させる
ことができるという知見を得るに至った。
【0007】また本発明者らによる更なる検討によれ
ば、汚染物質の分解過程において微生物は汚染物質を分
解する際に生成する中間産物等によってダメージを受
け、微生物の汚染物質分解能が該汚染物質との接触時間
が長くなるに従って低下し、媒体中の汚染濃度を活性の
衰えた微生物を用いて所定の値を下回るような値にまで
低下させるためには長い反応時間が必要であることを見
い出した。そして、例えば汚染物質濃度が環境基準値近
傍に有るような媒体のより一層の浄化を効率的に達成す
るためには、該媒体を汚染物質の分解活性が高い微生物
と接触させることが極めて有効であるとの新たな知見を
得た。
【0008】本発明はこのような知見に基づきなされた
ものであり、その目的は汚染物質を含む媒体のより効率
的な浄化方法およびそれに用いる装置を提供する点にあ
る。
【0009】また本発明の他の目的は、汚染物質で汚染
された土壌のより効率的な浄化方法を提供する点にあ
る。
【0010】さらに本発明の他の目的は、汚染物質を含
む媒体のより一層の浄化を、より一層効率的に行なう方
法、及びそのための装置を提供することを目的とするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ことのできる、本発明の一実施態様にかかる汚染媒体の
浄化方法は、汚染物質を含む第1の媒体と該汚染物質を
分解可能な微生物を含む第2の媒体とを、該汚染物質が
透過でき該微生物が透過できない膜を介して接触させる
工程を有することを特徴とするものである。
【0012】また上記した目的を達成することのでき
る、本発明の一実施態様にかかる汚染物質で汚染された
土壌の浄化方法は、汚染物質を含む第1の媒体の流路
と、該汚染物質の分解活性を発現している微生物を含む
第2の媒体の流路を備え、該第1の媒体の流路と該第2
の媒体の流路とが、該汚染物質が透過でき該微生物が透
過できない膜を介して接するように配置されている汚染
媒体の浄化装置であって、該第1の媒体の流路が第1の
開口および第2の開口を両端部に有する管状容器であっ
て、該第2の媒体の流路が該膜からなる外壁を有する管
状部材であり、該管状部材は該第1の媒体および該第2
の媒体とが該管状容器内にで該膜を介して接するように
配置されている浄化装置を用意する工程、該浄化装置を
該汚染物質を含む土壌に埋設し、該管状容器の第1の開
口から該土壌内の該汚染物質を吸引して該管状容器内に
該第1の媒体の流れを形成する工程、及び該管状部材に
該第2の媒体を流動させる工程、を含むことを特徴とす
るものである。
【0013】さらに上記の目的を達成することのでき
る、本発明の一実施態様にかかる汚染媒体の浄化装置
は、汚染物質を含む第1の媒体の流路と該汚染物質の分
解活性を有する微生物を含む第2の媒体の流路を備え、
該第1の媒体の流路と該第2の媒体の流路とが、該汚染
物質が透過でき該微生物が透過できない膜を介して接す
るように配置されていることを特徴とするものである。
【0014】そしてこれらの実施態様によれば、汚染物
質の分解活性を備えた微生物と汚染物質との接触効率を
向上させることができるため、汚染物質を含む媒体の浄
化を効率的に行なうことができる。
【0015】また上記の目的を達成することのできる、
本発明の一実施態様にかかる汚染媒体の浄化方法は、汚
染物質を含む第1の媒体と該汚染物質を分解可能な微生
物を含む第2の媒体とを、該汚染物質が透過でき該微生
物が透過できない膜を介して接触させる工程を有する汚
染媒体の浄化方法であって、該第1の媒体と該第2の媒
体とを該膜を介して互いに対向する方向に流動させるこ
とを特徴とするものである。
【0016】さらにまた上記の目的を達成することので
きる、本発明の一実施態様にかかる汚染媒体の浄化装置
は、汚染物質を含む第1の媒体の流路と該汚染物質を分
解可能な微生物を含む第2の媒体の流路とを備え、該第
1の流路および第2の流路が、該汚染物質が透過でき該
微生物が透過できない膜を介して接するように配置され
ている汚染媒体の浄化装置であって、該第1の媒体と該
第2の媒体とを互いに対向する方向に流動せしめる手段
を具備していることを特徴とするものである。
【0017】これらの実施態様を採用することで、微生
物を用いて汚染物質を分解する際の汚染物質濃度のより
一層の低下、そして反応時間の短縮を図ることができ
る。このような構成によって上記したような効果を得ら
れる理由は明らかでない。しかし、順方向に流した場合
に生じ得る、汚染物質濃度のより一層の低減を妨げ、或
いは反応時間の短縮を妨げる一つの原因と考えられる、
汚染物質濃度の低下した第1の媒体と汚染物質分解活性
の低下した微生物を含む第2の媒体とが接触するといっ
た状況の発生を回避し、汚染物質と微生物との接触確率
が極端に低下してしまうことを避けられるためであると
考えられる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を挙げ
て詳細に説明する。
【0019】(第1の実施の形態)本発明の一つは、汚
染物質の存在する領域(例えば土壌や地下水等)に、汚
染物質が透過できて微生物が透過できない隔壁で囲まれ
た空間を形成して、該空間内部に、汚染物質分解活性を
有する微生物を含む媒体を流動させ、該微生物を含む媒
体に浸透してきた汚染物質を分解することを特徴とする
微生物流動型汚染浄化方法である。この基本構成を図1
に示す。
【0020】図1において、101は汚染物質の分解能
を有する微生物の培養槽であり、102は微生物は透過
できず、汚染物質が透過できる膜で外壁が構成されてい
る微生物流動領域、103は微生物流動領域102にて
汚染物質と接触した微生物を含む媒体を貯留する廃液槽
である。104は汚染物質を含む領域を示し、また10
5は培養槽101から微生物流動領域102に微生物を
含む媒体を送るためのポンプである。
【0021】汚染物質は該膜を透過して微生物流動領域
102内にて微生物と接触し、該微生物によって分解さ
れる。その結果、汚染された領域の汚染物質濃度は低下
し、汚染領域の浄化が行なわれる。そして、係る構成に
おいては汚染領域中に微生物を直接導入する場合と比較
して微生物と汚染物質との接触効率を向上させることが
でき、汚染領域の浄化効率を改善できる。
【0022】微生物流動領域102を汚染領域104に
導入するにあたっては、汚染物質がより分解されるよう
に配慮し、好ましくは汚染源を囲む領域に導入し、でき
るだけ完全に汚染物質の流出を遮断できるようにするこ
とが望ましい。
【0023】また、汚染物質の流れがある領域において
は、汚染物質を効果的に遮断できる領域に導入すること
が好ましいが、汚染領域の構造や汚染物質の種類・濃度
などに応じて適宜判断することが望ましい。
【0024】微生物流動領域102に導入する微生物
は、最も効率よく汚染物質分解活性を発現できる環境に
おいて汚染物質と接触させることが好ましい。一般に微
生物は、液体倍地中で培養され、最適化された培地中で
最高の活性を示す。しかし、このような最適化された培
地中であっても、特定の汚染物質、例えばトリクロロエ
チレン等の有機塩素化合物を分解浄化させるような場
合、微生物は分解反応の中間産物などでダメージを受
け、活性は時間とともに低下する。また、微生物側のコ
ンディションとしては、―般に、対数増殖期の後期がよ
いとされている。これは、個々の微生物の活性や総微生
物数から考えてもタイミングよく微生物を利用すること
の利点を示している。
【0025】このことから微生物は、微生物流動領域1
02内で滞留させることなく、常に新鮮な部生物を供給
することが好ましい。特には微生物のライフサイクル中
の最もよいタイミングで反応場に微生物を供給し、活性
維持期間の間だけ、反応場中に存在するように微生物液
を流動させることが好ましい。
【0026】隔壁の材質や孔径等は、なんら限定されな
いが、汚染物質の透過性を考慮して決定することが望ま
しい。例えば、汚染物質が生物毒性を持つような場合、
透過性を比較的に抑えて、微生物が接触する汚染物質の
濃度を制御することが可能である。材質的に十分に透過
性の高い汚染物質の場合は、孔怪はゼロでもかまわな
い。
【0027】また、隔壁の表面積を制御することでも分
解効率の制御が可能である。例えば、隔壁として多孔質
中空糸膜を使用する場合を考えると、中空糸の口怪を選
択することで、液量に対する表面積を制御し、微生物に
供給される汚染物質の濃度を制御することができる。さ
らに、十分に透過性の高い汚染物質の場合、隔壁の一部
を汚染物質の透過性のある素材で構成することも可能で
ある。
【0028】汚染物質を含む流体は、気体または液体、
あるいは気体と液体の混合でもかまわない。ただし、気
体と液体の混合のような汚染された流体が流路中で攪拌
されるような場合、完全に浄化されていない気体または
液体が反応場から排出される可能性があるため注意を必
要とする。
【0029】いずれの場合も、微生物の分解活性、汚染
された流体中の汚染物質濃度、汚染物質の毒性等を考慮
して、隔壁の素材・孔径・表面積、微生物を含む媒体の
流速などを決定することが望ましい。
【0030】本実施の形態に用いられる微生物として
は、分解しようとする汚染物質の分解活性を有する公知
のものを適宜選択して用いればよい。例えば、汚染物質
がハロゲン化脂肪族炭化水素化合物(例えばトリクロロ
エチレンやテトラクロロエチレン等)や芳香族化合物
(フェノールやトルエン等)の場合には、J1株(FE
RM BP−5102)、JM1株(FERM BP−5
352)、JM2N株(FERM BP−5961)等
が用いられる。更には細菌、微細藻類、かび、放線菌、
原生動物等も用いることができる。
【0031】(第2の実施の形態)図2は、本発明の汚
染媒体の浄化方法及びそれに用いる装置の第2の実施の
形態の概略説明図である。図2において、201は汚染
物質を含む第1の媒体の貯留タンク、202は汚染物質
を分解可能な微生物を含む第2の媒体の貯留タンク、2
03は微生物と第1の媒体が、汚染物質が透過でき微生
物が透過できない膜を介して接する反応槽、204はタ
ンク202から反応槽203に微生物を含む第2の媒体
を供給するためのポンプ、205はタンク201から反
応槽204に汚染物質を含む第1の媒体を供給するため
のポンプ、206は反応槽203にて汚染物質と接触し
た第2の媒体を貯蔵する廃液タンク、207は反応槽2
03にて浄化された第1の媒体を貯蔵する浄化媒体タン
クである。本実施の形態は、汚染物質を含む第1の媒体
を流動させる点において第1の実施の形態と異なってい
る。
【0032】図3及び図4は、それぞれ図2の反応槽2
03の異なる実施態様の拡大断面図である。図3及び図
4において301は、第1の開口303及び第2の開口
304を備えた管状容器である。該第1及び第2の開口
のどちらか一方が汚染物質を含む第1の媒体の管状容器
301ヘの導入口となり、他方が排出口となり、管状容
器301が第1の媒体の流路を構成する。また、302
は管状容器301内に収納された管状部材である。管状
部材302もまた、第1の開口305と第2の開口30
6を備えている。また管状部材302の外壁は、微生物
は透過できず汚染物質は透過できるような特性を有する
膜で構成されている。そして管状部材302は、汚染物
質の分解活性を有する微生物を含む第2の媒体の流路を
構成する。
【0033】この実施態様においては、第1の媒体と第
2の媒体とは互いに流動しつつ、管状容器301内で管
状部材302の外壁を介して接触する。そして汚染物質
は外壁を透過して微生物と接触し分解される。ここで、
図3に示した管状容器301は、例えばその内部に配置
された管状部材302内を流れる第2の媒体が、管状容
器301の第1の開口303から第2の開口304の方
向に向って流れるように構成されている。図4に示した
管状容器301は、その内部に配置された管状部材30
2内を流れる第2の媒体の方向と管状容器301内を流
れる第1の媒体の流れの方向とに何ら規則性を有してい
ない。
【0034】微生物の汚染物質分解活性は、微生物が汚
染物質を分解するに従って低下していくため、管状部材
302の上流と下流とでは微生物の汚染物質分解活性に
分布が存在する。すなわち管状部材302の上流側の、
管状部材に導入されたばかりの微生物は汚染物質の分解
効率が相対的に最も高い。図3に示した装置を用いると
共に第1及び第2の媒体の流動方向を制御した場合、管
状部材302内の微生物の活性分布を利用して汚染媒体
のより一層高度な浄化を図ることができる。これについ
ては本発明の第4の実施の形態として後述する。
【0035】一方、図4に示した装置を用いた場合に
は、微生物は第1の媒体の流路に沿って何回も往復する
ため、浄化効率は微生物の有する分解活性の平均値に従
うと考えられる。そしてこの構成は汚染物質の濃度が比
較的低い第1の媒体の浄化に好適に用いられる。
【0036】(第3の実施の形態)ところで上記の第2
の実施の形態は、汚染物質によって汚染された土壌をそ
の場で浄化する方法に適用可能である。図5はその概略
説明図である。図5において、501は汚染物質で汚染
されている土壌領域、502は、土壌領域501中の汚
染物質あるいはそれを含む媒体を吸引し、反応槽503
内に汚染物質を含む第1の媒体の流れを作るための吸引
ポンプである。なお、503は、土壌中の汚染物質を含
む第1の媒体と微生物との反応槽である。
【0037】図6及び図7はそれぞれ、図5の反応槽5
03の異なる実施態様の拡大断面図である。基本的な構
成は図3或いは図4に示したように、管状容器504内
に管状部材302が充填された構成を有している。但
し、土壌領域に打ち込むことができるように、管状容器
504の外形形状は杭状に形成されている。そして管状
容器504の下端には汚染媒体を含む第1の媒体を吸入
するための開口(第2の開口)304が設けられてい
る。そして吸引ポンプ502で吸引された汚染物質を含
む第1の媒体は、第2の開口304から吸引されて第1
の開口303に向って流動し、その過程で管状容器50
4内に充填された管状部材302内に流動させた微生物
を含む第2の媒体と、膜を介して接する。そして、第1
の媒体中の汚染物質は管状部材302内部に透過し、そ
こで微生物と接触して、微生物に分解される。
【0038】(第4の実施の形態)本発明に係る汚染媒
体の浄化方法及びそれに用いる装置の第4の実施の形態
について説明する。
【0039】(浄化装置の説明)図8は、図2に示す浄
化装置の反応槽の他の実施態様にかかる拡大断面図であ
る。この図8において、301は第1の媒体の流路を構
成する管状容器であって、両端に第1の媒体の導入口と
なる開口802及び排出口となる開口803が設けられ
ている。また302は、汚染物質が透過でき微生物が透
過できないような膜で外壁が構成されている管状部材で
あって、第1の開口805及び第2の開口806を備
え、例えば第1の開口805から第2の開口806に向
う流れを有する第2の媒体の流路を構成する。そして管
状部材302は、管状容器301内にらせん状に充填に
されてなると共に、第2の媒体の導入口805から管状
部材302内に導入された第2の媒体が、第1の媒体の
排出口803から導入口802の方向に向けて流れるよ
うに構成されている。
【0040】(浄化方法の説明)図2に示した貯留タン
ク201から供給手段205(例えばポンプ等)によっ
て汚染物質を含む第1の媒体を導入口802から管状容
器301内に導入する。また、貯留タンク202内に貯
留された汚染物質の分解活性が高められた微生物を含む
第2の媒体を供給手段204(例えばポンプ等)を用い
て開口805から管状部材302に導入する。その結
果、第1の媒体および第2の媒体は互いに対向する流れ
を形成しつつ、管状部材302の外壁を介して接触す
る。
【0041】かかる構成においては、管状部材302の
上流から下流に向けて微生物の汚染物質分解活性に勾配
が生じる。すなわち、管状部材302に導入される微生
物の汚染物質分解能力は、管状部材302に導入された
ばかりの状態が最も高く、この微生物を含む第2の媒体
の流れは膜を透過してきた第1の媒体中の汚染物質を分
解しつつ下流に流れて行き、下流に行くに従ってその分
解活性を失っていく。そして本実施の形態は、この汚染
物質分解活性の分布を利用することで第1の媒体のより
一層の浄化を達成するものである。すなわち、管状容器
301内の第1の媒体の導入口802近傍では、汚染物
質の濃度が高い第1の媒体と分解活性が相対的に最も低
い状態の微生物とが接し、管状容器301内の第1の媒
体の排出口803近傍では汚染物質の濃度が相対的に低
下している第1の媒体と分解活性が相対的に最も高い微
生物とが接するようなシステムが構成される。このシス
テムにおいては、第1及び第2の媒体の接触初期の、第
1の媒体中の汚染物質濃度の低下の度合いは、順方向に
第1及び第2の媒体を流した場合と比較して少なく、第
1の媒体中の汚染物質濃度の低下を安定的に継続させる
ことが可能である。
【0042】本実施の形態において用いられる微生物と
しては、汚染物質の分解能を有しているものが好まし
く、特には微生物を含む媒体の流れの下流においては微
生物の汚染物質分解活性は低下するが、分解活性が低下
した状態においても第1の媒体中の汚染物質濃度を低減
させられる程度の汚染物質分解能を有する微生物が好適
に用いられる。
【0043】(媒体の説明)汚染物質を含む第1の媒体
は、気体もしくは液体、または気体と液体との混合体
(気液混合体)であってもよい。但し、第1の媒体を気
液混合体とする場合には、第1の媒体が流路中で攪拌さ
れることがないように、すなわち第2の媒体との対向流
が乱されないように流動させることが、第1の媒体中の
汚染物質濃度のより一層の低減、或いは反応時間の短縮
を図る上で好ましい。いずれの場合も、微生物の分解活
性、汚染された媒体中の汚染物質濃度、汚染物質の毒性
等を考慮して、隔壁の素材、孔径、表面積、微生物を含
む媒体の流速、汚染物質を含む媒体の流速等を決定する
ことが望ましい。
【0044】第2の媒体に関しては、微生物は一般的に
液体培地中で培養され、そして最適化された培地中で最
高の汚染物質分解活性を示す。したがって本実施の形態
において、汚染物質の分解活性を持つ微生物と汚染物質
との接触は、微生物がその分解活性を最も効率よく発現
できる環境の下で行なうことが好ましく、そのため第2
の媒体としては用いる微生物の液体培地を含むことが好
ましく、特には用いる微生物にとって最適化された液体
培地を用いることが好ましい。
【0045】また、汚染物質を分解する際の微生物のコ
ンディションとしては一般に対数増殖期の後期が好まし
い。微生物ライフサイクル中の汚染物質の分解に最も適
したタイミングで反応場に微生物を供給し、活性維持期
間の間、反応場中に存在するよう微生物液を流動させる
ことが好ましい。そこで第2の媒体の貯留タンク202
としては、例えば微生物の持つ汚染物質分解活性を制御
できるように微生物の培養槽としておくことは好ましい
態様である。
【0046】(管状部材の外壁を構成する膜の説明) (微生物のサイズ)/(汚染物質のサイズ):管状部材
302の外壁を構成する膜は、汚染物質が透過でき且つ
微生物が透過できないものを用いることが好ましい。そ
してこのような条件を満たすものであれば、その材質
や、孔径等は何ら限定されるものでなく、分解しようと
する汚染物質とそれの分解に用いる微生物のサイズ等の
応じて適宜選択すればよい。例えばトリクロロエチレン
はその分子径がオングストロームのオーダーであるのに
対して、トリクロロエチレンを分解可能な微生物JM1
株(FERM BP−5352)のサイズは約0.5〜
1μm程度であることから、例えばトリクロロエチレン
が通過でき微生物が通過できないサイズの孔を有する中
空糸膜等を管状部材302として好適に用いることがで
きる。
【0047】また、隔壁の表面積を制御することでも分
解効率の制御が可能である。例えば、隔壁として多孔質
中空糸膜を使用する場合を考えると、中空糸の口径を選
択することで液量に対する表面積を制御し、微生物に供
給される汚染物質濃度を制御することができる。
【0048】中空糸膜としては例えばフッ素樹脂や、ポ
リスルホン、セルロース製のものなどを用いることがで
きる。
【0049】また、材質的に十分に透過性の高い汚染物
質の場合は、孔径がゼロの中空糸膜も用いることができ
る。例えばポリスルホン製の中空糸膜は孔が無くてもT
CE等を透過させることができる。このように十分に透
過性の高い汚染物質の場合、隔壁の一部を汚染物質の透
過性のある素材で構成して、微生物に供給される汚染物
質濃度を制御してもよい。さらに汚染物質が生物毒性を
持つような場合、または汚染物質を分解浄化する過程の
中間産物が生物毒性を持つ場合は、膜として汚染物質の
透過性が比較的低いものを用いて微生物が接触する汚染
物質濃度を制御してもよい。 (浄化条件)ところで本
実施の形態は、第1の媒体および第2の媒体を対向して
流すことによって所定の反応時間を経た後の第1の媒体
の汚染物質濃度が、順方向に流して同じ反応時間を経た
後の第1の媒体の汚染物質濃度よりも低くなるような条
件の下で特に好適に用いられるものである。このような
条件は、例えば用いる微生物、第1の媒体中の汚染物質
の初期濃度、第1の媒体の種類、第2の媒体の種類、第
1及び第2の媒体の接触時間(例えば反応経路の長さ、
第1及び第2の媒体の流速等)、第1の媒体と第2の媒
体を隔てる膜の性質等によって決定される。
【0050】ここで第1の媒体と第2の媒体を対向する
ように流動させることによって、順方向に流した場合と
比較してより優れた効果を得られる条件について具体例
を挙げる。
【0051】例えば第1の媒体がトリクロロエチレン1
00ppmを含む空気であって、第2の媒体が微生物J
M1株(FERM BP−5253)を下記の組成を有
するM9倍地にて3日間培養し、菌濃度を2.3×10
6セル(cell)/mlとしたものであり、管状容器
として内径30mm、長さ1000mmのガラスカラ
ム、管状部材として長さ30m、外径4mm、内径3m
mのフッ素樹脂製中空糸膜(商品名:ポアフロンフィル
ターチューブ、フロン工業社製)を用い、第1の媒体の
流速を3リットル/時間とし、第2の媒体の流速を5.
9ml/時間とした場合、ガラスカラムの排出口近傍に
おける第1の媒体中のトリクロロエチレンは実質的に観
測されない。これに対して、第1の媒体と第2の媒体を
順方向に流動させた場合、ガラスカラムの排出口近傍に
おける第1の媒体中のTCE濃度は15〜30ppm程
度でほぼ収束してしまいそれ以下とすることは困難であ
った。よって上記のような条件の下では第1及び第2の
媒体を対向して流動させることが好ましいものである。
【0052】[M9培地組成] ・Na2HPO4 6.2g/リットル ・KH2PO4 3g/リットル ・NaCl 0.5g/リットル ・NH4Cl 1g/リットル ・グルタミン酸ナトリウム 5g/リットル ・水 残量 また他の具体例としては、第1の媒体がトリクロロエチ
レン200ppmを含む空気であって、第2の媒体が微
生物シュードモナス・セパシアKK01(FERM B
P−4235)を、酵母エキス0.1%及びフェノール
300ppmを含むM9培地にて約50時間培養し、菌
濃度を8.4×108セル/mlとしたものであり、管
状容器として内径30mm、長さ1000mmのガラス
カラム、管状部材として長さ25m、外径4mm、内径
3mmのフッ素樹脂製中空糸膜(商品名:ポアフロンフ
ィルターチューブ、フロン工業社製)を用い、第1の媒
体の流速を1.8リットル/時間とし、第2の媒体の流
速を4.9ml/時間とした場合、ガラスカラムの排出
口近傍における第1の媒体中のトリクロロエチレンは実
質的に観測されない。これに対して第1の媒体と第2の
媒体を順方向に流動させた場合、ガラスカラムの排出口
近傍における第1の媒体中のTCE濃度は約45ppm
程度でほぼ収束してしまいそれ以下とすることは困難で
あった。よって上記のような条件の下では第1及び第2
の媒体を対向して流動させることが好ましいものであ
る。
【0053】更にまた他の例としては、第1の媒体がト
リクロロエチレン20ppmを含む水であって、第2の
媒体が微生物JM1株(FERM BP−5352)を
グルタミン酸ナトリウム0.5%を含むM9培地にて約
48時間培養し、菌濃度を1.3×109セル/mlと
したものであり、管状容器として内径45mm、長さ5
00mmのガラスカラム、管状部材として長さ30m、
外径4mm、内径3mmのフッ素樹脂製中空糸膜(商品
名:ポアフロンフィルターチューブ、フロン工業社製)
を用い、第1の媒体の流速を50ml/時間とし、第2
の媒体の流速を10ml/時間とした場合、ガラスカラ
ムの排出口近傍における第1の媒体中のトリクロロエチ
レンの濃度は0.02ppm以下であった。これに対し
て、第1の媒体と第2の媒体を順方向に流動させた場
合、ガラスカラムの排出ロ近傍における第1の媒体中の
TCE濃度は約0.2ppm程度でほぼ収束してしまっ
た。よって上記のような条件の下では第1及び第2の媒
体を対向して流動させることが好ましいものである。
【0054】なお上記第2〜第4の実施の形態において
は、第2の媒体の流路としての管状部材302が1本の
構成を示したが、複数本の管状部材を管状容器内に配置
して、第1の媒体の浄化効率をより向上させることも可
能である。また管状部材302内の微生物培養液の流速
を制御することで、リアクター内の分解活性分布をより
微妙に制御することが可能になり、汚染流体の汚染濃度
の変動にも効率よく対応することができるようになる。
これによって、微生物の持つ分解活性を完全に消費し、
汚染物質を完全に分解することができる。
【0055】上記第2〜第4の実施の形態においては第
2の媒体を管状部材302に流す構成としたが、第1の
媒体を管状部材302に流す構成としてもよい。但し、
第1の媒体中に多くの粒子が含まれていることが予想さ
れる場合、或いは管状部材302として例えば細い中空
糸膜を用いる場合には、中空糸膜の目詰まり等が生じる
可能性があるため、目詰まり防止のための対策を施すこ
とが好ましい。
【0056】また上記第2〜第4の実施の形態における
微生物は、貯留タンク202を培養槽とし、貯留タンク
202内で微生物を増殖させた後に反応槽203内に導
入する構成としたが、貯留タンク202内では微生物を
培養せずに培養槽を別途設け、そこで培養した培養液を
貯留槽202に貯留する構成としてもよい。
【0057】また、第1及び/又は第2の媒体の流動に
用いる供給手段204、205としてはポンプのほか、
例えば静水圧で送る方法が挙げられる。
【0058】さらに、第1の媒体はいったん貯留槽20
1に貯える構成としたがこの構成は必須ではない。しか
し貯留槽201を設けることで汚染媒体の濃度・量など
の変動が処理槽203における汚染媒体の処理状況に影
響を与えることを抑え、あるいは防止することができ、
本実施の形態においては設置することが望ましい。
【0059】管状部材内に微生物を含む媒体を流動させ
る場合、微生物を含む媒体側の圧力は、汚染物質を含む
媒体側の圧力よりも若千低めに設定することが、両媒体
間に存在する膜の目詰まりの発生を抑え、或いは防止で
きるため好ましい。また汚染物質がハロゲン化脂肪族炭
化水素化合物(例えばトリクロロエチレンなど)の場合
は、隔壁を疎水性の材質にし汚染媒体側の圧力を高くす
ることで物質交換の効率を高めることができる。したが
って、汚染物質が上記のような物質であって、媒体中に
目詰まりの原因となるような粒子が含まれていない状態
とすることによって、例えばそのような粒子を予め取り
除くことによって、汚染媒体側の圧力を高め、汚染物質
と微生物との接触効率のより一層の向上を図ることも可
能である。
【0060】以上の各実施の形態により説明したように
本発明によれば、汚染物質を含む媒体を微生物を用いて
効率良く浄化できる。また、汚染物質と微生物との反応
速度が向上し、浄化に要する時間の短縮を図ることがで
きる。更にまた、汚染物質を含む媒体のより高度な浄化
を短時間で行なうことが可能となる。
【0061】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説
明するが、これらの実施例は本発明を限定するものでは
ない。
【0062】(実施例1)図9に示す装置を以下の手順
に従って組み立てた。
【0063】反応槽を構成する管状容器301として、
内径30mm、長さ1000mmで両端をネジ口に加工
したガラスカラム、及び2個のネジ蓋902を用意し
た。ネジ蓋902の内側にはテフロンコートゴムパッキ
ンを入れ、蓋中央及びパッキンには針穴をあけて0.7
mm径のテフロンチューブ903、904を通し、管状
容器301の第1及び第2の開口とした。
【0064】そしてテフロンチューブ903の一端は流
量計905を介して標準ガス発生機906(パーミエー
ターPD−1B、ガステツク社製)に繋ぎ、もう一方の
テフロンチューブ904の一端にはサンプリング用のポ
ート907と活性炭を充填したトラップ909に繋げ
た。
【0065】次に、管状部材302としてポアフロンフ
ィルターチューブ(フロン工業社製、外径4mm、内径
3mm)を用意し、これをカラム内に図4に示したよう
に約30m分挿入し、チューブの両末端はネジ蓋902
のパッキンに穴を開けてカラム外に出し、一端は微生物
を含む第2の媒体を供給するためのタンク910に繋
ぎ、他端は廃液タンク911に繋いだ。
【0066】次いで第2の媒体の貯留タンク910に
は、分解微生物を培養した培養液を入れた。微生物の培
養液は、一日ごとに新鮮な培養液をタンクに補給した。
分解微生物は、JM1株(FERM BP−5352)
を使用し、培養開始から3日目、菌濃度としては1.2
×108cell/mlのものを使用した。培地組成は
以下の通りである。
【0067】培地組成 ・Na2HPO4 6.2g/リットル ・KH2PO4 3g/リットル ・NaCl 0.5g/リットル ・NH4Cl 1g/リットル ・グルタミン酸ナトリウム・H2O 10g/リットル ・水 残量 標準ガス発生機906にはトリクロロエチレン(TC
E)をセットし、TCE濃度100ppmの空気がカラ
ムに供給されるように調整した。なお標準ガスの流量は
3リットル/hrになるよう流量計905で調整した。
【0068】次に、カラムを垂直に立てた状態で三脚に
固定し、第2の媒体の貯留タンク910と廃液タンク9
11の高さを調節して、第2の媒体の流速が17.7m
l/hrとなるようにした。この流速は微生物が約0.
5日でカラム内のポアフロンチューブを通過する流速で
ある。
【0069】次に、ポアフロンフィルターチューブヘの
微生物を含む培養液の供給を開始し、ポアフロンフィル
ターチューブ内に培養液が十分に充填された後に、TC
Eを含む空気の供給を開始し、テフロンチューブ904
の途中に設けたサンプリングポート907にて空気中の
TCE濃度をモニターした。なおTCE濃度の測定は、
FID検出器付ガスクロマトグラフィー(商品名:GC
14B、島津製作所(株)社製)で行った。その結果は
図10に示した通りであって、5日間の連続測定中TC
Eは検出されなかった。
【0070】(比較例1)実施例1においてタンク91
0に培地のみを入れた以外は実施例1と同様にして空気
中のTCE濃度を5日間モニターした。その結果は図1
0に示した通りである。カラム内の空気が置換された時
点でTCEが検出され始めている。この結果から、実施
例1が微生物の作用でTCEを分解浄化していることが
わかる。
【0071】(比較例2)実施例1においてポアフロン
フィルターチューブ302内に十分培養が充填された時
点で培養液の供給を停止した以外は実施例1と同様にし
てテフロンチューブ904に流出してくる空気のTCE
濃度を5日間モニターした。その結果は、図10に示し
た通り、10時間経過頃より徐々にTCEが検出されは
じめ、30時間程度でほとんど浄化作用はなくなった。
【0072】(実施例2)実施例1において標準ガス発
生機906の代わりに、濃度5ppmのTCE水溶液4
0リットルを入れたタンクを接続し、このタンクから流
速0.25リットル/hrでカラム内にTCE水溶液が
供給されるよう構成した以外は実施例1と同様にして実
験を行なった。なお、TCE水溶液のカラムヘの供給手
段としてはローラーポンプ(FURUE SCIENC
E Co.Ltd 製 RP−MRF1)を使用した。ま
たテフロンチューブ904に流出してくる処理水はサン
プリングポート907から抜き取り、定法に従ってEC
D検出器付ガスクロマトグラフィー(商品名:GCl4
B、島津製作所(株)製)で行った。
【0073】その結果は図11に示した通りである。供
給タンク内のTCE水溶液が減少すると、液中のTCE
がタンク内の気相に放出されるため徐々に汚染水の濃度
が低下する。このため、30時間頃まで分解浄化しきれ
ずに検出されていたTCEが実験後半では完全に分解さ
れて検出されなくなった。そして本実験システムでは
4.5ppm程度まで分解浄化可能であることが判明し
た。
【0074】(実施例3)図12に示すようにステンレ
ス製の実験槽1201(内寸:直径36cm、深さ36
cm)中に実験用の土壌を作成した。まず、実験槽12
01の最下部に礫層1203(平均粒怪0.7cm)を
約6cmの厚さに敷き詰めた。次に細砂層1205(平
均含水比13%)として約6cmの厚さに展圧層(平均
湿潤圧密度1.8g/cm3)を4層作成した。更にそ
の上に最下部と同様に礫層1203を約6cmの厚さに
作成した。この土壌の作成時に内径30mm、長さ30
cmのステンレス製のパイル1207を、その先端が実
験用土壌の上面から深さ20cmに位置するように埋設
した。このパイル1207としては図7に示した浄化装
置と同様の構成を有するものを用いた。すなわちパイル
は、一端に設けた開口からパイル内に土壌中の汚染物質
を吸引できるように他端にも開口を備え、更に内部には
管状部材302(不図示)として長さ10mのフッ素樹
脂製中空糸膜(商品名:ポアフロンフィルターチュー
ブ;フロン工業社製、外径4mm、内径3mm)を充填
した。なお、中空糸膜302は図4に示したように第2
の媒体の流動方向が第1の媒体の流動方向に対してラン
ダムとなるようにパイル1207内に充填した。次いで
実験槽1201を鉄製の蓋1208を用いて密閉した。
【0075】次に、パイル内に充壊した管状部材302
の一端をテフロンチューブ1209を用いて微生物を含
む第2の媒体の貯留タンク910に接続し、他端をテフ
ロンチューブ1211を用いて廃液タンク911に接続
した。またパイル1207の、土壌中に埋設していない
側の開口部にはテフロンチューブ1213を用いて、中
間に吸引ポンプ1215を接続して土壌内の汚染物質を
含む第1の媒体をパイル1207内を通して、土壌の外
に吸引できるように構成した。テフロンチューブ121
3の途中部にはサンプリングポート907及び活性炭ト
ラップ909を接続した。
【0076】次に、貯留タンク910にて実施例1と同
様にして微生物を培養し、その培養液をポンプ1217
を用いてパイル1207内の管状部材302に管状部材
内の流速が9.2ml/hrとなるようにして送液を開
始した。
【0077】送液開始から12時間経過して管状部材3
02内が培養液で充填された後、実験槽1201の下部
に設置したステンレス製のパイプ1219から礫層12
03に濃度100ppmのトリクロロエチレン水溶液1
50mlを注入した。次いでステンレス製パイプ121
9を閉鎖し、トリクロロエチレンを含む水溶液を注入後
5時間放置した。
【0078】次に、ポンプ1215を作動させて(流
速:3リットル/hr)土壌中のトリクロロエチレンを
含む空気の流れをパイル内に形成し、パイル内でポアフ
ロンフィルターチューブを介して培養液とトリクロロエ
チレンを含む空気を接触させた。パイル上部から排出さ
れる空気はサイプリングポート907から定期的に採取
し、排気された空気中のトリクロロエチレンの濃度をF
ID検出器付ガスクロマトグラフィー(商品名:GC1
4B、島津製作所(株)製)で測定した。その結果は、
図13に示した通り、気相中のTCE濃度は0.01p
pm以下に維持された。
【0079】(比較例3)実施例3と同様にして実験槽
を用意し、浄化装置、タンク等の設備を準備した。次
に、汚染分解微生物培溶液の代わりに水道水を浄化用の
パイルのチューブ内に送液した。24時間送液後、実験
槽下部に設置したステンレスパイプ1219(空気採り
入れ口兼用)を用いて、実験土壌の下部の礫層1203
に、汚染物質として濃度100ppmのトリクロロエチ
レン水溶液150mlを注入した。
【0080】5時間放置(放置中は、下部ステンレスパ
イプは閉鎖)後、ポンプ1215を作動させ、以後、定
期的に浄化装置上部の排気口の気中TCE濃度を記録し
た。TCE濃度の測定は、実施例3と同様にガスクロマ
トグラフィーで行った。
【0081】測定結果を図13に示す。図13から本発
明の効果が吸着等の影響ではなく、微生物による分解で
あることが確認された。
【0082】(実施例4)図8及び図14に示す装置を
以下の手順に従って組み立てた。
【0083】反応槽を構成する管状容器301として内
径30mm、長さ1000mmで両端をネジ口に加工し
たガラスカラム、及び2個のネジ蓋902を用意した。
ネジ蓋902の内側にはテフロンコートゴムパッキンを
入れ、蓋中央及びパッキンには針穴を開けて0.7mm
径のテフロンチューブ903、904を通し、管状容器
301ヘの汚染媒体の導入口および排出口とした。
【0084】そしてテフロンチューブ903の一端は標
準ガス発生機906(パーミエーターPD−1B、ガス
テック社製)に繋ぎ、もう一方のテフロンチューブ90
4の一端にはサンプリング用のポート907と活性炭を
充填したトラップ909を設けた。 次に、管状部材3
02としてポアフロンフィルターチューブ(フロン工業
社製、外径4mm、内径3mm)を用意し、これをカラ
ム内に約30m分挿入し、両末端はネジ蓋902のパッ
キンに穴を開けてカラム外に出し、一端は微生物を含む
第2の媒体を供給するためのタンク910に繋ぎ、他端
は廃液タンク911に繋いだ。なお、ポアフロンフィル
ターチューブのカラム301内ヘの充填は、図8に示し
たようにらせん状とし、且つポアフロンフィルターチュ
ーブ内を流れる微生物を含む第1の媒体の流れが、カラ
ムの汚染媒体排出口のテフロンチューブ904から導入
ロのテフロンチューブ903の方向に向うようにした。
【0085】次いで第2の媒体の貯留タンク910に
は、分解微生物を培養した培養液を入れた。微生物の培
養液は、一日ごとに新鮮な培養液をタンクに補給した。
分解微生物は、JM1株(FERM BP−5352)
を使用し、培養開始から3日目、菌濃度としては1.2
×108cell/mlのものを使用した。培地組成は
以下の通りである。
【0086】培地組成 ・Na2HPO4 6.2g/リットル ・KH2PO4 3g/リットル ・NaCl 0.5g/リットル ・NH4Cl 1g/リットル ・グルタミン酸ナトリウム 5g/リットル ・水 残量 標準ガス発生機906にはトリクロロエチレン(TC
E)をセットし、TCE濃度100ppmの空気がカラ
ムに供給されるように調整した。なお標準ガスの流量は
3リットル/hrになるよう流量計905で調整した。
【0087】次に、カラムを垂直に立てた状態で三脚に
固定し、第2の媒体の貯留タンク910と廃液タンク9
11の高さを調節して、第2の媒体の流速が5.9ml
/hrとなるようにした。この流速は微生物が約1.5
日でカラム内のポアフロンチューブを通過する流速であ
る。
【0088】次に、ポアフロンフィルターチューブヘの
微生物を含む培養液の供給を開始し、ポアフロンフィル
ターチューブ内に培養液が十分に充填された後に、TC
Eを含む空気の供給を開始し、テフロンチューブ904
の途中に設けたサンプリングポート907にて空気中の
TCE濃度をモニターした。なおTCE濃度の測定は、
FID検出器付ガスクロマトグラフィー(商品名:GC
14B、島津製作所(株)製)で行った。
【0089】その結果は図15及び図16に示した通り
であって、5日間の連続測定中TCEは検出されなかっ
た。本実施例における第2の媒体の流速は実施例1のそ
れの約1/3に設定したが、気体中のTCE濃度には両
者に有意な差異は認められなかった。このことは本実施
例におけるTCEの分解効率が、実施例1の分解効率を
上回っていることを示している。
【0090】(比較例4)実施例4においてタンク91
0に培地のみを入れた以外は実施例4と同様にして空気
中のTCE濃度を5日間モニターした。その結果は図1
5及び図16に示した通りである。カラム内の空気が置
換された時点で、TCEが検出され始めている。この結
果から、実施例4では微生物の作用でTCEが分解浄化
されていることがわかる。
【0091】(比較例5)実施例4においてポアフロン
フィルターチューブ内に十分培養液が充填された時点で
培養液の供給を停止した以外は実施例4と同様にしてテ
フロンチューブ904に流出してくる空気のTCE濃度
を5日間モニターした。その結果は、図15及び図16
に示した通り、10時間経過頃より徐々にTCEが検出
されはじめ、17時間程度でほとんど浄化作用はなくな
った。
【0092】(実施例5)実施例4において標準ガス発
生機906の代わりに、濃度10ppmのTCE水溶液
40リットルを入れたタンクを接続し、このタンクから
流速0.25リットル/hrでカラム内にTCE水溶液
が供給されるよう構成した以外は実施例4と同様にして
実験を行なった。なお、TCE水溶液のカラムヘの供給
手段としてはローラーポンプ(FURUE SCIEN
CE Co.Ltd 製 RP−MRF1)を使用した。
またテフロンチューブ904に流出してくる処理水はサ
ンプリングポート907から抜き取り、定法に従ってE
CD検出器付ガスクロマトグラフィー(商品名:GC1
4B、島津製作所(株)製)で行った。
【0093】その結果は図17に示した通りである。供
給タンク内のTCE水溶液が減少すると、液中のTCE
がタンク内の気相に放出されるため徐々に汚染水の濃度
が低下する。このため、3日目頃まで分解浄化しきれず
に検出されていたTCEが4日目以降に完全に分解され
て検出されなくなった。そして本実験システムでは最大
で時間当たりTCE2mg程度まで分解浄化可能である
ことが判明した。
【0094】(実施例6)実施例5において、カラム内
ヘのポアフロンフィルターチューブの充填方法を図4に
示すように、ポアフロンフポィルターチューブ内を流れ
る微生物を含む培養液の流れの方向が、カラム内を流れ
る汚染媒体の流れに対してランダムとなるようにした以
外は実施例5と同様にして処理水中のTCE濃度を5日
間モニターした。 その結果は、図17に示すように本
参考例の充填方法では、常に実施例5の結果よりも高濃
度のTCEが検出された。
【0095】(実施例7)TCEガス及び微生物培養液
の流れの方向を揃えた以外は実施例4と同様にして浄化
実験を行なった。その結果は、図18に示ように、ガス
中のトリクロロエチレンの濃度は100ppmから約2
0ppmにまではコンスタントに低下させることができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる汚染媒体の
浄化方法及びそれに用いる装置の概略説明図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態にかかる汚染媒体の
浄化方法及びそれに用いる装置の概略説明図である。
【図3】図2に示した反応槽の一実施態様の拡大断面図
である。
【図4】図2に示した反応槽の他の実施態様の拡大断面
図である。
【図5】本発明の一実施態様にかかる土壌浄化装置の概
略構成図である。
【図6】図5に示した土壌浄化装置の反応槽の一実施態
様の概略断面図である。
【図7】図5に示した土壌浄化装置の反応槽の他の実施
態様の概略断面図である。
【図8】図2に示す浄化装置の反応槽の他の実施態様に
かかる拡大断面図である。
【図9】実施例1に用いた浄化装置の概略構成図であ
る。
【図10】実施例1、比較例1及び比較例2における汚
染媒体中のTCE濃度の経時変化を示すグラフである。
【図11】実施例2における汚染媒体中のTCE濃度の
経時変化を示すグラフである。
【図12】実施例3に用いた土壌浄化装置の概略構成図
である。
【図13】実施例3及び比較例3における、汚染媒体中
のTCE濃度の経時変化を示すグラフである。
【図14】実施例4に用いた浄化装置の概略構成図であ
る。
【図15】実施例4、比較例4及び比較例5における汚
染媒体中のTCE濃度の経時変化を示すグラフである。
【図16】実施例4、比較例4及び比較例5における汚
染媒体中のTCE濃度の経時変化を示すグラフである。
【図17】実施例5及び実施例6における、汚染媒体中
のTCE濃度の経時変化を示すグラフである。
【図18】実施例7における、汚染媒体中のTCE濃度
の経時変化を示すグラフである。
【符号の説明】
101 培養槽 102 微生物流動領域 103 廃液槽 104 汚染物質を含む領域 105 ポンプ 201 第1の媒体の貯留タンク 202 第2の媒体の貯留タンク 203 反応槽 204、205 ポンプ 206 廃液タンク 207 浄化媒体タンク 301 環状容器 302 環状部材 303 第1の開口 304 第2の開口 305 第1の開口 306 第2の開口 501 汚染土壌領域 502 吸引ポンプ 503 反応槽 504 管状容器 802 第1の媒体の導入口 803 第1の媒体の排出口 805 第1の開口 806 第2の開口 902 ネジ蓋 903、904 テフロンチューブ 905 流量計 906 標準ガス発生機 907 ポート 909 トラップ 910 第2の媒体の貯留タンク 911 廃液タンク 1201 実験槽 1203 礫層 1205 細砂層 1207 パイル 1208 蓋 1209、1211、1213 テフロンチューブ 1215、1217 ポンプ 1219 パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C12N 1/20 ZAB B01D 53/34 A (C12N 1/20 C12R 1:01) (72)発明者 須川 悦子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 今村 剛士 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (55)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚染物質を含む第1の媒体と該汚染物質
    を分解可能な微生物を含む第2の媒体とを、該汚染物質
    が透過でき該微生物が透過できない膜を介して接触させ
    る工程を有することを特徴とする汚染媒体の浄化方法。
  2. 【請求項2】 該第1の媒体および該第2の媒体の少な
    くとも一方を流動させる請求項1記載の浄化方法。
  3. 【請求項3】 該第1の媒体および該第2の媒体を順方
    向に流動させる請求項1記載の浄化方法。
  4. 【請求項4】 該微生物がJ1株(FERM BP−5
    102)である請求項1記載の浄化方法。
  5. 【請求項5】 該微生物がJM1株(FERM BP−
    5352)である請求項1の浄化方法。
  6. 【請求項6】 該微生物がJM2N株(FERM BP
    −5961)である請求項1記載の浄化方法。
  7. 【請求項7】 該微生物がKK01株(FERM BP
    −4235)である請求項1記載の浄化方法。
  8. 【請求項8】 該汚染物質がハロゲン化脂肪族炭化水素
    化合物である請求項1の浄化方法。
  9. 【請求項9】 該ハロゲン化脂肪族炭化水素化合物がジ
    クロロエチレン、トリクロロエチレン及びテトラクロロ
    エチレンから選ばれる少なくとも一つである請求項8記
    載の浄化方法。
  10. 【請求項10】 該汚染物質が芳香族化合物である請求
    項1記載の浄化方法。
  11. 【請求項11】 該膜が多孔質樹脂である請求項1記載
    の浄化方法。
  12. 【請求項12】 該膜が多孔質中空糸膜である請求項1
    記載の浄化方法。
  13. 【請求項13】 該第1の媒体が気体である請求項1記
    載の浄化方法。
  14. 【請求項14】 該第1の媒体が液体である請求項1記
    載の浄化方法。
  15. 【請求項15】 汚染物質を含む第1の媒体の流路と、
    該汚染物質の分解活性を発現している微生物を含む第2
    の媒体の流路を備え、該第1の媒体の流路と該第2の媒
    体の流路とが、該汚染物質が透過でき該微生物が透過で
    きない膜を介して接するように配置されている汚染媒体
    の浄化装置であって、該第1の媒体の流路が第1の開口
    および第2の開口を両端部に有する管状容器であって、
    該第2の媒体の流路が該膜からなる外壁を有する管状部
    材であり、該管状部材は該第1の媒体および該第2の媒
    体とが該管状容器内にて該膜を介して接するように配置
    されている浄化装置を用意する工程、 該浄化装置を該汚染物質を含む土壌に埋設し、該管状容
    器の第1の開口から該土壌内の該汚染物質を吸引して該
    管状容器内に該第1の媒体の流れを形成する工程、及び
    該管状部材に該第2の媒体を流動させる工程、を含むこ
    とを特徴とする汚染土壌の浄化方法。
  16. 【請求項16】 該第2の媒体を、該第1の媒体の流れ
    に対して逆方向に流す請求項15記載の浄化方法。
  17. 【請求項17】 該微生物がJ1株(FERM BP−
    5102)である請求項15記載の浄化方法。
  18. 【請求項18】 該微生物がJM1株(FERM BP
    −5352)である請求項15記載の浄化方法。
  19. 【請求項19】 該微生物がJM2N株(FERM B
    P−5961)である請求項15記載の浄化方法。
  20. 【請求項20】 該微生物がKK01株(FERM B
    P−4235)である請求項15記載の浄化方法。
  21. 【請求項21】 該汚染物質がハロゲン化脂肪族炭化水
    素化合物である請求項15記載の浄化方法。
  22. 【請求項22】 該ハロゲン化脂肪族炭化水素化合物が
    ジクロロエチレン、トリクロロエチレン及びテトラクロ
    ロエチレンから選ばれる少なくとも一つである請求項2
    1記載の浄化方法。
  23. 【請求項23】 該汚染物質が芳香族化合物である請求
    項15記載の浄化方法。
  24. 【請求項24】 該膜が多孔質樹脂である請求項15記
    載の浄化方法。
  25. 【請求項25】 該膜が多孔質中空糸膜である請求項1
    5記載の浄化方法。
  26. 【請求項26】 該第1の媒体が気体である請求項15
    記載の浄化方法。
  27. 【請求項27】 該第1の媒体が液体である請求項15
    記載の浄化方法。
  28. 【請求項28】 汚染物質を含む第1の媒体の流路と該
    汚染物質の分解活性を有する微生物を含む第2の媒体の
    流路を備え、該第1の媒体の流路と該第2の媒体の流路
    とが、該汚染物質が透過でき該微生物が透過できない膜
    を介して接するように配置されていることを特徴とする
    汚染媒体の浄化装置。
  29. 【請求項29】 該汚染物質がハロゲン化脂肪族炭化水
    素化合物を含む請求項28記載の浄化装置。
  30. 【請求項30】 該ハロゲン化脂肪族炭化水素化合物
    が、ジクロロエチレン、トリクロロエチレン及びテトラ
    クロロエチレンから選ばれる少なくとも一つを含む請求
    項29記載の浄化装置。
  31. 【請求項31】 該膜が多孔質樹脂である請求項28記
    載の浄化装置。
  32. 【請求項32】 該膜が多孔質中空糸膜である請求項2
    8記載の浄化装置。
  33. 【請求項33】 該第1の媒体が気体または液体である
    請求項28記載の浄化装置。
  34. 【請求項34】 該第2の媒体が液体である請求項28
    記載の浄化装置。
  35. 【請求項35】 該第1の媒体の流路が第1の開口およ
    び第2の開口を有する管状容器であって、該第2の媒体
    の流路が該膜からなる外壁を有する管状部材であり、該
    管状部材は該第1の媒体と該第2の媒体とが該管状容器
    内にて該膜を介して接するように配置されている請求項
    28記載の浄化装置。
  36. 【請求項36】 該第1の開口および該第2の開口が、
    それぞれ該管状容器の両瑞に配置されている請求項35
    記載の浄化装置。
  37. 【請求項37】 該管状部材が、該管状容器内にらせん
    状に配置されている請求項35記載の浄化装置。
  38. 【請求項38】 該微生物がJ1株(FERM BP−
    5102)である請求項28記載の浄化装置。
  39. 【請求項39】 該微生物がJM1株(FERM BP
    −5352)である請求項28記載の浄化装置。
  40. 【請求項40】 該微生物がJM2N株(FERM B
    P−5961)である請求項28記載の浄化装置。
  41. 【請求項41】 該微生物がKK01株(FERM B
    P−4235)である請求項28記載の浄化装置。
  42. 【請求項42】 汚染物質を含む第1の媒体と該汚染物
    質を分解可能な微生物を含む第2の媒体とを、該汚染物
    質が透過でき該微生物が透過できない膜を介して接触さ
    せる工程を有する汚染媒体の浄化方法であって、該第1
    の媒体と該第2の媒体とを該膜を介して互いに対向する
    方向に流動させることを特徴とする汚染媒体の浄化方
    法。
  43. 【請求項43】 該汚染物質がハロゲン化脂肪族炭化水
    素化合物を含む請求項42記載の浄化方法。
  44. 【請求項44】 該ハロゲン化脂肪族炭化水素化合物
    が、ジクロロエチレン、トリクロロエチレン及びテトラ
    クロロエチレンから選ばれる少なくとも一つを含む請求
    項43記載の浄化方法。
  45. 【請求項45】 該膜が多孔質樹脂である請求項42記
    載の浄化方法。
  46. 【請求項46】 該膜が多孔質中空糸膜である請求項4
    2記載の浄化方法。
  47. 【請求項47】 該第1の媒体が気体または液体である
    請求項42記載の浄化方法。
  48. 【請求項48】 該第2の媒体が液体である請求項42
    記載の浄化方法。
  49. 【請求項49】 該微生物がJ1株(FERM BP−
    5102)である請求項42記載の浄化方法。
  50. 【請求項50】 該微生物がJM1株(FERM BP
    −5352)である請求項42記載の浄化方法。
  51. 【請求項51】 該微生物がJM2N株(FERM B
    P−5961)である請求項42記載の浄化方法。
  52. 【請求項52】 該微生物がKK01株(FERM B
    P−4235)である請求項42記載の浄化方法。
  53. 【請求項53】 汚染物質を含む第1の媒体の流路と該
    汚染物質を分解可能な微生物を含む第2の媒体の流路と
    を備え、該第1の流路および第2の流路が、該汚染物質
    が透過でき該微生物が透過できない膜を介して接するよ
    うに配置されている汚染媒体の浄化装置であって、該第
    1の媒体と該第2の媒体とを互いに対向する方向に流動
    せしめる手段を具備していることを特徴とする汚染媒体
    の浄化装置。
  54. 【請求項54】 該第1の媒体の流路が、第1の開口お
    よび第2の開口を両瑞に有する管状容器であって、該第
    2の媒体の流路が、該膜からなる外壁を有する管状部材
    であり、該管状部材は該管状容器内に、該管状部材を流
    れる第2の媒体が該環状容器の該第2の開口から該第1
    の開口に向う方向に流れるように配置されている請求項
    53記載の浄化装置。
  55. 【請求項55】 該管状部材が該管状容器内にらせん状
    に配置されている請求項54記載の浄化装置。
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