JPH11285448A - ポンプ注液式液体容器 - Google Patents

ポンプ注液式液体容器

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JPH11285448A
JPH11285448A JP2150999A JP2150999A JPH11285448A JP H11285448 A JPH11285448 A JP H11285448A JP 2150999 A JP2150999 A JP 2150999A JP 2150999 A JP2150999 A JP 2150999A JP H11285448 A JPH11285448 A JP H11285448A
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JP
Japan
Prior art keywords
liquid
container
pump
container body
main body
Prior art date
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Pending
Application number
JP2150999A
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English (en)
Inventor
Akira Tamura
昭 田村
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組付作業性の向上およびコストダウンを図
る。 【解決手段】 ポンプ注液式液体容器において、容器本
体1を合成樹脂により形成するとともに、前記容器本体
1の注出口34側をなす部分を、偏平面11に形成し且
つ該偏平面11をなす部分の一方側に、液体注出通路2
9の注出口34を覆うパイプカバー4を前記容器本体1
とともに一体に形成する一方、前記偏平面11をなす部
分における前記パイプカバー4の側方位置に、前記内容
器3内の内容液の液位を表示する液量管36を透視する
覗窓40を前記容器本体1とともに一体に形成して、部
品点数が減少するとともに、容器本体1を組み付けるだ
けで、パイプカバー4および覗窓40の取付が完了する
ようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ポンプ注液式液
体容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前面を偏平面となした胴部を有する容器
本体を備え、該容器本体の偏平面に、注出口を覆うパイ
プカバーと内容液の液量表示用の液量管を透視する覗窓
とを設けたポンプ注液式液体容器は従来から知られてい
る(例えば、実開昭62−50524号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公知例
のものでは、容器本体に対して別体構成のパイプカバー
および覗窓を取り付ける構造となっているため、部品点
数および組付工数が増大せざるを得ず、組付作業性の悪
化およびコストアップを余儀なくされていた。
【0004】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、組付作業性の向上およびコストダウンを図ること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明の基本構成で
は、上記課題を解決するための手段として、容器本体内
に、内容器と、該内容器内へ加圧空気を圧送するエアー
ポンプとを配設し、該エアーポンプから圧送される加圧
空気により前記内容器内の内容液を液体注出通路を介し
て外部へ注出するように構成したポンプ注液式液体容器
において、前記容器本体を合成樹脂により形成するとと
もに、前記容器本体の注出口側をなす部分を、偏平面に
形成し且つ該偏平面をなす部分の一方側に、前記液体注
出通路の注出口を覆うパイプカバーを前記容器本体とと
もに一体に形成する一方、前記偏平面をなす部分におけ
る前記パイプカバーの側方位置に、前記内容器内の内容
液の液位を表示する液量管を透視する覗窓を前記容器本
体とともに一体に形成している。
【0006】上記のように構成したことにより、部品点
数が減少するとともに、容器本体を組み付けるだけで、
パイプカバーおよび覗窓の取付が完了することとなり、
組付工数も低減する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の好適な実施の形態について詳述する。
【0008】このポンプ注液式液体容器は、エアーポン
プにより圧送される加圧空気により液体注出を行う液体
保温専用のエアーポットとされており、図4に示すよう
に、内部に液体収容用の横断面円形状の内容器3を備え
た容器本体1と、該容器本体1の上部を覆蓋する蓋体2
とにより構成されている。
【0009】前記容器本体1は、前記内容器3の外周側
を覆う横断面馬蹄形状の胴部1aと、上方を覆う肩部1
bと、下方を覆う底部1cとからなっており、前記胴部
1aおよび肩部1bは、合成樹脂(例えば、ポリプロピ
レン等)の一体成形品により構成されている。また、前
記底部1cは、胴部1aおよび肩部1bとは別構成の合
成樹脂成形品(例えば、ポリプロピレン成形品等)から
なっており、前記容器本体胴部1aの下端に対して溶着
等により結合されている。このように構成したことによ
り、部品点数および組付工数の低減(換言すれば、構造
の簡略化)および軽量化を図ることができる。なお、前
記容器本体胴部1aの上部一側には、後述する液体注出
通路29の出口である注出管33の外端部をカバーする
ためのパイプカバー4が一体に形成されている。このよ
うにすると、部品点数が減少するとともに、容器本体1
の組付と同時にパイプカバー4の組付も完了することと
なり、組付工数もて減少する。従って、組付作業性の向
上とコストダウンを図り得る。
【0010】前記容器本体肩部1bは、皿状を呈してお
り、その中央部には、給液用開口5が形成されている。
該給液用開口5の口縁には、前記内容器3の給液口6に
連通する連通筒7が取り付けられている。
【0011】前記内容器3は、口部3aが胴部3bに比
して小径とされた真空二重瓶からなっており、前記連通
筒7の下端に対して前記口部3aを対応させた状態で前
記容器本体底部1cの中央部に螺合されるネジ部材8の
押し上げ力によって固定されている。符号9,10はシ
ールパッキンである。従って、前記内容器3の口部3a
の外周側には容器本体胴部1aとの間に環状余剰空間S
1が形成されることとなっている。
【0012】前記容器本体胴部1aの操作面を形成する
前面(即ち、注出口側)となる部分は、略平面状の偏平
面11とされている(図1および図3参照)。このよう
に構成したことにより、容器本体1の外形形状(例え
ば、前後方向寸法)を可及的に小さくできる。また、上
記構成により、前記偏平面11の両側と前記内容器3の
外周との間には、二つの比較的大きな縦長余剰空間
2,S3が形成されることとなり、該縦長余剰空間
2,S3には、後述する液体注出通路29の一部および
液量管36が配設される。
【0013】前記蓋体2は、前記容器本体1の上端一側
(換言すれば、偏平面11の反対側)に対してヒンジピ
ン12を介して開閉自在に枢支されており、その下部に
は、前記連通筒7内に挿入され、前記給液用開口5を気
密状態で閉塞する栓部13が一体に形成されている。こ
の蓋体2は、前記容器本体肩部1bの前部上方およびパ
イプカバー4の上方を覆う上カバー14に設けられたロ
ックレバー15によりロックされることとなっている。
そして、この蓋体2の上面は、ロック状態において前記
上カバー14の上面と面一状態とされている。このよう
にすれば、容器本体1の上面がスッキリするとともに、
閉蓋時に栓部13が給液用開口5に正確に嵌め入れられ
ていない場合には、蓋体2の上面と容器本体1の上面と
の間に段差が生じることとなり、蓋体2の正常な閉蓋状
態が得られたか否かを確認できる。符号16は断熱材、
17はシールパッキンである。
【0014】そして、前記環状余剰空間S1には、前記
内容器3内へ加圧空気を圧送する環状のエアーポンプ1
8が配設されている。このようにすれば、従来無駄な空
間となっていた環状余剰空間S1の有効利用が可能とな
るとともに、容器本体1の上部にエアーポンプを配設す
るタイプのものに比べて製品の全高を大幅に低くでき
る。
【0015】該エアーポンプ18は、前記連通筒7に対
して連結された環状のポンプケース19内に配設されて
おり、該ポンプケース19の上板に固定された環状のポ
ンプ上板18aと、該ポンプ上板18aに対向して配置
された環状のポンプ下板18bと、ポンプ上下板18
a,18bを連結する伸縮性のベローズ18cとからな
っている。前記ポンプ上板18aには、吐出口20が形
成されており、該吐出口20は、前記連通筒7に形成さ
れた吹出口21に連通パイプ22を介して連通されてい
る。つまり、エアーポンプ18の駆動により生成された
加圧空気は、連通パイプ22を経て吹出口21から内容
器3内に吹き込まれることとなっているのである。ま
た、前記ポンプ下板18bには吸気口23が形成されて
いる。なお、前記エアーポンプ8は、環状のものに限定
されず、U字状のものとしてもよい。
【0016】前記エアーポンプ18を押圧駆動するポン
プ駆動機構24は、前記エアーポンプ18における吸気
口23,23(図3参照)を押圧する駆動レバー25
と、該駆動レバー25を揺動させる操作レバー26とか
らなっている。前記駆動レバー25は、図3に示すよう
に、容器本体胴部1aにおける偏平面11の中央部にお
ける縦軸線上位置において枢支ピン27を介して回動自
在に枢支され、自由端25a,25aを前記エアーポン
プ18の吸気口23,23に下方から当接されたコ字状
の枠体からなっている。一方、前記操作レバー26は、
前記駆動レバー25の外端から上向きに一体に延設され
ている。
【0017】上記のような構成において、操作レバー2
6を図2に鎖線で示すように下向きに押圧操作すると、
駆動レバー25が枢支ピン27を揺動中心として上方へ
揺動してポンプ下板18bを押し上げ、エアーポンプ1
8は圧縮される。この時、エアーポンプ18の吸気口2
3,23は駆動レバー25によって閉塞されているた
め、エアーポンプ18内の空気は圧縮されて吐出口20
から吐出される。従って、操作レバー26の操作力は、
容器本体1の重心に沿うように作用することとなり、操
作レバー26の操作時の安定性が大幅に向上する。な
お、前記操作レバー26は、非注液時においては公知の
ロック機構(操作ツマミ28のみ図示)により押圧操作
不可能なようにロックされる。
【0018】前記内容器3内の内容液は、液体注出通路
29を介して外部へ注出されるが、図5に示すように、
該液体注出通路29は、前記連通筒7に対して横向きに
貫通支持された逆L字状の接続管30と、該接続管30
の下端から内容器3の底部近くまで垂設された汲み上げ
管31と、前記接続管30の外端から前記縦長余剰空間
2に向かって横向きに延設された水平管32と、該水
平管30の外端に接続されて前記縦長余剰空間S2にお
いて下向きに延び且つ前記パイプカバー4の下方に臨む
注出管33とからなっている。該注出管33の下端は注
出口34とされている。つまり、液体注出通路29の一
部は前記縦長余剰空間S2に配設されることとなってい
るのである。このように構成すると、縦長余剰空間S2
を有効に活用できることとなり、容器本体胴部1aの外
形寸法を小さくする上で有利である。ところで、図1に
示すように、前記パイプカバー4は、容器本体胴部1a
における偏平面11において、前記操作レバー26の配
設部位の側方側に位置して形成されている。従って、注
出口34も操作レバー26の配設部位の側方側に配設さ
れることとなっている。さらに、前記水平管32と注出
管33との接続部には転倒止水弁35が介設されてい
る。
【0019】前記内容器3の底部には、該内容器3内の
液量を表示するための液量管36に連通する接続管37
を接続するための第2の開口38が形成されている。該
接続管37は、前記内容器3の下部外周を保護する保護
枠39に取り付けられた状態で前記開口38に水密状態
で接続されている。なお、該保護枠39は、前記容器本
体底部1cの中央部に対して螺合されるネジ部材8の押
し上げ力により前記内容器3の下部外周を覆うように取
り付けられることとなっている。
【0020】前記液量管36は、前記縦長余剰空間S3
に配設されるが、該液量管36を透視する覗窓40は、
前記容器本体胴部1aにおける偏平面11において前記
注出口34の配設部と反対側であって前記容器本体1の
前方側(即ち、注出口34側方向)および側方側(即
ち、該注出口34と直交する方向)から視認できる位置
に配設されている(図1および図2参照)。このように
構成したことにより、容器本体1前面における部品配置
のバランスが良くなってデザイン性が良好になるととも
に、液量管36による液量表示を二つの方向から確認で
きることとなり、使用者が注出口34側に位置していて
も、注出口34と直交する側に位置していても液量表示
を容易に確認できる。
【0021】前記液量管36の内面側には、該液量管3
6を透過した光を反射する断面円弧状のカバー部材41
が設けられるが、該カバー部材41は、前記容器本体胴
部1aと一体に形成されている。なお、このカバー部材
41の上下端部は開放されており、容器本体1の胴部1
aおよび肩部1bとともに合成樹脂の一体成形品で構成
する際の型抜きは可能である。このように構成すれば、
カバー部材41の形成が容器本体1の胴部1aおよび肩
部1bと同時成形できることとなり、製造工程が大幅に
簡略化できる。
【0022】前記カバー部材41には、前記液量管36
の液位を表示するための液位表示シート42が貼設され
ている。
【0023】なお、前記液量管36の上端は、接続パイ
プ43を介して前記連通筒7に形成された液戻し穴44
に接続されている。
【0024】上記のように構成されたポンプ注液式液体
容器においては、操作レバー26の下向き揺動操作に伴
う駆動レバー25の上向き揺動によりエアーポンプ18
が圧縮作動され、エアーポンプ18から加圧空気が内容
器3内に圧送され、該加圧空気により内容器3内に収容
された内容液が液体注出通路29を通って注出口34か
ら注出される。
【0025】一方、液量管36には、エアーポンプ18
の非作動時において内容器3内の液位と同一高さの液位
が生じ、該液位は、液位表示シート42をバックにして
覗窓40から容易に確認できる。なお、エアーポンプ1
8の作動時には、液量管36内の液体は、連通筒7の液
戻し穴44から内容器3内へ還流される。
【0026】本願発明は、上記実施の形態に示した魔法
瓶以外のポンプ注液式液体容器(例えば、電気加熱式の
ポンプ注液式液体容器)にも適用可能である。
【0027】
【発明の効果】本願発明によれば、ポンプ注液式液体容
器において、容器本体を合成樹脂により形成するととも
に、前記容器本体の注出口側をなす部分を、偏平面に形
成し且つ該偏平面をなす部分の一方側に、液体注出通路
の注出口を覆うパイプカバーを前記容器本体とともに一
体に形成する一方、前記偏平面をなす部分における前記
パイプカバーの側方位置に、前記内容器内の内容液の液
位を表示する液量管を透視する覗窓を前記容器本体とと
もに一体に形成して、部品点数が減少するとともに、容
器本体を組み付けるだけで、パイプカバーおよび覗窓の
取付が完了するようにしたので、組付作業性の向上とコ
ストダウンとを図り得るという効果がある。
【0028】また、容器本体1前面における部品配置の
バランスが良くなってデザイン性が良好になるという効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態にかかるポンプ注液式液
体容器の正面図である。
【図2】本願発明の実施の形態にかかるポンプ注液式液
体容器の側面図である。
【図3】本願発明の実施の形態にかかるポンプ注液式液
体容器の平面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】図3の蓋体および上カバーを省略したV−V断
面図である。
【符号の説明】
1は容器本体、3は内容器、4はパイプカバー、11は
偏平面、18はエアーポンプ、29は液体注出通路、3
4は注出口、36は液量管、40は覗窓。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体内に、内容器と、該内容器内へ
    加圧空気を圧送するエアーポンプとを配設し、該エアー
    ポンプから圧送される加圧空気により前記内容器内の内
    容液を液体注出通路を介して外部へ注出するように構成
    したポンプ注液式液体容器であって、前記容器本体を合
    成樹脂により形成するとともに、前記容器本体の注出口
    側をなす部分を、偏平面に形成し且つ該偏平面をなす部
    分の一方側には、前記液体注出通路の注出口を覆うパイ
    プカバーを前記容器本体とともに一体に形成する一方、
    前記偏平面をなす部分における前記パイプカバーの側方
    位置には、前記内容器内の内容液の液位を表示する液量
    管を透視する覗窓を前記容器本体とともに一体に形成し
    たことを特徴とするポンプ注液式液体容器。
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