JPH112850A - 周波数変調方式 - Google Patents

周波数変調方式

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JPH112850A
JPH112850A JP9154843A JP15484397A JPH112850A JP H112850 A JPH112850 A JP H112850A JP 9154843 A JP9154843 A JP 9154843A JP 15484397 A JP15484397 A JP 15484397A JP H112850 A JPH112850 A JP H112850A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザの残留AM成分による影響を受けず、
良好なFM変調特性を有する新規な広帯域の周波数変調
方式を提供する。 【解決手段】 被変調信号から互いに逆の位相関係を有
する第1の被変調信号と第2の被変調信号とを形成し、
前記第1の被変調信号により第1の半導体レーザ1を流
れる電流を変調し、前記第2の被変調信号により第2の
半導体レーザ2を流れる電流を変調し、前記第1の半導
体レーザの出力光と前記第2の半導体レーザの出力光と
を光カプラ5により合成する。残留AM変調成分は互い
に逆相であるためキャンセルされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被変調信号により
半導体レーザを直接変調することにより、周波数変調さ
れた出力光を得る周波数変調方式に係り、特に、レーザ
の残留AM成分による影響を受けず、良好なFM変調特
性を有する新規な広帯域の周波数変調方式に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】CATVシステム等において多チャンネ
ルの映像信号を分配する方式として、これまでの同軸系
に代わり基幹系に光伝送を用いる方法が採用されてい
る。このようなシステムでは、センタからノードまでの
基幹系に光伝送を用い、ノードから各加入者までは従来
と同様の同軸系で伝送するものであり、光伝送の低損
失、広帯域性を活かして大規模、高品質、高機能なサー
ビスを実現し、しかも従来システムとの整合がとれ導入
コストを低く抑えることができる。光伝送系では周波数
多重化された多チャンネルのAM映像信号をそのまま光
の強度信号に変換して伝送する。従って、光伝送系には
雑音特性、歪特性において高い品質の信号伝送が要求さ
れ、これまでにこれらの伝送に適用可能な発光素子、受
光素子等の開発がなされてきた。
【0003】一方、光伝送の有効性を活かすために、セ
ンタから各加入者までをすべて光ファイバで結ぶシステ
ムの検討も盛んに行われている。このようなシステムで
は上記したCATVの多チャンネルの映像分配の他に、
高速のデータ通信なども可能になり、様々なサービスに
対応し得るマルチメディア時代の情報インフラとして期
待される。
【0004】このような光加入者システムにおいて多チ
ャンネルのAM映像信号を分配する場合、センタから送
出する光信号をスターカプラにより多分岐して各加入者
に分配することにより、光送信機器を共用しセンタのコ
ストを低減させることが必要である。しかしながら前述
したようにAM映像信号には高い信号品質が要求される
ので分岐数を大きく取ることができない。
【0005】そこで、多チャンネルのAM映像信号を一
括してFM変調し、伝送する方式が提案された(例え
ば、K.Kikushima et. al.,ECOC'95,Th,L.3.1,1995 )。
この方式によれば、FM変調効果により所望の映像品質
を得るのに必要な伝送品質が大幅に緩和されるので、分
岐数を大きく取ることができる。この方式では、多チャ
ンネルのAM映像信号を一括してFM変調する広帯域な
FM変調器の実現が鍵になる。周波数多重化されたAM
映像信号の帯域は数百MHzにも及ぶので、従来のよう
な電子回路でこれを一括してFM変調するのは困難であ
る。そこで上記参考文献においては、光ヘテロダイン検
波を利用したFM変調方式を提案している。図5に、そ
の構成を示す。
【0006】図5の周波数変調型光送信器は、AM映像
信号により半導体レーザ1を直接変調することにより、
周波数変調された出力光を得る。この出力光と局部発振
用のレーザ2の出力光とを光カプラ5により合波し、受
光素子6にてヘテロダイン検波することにより、レーザ
1とレーザ2との発振周波数差fbを中心周波数とする
FM変調信号を得る。このFM変調信号を増幅器10に
より増幅し、増幅出力により送信用レーザ11を駆動
し、FM変調された送信光信号を出力する。FM変調信
号の中心周波数fbを安定化させるために、受光素子7
にてヘテロダイン検波した信号をFM復調器8により復
調し周波数安定化回路9によりレーザ2を負帰還制御す
る。また、レーザ1及びレーザ2の出力と光カプラ5と
の間に設けられる光減衰器3,4により、合波される各
光信号のレベルを調整する。
【0007】このような光ヘテロダイン検波を用いたF
M変調器により、広い帯域を有する多チャンネルのAM
映像信号を一括してFM変調することが可能になり、光
加入者システムにおける多チャンネル映像分配の光分岐
数を拡大し、低コストなシステム実現が期待できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したような光ヘテ
ロダイン検波を用いたFM変調方式においては、半導体
レーザの直接変調による光周波数変調を利用している
が、この場合、直接変調により光出力強度も変調され
る。従って、FM変調器の入出力スペクトラムは、例え
ば図6のようになる。図6(a)に示されるように、入
力信号として周波数fmの単一周波数のキャリアを想定
すると、光ヘテロダイン検波により得られるFM変調出
力は、図6(b)に示されるように、2つのレーザの発
振周波数差fbを中心とし、周波数間隔fmの複数のサ
イドバンド成分がその上下に配置されるようなスペクト
ラム形状となる。それと同時にレーザが直接変調される
ことによる強度変調成分が周波数fmに現れる。FMキ
ャリアである周波数fbの輝線スペクトラム強度と残留
AM成分である周波数fmの輝線スペクトラム強度との
比を残留AM抑圧比と定義すると、この残留AM抑圧比
を大きく取らないと復調時に信号歪を生じる。
【0009】残留AM抑圧比を大きくするためには、合
成される2つのレーザの強度比を大きく非対称に設定す
る方法が提案されている(桜井他「光処理技術を用いた
光映像分配システム」信学技報SSE95-141,1995)。即
ち、受光素子6にて検出される残留AM成分の電流はレ
ーザ1より到達する光強度に比例するのに対し、FM成
分である両レーザ1,2のビート成分の電流はレーザ1
とレーザ2より到達する光強度の積の平方根に比例す
る。従って、レーザ1、レーザ2の出力に設けられた光
減衰器3,4を用いてレーザ1より受光素子6に到達す
る光強度をレーザ2のそれに対して十分に小さくするこ
とにより、残留AM成分を抑圧することができる。
【0010】ところで、このようなFM変調器において
良好な信号対雑音比を得るためには、レーザの位相雑音
を十分小さく抑えなければならない。即ち、レーザの位
相雑音がヘテロダイン検波により強度雑音成分に変換さ
れるため、レーザの発振スペクトラム線幅の十分小さな
レーザが必要である。レーザの構造の工夫により線幅の
狭窄化が種々なされているが、一般に線幅が挟まるほど
レーザのFM変調効率が低減するので、所要の周波数変
調度を得るのに要するレーザの変調電流が増し、残留A
M成分が大きくなる。従って、これを抑圧するために上
記したように2つのレーザ光の合成比をさらに非対称に
しなければならず、受光後の信号対雑音比の劣化が生じ
る。また変調電流が増すことによる応答の非直線性も問
題となる。よって、この対策には限度がある。
【0011】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、レーザの残留AM成分による影響を受けず、良好な
FM変調特性を有する新規な広帯域の周波数変調方式を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、被変調信号から互いに逆の位相関係を有す
る第1の被変調信号と第2の被変調信号とを形成し、前
記第1の被変調信号により第1の半導体レーザを流れる
電流を変調し、前記第2の被変調信号により第2の半導
体レーザを流れる電流を変調し、前記第1の半導体レー
ザの出力光と前記第2の半導体レーザの出力光とを光カ
プラにより合成するものである。
【0013】前記光カプラで合成された合成光を受光素
子で検出することにより、周波数変調された信号を得て
もよい。
【0014】前記第1の被変調信号及び第2の被変調信
号のいずれか又は両方を、レベル調整器を介して前記半
導体レーザに入力し、前記光カプラにより合成された後
のそれぞれの半導体レーザからの出力光の光強度変調振
幅が等しくなるようにレベル調整してもよい。
【0015】前記第1の半導体レーザ及び前記第2の半
導体レーザのいずれか又は両方と前記光カプラとの間に
可変光減衰器を挿入し、前記光カプラにより合成された
後のそれぞれの半導体レーザからの出力光の光強度変調
振幅が等しくなるように前記半導体レーザからの出力光
を減衰させてもよい。
【0016】前記光カプラを分岐比可変に構成し、前記
光カプラにより合成された後のそれぞれの半導体レーザ
からの出力光の光強度変調振幅が等しくなるように分岐
比を変えてもよい。
【0017】前記光カプラからの合成光の一部をモニタ
用の光カプラにより分岐し、この分岐光をモニタ用の受
光素子により検出し、このモニタ検出出力から被変調信
号成分を検波し、この検波出力に応じて前記レベル調整
器を制御してもよい。
【0018】前記光カプラからの合成光の一部をモニタ
用の光カプラにより分岐し、この分岐光をモニタ用の受
光素子により検出し、このモニタ検出出力から被変調信
号成分を検波し、この検波出力に応じて前記可変光減衰
器を制御してもよい。
【0019】前記分岐比可変に構成した光カプラからの
合成光の一部をモニタ用の光カプラにより分岐し、この
分岐光をモニタ用の受光素子により検出し、このモニタ
検出出力から被変調信号成分を検波し、この検波出力に
応じて前記分岐比可変に構成した光カプラの分岐比を制
御してもよい。
【0020】前記被変調信号にパイロット信号を重畳
し、前記光カプラからの出力光の一部をモニタ用の光カ
プラにより分岐し、この分岐出力光をモニタ用の受光素
子により検出し、このモニタ検出出力からパイロット信
号成分を検波し、この検波出力に応じて前記レベル調整
器を制御してもよい。
【0021】前記被変調信号にパイロット信号を重畳
し、前記光カプラからの出力光の一部をモニタ用の光カ
プラにより分岐し、この分岐出力光をモニタ用の受光素
子により検出し、このモニタ検出出力からパイロット信
号成分を検波し、この検波出力に応じて前記可変光減衰
器を制御してもよい。
【0022】前記被変調信号にパイロット信号を重畳
し、前記分岐比可変に構成した光カプラからの出力光の
一部をモニタ用の光カプラにより分岐し、この分岐出力
光をモニタ用の受光素子により検出し、このモニタ検出
出力からパイロット信号成分を検波し、この検波出力に
応じて前記分岐比可変に構成した光カプラの分岐比を制
御してもよい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0024】図1に示されるように、本発明の周波数変
調型光送信器は、被変調信号を信号入力とし、この被変
調信号から互いに逆の位相関係を有する第1の被変調信
号と第2の被変調信号とを形成するハイブリッド12、
それぞれの被変調信号をレベル調整する第1及び第2の
レベル調整器13,14、それぞれの被変調信号により
電流が変調される第1及び第2の半導体レーザ1,2、
それぞれの半導体レーザの出力光を減衰させる第1及び
第2の光減衰器3,4、これら光減衰器を経由した半導
体レーザの出力光を合成する光カプラ5、その合成光を
検出することにより、周波数変調された信号を得る受光
素子6、その周波数変調信号を増幅する増幅器10、こ
の増幅された周波数変調信号で駆動される送信用レーザ
11を備えている。7は受光素子、8はFM復調器、9
は周波数安定化回路である。
【0025】図1の周波数変調型送信器の動作を説明す
る。まず、被変調信号をハイブリッド12に入力し、同
相及び逆相の被変調信号を得る。それぞれの被変調信号
はレベル調整器13,14を経て半導体レーザ1,2に
入力され、それぞれのレーザ1,2を直接変調する。各
レーザ1,2の出力光は、それぞれ光減衰器3,4を経
て光カプラ5に入力され、光カプラ5で合成される。こ
の合成光を、受光素子6により検波してFM変調信号を
得る。このFM変調信号を増幅器10で増幅し、増幅出
力により送信用レーザ11を駆動し、FM変調された送
信信号を出力する。
【0026】図1の構成において、レーザ1の出力光の
うち受光素子6に受光される成分の強度をP1 、レーザ
2の出力光のうち受光素子6に受光される成分の強度を
2とし、レーザ1の強度変調度をm1 、レーザ2の強
度変調度をm2 とする。このとき、受光素子6の出力電
流Iは、次式により表される。
【0027】I=R[(1+m1 )P1 +(1+m2
2 ]+2R[(1+m1 )(1+m2 )P1 2
1/2 sin(2πfb t) ここで、Rは受光素子の光電変換係数である。
【0028】上式の第1項がレーザ光の検波成分であ
り、第2項がビート成分である。残留AM変調成分は第
1項に含まれているが、ここで、m1 1 =−m2 2
を満たすようにm1 ,m2 が設定されると、残留AM変
調成分はキャンセルされる。即ち、レーザ2をレーザ1
と逆相で、強度変調度がm2 =−m1 1 /P2 となる
ように変調すればよい。また、ビート成分は両レーザの
発振周波数の差周波数に相当する成分を有するので、P
1 とP2 とが同等であるとすると、所要のFM変調信号
を得るに必要な各レーザの強度変調度は、従来の約半分
で済む。
【0029】また、理想的な状態として、m1 =−
2 ,P1 =P2 の場合を考えると、FMキャリア成分
(周波数fb 成分)の光変調度(第1項と第2項との振
幅比)は100%となる。これに対し、従来の方式では
前述したように、残留AM変調成分を抑圧するためにP
1 とP2 とが大きく異なるので、光変調度が小さく信号
対雑音比を劣化させることになる。
【0030】さらに、本発明の方式では、このようにF
Mキャリア成分の光変調度が大きいので、従来のように
得られたFM変調信号を増幅、光電変換して光信号とし
て出力するという手間を必要とせず、2つのレーザの出
力光の合成光をそのまま送信光として送出することも可
能である。即ち、図2に示されるように、図1の構成か
ら受光素子6、増幅器10、送信用レーザ11を省き、
光カプラ5による合成光をそのまま送信光として送出す
る簡略な構成が可能になる。
【0031】本発明の他の実施形態を説明する。
【0032】図3に示される周波数変調型送信器は、図
2の構成に加えて、被変調信号にパイロット信号を重畳
する信号源15、光カプラ5からの合成光の一部を分岐
するモニタ用光カプラ17、この分岐光を検出するモニ
タ用受光素子18、このモニタ検出出力からパイロット
信号成分を検波し、この検波出力に応じてレベル調整器
13,14を制御する帰還制御回路19が設けられてい
る。基本的な構成は、図1,図2と同じであり、重複す
る動作説明は省略する。被変調信号に信号源15からの
パイロット信号を重畳し、図1の場合と同様にレーザ
1,2を駆動する。2つのレーザ出力光をカプラ5で合
成した後にモニタ用光カプラ17によりその一部を取り
出し、モニタ用受光素子18で受光し、その受信信号中
のパイロット信号成分を帰還制御回路19で検出し、そ
の検出強度に基づいてレベル調整器13,14のいずれ
か又は両方を制御する。
【0033】このように、光カプラ出力光の一部をモニ
タとして検出し、このモニタ出力から両レーザ出力光の
光強度変調振幅の違いを示す成分を検波して両出力光を
合成する以前の信号に帰還させ、光カプラにより合成さ
れた後のそれぞれのレーザ出力光の光強度変調振幅が等
しくなるように調整する。図3の構成では、予め被変調
信号にパイロット信号を重畳することにより、両レーザ
出力光の光強度変調振幅の違いを示す成分としてパイロ
ット信号成分が利用される。また、帰還先は、同相及び
逆相の被変調信号をレベル調整するレベル調整器13,
14とする。このような帰還制御により、パイロット信
号成分を常に零にすることができ、従って、光カプラ出
力光中の残留AM成分を十分抑圧することが可能にな
る。
【0034】次に、被変調信号にパイロット信号は重畳
せず、光強度変調振幅の違いを示す成分としてモニタ出
力から被変調信号成分を検波することにより、同等の効
果が得られる構成を説明する。図4に示される周波数変
調型送信器は、図3の構成から信号源15を省き、帰還
制御回路19は被変調信号成分を検出してレベル調整を
行うようになっている。図3の場合と重複する動作説明
は省略する。カプラ5からの合成光の一部をモニタ用光
カプラ17により取り出し、その受信信号中のAM成分
を帰還制御回路19において同期的に検波し、その検波
出力に基づいてレベル調整器13,14のいずれか又は
両方を制御する。このような帰還制御により、パイロッ
ト信号を必要とせずに、図3の場合と同様の安定した残
留AM成分の抑圧が可能である。
【0035】図3、図4の実施形態では、残留AM成分
を高精度にキャンセルする方法として各レーザの駆動入
力、即ち被変調信号をレベル調整器13,14により制
御する方法を用いたが、両出力光を合成する以前であれ
ば光を調整してもよい。例えば、各レーザ1,2の出力
側に配置した光減衰器3,4を可変光減衰器で構成し、
その減衰量を制御することによっても同様の効果を得る
ことができる。或いは、光カプラ5を分岐比可変の光カ
プラで構成し、その分岐比を制御することによっても同
様の効果を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0037】(1)半導体レーザの直接変調に伴うFM
変調効果とヘテロダイン検波方式とにより、広帯域のF
M変調が容易に得られる。
【0038】(2)直接変調の際に問題となる残留AM
変調成分を、被変調信号を互いに逆相となるように各レ
ーザに印加することにより除去し、信号対雑音比及び歪
特性の良好なFM変調信号を得ることができる。
【0039】(3)合成される2つのレーザ光の強度を
同等に設定できるので、FMキャリアの光強度変調度を
100%近くにすることができ、従って、従来のように
FM変調信号を再び光電変換して送出することが不要と
なり、合成した光をそのまま送信光として送出すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す周波数変調型光送信
器の構成図である。
【図2】図1の構成を簡略化した周波数変調型光送信器
の構成図である。
【図3】本発明の他の実施形態を示す周波数変調型光送
信器の構成図である。
【図4】本発明の他の実施形態を示す周波数変調型光送
信器の構成図である。
【図5】従来の周波数変調型光送信器の構成図である。
【図6】従来の周波数変調型光送信器の入出力スペクト
ラム図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ(第1の半導体レーザ) 2 半導体レーザ(第2の半導体レーザ) 3,4 光減衰器 5 光カプラ 6 受光素子 12 ハイブリッド 13,14 レベル調整器 15 パイロット信号の信号源 17 モニタ用光カプラ 18 モニタ用受光素子 19 帰還制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/06 10/00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被変調信号から互いに逆の位相関係を有
    する第1の被変調信号と第2の被変調信号とを形成し、
    前記第1の被変調信号により第1の半導体レーザを流れ
    る電流を変調し、前記第2の被変調信号により第2の半
    導体レーザを流れる電流を変調し、前記第1の半導体レ
    ーザの出力光と前記第2の半導体レーザの出力光とを光
    カプラにより合成することを特徴とする周波数変調方
    式。
  2. 【請求項2】 前記光カプラで合成された合成光を受光
    素子で検出することにより、周波数変調された信号を得
    ることを特徴とする請求項1記載の周波数変調方式。
  3. 【請求項3】 前記第1の被変調信号及び第2の被変調
    信号のいずれか又は両方を、レベル調整器を介して前記
    半導体レーザに入力し、前記光カプラにより合成された
    後のそれぞれの半導体レーザからの出力光の光強度変調
    振幅が等しくなるようにレベル調整することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の周波数変調方式。
  4. 【請求項4】 前記第1の半導体レーザ及び前記第2の
    半導体レーザのいずれか又は両方と前記光カプラとの間
    に可変光減衰器を挿入し、前記光カプラにより合成され
    た後のそれぞれの半導体レーザからの出力光の光強度変
    調振幅が等しくなるように前記半導体レーザからの出力
    光を減衰させることを特徴とする請求項1〜3いずれか
    記載の周波数変調方式。
  5. 【請求項5】 前記光カプラを分岐比可変に構成し、前
    記光カプラにより合成された後のそれぞれの半導体レー
    ザからの出力光の光強度変調振幅が等しくなるように分
    岐比を変えることを特徴とする請求項1〜4いずれか記
    載の周波数変調方式。
  6. 【請求項6】 前記光カプラからの合成光の一部をモニ
    タ用の光カプラにより分岐し、この分岐光をモニタ用の
    受光素子により検出し、このモニタ検出出力から被変調
    信号成分を検波し、この検波出力に応じて前記レベル調
    整器を制御することを特徴とする請求項3記載の周波数
    変調方式。
  7. 【請求項7】 前記光カプラからの合成光の一部をモニ
    タ用の光カプラにより分岐し、この分岐光をモニタ用の
    受光素子により検出し、このモニタ検出出力から被変調
    信号成分を検波し、この検波出力に応じて前記可変光減
    衰器を制御することを特徴とする請求項4記載の周波数
    変調方式。
  8. 【請求項8】 前記分岐比可変に構成した光カプラから
    の合成光の一部をモニタ用の光カプラにより分岐し、こ
    の分岐光をモニタ用の受光素子により検出し、このモニ
    タ検出出力から被変調信号成分を検波し、この検波出力
    に応じて前記分岐比可変に構成した光カプラの分岐比を
    制御することを特徴とする請求項5記載の周波数変調方
    式。
  9. 【請求項9】 前記被変調信号にパイロット信号を重畳
    し、前記光カプラからの出力光の一部をモニタ用の光カ
    プラにより分岐し、この分岐出力光をモニタ用の受光素
    子により検出し、このモニタ検出出力からパイロット信
    号成分を検波し、この検波出力に応じて前記レベル調整
    器を制御することを特徴とする請求項3記載の周波数変
    調方式。
  10. 【請求項10】 前記被変調信号にパイロット信号を重
    畳し、前記光カプラからの出力光の一部をモニタ用の光
    カプラにより分岐し、この分岐出力光をモニタ用の受光
    素子により検出し、このモニタ検出出力からパイロット
    信号成分を検波し、この検波出力に応じて前記可変光減
    衰器を制御することを特徴とする請求項4記載の周波数
    変調方式。
  11. 【請求項11】 前記被変調信号にパイロット信号を重
    畳し、前記分岐比可変に構成した光カプラからの出力光
    の一部をモニタ用の光カプラにより分岐し、この分岐出
    力光をモニタ用の受光素子により検出し、このモニタ検
    出出力からパイロット信号成分を検波し、この検波出力
    に応じて前記分岐比可変に構成した光カプラの分岐比を
    制御することを特徴とする請求項5記載の周波数変調方
    式。
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