JP2826441B2 - 光ネットワーク端末および光ネットワーク - Google Patents

光ネットワーク端末および光ネットワーク

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JP2826441B2 JP5133046A JP13304693A JP2826441B2 JP 2826441 B2 JP2826441 B2 JP 2826441B2 JP 5133046 A JP5133046 A JP 5133046A JP 13304693 A JP13304693 A JP 13304693A JP 2826441 B2 JP2826441 B2 JP 2826441B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサブキャリア多重方式を
用いた光ネットワークおよびこの光ネットワークに用い
られる端末に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の送信端末と1つあるいは複
数の受信端末が光ファイバ網で接続されたN対1形ある
いはN対N形の光通信網を実現する方式の1つとして、
サブキャリア多重(SCM)伝送方式を用いた光マルチ
アクセスネットワークが検討されている。このSCM光
マルチアクセスネットワークでは、送信端末から出力さ
れた信号光は各送信端末ごとに異なる周波数の搬送波で
変調され、光ファイバ網で合波された後、受信端末に入
力され高周波信号に変換される。この高周波信号には各
送信端末の搬送が周波数多重されており、チューナによ
ってこのうち任意の搬送波をとりだし復調する。これに
よって受信端末では各送信端末から送信されてくる情報
のうち任意のものを受信することができる。このSCM
光マルチアクセスネットワークに関しては、例えば、渋
谷らによる「広域監視情報伝送システム−都市内任意地
点の情報伝送を目指して」電子情報通信学会技術研究報
告OCS92−25(1992年)の文献に詳細に記さ
れている。
【0003】このSCM光マルチアクセスネットワーク
では、複数の送信端末からの信号光が同時に伝送される
ため、これら信号光の波長が一致した場合は受信時にビ
ート雑音が生じる。このビート雑音による劣化を回避す
るためには、各信号光の波長が重ならないように送信光
源の波長を制御する必要がある。
【0004】またこのSCM光マルチアクセスネットワ
ークを、光変調器の縦続接続によって構成する方式が検
討されている。この構成によると、送信光源および受信
端末が両端に接続された光ファイバ伝送路に、それぞれ
光変調器を有するN個の光ネットワーク端末が縦続接続
される。これらの光変調器には各送信端末ごとに異なる
周波数の搬送波が印加されており、送信光源から送られ
てきた信号光は、各光ネットワーク端末を通過するごと
に前記搬送波に応じた強度変調を受ける。これによって
受信端末では搬送波が周波数多重された高周波信号を得
ることができ、チューナを用いて任意の光ネットワーク
端末からの情報を受信することができる。この変調器の
縦続接続を用いた場合、単一の信号光のみが伝送される
ので、光マルチアクセスネットワークで大きな問題とな
るビート雑音が発生するおそれがない。この光変調器の
縦続接続を用いたSCM光マルチアクセスネットワーク
に関しては、例えば、土門らによる「光変調器のカスケ
ード接続構成によるSCM光マルチアクセスネットワー
ク」1993年電子情報通信学会春季全国大会SB−9
−4の文献に詳細に記されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにSCM光
マルチアクセスネットワークでは、ビート雑音を回避す
るために、各送信光源の波長を制御し信号光波長が重な
らないようにする必要があった。このように各送信光源
の波長を制御することは、ネットワークの複雑化、価格
増大、接続可能な端末数の制限につながる。
【0006】また光変調器の縦続接続構成を用いたSC
M光マルチアクセスネットワークでは、単一の信号光の
みが伝送されるのでビート雑音は発生しない。しかしこ
の構成では、ある光変調器で強度変調された信号光がさ
らに別の光変調器で変調されるので、たとえ入出力特性
が完全に線形である光変調器を用いても、相互変調歪が
不可避的に発生するという問題がある。光変調器の縦続
接続構成による相互変調歪については、土門らによる
「光変調器のカスケード接続構成によるSCM光マルチ
アクセスネットワーク」1993年電子情報通信学会春
季全国大会SB−9−4の文献に詳細に記されている。
【0007】また光変調器の縦続接続構成を用いたSC
M光マルチアクセスネットワークでは、1本の光ファイ
バ伝送路中に多数の光変調器および光増幅器が直列に挿
入されるので、これらの光変調器あるいは光増幅器のう
ちの1つでも故障すると、光ネットワーク全体が停止し
てしまうという問題がある。
【0008】そこで本発明の目的は、各送信光源の波長
を制御することなしにビート雑音劣化を回避できるSC
M光マルチアクセスネットワークを実現することにあ
る。また本発明の目的は、光変調器の縦続接続による相
互変調歪が発生しないSCM光マルチアクセスネットワ
ークを実現することにある。さらに本発明の目的は、一
部の光変調器あるいは光増幅器が故障しても、ネットワ
ーク全体が停止してしまうことのない信頼性の高いSC
M光マルチアクセスネットワークを実現することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明の光ネ
ットワーク端末は、送信光源と、光受信器と、該送信光
源と光受信器を接続する光ファイバ伝送路と、該光ファ
イバ伝送路に直列に挿入された1つあるいは複数の光ネ
ットワーク端末で構成される光ネットワークにおいて、
前記光ファイバ伝送路によって伝送されてきた信号光を
通過光と分岐光に分岐する光分波器と、該分岐光の直流
成分に対する強度変調成分の比率を低減する利得飽和媒
体と、該利得飽和媒体から出力された分岐光を各光ネッ
トワーク端末ごとに異なる周波数の搬送波で強度変調す
る光変調器と、該変調された分岐光を前記通過光と合波
する光合波器を有することを特徴とする。
【0010】請求項2の発明の光ネットワークは、利得
飽和媒体と光変調器を有する複数の光ネットワーク端末
と、送信光源と、複数の入力ポートおよび複数の出力ポ
ートを有するスターカプラと、前記複数の光ネットワー
ク端末と前記スターカプラを接続する複数の光ファイバ
伝送路によって構成され、 前記スターカプラの複数の入
力ポートのうちの1つに前記送信光源からの信号光が入
力され、前記スターカプラの複数の出力ポートから出力
された複数の信号光はそれぞれ前記光ファイバ伝送路に
よって伝送され前記複数の光ネットワーク端末のうちの
ひとつに入力され、該光ネットワーク端末から出力され
た信号光は前記光ファイバ伝送路によって伝送され前記
スターカプラの複数の入力ポートのうちのひとつに入力
される光ネットワークにおいて、 前記各光ネットワーク
端末における入力信号光は前記利得飽和媒体によって直
流成分に対する強度変調成分の比率が低減され、該利得
飽和媒体から出力された信号光は前記光変調器によって
各光ネットワーク端末ごとに異なる周波数の搬送波で強
度変調された後に出力信号として該光ネットワーク端末
から出力されることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の作用を説明する前に参考例についてま
ず説明する。参考例として説明する光ネットワーク端末
の構成は、送信光源と、光受信器と、該送信光源と光受
信器を接続する光ファイバ伝送路と、該光ファイバ伝送
路に直列に挿入された1つあるいは複数の光ネットワー
ク端末で構成される光ネットワークにおいて、前記光フ
ァイバ伝送路によって伝送されてきた信号光を通過光と
分岐光に分岐する光分波器と、該分岐光を各光ネットワ
ーク端末ごとに異なる周波数の搬送波で強度変調する光
変調器と、該変調された分岐光を前記通過光と合波する
光合波器からなる。
【0012】上記の参考例では、各光ネットワーク端末
で信号光の一部のみが分岐され光変調器によって変調さ
れる。ほとんどの信号光はそのまま光ネットワーク端末
を素通りする。このため光変調器が故障した場合でも、
ほとんどの信号光は影響を受けることなく光ネットワー
ク端末を通過する。従ってこの参考例によれば、一部の
光変調器が故障しても光ネットワーク全体が停止するこ
とのない信頼性の高い光ネットワークを実現することが
できる。
【0013】請求項1の発明では、各光ネットワーク端
末で信号光の一部が分岐され、利得飽和媒体を通過した
後に光変調器で変調される。この利得飽和媒体により各
光ネットワーク端末に入力した信号光の強度変調成分が
抑圧され、利得飽和媒体からはほぼ無変調の信号光が出
力される。この信号光を光変調器で変調した場合、光変
調器の縦続接続による歪が大幅に抑圧される。
【0014】請求項2の発明では、各光ネットワーク端
末は送信光源および各光ネットワーク端末から送信され
た信号光を同時に受信する。この信号光は、各光ネット
ワーク端末固有の搬送波で強度変調されているが、利得
飽和媒体を通過することによってこの強度変調成分が抑
制される。従ってこの利得飽和媒体通過後の信号光を光
変調器で強度変調しても、搬送波間の干渉や、相互変調
による歪が生じない。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を説明する前に、上述した参
考例について説明する。
【0016】図1は参考例の構成を示した図である。両
端に送信光源10および光受信器40が接続された光フ
ァイバ伝送路30に3個の光ネットワーク端末100、
101、102が直列に接続されている。送信光源10
から出力された信号光20は、光ネットワーク端末10
0、101、102を通過した後、光受信器40で受信
される。光ネットワーク端末100、101、102の
内部構成、作用はすべて同じであり、これらの光ネット
ワーク端末の構成、作用を、光ネットワーク端末102
を例にとって説明する。
【0017】光ネットワーク端末102では、伝送され
てきた信号光20が光分波器112によって通過光13
2および分岐光142に分岐される。光変調器152に
は各光ネットワーク端末固有の周波数の搬送波162が
印加されており、分岐光 142はこの光変調器152
を通過する際に搬送波162に応じた強度変調を受け
る。分岐光142はさらに光遅延線172を通過した
後、光合波器122で通過光132と合波される。
【0018】この参考例で、光ネットワーク端末102
入力時の信号光20の平均光強度は100μWであっ
た。光分波器112および光合波器122として光ファ
イバカプラが用いられており、光分波器112の通過光
132と分岐光142に対する分岐比率は4対1であっ
た。参考例では、光変調器152として半導体吸収型の
光変調器(E/A光変調器)を用いた。このE/A光変
調器に関しては、例えば鏡らによる「MQW外部変調器
による50チャネルFM−FDM長距離伝送実験」、1
992年電子情報通信学会秋季大会、B−713の文献
に詳しく述べられている。この光変調器152の光損失
は−6dBで、搬送波162による強度変調の変調度は
40%であった。さらに光合波器122の通過光132
と分岐光142に対する合波比率は1対1であった。従
って光合波器122出力時の通過光132の平均光強度
は40μWであった。また分岐光142の平均光強度は
2.5μWであり、搬送波162によってゼロ/ピーク
振幅が1μWである強度変調がかかっている。従って光
ネットワーク端末102全体としての光損失は約−3.
7dBであり、光ネットワーク端末102を通過するこ
とによって光変調度約2.4%の変調が信号光にかけら
れる。
【0019】参考例では、光遅延線172として長さ2
0mの光ファイバが用いられた。また、信号光20のス
ペクトル線幅は20MHzであり、その可干渉距離(コ
ヒーレント長)は約1.6mであった。このように、通
過光132と分岐光142には、可干渉距離よりもはる
かに大きい光路長差が光遅延線172によって与えられ
ており、両者の可干渉性は非常に低くなっている。これ
によって通過光132と分岐光142を合波する際、両
者のコヒーレントな干渉によって互いに打ち消し合うこ
とが回避されている。
【0020】図2は参考例における受信信号50の周波
数スペクトルを示したものである。受信信号50には光
ネットワーク端末100、101,102からの搬送波
160、161,162が周波数多重されている。搬送
波160、161,162の中心周波数はそれぞれ50
0MHz、600MHz、700MHzであり、いずれ
も映像信号によってピーク周波数変移量17MHzのF
M変調がかけられている。この受信信号50をチューナ
およびFM復調器に入力することにより任意の光ネット
ワーク端末からの映像信号をとりだすことができる。な
お周波数スペクトルの直流付近にあらわれた雑音は、各
光ネットワーク端末で通過光と分岐光を合波する際に発
生するビート雑音である。このビート雑音は直流付近に
集中しているため、搬送波160、161、162の伝
送にほとんど影響を与えない。
【0021】図3は本発明の請求項1の発明の実施例
光ネットワーク端末の構成図である。本実施例におい
て、光ネットワークの全体構成は参考例と同じである。
図3の光ネットワーク端末102は参考例のものとほぼ
同じ構成であるが、分岐光142を増幅する光増幅器1
82および利得飽和媒体192が新たに付け加えられて
いる。この光増幅器182および利得飽和媒体192と
して、進行波型の半導体光増幅器が用いられた。半導体
光増幅器に関しては、例えば車らによる「両端面窓構造
を有する1.5μm帯進行波形半導体光増幅器」、19
89年電子情報通信学会春季大会、C−409、の文献
に詳しく述べられている。
【0022】本実施例で、光ネットワーク端末102入
力時の信号光20の平均光強度は200μWであり、光
分波器112の通過光132と分岐光142に対する分
岐比率は9対1であった。したがって光増幅器182の
入力光強度は20μWとなる。光増幅器182の利得は
14dBであり、これによって分岐光142の平均光強
度は0.5mWに増幅される。図4に利得飽和媒体19
2の入出力特性を示す。利得飽和媒体192は、入力信
号光強度が小さい場合は約16dBの利得を持つが、図
4に示されるように0.5mWの強度の分岐光が入力し
た場合、入力光強度が変化しても出力強度はほとんど変
化せずほぼ一定の値(2mW)をとる。本実施例で、信
号光20は、光ネットワーク端末100、101、を通
過する際に搬送波160、161による強度変調を受け
ており、その光変調度は搬送波1波当り約10%であっ
た。これに対して、利得飽和媒体192を通過した後の
分岐光142の光変調度は約1%に低減された。
【0023】この分岐光142は、参考例と同様、光変
調器152で搬送波162による強度変調を受け、光遅
延線172を通過した後、光合波器122で通過光13
2と合波される。本実施例では光変調器152の光損失
は−7dBで、搬送波162による強度変調の変調度は
40%であった。従って光変調器152通過後の分岐光
142の平均光強度は400μWであり、搬送波162
による強度変調のゼロ/ピーク振幅は160μWであっ
た。また光合波器122の通過光132と分岐光142
に対する合波比率は9対1であった。このため光合波器
122出力における通過光132の平均光強度は162
μW、分岐光142の平均光強度は40μWとなる。こ
の場合、トータルの光強度はほぼ200μWとなり、従
って光ネットワーク端末102全体としての光損失はほ
ぼゼロとなる。この場合の搬送波160、161,16
2による強度変調のゼロ/ピーク振幅は、いずれも約1
6μWとなる。従って搬送波160、161、162に
よる強度変調の変調度は約8%となる。
【0024】本実施例では、光変調器152に入力する
分岐光142の強度変調が利得飽和媒体192によって
抑圧されるため、光変調器の縦続接続による歪が大幅に
低減される。本実施例の光変調器の縦続接続による2次
相互変調歪と搬送波の強度比(IM2/C)は−46d
B以下であり、光変調器の縦続接続による3次相互変調
歪搬送波の強度比(IM3/C)は−92dB以下であ
った。なお利得飽和媒体192が無い場合のIM2/C
は−26dB、IM3/Cは−52dBであった。この
ように利得飽和媒体192を用いることによって、光変
調器の縦続接続による歪を2次歪で20dB、3次歪で
40dBも改善することができた。
【0025】図4は本発明の請求項2の発明の実施例
光ネットワークの構成図である。本実施例において、ス
ターカプラ60は4個の入力ポート200、201、2
02、203および4個の出力ポート210、211、
212、213を有し、入力ポート203には送信光源
10から信号光243が入力される。出力ポート21
0、211、212から出力された信号光220、22
1、222は光ファイバ230、231、232を通っ
て光ネットワーク端末100、101、102に入力さ
れる。出力ポート213は無反射終端されている。また
光ネットワーク端末100、101、102から出力さ
れた信号光240、241、242は光ファイバ25
0、251、252を通ってスターカプラ60の入力ポ
ート200、201、202に入力される。
【0026】光ネットワーク端末100では、伝送され
てきた信号光220の一部が光分波器112によって分
波され、光受信器70で高周波信号80に変換される。
残りの信号光260は光増幅器180で増幅され、利得
飽和媒体190に入力される。請求項1の発明の実施例
と同様に、光増幅器180および利得飽和媒体190と
して進行波型の半導体増幅器が用いられた。利得飽和媒
体190から出力された信号光270は、請求項1の発
明の実施例と同様に強度変調成分が抑圧されている。こ
の信号光270は光変調器150に入力され、搬送波1
60によって強度変調される。光変調器150から出力
された信号光240は、光ファイバ250を通してスタ
ーカプラ60の入力ポート200に入力される。他の光
ネットワーク端末101、102の構成も光ネットワー
ク端末100と同じであり、光ネットワーク端末10
1、102から出力された信号光241、242はそれ
ぞれ搬送波161、162で強度変調されている。
【0027】光ネットワーク端末100、101、10
2、および送信光源10から出力された信号光240、
241、242、243は、スターカプラ60で合波お
よび分波され、信号光230、231、232としてス
ターカプラ60から出力される。従って、例えば光ネッ
トワーク端末100の光受信器40から出力された受信
信号50には、搬送波160、161、162が周波数
多重されており、これを選局および復調することにより
光ネットワーク端末101、102からの信号を受信す
ることができる。このように本実施例では光ネットワー
ク端末100、101、102の間で相互に情報を伝送
することができる。
【0028】また光ネットワーク端末100、101、
102、および送信光源10から出力された信号光24
0、241、242、243はいずれも同一の波長であ
る。従って、これらが合波された信号光230、23
1、232を受信しても、ビート雑音は直流付近に集中
するため、搬送波160、161、162の伝送にほと
んど影響を与えない。
【0029】さらに光変調器150に入力される信号光
270は、利得飽和媒体190によって強度変調成分が
抑圧され、ほぼ無変調となっている。従ってこの信号光
270を光変調器150で変調する際、搬送波160、
161、162間の干渉や相互作用による歪がほとんど
発生しない。
【0030】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、信
頼性が高く、低歪であり、かつビート雑音による劣化が
生じないサブキャリア多重光マルチアクセスネットワー
クを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例の光ネットワークの構成を示した図で
ある。
【図2】 参考例における受信信号50の周波数スペク
トルを示した図である。
【図3】 本発明の請求項1の発明の実施例の光ネット
ワーク端末102の構成を示したものである。
【図4】 本発明の請求項1の発明の実施例で用いられ
た利得飽和媒体192の入出力特性を示した図である。
【図5】 本発明の請求項2の発明の実施例の光ネット
ワークの構成を示した図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信光源と、光受信器と、該送信光源と光
    受信器を接続する光ファイバ伝送路と、該光ファイバ伝
    送路に直列に挿入された1つあるいは複数の光ネットワ
    ーク端末で構成される光ネットワーにおいて使用され
    る光ネットワーク端末であって、 前記光ファイバ伝送路によって伝送されてきた信号光を
    通過光と分岐光に分岐する光分波器と、該分岐光の直流
    成分に対する強度変調成分の比率を低減する利得飽和媒
    体と、該利得飽和媒体から出力された分岐光を各光ネッ
    トワーク端末ごとに異なる周波数の搬送波強度変調する
    光変調器と、該変調された分岐光を前記通過光と合波す
    る光合波器を有することを特徴とする光ネットワーク端
    末。
  2. 【請求項2】利得飽和媒体と光変調器を有する複数の光
    ネットワーク端末と、送信光源と、複数の入力ポートお
    よび複数の出力ポートを有するスターカプラと、前記複
    数の光ネットワーク端末と前記スターカプラを接続する
    複数の光ファイバ伝送路によって構成され、 前記スターカプラの複数の入力ポートのうち1つに前記
    送信光源からの信号光が入力され、前記スターカプラの
    複数の出力ポートから出力された複数の信号光はそれぞ
    れ前記光ファイバ伝送路によって伝送され前記複数の光
    ネットワーク端末のうちのひとつに入力され、該光ネッ
    トワーク端末から出力された信号光は前記光ファイバ伝
    送路によって伝送され前記スターカプラの複数の入力ポ
    ートのうちひとつに入力される光ネットワークにおい
    て、 前記各光ネットワーク端末における入力信号光は前記利
    得飽和媒体によって直流成分に対する強度変調成分の比
    率が低減され、該利得飽和媒体から出力された信号光は
    前記光変調器によって各光ネットワーク端末ごとに異な
    る周波数の搬送波で強度変調された後に出力信号とし
    て該光ネットワーク端末から出力されることを特徴とす
    る光ネットワーク。
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