JP2000078090A - 光伝送システム - Google Patents

光伝送システム

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JP2000078090A
JP2000078090A JP11052781A JP5278199A JP2000078090A JP 2000078090 A JP2000078090 A JP 2000078090A JP 11052781 A JP11052781 A JP 11052781A JP 5278199 A JP5278199 A JP 5278199A JP 2000078090 A JP2000078090 A JP 2000078090A
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Japan
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optical
signal
electric
light
unit
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JP11052781A
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English (en)
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Shinichi Takashima
伸一 高島
Masafumi Tawara
雅史 田原
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被伝送信号に高調波成分等による悪影響を及
ぼすことがなく、非常に高品質な信号伝送が可能でコス
トが安い光伝送システムを提供する。 【解決手段】 光送信部1から送信される光信号を光フ
ァイバ5により伝送し、光受信部2により受信する。光
送信部1には、入力部8から入力されるサブキャリア多
重電気信号を2つの経路に分けて各信号を位相が互いに
180度ずれた状態とする方向性結合器6と、これらの
各電気信号をそれぞれほぼ同一の強度変調度でほぼ同一
の光強度でほぼ同一の周波数変移量となるように光周波
数変調する第1と第2の電気/光変換部7a,7bと、
これらの変調された光を合波する光合波器10と、光合
波器10で合波した光を出力する光出力部20を設け、
光合波器10で合波した光を電気に変換した後に光に変
換して強度変調することをせずに、光合波器10で合波
した光を光のまま光信号として出力して伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加入者系光通信シ
ステム、光CATV幹線及び分配システム、光ITVシ
ステム、光伝送監視システムなどの各種光伝送システム
等に関するもので、特にTV信号などのアナログ信号を
伝送する光伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】TV信号などのアナログ信号を伝送する
光伝送システムは各種検討されており、特開平8―18
537号公報には、図8に示すような光伝送システムが
提案されている。
【0003】同図に示す光伝送システムは、光送信部1
と、光ファイバ5と、光受信部2とを有しており、光フ
ァイバ5には、複数の光ファイバアンプ3および光分配
器4が介設されている。
【0004】光送信部1には、周波数分割多重されたア
ナログの多チャンネルAM電気信号の入力部8と、入力
部8から入力される電気信号を光の周波数変調信号に変
換する電気/光変換器7と、電気/光変換器7との光周
波数差による光のビート信号を作り出すための局発光を
発信する局発光発信部23と、この局発光発信部23か
らの局発光と電気/光変換器7からの光とを合波する光
合波器10と、光合波器10で合波した2波の光信号を
ヘテロダイン検波するための検波用の光/電気変換器2
6と、光/電気変換器26から出力されるFM信号を増
幅するための増幅器24と、増幅器24で増幅されたF
M信号を光強度変調して送信するための強度変調用の電
気/光変換器25とを有している。
【0005】また、光送信部1には、周波数安定化回路
12が設けられており、周波数安定化回路12により、
FM信号の中心周波数が常に一定となるように局発光発
信部23の駆動電流を制御するようになっている。
【0006】光受信部2には、受信した光強度変調光を
電気のFM信号に変換するための光/電気変換器13
と、FM信号をもとの周波数多重された多チャンネルA
M信号に変換するためのFM復調器14と、復調信号に
残留するもとのFM信号を除くためのLPS(Low
Pass Filter;低域通過フィルタ)15と、
復調されたAM信号を十分なレベルに増幅する増幅器1
6とを有している。
【0007】このようなシステムにおいては、被伝送信
号である多チャンネルAM信号は、光送信部1で1チャ
ンネルのFM信号に変換され、FM信号として伝送され
るため、光送信部1内の電気/光変換器7により直接強
度変調信号光に変換して光ファイバ5内を伝送する場合
に比べ、光受信部2内のFM復調器14で復調されると
きのFM利得により、低雑音特性を有する光伝送システ
ムの実現が可能であり、また、光ファイバ5中での光反
射や非線形現象などに対しても強く、システム規模の拡
大が可能とされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記光
伝送システムにおいて、電気/光変換器7には、通常半
導体レーザダイオードが用いられるが、入力部8から入
力された多チャンネルAM電気信号を半導体レーザダイ
オードによって周波数変調する際に、同時に強度変調信
号も発生するため、光/電気変換器26から出力される
電気信号には前記ビート信号であるFM信号と、電気/
光変換器7で生じる強度変調成分の2成分が残存し、こ
の強度変調成分が被伝送信号の品質を劣化させるといっ
た問題があった。
【0009】また、前記光伝送システムにおいては、光
送信部1から十分なレベルおよび光変調度を持った光信
号を送出するため、光/電気変換器26から出力信号を
増幅器24で増幅し、その後、電気/光変換器25で強
度変調を行なう必要があり、この際、増幅器24および
電気/光変換器25の特性により、主信号であるFM信
号の高調波歪み成分が生じ、この高調波歪み成分(2次
高調波)も被伝送信号の品質を劣化させるといった問題
があった。
【0010】すなわち、これらの強度変調成分や高調波
歪み成分が残存した状態で光信号が伝送されると、この
光信号を光受信部2で電気信号に変換したときに、図9
に示すように、被伝送信号であるFM信号(特性線a)
のほかに、もとの多チャンネルAM信号の強度変調成分
(特性線b)と、2次高調波成分(特性線c)が得ら
れ、復調信号に歪みや雑音特性の劣化が生じてしまう。
なお、通常、前記強度変調成分は、50〜800MHz
程度、FM信号の中心周波数fcは、3〜4GHz程度
となる。そして、前記強度変調成分は、主に歪み特性に
悪影響を与え、前記高調波歪み成分は、雑音特性に悪影
響を与える。
【0011】さらに、サブキャリア多重信号を直接強度
変調し、伝送する光伝送システムに比べると、伝送路中
の波長分散による歪み特性の劣化は小さいものの、それ
でも約10km以上の伝送距離になると、歪み特性が大
きく劣化することが報告されている(信学技報OCS9
7−13)。さらにまた、電気増幅器24として、通常
は、伝送帯域が約6GHz以上の広帯域増幅器が用いら
れ、電気/光変換器25としては、同じく広帯域の強度
変調レーザダイオードが用いられるが、これらの光部品
は非常に高価であり、したがって、光伝送システムのコ
ストが高コストになってしまうといった問題もあった。
【0012】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたものであり、その目的は、被伝送信号に強度
変調成分や高調波歪み成分による悪影響を及ぼすことが
なく、かつ、光ファイバの非線形効果による悪影響を及
ぼすこともなく、非常に高品質な信号伝送が可能でコス
トが安い光伝送システムを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成をもって課題を解決するた
めの手段としている。すなわち、本発明は、光送信部
と、該光送信部から送信される光信号を伝送する光伝送
路と、該光伝送路を伝送した光信号を受信する光受信部
とを有し、前記光送信部には、サブキャリア多重電気信
号の入力部と、該入力部から入力されるサブキャリア電
気信号を2つの経路に分ける信号分配部と、該信号分配
部で分配された各電気信号をそれぞれほぼ同一の強度変
調度でほぼ同一の光強度でほぼ同一の周波数変移量とな
るように光周波数変調する第1と第2の電気/光変換部
と、これら第1と第2の電気/光変換部でそれぞれ周波
数変調された光信号を合波する光合波部と、該光合波部
で合波した光信号を出力する光出力部と、前記第1、第
2の電気/光変換部でそれぞれ変調される光信号の偏波
方向が互いに一致した状態で前記光合波部に入力される
ようにする偏波方向調整手段と、前記第1と第2の電気
/光変換部でそれぞれ変調される光信号の強度変調成分
および光周波数変調成分の位相が互いに180度ずれた
状態で前記光合波部に入力されるように調整する位相調
整手段とを有する構成を持って課題を解決する手段とし
ている。
【0014】また、前記光送信器には、被伝送信号光を
光位相変調する光位相変調手段が設けられていることも
本発明の特徴的な構成とされている。
【0015】上記構成の本発明において、入力部から入
力されるサブキャリア多重電気信号が信号分配部で2つ
の経路で分配され、分配された各電気信号は、それぞ
れ、第1と第2の電気/光変換部により、ほぼ同一の強
度変調度でほぼ同一の光強度でほぼ同一の周波数変移量
となるように光周波数変調され、これら第1と第2の電
気/光変換部から出力される光信号が、光合波部により
合波されるが、位相調整手段によって、前記第1と第2
の電気/光変換部による強度変調成分の位相が互いに1
80度ずれた状態で前記光合波部に入力されるように調
整されるため、例えば、入力部に入力される電気信号が
正弦波的に時間変化するものとすると、第1の電気/光
変換部から出力される信号光強度は、図2の(a)に示
すように時間変化し、第2の電気/光変換部から出力さ
れる信号光強度は、同図の(b)に示すように時間変化
する。
【0016】そして、両者の光強度は共にP1で互いに
等しく、光強度変調度も共にΔP/P1で互いに等し
く、位相が互いに180度ずれているために、これらの
光が光合波器10により合波されると、同図の(c)に
示すように、光合波部により合波した後の光信号の強度
は時間変化することがほとんどなく、したがって、入力
電気信号に起因する強度変調成分が伝送されることを防
ぐことが可能となる。
【0017】また、上記構成の本発明においては、2つ
の経路に分けた電気信号を、第1と第2の電気/光変換
部により、ほぼ同一の周波数変移量となるように光周波
数変調しており、第1、第2の電気/光変換部から出力
される光信号は、周波数変調成分の位相が互いに180
度ずれているために、第1の電気/光変換部から出力さ
れる信号光波長が、図2の(d)に示すように時間変化
し、出力光が波長λ1を中心としてΔλの振幅をもって
波長変移(光周波数変移)するとき、第2の電気/光変
換部から出力される信号光波長は、同図の(e)に示す
ように時間変化し、同図の(d)に示す出力光と位相が
180度ずれた状態で、波長λ2を中心としてΔλの振
幅をもって波長変移(光周波数変移)する。
【0018】これらの信号光波長は、変調信号が例えば
正弦波の場合には、このように正弦波的に時間変化する
が、光伝送路に波長分散がある場合には、その伝送距離
や波長に応じて分散の影響を受け、光波長の時間変化は
正弦波から歪んだ波形に変化する。例えば第1の電気/
光変換器から出力された信号光波長が図2の(f)に示
すように、第2の電気/光変換器から出力された信号光
波長が図2の(g)に示すように、各々光伝送路を伝搬
することで波長分散の影響を受けて波形が歪む。そし
て、このような波長分散による波形歪みは、特に偶数次
歪みの影響が強く出ることが分かっている。
【0019】しかし、本発明の光伝送システムでは、こ
れらの光波の波長差をとると、同図の(h)に示すよう
に時間変化するようになり、光の分散による偶数次歪み
が互いにキャンセルされ、波長(λ1−λ2)を中心と
して、2Δλ1の振幅で、歪むことなく正弦波的に時間
変化することになるため、被伝送信号が持つ情報は的確
に伝達される。
【0020】さらに、本発明においては、前記光合波部
で合波した光を光出力部で出力するようになっており、
従来の光伝送システムのように、光合波部で合波した光
を一度電気信号に変換した後、再度、光送信用光/電気
変換器等の光部品によって光信号に変換し、光強度変調
して送信することをしないため、この光部品などの特性
により、主信号であるFM信号の高調波歪み成分が生じ
ることもないし、前記光送信器や電気増幅器などを必要
としない分だけ光伝送システムのコストを安くすること
が可能となり、上記課題が解決される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重
複説明は省略する。図1には、本発明に係る光伝送シス
テムの第1実施形態例の要部構成がブロック図により示
されている。同図に示すように、本実施形態例の光伝送
システムも従来の光伝送システムと同様に、光送信部1
と、光送信部1から送信される光信号を伝送する光伝送
路としての光ファイバ5と、光ファイバ5を伝送した光
信号を受信する光受信部2とを有しており、光ファイバ
5には、複数の光ファイバアンプ3および光分配器4が
介設されている。
【0022】本実施形態例では、光送信部1は、入力部
8と、方向性結合器6と、電気/光変換器7(第1の電
気/光変換器7a、第2の電気/光変換器7b)と、光
合波器10と、光/電気変換器11と、周波数安定化回
路12と、光出力部20とを有しており、第1、第2の
電気/光変換器7a,7bと光合波器10は偏波保持光
ファイバ9により接続されている。
【0023】入力部8は、サブキャリア多重電気信号の
入力部であり、本実施形態例では、入力部8には、周波
数分割多重されたアナログの多チャンネルAM電気信号
が入力される。
【0024】方向性結合器6は、入力部8から入力され
る電気信号を2つの経路に分ける信号分配器として機能
する。なお、方向性結合器6は、入力電気信号を2つの
経路に分けるとともに、2つの経路の電気信号を互いに
位相が180度ずれた信号として、それぞれ、第1、第
2の電気/光変換器7a,7bに入力する。
【0025】第1と第2の電気/光変換器7a,7b
は、方向性結合器6で分配された各電気信号をそれぞれ
ほぼ同一の強度変調度で、ほぼ同一の光強度で、ほぼ同
一の周波数変移量となるように光周波数変調する第1と
第2の電気/光変換部として機能する。また、第1と第
2の電気/光変換器7a,7bは、互いに光の偏波方向
が一致する光を出力するようになっている。
【0026】ここで第1と第2の電気/光変換器7a,
7bとしては通常分布帰還型(DFB)レーザーダイオ
ードが用いられる。そして2つの電気/光変換器7a,
7bがほぼ同一の光強度で、ほぼ同一の光変調度でほぼ
同一の周波数変移量で光周波数変調するためには、例え
ば以下のような2つのレーザーダイオードが必要とな
る。理想的には光波長がほぼ同一であることで、伝送す
るFM信号の中心周波数を所望の3〜4GHzに容易に
設定することが可能となり、光周波数変調効率(FM効
率)がほぼ同一であることで同一の周波数変移量に容易
に設定することが可能となり、電気/光変換効率がほぼ
同一であることにより同一の光強度、光強度変調度に容
易に設定することが可能である。従って、例えば、同じ
ウエハの、好ましくは互いに隣合わせの部分から切り出
したLDチップを用いる等して、これらの各特性がほぼ
同一である2つのレーザーダイオードを用意することで
2つの電気/光変換器が容易に実現可能である。
【0027】しかしながら、これらの諸特性がすべて同
一であるレーザーダイオードを用意することは容易では
ないので、例えば以下のような手段で第1と第2の電気
/光変換器を実現する。すなわち、電気/光変換効率が
異なる2つのレーザーダイオードに対し、2つに分配さ
れた入力多チャンネルAM信号のレベルを、各々独立に
調整する。例えば図1において、方向性結合器6の後、
電気/光変換器7の前にRF減衰器を挿入することで、
電気/光変換器7a,7bからの出力信号光の各々の光
強度変調度がほぼ同一になるように調整することが可能
となる。また、同じく電気/光変換効率が異なる2つの
レーザーダイオードに対し、例えば電気/光変換器7
a,7bの各々の光出力部(図1では電気/光変換器7
と光合波器10の間)に光減衰器を挿入し2つのレーザ
ーダイオードの発光強度を独立に調整することで、電気
/光変換器7a,7bからの光強度をほぼ同一に調整す
ることが可能となる。
【0028】以上のような調整手段を設けることによ
り、電気/光変換効率が異なる2つのレーザーダイオー
ドに対しても本発明を実現するための電気/光変換器7
を組み上げる事が可能となる。また、電気/光変換器7
a,7bから出力される光の偏波方向を一致させるため
には、電気/光変換器7a,7bおよびそのそれぞれの
偏波保持光ファイバ9との結合部分の光学的配置を調整
すればよい。
【0029】以上のような第1、第2の電気/光変換器
7a,7bで周波数変調された光は、それぞれ、偏波保
持光ファイバ9を通り、偏波保持された状態で、光合波
器10に入力されるようになっており、偏波保持光ファ
イバ9は、第1、第2の電気/光変換器7a,7bで変
調された光の偏波方向が互いに一致する状態で光合波器
10に入力されるようにする偏波方向調整手段として機
能する。
【0030】光合波器10は、これら第1と第2の電気
/光変換部7a,7bでそれぞれ光周波数変調された光
を合波する光合波部として機能するものであり、光出力
部20は、この光合波器10で合波した光(2つの信号
光)を出力するものである。なお、本実施形態例では、
被伝送信号の雑音特性を良くするために、光送信部1か
ら出力する2つの信号光の光線幅として、各々約100
KHz以下としている。
【0031】また、前記方向性結合器6は、前記の如
く、入力電気信号を、2つの互いに位相が180度ずれ
た2つの電気信号に分けて第1、第2の電気/光変換器
7a,7bに入力することから、第1と第2の電気/光
変換部7a,7bによる強度変調成分および光周波数成
分の位相が互いに180度ずれた状態で光合波器10に
入力されるように調整する位相調整手段としても機能す
る。
【0032】光/電気変換器11は、光合波器10で合
波した光の一部を光/電気変換し、周波数安定化回路1
2に入力する。周波数安定化回路12は、光送信部1か
ら送信されるFM信号、すなわち、第1、第2の電気/
光変換器7a,7bからそれぞれ出力される光信号の波
長差に相当する周波数に現れるFM信号の中心周波数が
常に一定となるように、電気/光変換器7bの駆動電流
をフィードバック制御する。
【0033】前記光受信部2は、光/電気変換器13
と、FM復調器14と、LPF15と、増幅器16とを
有しており、光受信部2の構成は従来例の光伝送システ
ムにおける光受信部2と同様に構成されている。
【0034】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、本実施形態例では、入力部8から入力された電気信
号を方向性結合器6によって2つの経路に分け、2つの
信号を互いに位相が180度ずれた状態として、それぞ
れ第1、第2の電気/光変換器7a,7bに入力する。
そして、第1と第2の電気/光変換器7a,7bによ
り、ほぼ同一の強度変調度で、ほぼ同一の光強度となる
ように周波数変調するために、例えば、入力部8に入力
される多チャンネルAM信号が正弦波的に時間変化する
ものとすると、第1の電気/光変換器7aから出力され
る信号光強度は、図2の(a)に示すように時間変化
し、第2の電気/光変換器7bから出力される信号光強
度は、同図の(b)に示すように時間変化する。
【0035】そして、両者の光強度は共にP1で互いに
等しく、光強度変調度も共にΔP/P1で互いに等し
く、位相が互いに180度ずれているために、これらの
光が光合波器10により合波されると、その信号光強度
は、同図の(c)に示すように、時間変化することなく
一定となり、本実施形態例においては、従来例のよう
に、図9に示した強度変調成分はほとんど生じない。
【0036】また、本実施形態例では、前記方向性結合
器6によって2つの経路に分けた電気信号を、第1と第
2の電気/光変換器7a,7bにより、ほぼ同一の周波
数変移量となるように光周波数変調しており、これらの
周波数変調光は、位相が互いに180度ずれているため
に、第1の電気/光変換器7aから出力される信号光波
長が、図2の(d)に示すように時間変化し、出力光が
波長λ1を中心としてΔλの振幅をもって波長変移(光
周波数変移)するとき、第2の電気/光変換器7aから
出力される信号光波長は、図2の(e)に示すように時
間変化し、同図の(d)に示す出力光と位相が180度
ずれた状態で、波長λ2を中心としてΔλの振幅をもっ
て波長変移(光周波数変移)する。
【0037】これらの光は光合波器10によって合波さ
れて送信され、光ファイバ5を伝送した後、光受信部2
に受信され、光/電気変換器13によって光/電気変換
されるが、光/電気変換器13で上記2つの光を受信す
ると、近接した2光波を受信するので、2光波の光波長
差に相当する周波数にビート信号が生じる。上記2光波
の波長差をとると、同図の(h)に示すように時間変化
するようになり、光の分散による偶数次歪みが互いにキ
ャンセルされ、波長(λ1−λ2)を中心として、2Δ
λ1の振幅で、歪むことなく正弦波的に時間変化するこ
とになるため、前記多チャンネルAM電気信号が持って
いた情報が、光信号によって、光送信部1から光受信部
2に正確に伝達される。
【0038】また、本実施形態例では、第1、第2の電
気/光変換器7a,7bでそれぞれ変調される光を偏波
保持光ファイバ9を介して光合波器10に入力するよう
にし、それにより、前記光の偏波方向が互いに一致した
状態で光合波器10に入力されるようにしているため
に、光の偏波方向が互いに異なる状態で光合波器10に
入力して合波されて伝送される場合と異なり、前記ビー
ト信号の強度が最大限に受信される。
【0039】さらに、本実施形態例では、光合波器10
で合波した光を光信号のまま伝送するため、従来のよう
に、光合波器10で合波した光を光/電気変換器26に
よって一度電気信号に変換した後、この電気信号を増幅
器24で十分なレベルに増幅し、再度、電気/光変換器
25で光強度変調信号に変換して出力する場合と異な
り、増幅器24および電気/光変換器25で生じるFM
信号の高調波成分(図9)がほとんど生じない。したが
って、本実施形態例において、光送信部1から出力され
る信号を光受信部2で受信して光/電気変換したときの
周波数スペクトルは、図3に示すように、図9に示した
強度変調成分や高調波成分の影響のない信号となり、被
伝送信号を復調するときにも、高調波成分による雑音劣
化がなく、良好な特性が得られることになる。
【0040】なお、光/電気変換器13で光/電気変換
された信号は、FM復調器14で周波数変調成分をもと
のサブキャリア多重電気信号(多チャンネルAM信号)
に復調される。そして、LPF15を通って、復調信号
に残留するもとのFM信号を除かれた後、増幅器16に
より、十分なレベルの多チャンネルAM信号に増幅され
て出力される。
【0041】本実施形態例によれば、上記のように、入
力信号に起因する強度変調成分が光受信部2側に伝送さ
れることを防ぐことができ、光受信部2による受信信号
を歪むことなく正弦波的に時間変化する強い強度の信号
とすることができ、従来の光伝送システムのように光合
波器10で合波した光を一度電気信号に変換した後再度
光信号に変換して光強度変調して送信することをしない
ため、主信号であるFM信号の2次高調波歪み成分が生
じることを抑制することもでき、さらに、光伝送路中で
の偶数次の分散歪を伝送距離に関係なくほぼ完全にキャ
ンセルできるため、FM信号の伝送により、情報伝送を
非常に正確に行なうことができる。
【0042】また、本実施形態例によれば、従来例と異
なり、広帯域の電気増幅器24や、光/電気変換器26
で変換した電気信号を光強度変調して送信する電気/光
変換器25を必要としない分だけ、光伝送システムのコ
ストを安くすることができる。
【0043】なお、特許公報第2743911号には、
図7の(a)に示すような構成を備えた光ヘテロダイン
型FM変調装置33が提案されており、この提案の光ヘ
テロダイン型FM変調装置33は、入力部8から入力さ
れた電気信号を分波器30で2つの経路に分波し、半導
体レーザ31,32によりそれぞれ電気/光変換した
後、光合波器10で合波し、フォトダイオード34で光
/電気変換するものである。この提案の装置において
も、分波器30から出力される2つの周波数多重信号
は、互いに位相が180度反転した同一の周波数多重信
号であるとされているため、このヘテロダイン型FM変
調装置33を用いることにより、本実施形態例と同様
に、前記強度変調成分が生じない信号を伝送することが
可能となり、かつ、伝送信号が歪みなく正弦波的に時間
変化すると考えられる。
【0044】しかしながら、この提案の装置はFM変調
装置であり、従来のFM変調装置と同様の発想に基づい
て提案されているために、光合波器10で合波した光を
フォトダイオード34によって光/電気変換して電気信
号により出力しており、前記特許公報に記載されている
光伝送システムは、同図の(b)に示されるように、へ
テロダイン型FM変調装置33の出力側には増幅器24
を設け、従来の光伝送システムにおいて光送信部1内に
設けた増幅器24と同様に、増幅器24によってへテロ
ダイン型FM変調装置33の出力を十分なレベルに増幅
した後、送信光源35によって光強度変調して光ファイ
バ5に送信する光伝送システムである。
【0045】すなわち、同図に示す光伝送システムは、
本実施形態例の光伝送システムと異なり、光合波器10
で合波した光を、光のまま被伝送信号として送信するシ
ステムではないために、従来の光伝送システムと同様
に、増幅器24および送信光源35でFM信号の高調波
成分が発生することになる。
【0046】また、同図に示す光伝送システムにおいて
は、従来の光伝送システムにおける電気/光変換器25
と同様に、送信光源35によって光強度変調を行なうた
め、伝送距離が長い場合には、光ファイバ伝送路中の波
長分散による歪み特性劣化が生じる。また、ヘテロダイ
ン型FM変調装置33内に設けられるフォトダイオード
34や、電気増幅器24や、送信光源35として用いら
れる強度変調レーザダイオードは非常に高価であり、し
たがって、同図に示す光伝送システムは、コストが高コ
ストになってしまうといった問題もある。
【0047】それに対し、本実施形態例によれば、上記
の如く、光合波器10で合波した光を光のまま出力する
ために、主信号であるFM信号の高調波歪み成分が生じ
ることもなく、FM信号の伝送により、情報などを非常
に正確に行なうことができるし、電気増幅器24や送信
光源35などの高価な光部品を必要としない分だけ光伝
送システムのコストを安くすることができるといった優
れた効果を奏することができる。
【0048】図4には、本発明に係る光伝送システムの
第2実施形態例に設けられる光送信部1の要部構成がブ
ロック図により示されている。同図において、上記第1
実施形態例と同一名称部分には同一符号が付してあり、
その重複説明は省略する。
【0049】本実施形態例の光伝送システムは、上記第
1実施形態例の光伝送システムとほぼ同様に構成されて
おり、本実施形態例が上記第1実施形態例と異なる特徴
的なことは、光送信部1に、方向性結合器6の代わり
に、分配器17と電気位相調整器18を設け、分配器1
7により、入力部8から入力されるサブキャリア電気信
号を2つの経路に分ける信号分配器を構成し、電気位相
調整器18により、第1と第2の電気/光変換部7a,
7bによる強度変調成分および周波数変調成分の位相が
互いに180度ずれた状態で光合波器10に入力される
ように調整する位相調整手段を構成したことである。
【0050】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、本実施形態例では、入力部に入力された多チャンネ
ルAM信号が分配器17により2つの経路に分配され、
そのうちの一方が電気位相調整器18によって位相調整
され、第2の電気/光変換器7bに入力される電気信号
が第1の電気/光変換器7aに入力される電気信号の位
相に対して180度ずれた状態となる。
【0051】なお、本実施形態例において、上記以外の
動作は、上記第1実施形態例と同様に行われ、本実施形
態例でも上記第1実施形態例と同様の効果を奏すること
ができる。
【0052】図5には、本発明に係る光伝送システムの
第3実施形態例に設けられる光送信部1の要部構成がブ
ロック図により示されている。同図において、上記第1
および第2実施形態例と同一名称部分には同一符号が付
してあり、その重複説明は省略する。
【0053】本実施形態例の光伝送システムは、上記第
2実施形態例の光伝送システムとほぼ同様に構成されて
おり、本実施形態例が上記第2実施形態例と異なる特徴
的なことは、光送信部1に、電気位相調整器18の代わ
りに光位相調整器19を設け、光位相調整器19によ
り、第1と第2の電気/光変換部7a,7bによる強度
変調成分および周波数変調成分の位相が互いに180度
ずれた状態で光合波器10に入力されるように調整する
位相調整手段を構成したことである。
【0054】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、本実施形態例では、入力部に入力された多チャンネ
ルAM信号が分配器17により2つの経路に分配され、
それぞれ、第1,第2の電気/光変換器7a,7bに入
力されて、これらの電気信号が第1と第2の電気/光変
換器7a,7bによって、ほぼ同一の強度変調度で、ほ
ぼ同一の光強度で、ほぼ同一の周波数変移量となるよう
に光周波数変調される。
【0055】また、第1、第2の電気/光変換器7a,
7bから出力される光信号は、その偏波方向が互いに一
致する光信号とされる。その後、これらの光ファイバ
は、それぞれ、第1、第2の電気/光変換器7a,7b
に接続されている偏波保持光ファイバ9を通り、第1の
電気/光変換器7aで変換された光は光合波器10に入
力し、第2の電気/光変換器7bで変換された光は、光
位相調整器19に入力する。
【0056】そして、光位相調整器19に入力した光
は、光位相調整器19によって、第1の電気/光変換器
7aからの出力に対して位相が180度ずれた状態とさ
れて光合波器10により合波される。
【0057】本実施形態例の上記以外の動作は、上記第
2実施形態例と同様であり、本実施形態例でも、上記第
1および第2実施形態例と同様の効果を奏することがで
きる。
【0058】図6には、本発明に係る光伝送システムの
第4実施形態例に設けられる光送信部1の要部構成がブ
ロック図により示されている。同図において、上記第1
実施形態例と同一名称部分には同一符号が付してあり、
その重複説明は省略する。
【0059】本実施形態例の光伝送システムは、上記第
1実施形態例の光伝送システムとほぼ同様に構成されて
おり、本実施形態例が上記第1実施形態例と異なる特徴
的なことは、光送信部1に、被伝送信号光を光位相変調
する光位相変調手段としての光位相変調器21を設けた
ことである。なお、この光位相変調器21は、発信器2
2から発信される電気信号により、信号光に光位相変調
を施すようになっている。
【0060】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、本実施形態例も上記第1実施形態例とほぼ同様に動
作し、同様の効果を奏することができる。
【0061】また、本実施形態例では、前記の如く、光
送信部1から出力する2つの信号光の光線幅として、各
々約100KHz以下の狭線幅特性を有する光を出力す
るようになっているが、狭線幅、大出力の光信号を長距
離の光ファイバ5に入力すると、信号光が光の非線形現
象により影響を受けて伝送特性が劣化するおそれがある
ために、例えば、光送信部1からの出力が予め定められ
た基準出力よりも大きいときには、光位相変調器21に
よって、光の位相変調を行ない、実効的な光の線幅を例
えば数GHz以上に広げて前記非線形現象の影響を回避
するようになっている。そのため、本実施形態例によれ
ば、前記非線形現象の影響を回避することができる、よ
り優れた光伝送システムとすることができる。
【0062】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記実施形態例では、光送信部1の入力部8に、サブキャ
リア多重電気信号として多チャンネルAM信号を入力
し、光送信部1で光周波数変調して出力し、伝送する例
を述べたが、本発明は、多チャンネルAM信号のみなら
ず、多チャンネルQAM信号や、QPSK(Quadr
i−Phase Shift Keying;四相位相
変調)信号、多チャンネルFM信号等のサブキャリア多
重信号を光送信部1の入力部8に入力して伝送するシス
テムとすることができる。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、入力部から入力される
サブキャリア多重電気信号を2つの経路に分配し、これ
らの電気信号を、ほぼ同一の強度変調度でほぼ同一の光
強度でほぼ同一の周波数変移量となるように光周波数変
調し、変調後の光信号を光合波部により合波して出力す
るが、位相調整手段によって、前記強度変調成分の位相
が互いに180度ずれた状態で前記光合波部に入力され
るように調整されるため、光合波部により合波した後の
光信号の強度はほぼ時間変化することなく、したがっ
て、入力電気信号に起因する強度変調成分が伝送される
ことを防ぐことができる。
【0064】また、本発明によれば、前記の如くほぼ同
一の周波数変移量となるように光周波数変調して合波さ
れる光は、位相調整手段によって、光周波数成分の位相
も互いに180度ずれた状態で光合波部に入力されるよ
うに調整されるため、第1、第2の電気/光変換部から
出力されるそれぞれ信号光波長の差をとると、光の分散
による偶数次歪みが互いにキャンセルされ、歪みがほと
んどない正弦波的に時間変化することになるため、被伝
送信号が持つ情報が光伝送路中の波長分散の影響を受け
ることなく的確に伝達される。
【0065】さらに、本発明によれば、前記光合波部で
合波した光を光出力部で出力するようになっており、光
合波部で合波した光を一度電気信号に変換した後、再
度、光信号に変換し、光強度変調して送信することをし
ないため、光送信器などの電気/光変換用の光部品の特
性により、主信号であるFM信号の2次高調波成分が生
じることを回避することができるし、光ファイバ伝送路
中の非線形現象による悪影響も抑制することができる。
また、光合波部で合波した光を一度電気信号に変換した
後、再度、光信号に変換することを行なわないため、電
気/光変換用の光部品や広帯域の電気増幅器を必要とし
ない分だけ、光伝送システムのコストを安くすることが
できる。
【0066】さらに、前記位相調整手段を方向性結合器
や電気位相調整器や光位相調整器により構成した本発明
によれば、これらの部品を用いて容易に位相調整手段を
構成し、光伝送システムを構成することができる。
【0067】さらに、光送信器に、被伝送信号光を光位
相変調する光位相変調手段を設けた本発明によれば、例
えば、光送信器の出力の光線幅と出力の大きさなどの関
係から、信号光が光の非線形現象により影響を受けて伝
送特性が劣化するおそれがあるときには、光位相変調器
によって、光の位相変調を行ない、実効的な光の線幅を
広げることによって、前記非線形現象の影響を回避でき
る、より優れた光伝送システムとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光伝送システムの第1実施形態例
を示す要部構成図である。
【図2】上記実施形態例において第1と第2の電気/光
変換器7a,7bから出力される信号光強度の時間変化
と、信号光波長の時間変化および、光合波器10で合波
した信号光強度の時間変化と、信号光波長の時間変化を
それぞれ示すグラフである。
【図3】上記実施形態例の光送信器1から出力されて光
受信部2で光/電気変換した被伝送信号の周波数と出力
パワーとの関係を示すグラフである。
【図4】本発明に係る光伝送システムの第2実施形態例
を示す要部構成図である。
【図5】本発明に係る光伝送システムの第3実施形態例
を示す要部構成図である。
【図6】本発明に係る光伝送システムの第4実施形態例
を示す要部構成図である。
【図7】従来提案されている光ヘテロダイン型FM変調
装置の構成(a)と、この変調装置を用いた光伝送シス
テムの一例(b)を示す説明図である。
【図8】従来の光伝送システムの一例を示す説明図であ
る。
【図9】図8に示した光伝送システムにおける光送信部
から出力されて光送信部により光/電気変換した被伝送
信号の周波数と出力パワーとの関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 光送信部 2 光受信部 5 光ファイバ 6 方向性結合器 7,7a,7b 電気/光変換器 8 入力部 10 光合波器 17 分配器 18 電気位相調整器 19 光位相調整器 20 光出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/18 H04J 14/00 14/02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光送信部と、該光送信部から送信される
    光信号を伝送する光伝送路と、該光伝送路を伝送した光
    信号を受信する光受信部とを有し、前記光送信部には、
    サブキャリア多重電気信号の入力部と、該入力部から入
    力されるサブキャリア電気信号を2つの経路に分ける信
    号分配部と、該信号分配部で分配された各電気信号をそ
    れぞれほぼ同一の強度変調度でほぼ同一の光強度でほぼ
    同一の周波数変移量となるように光周波数変調する第1
    と第2の電気/光変換部と、これら第1と第2の電気/
    光変換部でそれぞれ周波数変調された光信号を合波する
    光合波部と、該光合波部で合波した光信号を出力する光
    出力部と、前記第1、第2の電気/光変換部でそれぞれ
    変調される光信号の偏波方向が互いに一致した状態で前
    記光合波部に入力されるようにする偏波方向調整手段
    と、前記第1と第2の電気/光変換部でそれぞれ変調さ
    れる光信号の強度変調成分および光周波数変調成分の位
    相が互いに180度ずれた状態で前記光合波部に入力さ
    れるように調整する位相調整手段とを有することを特徴
    とする光伝送システム。
  2. 【請求項2】 光送信器には、被伝送信号光を光位相変
    調する光位相変調手段が設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の光伝送システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2420037A (en) * 2004-11-05 2006-05-10 Agilent Technologies Inc Optical transceiver with multiplexed electrical input
GB2420036A (en) * 2004-11-05 2006-05-10 Agilent Technologies Inc Optical transceiver with a composite electrical input

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2420037A (en) * 2004-11-05 2006-05-10 Agilent Technologies Inc Optical transceiver with multiplexed electrical input
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