JPH11284491A - ハイブリッドfir/iirアナログフィルタ - Google Patents
ハイブリッドfir/iirアナログフィルタInfo
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- JPH11284491A JPH11284491A JP11026382A JP2638299A JPH11284491A JP H11284491 A JPH11284491 A JP H11284491A JP 11026382 A JP11026382 A JP 11026382A JP 2638299 A JP2638299 A JP 2638299A JP H11284491 A JPH11284491 A JP H11284491A
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- Japan
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- capacitor
- filter
- fir
- hybrid
- switching
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- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H15/00—Transversal filters
Landscapes
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 D/A変換器の量子化雑音を減らすための、
構造が簡単でコストの低いアナログフィルタを提供す
る。 【解決手段】 ディジタル・アナログ変換用のシグマ・
デルタ変調器の粗い量子化出力を濾波するハイブリッド
FIR/IIRアナログフィルタである。FIRフィル
タ機能とIIRフィルタ機能を組み合わせて1つの回路
にして両者の利点を備えることにより、必要なタップ数
は従来のFIR方式より少なく、必要な領域はIIRフ
ィルタより少ない。
構造が簡単でコストの低いアナログフィルタを提供す
る。 【解決手段】 ディジタル・アナログ変換用のシグマ・
デルタ変調器の粗い量子化出力を濾波するハイブリッド
FIR/IIRアナログフィルタである。FIRフィル
タ機能とIIRフィルタ機能を組み合わせて1つの回路
にして両者の利点を備えることにより、必要なタップ数
は従来のFIR方式より少なく、必要な領域はIIRフ
ィルタより少ない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は集積回路アナログフ
ィルタ構造に関するものである。
ィルタ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】背景: 混合信号処理 信号処理装置が高いレベルに集積されるに従って、殆ど
の領域がディジタル回路で占められているチップ上にア
ナログ機能を集積する必要が生じる。アナログ回路が占
める領域がチップの全領域のわずかな部分に過ぎないと
きは、ディジタル回路が必要としない大きな値のコンデ
ンサを製作するなどの処理を追加することは経済的でな
いので制限される。
の領域がディジタル回路で占められているチップ上にア
ナログ機能を集積する必要が生じる。アナログ回路が占
める領域がチップの全領域のわずかな部分に過ぎないと
きは、ディジタル回路が必要としない大きな値のコンデ
ンサを製作するなどの処理を追加することは経済的でな
いので制限される。
【0003】背景: 切替えコンデンサ構造 モノリシックアナログフィルタを設ける必要に迫られ
て、回路設計者は従来のアクティブRCフィルタに代わ
るフィルタを検討した。実用的な代替品としては切替え
コンデンサ(SC)がある。元の考え方は抵抗器の代わ
りに抵抗器をシミュレートするSCを用いることであっ
た。等価な抵抗器は、1個のコンデンサと、2つのクロ
ック相で動作する2個のスイッチを用いて実現すること
ができる。SC回路を構成する基本的な素子はコンデン
サとスイッチとオペアンプであって、これらを用いて、
電圧利得増幅器や積分器や二次フィルタなどの高次のブ
ロックを作ることができる。これらは連続時間フィルタ
と同様に動作する離散時間フィルタであるが、スイッチ
を用いることにより容量値を非常に小さくすることがで
きる。したがってSCフィルタはVLSI応用に適して
いる。
て、回路設計者は従来のアクティブRCフィルタに代わ
るフィルタを検討した。実用的な代替品としては切替え
コンデンサ(SC)がある。元の考え方は抵抗器の代わ
りに抵抗器をシミュレートするSCを用いることであっ
た。等価な抵抗器は、1個のコンデンサと、2つのクロ
ック相で動作する2個のスイッチを用いて実現すること
ができる。SC回路を構成する基本的な素子はコンデン
サとスイッチとオペアンプであって、これらを用いて、
電圧利得増幅器や積分器や二次フィルタなどの高次のブ
ロックを作ることができる。これらは連続時間フィルタ
と同様に動作する離散時間フィルタであるが、スイッチ
を用いることにより容量値を非常に小さくすることがで
きる。したがってSCフィルタはVLSI応用に適して
いる。
【0004】連続時間フィルタは微分方程式で表される
がこのフィルタは差分方程式で表される。z変換は数学
的オペレータであって、SC回路などのサンプル値系を
定義する線形定係数差分方程式を解くのに用いられる。
がこのフィルタは差分方程式で表される。z変換は数学
的オペレータであって、SC回路などのサンプル値系を
定義する線形定係数差分方程式を解くのに用いられる。
【0005】切替えコンデンサフィルタ構造について
は、以下の本に詳細に述べられている。すなわち、R. J
acob Bakerの「CMOS:回路設計、レイアウト、シミ
ュレーション (CMOS - Circuit Design, Layout, and S
imulation)」、(IEEE Press, 1998年)や、Wai-Kai Chen
の「回路およびフィルタハンドブック (The Circuits a
nd Filters Handbook)」、(CRC Press および IEEE Pre
ss, 1995年)や、S. Norsworthy の「デルタ・シグマ・
データ変換器 (Delta-Sigma Data Converters)」、(IEE
E Press, 1997年)や、R. Gregorianの「信号処理用のア
ナログMOS集積回路 (Analog MOS Integrated Circui
ts for Signal Processing)」、(John Wiley & Sons, 1
986年)などである。これら全てを引例としてここに挙げ
る。
は、以下の本に詳細に述べられている。すなわち、R. J
acob Bakerの「CMOS:回路設計、レイアウト、シミ
ュレーション (CMOS - Circuit Design, Layout, and S
imulation)」、(IEEE Press, 1998年)や、Wai-Kai Chen
の「回路およびフィルタハンドブック (The Circuits a
nd Filters Handbook)」、(CRC Press および IEEE Pre
ss, 1995年)や、S. Norsworthy の「デルタ・シグマ・
データ変換器 (Delta-Sigma Data Converters)」、(IEE
E Press, 1997年)や、R. Gregorianの「信号処理用のア
ナログMOS集積回路 (Analog MOS Integrated Circui
ts for Signal Processing)」、(John Wiley & Sons, 1
986年)などである。これら全てを引例としてここに挙げ
る。
【0006】背景: FIRフィルタ セミディジタルFIRフィルタはSC技術を用いて実現
することができる。セミディジタル再構成フィルタは、
ディジタルサンプルをアナログレベルに変換する(ディ
ジタル機能)他に、離散時間信号を連続時間に変換する
(アナログ再構成機能)。セミディジタル再構成フィル
タの機能は、前段で入った帯域外の量子化雑音と、オー
バーサンプリング周波数の倍数で残るスペクトル像を減
衰させることである。SC方式ではアナログ信号はコン
デンサに蓄積された電荷で表され、これはSC加算係数
器(summing amplifier)を用いて加算することができ
る。このような方式の個々のコンデンサは、コンデンサ
の両端の電圧が0かVrefなので低電圧係数を持つ必要
がない。したがって、これらは適当にバイアスされたM
OSゲート構造で簡単に実現することができる。しか
し、加算操作が変換器全体を線形性にするという要求を
満たすためには、加算計数器内のフィードバックコンデ
ンサは低電圧係数を持たなければならない。
することができる。セミディジタル再構成フィルタは、
ディジタルサンプルをアナログレベルに変換する(ディ
ジタル機能)他に、離散時間信号を連続時間に変換する
(アナログ再構成機能)。セミディジタル再構成フィル
タの機能は、前段で入った帯域外の量子化雑音と、オー
バーサンプリング周波数の倍数で残るスペクトル像を減
衰させることである。SC方式ではアナログ信号はコン
デンサに蓄積された電荷で表され、これはSC加算係数
器(summing amplifier)を用いて加算することができ
る。このような方式の個々のコンデンサは、コンデンサ
の両端の電圧が0かVrefなので低電圧係数を持つ必要
がない。したがって、これらは適当にバイアスされたM
OSゲート構造で簡単に実現することができる。しか
し、加算操作が変換器全体を線形性にするという要求を
満たすためには、加算計数器内のフィードバックコンデ
ンサは低電圧係数を持たなければならない。
【0007】セミディジタル再構成フィルタについて
は、「電流モードのセミディジタル再構成フィルタを持
つCMOSオーバーサンプリングD/A変換器 (A CMOS
Oversampling D/A Converter with a Current-Mode Se
midigital Reconstruction Filter)」、IEEE Journal o
f Solid-state Circuits, Vol. 28, No. 12, 1993年12
月、に詳細に述べられており、これを引例としてここに
挙げる。
は、「電流モードのセミディジタル再構成フィルタを持
つCMOSオーバーサンプリングD/A変換器 (A CMOS
Oversampling D/A Converter with a Current-Mode Se
midigital Reconstruction Filter)」、IEEE Journal o
f Solid-state Circuits, Vol. 28, No. 12, 1993年12
月、に詳細に述べられており、これを引例としてここに
挙げる。
【0008】背景: 量子化雑音 シグマ・デルタ変調器すなわちアナログ・ディジタル変
換器(ADC)の中心部はフィードバックループを有す
る量子化器である。量子化器は実数を可能な代表値の有
限集合にマッピングする。量子化操作は本来非線形なの
で量子化雑音を生成する。量子化雑音は、それぞれ割り
当てられた(量子化された)値で表される有限数の小範
囲にアナログ波形を分割する過程で発生する雑音であ
る。この雑音成分は所望の信号と共に存在するので、デ
ィジタル・アナログ変換器(DAC)内で最小にする
(濾波する)必要がある。フィードバックループは雑音
を整形して信号の帯域幅の外に出すので、雑音は最終的
に濾波により除くことができる。
換器(ADC)の中心部はフィードバックループを有す
る量子化器である。量子化器は実数を可能な代表値の有
限集合にマッピングする。量子化操作は本来非線形なの
で量子化雑音を生成する。量子化雑音は、それぞれ割り
当てられた(量子化された)値で表される有限数の小範
囲にアナログ波形を分割する過程で発生する雑音であ
る。この雑音成分は所望の信号と共に存在するので、デ
ィジタル・アナログ変換器(DAC)内で最小にする
(濾波する)必要がある。フィードバックループは雑音
を整形して信号の帯域幅の外に出すので、雑音は最終的
に濾波により除くことができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】ハイブリッドFIR/I
IRアナログフィルタ 本発明は、ディジタル・アナログ(D/A)変換用のシ
グマ・デルタ変調器の粗い量子化出力を濾波する手段を
開示する。シグマ・デルタ変調器は雑音を一切減衰せ
ず、逆に、高周波で非常に大きな量子化雑音を追加す
る。しかし殆どの雑音は帯域外(すなわち信号帯域幅の
外)にあり、濾波して除くことができるので、信号の帯
域幅内に残るのはほんの一部である。本発明はシグマ・
デルタ変調器により生成される帯域外の量子化雑音を減
らしてきれいなアナログ信号を生成する。有限インパル
ス応答(FIR)技術と無限インパルス応答(IIR)
技術を同じアナログフィルタ内で組み合わせて、それぞ
れの利点を生かしながらそれぞれの問題点を軽減させる
ものである。これまではFIR濾波方式とIIR濾波方
式は別々に用いられており、本発明のように組み合わせ
て用いられたことはない。
IRアナログフィルタ 本発明は、ディジタル・アナログ(D/A)変換用のシ
グマ・デルタ変調器の粗い量子化出力を濾波する手段を
開示する。シグマ・デルタ変調器は雑音を一切減衰せ
ず、逆に、高周波で非常に大きな量子化雑音を追加す
る。しかし殆どの雑音は帯域外(すなわち信号帯域幅の
外)にあり、濾波して除くことができるので、信号の帯
域幅内に残るのはほんの一部である。本発明はシグマ・
デルタ変調器により生成される帯域外の量子化雑音を減
らしてきれいなアナログ信号を生成する。有限インパル
ス応答(FIR)技術と無限インパルス応答(IIR)
技術を同じアナログフィルタ内で組み合わせて、それぞ
れの利点を生かしながらそれぞれの問題点を軽減させる
ものである。これまではFIR濾波方式とIIR濾波方
式は別々に用いられており、本発明のように組み合わせ
て用いられたことはない。
【0010】ここに開示する方法と構造の利点は、必要
なタップ数が従来のFIR方式に比べて少ないので構造
が簡単になることである。別の利点は、IIRフィルタ
ほど大きな領域を必要としないのでコストが低いことで
ある。例えば、従来の方法は積分器内に多くのフィルタ
段と高いコンデンサ比を用いているが、本発明の方式で
は必要とするコンデンサ比は小さく(例えば、約10/
1程度)、段数も少ない。別の利点は、本発明の実施の
形態は多重レベルの量子化構成にも適用できることであ
る。
なタップ数が従来のFIR方式に比べて少ないので構造
が簡単になることである。別の利点は、IIRフィルタ
ほど大きな領域を必要としないのでコストが低いことで
ある。例えば、従来の方法は積分器内に多くのフィルタ
段と高いコンデンサ比を用いているが、本発明の方式で
は必要とするコンデンサ比は小さく(例えば、約10/
1程度)、段数も少ない。別の利点は、本発明の実施の
形態は多重レベルの量子化構成にも適用できることであ
る。
【0011】
【実施例】本発明のいろいろの新規な教示について、好
ましい実施の形態を参照して説明する。しかしここに説
明する実施の形態は本発明の新規な教示の多くの優れた
応用のほんの一例に過ぎない。一般に、本明細書の記述
は本発明の内容を制限するものではない。また、或る記
述は或る新規な特徴に適用されるが他の特徴には適用さ
れない。
ましい実施の形態を参照して説明する。しかしここに説
明する実施の形態は本発明の新規な教示の多くの優れた
応用のほんの一例に過ぎない。一般に、本明細書の記述
は本発明の内容を制限するものではない。また、或る記
述は或る新規な特徴に適用されるが他の特徴には適用さ
れない。
【0012】シングルエンド形ハイブリッドFIR/I
IRフィルタ ハイブリッド(セミディジタル)FIR/IIRフィル
タは切替えコンデンサ構成であって、DACとFIRフ
ィルタとIIRフィルタを同時に実現する。全体の構成
は基本的に多重入力の切替えコンデンサ積分器である。
IRフィルタ ハイブリッド(セミディジタル)FIR/IIRフィル
タは切替えコンデンサ構成であって、DACとFIRフ
ィルタとIIRフィルタを同時に実現する。全体の構成
は基本的に多重入力の切替えコンデンサ積分器である。
【0013】ハイブリッドFIR/IIRフィルタの動
作を明らかにするため、埋込みDACを持たないシング
ルエンド形を図1に示す。この方式は2相の重ならない
クロックを用いる(したがってスイッチ1と2は同時に
閉じない)。「1」で示すスイッチは第1クロック相の
ときに閉じ、「2」で示すスイッチは第2クロック相の
ときに閉じる。
作を明らかにするため、埋込みDACを持たないシング
ルエンド形を図1に示す。この方式は2相の重ならない
クロックを用いる(したがってスイッチ1と2は同時に
閉じない)。「1」で示すスイッチは第1クロック相の
ときに閉じ、「2」で示すスイッチは第2クロック相の
ときに閉じる。
【0014】第1クロック相の間は、タップ遅延入力を
サンプリングして重み付きコンデンサC0 乃至CN-1 に
与える。第2クロック相の間は、C0 乃至CN-1 の電荷
の合計をCF に集積する。これらの重み付きコンデンサ
の合計がハイブリッドFIR/IIRフィルタのFIR
成分を形成する。フィルタのIIR部分はCF の電荷が
サンプルの間にクリアされないときに作られ、これまで
の全入力の合計を集積する。積分器入力の1つ(CL )
は積分器出力から得られ、制御された積分器漏れを与え
る。(コンデンサCL はサンプル毎に制御しながらこの
電荷の一部を逃がして「漏れやすい(leaky)」コンデン
サを作る。設計パラメータの一例は、利得A=1、N=
8、CF /CL =16である。残りのN入力は変調器出
力の遅延信号から取る。コンデンサC0 乃至CN-1 のサ
イズはFIRフィルタのフィルタ重みを形成する。
サンプリングして重み付きコンデンサC0 乃至CN-1 に
与える。第2クロック相の間は、C0 乃至CN-1 の電荷
の合計をCF に集積する。これらの重み付きコンデンサ
の合計がハイブリッドFIR/IIRフィルタのFIR
成分を形成する。フィルタのIIR部分はCF の電荷が
サンプルの間にクリアされないときに作られ、これまで
の全入力の合計を集積する。積分器入力の1つ(CL )
は積分器出力から得られ、制御された積分器漏れを与え
る。(コンデンサCL はサンプル毎に制御しながらこの
電荷の一部を逃がして「漏れやすい(leaky)」コンデン
サを作る。設計パラメータの一例は、利得A=1、N=
8、CF /CL =16である。残りのN入力は変調器出
力の遅延信号から取る。コンデンサC0 乃至CN-1 のサ
イズはFIRフィルタのフィルタ重みを形成する。
【0015】この組合わせフィルタ構成のフィルタ機能
のz変換は
のz変換は
【数1】 ただし、
【数2】 であり、z-1は遅延要素である。フィルタ機能方程式の
FIR部は後半のFIRタップ(hn )の合計であり、
IIR部は方程式の(1−gl )/(1/gl z -1)で
ある。
FIR部は後半のFIRタップ(hn )の合計であり、
IIR部は方程式の(1−gl )/(1/gl z -1)で
ある。
【0016】随意であるが、コンデンサCL とCF を含
むIIRフィルタ回路に並列に更にコンデンサCX を追
加してよい。スイッチAとBは重ならないクロック相で
動作する。例えば、A=1(第1クロック相)、B=2
(第2クロック相)、またはその逆である。更に、Aと
Bは1または2とは異なるクロック相(他のフィルタ回
路スイッチを駆動する)で動作してもよい。
むIIRフィルタ回路に並列に更にコンデンサCX を追
加してよい。スイッチAとBは重ならないクロック相で
動作する。例えば、A=1(第1クロック相)、B=2
(第2クロック相)、またはその逆である。更に、Aと
Bは1または2とは異なるクロック相(他のフィルタ回
路スイッチを駆動する)で動作してもよい。
【0017】回路のD/A変換部はコンデンサアレーD
AC(ユニットセルは同じ規格)を用いて形成する。K
レベルのDACでは、変調器のKレベル出力の変換は各
コンデンサ(Cn )をK−1個のユニットセルに分割し
て行う。切替え装置の一例を図2に示す。ディジタルビ
ットが0の場合は、クロック相1の間にVL をサンプリ
ングし、相2の間にCn の電荷を非可逆(lossy)積分器
にダンプする。一方、ディジタルビットが1の場合はV
H をサンプリングする。したがって、出力信号は元のア
ナログ入力信号を離散的電圧ステップで粗く再構築した
ものである。遅延要素200はスイッチ201を制御し
てVH かVL を選択するる。後のスイッチの制御も同様
である。
AC(ユニットセルは同じ規格)を用いて形成する。K
レベルのDACでは、変調器のKレベル出力の変換は各
コンデンサ(Cn )をK−1個のユニットセルに分割し
て行う。切替え装置の一例を図2に示す。ディジタルビ
ットが0の場合は、クロック相1の間にVL をサンプリ
ングし、相2の間にCn の電荷を非可逆(lossy)積分器
にダンプする。一方、ディジタルビットが1の場合はV
H をサンプリングする。したがって、出力信号は元のア
ナログ入力信号を離散的電圧ステップで粗く再構築した
ものである。遅延要素200はスイッチ201を制御し
てVH かVL を選択するる。後のスイッチの制御も同様
である。
【0018】帯域外の雑音をできるだけ減らすにはCF
を可能な限り大きくしなければならない。FIRタップ
(hn )はパークス・マクレラン(Parks-McClellan)ア
ルゴリズム(離散時間信号処理用)を用いて選び、この
フィルタの出力でのステップの大きさを最小にする。F
IRフィルタのタップ数(すなわちフィルタ長)Nは所
望の帯域外雑音の減衰を達成する最少タップ数である。
例えば、N=6でCF/CL =8の場合は帯域外の雑音
は40dB減衰される(CF /CL は積分容量対入力容
量比)。パークス・マクレラン・アルゴリズムの詳細な
説明は、J. McClellan、「最適FIR線形相ディジタル
フィルタ設計用のコンピュータプログラム (A Computer
Program for Designing Optimum FIR Linear Phase Di
gital Filters)」、IEEE Transactions on Audio and E
lectroacoustics, Vo. AU-21, No.6, (1973年)、を参照
のこと。この文献を引例としてここに挙げる。
を可能な限り大きくしなければならない。FIRタップ
(hn )はパークス・マクレラン(Parks-McClellan)ア
ルゴリズム(離散時間信号処理用)を用いて選び、この
フィルタの出力でのステップの大きさを最小にする。F
IRフィルタのタップ数(すなわちフィルタ長)Nは所
望の帯域外雑音の減衰を達成する最少タップ数である。
例えば、N=6でCF/CL =8の場合は帯域外の雑音
は40dB減衰される(CF /CL は積分容量対入力容
量比)。パークス・マクレラン・アルゴリズムの詳細な
説明は、J. McClellan、「最適FIR線形相ディジタル
フィルタ設計用のコンピュータプログラム (A Computer
Program for Designing Optimum FIR Linear Phase Di
gital Filters)」、IEEE Transactions on Audio and E
lectroacoustics, Vo. AU-21, No.6, (1973年)、を参照
のこと。この文献を引例としてここに挙げる。
【0019】ユニットセルを持つシングルエンド形ハイ
ブリッドFIR/IIRフィルタ 図3は、図2を図1の実施の形態に組み込んだ別の実施
の形態を示す。KビットのDACでは、変調器のKレベ
ル出力の変換は各コンデンサ(Cn )をK−1個のユニ
ットセル202に分割して行う。遅延要素200はその
各スイッチ201を制御して、そのユニットセルのコン
デンサに蓄電するのが高電圧か低電圧かを選択する。同
様に、遅延要素203はその各スイッチ204を制御し
て、そのユニットセルのコンデンサに蓄電するのが高電
圧か低電圧かを選択する。各コンデンサが1遅延要素だ
けに結合する残りの遅延要素とスイッチについてもこの
過程は同じである。スイッチはMOSデバイスでよい。
ブリッドFIR/IIRフィルタ 図3は、図2を図1の実施の形態に組み込んだ別の実施
の形態を示す。KビットのDACでは、変調器のKレベ
ル出力の変換は各コンデンサ(Cn )をK−1個のユニ
ットセル202に分割して行う。遅延要素200はその
各スイッチ201を制御して、そのユニットセルのコン
デンサに蓄電するのが高電圧か低電圧かを選択する。同
様に、遅延要素203はその各スイッチ204を制御し
て、そのユニットセルのコンデンサに蓄電するのが高電
圧か低電圧かを選択する。各コンデンサが1遅延要素だ
けに結合する残りの遅延要素とスイッチについてもこの
過程は同じである。スイッチはMOSデバイスでよい。
【0020】アナログ回路の領域と電力消費は、出願者
の同時継続米国特許出願第60/073,506号、
「非線形コンデンサを有する線形化された電荷共有回路
(Linearized Charge Sharing Circuits with Non-Line
ar Capacitors)」(代理人書類番号T−26149)、
に開示されている電荷共有機能により実現される。この
文献を引例としてここに挙げる。
の同時継続米国特許出願第60/073,506号、
「非線形コンデンサを有する線形化された電荷共有回路
(Linearized Charge Sharing Circuits with Non-Line
ar Capacitors)」(代理人書類番号T−26149)、
に開示されている電荷共有機能により実現される。この
文献を引例としてここに挙げる。
【0021】好ましい差動形の実施の形態 図4は本発明の差動形の実施の形態を示す。図1のシン
グルエンド形の実施の形態と同様に、2相の重ならない
クロックを用いる。図4のハイブリッドFIR/IIR
フィルタのIIR部はコンデンサCF1とCL1により形成
される。(この設計では、CF1は他のコンデンサより1
6倍大きいので、特許出願T−26149のように高密
度コンデンサを用いてCF1を作ると領域が大幅に節約で
きる)。図4の回路のハイブリッドFIR/IIRフィ
ルタのFIR部と9レベルの粗いDACはコンデンサア
レーCA 内に含まれている。このコンデンサアレーは図
5に示すように等しい規格の8つの行に分割され、各行
は粗いDACのユニットセルを形成する。アナログフィ
ルタ内に含まれる多重レベルの粗いDACの整合誤差
は、グループレベル平均化(GLA)と呼ぶ動的要素整
合法で調整して信号帯域の外に出す。出願者は同時継続
米国特許出願第60/054298号、「グループレベ
ル平均化 (Group Level Averaging)」(テキサス・イン
スツルメント書類番号T−24096P)にGLAアル
ゴリズムを開示している。この文献を引例としてここに
挙げる。
グルエンド形の実施の形態と同様に、2相の重ならない
クロックを用いる。図4のハイブリッドFIR/IIR
フィルタのIIR部はコンデンサCF1とCL1により形成
される。(この設計では、CF1は他のコンデンサより1
6倍大きいので、特許出願T−26149のように高密
度コンデンサを用いてCF1を作ると領域が大幅に節約で
きる)。図4の回路のハイブリッドFIR/IIRフィ
ルタのFIR部と9レベルの粗いDACはコンデンサア
レーCA 内に含まれている。このコンデンサアレーは図
5に示すように等しい規格の8つの行に分割され、各行
は粗いDACのユニットセルを形成する。アナログフィ
ルタ内に含まれる多重レベルの粗いDACの整合誤差
は、グループレベル平均化(GLA)と呼ぶ動的要素整
合法で調整して信号帯域の外に出す。出願者は同時継続
米国特許出願第60/054298号、「グループレベ
ル平均化 (Group Level Averaging)」(テキサス・イン
スツルメント書類番号T−24096P)にGLAアル
ゴリズムを開示している。この文献を引例としてここに
挙げる。
【0022】基準信号入力SRHとSRLはそれぞれア
レーに高入力と低入力を与える。アレーの出力(INP
とINM)は図4の差動回路に図示のように接続する。
粗いDAC出力は0から8の等しい規格のユニットセル
を合計することにより生成される。全ての行の電荷の合
計はCF1に集積される。どんなユニットセルDACをこ
の装置に組み込んでもよい。
レーに高入力と低入力を与える。アレーの出力(INP
とINM)は図4の差動回路に図示のように接続する。
粗いDAC出力は0から8の等しい規格のユニットセル
を合計することにより生成される。全ての行の電荷の合
計はCF1に集積される。どんなユニットセルDACをこ
の装置に組み込んでもよい。
【0023】図5の各FIR行は、図6に示す8セルの
重み付きコンデンサアレーに更に細分割される。相対的
なキャップサイズによりFIRフィルタの重みが決ま
る。その行のユニットセル入力Dnはシフトレジスタ型
の構造に沿ってシフトされてアナログFIRを作る。2
進ユニットセル入力600は、フィルタの各タップに基
準信号SRH(信号基準ハイ、例えば3.3V)または
(信号基準ロー、例えば接地)のどちらの極性でサンプ
リングするかを制御する。(ブロック600に示す記号
は標準記号ではないがディジタル信号により制御される
双投スイッチを示す)。アレーの出力(INPとIN
M)は図4の差動回路に図示のように接続する。このア
ナログFIRフィルタの動作は前に述べたセミディジタ
ルFIRフィルタや同様の回路と同じであって、アナロ
グFIRは、コンデンサ間の不整合が装置の線形性には
影響せずフィルタの減衰にだけ影響するという特徴を有
する。
重み付きコンデンサアレーに更に細分割される。相対的
なキャップサイズによりFIRフィルタの重みが決ま
る。その行のユニットセル入力Dnはシフトレジスタ型
の構造に沿ってシフトされてアナログFIRを作る。2
進ユニットセル入力600は、フィルタの各タップに基
準信号SRH(信号基準ハイ、例えば3.3V)または
(信号基準ロー、例えば接地)のどちらの極性でサンプ
リングするかを制御する。(ブロック600に示す記号
は標準記号ではないがディジタル信号により制御される
双投スイッチを示す)。アレーの出力(INPとIN
M)は図4の差動回路に図示のように接続する。このア
ナログFIRフィルタの動作は前に述べたセミディジタ
ルFIRフィルタや同様の回路と同じであって、アナロ
グFIRは、コンデンサ間の不整合が装置の線形性には
影響せずフィルタの減衰にだけ影響するという特徴を有
する。
【0024】純粋のFIR構造または純粋のIIR構造
よりハイブリッドFIR/IIR構造が優れている点
は、複雑さおよびシリコン領域が少ないことである。F
IRフィルタだけで数タップ必要であり、IIRフィル
タだけで非常に大きな積分容量対入力容量比が必要であ
る。ハイブリッド構造により、例えばFIRタップがわ
ずか8で、積分対入力容量比が16:1のときに帯域外
の全量子化雑音はフルスケールより60dB低くなる。
よりハイブリッドFIR/IIR構造が優れている点
は、複雑さおよびシリコン領域が少ないことである。F
IRフィルタだけで数タップ必要であり、IIRフィル
タだけで非常に大きな積分容量対入力容量比が必要であ
る。ハイブリッド構造により、例えばFIRタップがわ
ずか8で、積分対入力容量比が16:1のときに帯域外
の全量子化雑音はフルスケールより60dB低くなる。
【0025】ハイブリッドFIR/IIRアナログフィ
ルタと埋込みの9レベルDACは、0.5mm、3.3
Vのシングルポリカッドメタル(single-poly quad-met
al)CMOS工程で製作される。活動的なアナログ回路
面積は1.8mm2 であり、回路は3.3V電源から4
7mWを消費する。5.6Mhzのサンプリングレート
を用いると、オーバーサンプリング比は128になる。
金属・金属コンデンサ(CA 、CL2、CF2)は活動的な
領域の約40%を使う。全てのPMOSコンデンサを金
属・金属コンデンサに変えるとコンデンサ領域は6倍に
増える(CF1+CL1+C1 =6(CA +CF2+
CL2))。
ルタと埋込みの9レベルDACは、0.5mm、3.3
Vのシングルポリカッドメタル(single-poly quad-met
al)CMOS工程で製作される。活動的なアナログ回路
面積は1.8mm2 であり、回路は3.3V電源から4
7mWを消費する。5.6Mhzのサンプリングレート
を用いると、オーバーサンプリング比は128になる。
金属・金属コンデンサ(CA 、CL2、CF2)は活動的な
領域の約40%を使う。全てのPMOSコンデンサを金
属・金属コンデンサに変えるとコンデンサ領域は6倍に
増える(CF1+CL1+C1 =6(CA +CF2+
CL2))。
【0026】従来のセミディジタルフィルタ 図7は、セミディジタル再構築フィルタの従来の電流モ
ードの装置を示す。各重み付き電流源はアナログ係数を
表す。電流源とそのCMOSスイッチは1ビットのD/
Aインターフェースを形成し、各重み付き電流源の各ス
イッチ700がオンのとき出力電流ai を生成する。
ードの装置を示す。各重み付き電流源はアナログ係数を
表す。電流源とそのCMOSスイッチは1ビットのD/
Aインターフェースを形成し、各重み付き電流源の各ス
イッチ700がオンのとき出力電流ai を生成する。
【0027】開示する新規な実施の形態はハイブリッド
切替えコンデンサ集積回路フィルタを与える。その構成
は、多重出力を持つディジタル・アナログ変換回路と、
前記出力に接続する多重入力を持つ有限インパルス応答
切替えコンデンサフィルタ段と、前記有限インパルス応
答段の後に接続する無限インパルス応答フィルタ段であ
り、前記帯域外の量子化雑音は前記フィルタ段の組合わ
せにより大幅に減少する。
切替えコンデンサ集積回路フィルタを与える。その構成
は、多重出力を持つディジタル・アナログ変換回路と、
前記出力に接続する多重入力を持つ有限インパルス応答
切替えコンデンサフィルタ段と、前記有限インパルス応
答段の後に接続する無限インパルス応答フィルタ段であ
り、前記帯域外の量子化雑音は前記フィルタ段の組合わ
せにより大幅に減少する。
【0028】開示する別の新規な実施の形態はハイブリ
ッド切替えコンデンサ集積回路フィルタを与える。その
構成は、複数の遅延要素と、並列に接続しかつ前記各遅
延要素のそれぞれに接続する複数の切替えコンデンサ回
路と、前記並列のコンデンサ回路の全てに共通のノード
に接続する切替え入力を有しかつ出力端子を有する利得
要素と、前記利得要素に並列に接続する切替えなしフィ
ードバックコンデンサと、前記利得要素に並列に接続す
る少なくとも1個の切替え漏れコンデンサであり、前記
フィードバックコンデンサの領域は前記漏れコンデンサ
の領域より大きく、前記フィードバックコンデンサと前
記利得要素は共同で無限インパルス応答機能を与え、帯
域外の量子化雑音を大幅に減少させる。
ッド切替えコンデンサ集積回路フィルタを与える。その
構成は、複数の遅延要素と、並列に接続しかつ前記各遅
延要素のそれぞれに接続する複数の切替えコンデンサ回
路と、前記並列のコンデンサ回路の全てに共通のノード
に接続する切替え入力を有しかつ出力端子を有する利得
要素と、前記利得要素に並列に接続する切替えなしフィ
ードバックコンデンサと、前記利得要素に並列に接続す
る少なくとも1個の切替え漏れコンデンサであり、前記
フィードバックコンデンサの領域は前記漏れコンデンサ
の領域より大きく、前記フィードバックコンデンサと前
記利得要素は共同で無限インパルス応答機能を与え、帯
域外の量子化雑音を大幅に減少させる。
【0029】開示する別の新規な実施の形態はハイブリ
ッド切替えコンデンサ集積回路フィルタを与える。その
構成は、高電圧線および低電圧線と、複数の各切替えデ
バイスを制御して前記高電圧線と低電圧線を選択的に切
り替える複数の遅延要素と、並列に接続しかつ前記各切
替えデバイスに接続する複数の切替えコンデンサ分岐回
路を含む複数の切替えコンデンサ回路と、前記並列のコ
ンデンサ回路の全てに共通のノードに接続する切替え入
力と出力端子を持つ利得要素と、前記利得要素に並列に
接続して少なくとも1個の切替えコンデンサを含むフィ
ードバック分岐回路であり、前記フィードバック分岐回
路と前記利得要素は共同で無限インパルス応答機能を与
え、帯域外の量子化雑音を大幅に減少させる。
ッド切替えコンデンサ集積回路フィルタを与える。その
構成は、高電圧線および低電圧線と、複数の各切替えデ
バイスを制御して前記高電圧線と低電圧線を選択的に切
り替える複数の遅延要素と、並列に接続しかつ前記各切
替えデバイスに接続する複数の切替えコンデンサ分岐回
路を含む複数の切替えコンデンサ回路と、前記並列のコ
ンデンサ回路の全てに共通のノードに接続する切替え入
力と出力端子を持つ利得要素と、前記利得要素に並列に
接続して少なくとも1個の切替えコンデンサを含むフィ
ードバック分岐回路であり、前記フィードバック分岐回
路と前記利得要素は共同で無限インパルス応答機能を与
え、帯域外の量子化雑音を大幅に減少させる。
【0030】開示する別の新規な実施の形態はセミディ
ジタル濾波回路を用いてシグマ・デルタ変調回路の帯域
外の量子化雑音を最小にする方法を与え、この方法は
(a)複数の遅延要素を与え、(b)複数のコンデンサ
回路をそれぞれの前記遅延要素で切り替え、前記コンデ
ンサ回路は並列に接続し、(c)前記コンデンサの電圧
の合計を利得要素に並列に接続するフィードバックコン
デンサに蓄積し、(d)前記利得要素のDC利得を前記
利得要素に並列に接続する漏れコンデンサで制御し、前
記フィードバックコンデンサの領域は前記漏れコンデン
サの領域より大きい、ステップを含む。
ジタル濾波回路を用いてシグマ・デルタ変調回路の帯域
外の量子化雑音を最小にする方法を与え、この方法は
(a)複数の遅延要素を与え、(b)複数のコンデンサ
回路をそれぞれの前記遅延要素で切り替え、前記コンデ
ンサ回路は並列に接続し、(c)前記コンデンサの電圧
の合計を利得要素に並列に接続するフィードバックコン
デンサに蓄積し、(d)前記利得要素のDC利得を前記
利得要素に並列に接続する漏れコンデンサで制御し、前
記フィードバックコンデンサの領域は前記漏れコンデン
サの領域より大きい、ステップを含む。
【0031】修正と変更 当業者が理解するように、本明細書に説明した新規な考
えは非常に広範囲の応用にわたって修正し変更すること
ができるものである。したがって特許の主題の範囲はこ
こに述べた特定の例示の教示には一切制限されず、特許
請求の範囲によってだけ規定される。
えは非常に広範囲の応用にわたって修正し変更すること
ができるものである。したがって特許の主題の範囲はこ
こに述べた特定の例示の教示には一切制限されず、特許
請求の範囲によってだけ規定される。
【0032】同様に容易に分かるように、ここに述べた
工程のステップはBiCMOSやスマートパワー(smar
t-power)処理などのハイブリッド処理工程に埋め込む
ことができる。また容易に分かるように、ここに述べた
方式は差動方式にも適用できる。また容易に分かるよう
に、ユニットセル当たりのコンデンサの数は図3に示し
た数より多くても少なくてもよい。
工程のステップはBiCMOSやスマートパワー(smar
t-power)処理などのハイブリッド処理工程に埋め込む
ことができる。また容易に分かるように、ここに述べた
方式は差動方式にも適用できる。また容易に分かるよう
に、ユニットセル当たりのコンデンサの数は図3に示し
た数より多くても少なくてもよい。
【0033】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1) ハイブリッド切替えコンデンサ集積回路フィル
タであって、多重出力を持つディジタル・アナログ変換
回路と、前記出力に接続する多重入力を持つ有限インパ
ルス応答切替えコンデンサフィルタ段と、前記有限イン
パルス応答段の後に接続する無限インパルス応答フィル
タ段、を備え、帯域外の量子化雑音は前記フィルタ段の
組合わせにより大幅に減少する、ハイブリッド切替えコ
ンデンサ集積回路フィルタ。
る。 (1) ハイブリッド切替えコンデンサ集積回路フィル
タであって、多重出力を持つディジタル・アナログ変換
回路と、前記出力に接続する多重入力を持つ有限インパ
ルス応答切替えコンデンサフィルタ段と、前記有限イン
パルス応答段の後に接続する無限インパルス応答フィル
タ段、を備え、帯域外の量子化雑音は前記フィルタ段の
組合わせにより大幅に減少する、ハイブリッド切替えコ
ンデンサ集積回路フィルタ。
【0034】(2) 第1クロック相では複数の遅延要
素で電荷をサンプリングして複数の前記切替えコンデン
サのそれぞれに与え、第2クロック相では前記複数の切
替えコンデンサの前記電荷を蓄積してフィードバックコ
ンデンサに与える、第1項記載のハイブリッド切替えコ
ンデンサ集積回路フィルタ。 (3) 前記フィルタを動作させるクロック相は重なら
ない、第1項記載のハイブリッド切替えコンデンサ集積
回路フィルタ。 (4) 前記フィルタは2相クロックで切り替えられ
る、第1項記載のハイブリッド切替えコンデンサ集積回
路フィルタ。
素で電荷をサンプリングして複数の前記切替えコンデン
サのそれぞれに与え、第2クロック相では前記複数の切
替えコンデンサの前記電荷を蓄積してフィードバックコ
ンデンサに与える、第1項記載のハイブリッド切替えコ
ンデンサ集積回路フィルタ。 (3) 前記フィルタを動作させるクロック相は重なら
ない、第1項記載のハイブリッド切替えコンデンサ集積
回路フィルタ。 (4) 前記フィルタは2相クロックで切り替えられ
る、第1項記載のハイブリッド切替えコンデンサ集積回
路フィルタ。
【0035】(5) ハイブリッド切替えコンデンサ回
路フィルタであって、複数の遅延要素と、並列に接続し
かつ前記遅延要素のそれぞれに接続する複数の切替えコ
ンデンサ回路と、前記並列のコンデンサ回路の全てに共
通なノードに接続する切替え入力を有しかつ出力端子を
有する利得要素と、前記利得要素に並列に接続する切替
えなしフィードバックコンデンサと、前記利得要素に並
列に接続する少なくとも1個の切替え漏れコンデンサ、
を備え、前記フィードバックコンデンサの領域は前記漏
れコンデンサの領域より大きく、前記フィードバックコ
ンデンサと前記利得要素は共同で無限インパルス応答機
能を与え、帯域外の量子化雑音を大幅に減少させる、ハ
イブリッド切替えコンデンサ集積回路フィルタ。
路フィルタであって、複数の遅延要素と、並列に接続し
かつ前記遅延要素のそれぞれに接続する複数の切替えコ
ンデンサ回路と、前記並列のコンデンサ回路の全てに共
通なノードに接続する切替え入力を有しかつ出力端子を
有する利得要素と、前記利得要素に並列に接続する切替
えなしフィードバックコンデンサと、前記利得要素に並
列に接続する少なくとも1個の切替え漏れコンデンサ、
を備え、前記フィードバックコンデンサの領域は前記漏
れコンデンサの領域より大きく、前記フィードバックコ
ンデンサと前記利得要素は共同で無限インパルス応答機
能を与え、帯域外の量子化雑音を大幅に減少させる、ハ
イブリッド切替えコンデンサ集積回路フィルタ。
【0036】(6) 第1クロック相では複数の遅延要
素で電荷をサンプリングして前記複数の前記切替えコン
デンサのそれぞれに与え、第2クロック相では前記複数
の切替えコンデンサの前記電荷を蓄積してフィードバッ
クコンデンサに与える、第5項記載のハイブリッド切替
えコンデンサ集積回路フィルタ。 (7) 前記フィルタは2相クロックで切り替えられ
る、第5項記載のハイブリッド切替えコンデンサ集積回
路フィルタ。 (8) 前記フィードバックコンデンサの領域は前記漏
れコンデンサの領域の10倍より大きい、第5項記載のハ
イブリッド切替えコンデンサ集積回路フィルタ。
素で電荷をサンプリングして前記複数の前記切替えコン
デンサのそれぞれに与え、第2クロック相では前記複数
の切替えコンデンサの前記電荷を蓄積してフィードバッ
クコンデンサに与える、第5項記載のハイブリッド切替
えコンデンサ集積回路フィルタ。 (7) 前記フィルタは2相クロックで切り替えられ
る、第5項記載のハイブリッド切替えコンデンサ集積回
路フィルタ。 (8) 前記フィードバックコンデンサの領域は前記漏
れコンデンサの領域の10倍より大きい、第5項記載のハ
イブリッド切替えコンデンサ集積回路フィルタ。
【0037】(9) ハイブリッド切替えコンデンサ集
積回路フィルタであって、高電圧線および低電圧線と、
複数の各切替えデバイスを制御して前記高電圧線と低電
圧線を選択的に切り替える複数の遅延要素と、並列に接
続しかつ前記各切替えデバイスに接続する複数の切替え
コンデンサ分岐回路を含む複数の切替えコンデンサ回路
と、前記並列のコンデンサ回路の全てに共通のノードに
接続する切替え入力と出力端子を持つ利得要素と、前記
利得要素に並列に接続して少なくとも1個の切替えコン
デンサを含むフィードバック分岐回路、を備え、前記フ
ィードバック分岐回路と前記利得要素は共同で無限イン
パルス応答機能を与え、帯域外量子化雑音を大幅に減少
させる、ハイブリッド切替えコンデンサ集積回路フィル
タ。
積回路フィルタであって、高電圧線および低電圧線と、
複数の各切替えデバイスを制御して前記高電圧線と低電
圧線を選択的に切り替える複数の遅延要素と、並列に接
続しかつ前記各切替えデバイスに接続する複数の切替え
コンデンサ分岐回路を含む複数の切替えコンデンサ回路
と、前記並列のコンデンサ回路の全てに共通のノードに
接続する切替え入力と出力端子を持つ利得要素と、前記
利得要素に並列に接続して少なくとも1個の切替えコン
デンサを含むフィードバック分岐回路、を備え、前記フ
ィードバック分岐回路と前記利得要素は共同で無限イン
パルス応答機能を与え、帯域外量子化雑音を大幅に減少
させる、ハイブリッド切替えコンデンサ集積回路フィル
タ。
【0038】(10) セミディジタル濾波回路を用い
てシグマ・デルタ変調回路の帯域外の量子化雑音を最小
にする方法であって、(a) 複数の遅延要素を与え、
(b) 複数のコンデンサ回路をそれぞれの前記遅延要
素で切り替え、前記コンデンサ回路は並列に接続し、
(c) 前記コンデンサの電圧の合計を利得要素に並列
に接続するフィードバックコンデンサに蓄積し、(d)
前記利得要素のDC利得を前記利得要素に並列に接続
する漏れコンデンサで制御し、前記フィードバックコン
デンサの領域は前記漏れコンデンサの領域より大きい、
ステップを含む、シグマデルタ変調回路の帯域外量子化
雑音を最小にする方法。
てシグマ・デルタ変調回路の帯域外の量子化雑音を最小
にする方法であって、(a) 複数の遅延要素を与え、
(b) 複数のコンデンサ回路をそれぞれの前記遅延要
素で切り替え、前記コンデンサ回路は並列に接続し、
(c) 前記コンデンサの電圧の合計を利得要素に並列
に接続するフィードバックコンデンサに蓄積し、(d)
前記利得要素のDC利得を前記利得要素に並列に接続
する漏れコンデンサで制御し、前記フィードバックコン
デンサの領域は前記漏れコンデンサの領域より大きい、
ステップを含む、シグマデルタ変調回路の帯域外量子化
雑音を最小にする方法。
【0039】(11) ディジタル・アナログ変換用の
シグマ・デルタ変調器の粗い量子化出力を濾波するハイ
ブリッドFIR/IIRアナログフィルタである。FI
Rフィルタ機能とIIRフィルタ機能を組み合わせて1
つの回路にして両者の利点を備えることにより、必要な
タップ数は従来のFIR方式より少なく、必要な領域は
IIRフィルタより少ない。
シグマ・デルタ変調器の粗い量子化出力を濾波するハイ
ブリッドFIR/IIRアナログフィルタである。FI
Rフィルタ機能とIIRフィルタ機能を組み合わせて1
つの回路にして両者の利点を備えることにより、必要な
タップ数は従来のFIR方式より少なく、必要な領域は
IIRフィルタより少ない。
本発明について以下の図面を参照して説明する。これら
の図面は本発明の重要な例示の実施の形態を示すもので
ある。
の図面は本発明の重要な例示の実施の形態を示すもので
ある。
【図1】本発明の1つの好ましい実施の形態。
【図2】本発明のFIR部にDACを用いる別の実施の
形態。
形態。
【図3】図2を図1の実施の形態に組み込んだ別の実施
の形態。
の形態。
【図4】本発明の差動形の実施の形態。
【図5】差動形の実施の形態に用いる8セルのコンデン
サアレーを持つユニットセル(図4の点線内の領域に相
当する)。
サアレーを持つユニットセル(図4の点線内の領域に相
当する)。
【図6】図5のコンデンサセルを更に分割したもの。
【図7】セミディジタル再構成フィルタの従来の電流モ
ードの装置。
ードの装置。
z-1 遅延要素 Cn 切替えコンデンサ CF フィードバックコンデンサ CL 漏れコンデンサ −A 電圧利得増幅器
Claims (2)
- 【請求項1】 ハイブリッド切替えコンデンサ集積回路
フィルタであって、 多重出力を持つディジタル・アナログ変換回路と、 前記出力に接続する多重入力を持つ有限インパルス応答
切替えコンデンサフィルタ段と、 前記有限インパルス応答段の後に接続する無限インパル
ス応答フィルタ段、を備え、帯域外の量子化雑音は前記
フィルタ段の組合わせにより大幅に減少する、ハイブリ
ッド切替えコンデンサ集積回路フィルタ。 - 【請求項2】 セミディジタル濾波回路を用いてシグマ
・デルタ変調回路の帯域外の量子化雑音を最小にする方
法であって、(a) 複数の遅延要素を与え、(b)
複数のコンデンサ回路をそれぞれの前記遅延要素で切り
替え、前記コンデンサ回路は並列に接続し、(c) 前
記コンデンサの電圧の合計を利得要素に並列に接続する
フィードバックコンデンサに蓄積し、(d) 前記利得
要素のDC利得を前記利得要素に並列に接続する漏れコ
ンデンサで制御し、前記フィードバックコンデンサの領
域は前記漏れコンデンサの領域より大きい、ステップを
含む、シグマデルタ変調回路の帯域外量子化雑音を最小
にする方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US7358498P | 1998-02-03 | 1998-02-03 | |
US073584 | 1998-02-03 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11284491A true JPH11284491A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=22114583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11026382A Pending JPH11284491A (ja) | 1998-02-03 | 1999-02-03 | ハイブリッドfir/iirアナログフィルタ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6177897B1 (ja) |
EP (1) | EP0933870B1 (ja) |
JP (1) | JPH11284491A (ja) |
DE (1) | DE69934924T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112009002137T5 (de) | 2008-10-06 | 2012-01-19 | Mitsubishi Electric Corporation | Signalverarbeitungsschaltung |
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