JPH1128417A - インクジェット記録媒体 - Google Patents
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- B41M5/529—Macromolecular coatings characterised by the use of fluorine- or silicon-containing organic compounds
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インク吸着被膜が適当な基体の表面に適用さ
れ、そして該被膜が調製された媒体に対し改善された画
質、カール性能及び乾燥時間を付与するインクジェット
記録媒体を提供する。 【解決手段】 インクジェット記録媒体のためのインク
吸着被膜、及びそれと同一のものを含むインクジェット
記録媒体であり、ここで、そのインクジェット記録媒体
はその表面上に塗布されたインク吸着被膜層を有する基
体を含む。インク吸着被膜層は、（１）ポリアルキルオ
キサゾリンモノマーユニット若しくはポリフェニルオキ
サゾリンモノマーユニットからなる高分子若しくは共重
合体、又はポリアルキルオキサゾリンモノマーユニット
及びポリフェニルオキサゾリンモノマーユニットからな
る共重合体；並びに（２）ヒドロキシル基（−ＯＨ）を
含む高分子若しくは共重合体を含む。インク吸着被膜は
改善された画質、乾燥時間及びていどの低いカールを持
つインクジェット媒体を提供する。
れ、そして該被膜が調製された媒体に対し改善された画
質、カール性能及び乾燥時間を付与するインクジェット
記録媒体を提供する。 【解決手段】 インクジェット記録媒体のためのインク
吸着被膜、及びそれと同一のものを含むインクジェット
記録媒体であり、ここで、そのインクジェット記録媒体
はその表面上に塗布されたインク吸着被膜層を有する基
体を含む。インク吸着被膜層は、（１）ポリアルキルオ
キサゾリンモノマーユニット若しくはポリフェニルオキ
サゾリンモノマーユニットからなる高分子若しくは共重
合体、又はポリアルキルオキサゾリンモノマーユニット
及びポリフェニルオキサゾリンモノマーユニットからな
る共重合体；並びに（２）ヒドロキシル基（−ＯＨ）を
含む高分子若しくは共重合体を含む。インク吸着被膜は
改善された画質、乾燥時間及びていどの低いカールを持
つインクジェット媒体を提供する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
媒体に関し、特にインクジェット記録媒体を提供するた
めに適当な物質と結合して使用されうるインク吸着被膜
に関する。
媒体に関し、特にインクジェット記録媒体を提供するた
めに適当な物質と結合して使用されうるインク吸着被膜
に関する。
【０００２】
【従来の技術】最近、インクジェットプリント技術が、
プレゼンテーション、グラフィックアート、工業用製図
及び家庭・オフィス用途に使用されている。これらの用
途に使用されるインクジェット記録媒体への性能要求
は、非常に切迫したものがある。その媒体は素早い乾
燥、良好な色再現性、高い画像分解能、及び記録保管性
能の提供が必要である。透明画用途には、様々な市販プ
ロジェクター上でのカール性能もまた重要である。多く
の市販製品と提案によるデザインがこの分野では利用可
能である。それらの中で、インクジェット用途用にこの
タイプの化学を探究する当業者により以前に限られた量
の努力が払われたのみであるにも関わらず、オキサゾリ
ンベースの高分子インク吸着被膜は有望な性能を示し
た。その結果、この目的に関する限られた量の情報のみ
が従来技術において利用可能であり、又は、他の点では
本発明にかかる発見に先立って本発明者にとって利用可
能であった。
プレゼンテーション、グラフィックアート、工業用製図
及び家庭・オフィス用途に使用されている。これらの用
途に使用されるインクジェット記録媒体への性能要求
は、非常に切迫したものがある。その媒体は素早い乾
燥、良好な色再現性、高い画像分解能、及び記録保管性
能の提供が必要である。透明画用途には、様々な市販プ
ロジェクター上でのカール性能もまた重要である。多く
の市販製品と提案によるデザインがこの分野では利用可
能である。それらの中で、インクジェット用途用にこの
タイプの化学を探究する当業者により以前に限られた量
の努力が払われたのみであるにも関わらず、オキサゾリ
ンベースの高分子インク吸着被膜は有望な性能を示し
た。その結果、この目的に関する限られた量の情報のみ
が従来技術において利用可能であり、又は、他の点では
本発明にかかる発見に先立って本発明者にとって利用可
能であった。
【０００３】アメリカ特許第４，８８９，７６５号は、
好ましくはポリエチルオキサゾリンである２−オキサゾ
リン高分子、及び塩基により実質的に中性化された付属
の酸を含むオレフィン共重合体からなるインク−受容性
被覆合成物を開示する。アメリカ特許第５，３８９，７
２３号は、高分子マトリクス成分と、液体吸収成分と、
水耐久性のある網目形成のための多官能アジリジン架橋
剤との混合からなる半相互侵入高分子網目から作られる
被膜を開示する。ポリエチルオキサゾリンは液体吸収可
能な物質として記載される。アメリカ特許第４，９５
６，２３０号は、（１）カルボニルアミド基を含む親水
性高分子と（２）酸、ヒドロキシル、＝ＮＨ及び−ＮＨ
2 の官能基を持たない疎水性高分子とを含む塗料を開示
する。
好ましくはポリエチルオキサゾリンである２−オキサゾ
リン高分子、及び塩基により実質的に中性化された付属
の酸を含むオレフィン共重合体からなるインク−受容性
被覆合成物を開示する。アメリカ特許第５，３８９，７
２３号は、高分子マトリクス成分と、液体吸収成分と、
水耐久性のある網目形成のための多官能アジリジン架橋
剤との混合からなる半相互侵入高分子網目から作られる
被膜を開示する。ポリエチルオキサゾリンは液体吸収可
能な物質として記載される。アメリカ特許第４，９５
６，２３０号は、（１）カルボニルアミド基を含む親水
性高分子と（２）酸、ヒドロキシル、＝ＮＨ及び−ＮＨ
2 の官能基を持たない疎水性高分子とを含む塗料を開示
する。
【０００４】上記設計は、着想と構成の両方において本
発明の記録媒体、及びそこで用いられるインク吸着被膜
の設計と異なる。例えば、本発明の設計は、ポリオレフ
ィン共重合体及びアジリジン架橋剤を含む酸性官能基を
必要としない。代わりに、本発明においては、固有の物
理的及び化学的相互作用を通してヒドロゲルが形成され
る。更に、本発明の設計では、本発明にかかる独創的な
ポリアルキル−又はポリフェニル−オキサゾリンベース
のインク吸着被膜において、酸、ヒドロキシル、＝ＮＨ
及び−ＮＨ2 の官能基、そして特にヒドロキシル基を使
用することにより最高の性能を示すことが見出された。
こうして、そのような官能基は、アルキル及びフェニル
オキサゾリンベースの高分子インク吸着被膜を含むイン
クジェット媒体の設計において役に立ちうることが見出
された。
発明の記録媒体、及びそこで用いられるインク吸着被膜
の設計と異なる。例えば、本発明の設計は、ポリオレフ
ィン共重合体及びアジリジン架橋剤を含む酸性官能基を
必要としない。代わりに、本発明においては、固有の物
理的及び化学的相互作用を通してヒドロゲルが形成され
る。更に、本発明の設計では、本発明にかかる独創的な
ポリアルキル−又はポリフェニル−オキサゾリンベース
のインク吸着被膜において、酸、ヒドロキシル、＝ＮＨ
及び−ＮＨ2 の官能基、そして特にヒドロキシル基を使
用することにより最高の性能を示すことが見出された。
こうして、そのような官能基は、アルキル及びフェニル
オキサゾリンベースの高分子インク吸着被膜を含むイン
クジェット媒体の設計において役に立ちうることが見出
された。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】インクジェット記録媒
体（例えば、インクジェット記録紙、インクジェット記
録フィルム及びインクジェット記録製品）に使用可能な
インク吸着被膜が設計された。このインク吸着被膜はイ
ンクジェット記録用途に対して改善された性能を有する
インクジェット記録媒体の提供のために使用されうる。
体（例えば、インクジェット記録紙、インクジェット記
録フィルム及びインクジェット記録製品）に使用可能な
インク吸着被膜が設計された。このインク吸着被膜はイ
ンクジェット記録用途に対して改善された性能を有する
インクジェット記録媒体の提供のために使用されうる。
【０００６】従って、本発明の目的は、インクジェット
記録媒体に使用されうるインク吸着被膜を提供すること
である。本発明の別の目的は、インク吸着被膜が適当な
基体の表面に適用され、そして該被膜が調製された媒体
に対し改善された画質、カール性能及び乾燥時間を付与
するインクジェット記録媒体を提供することである。
記録媒体に使用されうるインク吸着被膜を提供すること
である。本発明の別の目的は、インク吸着被膜が適当な
基体の表面に適用され、そして該被膜が調製された媒体
に対し改善された画質、カール性能及び乾燥時間を付与
するインクジェット記録媒体を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるインク吸
着被膜及び記録媒体の優れたパフォーマンス特性は、本
発明のインク吸着被膜が、（１）ポリアルキルオキサゾ
リン高分子、ポリフェニルオキサゾリン高分子、ポリア
ルキルオキサゾリンモノマーユニットを含む共重合体、
ポリフェニルオキサゾリンモノマーユニットを含む共重
合体、若しくはポリアルキルオキサゾリンモノマーユニ
ットとポリフェニルオキサゾリンモノマーユニットとを
含む共重合体；及び（２）ヒドロキシル（−ＯＨ）基を
含む高分子若しくは共重合体：よりなるという事実から
の結果であると考えられる。
着被膜及び記録媒体の優れたパフォーマンス特性は、本
発明のインク吸着被膜が、（１）ポリアルキルオキサゾ
リン高分子、ポリフェニルオキサゾリン高分子、ポリア
ルキルオキサゾリンモノマーユニットを含む共重合体、
ポリフェニルオキサゾリンモノマーユニットを含む共重
合体、若しくはポリアルキルオキサゾリンモノマーユニ
ットとポリフェニルオキサゾリンモノマーユニットとを
含む共重合体；及び（２）ヒドロキシル（−ＯＨ）基を
含む高分子若しくは共重合体：よりなるという事実から
の結果であると考えられる。
【０００８】加えて、セルロースエーテルを含む表面被
膜層が望みのパフォーマンス特性を達成するために本発
明の媒体のインク吸着被膜上で使用されうる。
膜層が望みのパフォーマンス特性を達成するために本発
明の媒体のインク吸着被膜上で使用されうる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下の詳細な記載は本発明の実施
を望む者への助けとなるように示される。しかし、ここ
に開示されうる多様な発明の実施例は、本発明にかかる
発見の精神とねらいから離れること無く、この分野で知
られた標準的な技術及び物質を用いて改良されうること
を当業者は容易に理解するため、本発明にかかる発見を
過度に限定するものとして解釈されるものではない。
を望む者への助けとなるように示される。しかし、ここ
に開示されうる多様な発明の実施例は、本発明にかかる
発見の精神とねらいから離れること無く、この分野で知
られた標準的な技術及び物質を用いて改良されうること
を当業者は容易に理解するため、本発明にかかる発見を
過度に限定するものとして解釈されるものではない。
【００１０】本発明のインクジェット記録媒体は、
（１）ポリアルキルオキサゾリン高分子、ポリフェニル
オキサゾリン高分子、ポリアルキルオキサゾリンモノマ
ーユニットを含む共重合体、ポリフェニルオキサゾリン
モノマーユニットを含む共重合体、若しくはポリアルキ
ルオキサゾリンモノマーユニットとポリフェニルオキサ
ゾリンモノマーユニットとを含む共重合体；及び（２）
ヒドロキシル基（−ＯＨ）を含む高分子若しくは共重合
体：からなる少なくとも一層のインク吸着被膜層をその
表面上に有する基体を含む。
（１）ポリアルキルオキサゾリン高分子、ポリフェニル
オキサゾリン高分子、ポリアルキルオキサゾリンモノマ
ーユニットを含む共重合体、ポリフェニルオキサゾリン
モノマーユニットを含む共重合体、若しくはポリアルキ
ルオキサゾリンモノマーユニットとポリフェニルオキサ
ゾリンモノマーユニットとを含む共重合体；及び（２）
ヒドロキシル基（−ＯＨ）を含む高分子若しくは共重合
体：からなる少なくとも一層のインク吸着被膜層をその
表面上に有する基体を含む。
【００１１】本発明のインク吸着被膜及びインクジェッ
ト記録媒体の調製に有用なポリアルキルオキサゾリン及
びポリフェニルオキサゾリンモノマーユニットの典型例
は、ポリメチルオキサゾリン、ポリエチルオキサゾリ
ン、ポリプロピルオキサゾリン、ポリフェニルオキサゾ
リン等である。そのようなモノマーユニットを含む高分
子と共重合体の両方が本発明のインク吸着被膜及びイン
クジェット記録媒体の調製に有用である。好ましくは、
そのような高分子と共重合体の重量平均分子量は約４
０，０００以上であり、より好ましくは約２００，００
０以上である。
ト記録媒体の調製に有用なポリアルキルオキサゾリン及
びポリフェニルオキサゾリンモノマーユニットの典型例
は、ポリメチルオキサゾリン、ポリエチルオキサゾリ
ン、ポリプロピルオキサゾリン、ポリフェニルオキサゾ
リン等である。そのようなモノマーユニットを含む高分
子と共重合体の両方が本発明のインク吸着被膜及びイン
クジェット記録媒体の調製に有用である。好ましくは、
そのような高分子と共重合体の重量平均分子量は約４
０，０００以上であり、より好ましくは約２００，００
０以上である。
【００１２】本発明のインク吸着被膜及びインクジェッ
ト記録媒体の調製に有用なヒドロキシル基（−ＯＨ）を
含む高分子と共重合体の典型例は、セルロースアセテー
トブチレートモノマーユニット、セルロースアセテート
プロピオネートモノマーユニット、ポリ（ビニルブチラ
ル）モノマーユニット、エチルセルロースモノマーユニ
ット、一部が加水分解されたポリ（ビニルアセテート）
モノマーユニット、ニトロセルロースモノマーユニッ
ト、ヒドロキシエチルメタクリレートモノマーユニット
等を含むものである。好ましくは、そのような高分子と
共重合体の重量平均分子量は約２５，０００以上であ
り、より好ましくは約１００，０００以上である。
ト記録媒体の調製に有用なヒドロキシル基（−ＯＨ）を
含む高分子と共重合体の典型例は、セルロースアセテー
トブチレートモノマーユニット、セルロースアセテート
プロピオネートモノマーユニット、ポリ（ビニルブチラ
ル）モノマーユニット、エチルセルロースモノマーユニ
ット、一部が加水分解されたポリ（ビニルアセテート）
モノマーユニット、ニトロセルロースモノマーユニッ
ト、ヒドロキシエチルメタクリレートモノマーユニット
等を含むものである。好ましくは、そのような高分子と
共重合体の重量平均分子量は約２５，０００以上であ
り、より好ましくは約１００，０００以上である。
【００１３】本発明のインク吸着被膜は、好ましくは、
重量／重量基準において約５０％から約９８％；より好
ましくは、重量／重量基準において約８０％から約９５
％のポリアルキルオキサゾリン及び／又はポリフェニル
オキサゾリンをそこに含む高分子又は共重合体を含む。
幾つかの用途に対し、該インク吸着被膜層を覆う表面被
膜が必要とされる。そのような例において、インク吸着
被膜は基体上の直接塗膜され、それから乾燥される。表
面被膜層は、少なくとも一種のセルロースエーテルを含
む表面被膜層を用いてその後インク吸着被膜の表面に適
用される。
重量／重量基準において約５０％から約９８％；より好
ましくは、重量／重量基準において約８０％から約９５
％のポリアルキルオキサゾリン及び／又はポリフェニル
オキサゾリンをそこに含む高分子又は共重合体を含む。
幾つかの用途に対し、該インク吸着被膜層を覆う表面被
膜が必要とされる。そのような例において、インク吸着
被膜は基体上の直接塗膜され、それから乾燥される。表
面被膜層は、少なくとも一種のセルロースエーテルを含
む表面被膜層を用いてその後インク吸着被膜の表面に適
用される。
【００１４】本発明の表面被膜に使用されうるセルロー
スエーテルの典型例は、メチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロー
ス及びカルボキシメチルセルロースである。本発明のイ
ンク吸着被膜は約４０°Ｃ以上であり、そして好ましく
は約６０°Ｃ以上であるガラス転移点、Ｔｇを持つこと
が必要である。（Ｔｇが取得できないときは軟化点が使
用される。）Ｔｇが約４０°Ｃ以下の場合は、市販用途
に対し被膜は粘着性でありすぎる。
スエーテルの典型例は、メチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロー
ス及びカルボキシメチルセルロースである。本発明のイ
ンク吸着被膜は約４０°Ｃ以上であり、そして好ましく
は約６０°Ｃ以上であるガラス転移点、Ｔｇを持つこと
が必要である。（Ｔｇが取得できないときは軟化点が使
用される。）Ｔｇが約４０°Ｃ以下の場合は、市販用途
に対し被膜は粘着性でありすぎる。
【００１５】ガラス転移温度は、示差走査熱量計（ＤＳ
Ｃ）（ＴＡ Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔｓ，Ｍｏｄｅｌ Ｄ
Ｃ ２９１０）を用い、適当な標準で校正されて測定さ
れる。反復ＤＳＣ実験走査からの読み取り及びベースラ
インエラーは、約３°ＣのＴｇ測定の典型的な精度に帰
着する。温度に対する熱流の測定は、２０°Ｃ／分の加
熱速度で約５°Ｃから２００°Ｃの範囲の加熱において
なされる。サンプルチャンバーは窒素置換される。フィ
ルム状試料はアルミニウムの皿中に封止される。測定さ
れた温度に対する熱流のＤＳＣ曲線からポリマーブレン
ドのガラス転移点を得るために中間点法が用いられる。
Ｃ）（ＴＡ Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔｓ，Ｍｏｄｅｌ Ｄ
Ｃ ２９１０）を用い、適当な標準で校正されて測定さ
れる。反復ＤＳＣ実験走査からの読み取り及びベースラ
インエラーは、約３°ＣのＴｇ測定の典型的な精度に帰
着する。温度に対する熱流の測定は、２０°Ｃ／分の加
熱速度で約５°Ｃから２００°Ｃの範囲の加熱において
なされる。サンプルチャンバーは窒素置換される。フィ
ルム状試料はアルミニウムの皿中に封止される。測定さ
れた温度に対する熱流のＤＳＣ曲線からポリマーブレン
ドのガラス転移点を得るために中間点法が用いられる。
【００１６】本発明の独創的インク吸着被膜の厚さは特
に制限されないが、一平方メートル当たり約２ｇから一
平方メートル当たり約３０ｇの量での基体への各インク
吸着被膜層の適用により通常は管理される。この発明で
開示されたインク吸着被膜は、本発明のインクジェット
記録媒体の一つを提供するために多様な基体に適用され
うる。例えば、その様な目的のための適当な基体は、透
明プラスチック、半透明プラスチック、つや消しのプラ
スチック、不透明プラスチック、紙等を含む。基体とし
ての使用に適する高分子物質は、ポリエステル、セルロ
ースエステル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリ
（ビニルアセテート）、ポリカルボネート等を含む。ポ
リ（エチレンテレフタレート）フィルムは特に好ましい
基体である。更に、ほとんどあらゆる紙が基体として使
用されえて、粘土の塗布された紙及びポリオレフィンの
塗布された紙が特に基体紙として好ましい。基体の厚み
は特に制限されないが、通常は約１から約１０ミル、好
ましくは約３．０から約５．０ミルの範囲に有るべきで
ある。基体はもし必要なら、それへのインク吸着被膜の
付着を強化するために前処理されうる。
に制限されないが、一平方メートル当たり約２ｇから一
平方メートル当たり約３０ｇの量での基体への各インク
吸着被膜層の適用により通常は管理される。この発明で
開示されたインク吸着被膜は、本発明のインクジェット
記録媒体の一つを提供するために多様な基体に適用され
うる。例えば、その様な目的のための適当な基体は、透
明プラスチック、半透明プラスチック、つや消しのプラ
スチック、不透明プラスチック、紙等を含む。基体とし
ての使用に適する高分子物質は、ポリエステル、セルロ
ースエステル、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリ
（ビニルアセテート）、ポリカルボネート等を含む。ポ
リ（エチレンテレフタレート）フィルムは特に好ましい
基体である。更に、ほとんどあらゆる紙が基体として使
用されえて、粘土の塗布された紙及びポリオレフィンの
塗布された紙が特に基体紙として好ましい。基体の厚み
は特に制限されないが、通常は約１から約１０ミル、好
ましくは約３．０から約５．０ミルの範囲に有るべきで
ある。基体はもし必要なら、それへのインク吸着被膜の
付着を強化するために前処理されうる。
【００１７】本発明の好ましい実施例に従えば、本発明
のインク吸着被膜は更に乾燥被膜の重量を基準として約
０．１から約１５重量％の粒子からなる。それらの表面
特性を改良するためにインク吸着被膜中に使用されうる
適当な粒子は、シリカ、アルミナ、カオリン、ガラスビ
ーズ、カルシウムカーボネート及びチタニウムオキサイ
ド等の無機粒子、並びにポリオレフィン、ポリスチレ
ン、ポリウレタン、スターチ、ポリ（メチルメタクリレ
ート）及びポリテトラフルオロエチレン等の有機粒子を
含む。もし望むなら、そのような粒子は本発明の媒体に
おいて使用される付加表面被膜層中でもまた使用されう
る。その様な例においては、その粒子は付加表面被膜層
中、乾燥被膜の重量を基準として約０．１から約１５重
量％の量で存在する。
のインク吸着被膜は更に乾燥被膜の重量を基準として約
０．１から約１５重量％の粒子からなる。それらの表面
特性を改良するためにインク吸着被膜中に使用されうる
適当な粒子は、シリカ、アルミナ、カオリン、ガラスビ
ーズ、カルシウムカーボネート及びチタニウムオキサイ
ド等の無機粒子、並びにポリオレフィン、ポリスチレ
ン、ポリウレタン、スターチ、ポリ（メチルメタクリレ
ート）及びポリテトラフルオロエチレン等の有機粒子を
含む。もし望むなら、そのような粒子は本発明の媒体に
おいて使用される付加表面被膜層中でもまた使用されう
る。その様な例においては、その粒子は付加表面被膜層
中、乾燥被膜の重量を基準として約０．１から約１５重
量％の量で存在する。
【００１８】実際上、多様な添加物が、本発明の付加表
面被膜層中と同様に、本発明のインク吸着被膜中におい
てもまた使用されうる。これらの添加物は、被膜溶液、
帯電防止剤、乳化剤、及び被膜のｐＨを制御するための
酸性化合物の濡れ又は滲み作用を制御する表面活性剤を
含みうる。もし必要なら、他の添加物もまた使用されう
る。
面被膜層中と同様に、本発明のインク吸着被膜中におい
てもまた使用されうる。これらの添加物は、被膜溶液、
帯電防止剤、乳化剤、及び被膜のｐＨを制御するための
酸性化合物の濡れ又は滲み作用を制御する表面活性剤を
含みうる。もし必要なら、他の添加物もまた使用されう
る。
【００１９】インク吸着被膜を持たない基体の表面は、
もし望むなら、静電気を減少するため並びにシート−シ
ート間の摩擦及び粘着を減少するために、それの上に敷
かれた裏材を有しうる。該裏材は高分子被膜、高分子フ
ィルム又は紙性裏材のいずれかである。多数の塗布方法
の中の幾つかが適当な基体上へのインク吸着被膜の塗布
のために用いられうる。例えば、ローラーコーティン
グ、押し出しコーティング、エアーナイフコーティン
グ、スライドコーティング、ドクターコーティング又は
グラビアコーティングは用いられえて、この分野で良く
知られている。このような塗布方法は、もし望むなら、
本発明のインクジェット記録媒体上の付加表面被膜層を
塗布するのにもまた用いられえる。
もし望むなら、静電気を減少するため並びにシート−シ
ート間の摩擦及び粘着を減少するために、それの上に敷
かれた裏材を有しうる。該裏材は高分子被膜、高分子フ
ィルム又は紙性裏材のいずれかである。多数の塗布方法
の中の幾つかが適当な基体上へのインク吸着被膜の塗布
のために用いられうる。例えば、ローラーコーティン
グ、押し出しコーティング、エアーナイフコーティン
グ、スライドコーティング、ドクターコーティング又は
グラビアコーティングは用いられえて、この分野で良く
知られている。このような塗布方法は、もし望むなら、
本発明のインクジェット記録媒体上の付加表面被膜層を
塗布するのにもまた用いられえる。
【００２０】以下の例は本発明の説明として単に示され
たものであり、限定するものとして解されるべきもので
はない。以下の例において、部は固形分を基礎とした重
量による割合として示される。例Ｉ 被膜組成は以下の処方：
たものであり、限定するものとして解されるべきもので
はない。以下の例において、部は固形分を基礎とした重
量による割合として示される。例Ｉ 被膜組成は以下の処方：
【００２１】
【表１】
【００２２】に従い調製される。該被膜はＮｏ．４２マ
イヤーロッドを使用してポリエステルフィルム（ＩＣＩ
Ｆｉｌｍｓ）に適用される。インク吸着被膜は約１３０
°Ｃで約４分間乾燥される。例ＩＩ 被膜組成は以下の処方：
イヤーロッドを使用してポリエステルフィルム（ＩＣＩ
Ｆｉｌｍｓ）に適用される。インク吸着被膜は約１３０
°Ｃで約４分間乾燥される。例ＩＩ 被膜組成は以下の処方：
【００２３】
【表２】
【００２４】に従い調製される。該被膜はＮｏ．４２マ
イヤーロッドを使用してポリエステルフィルム（ＩＣＩ
Ｆｉｌｍｓ）に適用される。該インク吸着被膜は約１３
０°Ｃで約４分間乾燥される。例ＩＩＩ 被膜組成は以下の処方：
イヤーロッドを使用してポリエステルフィルム（ＩＣＩ
Ｆｉｌｍｓ）に適用される。該インク吸着被膜は約１３
０°Ｃで約４分間乾燥される。例ＩＩＩ 被膜組成は以下の処方：
【００２５】
【表３】
【００２６】に従い調製される。該被膜はＮｏ．４２マ
イヤーロッドを使用してポリエステルフィルム（ＩＣＩ
Ｆｉｌｍｓ）に適用される。インク吸着被膜は約１３０
°Ｃで約４分間乾燥される。表面被膜層がその後、該イ
ンク吸着被膜上に以下の処方：
イヤーロッドを使用してポリエステルフィルム（ＩＣＩ
Ｆｉｌｍｓ）に適用される。インク吸着被膜は約１３０
°Ｃで約４分間乾燥される。表面被膜層がその後、該イ
ンク吸着被膜上に以下の処方：
【００２７】
【表４】
【００２８】に従い塗布される。該表面被膜層はＮｏ．
８マイヤーロッドで適用され、約１３０°Ｃで約２分間
乾燥される。例ＩＶ 例Ｉのインク吸着被膜はＮｏ．４２マイヤーロッドを使
用してポリエステルフィルム（ＩＣＩ Ｆｉｌｍｓ）に
適用され、約１３０°Ｃで約４分間乾燥される。例ＩＩ
Ｉの表面被膜層がその後、該インク吸着被膜上に塗布さ
れる。該表面被膜層はＮｏ．８マイヤーロッドで適用さ
れ、約１３０°Ｃで約２分間乾燥される。
８マイヤーロッドで適用され、約１３０°Ｃで約２分間
乾燥される。例ＩＶ 例Ｉのインク吸着被膜はＮｏ．４２マイヤーロッドを使
用してポリエステルフィルム（ＩＣＩ Ｆｉｌｍｓ）に
適用され、約１３０°Ｃで約４分間乾燥される。例ＩＩ
Ｉの表面被膜層がその後、該インク吸着被膜上に塗布さ
れる。該表面被膜層はＮｏ．８マイヤーロッドで適用さ
れ、約１３０°Ｃで約２分間乾燥される。
【００２９】比較例Ｉ 被膜組成は以下の処方：
【００３０】
【表５】
【００３１】に従い調製される。該被膜はＮｏ．４２マ
イヤーロッドを使用してポリエステルフィルム（ＩＣＩ
Ｆｉｌｍｓ）に適用される。インク吸着被膜は約１３０
°Ｃで約４分間乾燥される。比較例ＩＩ 被膜組成は以下の処方：
イヤーロッドを使用してポリエステルフィルム（ＩＣＩ
Ｆｉｌｍｓ）に適用される。インク吸着被膜は約１３０
°Ｃで約４分間乾燥される。比較例ＩＩ 被膜組成は以下の処方：
【００３２】
【表６】
【００３３】に従い調製される。該被膜はＮｏ．４２マ
イヤーロッドを使用してポリエステルフィルム（ＩＣＩ
Ｆｉｌｍｓ）に適用される。該インク吸着被膜は約１３
０°Ｃで約４分間乾燥される。得られたインクジェット
記録媒体は、ＨＥＷＬＥＴＴ ＰＡＣＫＡＲＤによりＤ
ＥＳＫＪＥＴ ８５０ｃ プリンターのために供給され
たインクジェットペンを持つＨＥＷＬＥＴＴ ＰＡＣＫ
ＡＲＤ ＤＥＳＫＪＥＴ ８５０ｃ プリンター上での
特性が評価される。
イヤーロッドを使用してポリエステルフィルム（ＩＣＩ
Ｆｉｌｍｓ）に適用される。該インク吸着被膜は約１３
０°Ｃで約４分間乾燥される。得られたインクジェット
記録媒体は、ＨＥＷＬＥＴＴ ＰＡＣＫＡＲＤによりＤ
ＥＳＫＪＥＴ ８５０ｃ プリンターのために供給され
たインクジェットペンを持つＨＥＷＬＥＴＴ ＰＡＣＫ
ＡＲＤ ＤＥＳＫＪＥＴ ８５０ｃ プリンター上での
特性が評価される。
【００３４】各例の乾燥時間は、各インクジェット記録
媒体例上へ試験プロットを初めに印刷することにより測
定される。印刷されたシートはその後、２０ｌｂ．連の
ＸＥＲＯＸ４２００紙の表面に置かれる。このとき時間
ゼロ（ｔ0 ）とされる。１分間のインターバルを置い
て、一枚の白色ボンド紙がその印刷表面上に置かれる。
別の２０ｌｂ．連のＸＥＲＯＸ４２００紙が該白色ボン
ド紙の表面上に置かれる。５秒後、上部の紙連と白色ボ
ンド紙は印刷表面上から取り除かれる。例と白色ボンド
紙の間にインクの転移が起こっていなければ、印刷は乾
燥しており、その時が乾燥時間（ｔdry ）と称される。
媒体例上へ試験プロットを初めに印刷することにより測
定される。印刷されたシートはその後、２０ｌｂ．連の
ＸＥＲＯＸ４２００紙の表面に置かれる。このとき時間
ゼロ（ｔ0 ）とされる。１分間のインターバルを置い
て、一枚の白色ボンド紙がその印刷表面上に置かれる。
別の２０ｌｂ．連のＸＥＲＯＸ４２００紙が該白色ボン
ド紙の表面上に置かれる。５秒後、上部の紙連と白色ボ
ンド紙は印刷表面上から取り除かれる。例と白色ボンド
紙の間にインクの転移が起こっていなければ、印刷は乾
燥しており、その時が乾燥時間（ｔdry ）と称される。
【００３５】プロジェクターカール特性はＰＯＬＡＲＯ
ＩＤオーバーヘッドプロジェクター上で管理される。該
プロジェクタープラテン表面は４０°Ｃまで温められ
る。インクジェット記録媒体は該プラテン表面上に１分
間置かれる。１分後、該プラテン表面から該インクジェ
ット記録媒体の角（かど）それぞれの立ち上がった距離
が測定される。測定された最も高い距離が該インクジェ
ット記録媒体のプロジェクターカール特性である。イン
クジェット記録媒体はそれらのプロジェクターカール特
性が約１０ｍｍより大きいとき、ぼやけた画像又は低い
画像分解能を与えることは本発明者の経験である。
ＩＤオーバーヘッドプロジェクター上で管理される。該
プロジェクタープラテン表面は４０°Ｃまで温められ
る。インクジェット記録媒体は該プラテン表面上に１分
間置かれる。１分後、該プラテン表面から該インクジェ
ット記録媒体の角（かど）それぞれの立ち上がった距離
が測定される。測定された最も高い距離が該インクジェ
ット記録媒体のプロジェクターカール特性である。イン
クジェット記録媒体はそれらのプロジェクターカール特
性が約１０ｍｍより大きいとき、ぼやけた画像又は低い
画像分解能を与えることは本発明者の経験である。
【００３６】黒画像光学濃度又はＫＯＤがＭＡＣＢＥＴ
Ｈ ＴＤ９０４（ＭａｃｂｅｔｈＰｒｏｃｅｓｓ Ｍｅ
ａｓｕｒｅｍｅｎｔｓ）上で測定される。読み取りは一
様な黒画像のストライプに沿って四つの異なる地点で取
られる。四つの読み取りの平均値がその黒画像光学濃度
である。それぞれの例及び比較例のガラス転移温度、乾
燥時間、プロジェクターカール及び黒画像光学濃度が以
下の表Ｉに示された。
Ｈ ＴＤ９０４（ＭａｃｂｅｔｈＰｒｏｃｅｓｓ Ｍｅ
ａｓｕｒｅｍｅｎｔｓ）上で測定される。読み取りは一
様な黒画像のストライプに沿って四つの異なる地点で取
られる。四つの読み取りの平均値がその黒画像光学濃度
である。それぞれの例及び比較例のガラス転移温度、乾
燥時間、プロジェクターカール及び黒画像光学濃度が以
下の表Ｉに示された。
【００３７】
【表７】
【００３８】表Ｉに示されるように、本発明の例Ｉ−Ｉ
Ｖのそれぞれは、比較例Ｃ−Ｉ及びＣ−ＩＩと比較した
とき、改善された特性の結合を示した。このことはカー
ル、乾燥時間及び光学濃度におけるそれらの特性におい
て明らかである。例えば、例Ｉ−ＩＶの本発明の媒体は
良好な黒画像光学濃度を有する。この試験における良好
な特性は低い量の顔料インクのひび割れの指針となるの
で、このことは重要である。特に、より低い光学濃度は
より高い程度のひび割れを示す。
Ｖのそれぞれは、比較例Ｃ−Ｉ及びＣ−ＩＩと比較した
とき、改善された特性の結合を示した。このことはカー
ル、乾燥時間及び光学濃度におけるそれらの特性におい
て明らかである。例えば、例Ｉ−ＩＶの本発明の媒体は
良好な黒画像光学濃度を有する。この試験における良好
な特性は低い量の顔料インクのひび割れの指針となるの
で、このことは重要である。特に、より低い光学濃度は
より高い程度のひび割れを示す。
【００３９】特に、本発明のインクジェット記録媒体
は、カールのような他の特性における劣化をもたらすこ
と無く改善された光学濃度を有する。この点に関し、本
発明のインクジェット記録媒体が良好なプロジェクター
カールパフォーマンス特性（即ち、１０ｍｍのカールよ
りはるかに小さい）を有することを表Ｉは明らかに示
す。
は、カールのような他の特性における劣化をもたらすこ
と無く改善された光学濃度を有する。この点に関し、本
発明のインクジェット記録媒体が良好なプロジェクター
カールパフォーマンス特性（即ち、１０ｍｍのカールよ
りはるかに小さい）を有することを表Ｉは明らかに示
す。
【００４０】加えて、本発明のインクジェット記録媒体
は、インクジェット印刷素子におけるより高いスループ
ットをもたらしうる、改善された乾燥時間の利点を有す
る。ここまでに記載された本特許のそれぞれは、ここで
例によって完全に具体化される。
は、インクジェット印刷素子におけるより高いスループ
ットをもたらしうる、改善された乾燥時間の利点を有す
る。ここまでに記載された本特許のそれぞれは、ここで
例によって完全に具体化される。
【００４１】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録媒体は、カ
ールのような他の特性における劣化をもたらすこと無く
改善された光学濃度を有する。加えて、本発明のインク
ジェット記録媒体は、インクジェット印刷素子における
より高いスループットをもたらしうる、改善された乾燥
時間の利点を有する。
ールのような他の特性における劣化をもたらすこと無く
改善された光学濃度を有する。加えて、本発明のインク
ジェット記録媒体は、インクジェット印刷素子における
より高いスループットをもたらしうる、改善された乾燥
時間の利点を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョシュア ディー ランダス アメリカ合衆国，ロードアイランド 02916，ランフォード，ノース・ブロード ウェイ 406，アパート ２ (72)発明者 ジョナサン マッカーニー アメリカ合衆国，コネティカット 06812, ニュー・フェアフィールド，インディア ン・ヒル・ロード 16
Claims (19)
- 【請求項１】 ポリアルキルオキサゾリンモノマーユニ
ット若しくはポリフェニルオキサゾリンモノマーユニッ
トからなる高分子若しくは共重合体、又はポリアルキル
オキサゾリンモノマーユニット及びポリフェニルオキサ
ゾリンモノマーユニットを含む共重合体；並びにヒドロ
キシル基（−ＯＨ）を含む高分子若しくは共重合体：を
含むインク吸着被膜層を表面上に塗布されて有する基体
からなるインクジェット記録媒体。 - 【請求項２】 該オキサゾリンモノマーユニットは、ポ
リメチルオキサゾリンモノマーユニットと、ポリエチル
オキサゾリンモノマーユニットと、ポリプロピルオキサ
ゾリンモノマーユニットとからなる群より選択される請
求項１記載のインクジェット記録媒体。 - 【請求項３】 該ポリアルキルオキサゾリンモノマーユ
ニット若しくは該ポリフェニルオキサゾリンモノマーユ
ニットからなる該高分子若しくは共重合体は約４０，０
００より大きい重量平均分子量を有する請求項１記載の
インクジェット記録媒体。 - 【請求項４】 該ポリアルキルオキサゾリンモノマーユ
ニット若しくは該ポリフェニルオキサゾリンモノマーユ
ニットからなる共重合体は約４０，０００より大きい重
量平均分子量を有する請求項１記載のインクジェット記
録媒体。 - 【請求項５】 該ヒドロキシル基を含む高分子若しくは
共重合体は、 セルロースアセテートブチレートモノマーユニット、 セルロースアセテートプロピオネートモノマーユニッ
ト、 ポリ（ビニルブチラル）モノマーユニット、 エチルセルロースモノマーユニット、 一部加水分解されたポリ（ビニルアセテート）モノマー
ユニット、 ニトロセルロースモノマーユニット、又はヒドロキシエ
チルメタクリレートモノマーユニット：からなる請求項
１記載のインクジェット記録媒体。 - 【請求項６】 該ヒドロキシル基を含む高分子若しくは
共重合体はは約２５，０００より大きい重量平均分子量
を有する請求項１記載のインクジェット記録媒体。 - 【請求項７】 該インク吸着被膜は少なくとも約４０°
Ｃのガラス転移温度若しくは軟化温度を有する請求項１
記載のインクジェット記録媒体。 - 【請求項８】 該媒体は更に該インク吸着被膜層上でオ
ーバーコートされる表面被膜層からなる請求項１記載の
インクジェット記録媒体。 - 【請求項９】 該表面被膜層はセルロースエーテルを含
む請求項８記載のインクジェット記録媒体。 - 【請求項１０】 該セルロースエーテルは、 メチルセルロースと、ヒドロキシエチルセルロースと、
ヒドロキシプロピルセルロースと、ヒドロキシプロピル
エチルセルロースと、ヒドロキシプロピルメチルセルロ
ースと、ヒドロキシエチルメチルセルロースとカルボキ
シメチルセルロースと：からなる群より選択される請求
項８記載のインクジェット記録媒体。 - 【請求項１１】 該インク吸着被膜は、 シリカと、アルミナと、カオリンと、ガラスビーズと、
カルシウムカーボネートと、チタニウムオキサイドと、
ポリオレフィンと、ポリスチレンと、ポリウレタンと、
スターチと、ポリ（メチルメタクリレート）とポリテト
ラフルオロエチレンと：からなる群より選択される粒子
を含む請求項１記載のインクジェット記録媒体。 - 【請求項１２】 該表面層は、 シリカと、アルミナと、カオリンと、ガラスビーズと、
カルシウムカーボネートと、チタニウムオキサイドと、
ポリオレフィンと、ポリスチレンと、ポリウレタンと、
スターチと、ポリ（メチルメタクリレート）とポリテト
ラフルオロエチレンと：からなる群より選択される粒子
を含む請求項９記載のインクジェット記録媒体。 - 【請求項１３】 該基体は透明プラスチック基体である
請求項１記載のインクジェット記録媒体。 - 【請求項１４】 該基体は不透明プラスチック基体であ
る請求項１記載のインクジェット記録媒体。 - 【請求項１５】 該基体は紙である請求項１記載のイン
クジェット記録媒体。 - 【請求項１６】 該基体はつや消しのプラスチック基体
である請求項１記載のインクジェット記録媒体。 - 【請求項１７】 該基体は半透明プラスチック基体であ
る請求項１記載のインクジェット記録媒体。 - 【請求項１８】 該基体は織物である請求項１記載のイ
ンクジェット記録媒体。 - 【請求項１９】 液体インクを請求項１記載のインクジ
ェット記録媒体のインク吸着被膜層に適用すること：か
らなるインクジェット印刷方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| EP97202022A EP0888902A1 (en) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | An ink jet recording medium |
| JP9178349A JPH1128417A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-03 | インクジェット記録媒体 |
| CA002213637A CA2213637A1 (en) | 1997-07-02 | 1997-08-22 | An ink jet recording medium |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| EP97202022A EP0888902A1 (en) | 1997-07-02 | 1997-07-02 | An ink jet recording medium |
| JP9178349A JPH1128417A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-03 | インクジェット記録媒体 |
| CA002213637A CA2213637A1 (en) | 1997-07-02 | 1997-08-22 | An ink jet recording medium |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1128417A true JPH1128417A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=27170441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9178349A Pending JPH1128417A (ja) | 1997-07-02 | 1997-07-03 | インクジェット記録媒体 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0888902A1 (ja) |
| JP (1) | JPH1128417A (ja) |
| CA (1) | CA2213637A1 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009523079A (ja) * | 2006-01-12 | 2009-06-18 | インペリアル・ケミカル・インダストリーズ・リミテッド | 熱転写印刷 |
| JP2014168866A (ja) * | 2013-03-01 | 2014-09-18 | Kmew Co Ltd | 塗装建材 |
| US9889695B2 (en) | 2014-09-30 | 2018-02-13 | Fujifilm Corporation | Image recording method |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001030617A (ja) * | 1999-07-22 | 2001-02-06 | Mitsubishi Polyester Film Copp | 塗布フィルム |
| JP2000355086A (ja) | 1999-06-15 | 2000-12-26 | Mitsubishi Polyester Film Copp | 塗布フィルム |
| US6455136B1 (en) | 1999-06-15 | 2002-09-24 | Mitsubishi Polyester Film Corporation | Film for ink jet recording sheet |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4547530A (en) * | 1983-11-15 | 1985-10-15 | The Dow Chemical Company | Miscible polymer blends containing poly(2-alkyl-2-oxazoline) |
| JPS6357276A (ja) * | 1986-08-29 | 1988-03-11 | Tomoegawa Paper Co Ltd | 記録シ−ト |
| US4956230A (en) * | 1987-04-13 | 1990-09-11 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Ink receptive transparency sheet |
| US4889765A (en) * | 1987-12-22 | 1989-12-26 | W. R. Grace & Co. | Ink-receptive, water-based, coatings |
| US5389723A (en) * | 1990-10-24 | 1995-02-14 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Transparent liquid absorbent materials for use as ink receptive layers |
| EP0696516B1 (en) * | 1994-08-08 | 2003-12-17 | Arkwright Inc. | A full range ink jet recording medium |
| JPH08230313A (ja) * | 1994-12-12 | 1996-09-10 | Arkwright Inc | インクジェット媒体用ポリマーマトリックスコーティング |
-
1997
- 1997-07-02 EP EP97202022A patent/EP0888902A1/en not_active Withdrawn
- 1997-07-03 JP JP9178349A patent/JPH1128417A/ja active Pending
- 1997-08-22 CA CA002213637A patent/CA2213637A1/en not_active Abandoned
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009523079A (ja) * | 2006-01-12 | 2009-06-18 | インペリアル・ケミカル・インダストリーズ・リミテッド | 熱転写印刷 |
| JP2014168866A (ja) * | 2013-03-01 | 2014-09-18 | Kmew Co Ltd | 塗装建材 |
| US9889695B2 (en) | 2014-09-30 | 2018-02-13 | Fujifilm Corporation | Image recording method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CA2213637A1 (en) | 1999-02-22 |
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