JPH1128393A - 塗料の塗工方法並びに塗工装置 - Google Patents
塗料の塗工方法並びに塗工装置Info
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- JPH1128393A JPH1128393A JP9183350A JP18335097A JPH1128393A JP H1128393 A JPH1128393 A JP H1128393A JP 9183350 A JP9183350 A JP 9183350A JP 18335097 A JP18335097 A JP 18335097A JP H1128393 A JPH1128393 A JP H1128393A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 塗料の塗工方法並びに塗工装置において、乾
燥炉を廃止するか、あるいは乾燥時間を大幅に短縮させ
るとともに、高粘度の接着剤にも適用できる塗料の塗工
方法並びに塗工装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 塗布ガン10,50内にコンプレッサー
31から高圧エアをヒーター34を通じて加熱した状態
で塗布ガン10,50内に供給することにより、塗料供
給タンク21からの塗料を高温に加熱した状態で噴霧処
理することを可能にし、乾燥工程の短縮化を図るととも
に、高粘度の接着剤にも適用可能とする。また、ヒータ
ー34の温度制御を塗布ガン10,50直前のエア温度
とヒーター34自体のヒーター温度をそれぞれ熱電対a
41,b42で検知し、制御装置40を通じてヒーター
34への通電量を制御することにより、ヒーター34を
塗布ガン10,50の使用時、非使用時、常に最適温度
に維持する。
燥炉を廃止するか、あるいは乾燥時間を大幅に短縮させ
るとともに、高粘度の接着剤にも適用できる塗料の塗工
方法並びに塗工装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 塗布ガン10,50内にコンプレッサー
31から高圧エアをヒーター34を通じて加熱した状態
で塗布ガン10,50内に供給することにより、塗料供
給タンク21からの塗料を高温に加熱した状態で噴霧処
理することを可能にし、乾燥工程の短縮化を図るととも
に、高粘度の接着剤にも適用可能とする。また、ヒータ
ー34の温度制御を塗布ガン10,50直前のエア温度
とヒーター34自体のヒーター温度をそれぞれ熱電対a
41,b42で検知し、制御装置40を通じてヒーター
34への通電量を制御することにより、ヒーター34を
塗布ガン10,50の使用時、非使用時、常に最適温度
に維持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、接着剤や各種塗
料を塗工する塗料の塗工方法並びに塗工装置に関するも
ので、塗料の乾燥工程の廃止、あるいは乾燥時間の短縮
化等、乾燥設備の簡素化を図ることができる塗料の塗工
方法並びに塗工装置に関する。
料を塗工する塗料の塗工方法並びに塗工装置に関するも
ので、塗料の乾燥工程の廃止、あるいは乾燥時間の短縮
化等、乾燥設備の簡素化を図ることができる塗料の塗工
方法並びに塗工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、接着剤や各種塗料を塗布するに
は、図6に示す装置を使用して行なっている。すなわ
ち、手動式の塗布ガン1に塗料カップ2が備わってお
り、塗布ガン1に接続された吹付け用エア供給チューブ
3を通じて電動ブロア4から圧縮エアが塗布ガン1に供
給され、作動レバー5を操作することにより、塗料カッ
プ2からの塗料を圧縮エアによりノズル6から塗料7を
吹付け塗工していた。このとき、電動ブロア4で発生す
る熱により圧縮エアは若干加熱されて供給されることに
なる。
は、図6に示す装置を使用して行なっている。すなわ
ち、手動式の塗布ガン1に塗料カップ2が備わってお
り、塗布ガン1に接続された吹付け用エア供給チューブ
3を通じて電動ブロア4から圧縮エアが塗布ガン1に供
給され、作動レバー5を操作することにより、塗料カッ
プ2からの塗料を圧縮エアによりノズル6から塗料7を
吹付け塗工していた。このとき、電動ブロア4で発生す
る熱により圧縮エアは若干加熱されて供給されることに
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の塗
料の塗工方法並びに塗工装置においては、電動ブロア4
を使用しているため、圧縮エアの圧力が小さく、通常
0.25kgf/cm2 程度であり、例えば、接着剤等
の高粘度(150cp以上)の塗料では霧化できず、高
粘度の接着剤の使用に制限を受けるという問題点があっ
た。
料の塗工方法並びに塗工装置においては、電動ブロア4
を使用しているため、圧縮エアの圧力が小さく、通常
0.25kgf/cm2 程度であり、例えば、接着剤等
の高粘度(150cp以上)の塗料では霧化できず、高
粘度の接着剤の使用に制限を受けるという問題点があっ
た。
【0004】更に、電動ブロア4により圧縮エアは多少
は加熱されるものの、大気温度プラス20℃程度であ
り、塗料を塗工した後は乾燥炉等による乾燥工程が必要
となり、設備コストや工数が多大化するとともに、塗料
カップ2が小型(約1リットル程度)であるため、生産
ライン等での量産品に適用するには不向きである等、様
々な問題点が指摘されていた。
は加熱されるものの、大気温度プラス20℃程度であ
り、塗料を塗工した後は乾燥炉等による乾燥工程が必要
となり、設備コストや工数が多大化するとともに、塗料
カップ2が小型(約1リットル程度)であるため、生産
ライン等での量産品に適用するには不向きである等、様
々な問題点が指摘されていた。
【0005】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、塗料を吹き付けるエアを予め所定温度に加
熱しておき、加熱炉を不要とするか、あるいは加熱時間
を短縮化できるとともに、高粘度の接着剤の塗布にも適
用できる塗料の塗工方法並びに塗工装置を提供すること
を目的としている。
れたもので、塗料を吹き付けるエアを予め所定温度に加
熱しておき、加熱炉を不要とするか、あるいは加熱時間
を短縮化できるとともに、高粘度の接着剤の塗布にも適
用できる塗料の塗工方法並びに塗工装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の請求項1記載の発明は、塗布ガンに、塗料を
供給するとともに、高圧エアを所定温度に加熱した状態
で塗布ガンに供給し、塗布ガンのノズルから所定温度に
加熱された塗料を吹き付けることを特徴とする。
に、本願の請求項1記載の発明は、塗布ガンに、塗料を
供給するとともに、高圧エアを所定温度に加熱した状態
で塗布ガンに供給し、塗布ガンのノズルから所定温度に
加熱された塗料を吹き付けることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、塗布ガンに供給さ
れる吹き付け用エアは、コンプレッサーからの高圧エア
をヒーターを通じて所定温度に加熱した後、塗布ガンに
供給することを特徴とする。
れる吹き付け用エアは、コンプレッサーからの高圧エア
をヒーターを通じて所定温度に加熱した後、塗布ガンに
供給することを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、コンプレッサーか
らの高圧エアをヒーターを通じて所定温度に加熱する
際、塗布ガンの使用時には塗布ガンに供給される直前の
エア温度を検知するとともに、塗布ガンの非使用時に
は、ヒーターのヒーター温度を検知して、制御装置によ
りヒーターの通電量を制御することにより、ヒーターを
所定温度に維持することを特徴とする。
らの高圧エアをヒーターを通じて所定温度に加熱する
際、塗布ガンの使用時には塗布ガンに供給される直前の
エア温度を検知するとともに、塗布ガンの非使用時に
は、ヒーターのヒーター温度を検知して、制御装置によ
りヒーターの通電量を制御することにより、ヒーターを
所定温度に維持することを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、自動式の塗布ガン
に塗料を供給するとともに、コンプレッサーからの高圧
エアをヒーターを通じて所定温度に加熱した後、塗布ガ
ン内に供給し、塗布ガンから塗料を自動的に吐出する塗
料の塗工方法において、前記塗布ガンの温度が所定温度
に到達するまでは高圧エアのから拭きを行ない、所定温
度に到達した後に、塗布ガンのノズルを開口することに
より、塗料を所定温度に加熱された高圧エアにより吹き
付けることを特徴とする。
に塗料を供給するとともに、コンプレッサーからの高圧
エアをヒーターを通じて所定温度に加熱した後、塗布ガ
ン内に供給し、塗布ガンから塗料を自動的に吐出する塗
料の塗工方法において、前記塗布ガンの温度が所定温度
に到達するまでは高圧エアのから拭きを行ない、所定温
度に到達した後に、塗布ガンのノズルを開口することに
より、塗料を所定温度に加熱された高圧エアにより吹き
付けることを特徴とする。
【0010】更に、上記塗料の塗工方法に使用する請求
項5記載の塗工装置は、塗料を塗布する塗布ガンと、こ
の塗布ガンに接続する吹付け用エア供給系として高圧エ
アを供給するコンプレッサーと、コンプレッサーからの
高圧エアを所定温度に加熱するヒーターを備えたことを
特徴とする。
項5記載の塗工装置は、塗料を塗布する塗布ガンと、こ
の塗布ガンに接続する吹付け用エア供給系として高圧エ
アを供給するコンプレッサーと、コンプレッサーからの
高圧エアを所定温度に加熱するヒーターを備えたことを
特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、塗布ガンに塗料供
給チューブを通じて塗料圧送タンクが接続されているこ
とを特徴とする。
給チューブを通じて塗料圧送タンクが接続されているこ
とを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明は、塗布ガンに供給さ
れる直前のエアの温度を検知する温度検知手段と、ヒー
ターの温度を検知する温度検知手段とが設けられるとと
もに、これらの温度検知手段からの信号に基づいて、ヒ
ーターの通電量を制御する制御装置が設けられているこ
とを特徴とする。
れる直前のエアの温度を検知する温度検知手段と、ヒー
ターの温度を検知する温度検知手段とが設けられるとと
もに、これらの温度検知手段からの信号に基づいて、ヒ
ーターの通電量を制御する制御装置が設けられているこ
とを特徴とする。
【0013】請求項8記載の発明は、自動式の塗布ガン
の作動を制御する開閉バルブが設置されるとともに、塗
布ガンに所定温度に加熱された高圧エアを供給するため
の開閉バルブが吹付け用エア供給系に設置されているこ
とを特徴とする。
の作動を制御する開閉バルブが設置されるとともに、塗
布ガンに所定温度に加熱された高圧エアを供給するため
の開閉バルブが吹付け用エア供給系に設置されているこ
とを特徴とする。
【0014】ここで、請求項1,2記載の発明によれ
ば、コンプレッサーにより吹付け用エアとして高圧エア
を塗布ガンに供給することができるため、高粘度の接着
剤を使用した場合においても充分霧化できるとともに、
ヒーターにより所定温度に高圧エアを加熱すれば、接着
剤の溶剤を飛ばし、乾燥炉を廃止するか、あるいは乾燥
工程を大幅に短縮化できる。
ば、コンプレッサーにより吹付け用エアとして高圧エア
を塗布ガンに供給することができるため、高粘度の接着
剤を使用した場合においても充分霧化できるとともに、
ヒーターにより所定温度に高圧エアを加熱すれば、接着
剤の溶剤を飛ばし、乾燥炉を廃止するか、あるいは乾燥
工程を大幅に短縮化できる。
【0015】また、請求項3記載の発明によれば、ヒー
ターの温度設定を最適に制御できるため、吹付け温度が
低い場合には、揮発分の溶剤が充分飛ばず、乾燥工程を
必要とするという不具合がなく、また、吹付け温度が高
いと接着剤が粒々になり、塗布ムラが生じるという不具
合がない。
ターの温度設定を最適に制御できるため、吹付け温度が
低い場合には、揮発分の溶剤が充分飛ばず、乾燥工程を
必要とするという不具合がなく、また、吹付け温度が高
いと接着剤が粒々になり、塗布ムラが生じるという不具
合がない。
【0016】更に、請求項4記載の発明によれば、上記
作用に加えて、自動化できることにより、省人化に貢献
できる。
作用に加えて、自動化できることにより、省人化に貢献
できる。
【0017】請求項5記載の発明によれば、塗布ガンに
吹付け用エアを供給するためにコンプレッサーを使用す
るとともに、このコンプレッサーからの高圧エアをヒー
ターを通じて所定温度に加熱するため、吹付け用エアの
エア圧を大きく確保でき、ヒーターの能力次第でコンプ
レッサーの容量を際限なく大型化できる。
吹付け用エアを供給するためにコンプレッサーを使用す
るとともに、このコンプレッサーからの高圧エアをヒー
ターを通じて所定温度に加熱するため、吹付け用エアの
エア圧を大きく確保でき、ヒーターの能力次第でコンプ
レッサーの容量を際限なく大型化できる。
【0018】請求項6記載の発明によれば、塗布ガンに
塗料を供給する塗料圧送タンクを設置した構成であるた
め、従来の塗料カップに比べ、多量の塗料を供給でき、
量産品に有効に適用できる。
塗料を供給する塗料圧送タンクを設置した構成であるた
め、従来の塗料カップに比べ、多量の塗料を供給でき、
量産品に有効に適用できる。
【0019】請求項7記載の発明によれば、圧縮エアを
所定温度に加熱するヒーターを制御する制御装置を設置
したため、ヒーター温度を常に所定温度に維持できる。
所定温度に加熱するヒーターを制御する制御装置を設置
したため、ヒーター温度を常に所定温度に維持できる。
【0020】請求項8記載の発明によれば、塗布ガン自
体の温度も自動制御でき、本システムが有効な状態を常
時保つことができ、設定通りの温度のエアを常時取り出
すことができる。
体の温度も自動制御でき、本システムが有効な状態を常
時保つことができ、設定通りの温度のエアを常時取り出
すことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る塗料の塗工方
法並びに塗工装置の実施形態について、添付図面を参照
しながら詳細に説明する。
法並びに塗工装置の実施形態について、添付図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0022】図1は本発明方法の一実施形態に使用する
塗工装置の全体構成を示す概要図であり、図2は同塗工
装置におけるヒーターの制御を示すフローチャート図、
図3は本発明方法の第2実施形態に使用する塗工装置の
全体構成を示す概要図であり、図4は同塗工装置の塗布
ガンの要部断面図、図5は同塗工方法における塗布ガン
の加熱制御を示すフローチャート図である。
塗工装置の全体構成を示す概要図であり、図2は同塗工
装置におけるヒーターの制御を示すフローチャート図、
図3は本発明方法の第2実施形態に使用する塗工装置の
全体構成を示す概要図であり、図4は同塗工装置の塗布
ガンの要部断面図、図5は同塗工方法における塗布ガン
の加熱制御を示すフローチャート図である。
【0023】図1において、まず、本発明方法の第1実
施形態に使用する塗工装置の全体構成について説明する
と、塗料を霧化吐出する塗布ガン10にはそれぞれ塗料
供給系と吹付け用エア供給系が備わっており、塗料供給
系としては、塗料供給チューブ20を通じて塗料圧送タ
ンク21(容量20リットル程度のもの)に接続されて
おり、吹付け用エア供給系としては、塗布ガン10に吹
付け用エア供給チューブ30が接続され、この吹付け用
エア供給チューブ30はコンプレッサー31に接続して
おり、この吹付け用エア供給チューブ30には、吹付け
エア圧を調整するエア調圧器32と塗布ガン10の作動
の有無を検知するエア圧力スイッチ33が設置されてお
り、更に、コンプレッサー31からの高圧エアを所定温
度に加熱するヒーター34が設置されている。
施形態に使用する塗工装置の全体構成について説明する
と、塗料を霧化吐出する塗布ガン10にはそれぞれ塗料
供給系と吹付け用エア供給系が備わっており、塗料供給
系としては、塗料供給チューブ20を通じて塗料圧送タ
ンク21(容量20リットル程度のもの)に接続されて
おり、吹付け用エア供給系としては、塗布ガン10に吹
付け用エア供給チューブ30が接続され、この吹付け用
エア供給チューブ30はコンプレッサー31に接続して
おり、この吹付け用エア供給チューブ30には、吹付け
エア圧を調整するエア調圧器32と塗布ガン10の作動
の有無を検知するエア圧力スイッチ33が設置されてお
り、更に、コンプレッサー31からの高圧エアを所定温
度に加熱するヒーター34が設置されている。
【0024】更に詳しくは、塗布ガン10は、手動式で
あるため、手動式の作動レバー11が設けられており、
この作動レバー11を操作することにより、塗料が塗料
圧送タンク21から塗料供給チューブ20を通して塗布
ガン10内に供給されるとともに、コンプレッサー31
から供給される高圧エアがヒーター34により所定温度
に加熱され、高温の吹付け用エアが吹付け用エア供給チ
ューブ30を通じて塗布ガン10内に供給され、この吹
付け用エアにより塗料を所定温度に加熱した状態でノズ
ル12から霧化吐出するというものである。
あるため、手動式の作動レバー11が設けられており、
この作動レバー11を操作することにより、塗料が塗料
圧送タンク21から塗料供給チューブ20を通して塗布
ガン10内に供給されるとともに、コンプレッサー31
から供給される高圧エアがヒーター34により所定温度
に加熱され、高温の吹付け用エアが吹付け用エア供給チ
ューブ30を通じて塗布ガン10内に供給され、この吹
付け用エアにより塗料を所定温度に加熱した状態でノズ
ル12から霧化吐出するというものである。
【0025】従って、塗料圧送タンク21を使用してい
るため、従来の塗料カップのような小型のものではない
ため、長時間の連続運転が可能となり、量産部品に塗
料,接着剤を塗布する連続運転が可能となる。
るため、従来の塗料カップのような小型のものではない
ため、長時間の連続運転が可能となり、量産部品に塗
料,接着剤を塗布する連続運転が可能となる。
【0026】また、コンプレッサー31を通じて高圧エ
ア、例えば、本実施形態では5kgf/cm2 の高圧エ
アを供給するとともに、ヒーター34により40〜50
℃の範囲で加熱して塗布ガン10に供給して高温状態で
塗料を塗布するため、塗料の揮発成分(溶剤)を迅速に
飛ばすことができ、乾燥炉を廃止することができるか、
あるいは乾燥時間を大幅に短縮化することができ、乾燥
設備の簡素化や生産性を高めることができ、更に、高温
に加熱されているため、例えば、高粘度の接着剤等にお
いても充分霧化吐出することができ、接着剤の粘度によ
りその使用に制約を受けることがない。
ア、例えば、本実施形態では5kgf/cm2 の高圧エ
アを供給するとともに、ヒーター34により40〜50
℃の範囲で加熱して塗布ガン10に供給して高温状態で
塗料を塗布するため、塗料の揮発成分(溶剤)を迅速に
飛ばすことができ、乾燥炉を廃止することができるか、
あるいは乾燥時間を大幅に短縮化することができ、乾燥
設備の簡素化や生産性を高めることができ、更に、高温
に加熱されているため、例えば、高粘度の接着剤等にお
いても充分霧化吐出することができ、接着剤の粘度によ
りその使用に制約を受けることがない。
【0027】次に、本発明方法においてはヒーター34
により高圧エアを所定温度に加熱するが、塗布ガン10
の使用時、あるいは非使用時においてヒーター34の温
度を常に最適温度に保つように制御される。
により高圧エアを所定温度に加熱するが、塗布ガン10
の使用時、あるいは非使用時においてヒーター34の温
度を常に最適温度に保つように制御される。
【0028】すなわち、ヒーター34に供給する電流値
を調整する制御装置40が設置されているとともに、こ
の制御装置40に入力される信号としては、塗布ガン1
0に供給される直前のエア温度を検知する熱電対a41
とヒーター34のヒーター温度を検知する熱電対b42
が設けられており、これら熱電対a41,熱電対b42
からの信号が制御装置40に入力される。また、塗布ガ
ン10にも塗布ガン10自体の温度を検知する熱電対c
43が設けられており、この熱電対c43からの信号は
温度表示器44に表示され、作業者が塗布ガン10の温
度を確認するために使用される。
を調整する制御装置40が設置されているとともに、こ
の制御装置40に入力される信号としては、塗布ガン1
0に供給される直前のエア温度を検知する熱電対a41
とヒーター34のヒーター温度を検知する熱電対b42
が設けられており、これら熱電対a41,熱電対b42
からの信号が制御装置40に入力される。また、塗布ガ
ン10にも塗布ガン10自体の温度を検知する熱電対c
43が設けられており、この熱電対c43からの信号は
温度表示器44に表示され、作業者が塗布ガン10の温
度を確認するために使用される。
【0029】そして、制御装置40のヒーター34に対
する制御は図2のフローチャート図に示すように、塗布
ガン10の使用時と非使用時、それぞれ別個に行なわれ
る。すなわち、塗布ガン10の使用時においては、エア
圧力スイッチ33がON状態であるので、その時には塗
布ガン10に供給される直前のエア温度を検知する熱電
対a41からの信号が制御装置40に入力され、エア温
度が設定温度より高い場合には制御装置40からの指令
によりヒーター34の発熱量を小さく制御し、ヒーター
34の温度を下げて設定温度に近付ける。また、エア温
度が設定温度より低い場合には制御装置40からの指令
によりヒーター34の発熱量を増大させてヒーター34
を加熱して設定温度に近付ける。
する制御は図2のフローチャート図に示すように、塗布
ガン10の使用時と非使用時、それぞれ別個に行なわれ
る。すなわち、塗布ガン10の使用時においては、エア
圧力スイッチ33がON状態であるので、その時には塗
布ガン10に供給される直前のエア温度を検知する熱電
対a41からの信号が制御装置40に入力され、エア温
度が設定温度より高い場合には制御装置40からの指令
によりヒーター34の発熱量を小さく制御し、ヒーター
34の温度を下げて設定温度に近付ける。また、エア温
度が設定温度より低い場合には制御装置40からの指令
によりヒーター34の発熱量を増大させてヒーター34
を加熱して設定温度に近付ける。
【0030】一方、塗布ガン10の非使用時において
は、エア圧力スイッチ33はOFF状態であるので、こ
の時には、ヒーター34に設置されている熱電対b42
の信号に基づき、ヒーター温度が設定温度より高い場合
には、ヒーター34の発熱量を低下させるように制御装
置40により制御するとともに、ヒーター温度が設定温
度より低い場合にはヒーター34を加熱させる必要があ
り、発熱量を増大させるように制御装置40から指令す
る。このようにして、常にヒーター34の温度を最適温
度に制御している。
は、エア圧力スイッチ33はOFF状態であるので、こ
の時には、ヒーター34に設置されている熱電対b42
の信号に基づき、ヒーター温度が設定温度より高い場合
には、ヒーター34の発熱量を低下させるように制御装
置40により制御するとともに、ヒーター温度が設定温
度より低い場合にはヒーター34を加熱させる必要があ
り、発熱量を増大させるように制御装置40から指令す
る。このようにして、常にヒーター34の温度を最適温
度に制御している。
【0031】従って、従来では、吹付け温度が低い場合
には塗料や接着剤中の揮発分が充分揮発せず、乾燥工程
が必要になり、工数が多大になる欠点があり、逆に吹付
け温度が高すぎる場合には、塗布面に凹凸が生じ、平滑
な塗布面が得られず、表皮を貼着する場合には表皮に凹
凸が生じ、表面不良の基になるという欠点があったが、
本発明のように熱電対a41,熱電対b42から塗布ガ
ン10に供給される直前のエア温度、あるいはヒーター
34のヒーター温度を検知して、制御装置40によりヒ
ーター34を常に最適温度に維持するようにしたから、
理想的な塗料の塗工が行なわれる。
には塗料や接着剤中の揮発分が充分揮発せず、乾燥工程
が必要になり、工数が多大になる欠点があり、逆に吹付
け温度が高すぎる場合には、塗布面に凹凸が生じ、平滑
な塗布面が得られず、表皮を貼着する場合には表皮に凹
凸が生じ、表面不良の基になるという欠点があったが、
本発明のように熱電対a41,熱電対b42から塗布ガ
ン10に供給される直前のエア温度、あるいはヒーター
34のヒーター温度を検知して、制御装置40によりヒ
ーター34を常に最適温度に維持するようにしたから、
理想的な塗料の塗工が行なわれる。
【0032】次いで、本発明方法の第2実施形態につい
て図3乃至図5に基づいて説明する。まず、図3におい
て、塗工装置の全体構成の概要図において説明するが、
第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細
な説明は省略する。
て図3乃至図5に基づいて説明する。まず、図3におい
て、塗工装置の全体構成の概要図において説明するが、
第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細
な説明は省略する。
【0033】本実施形態では、塗料の塗布ガン50は手
動の作動レバーが備わっておらず、エア駆動方式の自動
式の塗布ガン50を使用する。そして、本実施形態で
は、吹付け用エア供給チューブ30に吹付けエア用バル
ブ35が設けられており、このバルブ35の開閉操作は
制御装置40により行なわれるとともに、自動式の塗布
ガン50をエア駆動するための作動エア供給路51にコ
ンプレッサー52が接続されており、作動エア供給路5
1に設けられた開閉バルブ53の開閉操作もまた制御装
置40により行なわれる。
動の作動レバーが備わっておらず、エア駆動方式の自動
式の塗布ガン50を使用する。そして、本実施形態で
は、吹付け用エア供給チューブ30に吹付けエア用バル
ブ35が設けられており、このバルブ35の開閉操作は
制御装置40により行なわれるとともに、自動式の塗布
ガン50をエア駆動するための作動エア供給路51にコ
ンプレッサー52が接続されており、作動エア供給路5
1に設けられた開閉バルブ53の開閉操作もまた制御装
置40により行なわれる。
【0034】すなわち、図4に示すように、塗布ガン5
0のノズル54は、通常の非使用状態ではニードル55
により閉鎖されており、このニードル55は塗布ガン5
0内部のエアシリンダ室56を形成するピストン57に
接続しており、ピストン57は押圧スプリング58によ
り図中左方向、すなわち、ニードル55がノズル54を
閉鎖する方向にバネ付勢されている。
0のノズル54は、通常の非使用状態ではニードル55
により閉鎖されており、このニードル55は塗布ガン5
0内部のエアシリンダ室56を形成するピストン57に
接続しており、ピストン57は押圧スプリング58によ
り図中左方向、すなわち、ニードル55がノズル54を
閉鎖する方向にバネ付勢されている。
【0035】そして、作動エア供給路51から作動エア
がエアシリンダ室56内に供給されれば、押圧スプリン
グ58を押圧してピストン57が図中右方向に移動して
ノズル54のニードル55が後退することにより、ノズ
ル54が開放され、塗料が吹出し用エアにより外部に霧
化吐出されるという構成である。
がエアシリンダ室56内に供給されれば、押圧スプリン
グ58を押圧してピストン57が図中右方向に移動して
ノズル54のニードル55が後退することにより、ノズ
ル54が開放され、塗料が吹出し用エアにより外部に霧
化吐出されるという構成である。
【0036】従って、本実施形態においても、熱電対a
41、熱電対b42の信号が制御装置40に入力され、
制御装置40からの指令によりヒーター34の通電量を
制御して常に最適温度にヒーター34が維持される一
方、吹付け用エア供給チューブ30の吹付けエア用バル
ブ35を制御装置40により開閉操作するとともに、塗
布ガン50を作動させる作動エア用バルブ53の開閉操
作も制御装置40により行なうことにより、自動化を可
能にし、ロボット等の作動アームの先端に塗布ガン50
を設置することにより、自動塗工を行なう。
41、熱電対b42の信号が制御装置40に入力され、
制御装置40からの指令によりヒーター34の通電量を
制御して常に最適温度にヒーター34が維持される一
方、吹付け用エア供給チューブ30の吹付けエア用バル
ブ35を制御装置40により開閉操作するとともに、塗
布ガン50を作動させる作動エア用バルブ53の開閉操
作も制御装置40により行なうことにより、自動化を可
能にし、ロボット等の作動アームの先端に塗布ガン50
を設置することにより、自動塗工を行なう。
【0037】また、本実施形態では、塗布ガン50自体
の温度を熱電対c43により検知して制御装置40に入
力するという構成である。すなわち、塗布ガン50の温
度が所定温度に達しない場合は、手動式の場合はから拭
きを行なうが、自動式塗布ガン50の場合には、図5に
示すように、塗布ガン50に設置された熱電対c43に
より塗布ガン50の温度を検知して制御装置40に入力
するとともに、塗布ガン50の温度が設定温度より低い
場合、すなわち、から拭きが必要な時には、吹付けエア
用バルブ35を制御装置40により開放し、から拭きを
行ない、塗布ガン50の温度上昇を促進させる。この
時、塗料供給系の供給は行なわれない。一方、塗布ガン
50の温度が設定温度より高い場合には、吹付けエア用
バルブ35を制御装置40により閉鎖する。
の温度を熱電対c43により検知して制御装置40に入
力するという構成である。すなわち、塗布ガン50の温
度が所定温度に達しない場合は、手動式の場合はから拭
きを行なうが、自動式塗布ガン50の場合には、図5に
示すように、塗布ガン50に設置された熱電対c43に
より塗布ガン50の温度を検知して制御装置40に入力
するとともに、塗布ガン50の温度が設定温度より低い
場合、すなわち、から拭きが必要な時には、吹付けエア
用バルブ35を制御装置40により開放し、から拭きを
行ない、塗布ガン50の温度上昇を促進させる。この
時、塗料供給系の供給は行なわれない。一方、塗布ガン
50の温度が設定温度より高い場合には、吹付けエア用
バルブ35を制御装置40により閉鎖する。
【0038】そして、塗布ガン50のガン温度が設定温
度に達したならば、制御装置40から吹付けエア用バル
ブ35並びに作動エア用バルブ53をそれぞれ開放操作
して、塗布ガン50内に所定温度に加熱された吹付け用
エアを供給して、塗料の霧化吐出を行なう。
度に達したならば、制御装置40から吹付けエア用バル
ブ35並びに作動エア用バルブ53をそれぞれ開放操作
して、塗布ガン50内に所定温度に加熱された吹付け用
エアを供給して、塗料の霧化吐出を行なう。
【0039】従って、本発明方法によれば、塗布ガン5
0自体の温度が低い場合に必要としたから拭き操作を廃
止でき、塗布ガン50の温度が熱電対c43により制御
装置40に入力され、これにより塗布ガン50が設定温
度になるまで自動的にから拭きが行なわれ、その後、制
御装置40からの指令により、バルブ35,53を開放
操作して、自動的に塗料,接着剤の霧化吐出が行なわれ
るため、人手を介することなく自動化が可能となり、省
人化に大きく貢献できる。
0自体の温度が低い場合に必要としたから拭き操作を廃
止でき、塗布ガン50の温度が熱電対c43により制御
装置40に入力され、これにより塗布ガン50が設定温
度になるまで自動的にから拭きが行なわれ、その後、制
御装置40からの指令により、バルブ35,53を開放
操作して、自動的に塗料,接着剤の霧化吐出が行なわれ
るため、人手を介することなく自動化が可能となり、省
人化に大きく貢献できる。
【0040】尚、塗布ガン50を作動するコンプレッサ
ー52からの圧縮エアを供給、あるいは停止する開閉バ
ルブ53の制御は別途制御装置を用いて行なうようにし
てもよい。
ー52からの圧縮エアを供給、あるいは停止する開閉バ
ルブ53の制御は別途制御装置を用いて行なうようにし
てもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は以下に記載
する格別の作用効果を有する。
する格別の作用効果を有する。
【0042】(1)請求項1,2記載の本発明方法並び
に請求項5記載の本発明装置によれば、塗布ガンにコン
プレッサーから高圧エアをヒーターにより所定温度に加
熱して供給して、塗料を加熱した状態で霧化するため、
塗料を乾燥させる乾燥炉を廃止できるか、あるいは乾燥
時間を大幅に短縮化できるため、乾燥設備の簡素化、あ
るいは乾燥時間の短縮化に伴なう作業性の向上を図るこ
とができるという効果を有する。
に請求項5記載の本発明装置によれば、塗布ガンにコン
プレッサーから高圧エアをヒーターにより所定温度に加
熱して供給して、塗料を加熱した状態で霧化するため、
塗料を乾燥させる乾燥炉を廃止できるか、あるいは乾燥
時間を大幅に短縮化できるため、乾燥設備の簡素化、あ
るいは乾燥時間の短縮化に伴なう作業性の向上を図るこ
とができるという効果を有する。
【0043】(2)請求項1,2記載の本発明方法及び
請求項5記載の本発明装置によれば、塗布ガンにコンプ
レッサーから高圧エアをヒーターにより所定温度に加熱
した状態で供給して、塗料を霧化吐出するという構成で
あるため、高圧エアを加熱した状態で塗布ガンに供給す
るため、高粘度の接着剤の塗工にも適用でき、従来のよ
うに粘度による制約を受けることがなく、塗料,接着剤
の使用範囲を大幅に拡大することができるという効果を
有する。
請求項5記載の本発明装置によれば、塗布ガンにコンプ
レッサーから高圧エアをヒーターにより所定温度に加熱
した状態で供給して、塗料を霧化吐出するという構成で
あるため、高圧エアを加熱した状態で塗布ガンに供給す
るため、高粘度の接着剤の塗工にも適用でき、従来のよ
うに粘度による制約を受けることがなく、塗料,接着剤
の使用範囲を大幅に拡大することができるという効果を
有する。
【0044】(3)請求項6記載の本発明装置によれ
ば、塗布ガンに供給する塗料を塗料圧送タンクから供給
チューブを通じて塗布ガン内に供給するという構成であ
るため、大量の塗料を連続供給することが可能となり、
量産品に対する塗料,接着剤の塗工に有効に対応できる
という効果を有する。
ば、塗布ガンに供給する塗料を塗料圧送タンクから供給
チューブを通じて塗布ガン内に供給するという構成であ
るため、大量の塗料を連続供給することが可能となり、
量産品に対する塗料,接着剤の塗工に有効に対応できる
という効果を有する。
【0045】(4)請求項3記載の本発明方法並びに請
求項7記載の本発明装置によれば、コンプレッサーから
の高圧エアを加熱するヒーターは、制御装置により常に
最適温度に設定されているため、塗料,接着剤を加熱状
態で霧化吐出する際、吹付け温度が低い場合の欠点であ
る乾燥工程の追加や、吹付け温度が高すぎる場合の欠点
である塗布ムラが生じることがなく、短時間に能率よく
塗工が行なえるという効果を有する。
求項7記載の本発明装置によれば、コンプレッサーから
の高圧エアを加熱するヒーターは、制御装置により常に
最適温度に設定されているため、塗料,接着剤を加熱状
態で霧化吐出する際、吹付け温度が低い場合の欠点であ
る乾燥工程の追加や、吹付け温度が高すぎる場合の欠点
である塗布ムラが生じることがなく、短時間に能率よく
塗工が行なえるという効果を有する。
【0046】(5)請求項4記載の本発明方法、並びに
請求項8記載の本発明装置によれば、自動式の塗布ガン
を使用し、塗布ガンのガン温度を検知して、所定温度に
達するまで自動的にから拭きを行ない、その後、作動エ
アを供給して塗料の自動塗工を行なうというものである
から、ロボットに装備すれば、塗料,接着剤を自動的に
塗工することができ、手狭なスペース内で塗工操作を行
なう場合や作業環境の劣悪な条件で塗料,接着剤の塗工
を行なう際などに好適である等の効果を有する。
請求項8記載の本発明装置によれば、自動式の塗布ガン
を使用し、塗布ガンのガン温度を検知して、所定温度に
達するまで自動的にから拭きを行ない、その後、作動エ
アを供給して塗料の自動塗工を行なうというものである
から、ロボットに装備すれば、塗料,接着剤を自動的に
塗工することができ、手狭なスペース内で塗工操作を行
なう場合や作業環境の劣悪な条件で塗料,接着剤の塗工
を行なう際などに好適である等の効果を有する。
【図1】本発明方法の第1実施形態に使用する塗工装置
の全体構成を示す概要図。
の全体構成を示す概要図。
【図2】本発明方法の第1実施形態におけるヒーターの
温度制御を示すフローチャート。
温度制御を示すフローチャート。
【図3】本発明方法の第2実施形態に使用する塗工装置
の全体構成を示す概要図。
の全体構成を示す概要図。
【図4】図3に示す塗工装置における塗布ガンの構成を
示す説明図。
示す説明図。
【図5】本発明方法の第2実施形態における塗布ガンの
温度制御を示すフローチャート図。
温度制御を示すフローチャート図。
【図6】従来の塗料の塗工装置の概要を示す説明図。
10 塗布ガン(手動式) 11 作動レバー 12 ノズル 20 塗料供給チューブ 21 塗料圧送タンク 30 吹付け用エア供給チューブ 31 コンプレッサー 32 エア調圧器 33 エア圧力スイッチ 34 ヒーター 35 吹付けエア用開閉バルブ 40 制御装置 41 熱電対a 42 熱電対b 43 熱電対c 44 ガン温度表示器 50 塗布ガン(自動式) 51 作動エア供給路 52 コンプレッサー 53 開閉バルブ 54 ノズル 55 ニードル 56 エアシリンダ室 58 押圧スプリング
Claims (8)
- 【請求項1】 塗布ガン(10)に、塗料を供給すると
ともに、高圧エアを所定温度に加熱した状態で塗布ガン
(10)に供給し、塗布ガン(10)のノズル(12)
から所定温度に加熱された塗料を吹き付けることを特徴
とする塗料の塗工方法。 - 【請求項2】 塗布ガン(10)に供給される吹き付け
用エアは、コンプレッサー(31)からの高圧エアをヒ
ーター(34)を通じて所定温度に加熱した後、塗布ガ
ン(10)に供給することを特徴とする請求項1記載の
塗料の塗工方法。 - 【請求項3】 コンプレッサー(31)からの高圧エア
をヒーター(34)を通じて所定温度に加熱する際、塗
布ガン(10)の使用時には塗布ガン(10)に供給さ
れる直前のエア温度を検知するとともに、塗布ガン(1
0)の非使用時には、ヒーター(34)のヒーター温度
を検知して、制御装置(40)によりヒーター(34)
の通電量を制御することにより、ヒーター(34)を所
定温度に維持することを特徴とする請求項2記載の塗料
の塗工方法。 - 【請求項4】 自動式の塗布ガン(50)に塗料を供給
するとともに、コンプレッサー(31)からの高圧エア
をヒーター(34)を通じて所定温度に加熱した後、塗
布ガン(50)内に供給し、塗布ガン(50)から塗料
を自動的に吐出する塗料の塗工方法において、 前記塗布ガン(50)の温度が所定温度に到達するまで
は高圧エアのから拭きを行ない、所定温度に到達した後
に、塗布ガン(50)のノズル(54)を開口すること
により、塗料を所定温度に加熱された高圧エアにより吹
き付けることを特徴とする塗料の塗工方法。 - 【請求項5】 塗料を塗布する塗布ガン(10)と、こ
の塗布ガン(10)に接続する吹付け用エア供給系とし
て高圧エアを供給するコンプレッサー(31)と、コン
プレッサー(31)からの高圧エアを所定温度に加熱す
るヒーター(34)を備えたことを特徴とする塗料の塗
工装置。 - 【請求項6】 塗布ガン(10)に塗料供給チューブ
(20)を通じて塗料圧送タンク(21)が接続されて
いることを特徴とする請求項5記載の塗料の塗工装置。 - 【請求項7】 塗布ガン(10)に供給される直前のエ
アの温度を検知する温度検知手段と、ヒーターの温度を
検知する温度検知手段とが設けられるとともに、これら
の温度検知手段からの信号に基づいて、ヒーターの通電
量を制御する制御装置(40)が設けられていることを
特徴とする請求項5,6記載の塗料の塗工装置。 - 【請求項8】 自動式の塗布ガン(50)の作動を制御
する開閉バルブ(53)が設置されるとともに、塗布ガ
ン(50)に所定温度に加熱された高圧エアを供給する
ための開閉バルブ(35)が吹付け用エア供給系に設置
されていることを特徴とする塗料の塗工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9183350A JPH1128393A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 塗料の塗工方法並びに塗工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9183350A JPH1128393A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 塗料の塗工方法並びに塗工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1128393A true JPH1128393A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16134210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9183350A Pending JPH1128393A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 塗料の塗工方法並びに塗工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1128393A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006272164A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Nissan Motor Co Ltd | 加熱気体供給装置 |
JP2007061790A (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-15 | Nissan Motor Co Ltd | 塗装装置及び塗装装置における空気保温方法 |
KR100782447B1 (ko) | 2006-09-21 | 2007-12-05 | 신우조선해양공업 주식회사 | 스프레이 도장기의 히터장치 |
JP2017064663A (ja) * | 2015-10-01 | 2017-04-06 | 第一高周波工業株式会社 | 温度制御された吹付け塗装装置 |
CN106595060A (zh) * | 2016-11-17 | 2017-04-26 | 中车长春轨道客车股份有限公司 | 热风枪的监控系统 |
-
1997
- 1997-07-09 JP JP9183350A patent/JPH1128393A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006272164A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Nissan Motor Co Ltd | 加熱気体供給装置 |
JP2007061790A (ja) * | 2005-09-02 | 2007-03-15 | Nissan Motor Co Ltd | 塗装装置及び塗装装置における空気保温方法 |
KR100782447B1 (ko) | 2006-09-21 | 2007-12-05 | 신우조선해양공업 주식회사 | 스프레이 도장기의 히터장치 |
JP2017064663A (ja) * | 2015-10-01 | 2017-04-06 | 第一高周波工業株式会社 | 温度制御された吹付け塗装装置 |
CN106595060A (zh) * | 2016-11-17 | 2017-04-26 | 中车长春轨道客车股份有限公司 | 热风枪的监控系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030507 |