JPH11283396A - メモリ装置 - Google Patents

メモリ装置

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JPH11283396A
JPH11283396A JP8126998A JP8126998A JPH11283396A JP H11283396 A JPH11283396 A JP H11283396A JP 8126998 A JP8126998 A JP 8126998A JP 8126998 A JP8126998 A JP 8126998A JP H11283396 A JPH11283396 A JP H11283396A
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JP
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data
bit
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bits
memory
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JP8126998A
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Toshiyuki Miyauchi
俊之 宮内
Masayuki Hattori
雅之 服部
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少ない冗長データで高い誤り訂正能力を持たせ
る。 【解決手段】入力データDinを、変換器12でシリアル
データSDinに変換し、さらにマルチレベル符号化器1
3で符号化をして、4ビットの書き込みデータWDを生
成する。この書き込みデータWDをセルアレイ11に供
給し、各セルに順次書き込む。セルアレイ11からの読
み出しデータRDをマルチレベル復号器14で復号処理
(誤り訂正処理)をしてシリアルデータSDoutを得、
それを変換器15で1バイトのデータに変換して出力デ
ータDoutとする。符号化器13では、入力データDin
に係る所定数の複数ビットのデータを単位とし、各ビッ
ト位のビットデータ毎に独立した符号化をし、例えば誤
り数が多いことが予想される下位ビット程冗長データが
多く訂正能力の高い符号で符号化をする。これにより、
全体として少ない冗長データによって高い誤り訂正能力
を持たせることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、メモリ装置に関
する。詳しくは、複数ビットのデータを記憶するメモリ
セルからなるメモリに対してマルチレベル符号化による
誤り訂正符号を用いることによって、少ない冗長データ
で高い誤り訂正能力を持たせるようにしたメモリ装置に
係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、メモリ装置として、フラッシュメ
モリ等の半導体メモリが広く使用されている。フラッシ
ュメモリでは、半導体基板上に積層形成された浮遊ゲー
ト(電荷蓄積層)および制御ゲートからなるメモリセル
を多数並べてなるセルアレイ(通常は6500万セル程
度)を用いてデータの記憶を行っている(図11参
照)。この場合、各セルアレイには、浮遊ゲートに蓄え
る電荷量の大きさによってデータが記憶される。
【0003】図12A,Bは、フラッシュメモリに用い
るメモリセル100の構造を示している。すなわち、メ
モリセル100は、半導体基板101に電荷蓄積層(浮
遊ゲート)102および制御ゲート103が積層されて
形成されている。メモリセル100にデータを書き込む
場合には、浮遊ゲート102に蓄える電荷量を制御し、
記憶するデータ(“0”または“1”)に応じて、図1
3に示した2値のしきい電圧のいずれかにする。一方、
メモリセル100よりデータを読み出す場合には、2値
のしきい電圧の中間に設けた基準電圧を用い、メモリセ
ル100のしきい電圧が基準電圧よりも高いか低いかに
よって、そのメモリセル100のデータが“0”である
か“1”であるかの判断をする。
【0004】半導体メモリでは、高集積度化、高密度化
に伴う種々の影響による信頼性低下を防ぐことが重要な
課題となっている。特に、書き込み/消去数の増加に伴
うセル不良のように経年変化によって起こる不良の防止
のために、例えばハミング符号やBCH符号(Bose-Chau
dhuri-Hocquenghem code)、あるいはそれらを短縮化し
た符号のような誤り訂正符号を用いた誤り訂正回路を半
導体メモリの内部に組み込むことがしばしばある。
【0005】誤り訂正符号は、情報データに対して検査
データと呼ばれる冗長なデータが付加されてなり、その
検査データを用いることで符号内の誤りの訂正が行われ
る。なお、ハミング符号、BCH符号および符号の短縮
化については、例えば今井秀樹著「符号理論」(電子情
報通信学会)等の文献に論じられている。誤り訂正符号
を半導体メモリの内部に組み込むことで、経年変化によ
ってある程度のセル不良が起こっても、書き込んだデー
タの読出エラーは起こらないようにすることが可能にな
る。ただし、一般に誤り訂正符号では、多くの誤りを訂
正するためには冗長なデータである検査データを多く持
つ必要があり、多くのセルを使うことになるのと同時
に、誤り訂正回路もより大きくなるという傾向がある。
【0006】次に、フラッシュメモリの多値記録につい
て述べる。近年、フラッシュメモリの記憶容量の増大を
目的として、1つのセルに多ビットのデータを記憶する
フラッシュメモリが提案されている。例えば、4値の多
値記録を行うフラッシュメモリのメモリセル100で
は、図14A〜Dに示すように、浮遊ゲート102に蓄
える電荷量を制御して、記憶するデータ(“11”,
“10”,“01”または“00”に応じて、図15に
示した4値のしきい電圧のいずれかにする。データを読
み出すには、各しきい電圧の間にそれぞれ設けた3値の
基準電圧を用いる。メモリセル100のしきい電圧と各
基準電圧とを比較することによって、メモリセル100
のデータを読み取る。これによって1つのメモリセル1
00で2ビットのデータを記憶できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】多値記録のフラッシュ
メモリに対しても2値記録の場合と同様に誤り訂正回路
を用いることができる。ただし、多値記録を行うフラッ
シュメモリでは、1つのセル不良によって複数ビットが
誤りになるため、誤り訂正符号としては、数ビットをひ
とまとめにして1シンボルとし、シンボル単位で誤りを
訂正する符号が有効となる。シンボル誤りを訂正する符
号で最も標準的な符号としては、リード・ソロモン符号
(Reed-Solomon Code)および短縮化リード・ソロモン
符号がある。なお、リード・ソロモン符号についても、
その内容に関しては前掲の今井秀樹著「符号理論」等の
文献で論じられている。
【0008】図16は、8ビット(1バイト)を1シン
ボルとして2誤り訂正可能な短縮化リード・ソロモン符
号を用いた誤り訂正回路を内部に組み込んだ16値(4
ビット)記録を行うフラッシュメモリ110の構成例を
示している。この短縮化リード・ソロモン符号の場合、
図17に示すように、検査データ(冗長データ)は4バ
イトとなり、符号全体の長さは、132バイト=105
6ビットとなる。
【0009】図16において、フラッシュメモリ110
は、複数のメモリセルを有するセルアレイ111と、8
ビットのデータである入力データDinを短縮化リード・
ソロモン符号に変換し、セルアレイ111に書き込むた
めの書き込みデータWDを得る符号化器112と、この
符号化器112より出力される書き込みデータWDを、
図18に示すように、8ビットのデータから4ビットの
データ(メモリセルに記憶するための4ビットデータ)
に変換してセルアレイ111に供給する8ビット/4ビ
ット変換器113とを有している。
【0010】また、フラッシュメモリ110は、セルア
レイ111より読み出される読み出しデータRDを、図
18に示すように、4ビットのデータから8ビットのデ
ータに変換する4ビット/8ビット変換器114と、こ
の4ビット/8ビット変換器114で8ビットのデータ
に変換された読み出しデータRDに誤り訂正処理を施し
て出力データDoutを得るリード・ソロモン符号復号器
115とを有している。この場合、符号化器112およ
びリード・ソロモン符号復号器115は誤り訂正回路を
構成している。そして、符号化器112では、入力デー
タDinの128バイト毎に4バイトの検査データが付加
され、情報データが128バイトの2誤り訂正可能な短
縮化リード・ソロモン符号が生成される。
【0011】図16に示すフラッシュメモリ110にお
いて、データの書き込みは以下のように行われる。すな
わち、8ビットのデータである入力データDinは符号化
器112に入力される。そして、この符号化器112で
は、入力データDinが情報データが128バイトの短縮
化リード・ソロモン符号に変換されて書き込みデータW
Dとされる。そして、符号化器112より出力される書
き込みデータWDは、8ビット/4ビット変換器113
で8ビットのデータより4ビットのデータに変換されて
セルアレイ111に供給され、セルアレイ111を構成
する各メモリセルに順次書き込まれる。
【0012】一方、データの読み出しは以下のように行
われる。セルアレイ111より読み出された読み出しデ
ータRDは4ビット/8ビット変換器114で4ビット
のデータより8ビットのデータに変換されてリード・ソ
ロモン符号復号器115に供給される。リード・ソロモ
ン符号復号器115では、読み出しデータRDの1符号
内に誤りがなければ情報データがそのまま出力データD
outとしてバイト単位で出力され、また読み出しデータ
RDの1符号内の誤りのバイト数が1または2であると
きは、誤りが訂正された後に情報データが出力データD
outとしてバイト単位で出力される。
【0013】図16に示すような構成とすることで、多
値記録のフラッシュメモリに対しても誤り訂正回路を用
いることができる。
【0014】次に、複数のフラッシュメモリ(フラッシ
ュメモリチップ)を用いたメモリカードについて述べ
る。1チップのフラッシュメモリでは扱えない量のデー
タを記憶するためのメモリ装置として、複数個のフラッ
シュメモリとコントローラとからなるメモリカードがあ
る。
【0015】図19は、8ビット(1バイト)を1シン
ボルとして2誤り訂正可能な短縮化リード・ソロモン符
号を用いた誤り訂正回路をコントローラに備えるメモリ
カード120の構成例を示している。このメモリカード
120は、16値(4ビット)記録を行うフラッシュメ
モリを2個使用したものである。
【0016】図19において、メモリカード120は、
2個のフラッシュメモリ121,122と、これらフラ
ッシュメモリ121,122に対してデータの書き込み
や読み出しを行うためのコントローラ123とを備えて
いる。
【0017】そして、コントローラ123は、カード外
部とのデータのやり取りを行うためのカードインタフェ
ース124と、8ビットのデータである入力データDin
を短縮化リード・ソロモン符号に変換し、フラッシュメ
モリ121,122に書き込むための書き込みデータW
Dを得る符号化器125と、この符号化器125より出
力される書き込みデータWDを、図18に示すように、
8ビットのデータから4ビットのデータ(メモリセルに
記憶するための4ビットデータ)に変換する8ビット/
4ビット変換器126とを有している。
【0018】また、コントローラ123は、フラッシュ
メモリ121,122より読み出される読み出しデータ
RDを、図18に示すように、4ビットのデータから8
ビットのデータに変換する4ビット/8ビット変換器1
27と、この4ビット/8ビット変換器127で8ビッ
トのデータに変換された読み出しデータRDに誤り訂正
処理を施して出力データDoutを得るリード・ソロモン
符号復号器128と、フラッシュメモリ121,122
に対するデータの書き込み/読み出しをコントロールす
るフラッシュインタフェース129とを有して構成され
ている。
【0019】この場合、符号化器125およびリード・
ソロモン符号復号器128は誤り訂正回路を構成してい
る。そして、符号化器125では、入力データDinの1
28バイト毎に4バイトの検査データが付加され、情報
データが128バイトの2誤り訂正可能な短縮化リード
・ソロモン符号が生成される。
【0020】図19に示すメモリカード120におい
て、データの書き込みは以下のように行われる。すなわ
ち、入力データDinはカードインタフェース124によ
ってカード内部に取り込まれて符号化器125に供給さ
れる。この符号化器125では、入力データDinが情報
データが128バイトの短縮化リード・ソロモン符号に
変換されて書き込みデータWDとされる。そして、符号
化器125より出力される書き込みデータWDは、8ビ
ット/4ビット変換器126で8ビットのデータより4
ビットのデータに変換され、フラッシュインタフェース
129のコントロールに従ってフラッシュメモリ121
またはフラッシュメモリ122に書き込まれる。
【0021】一方、データの読み出しは以下のように行
われる。フラッシュインタフェース129のコントロー
ルに従ってフラッシュメモリ121またはフラッシュメ
モリ122より読み出された読み出しデータRDは、4
ビット/8ビット変換器127で4ビットのデータより
8ビットのデータに変換されてリード・ソロモン符号復
号器128に供給される。リード・ソロモン符号復号器
128では、読み出しデータRDの1符号内に誤りがな
ければ情報データがそのまま出力データDoutとしてバ
イト単位で出力され、また読み出しデータRDの1符号
内の誤りのバイト数が1または2であるときは、誤りが
訂正された後に情報データが出力データDoutとしてバ
イト単位で出力される。このようにリード・ソロモン符
号復号器128より出力される出力データDoutはカー
ドインタフェース124を介してカード外部に出力され
る。
【0022】図19に示すような構成とすることで、複
数のフラッシュメモリを用いたメモリカードにおいても
誤り訂正回路を用いることができる。コントローラで誤
り訂正を行う場合、誤り訂正回路をフラッシュメモリに
内蔵する場合に比べて、より大きな誤り訂正回路を持つ
ことができるため、多値記録の影響で多くの誤りを発生
するようになってもこれを訂正することが可能になる。
【0023】次に、多値記録のフラッシュメモリにおけ
る不良について改めて述べる。フラッシュメモリにおい
て、経年変化によって生じる不良の最も大きな原因は、
書き込み/消去の繰り返しによってメモリセルが徐々に
破壊されることにより、浮遊ゲートに蓄えた電荷が逃げ
ていくようになることにある。この場合の不良は、図2
0に示したように、しきい電圧の降下という形で現れ
る。よって、不良は必ず下のシンボルに誤るという形で
現れ、また近くのシンボルに誤りやすいという傾向があ
る。
【0024】しかし、リード・ソロモン符号の様なシン
ボル訂正を行う誤り訂正符号を用いる場合には、シンボ
ルの不良がどんな形で現れても、1シンボルの誤りとし
て訂正を行うため、不良の現れ方に著しい傾向があって
もそれを利用することができないため、冗長データに対
する誤り訂正能力の効率が必ずしも最適にはならないと
いう問題があった。
【0025】そこで、この発明では、少ない冗長データ
で高い誤り訂正能力を持たせることができるメモリ装置
を提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明に係るメモリ装
置は、複数のメモリセルを有し、それぞれのメモリセル
が複数ビットのデータを記憶するセルアレイと、入力デ
ータに係る所定数の複数ビットのデータを単位とし、各
ビット位のビットデータ毎に独立した符号化を行ってセ
ルアレイに書き込むための書き込みデータを得るマルチ
レベル符号化器と、セルアレイの読み出しデータに係る
上記所定数の複数ビットのデータを単位とし、各ビット
位のビットデータ毎に復号して出力データを得るマルチ
レベル復号器とを備えるものである。
【0027】また、この発明に係るメモリ装置は、複数
のメモリセルを有し、それぞれのメモリセルが複数ビッ
トのデータを記憶するセルアレイを持つメモリ部と、こ
のメモリ部に対してデータの書き込みや読み出しを行う
ためのコントローラとを備えるものである。そして、コ
ントローラは、入力データに係る所定数の複数ビットの
データを単位とし、各ビット位のビットデータ毎に独立
した符号化を行ってセルアレイに書き込むための書き込
みデータを得るマルチレベル符号化器と、セルアレイの
読み出しデータに係る上記所定数の複数ビットのデータ
を単位とし、各ビット位のビットデータ毎に復号して出
力データを得るマルチレベル復号器とを有するものであ
る。
【0028】この発明において、セルアレイの各メモリ
セルには、それぞれ複数ビットのデータが記憶される。
書き込み時には、入力データはマルチレベル符号化器に
よって符号化されて書き込みデータが得られ、この書き
込みデータがセルアレイに書き込まれる。マルチレベル
符号化では、複数のメモリセル分の書き込みデータを得
るに当たって、各ビット位のビットデータ毎に独立した
符号化が行われる。例えば、セルアレイがフラッシュメ
モリを構成するものである場合、誤り数が多いと予想さ
れる下位のビットデータ程、冗長データが多く訂正能力
の高い符号が用いられる。これにより、全体として少な
い冗長データによって高い誤り訂正能力を持たせること
が可能となる。
【0029】一方、読み出し時には、セルアレイの各メ
モリセルに記憶されていたデータが読み出され、この読
み出しデータがマルチレベル復号器によって復号されて
出力データが得られる。マルチレベル復号器では、複数
のメモリセル分の読み出しデータに対し、各ビット位の
ビットデータ毎に復号が行われる。例えば、誤り数が多
いと予想される下位ビット側から順に復号化が行われ
る。
【0030】ここで、フラッシュメモリのように、各メ
モリセルの不良は必ず下のシンボルに誤るという形で現
れ、また近くのシンボルに誤りやすいという傾向がある
場合にあっては、誤り訂正を行う際に雑音の一方向性を
利用してシンボルの特定が行われる。すなわち、誤り訂
正を行う場合には、その訂正に係る読み出しデータが1
つ上のシンボルに量子化される。このような誤り訂正を
行っていくことで、上位ビット側に行く程復号時の誤り
数が少なくなっていくため、符号化時に、冗長データが
一層少なく訂正能力の低い符号を使用することが可能と
なる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。まず、マルチレベ
ル符号化の方法について説明する。
【0032】マルチレベル符号化の詳細については、H.
Imai,S.Hirakawa,"A New Multilevel Coding Method Us
ing Error-Correcting Codes"(IEEE Trans. Inf. Theor
y, Vol. IT-23, pp. 371-377)に記載されている。
【0033】16値記録を行うフラッシュメモリでは、
1つのセルに4ビットのデータが記録される。ここで、
4ビットのデータの記録方法は、図8に示すようになっ
ているものとする。254セル分の符号を構成する場合
を例として取り上げると、マルチレベル符号化では、図
9に示すように、各メモリセルに記憶されている4ビッ
トのデータ(c0,c1,c2,c3)をおのおの254セル分並
べて、符号長=254の符号C0,C1,C2,C3を
構成する。最下位のビットデータ「c3」からなる符号C
3には、最も冗長データが多く訂正能力の高い符号を用
いる。以下、C2,C1,C0の順に冗長データを少な
くし、符号C0には最も冗長データが少なく訂正能力の
低い符号を用いるようにする。
【0034】復号はC3,C2,C1,C0の順に行
う。図10は、符号C3の復号の方法を示している。こ
こで、誤りを訂正する際には、上のシンボルに量子化す
る様にする。これは、フラッシュメモリの各メモリセル
の不良が必ず下のシンボルに誤るという傾向があるため
である。例えば、読み出しデータが「0011」であっ
て、最下位ビット「1」が誤りであるときは、1つ上の
シンボルである「0100」に量子化される。
【0035】C3の復号が終わると、各セルに記憶され
ている4ビットのデータのうち最下位ビット「c3」が確
定する。これによって、もともと16値に記録されてい
た各メモリセルのシンボルのうち、8値が候補として残
ることになる。符号C3の復号の次に符号C2の復号を
行う。この場合も、C3の復号と同様に、誤りを訂正す
る際には、8値の候補のうちの上のシンボルに量子化さ
れる。
【0036】そして、C2の復号が終わると、各メモリ
セルに記憶されている4ビットのデータうち下位2ビッ
ト「c2,c3」が確定する。これによって、8値残った各
メモリセルのシンボルのうち4値が候補として残ること
になる。以後、同様にC1、C0の復号を行うことで、
254セル分の読み出しデータの復号が行われる。ここ
で、下位ビットの復号結果が正しければ、残ったシンボ
ルを誤る確率は順に下がっていくので、弱い符号で十分
であることが分かる。
【0037】図1は、第1の実施の形態としてのフラッ
シュメモリ10の構成を示している。このフラッシュメ
モリ10は、誤り訂正符号としてマルチレベル符号化を
利用したものであり、16値(4ビット)記録を行うフ
ラッシュメモリであり、外部とのデータの入出力が1バ
イト(8ビット)単位で行われるものである。
【0038】フラッシュメモリ10は、複数のメモリセ
ルを有するセルアレイ11と、8ビットのパラレルデー
タ(バイト列)である入力データDinをシリアルデータ
(ビット列)に変換する8ビット/1ビット変換器12
と、この変換器12より出力されるシリアルデータに対
してマルチレベル符号化をして書き込みデータWDを得
るマルチレベル符号化器13とを有している。
【0039】また、フラッシュメモリ10は、セルアレ
イより読み出される読み出しデータRDを復号するマル
チレベル復号器14と、このマルチレベル復号器14よ
り出力されるシリアルデータを8ビットのパラレルデー
タに変換して出力データDoutを得る1ビット/8ビッ
ト変換器15とを有している。ここで、マルチレベル符
号化器13およびマルチレベル復号器14は、誤り訂正
回路を構成している。
【0040】図3は、マルチレベル符号化器13の構成
を示している。マルチレベル符号化器13は、変換器1
2より出力されるシリアルデータSDinを構成する各ビ
ットデータを符号C0,C1,C2,C3の各系統に振
り分けるための切換スイッチ131を有している。この
場合、切換スイッチ131の可動端子にシリアルデータ
SDin が供給され、そのa側、b側、c側、d側の固
定端子にそれぞれ符号C0,C1,C2,C3をそれぞ
れ構成するビットデータが得られる。そして、シリアル
データSDinの968ビットのデータ毎に、a側、b側
の固定端子にはそれぞれ254ビットのデータが得ら
れ、c側の固定端子には238ビットのデータが得ら
れ、d側の固定端子には222ビットのデータが得られ
る。
【0041】また、マルチレベル符号化器13は、シリ
アルデータSDinの968ビットのデータ毎に、切換ス
イッチ131のc側の固定端子に得られる238ビット
のデータを2誤り訂正可能な短縮化BCH符号(Bose-C
haudhuri-Hocquenghem code)に変換するBCH符号化
器132と、シリアルデータSDinの968ビットのデ
ータ毎に、切換スイッチ131のd側の固定端子に得ら
れる222ビットのデータを4誤り訂正可能な短縮化B
CH符号に変換するBCH符号化器133とを有してい
る。
【0042】BCH符号化器132では、238ビット
のデータに、16ビットの冗長データが付加され、符号
C2としての符号長が254ビットの短縮化BCH符号
が生成される。同様に、BCH符号化器133では、2
22ビットのデータに、32ビットの冗長データが付加
され、符号C3としての符号長が254ビットの短縮化
BCH符号が生成される。なお、シリアルデータSDin
の968ビットのデータ毎に、切換スイッチ131のa
側、b側の固定端子に得られる254ビットのデータ
は、それぞれそのまま符号C0,C1となる。
【0043】また、マルチレベル符号化器13は、切換
スイッチ131のa側、b側の固定端子に得られる符号
C0,C1、BCH符号化器132,133で生成され
る符号C2,C3をそれぞれ構成するビットデータを多
重化して書き込みデータWDとしての4ビット「c0,c1,
c2,c3」のデータを得る多重化回路134とを有してい
る。ここで、「c0」は符号C0を構成するビットデータ
であって、MSB(most significant bit)とされる。
「c1」は符号C1を構成するビットデータであって、2
SBとされる。「c2」は符号C2を構成するビットデー
タであり、3SBとされる。そして、「c3」は符号C3
を構成するビットデータであって、LSB(least sign
ificant bit)とされる。
【0044】以上のように構成されたマルチレベル符号
化器13の動作を説明する。変換器12より出力される
シリアルデータSDinは、切換スイッチ131に供給さ
れて符号C0,C1,C2,C3をそれぞれ構成するビ
ットデータに振り分けられる。これにより、シリアルデ
ータSDinの968ビットのデータ毎に、切換スイッチ
131のa側、b側、c側、d側のの固定端子には、そ
れぞれ254ビット、254ビット、238ビット、2
22ビットのデータが得られる。
【0045】そして、切換スイッチ131のc側の固定
端子に得られる238ビットのデータはそれぞれBCH
符号化器132に供給され、16ビットの冗長データが
付加されて、符号C2としての符号長が254ビットの
2誤り訂正可能なBCH符号に変換される。同様に、切
換スイッチ131のd側の固定端子に得られる222ビ
ットのデータはBCH符号化器132に供給され、32
ビットの冗長データが付加されて、符号C3としての符
号長が254ビットの4誤り訂正可能なBCH符号に変
換される。なお、切換スイッチ131のa側、b側の固
定端子に得られる254ビットのデータは、それぞれ符
号C0,C1となる。これにより、シリアルデータSD
inの968ビットのデータ毎に、図2に示したようなマ
ルチレベル符号化が行われる。
【0046】そして、上述した符号C0,C1,C2,
C3は多重化回路134に供給される。多重化回路13
4では、符号C0,C1,C2,C3のそれぞれを構成
するビットデータが多重化されて4ビット「c0,c1,c2,c
3」のデータが生成され、この4ビットのデータが書き
込みデータWDとして出力される。この場合、「c0」,
「c1」,「c2」,「c3」はそれぞれ符号C0,C1,C
2,C3を構成するビットデータであって、MSB,2
SB,3SB,LSBとされている。よって、誤り数が
多いと予想される下位のビットデータ程、冗長データが
多く訂正能力の高い符号が用いられることとなる。
【0047】図4は、マルチレベル復号器14の構成を
示している。マルチレベル復号器14は、セルアレイ1
1より読み出される読み出しデータRDとしての4ビッ
ト「c0,c1,c2,c3」のデータのうちLSBである「c3」
からなる符号C3に誤り訂正処理を施し、誤り訂正され
た符号C3を出力するBCH復号器141と、読み出し
データRDとしての4ビットのデータを、BCH復号器
141の処理遅延分だけ遅延させる遅延回路142と、
BCH復号器141で誤り訂正された符号C3に基づ
き、遅延回路142で遅延された4ビット「c0,c1,c2,c
3」のデータに誤りがあると判定するとき、(すなわ
ち、4ビット「c0,c1,c2,c3」のデータを構成するビッ
トデータ「c3」と、これに対応する符号C3を構成する
ビットデータ「c3」とが異なるとき)、その4ビット
「c0,c1,c2,c3」のデータを、4ビット「c0,c1,c2,c3」
で構成される16値のシンボルのうち、1つ上のシンボ
ルに量子化して誤り訂正をする量子化器143とを有し
ている。
【0048】また、マルチレベル復号器14は、量子化
器143より出力される4ビット「c0,c1,c2,c3」のデ
ータのうち3SBである「c2」からなる符号C2に誤り
訂正処理を施し、誤り訂正された符号C2を出力するB
CH復号器144と、量子化器143より出力される4
ビットのデータを、BCH復号器144の処理遅延分だ
け遅延させる遅延回路145と、BCH復号器144で
誤り訂正された符号C2に基づき、遅延回路142で遅
延された4ビット「c0,c1,c2,c3」のデータに誤りがあ
ると判定するとき、4ビット「c0,c1,c2,c3」(「c3」
は確定値)で構成される8値のシンボルのうち、1つ上
のシンボルに量子化して誤り訂正をする量子化器146
とを有している。
【0049】また、マルチレベル復号器14は、量子化
器146より出力される4ビット「c0,c1,c2,c3」のデ
ータを構成するビットデータを選択的に順次取り出して
シリアルデータSDoutを得る切換スイッチ147を有
している。この場合、切換スイッチ147のa側、b
側、c側、d側の固定端子には、それぞれ符号C0,C
1,C2,C3(図2参照)を構成するビットデータが
供給され、量子化器146より254セル分の4ビット
「c0,c1,c2,c3」のデータが出力される毎に、切換スイ
ッチ147の可動端子には968ビットのシリアルデー
タSDoutが得られる。すなわち、切換スイッチ147
は、図3に示すマルチレベル符号化器13における切換
スイッチ131とは逆の動作を行って、各ビットデータ
をマルチレベル符号化をする前の時系列に戻すためのも
のである。
【0050】以上のように構成されたマルチレベル復号
器14の動作を説明する。読み出しデータRDとしての
4ビット「c0,c1,c2,c3」のデータはBCH復号器14
1に供給され、LSBである「c3」からなる符号C3
(符号長=254ビット)に誤り訂正処理が施される。
この場合、符号C3は4誤り訂正可能なBCH符号であ
るので、誤り数が4以下であるときは、その誤りの訂正
が可能である。このBCH復号器141で誤り訂正され
た符号C3は量子化器143に供給される。また、読み
出しデータRDとしての4ビットのデータは、遅延回路
142でBCH復号器141の処理遅延分だけ遅延され
て量子化器143に供給される。
【0051】そして、量子化器143では、BCH復号
器141で誤り訂正された符号C3に基づいて、読み出
しデータRDとしての4ビット「c0,c1,c2,c3」のデー
タに誤りがあるときは、図10に示すように、4ビット
「c0,c1,c2,c3」で構成される16値のシンボルのう
ち、1つ上のシンボルに量子化して誤り訂正が行われ
る。例えば、読み出しデータRDが「0011」であっ
て、誤り訂正された符号C3のビットデータとの比較の
結果、LSB「1」が誤りであったときは、1つ上のシ
ンボルである「0100」に量子化される。
【0052】また、量子化器143より出力される4ビ
ット「c0,c1,c2,c3」のデータは、BCH復号器144
に供給され、3SBである「c2」からなる符号C2(符
号長=254ビット)に誤り訂正処理が施される。この
場合、符号C2は2誤り訂正可能なBCH符号であるの
で、誤り数が2以下であるときは、その誤りの訂正が可
能である。このBCH復号器144で誤り訂正された符
号C2は量子化器146に供給される。また、量子化器
143より出力される4ビットのデータは、遅延回路1
45でBCH復号器144の処理遅延分だけ遅延されて
量子化器146に供給される。
【0053】そして、量子化器146では、BCH復号
器144で誤り訂正された符号C2に基づいて、量子化
器143より出力される4ビット「c0,c1,c2,c3」のデ
ータに誤りがあるときは、4ビット「c0,c1,c2,c3」
(「c3」は確定値)で構成される8値のシンボルのう
ち、1つ上のシンボルに量子化して誤り訂正が行われ
る。例えば、量子化器143より出力される4ビットの
データが「0100」であって、誤り訂正された符号C
2のビットデータとの比較の結果、3SB「0」が誤り
であったときは、1つ上のシンボルである「0110」
に量子化される(図10参照)。
【0054】また、量子化器146より出力される4ビ
ット「c0,c1,c2,c3」のデータを構成する各ビットデー
タは、それぞれ切換スイッチ147のa側、b側、c
側、d側の固定端子に供給される。すなわち、切換スイ
ッチ147のa側、b側、c側、d側の固定端子には、
それぞれ符号C0,C1,C2,C3(図2参照)を構
成するビットデータが供給される。そして、この切換ス
イッチ147では、各ビットデータが選択的に順次取り
出されてマルチレベル符号化をする前の時系列に戻され
る。したがって、量子化器146より254セル分の4
ビット「c0,c1,c2,c3」のデータが出力される毎に、切
換スイッチ147からは968ビットのシリアルデータ
SDoutが出力される。
【0055】図1に示すフラッシュメモリ10におい
て、データの書き込みは以下のように行われる。すなわ
ち、1バイト(8ビット)のデータである入力データD
inは8ビット/1ビット変換器12でシリアルデータS
Dinに変換される。そして、このシリアルデータSDin
がマルチレベル符号化器13に供給されてマルチレベ
ル符号化(図2参照)が行われて4ビットの書き込みデ
ータWDが生成される。そして、この書き込みデータW
Dがセルアレイ11に供給され、このセルアレイ11を
構成する各メモリセルに順次書き込まれる。
【0056】一方、データの読み出しは以下のように行
われる。セルアレイ11より読み出された読み出しデー
タRDはマルチレベル復号器14に供給され、復号処理
(誤り訂正処理)が行われてシリアルデータSDoutが
得られる。そして、このシリアルデータSDoutは1ビ
ット/8ビット変換器15で1バイト(8ビット)のデ
ータに変換され、出力データDoutとなる。
【0057】なお、入力データDinや出力データDout
が一般にmビットのパラレルデータであるときは、マル
チレベル符号化器13の前段に入力データDinをシリア
ルデータSDinに変換するmビット/1ビット変換器が
配置され、またマルチレベル復号器14の後段にシリア
ルデータSDoutをmビットのパラレルデータに変換す
る1ビット/mビット変換器が配置されればよい。さら
に、これら変換器は、マルチレベル符号化器、マルチレ
ベル復号器に含めて構成されてもよい。
【0058】このように第1の実施の形態においては、
入力データDinをマルチレベル符号化して書き込みデー
タWDを得るものである。つまり、複数のメモリセル分
の書き込みデータWDを得るに当たって、各ビット位の
ビットデータ毎に独立した符号化が行われ、誤り数が最
も多くなると予想されるLSBからなる符号C3には3
2ビットの冗長データが付加された4誤り訂正可能なB
CH符号が用いられ、次に誤り数が多くなると予想され
る3SBからなる符号C2には16ビットの冗長データ
が付加された2誤り訂正可能なBCH符号が用いられ
る。したがって、全体として少ない冗長データによって
高い誤り訂正能力を持たせることができる。
【0059】また、読み出しデータRDに対し、誤り数
が多くなると予想される下位ビット側から順に復号化が
行われる。そして、フラッシュメモリの各メモリセルの
不良は必ず下のシンボルに誤るという形で現れ、また近
くのシンボルに誤りやすいという傾向があることから、
誤り訂正を行う場合にはその訂正に係る読み出しデータ
RDが1つ上のシンボルに量子化される。このように、
誤り訂正を行う際に雑音の一方向性を利用してシンボル
の特定を行うことで、上位ビット側に行く程、復号時の
誤り数が少なくなっていき、そのため符号化時には冗長
データが一層少なく訂正能力の低い符号を使用できる利
益がある。
【0060】この第1の実施の形態における効果を例を
あげて説明する。この実施の形態と同じ情報データ数、
冗長データ数のリード・ソロモン符号は、図5のように
構成できる。このリード・ソロモン符号は、2セル分の
データを1シンボルとして、符号長127で冗長シンボ
ル数6の符号になっている。この符号によって3誤り訂
正が可能である。セル破壊による電圧の降下は、高い電
圧で記録したものほど起こりやすいという傾向があるた
め、最も上のシンボル(今回の例では「1111」)が
最も不良を起こしやすい。いま、製造時に正常だったセ
ルが100万回の書き込み/消去後に、シンボル「11
11」が他のシンボルに誤る確率が、図6の様になって
いたとして、100万回の書き込み/消去後に符号が不
良となる確率を比較する。
【0061】まず、実施の形態のようなマルチレベル符
号化を行った場合の確率を求める。図6より今回の例で
の不良の分布では4シンボル以下に誤る確率がないこと
から、符号C3,C2が正しく復号されれば、符号C
1,C0に誤りは起こらない。ここで、符号C2,C3
を正しく復号できない確率は、それぞれ(1)式、
(2)式で評価できる。
【0062】
【数1】
【0063】そのため、符号全体では符号C3の誤りが
支配的となり、符号全体の不良確率は符号C3の不良確
率と同じで約0.00000027%で評価できる。
【0064】一方、121バイトの情報データに対して
6バイトの冗長データを付加して、1シンボル=8ビッ
トの3誤り訂正可能な短縮化リード・ソロモン符号を用
いた場合の符号の不良確率は、(3)式より約0.00
0026%で評価できる。
【0065】
【数2】
【0066】よって、実施の形態におけるマルチレベル
符号化と、短縮化リード・ソロモン符号による符号化と
を比較すると、冗長データは同じでも、マルチレベル符
号化の方が短縮化リード・ソロモン符号による符号化よ
りも高い誤り訂正能力が得られていることが分かる。
【0067】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て説明する。図7は第2の実施の形態としてのメモリカ
ード20の構成を示している。このメモリカード20
は、16値(4ビット)記録を行うフラッシュメモリを
2個使用すると共に、マルチレベル符号化による誤り訂
正回路をコントローラに組み込んだメモリカードであ
る。外部とのデータの入出力は、1バイト(8ビット)
単位で行われる。図7において、メモリカード20は、
2個のフラッシュメモリ21,22と、これらフラッシ
ュメモリ21,22に対してデータの書き込みや読み出
しを行うためのコントローラ23とを備えている。
【0068】そして、コントローラ23は、カード外部
とのデータのやり取りを行うためのカードインタフェー
ス24と、8ビットのパラレルデータ(バイト列)であ
る入力データDinをシリアルデータ(ビット列)SDin
に変換する8ビット/1ビット変換器25と、この変換
器25より出力されるシリアルデータに対してマルチレ
ベル符号化をして書き込みデータWDを得るマルチレベ
ル符号化器26とを有している。マルチレベル符号化器
26は、詳細説明は省略するが、図1のフラッシュメモ
リ10におけるマルチレベル符号化器13と同様に構成
されている(図3参照)。
【0069】また、コントローラ23は、フラッシュメ
モリ21,22より読み出される読み出しデータRDを
復号するマルチレベル復号器27と、このマルチレベル
復号器27より出力されるシリアルデータSDoutを8
ビットのパラレルデータに変換して出力データDoutを
得る1ビット/8ビット変換器28と、フラッシュメモ
リ21,22に対するデータの書き込み/読み出しをコ
ントロールするフラッシュインタフェース29とを有し
ている。ここで、マルチレベル符号化器26およびマル
チレベル復号器27は、誤り訂正回路を構成している。
マルチレベル復号器27は、詳細説明は省略するが、図
1のフラッシュメモリ10におけるマルチレベル復号器
14と同様に構成されている(図4参照)。
【0070】図7に示すメモリカード20において、デ
ータの書き込みは以下のように行われる。すなわち、入
力データDinはカードインタフェース24によってカー
ド内部に取り込まれて8ビット/1ビット変換器25に
供給され、シリアルデータSDinに変換される。そし
て、このシリアルデータSDin がマルチレベル符号化
器13に供給されてマルチレベル符号化(図2参照)が
行われて4ビットの書き込みデータWDが生成される。
そして、この書き込みデータWDが、フラッシュインタ
フェース29のコントロールに従ってフラッシュメモリ
21またはフラッシュメモリ22に書き込まれる。
【0071】一方、データの読み出しは以下のように行
われる。フラッシュインタフェース29のコントロール
に従ってフラッシュメモリ21またはフラッシュメモリ
22より読み出された読み出しデータRDは、マルチレ
ベル復号器27に供給され、復号処理(誤り訂正処理)
が行われてシリアルデータSDoutが得られる。このシ
リアルデータSDoutは1ビット/8ビット変換器28
で1バイト(8ビット)のデータに変換されて出力デー
タDoutが得られる。そして、この出力データDoutはカ
ードインタフェース24を介してカード外部に出力され
る。
【0072】なお、入力データDinや出力データDout
が一般にmビットのパラレルデータであるときは、マル
チレベル符号化器26の前段に入力データDinをシリア
ルデータSDinに変換するmビット/1ビット変換器が
配置され、またマルチレベル復号器27の後段にシリア
ルデータSDoutをmビットのパラレルデータに変換す
る1ビット/mビット変換器が配置されればよい。さら
に、これら変換器は、マルチレベル符号化器、マルチレ
ベル復号器に含めて構成されてもよい。
【0073】このように第2の実施の形態においても、
マルチレベル符号化による誤り訂正回路が使用されるも
のであり、第1の実施の形態と同様の作用効果を得るこ
とができるなお、上述実施の形態においては、下位ビッ
ト程冗長データが多く訂正能力の高い符号で符号化をす
るものを示したが、符号化の方法は誤りの分布の特徴に
合わせて任意の構造に設定可能である。また、使用する
符号もBCH符号に限らず、ハミング符号や畳み込み符
号など任意の符号を用いることができる。さらに、記憶
システムとしてはフラッシュメモリを例としたが、これ
もフラッシュメモリに限らず、他の半導体メモリなど種
々の記憶システムに対しても適用可能である。
【0074】
【発明の効果】この発明によれば、複数ビットのデータ
を記憶するメモリセルからなるメモリに対してマルチレ
ベル符号化による誤り訂正符号を用いるものである。そ
のため、予想される誤り数の多少によって各ビット位の
ビットデータに対する符号の訂正能力を設定でき、全体
として少ない冗長データによって高い誤り訂正能力を持
たせることができる。また、マルチレベル復号器では各
ビット位のビットデータ毎に復号が行われるが、誤り訂
正を行う際に雑音の一方向性を利用してシンボルの特定
を行うことで、後のビット位のビットデータの復号程、
誤り数が少なくなっていき、そのため、符号化時には冗
長データの一層少ない訂正能力の低い符号を使用できる
利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態としてのフラッシュメモリの
構成を示すブロック図である。
【図2】マルチレベル符号化の方法を示す図である。
【図3】フラッシュメモリ内のマルチレベル符号化器の
構成を示すブロック図である。
【図4】フラッシュメモリ内のマルチレベル復号器の構
成を示すブロック図である。
【図5】リード・ソロモン符号を用いた場合の符号の構
成例を示す図である。
【図6】しきい電圧の降下による不良の発生の様子を示
す図である。
【図7】第2の実施の形態としてのメモリカードの構成
を示すブロック図である。
【図8】4ビットのデータの記録方法を示す図である。
【図9】マルチレベル符号化の方法を説明するための図
である。
【図10】マルチレベル復号を説明するための図であ
る。
【図11】フラッシュメモリに組み込まれるセルアレイ
の構造を示す図である。
【図12】メモリセルの構造を示す図である。
【図13】メモリセルの電圧分布を示す図である。
【図14】多値記録を行う場合にメモリセルに与える電
荷を示す図である。
【図15】多値記録を行うメモリセルの電圧分布を示す
図である。
【図16】短縮化リード・ソロモン符号を用いた誤り訂
正回路を組み込んだ多値記録フラッシュメモリの構成例
を示すブロック図である。
【図17】短縮化リード・ソロモン符号の例を示す図で
ある。
【図18】ビット変換の動作を説明するための図であ
る。
【図19】短縮化リード・ソロモン符号を用いた誤り訂
正回路をコントローラに備えるメモリカードの構成を示
すブロック図である。
【図20】しきい電圧降下による不良発生の様子を示す
図である。
【符号の説明】
10,21,22・・・フラッシュメモリ、11・・・
セルアレイ、12,25・・・8ビット/1ビット変換
器、13,26・・・マルチレベル符号化器、14,2
7・・・マルチレベル復号器、15,28・・・1ビッ
ト/8ビット変換器、20・・・メモリカード、23・
・・コントローラ、24・・・カードインタフェース、
29・・・フラッシュインタフェース、131,147
・・・切換スイッチ、132,133・・・BCH符号
化器、134・・・多重化回路、141,144・・・
BCH復号器、142,145・・・遅延回路、14
3,146・・・量子化器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11C 16/02 G11C 17/00 641

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリセルを有し、それぞれのメ
    モリセルが複数ビットのデータを記憶するセルアレイ
    と、 入力データに係る所定数の複数ビットのデータを単位と
    し、各ビット位のビットデータ毎に独立した符号化を行
    って上記セルアレイに書き込むための書き込みデータを
    得るマルチレベル符号化器と、 上記セルアレイの読み出しデータに係る上記所定数の複
    数ビットのデータを単位とし、各ビット位のビットデー
    タ毎に復号して出力データを得るマルチレベル復号器と
    を備えることを特徴とするメモリ装置。
  2. 【請求項2】 上記マルチレベル復号器で誤り訂正を行
    う際に、雑音の一方向性を利用してシンボルの特定を行
    うことを特徴とする請求項1に記載のメモリ装置。
  3. 【請求項3】 上記セルアレイはフラッシュメモリを構
    成するものであって、 上記マルチレベル符号化器では、下位ビット程冗長デー
    タが多く訂正能力の高い符号で符号化を行うことを特徴
    とする請求項1に記載のメモリ装置。
  4. 【請求項4】 上記マルチレベル復号器は、下位ビット
    側から順次復号を行うと共に、誤り訂正を行う際に1つ
    上のシンボルに量子化することを特徴とする請求項3に
    記載のメモリ装置。
  5. 【請求項5】 上記入力データおよび出力データはそれ
    ぞれ所定ビットのパラレルデータであって、 上記マルチレベル符号化器の前段に、上記入力データと
    しての所定ビットのパラレルデータをシリアルデータに
    変換する第1のビット変換器を設け、 上記マルチレベル復号器の後段に、このマルチレベル復
    号器より出力されるシリアルデータを上記出力データと
    しての所定ビットのパラレルデータに変換する第2のビ
    ット変換器を設けることを特徴とする請求項1に記載の
    メモリ装置。
  6. 【請求項6】 複数のメモリセルを有し、それぞれのメ
    モリセルが複数ビットのデータを記憶するセルアレイを
    持つメモリ部と、 上記メモリ部に対してデータの書き込みや読み出しを行
    うためのコントローラとを備え、 上記コントローラは、入力データに係る所定数の複数ビ
    ットのデータを単位とし、各ビット位のビットデータ毎
    に独立した符号化を行って上記セルアレイに書き込むた
    めの書き込みデータを得るマルチレベル符号化器と、上
    記セルアレイの読み出しデータに係る上記所定数の複数
    ビットのデータを単位とし、各ビット位のビットデータ
    毎に復号して出力データを得るマルチレベル復号器とを
    有することを特徴とするメモリ装置。
  7. 【請求項7】 上記メモリ部は、1個または複数個のフ
    ラッシュメモリで構成されることを特徴とする請求項6
    に記載のメモリ装置。
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