JPH11212876A - 符号化方法およびそれを利用したメモリ装置 - Google Patents

符号化方法およびそれを利用したメモリ装置

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JPH11212876A
JPH11212876A JP995898A JP995898A JPH11212876A JP H11212876 A JPH11212876 A JP H11212876A JP 995898 A JP995898 A JP 995898A JP 995898 A JP995898 A JP 995898A JP H11212876 A JPH11212876 A JP H11212876A
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Toshiyuki Miyauchi
俊之 宮内
Masayuki Hattori
雅之 服部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外部とのデータの入出力を例えばバイト単位で
行うことを保ったまま、符号長を長くし、検査(冗長)
データを少なくすると共に、復号データの連続性を保
つ。 【解決手段】1バイト(8ビット)のデータである入力
データDinを符号化器12に供給する。符号化器12で
は、入力データDinに対して2ビットの0を付加して1
0ビットのデータに変換し、この10ビットのデータを
情報データが512シンボルの2誤り訂正可能なリード
・ソロモン符号に変換し、情報データに関しては0を付
加する前の8ビットのデータを出力し、検査データに関
してはビット配置を変更して得た8ビットのデータを出
力する。符号化器12からの書き込みデータWDを変換
器13で4ビットデータに変換してセルアレイ11に供
給して各セルに順次書き込む。読み出し時には、復号器
15で逆のビット変換処理をして誤り訂正処理をし、出
力データDoutとしての8ビットデータを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、符号化方法およ
びそれを利用したメモリ装置に関する。詳しくは、mビ
ットのデータに(n−m)ビットのデータを付加してn
ビットのデータに変換し、このnビットのデータに対し
てnビットを1シンボルとするリード・ソロモン符号を
用いて符号化し、情報データに関しては(n−m)ビッ
トのデータを付加する前のmビットのデータを出力し、
検査データに関してはnビット/mビット変換した結果
のmビットのデータを出力することによって、外部との
データの入出力をmビット単位で行うことを保ったまま
符号長を長くしようとした符号化方法およびそれを利用
したメモリ装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、メモリ装置として、フラッシュメ
モリ等の半導体メモリが広く使用されている。フラッシ
ュメモリでは、半導体基板上に積層形成された浮遊ゲー
ト(電荷蓄積層)および制御ゲートからなるメモリセル
を多数並べてなるセルアレイ(通常は6500万セル程
度)を用いてデータの記憶を行っている(図9参照)。
この場合、各セルアレイには、浮遊ゲートに蓄える電荷
量の大きさによってデータが記憶される。
【0003】図10A,Bは、フラッシュメモリに用い
るメモリセル100の構造を示している。すなわち、メ
モリセル100は、半導体基板101に電荷蓄積層(浮
遊ゲート)102および制御ゲート103が積層されて
形成されている。メモリセル100にデータを書き込む
場合には、浮遊ゲート102に蓄える電荷量を制御し、
記憶するデータ(“0”または“1”)に応じて、図1
1に示した2値のしきい電圧のいずれかにする。一方、
メモリセル100よりデータを読み出す場合には、2値
のしきい電圧の中間に設けた基準電圧を用い、メモリセ
ル100のしきい電圧が基準電圧よりも高いか低いかに
よって、そのメモリセル100のデータが“0”である
か“1”であるかの判断をする。
【0004】半導体メモリでは、高集積度化、高密度化
に伴う種々の影響による信頼性低下を防ぐことが重要な
課題となっている。特に、書き込み/消去数の増加に伴
うセル不良のように経年変化によって起こる不良の防止
のために、例えばハミング符号やBCH符号(Bose-Chau
dhuri-Hocquenghem code)、あるいはそれらを短縮化し
た符号のような誤り訂正符号を用いた誤り訂正回路を半
導体メモリの内部に組み込むことがしばしばある。
【0005】誤り訂正符号は、情報データに対して検査
データと呼ばれる冗長なデータが付加されてなり、その
検査データを用いることで符号内の誤りの訂正が行われ
る。なお、ハミング符号、BCH符号および符号の短縮
化については、例えば今井秀樹著「符号理論」(電子情
報通信学会)等の文献に論じられている。誤り訂正符号
を半導体メモリの内部に組み込むことで、経年変化によ
ってある程度のセル不良が起こっても、書き込んだデー
タの読出エラーは起こらないようにすることが可能にな
る。ただし、一般に誤り訂正符号では、多くの誤りを訂
正するためには冗長なデータである検査データを多く持
つ必要があり、多くのセルを使うことになるのと同時
に、誤り訂正回路もより大きくなるという傾向がある。
【0006】次に、フラッシュメモリの多値記録につい
て述べる。近年、フラッシュメモリの記憶容量の増大を
目的として、1つのセルに多ビットを記憶するフラッシ
ュメモリが提案されている。例えば、4値の多値記録を
行うフラッシュメモリのメモリセル100では、図12
A〜Dに示すように、浮遊ゲート102に蓄える電荷量
を制御して、記憶するデータ(“11”,“10”,
“01”または“00”に応じて、図13に示した4値
のしきい電圧のいずれかにする。データを読み出すに
は、各しきい電圧の間にそれぞれ設けた3値の基準電圧
を用いる。メモリセル100のしきい電圧と各基準電圧
とを比較することによって、メモリセル100のデータ
を読み取る。これによって1つのメモリセル100で2
ビットの情報を記憶できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】多値記録のフラッシュ
メモリに対しても2値記録の場合と同様に誤り訂正回路
を用いることができる。ただし、多値記録を行うフラッ
シュメモリでは、1つのセル不良によって複数ビットが
誤りになるため、誤り訂正符号としては、数ビットをひ
とまとめにして1シンボルとし、シンボル単位で誤りを
訂正する符号が有効となる。シンボル誤りを訂正する符
号で最も標準的な符号としては、リード・ソロモン符号
(Reed-Solomon Code)および短縮化リード・ソロモン
符号がある。なお、リード・ソロモン符号についても、
その内容に関しては前掲の今井秀樹著「符号理論」等の
文献で論じられている。
【0008】図14は、8ビット(1バイト)を1シン
ボルとして2誤り訂正可能な短縮化リード・ソロモン符
号を用いた誤り訂正回路を内部に組み込んだ16値(4
ビット)記録を行うフラッシュメモリ110の構成例を
示している。この短縮化リード・ソロモン符号の場合、
図15に示すように、検査データ(冗長データ)は4バ
イトとなり、符号全体の長さは、132バイト=105
6ビットとなる。
【0009】図14において、フラッシュメモリ110
は、複数のメモリセルを有するセルアレイ111と、8
ビットのデータである入力データDinを短縮化リード・
ソロモン符号に変換し、セルアレイ111に書き込むた
めの書き込みデータWDを得る符号化器112と、この
符号化器112より出力される書き込みデータWDを、
図16に示すように、8ビットのデータから4ビットの
データ(メモリセルに記憶するための4ビットデータ)
に変換してセルアレイ111に供給する8ビット/4ビ
ット変換器113とを有している。
【0010】また、フラッシュメモリ110は、セルア
レイ111より読み出される読み出しデータRDを、図
16に示すように、4ビットのデータから8ビットのデ
ータに変換する4ビット/8ビット変換器114と、こ
の4ビット/8ビット変換器114で8ビットのデータ
に変換された読み出しデータRDに誤り訂正処理を施し
て出力データDoutを得るリード・ソロモン符号復号器
115とを有している。この場合、符号化器112およ
びリード・ソロモン符号復号器115は誤り訂正回路を
構成している。そして、符号化器112では、入力デー
タDinの128バイト毎に4バイトの検査データが付加
され、情報データが128バイトの2誤り訂正可能な短
縮化リード・ソロモン符号が生成される。
【0011】図14に示すフラッシュメモリ110にお
いて、データの書き込みは以下のように行われる。すな
わち、8ビットのデータである入力データDinは符号化
器112に入力される。そして、この符号化器112で
は、入力データDinが情報データが128バイトの短縮
化リード・ソロモン符号に変換されて書き込みデータW
Dとされる。そして、符号化器112より出力される書
き込みデータWDは、8ビット/4ビット変換器113
で8ビットのデータより4ビットのデータに変換されて
セルアレイ111に供給され、セルアレイ111を構成
する各メモリセルに順次書き込まれる。
【0012】一方、データの読み出しは以下のように行
われる。セルアレイ111より読み出された読み出しデ
ータRDは4ビット/8ビット変換器114で4ビット
のデータより8ビットのデータに変換されてリード・ソ
ロモン符号復号器115に供給される。リード・ソロモ
ン符号復号器115では、読み出しデータRDの1符号
内に誤りがなければ情報データがそのまま出力データD
outとしてバイト単位で出力され、また読み出しデータ
RDの1符号内の誤りのバイト数が1または2であると
きは、誤りが訂正された後に情報データが出力データD
outとしてバイト単位で出力される。
【0013】図14に示すような構成とすることで、多
値記録のフラッシュメモリに対しても誤り訂正回路を用
いることができる。
【0014】次に、複数のフラッシュメモリ(フラッシ
ュメモリチップ)を用いたメモリカードについて述べ
る。1チップのフラッシュメモリでは扱えない量のデー
タを記憶するためのメモリ装置として、複数個のフラッ
シュメモリとコントローラとからなるメモリカードがあ
る。
【0015】図17は、8ビット(1バイト)を1シン
ボルとして2誤り訂正可能な短縮化リード・ソロモン符
号を用いた誤り訂正回路をコントローラに備えるメモリ
カード120の構成例を示している。このメモリカード
120は、16値(4ビット)記録を行うフラッシュメ
モリを2個使用したものである。
【0016】図17において、メモリカード120は、
2個のフラッシュメモリ121,122と、これらフラ
ッシュメモリ121,122に対してデータの書き込み
や読み出しを行うためのコントローラ123とを備えて
いる。
【0017】そして、コントローラ123は、カード外
部とのデータのやり取りを行うためのカードインタフェ
ース124と、8ビットのデータである入力データDin
を短縮化リード・ソロモン符号に変換し、フラッシュメ
モリ121,122に書き込むための書き込みデータW
Dを得る符号化器125と、この符号化器125より出
力される書き込みデータWDを、図16に示すように、
8ビットのデータから4ビットのデータ(メモリセルに
記憶するための4ビットデータ)に変換する8ビット/
4ビット変換器126とを有している。
【0018】また、メモリカード120は、フラッシュ
メモリ121,122より読み出される読み出しデータ
RDを、図16に示すように、4ビットのデータから8
ビットのデータに変換する4ビット/8ビット変換器1
27と、この4ビット/8ビット変換器127で8ビッ
トのデータに変換された読み出しデータRDに誤り訂正
処理を施して出力データDoutを得るリード・ソロモン
符号復号器128と、フラッシュメモリ121,122
に対するデータの書き込み/読み出しをコントロールす
るフラッシュインタフェース129とを有して構成され
ている。
【0019】この場合、符号化器125およびリード・
ソロモン符号復号器128は誤り訂正回路を構成してい
る。そして、符号化器125では、入力データDinの1
28バイト毎に4バイトの検査データが付加され、情報
データが128バイトの2誤り訂正可能な短縮化リード
・ソロモン符号が生成される。
【0020】図17に示すメモリカード120におい
て、データの書き込みは以下のように行われる。すなわ
ち、入力データDinはカードインタフェース124によ
ってカード内部に取り込まれて符号化器125に供給さ
れる。この符号化器125では、入力データDinが情報
データが128バイトの短縮化リード・ソロモン符号に
変換されて書き込みデータWDとされる。そして、符号
化器125より出力される書き込みデータWDは、8ビ
ット/4ビット変換器126で8ビットのデータより4
ビットのデータに変換され、フラッシュインタフェース
129のコントロールに従ってフラッシュメモリ121
またはフラッシュメモリ122に書き込まれる。
【0021】一方、データの読み出しは以下のように行
われる。フラッシュインタフェース129のコントロー
ルに従ってフラッシュメモリ121またはフラッシュメ
モリ122より読み出された読み出しデータRDは、4
ビット/8ビット変換器127で4ビットのデータより
8ビットのデータに変換されてリード・ソロモン符号復
号器128に供給される。リード・ソロモン符号復号器
128では、読み出しデータRDの1符号内に誤りがな
ければ情報データがそのまま出力データDoutとしてバ
イト単位で出力され、また読み出しデータRDの1符号
内の誤りのバイト数が1または2であるときは、誤りが
訂正された後に情報データが出力データDoutとしてバ
イト単位で出力される。このようにリード・ソロモン符
号復号器128より出力される出力データDoutはカー
ドインタフェース124を介してカード外部に出力され
る。
【0022】図17に示すような構成とすることで、複
数のフラッシュメモリを用いたメモリカードにおいても
誤り訂正回路を用いることができる。コントローラで誤
り訂正を行う場合、誤り訂正回路をフラッシュメモリに
内蔵する場合に比べて、より大きな誤り訂正回路を持つ
ことができるため、多値記録の影響で多くの誤りを発生
するようになってもこれを訂正することが可能になる。
【0023】次にフラッシュメモリからのデータの読み
出しのプロセスを改めて述べる。セルアレイ(図9参
照)からの読み出しは、1セル単位ではなく、ページと
呼ばれる単位(例えば1024セル)のデータをまとめ
て同時に読み出し、それを出力バッファより逐次出力す
ることで行うようになっている(図18参照)。よっ
て、例えば16値記録を行うフラッシュメモリでは、1
ページを1024セルの情報とすると、4096ビット
(512バイト)の情報を1つの単位として読み出すこ
とになる。ここで、メモリ外部とのデータ入出力は1バ
イト=8ビットで行うことが多いため、リード・ソロモ
ン符号の1シンボルも8ビットとするのが整合性が高
い。
【0024】しかし、8ビットを1シンボルとしたリー
ド・ソロモン符号は符号長が255となるため、符号化
の際には512バイトのデータを3つないし4つに分割
して、それぞれに検査データ(冗長データ)を付加して
符号化することが必要となる。図19は、512バイト
のデータを、情報データ128バイトの1誤り訂正可能
な短縮化リード・ソロモン符号4つで符号化した場合の
符号化のようすを示している。
【0025】ここで、誤り訂正符号の一般な性質とし
て、同じ数の検査データを付加するならば情報データを
分割して符号化よりも一度に符号化する方が性能が高い
という性質があり、512バイトの情報データを同時に
読み出すならばそれをひとまとめにして符号化するほう
が効率がよい。
【0026】また、1ページ分のデータを分割して符号
化すると、復号した際には復号データが間を空けて出力
されるが(図20参照)、1ページ分の復号データはで
きるだけ連続して出力されるのが、システムの構成上好
都合である。よって、この点からも1ページ分のデータ
はひとまとめにして符号化されるのが望ましい。
【0027】そこで、この発明では、外部とのデータの
入出力を例えばバイト単位で行うことを保ったまま符号
長を長くしようとした符号化方法およびそれを利用した
メモリ装置を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明に係る符号化方
法は、mビットのデータに(n−m)ビット(n>m)
のデータを付加してnビットのデータに変換し、このn
ビットのデータに対してnビットを1シンボルとするリ
ード・ソロモン符号を用いて符号化し、情報データに関
しては(n−m)ビットのデータを付加する前のmビッ
トのデータを出力し、検査データに関してはnビット/
mビット変換した結果のmビットのデータを出力するも
のである。
【0029】また、この発明に係るメモリ装置は、複数
のメモリセルを有するセルアレイと、入力データを誤り
訂正符号に変換して上記セルアレイに書き込むための書
き込みデータを得る符号化器と、セルアレイより読み出
される読み出しデータに誤り訂正処理を施して出力デー
タを得る復号器とを備えるメモリ装置であって、符号化
器は、mビットの入力データに(n−m)ビット(n>
m)のデータを付加してnビットのデータに変換し、こ
のnビットのデータに対してnビットを1シンボルとす
るリード・ソロモン符号を用いて符号化し、情報データ
に関しては(n−m)ビットのデータを付加する前のm
ビットのデータを出力し、検査データに関してはnビッ
ト/mビット変換した結果のmビットのデータを出力
し、復号器は、セルアレイの読み出しデータに係るmビ
ットのデータに対して、情報データ部は上記n−mビッ
トのデータを付加してnビットのデータに変換し、検査
データ部はmビット/nビット変換によりnビットのデ
ータに変換した後に誤り訂正処理をし、訂正後のnビッ
トの情報データのうちmビットを出力データとするもの
である。
【0030】また、この発明に係るメモリ装置は、複数
のメモリセルを有するセルアレイを持つメモリ部と、こ
のメモリ部に対してデータの書き込みや読み出しを行う
ためのコントローラとを備え、コントローラは、入力デ
ータを誤り訂正符号に変換してメモリ部に書き込むため
の書き込みデータを得る符号化器と、メモリ部より読み
出される読み出しデータに誤り訂正処理を施して出力デ
ータを得る復号器とを有するメモリ装置であって、符号
化器は、mビットの上記入力データに(n−m)ビット
(n>m)のデータを付加してnビットのデータに変換
し、このnビットのデータに対してnビットを1シンボ
ルとするリード・ソロモン符号を用いて符号化し、情報
データに関しては(n−m)ビットのデータを付加する
前のmビットのデータを出力し、検査データに関しては
nビット/mビット変換した結果のmビットのデータを
出力し、復号器は、メモリ部の読み出しデータに係るm
ビットのデータに対して、情報データ部は上記n−mビ
ットのデータを付加してnビットのデータに変換し、検
査データ部はmビット/nビット変換によりnビットの
データに変換した後に誤り訂正処理をし、訂正後のnビ
ットの情報データのうちmビットを出力データとするも
のである。
【0031】セルアレイの各メモリセルには、それぞ1
ビットまたは複数ビットのデータが記憶される。書き込
み時、mビットの入力データが符号化器に入力される。
そして、mビットの入力データは、まず(n−m)ビッ
ト(n>m)のデータ、例えば(n−m)ビットの0が
付加されてnビットのデータに変換される。例えば、8
ビットの入力データは2ビットの0が付加されて10ビ
ットのデータに変換される。次に、このnビットのデー
タはnビットを1シンボルとするリード・ソロモン符号
に変換され、情報データに関しては(n−m)ビットの
データを付加する前のmビットのデータが出力され、検
査データに関してはnビット/mビット変換した結果の
mビットのデータが出力される。そして、符号化器より
出力されるmビットのデータがセルアレイに供給されて
各セルに順次書き込まれる。
【0032】リード・ソロモン符号は、複数ビットをま
とめて1シンボルとし、シンボル単位で誤り訂正を行う
誤り訂正符号である。読み出し時、セルアレイの読み出
しデータに係るmビットのデータは復号器に入力され
る。そして、mビットのデータは、まず情報データ部は
上記n−mビットのデータが付加されてnビットのデー
タに変換され、検査データ部はmビット/nビット変換
によりnビットのデータに変換されて、nビットを1シ
ンボルとするリード・ソロモン符号が再構成される。次
に、再構成されたリード・ソロモン符号に対して誤り訂
正処理が施される。そして、訂正後のnビットの情報デ
ータのうちmビットが出力データとして出力される。
【0033】このように、入力データおよび出力データ
はmビットのデータであると共に、符号化器ではnビッ
ト(n>m)を1シンボルとするリード・ソロモン符号
を用いて符号化が行われる。そのため、外部とのデータ
の入出力をmビット単位で行うことを保ったまま符号長
を長くすることが可能となる。これにより、所定長の情
報データを分割して符号化する必要がなく、検査データ
(冗長データ)を少なくすることが可能となると共に、
復号データの連続性を保つことが可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、第1の実
施の形態としてのフラッシュメモリ10の構成を示して
いる。このフラッシュメモリ10は、外部とのデータの
入出力を1バイト(8ビット)単位で行うものであっ
て、2誤り訂正可能な短縮化リード・ソロモン符号を用
いた誤り訂正回路を組み込んだ16値(4ビット)記録
を行うフラッシュメモリである。
【0035】この場合、1ページ内の例えば512バイ
トの情報データをひとまとめにして符号化するため、1
0ビットを1シンボルとする短縮化リード・ソロモン符
号を用いて符号化が行われる。ここで、1ページ内の情
報データが512バイトであるとすると、2誤り訂正の
ための検査データ(冗長データ)は4シンボルとなるの
で、516の符号長が必要となるが、10ビットを1シ
ンボルとするリード・ソロモン符号の符号長は1023
であるので、符号長516の符号はその短縮化によって
構成が可能である。なお、検査データは4シンボル=4
0ビット=5バイトとなる。
【0036】図1において、フラッシュメモリ10は、
複数のメモリセルを有するセルアレイ11と、8ビット
のパラレルデータである入力データDinを短縮化リード
・ソロモン符号に変換し、セルアレイ11に書き込むた
めの書き込みデータWDを得る符号化器12と、この符
号化器12より出力される書き込みデータWDを、図1
6に示すように、8ビットのデータから4ビットのデー
タ(メモリセルに記憶するための4ビットデータ)に変
換してセルアレイ11に供給する8ビット/4ビット変
換器13とを有している。
【0037】また、フラッシュメモリ10は、セルアレ
イ11より読み出される読み出しデータRDを、図16
に示すように、4ビットのデータから8ビットのデータ
に変換する4ビット/8ビット変換器14と、この4ビ
ット/8ビット変換器14で8ビットのデータに変換さ
れた読み出しデータRDに誤り訂正処理を施して出力デ
ータDoutを得る復号器15とを有している。この場
合、符号化器12および復号器15は誤り訂正回路を構
成している。
【0038】図2は、符号化器12の構成を示してい
る。この符号化器12は、入力データDinとしての8ビ
ットのデータに対して、図3に示すように、2ビットの
0を付加して10ビットのデータに変換する8ビット/
10ビット変換器12aと、この変換器12aより出力
される10ビットのデータに対して10ビットを1シン
ボルとするリード・ソロモン符号を用いて符号化するリ
ード・ソロモン符号化器12bとを有している。リード
・ソロモン符号化器12bでは、10ビットのデータの
512シンボル毎に4シンボルの検査データ(冗長デー
タ)が付加され、情報データが512シンボルの2誤り
訂正可能な短縮化リード・ソロモン符号が生成される。
【0039】また、符号化器12は、10ビットのデー
タの2ビットを削除して8ビットのデータに変換する1
0ビット/8ビット変換器12cと、10ビットのデー
タに対して、図4に示すように、ビット配置を変更して
8ビットのデータに変換する10ビット/8ビット変換
器12dと、リード・ソロモン符号化器12bより出力
される各リード・ソロモン符号を構成する512シンボ
ルの情報データおよび4シンボルの検査データをそれぞ
れ変換器12cおよび変換器12dに選択的に供給する
切換スイッチ12eと、変換器12cより出力される5
12シンボルの情報データに対応した8ビットのデータ
および変換器12dより出力される4シンボルの検査デ
ータに対応した8ビットのデータを選択的に取り出し、
書き込みデータWDとして出力する切換スイッチ12f
とを有している。変換器12cからは、512シンボル
の情報データの供給に対して、情報データ部となる51
2バイトのデータが出力される。一方、変換器12dか
らは、4シンボルの検査データの供給に対して、検査デ
ータ部となる5バイトのデータが出力される。
【0040】以上のように構成された符号化器12の動
作を説明する。8ビットのデータである入力データDin
は8ビット/10ビット変換器12aに供給され、2ビ
ットの0が付加されて10ビットのデータに変換され
る。そして、この10ビットのデータがリード・ソロモ
ン符号化器12bに供給され、情報データが512シン
ボルの2誤り訂正可能な短縮化リード・ソロモン符号に
変換される。
【0041】このリード・ソロモン符号化器12bより
出力される各516シンボルのリード・ソロモン符号の
うち、512シンボルの情報データは切換スイッチ12
eを介して10ビット/8ビット変換器12cに供給さ
れ、上述した8ビット/10ビット変換器12aで付加
された2ビットの0が削除されて8ビットのデータに変
換される(図3参照)。そして、この8ビットのデータ
が切換スイッチ12fを介して書き込みデータWDとし
て出力される。
【0042】一方、リード・ソロモン符号化器12bよ
り出力される各516シンボルのリード・ソロモン符号
のうち、4シンボルの検査データは切換スイッチ12e
を介して10ビット/8ビット変換器12dに供給さ
れ、ビット配置が変更されて8ビットのデータに変換さ
れる(図4参照)。そして、この8ビットのデータが切
換スイッチ12fを介して書き込みデータWDとして出
力される。
【0043】図5は、復号器15の構成を示している。
この復号器15は、8ビットのデータに対して、図3に
示すように、2ビットの0を付加して10ビットのデー
タに変換する8ビット/10ビット変換器15aと、8
ビットのデータに対して、図4に示すように、ビット配
置を変更して10ビットのデータに変換する8ビット/
10ビット変換器15bと、4ビット/8ビット変換器
14(図1に図示)より出力される読み出しデータRD
としての8ビットのデータのうち、各512バイトの情
報データ部および各5バイトの検査データ部をそれぞれ
変換器15aおよび15bに選択的に供給する切換スイ
ッチ15cと、変換器15aより出力される512バイ
トの情報データ部に対応した10ビットのデータおよび
変換器15bより出力される5バイトの検査データ部に
対応した10ビットのデータを選択的に取り出し、情報
データが512シンボルの2誤り訂正可能な短縮化リー
ド・ソロモン符号を再構成する切換スイッチ15dとを
有している。
【0044】また、復号器15は、切換スイッチ15d
より出力されるリード・ソロモン符号に対して誤り訂正
処理を施すリード・ソロモン符号復号器15eと、この
復号器15eで誤り訂正された情報データとしての10
ビットのデータに対して、図6に示すように、2ビット
を削除して8ビットのデータに変換して出力データDou
tを得る10ビット/8ビット変換器15fとを有して
いる。
【0045】以上のように構成された復号器15の動作
を説明する。読み出しデータRDとしての8ビットのデ
ータのうち、各512バイトの情報データ部は8ビット
/10ビット変換器15aに供給され、2ビットの0が
付加されて10ビットのデータに変換される(図3参
照)。一方、読み出しデータRDとしての8ビットのデ
ータのうち、各5バイトの検査データ部は8ビット/1
0ビット変換器15bに供給され、ビット配置が変更さ
れて10ビットのデータに変換される(図4参照)。
【0046】そして、切換スイッチ15dにより、変換
器15aより出力される512バイトの情報データ部に
対応した10ビットのデータおよび変換器15bより出
力される5バイトの検査データ部に対応した10ビット
のデータが選択的に取り出され、情報データが512シ
ンボルの2誤り訂正可能な短縮化リード・ソロモン符号
が再構成される。
【0047】また、切換スイッチ15dより出力される
リード・ソロモン符号がリード・ソロモン符号復号器1
5eに供給される。このリード・ソロモン符号復号器1
5eでは、1符号内の誤りのシンボル数が1または2で
あるときは、誤りが訂正される。そして、この復号器1
5eで誤り訂正された情報データとしての10ビットの
データが10ビット/8ビット変換器15fに供給さ
れ、2ビットが削除されて8ビットのデータに変換され
(図6参照)、出力データDoutとされる。
【0048】図1に示すフラッシュメモリ10におい
て、データの書き込みは以下のように行われる。すなわ
ち、1バイト(8ビット)のデータである入力データD
inは符号化器12に供給される。そして、この符号化器
12では、入力データDinに対して2ビットの0が付加
されて10ビットのデータに変換され、この10ビット
のデータが情報データが512シンボルの2誤り訂正可
能なリード・ソロモン符号に変換され、そして情報デー
タに関しては0を付加する前の8ビットのデータが出力
され、検査データに関してはビット配置を変更して得た
8ビットのデータが出力される。そして、符号化器12
より出力される書き込みデータWDは、8ビット/4ビ
ット変換器13で8ビットのデータより4ビットのデー
タに変換されてセルアレイ11に供給され、このセルア
レイ11を構成する各メモリセルに順次書き込まれる。
【0049】一方、データの読み出しは以下のように行
われる。セルアレイ11より読み出された読み出しデー
タRDは4ビット/8ビット変換器14で4ビットのデ
ータより8ビットのデータに変換されて復号器15に供
給される。復号器15では、各512バイトの情報デー
タ部は2ビットの0が付加されて8ビットのデータより
10ビットのデータに変換され、各5バイトの検査デー
タ部はビット配置の変更によって8ビットのデータより
10ビットのデータに変換されて、情報データが512
シンボルで2誤り訂正可能なリード・ソロモン符号が再
構成される。さらに、復号器15では、再構成されたリ
ード・ソロモン符号に対し誤り訂正処理が施され、誤り
訂正後の情報データに対して2ビットが削除されて8ビ
ットのデータに変換され、この8ビットのデータが出力
データDoutとしてバイト単位で出力される。
【0050】このように第1の実施の形態においては、
入力データDinおよび出力データDoutは8ビットのデ
ータであると共に、符号化器12では10ビットを1シ
ンボルとするリード・ソロモン符号を用いて符号化が行
われるため、外部とのデータの入出力を1バイト(8ビ
ット)単位で行うことを保ったまま符号長を長くでき
る。したがって、例えば1ページ分の512バイトの情
報データを分割して符号化する必要がなく、検査データ
(冗長データ)を少なくすることが可能となると共に、
図7に示すように1ページ分の512バイトの復号デー
タの連続性を保つことが可能となる。
【0051】この第1の実施の形態における効果を例を
あげて説明する。情報データ65536セル分、すなわ
ち64ページ分を1ブロックとし、セルアレイは102
4ブロックで構成されているとして、ブロック内に一つ
でも不良がある場合には不良ブロックとしてそのブロッ
クに対するアクセスを禁止するような構成とする。い
ま、製造時に正常だったセルが100万回の書き込み/
消去後にアクセス不能な不良セルとなる確率が0.00
1%であるとし、100万回の書き込み/消去後にブロ
ック不良が起こる確率を比較する。
【0052】上述実施の形態におけるように、512バ
イトの情報データに対して5バイトの検査データ(冗長
データ)を付加して2誤り訂正可能な短縮化リード・ソ
ロモン符号を用いた場合の不良ブロックの発生確率を求
める。この場合は2シンボルまでの不良を訂正すること
ができる。2セル分の情報8ビットを1シンボルとした
ときのシンボル誤り率は、(1)式に示すようになる。
このシンボル誤り率は、情報データのシンボル誤り率で
ある。検査データ(冗長データ)のシンボル誤り率は、
セル誤り率の約2.5倍となり、2.5×10-5であ
る。
【0053】
【数1】
【0054】また、総シンボル数は516シンボルであ
り、1ブロック中には64符号が含まれることになる。
いま検査データのシンボル誤り率の方が情報データのシ
ンボル誤り率よりも大きいことから、不良ブロックの発
生確率は検査データのシンボル誤り率を利用して評価す
ることができる。これより、不良ブロックの発生確率
は、(2)式で評価でき、約0.0023%以下とな
る。
【0055】
【数2】
【0056】一方、128バイトの情報データに対して
2バイトの検査データ(冗長データ)を付加して、1シ
ンボル=8ビットの1誤り訂正可能な短縮化リード・ソ
ロモン符号を用いた場合の不良ブロックの発生確率を求
める。1符号当たりの総シンボル数は130シンボルで
あり、1ブロック中には256符号が含まれることにな
るから、不良ブロックの発生確率は、(3)式より、約
0.086%となる。
【0057】
【数3】
【0058】よって、上述実施の形態における符号化方
法と、128バイトの情報データに対して2バイトの検
査データ(冗長データ)を付加して、1シンボル=8ビ
ットの1誤り訂正可能な短縮化リード・ソロモン符号を
用いる符号化方法とを比較すると、検査データは1ペー
ジ当たり8バイトから5バイトに少なくなっているのに
も関わらず、上述実施の形態における符号化方法の方が
高い誤り訂正能力が得られることが分かる。
【0059】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て説明する。図8は第2の実施の形態としてのメモリカ
ード20の構成を示している。このメモリカード20
は、16値(4ビット)記録を行うフラッシュメモリを
2個使用すると共に、10ビットを1シンボルとする2
誤り訂正可能な短縮化リード・ソロモン符号を用いた誤
り訂正回路をコントローラに組み込んだメモリカードで
ある。図8において、メモリカード20は、2個のフラ
ッシュメモリ21,22と、これらフラッシュメモリ2
1,22に対してデータの書き込みや読み出しを行うた
めのコントローラ23とを備えている。
【0060】そして、コントローラ23は、カード外部
とのデータのやり取りを行うためのカードインタフェー
ス24と、8ビットのパラレルデータである入力データ
Dinを短縮化リード・ソロモン符号に変換し、フラッシ
ュメモリ21,22に書き込むための書き込みデータW
Dを得る符号化器25と、この符号化器25より出力さ
れる書き込みデータWDを、図16に示すように、8ビ
ットのデータから4ビットのデータ(メモリセルに記憶
するための4ビットデータ)に変換する8ビット/4ビ
ット変換器26とを有している。符号化器25は、詳細
説明は省略するが、図1のフラッシュメモリ10におけ
る符号化器12と同様に構成されている(図2参照)。
【0061】また、メモリカード20は、フラッシュメ
モリ21,22より読み出される読み出しデータRD
を、図16に示すように、4ビットのデータから8ビッ
トのデータに変換する4ビット/8ビット変換器27
と、この4ビット/8ビット変換器27で8ビットのデ
ータに変換された読み出しデータRDに誤り訂正処理を
施して出力データDoutを得る復号器28と、フラッシ
ュメモリ21,22に対するデータの書き込み/読み出
しをコントロールするフラッシュインタフェース29と
を有して構成されている。復号器28は、詳細説明は省
略するが、図1のフラッシュメモリ10における復号器
15と同様に構成されている(図5参照)。
【0062】図8に示すメモリカード20において、デ
ータの書き込みは以下のように行われる。すなわち、入
力データDinはカードインタフェース24によってカー
ド内部に取り込まれて符号化器25に供給される。そし
て、符号化器25では、入力データDinに対して2ビッ
トの0が付加されて10ビットのデータに変換され、こ
の10ビットのデータが情報データが512シンボルの
2誤り訂正可能なリード・ソロモン符号に変換され、そ
して情報データに関しては0を付加する前の8ビットの
データが出力され、検査データに関してはビット配置を
変更して得た8ビットのデータが出力される。そして、
符号化器25より出力される書き込みデータWDは、8
ビット/4ビット変換器26で8ビットのデータより4
ビットのデータに変換され、フラッシュインタフェース
29のコントロールに従ってフラッシュメモリ21また
はフラッシュメモリ22に書き込まれる。
【0063】一方、データの読み出しは以下のように行
われる。フラッシュインタフェース29のコントロール
に従ってフラッシュメモリ21またはフラッシュメモリ
22より読み出された読み出しデータRDは、4ビット
/8ビット変換器27で4ビットのデータより8ビット
のデータに変換されて復号器28に供給される。復号器
28では、各512バイトの情報データ部は2ビットの
0が付加されて8ビットのデータより10ビットのデー
タに変換され、各5バイトの検査データ部はビット配置
の変更によって8ビットのデータより10ビットのデー
タに変換されて、情報データが512シンボルで2誤り
訂正可能なリード・ソロモン符号が再構成される。さら
に、復号器15では、再構成されたリード・ソロモン符
号に対し誤り訂正処理が施され、誤り訂正後の情報デー
タに対して2ビットが削除されて8ビットのデータに変
換され、この8ビットのデータが出力データDoutとし
てバイト単位で出力される。このように復号器28より
出力される出力データDoutはカードインタフェース2
4を介してカード外部に出力される。
【0064】このように第2の実施の形態においても、
入力データDinおよび出力データDoutは8ビットのデ
ータであると共に、符号化器25では10ビットを1シ
ンボルとするリード・ソロモン符号を用いて符号化が行
われるため、外部とのデータの入出力を1バイト(8ビ
ット)単位で行うことを保ったまま符号長を長くでき
る。したがって、例えば1ページ分の512バイトの情
報データを分割して符号化する必要がなく、検査データ
(冗長データ)を少なくすることが可能となると共に、
図7に示すように1ページ分の512バイトの復号デー
タの連続性を保つことが可能となる。
【0065】なお、上述実施の形態においては、符号化
時に8ビットのデータに2ビットの0を付加して10ビ
ットのデータに変換するものであったが、その他の2ビ
ットのデータを付加して10ビットのデータに変換する
ようにしてもよい。その場合、復号時には、情報データ
部に同じ2ビットのデータが付加されて10ビットのデ
ータに変換することとなる。
【0066】また、上述実施の形態においては、2セル
分のデータを1バイトとしたが、バイト化するセル数は
2セルに限らず、例えば1セル分のデータを1バイトと
したり、あるいは3セル分のデータを1バイトとするな
ど種々の変形が考えられる。
【0067】さらに、上述実施の形態においては、記憶
システムとしてフラッシュメモリを例としたが、この発
明は、フラッシュメモリに限らず、他の半導体メモリな
ど種々の記憶システムに対しても適用可能である。
【0068】
【発明の効果】この発明によれば、入力データおよび出
力データはmビットのデータであると共に、符号化器で
はnビット(n>m)を1シンボルとするリード・ソロ
モン符号を用いて符号化が行われるため、外部とのデー
タの入出力をmビット単位で行うことを保ったまま符号
長を長くできる。したがって、所定長の情報データを分
割して符号化する必要がなく、検査データ(冗長デー
タ)を少なくできると共に、復号データの連続性を保つ
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態としてのフラッシュメモリの
構成を示すブロック図である。
【図2】フラッシュメモリ内の符号化器の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】符号化時、復号時の情報データ部の8ビット/
10ビット変換の動作を説明するための図である。
【図4】符号化時、復号時の検査データ部の10ビット
/8ビット変換および8ビット/10ビット変換の動作
を説明するための図である。
【図5】フラッシュメモリ内の復号器の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】復号時の10ビット/8ビット変換の動作を説
明するための図である。
【図7】復号データの連続性を説明するための図であ
る。
【図8】第2の実施の形態としてのメモリカードの構成
を示すブロック図である。
【図9】フラッシュメモリに組み込まれるセルアレイの
構造を示す図である。
【図10】メモリセルの構造を示す図である。
【図11】メモリセルの電圧分布を示す図である。
【図12】多値記録を行う場合にメモリセルに与える電
荷を示す図である。
【図13】多値記録を行うメモリセルの電圧分布を示す
図である。
【図14】短縮化リード・ソロモン符号を用いた誤り訂
正回路を組み込んだ多値記録フラッシュメモリの構成例
を示すブロック図である。
【図15】短縮化リード・ソロモン符号の例を示す図で
ある。
【図16】ビット変換の動作を説明するための図であ
る。
【図17】短縮化リード・ソロモン符号を用いた誤り訂
正回路をコントローラに備えるメモリカードの構成例を
示すブロック図である。
【図18】セルアレイからのデータの読み出し方法を説
明するための図である。
【図19】512バイトの情報データに対して1誤り訂
正可能な短縮化リード・ソロモン符号を4つ用いた場合
を示す図である。
【図20】復号データの連続性を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10・・・フラッシュメモリ、11・・・セルアレイ、
12・・・符号化器、12a・・・8ビット/10ビッ
ト変換器、12b・・・リード・ソロモン符号化器、1
2c,12d・・・10ビット/8ビット変換器、12
e,12f・・・切換スイッチ、13・・・8ビット/
4ビット変換器、14・・・4ビット/8ビット変換
器、15・・・復号器、15a,15b・・・8ビット
/10ビット変換器、15c,15d・・・切換スイッ
チ、15e・・・リード・ソロモン符号復号器、15f
・・・10ビット/8ビット変換器、20・・・メモリ
カード、21,22・・・フラッシュメモリ、23・・
・コントローラ、24・・・カードインタフェース、2
5・・・符号化器、26・・・8ビット/4ビット変換
器、27・・・4ビット/8ビット変換器、28・・・
復号器、29・・・フラッシュインタフェース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 mビットのデータに(n−m)ビット
    (n>m)のデータを付加してnビットのデータに変換
    し、 このnビットのデータに対してnビットを1シンボルと
    するリード・ソロモン符号を用いて符号化し、 情報データに関しては上記(n−m)ビットのデータを
    付加する前のmビットのデータを出力し、検査データに
    関してはnビット/mビット変換した結果のmビットの
    データを出力することを特徴とする符号化方法。
  2. 【請求項2】 複数のメモリセルを有するセルアレイ
    と、 入力データを誤り訂正符号に変換して上記セルアレイに
    書き込むための書き込みデータを得る符号化器と、 上記セルアレイより読み出される読み出しデータに誤り
    訂正処理を施して出力データを得る復号器とを備えるメ
    モリ装置であって、 上記符号化器は、mビットの上記入力データに(n−
    m)ビット(n>m)のデータを付加してnビットのデ
    ータに変換し、このnビットのデータに対してnビット
    を1シンボルとするリード・ソロモン符号を用いて符号
    化し、情報データに関しては上記(n−m)ビットのデ
    ータを付加する前のmビットのデータを出力し、検査デ
    ータに関してはnビット/mビット変換した結果のmビ
    ットのデータを出力し、 上記復号器は、上記セルアレイの読み出しデータに係る
    mビットのデータに対して、情報データ部は上記n−m
    ビットのデータを付加してnビットのデータに変換し、
    検査データ部はmビット/nビット変換によりnビット
    のデータに変換した後に誤り訂正処理をし、訂正後のn
    ビットの情報データのうちmビットを上記出力データと
    することを特徴とするメモリ装置。
  3. 【請求項3】 上記セルアレイの複数のメモリセルは、
    それぞれqビット(qは1以上の整数)のデータを記憶
    するものであって、 上記符号化器と上記セルアレイとの間に、上記符号化器
    より出力されるmビットのデータをqビットのデータに
    変換するmビット/qビット変換器を設け、 上記セルアレイと上記復号器との間に、上記セルアレイ
    より出力されるqビットのデータをmビットのデータに
    変換するqビット/mビット変換器を設けることを特徴
    とする請求項2に記載のメモリ装置。
  4. 【請求項4】 複数のメモリセルを有するセルアレイを
    持つメモリ部と、 上記メモリ部に対してデータの書き込みや読み出しを行
    うためのコントローラとを備え、 上記コントローラは、入力データを誤り訂正符号に変換
    して上記メモリ部に書き込むための書き込みデータを得
    る符号化器と、上記メモリ部より読み出される読み出し
    データに誤り訂正処理を施して出力データを得る復号器
    とを有するメモリ装置であって、 上記符号化器は、mビットの上記入力データに(n−
    m)ビット(n>m)のデータを付加してnビットのデ
    ータに変換し、このnビットのデータに対してnビット
    を1シンボルとするリード・ソロモン符号を用いて符号
    化し、情報データに関しては上記(n−m)ビットのデ
    ータを付加する前のmビットのデータを出力し、検査デ
    ータに関してはnビット/mビット変換した結果のmビ
    ットのデータを出力し、 上記復号器は、上記メモリ部の読み出しデータに係るm
    ビットのデータに対して、情報データ部は上記n−mビ
    ットのデータを付加してnビットのデータに変換し、検
    査データ部はmビット/nビット変換によりnビットの
    データに変換した後に誤り訂正処理をし、訂正後のnビ
    ットの情報データのうちmビットを上記出力データとす
    ることを特徴とするメモリ装置。
  5. 【請求項5】 上記メモリ部は、1個または複数個のフ
    ラッシュメモリで構成されることを特徴とする請求項4
    に記載のメモリ装置。
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