JPH11283339A - 光担体記録再生装置 - Google Patents

光担体記録再生装置

Info

Publication number
JPH11283339A
JPH11283339A JP10364398A JP10364398A JPH11283339A JP H11283339 A JPH11283339 A JP H11283339A JP 10364398 A JP10364398 A JP 10364398A JP 10364398 A JP10364398 A JP 10364398A JP H11283339 A JPH11283339 A JP H11283339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
track
recording
optical carrier
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10364398A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Yogi
剛 与儀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Columbia Co Ltd
Original Assignee
Nippon Columbia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Columbia Co Ltd filed Critical Nippon Columbia Co Ltd
Priority to JP10364398A priority Critical patent/JPH11283339A/ja
Publication of JPH11283339A publication Critical patent/JPH11283339A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光担体記録再生装置に於いて、曲間をサーチ
する戻し再生をリアルタイムで行なえる様にし、曲と曲
を接続する編集作業を容易に行なう。 【解決手段】 光担体記録再生装置で曲(ブロック)と
曲(ブロック)の間をサーチする戻し再生を行なう時
に、曲(ブロック)の再生指示があった曲(ブロック)
の前の曲(ブロック)の最後の部分を所定量記憶回路1
5に記憶してから指定された曲のトラックを再生するこ
とにより戻し再生が何時の時点で指示されても直ちに記
憶回路15から読み出せる様にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光担体或は光磁気担
体より成る担体等に情報を記録、又はこれら担体から情
報の再生を行なう担体記録再生装置に係わり、特に曲間
をサーチする戻し再生時に用いて好適な担体記録再生装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】光担体(コンパクトディスク、以下CD
と記す)又は光磁気担体(ミニディスク、以下MDと記
す)を用いて楽曲等の情報データを記録、再生する様に
成した担体記録再生装置は例えば、特願平3−2750
67号公報に開示されて公知である。
【0003】この様なMDの主な使用は担体(以下ディ
スクと記す)の直径は64mmであり、トラクピッチは
1.6μmでオーディオデータを最大74分記録、再生
可能で、ディスクの線速度は1.2〜1.4m/秒であ
る。また、オーディオ信号の性能はチャンネル数がステ
レオ2チャンネル、周波数帯域5〜20kHz、ダイナ
ミックレンジ105dBで記録方式は磁界変調方式であ
る。更に信号フォーマットは標本化周波数44.1kH
z、変調方式はCDと同様のEFM(Eight to
Fourteen Modulation)であり誤
り訂正方式もACIRC(Adaptive Cros
s Interleavs Read−Solomon
Code)である。
【0004】音声の圧縮方式は、高性能符号化方式でA
TRAC(Adaptive Transform A
coustic Coding)と呼ばれるものであ
り、この方式はアナログ−デジタル変換したオーディオ
データを最大11.6msの時間のわくで区分し、MD
CT(Modifyed Discrete Cosi
ne Transform:変形離散コサイン変換)演
算で複数の周波数帯域に分離し、周波数軸に変換した
後、人間の聴覚特性を利用してデータの間引きを行な
い、約5分の1のデータ量まで圧縮する。従って、MD
上の記録密度はCDと同様でありながら、同一時間を記
録再生するのに必要なディスクの直径は、CDよりもは
るかに小さい直径64mmとすることができる。
【0005】この様なMDを用いたディスク記録再生装
置の特徴の1つは、CDを再生する場合では1.4Mビ
ット/秒の信号を休むことなくデジタル−アナログ変換
器(D/A)に送り込まなければならない。従って、C
Dからの再生信号はリアルタイムで読み出されなければ
ならない。これに対し、圧縮伸長技術を利用したディス
ク記録再生装置の場合、記録再生する情報量を5分の1
程度に圧縮するため、1.4Mビット/秒で読み出され
た信号は圧縮信号であるので、それをデコードするのに
0.3Mビット/秒で充分である。従って、ディスクの
信号を途切れ途切れの間歇的に読み出させばよいことに
なる。
【0006】バッファメモリ等の記憶回路にディスクか
ら読み出した信号を格納しておけば、この記憶回路に蓄
えた分だけの音声信号を再生することができる。したが
って、ディスク記録再生装置に振動が加わって、光ピッ
クアップのトレースが本来の位置からはずれてしまった
とき、これをリカバリするまでの間、CD再生器の場合
であれば、音飛びになってしまうが、MDのディスク記
録再生装置の場合は蓄えられた記憶回路により音途切れ
が発生せずに済む。この記憶回路から読み出して連続で
再生している間に、光ピックアップはMD上のトレース
が外れた元の位置に戻って、信号の読み出しを続行すれ
ば、音飛びは発生しないことになる。
【0007】前述の記憶回路と圧縮伸長技術を用いるこ
とによって、もう一つ大きな特徴を生ずる。CDは、一
つの曲、すなわちトラックはディスク上で必ず、連続し
たエリアに一塊に形成されている。しかし、MDの場合
は、ディスク上のランダムな領域に複数のブロック記録
データとして分割記録しても、一つの曲(トラック)と
して形成することができる。これは、ディスクからは、
1.4Mビット/秒の転送レートで信号を読み出すが、
圧縮信号を復調するのに必要な転送レートは、0.3M
ビット/秒であるから、時間的には、空き時間がある。
【0008】この時間を利用して、一旦、ディスクから
信号を読み出して記憶回路に蓄えてから、次にディスク
上の離れた領域(一つのトラックが複数の離れたブロッ
ク記録データで構成されているトラックの次のブロック
記録データ)まで、光ピックアップを移動させて、ディ
スク上から信号を読み出し、記憶回路が空になる前に、
記憶回路に格納すれば、音声信号が途絶えることなく出
力することができる。
【0009】同様に、同一曲(トラック)がディスク上
の離れたエリアに引き続く音声信号が記録してあって
も、途絶えることなく再生することができる。一つのト
ラックが複数のブロック記録データ(ディスク上で連続
した領域からなるブロック記録データがディスク上で複
数個分散して存在する。)から成り立っていることを示
す情報(曲の構成情報)は、目次情報としてディスクの
所定の位置に登録してある。
【0009】従って、例えば、曲の番号を変更する場
合、或は、一つの曲を二つに分ける場合等の編集をする
場合には、目次情報である領域の曲の構成情報(連結情
報)を書き換えれば、簡単に変更することができる。
【0010】前述の様に、MDを用いたディスク記録再
生装置等の場合、一つのトラックが複数のブロック記録
データから成り立っているが、これらの曲の連結情報
は、各トラック毎に存在し、それらの情報は、目次情報
としてMDの所定の領域に記録登録する。以下、目次情
報を記録する所定の領域は、UTOC(User’sT
able of Contents)エリアと呼ぶ。
【0011】このUTOCエリアには各トラックの構成
情報の他に、各トラックに記録した年及び日情報や、デ
ィスクの名称やトラックの名称等の付加情報も記録登録
することができる。
【0012】上記したバッファメモリ等の記憶回路を用
いて光ピックアップがトラックから外れても元のトラッ
クに復帰するまでの間に記憶回路に格納されていたデー
タを再生してデータの連続再生を維持させていたが、光
ピックアップをアクセスさせるために1秒以上の時間が
掛かるのを防止するために特開平5−266591号公
報では再生待機時に上述のバッファ用の記憶回路に複数
の小ブロックから成るパートの夫々のデータの先頭の部
分のみを所定量だけ記憶回路に記憶させ、再生データが
選択されると記憶回路に格納した先頭のデータを取り出
して、その次の部分を記憶回路から取り出して再生させ
る様にしたものか開示されている。この構成では曲の先
頭(イントロ)の部分を記憶回路から取り出し、この間
にデータをアクセスして続き再生を行なう様なポンダシ
動作の出来るディスク再生装置が示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述の様なMDを用い
たディスク記録再生装置に於いては、圧縮及び伸張によ
る時間差が存在する為に、実際に光ピックアップがトレ
ースしている位置と、音声出力しているデータが記録さ
れているディスク位置が、異なっているので曲間のサー
チ等の戻し再生で現在再生している音声以前のデータを
再生する機能を実現する場合、再生途中に戻し再生等の
指示があった場合は既に記憶回路に蓄えられている現在
再生中の音声の前の音声の既存データを使用して逆方向
に倍速再生を行なっている間に、そのデータにつなげる
ディスク上の任意の一定区間の圧縮データをディスクか
ら読み出す事により、瞬時に戻し再生を実現するという
方法が用いられている。
【0014】然し、トラックサーチをした直後に、戻し
再生の指示があった場合、トラックの先頭以降のデータ
は存在するが、トラックの先頭以前のデータ、即ち、前
のトラックの最後のデータがメモリ内に存在しない為
に、戻し再生の指示があった時に、新たに前のトラック
の最後のデータを貯め込む為の作業が必要となる為、瞬
時に戻し再生を可能とする事は困難であると云う問題が
あった。
【0015】本発明は、叙上の問題を解消するために成
されたもので、本発明が解決しようとする課題はトラッ
クサーチの指示があった場合に、指定されたトラック以
前のトラックの最後の部分よりサーチし、指定されたト
ラック以前のトラックの最後の部分の所定量のデータを
読み出し、記憶した後で、指定されたトラックをサーチ
して読み出して記憶する事により、そのトラックの先頭
付近で待機又は再生中に、そのトラック以前のデータを
出力する必要が生じた時に、瞬時にそのトラック以前の
データを出力する事を可能とするアルゴリズムを備えた
ディスク記録再生装置を提供する事にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明はトラックデータ
を複数のブロック記録データ及び目次情報データとして
グルーブエリアに記録又は/及び再生した光担体1から
光ピックアップ2を介して該トラックデータを記録又は
/及び再生する光担体記録再生装置であって、光担体1
内のブロック記録データを戻しサーチするサーチ操作手
段20と、ブロック記録データとその目次情報データを
記憶する記憶手段15と、光担体1への上記ブロック記
録データ及び目次情報データの記録又は/及び再生並び
に記憶手段15への書き込み及び読み出し等を制御する
システム制御手段21と、記憶手段15に記憶されたブ
ロック記録データを伸張する光担体再生手段3,8〜1
2とを具備し、サーチ操作手段20でトラックデータの
戻しサーチ指示が行なわれた場合に、指定されたトラッ
クデータ以前のトラックの最後のブロック記録データに
光ピックアップ2を戻しサーチし、システム制御手段2
1を介して読み出して記憶手段15に記憶した後に、指
定されたトラックの先頭のブロック記録データを光ピッ
クアップ2がサーチし、システム制御手段21を介して
読み出して記憶手段15に記憶し、光担体再生手段3,
8〜12を介して連続したトラックデータを放音させて
成ることを特徴とする光担体記録再生装置としたもので
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のディスク記録再生
装置の実施の形態例を図1乃至図3に基づき説明する。
図1はディスクにMDを用いた場合の本発明のディスク
記録再生装置の系統図、図2は本発明のディスク記録再
生装置に用いる記憶回路への書き込み、読み出しのタイ
ミングチャート、図3は本発明のディスク記録再生装置
のフローチャートである。
【0018】図1で1はカートリッジ内で回動自在と成
され、記録、再生可能なディスクを収納したMDを示
す。MD1はディスク記録再生装置内にローディングす
ることでターンテーブル上に載置され、カートリッジ内
のMDはターンテーブル上の中心に固着されてスピンド
ルモータ6によって回動自在に回転される。
【0019】MD1の情報記録面はピットエリアとグル
ーブエリアに分かれ、ピットエリアは、内周スイッチ7
が光ピックアップ2により破線の様に押されるとシステ
ムコントロール用のマイクロコンピュータ(以下CPU
と記す)21が検出することでMD1の所定の最内周位
置(スタート位置)を確認することができる。
【0020】MD1の下側には光ピックアップ2が配設
され、上側には磁気ヘッドから成る記録ヘッド18が配
され、これらはMD1の半径方向に摺動自在に移動でき
るように成され、スライドモータ5によって駆動力が与
えられる。
【0021】記録ヘッド18は記録信号に対応したNS
極の時間をMD1に与えるための磁界発生部である。
【0022】サーボ回路4はスピンドルモータ6のスピ
ンドル制御、スライドモータ5のスライド制御、光ピッ
クアップ2のフォーカス制御及びトラッキング制御、光
ピックアップ2内の半導体レーザのレーザ制御を等を行
なうものでスピンドルモータ6はサーボ回路4内のスピ
ンドル制御回路によってCLV(ConstantLi
near Velocity)制御されて必要な回転数
が与えられる。
【0023】又、サーボ回路4内のスライドモータ制御
回路によって光ピックアップ2をMD1の輻方向に摺動
動作させるスライドモータ5の制御を行ない、更に、サ
ーボ回路4内のフォーカス制御回路、トラッキング制御
回路並びにレーザ制御回路によって、光ピックアップ2
のフォーカス、トラッキング並びに半導体レーザオン/
オフ等の制御が行なわれる。
【0024】先ず、図1で再生の系路を説明する。MD
1の記録情報は光ピックアップ2によって読み取られ、
RFアンプ3を通って、アドレスデコーダ8と、EFM
/ACIRCデコーダ9に加えられる。
【0025】アドレスデコーダ8は、MD1に予め形成
されている案内溝(プリグルーブ)をわずかな量だけ蛇
行させているCLV制御用正弦波信号に重畳されたアド
レス情報を検出し復調する。
【0026】この出力をEFM/ACIRCデコーダ9
では、EFMとACIRCの復調を行ない、その出力
は、耐振用の半導体メモリコントロール回路10へ入力
される。
【0027】半導体メモリコントロール10は、再生の
ために入力したEFM/ACIRCデコーダ9からのデ
ータを半導体メモリ等から成る記憶回路15へ蓄積する
機能、及び、圧縮データを復調するために音声伸張デコ
ーダ(ATRAC復調回路)11へ送り出すための読み
出し機能をもっている。音声伸張デコーダ11では、圧
縮されたデータを伸張復調し、復調したデータをD/A
コンバータ12へ送り、アナログ変換して音声出力をス
ピーカ等へ出力する。
【0028】次に、記録信号の系路を説明する。音声等
の記録入力信号はA/Dコンバータ13に供給されてデ
ジタルデータに変換される。デジタルデータは、音声圧
縮エンコーダ(ATRAC変調回路)14で、前記の圧
縮データに変換し、耐振用の半導体メモリコントロール
回路10を介して、半導体メモリから成る記憶回路15
へ記憶し、圧縮データが格納される。
【0029】半導体メモリ15への格納量が所定の量に
達した時、記録データMD1へ記録する。即ち、半導体
メモリ15に格納された圧縮データを耐振用の半導体メ
モリコントロール回路10にて読み出し、EFM/AC
IRCエンコーダ16へ出力する。
【0030】EFM/ACIRCエンコーダ16では、
EFMとACIRCの復調を行ない、その出力をヘッド
駆動回路17へ出力し、ヘッド駆動回路17では、記録
EFM信号に対応したN、S極の磁界を発生する記録ヘ
ッド18を介して、MD1に磁界を加える。一方、MD
1に対し反対側に配置した光ピックアップ2からは、C
PU21からの指令でサーボ回路4を介して出力された
記録レーザパワー(ハイパワー)が、MD1に照射され
る。
【0031】MD1を挾んだ記録ヘッド18からの磁界
と、光ピックアップ2から照射される記録レーザビーム
によりMD1に記録信号が記録される。
【0032】一方、光ピックアップ2を移動するため
に、CPU21からのスライド制御信号が、サーボ回路
4を介してスライドモータ5に加えられ光ピックアップ
2の移動を行なう。
【0033】尚、CPU21は、記録、再生、および光
ピックアップ2のサーチ動作等の全ての制御をするため
の指令信号やMD1のアドレス情報等の検出信号がサー
ボ回路4、EFM/ACIRCエンコーダ16、耐振用
の半導体メモリコントロール回路10の各部とバスを介
して接続され制御(管理)データの授受が行なわれる。
【0034】また、キー20はCPU21の入力装置部
で各種指令信号やテンキー等のキーブロックを有する操
作部であり、19はマイクロコンピュータ21からの各
種データを表示するための液晶等の表示装置で、曲目等
の目次情報を表示することができる。
【0035】本実施例に用いられるMD1の記録面のト
ラックに記録されるフォーマットは、MD1の最内周か
らリードインエリア、UTOCエリア、音楽等を記録す
るためのユーザー記録領域、リードアウトエリアからな
り、MD1の最外周に至っている。上記エリアを大きく
分けて、リードインエリアをピットエリア、それ以外の
エリアをグルーブエリアと称することができる。
【0036】次に、本発明の動作を図2及び図3のタイ
ミングチャート及びフローチャートに基づき説明する。
【0037】今、MD1の第7番目のトラック7をサー
チする指令があった場合、トラック6のエンド付近から
データを記憶回路に貯め込む事により、トラック7のサ
ーチ完了後すぐに戻し再生の指示があった場合にも、音
途切れなく戻し再生が可能となる事を説明する。
【0038】図1におけるMD1には7つ以上のトラッ
クが記録されている事とし、第6番目のトラック6を6
A〜6Zまでの26ブロック、トラック7を7A〜7Z
までの26ブロックに任意に分ける事とする。図1にお
けるMD1がディスク記録再生装置内にセットされた時
点で、図1におけるサーボ回路4を動作させてMD1に
記録されたUTOC情報を読み出し、各トラックのスタ
ートアドレス、エンドアドレスのクラスタ、セクタ、サ
ウンドグループを半導体メモリ15の記憶回路に記憶す
る事とする。
【0039】図3のフローチャートに於いて、第1ステ
ップS1 では第6番目のトラック6のエンド4ブロック
の先頭をサーチする。
【0040】図1で示す操作部20のキーで第7番目の
トラック7を指示するキーが押圧された時に、トラック
7の先頭をサーチしに行くのが従来のアルゴリズムであ
るが、本例では、トラック6のエンドの4ブロック(6
W,6X,6Y,6Z)の先頭ブロック6Wのスタート
アドレスの位置へ光ピックアップ2はサーチを開始す
る。スライドモータ5で光ピックアップ2を移動させて
サーボ回路4で光ピックアップ2をトラッキング制御し
て6Wの先頭位置をサーチする。
【0041】即ち、図2の書き込み、読み出しのタイミ
ングチャートでは図2(A)は時間軸、図2(B)は光
ピックアップの動作状態、図2(C)は記憶回路(半導
体メモリ、DRAM)15内のメモリブロック、図2
(D)は伸張音声出力ブロックを示しているが上述の動
作では図3(A)に示す時間軸の0〜3までの時間を示
し、光ピックアップ2は図2(B)の6Wサーチを行な
うことになる。
【0042】次の第2ステップS2 では光ピックアップ
2は第6番目のトラック6のエンド4ブロックをトレー
スすると共に記憶手段15内にメモリする。
【0043】即ち、図1に於ける光ピックアップ2を用
いて、MD1の6Wの先頭位置より記憶されている圧縮
データの読み出しを開始する。この圧縮データは、RF
アンプ3を介し、EFM/ACIRCデコーダ9により
ACIRCを解き、半導体メモリコントロール回路10
により記憶回路15に記憶される。ディスクに記録され
てるデータは1セクタ毎にリアルタイムで記憶される。
この動作は図2(A)における時間軸3〜15までを示
し、光ピックアップ2は図2(B)に示す様にトラック
6(T6 )のエンドをトレースすると共に図2(C)に
示す様に記憶回路15に6W〜6Zまでの4ブロックデ
ータを格納する。
【0044】次の第3ステップS3 では光ピックアップ
2は第7番目のトラック7の先頭サーチを行なう。
【0045】即ち、トラック6のエンド4ブロックのデ
ータが記憶回路15内に記憶された後に、指示のあった
第7番目のトラック7の先頭位置を図2(B)の様にサ
ーチする。この動作は図2(A)の時間軸で15〜18
までを示している。
【0046】第4ステップS4 では第7番目のトラック
7の先頭からトレースを開始すると共に記憶回路15へ
のメモリを始める。
【0047】操作部20の指示のあった第7番目のトラ
ック7の先頭より記録されている圧縮データの読み出し
を開始し、記憶回路15に格納する。この動作は図2
(A)の18〜27までを示している。
【0048】次の第5ステップS5 ではトラック7のス
タンバイが完了する。
【0049】図2(A)の時間軸24に達した時点でト
ラック7の先頭データが2ブロック分貯まっている為、
ユーザー側にはトラック7のサーチが完了しスタンバイ
している表示を表示装置19を用いて知らせる様にす
る。
【0050】次の第6ステップS6 では既存メモリで戻
し再生を開始する。
【0051】ユーザーはトラック7の先頭で1時停止
(ポーズ)を確認した後に、トラック6の最後の部分の
音声を急いで確認する必要が生じ、戻し再生させる為
に、操作部20の戻し再生を指示する為のキーを、時間
軸27の時点で押したとする。従来のアルゴリズムであ
れば、記憶回路15内にはトラック7の先頭からのデー
タしか存在しない為に、戻し再生を行なう為には、トラ
ック6のエンド部分を新たに貯め直す必要が生じるの
で、瞬時にトラック6の戻し再生を行なうのは不可能で
あった。
【0052】本例のアルゴリズムでは第6番目のトラッ
ク6のエンド部分をトラックサーチ時に予め記憶回路1
5内に格納してある為に、その既存のメモリデータを用
いて瞬時に戻し再生を開始することが可能となる。
【0053】ここでは1倍速の戻し再生が操作部20で
指示された事とし、既存のトラック6のエンドの4ブロ
ックを1ブロック毎に最後から順番に伸張を開始する。
音声データは、記憶回路15に一時記憶されたデータが
格納されている記憶回路15の開始アドレスとデータ量
をCPU21を介して半導体メモリコントロール回路1
0に指定する事で、半導体メモリコントロール回路10
でその指定されたデータを読み出し音声伸張デコーダ1
1に入力することにより伸張が開始される。
【0054】従って、6Zの音を出力する為に、まず6
Zの先頭データが格納されている記憶回路15の開始ア
ドレスとデータ量を、CPU21により半導体メモリコ
ントロール回路10に指定する事により伸張が開始さ
れ、6Zの音声出力の放音が開始される。6Zのデータ
の伸張が終了する前に、6Yのデータが格納されている
記憶回路15の開始アドレスとデータ量を、CPU21
により半導体メモリコントロール回路10に指定する事
により、6Zの後に6Yの音声を出力させる事ができ
る。同じ様に6Yの次に6X、6Xの次に6Wのデータ
を伸張していく。この動作は図2(D)の様に時間軸2
7〜47までを示す。
【0055】更に、第7ステップS7 では第6番目のト
ラック6のエンド部をサーチする。
【0057】既存の記憶回路15のデータを使用し、瞬
時に戻し再生を行なう事はできたが、トラック7のデー
タの貯め込みを続けていると、既存の記憶回路15のデ
ータに存在する6トラックのデータは4ブロック分しか
ない為に、6Z〜6Wまでのデータを伸張し終わると音
が途切れてしまう。従って、戻し再生が指示された時点
で、6Wに続く6Wの前のデータを新たに貯める必要が
生じてくる。既存の記憶回路15のデータを使用し、6
Z〜6Wまでの戻し再生を行っている間に、6Wに続く
データを貯める為に、6S〜6Vまでの4ブロックのデ
ータを貯め込む事とし、その為に6Sの先頭のサーチ動
作を開始させる。この動作は図2(B)の様に時間軸で
は27〜33間に行なわれる。
【0056】次に、第8ステップS8 では第6番目のト
ラック6のエンド部をトレースすると共に記憶回路15
内にメモリする。
【0057】この第8ステップS8 ではトラック6の先
頭のブロック6Sがサーチ出来たら、6S−6Vまでの
4ブロックを図2(C)に示す動作で記憶回路15に格
納する。この動作は図2(A)の時間軸で表せば時間軸
33〜45までの期間である。
【0058】更に、第9ステップS9 では第6番目のト
ラック6のエンド部をサーチする。
【0061】この第9ステップS9 では更に、戻し再生
の継続が可能となる様にトラック6のブロック6S〜6
Vに続くデータの4ブロック6O〜6Rのデータを記憶
回路15に貯め込む為に、ブロック6Oの先頭のサーチ
を開始させる。この動作は図2(A))の時間軸では図
2(B)に示す様に時間軸45〜48までの期間であ
る。
【0059】更に、次の第10ステップS10では新たに
貯め込んだデータで戻し再生を継続させる。
【0060】第10ステップS10ではトラック6のブロ
ック6Sの時点でブロック6Z,6Y,6X,6Wの順
序で戻し再生を実現し、ブロック6Wの再生が終了する
までの時間(図2(A)の時間軸で47)では次に続く
ブロック6Vのデータは既に記憶回路15内に格納され
ている為に第6ステップS6 と同様にブロック6Wの次
にブロック6V、ブロック6Vの次にブロック6U、ブ
ロック6Uの次にブロック6T、ブロック6Tの次にブ
ロック6Sの様にデータを伸張して行く、この動作は図
2(A)の時間軸で図2(D)に示す様に47〜67ま
での期間である。
【0061】次の第11ステップS11はトラック6のエ
ンド部をトレースすると共に記憶回路15にメモリを行
なう。
【0062】第11ステップS11は更に、戻し再生を継
続させる為に、第2ステップS2 の構成と同様にブロッ
ク6Oの先頭がサーチ出来たらブロック6Q〜6Rまで
の4ブロックを記憶回路15に格納する。この動作は図
2(A)の時間軸で48〜60までの時間である。
【0063】更に、第12ステップS12は戻し再生の継
続があれば更に継続を続けることになる。
【0064】この第12ステップS12では戻し再生の為
のデータの貯め込みと伸張を継続することで装置のデー
タにさかのぼって戻し再生を継続することが出来て所定
の再継続の終了でエンドに至ることになる。
【0065】上述の様に本発明の光ディスク記録再生装
置によれば、トラックサーチがあった場合に、指定され
たトラック以前のトラックの最後の部分よりサーチし、
指定されたトラック以前のトラックの最後の部分の所定
量のデータを読み出し、記憶した後で、指定されたトラ
ックをサーチして読み出して記憶する事により、そのト
ラックの先頭付近で待機又は再生中に、そのトラック以
前のデータを出力する必要が生じた時に、瞬時にそのト
ラック以前のデータを出力する事が可能となる。
【0066】
【発明の効果】本発明の光データ記録再生装置によれば
ディスコやダンスホール等に於いて、曲を違和感なく断
続して再生する時に、曲の最後の部分の音声を確認し
て、次につなげる曲を考える等の作業が一般的になって
いる為、曲の最後の部分を確認する為に、次の曲の先頭
をサーチさせた後、戻し再生で前の曲の音声を確認する
時に、瞬時に音が出ないとイライラする等の不満が発生
するが、そういった環境で使用される再生機器に本発明
を採用すれば、次の曲の先頭をサーチさせた後、瞬時に
前の曲の最後の部分の音が出力される為に、前述した不
満が解消できる担体記録再生装置を提供する事が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の担体記録再生装置の系統図である。
【図2】本発明の記録回路への書き込み及び読み出しの
タイミングチャートである。
【図3】本発明の担体記録再生装置のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1‥‥ミニディスク(MD) 2‥‥光ピックアップ 4‥‥サーボ回路 11‥‥音声デコーダ 14‥‥音声圧縮エンコーダ 21‥‥システムコントロールマイクロコンピュータ
(CPU)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックデータを複数のブロック記録デ
    ータ及び目次情報データとしてグルーブエリアに記録又
    は/及び再生した光担体から光ピックアップを介して該
    トラックデータを記録又は/及び再生する光担体記録再
    生装置であって、 上記光担体内の上記ブロック記録データを戻しサーチす
    るサーチ操作手段と、 上記ブロック記録データとその目次情報データを記憶す
    る記憶手段と、 上記光担体への上記ブロック記録データ及び目次情報デ
    ータの記録又は/及び再生並びに上記記憶手段への書き
    込み及び読み出し等を制御するシステム制御手段と、 上記記憶手段に記憶された上記ブロック記録データを伸
    張する光担体再生手段とを具備し、 上記サーチ操作手段で上記トラックデータの戻しサーチ
    指示が行なわれた場合に、指定されたトラックデータ以
    前のトラックの最後のブロック記録データに上記光ピッ
    クアップを戻しサーチし、上記システム制御手段を介し
    て読み出して上記記憶手段に記憶した後に、指定された
    トラックの先頭のブロック記録データを該光ピックアッ
    プがサーチし、該システム制御手段を介して読み出して
    上記記憶手段に記憶し上記光担体再生手段を介して連続
    したトラックデータを放音させて成ることを特徴とする
    光担体記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記目次情報データを用いて、前記指定
    したトラックデータの以前のトラックの最後のブロック
    記録データから前記光ピックアップの戻しサーチ及び前
    記記憶回路の読み出し及び書き込みを行なう様に成した
    ことを特徴とする請求項1記載の光担体記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記指定されたトラックデータ以前のト
    ラックの最後のブロック記録データは前記光担体再生手
    段から順番に放音される2つの曲間で結合される側の最
    後のデータであることを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の光担体記録再生装置。
JP10364398A 1998-03-30 1998-03-30 光担体記録再生装置 Withdrawn JPH11283339A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10364398A JPH11283339A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 光担体記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10364398A JPH11283339A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 光担体記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11283339A true JPH11283339A (ja) 1999-10-15

Family

ID=14359462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10364398A Withdrawn JPH11283339A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 光担体記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11283339A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1162606A2 (en) * 1999-12-28 2001-12-12 Teac Corporation Disk recording method and apparatus providing for realtime monitoring

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1162606A2 (en) * 1999-12-28 2001-12-12 Teac Corporation Disk recording method and apparatus providing for realtime monitoring
EP1162606A3 (en) * 1999-12-28 2002-02-13 Teac Corporation Disk recording method and apparatus providing for realtime monitoring

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3158557B2 (ja) 再生装置
JPH04301264A (ja) 記録方法、ディスク記録装置及びディスク再生装置
JPH04335259A (ja) ディスク記録装置及びディスク再生装置
JP3239388B2 (ja) デイスク記録装置、デイスク再生装置及び記録方法
JPH11283339A (ja) 光担体記録再生装置
JP3423748B2 (ja) ディスク再生装置
JP4185252B2 (ja) 情報記録再生装置
JP2630001B2 (ja) 音楽再生装置
JPH05282788A (ja) 記録媒体再生装置
JP3361208B2 (ja) 光ディスク装置
JP2681897B2 (ja) ミニディスクプレーヤ
JP3013309U (ja) 光ディスク再生装置
JP3379709B2 (ja) 複数データ同期記録再生方法
JPH08106765A (ja) ディスク担体記録再生装置
JP3548610B2 (ja) 光記録担体記録装置
JPH05325515A (ja) ディスク再生装置
JP3197744B2 (ja) 複合型記録再生装置
JP3486813B2 (ja) 情報再生装置
JP3379711B2 (ja) 複数データ同期記録再生方法
JPH05101614A (ja) ダビング装置及びダビングシステム
JPH07320397A (ja) 再生装置
JPH0421985A (ja) データ再生装置
JPH05325508A (ja) ディスク記録再生装置
JPH0745047A (ja) 情報記録再生装置
JPH10199138A (ja) 情報記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607