JPH11283117A - 飲料抽出装置 - Google Patents

飲料抽出装置

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JPH11283117A
JPH11283117A JP8597898A JP8597898A JPH11283117A JP H11283117 A JPH11283117 A JP H11283117A JP 8597898 A JP8597898 A JP 8597898A JP 8597898 A JP8597898 A JP 8597898A JP H11283117 A JPH11283117 A JP H11283117A
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beverage
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extraction
valve
upper chamber
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Naoto Fukushima
直人 福島
Kazuhiro Uehara
一博 上原
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンスを行わなくても常に風味が良好
な飲料を抽出することができる飲料抽出装置を提供す
る。 【解決手段】 連通口20eをバルブ23で閉塞し、供
給口20aから混合室20bに所定の量の湯が供給され
る。混合室20b内の湯が一定時間放置されることによ
り、混合室20b内の溜め置き洗浄が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、飲料原料
からコーヒー,紅茶,ウーロン茶,緑茶等を抽出してカ
ップで販売するカップ式自動販売機に適用される飲料抽
出装置に関し、特に、メンテナンスを行わなくても常に
風味が良好な飲料を抽出できるようにした飲料抽出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、飲料抽出装置の従来例を示
す。この飲料抽出装置は、図示しない案内レールによっ
て上下動可能に支持され、上方から供給された粉末原料
と湯との混合体を攪拌して下方へ排出するシリンダ20
と、シリンダ20の下方に配置され、シリンダ20内の
混合体を濾過するペーパーフィルタ21と、ペーパーフ
ィルタ21の濾過によって抽出された飲料を受け入れる
飲料受け22とを備えている。
【0003】シリンダ20は、上方に設けた供給口20
aから供給された粉末原料と湯を受け入れる混合室20
bと、粉末原料と湯との混合体を下方に設けた排出口2
0cから排出して飲料の抽出工程が行われる抽出室20
dと、混合室20bと抽出室20dを連通した連通口2
0eとを有している。連通口20eは、レバー32の先
端にピン32aによって回動可能に連結されたバルブ2
3によって開閉されるようになっている。また、この連
通口20eの下端には、抽出室20dの水平の天井壁面
20gより下方へ突出した突部20hを全周に設けてい
る。抽出室20dは、図示しないエアポンプからの加圧
空気をエアパイプ52を介して導入する導入口20fを
有している。
【0004】ペーパーフィルタ21は、ロール状でセッ
トされ、抽出終了後、図中、左方向へ送られるように構
成されている。
【0005】飲料受け22は、ペーパーフィルタ21の
濾過によって抽出された飲料を受け入れる開口22a
と、開口22aが受け入れた飲料をカップ側へ供給する
飲料供給管22Cと、開口22aが受け入れた飲料を廃
棄する廃棄管22Dを有し、飲料供給管22Cには飲料
供給電磁弁53が設けられている。開口22aは、攪拌
工程時や洗浄工程時に図示しないエアポンプからの加圧
空気がエアパイプ52から供給されるようになってい
る。廃棄管22Dは、押圧カム48を回転させて、板ば
ね等からなる押圧板46を回動させることにより、固定
板47との間で押圧閉塞されるようになっている。
【0006】このように構成された飲料抽出装置におい
て、販売要求があると、まず押圧カム48を回転させ、
その突部で押圧板46を押圧することにより、廃棄管2
2Dを押圧板46と固定板47との間で閉塞する。次
に、シリンダ20およびバルブ23を図示された待機位
置から下降させて、シリンダ20の下端を飲料受け22
に圧接させ、且つ、連通口20eを開放する。この後、
粉末原料と湯を供給口20aから供給し、この供給に合
わせて、飲料供給電磁弁53を閉じ、更にエアポンプか
ら加圧空気をエアパイプ52を介して飲料受け22に送
る。この加圧空気はペーパーフィルタ21を通過して抽
出室20d内へ流入し、この加圧空気が抽出室20d内
の混合体中を通過する際、その気泡の流れが混合体を攪
拌するように作用し、これによって粉末原料成分の湯へ
の溶出が助長される。所定の攪拌時間が経過すると、バ
ルブ23を上昇させて連通口20eを閉じ、エアポンプ
からの加圧空気をエアパイプ52を介して抽出室20d
の上方の導入口20fから供給する。抽出室20d内の
混合体は、供給された加圧空気によって下方へ圧送さ
れ、ペーパーフィルタ21で濾過され、飲料として飲料
受け22,飲料供給管22Cを介してカップ側へ供給さ
れる。所定の抽出時間が経過すると、シリンダ20およ
びバルブ23を上昇させ、ペーパーフィルタ21を送り
出し、ペーパーフィルタ21上に残った滓をペーパーフ
ィルタ21と共に廃棄すると共に、ロールから引き出し
た新しい面を飲料受け22上にセットする。
【0007】一方、上記飲料抽出装置では、販売頻度が
少ない夜間等の時間になると、シリンダ20の洗浄を以
下のようにして行う。まず、押圧カム48を回転させ、
その突部で押圧板46を押圧することにより、廃棄管2
2Dを押圧板46と固定板47との間で閉塞する。次
に、シリンダ20およびバルブ23を図13に示す待機
位置から下降させて、シリンダ20の下端を飲料受け2
2に圧接させ、且つ、連通口20eを開放する。この
後、湯を供給口20aから供給し、この供給に合わせ
て、飲料供給電磁弁53を閉じ、更にエアポンプから加
圧空気をエアパイプ52を介して飲料受け22に送っ
て、抽出室20d内に流入させることにより抽出室20
d内を攪拌洗浄する。
【0008】図14は、抽出室20dの攪拌洗浄の状態
を示す。飲料受け22に送られた加圧空気がペーパーフ
ィルタ21を通過して抽出室20d内へ流入し、加圧空
気が抽出室20d内の湯を通過する際、その気泡の流れ
が湯を攪拌する。このため、抽出室20dの内壁に付着
している滓が取り除かれ、洗浄される。所定の時間攪拌
洗浄が行われると、飲料供給電磁弁53を開け、押圧カ
ム48を回転させて押圧板46の押圧を解除することに
より、廃棄管22Dを開放する。次に、バルブ23を上
昇させて連通口20eを閉じ、エアポンプからの加圧空
気をエアパイプ52を介して抽出室20dの上方の導入
口20fから供給する。抽出室20d内の湯は、供給さ
れた加圧空気によって下方へ圧送され、飲料受け22,
飲料供給管22Cを介して廃棄され,飲料受け22内の
滓は廃棄管22Dを介して廃棄される。そして、所定の
時間が経過すると、シリンダ20を上昇させ、ペーパー
フィルタ21を送り出して、ペーパーフィルタ21上に
残った攪拌洗浄による滓をペーパーフィルタ21と共に
廃棄するとともに、ロールから引き出した新しい面を飲
料受け22上にセットする。このようにして抽出室20
dが攪拌洗浄される。また、粉末原料と湯を混合室20
bから連通口20eを介して抽出室20dに供給する
際、連通口20eの下端に設けた突部20hによって湯
が抽出室20dの壁面側を流れず、バルブ23側に流れ
てバルブ23に付着している滓を洗い流しながら抽出室
20dに流入するので、販売が行われる度にバルブ23
が洗浄され、清潔な状態に保つことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の飲料抽
出装置によると、抽出室20dおよびバルブ23のみ洗
浄しているため、混合室20bの内壁に飲料原料等が付
着したままになり、混合室20bの清潔度の低下を招
く。また、抽出室20dの攪拌洗浄は、筒部内壁を洗浄
するものであるため、天井内壁20gに付着した飲料原
料等を十分に取り除けず、それが堆積して抽出室の清潔
度の低下を招く。このように、混合室20dや抽出室2
0dの清潔度が低下すると、販売する飲料の風味が悪化
するという問題を生ずる。また、飲料の風味が悪化しな
いようにするためには、洗浄のためにメンテナンスを定
期的に行う必要がある。
【0010】従って、本発明の目的は、メンテナンスを
行わなくても常に風味が良好な飲料を抽出することがで
きる飲料抽出装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、飲料原料および湯が供給される上室と、連
通口を介して前記上室の下部に設けられ、前記上室から
前記連通口を介して供給される前記飲料原料および前記
湯からなる混合液から飲料を抽出する工程が行われる抽
出室とを有する飲料抽出装置において、弁を移動させて
前記連通口を開閉する弁駆動手段と、前記上室に洗浄液
を供給する洗浄液供給手段と、前記弁駆動手段を制御し
て前記連通口を閉塞し、前記洗浄液供給手段を制御して
前記上室に前記洗浄液を供給し、所定の時間前記上室に
前記洗浄液を貯留させて前記上室を洗浄する制御手段と
を備えたことを特徴とする飲料抽出装置を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る飲料抽出装置を示す。この飲料抽出装置1は、
コーヒー粉末等の粉末原料と湯との混合体から飲料を抽
出する抽出部2と、滓等を廃棄する廃棄処理部4と、本
装置1の各部に加圧空気を送るエアポンプ5とを有して
構成されている。
【0013】抽出部2は、図示しない案内レールによっ
て上下動可能に支持され、上方から供給された粉末原料
と湯との混合体を攪拌して下方へ排出するシリンダ20
と、シリンダ20の下方に配置され、シリンダ20から
排出された混合体を濾過するペーパーフィルタ21と、
ペーパーフィルタ21の濾過によって抽出された飲料を
受け入れる飲料受け22とを備えている。
【0014】シリンダ20は、上方に設けた供給口20
aから供給された粉末原料と湯を受け入れる混合室20
bと、粉末原料と湯との混合体を下方に設けた排出口2
0cから排出して飲料の抽出工程が行われる抽出室20
dとを有し、混合室20bと抽出室20dは連通口20
eで連通して形成されている。連通口20eは、バルブ
23によって開閉されるようになっており、抽出室20
dには、エアポンプ5からの加圧空気を導入する導入口
20fを備えている。連通口20eの抽出室20d側に
は、突起部を設けず、かつ、抽出室20dの天井内壁2
0gは、連通口20e外側に向かって下方へ傾斜した面
となっている。これにより、混合室20bからの混合体
あるいは湯を抽出室20dの天井内壁20gに沿って抽
出室20dに流入させ、天井内壁20gおよび筒部内壁
に付着する粉末原料等を流すことができる。
【0015】ペーパーフィルタ21は、回動可能な軸2
1Aにロール状でセットされ、廃棄処理部4の廃棄処理
モータ40の駆動により図1の左方向へ引き出されるよ
うに構成されている。ペーパーフィルタ21の残量検出
は、基端側が回転可能に支持され、中間部あるいは先端
側がロール状のペーパーフィルタ21に常に当接するフ
ィルタ検出レバー21Bと、ペーパーフィルタ21の残
量が少なくなってフィルタ検出レバー21Bが回動して
スイッチング動作し、ペーパーフィルタ21が無くなっ
たこと示す検出信号を後述する制御部に出力して警報出
力等に供するマイクロスイッチの如きフィルタ残量検出
センサ21Cによって行われる。
【0016】飲料受け22は、上部に開口22aを備
え、開口22aの周囲にシリンダ20の排出口20cが
当接したとき、混合体が漏れるのを防ぐためのゴムパッ
キン22Aを設け、端部にペーパーフィルタ21の走行
をガイドするローラ22Bを備え、下部に、飲料をカッ
プ側へ供給する飲料供給管22Cおよび飲料等を廃棄す
る廃棄管22Dを備えている。また、飲料供給管22C
には、飲料供給電磁弁53が設けられている。
【0017】抽出部2は、抽出モータ24と、両側から
出力軸25a、25bをそれぞれ突設し、抽出モータ2
4の回転数を所定の回転数に減速する減速機25と、一
方の出力軸25aの一端をベアリング26aによって支
持した支持板26と、一方の出力軸25aに固定された
シリンダカム27Aおよびバルブカム27Bと、シリン
ダ20を駆動するシリンダ駆動板28Aと、バルブ23
を駆動するバルブ駆動板28Bと、シリンダ駆動板28
Aに取り付けられたシリンダカムフォロア29Aと、バ
ルブ駆動板28Bに取り付けられたバルブカムフォロア
29Bと、シリンダ駆動板28Aに取り付けられた係止
部材28aとバルブ駆動板28Bに取り付けられた係止
部材28bとに両端がそれぞれ係止され、シリンダ駆動
板28Aとバルブ駆動板28Bとを互いに引き寄せてシ
リンダカムフォロア29Aおよびバルブカムフォロア2
9Bをシリンダカム27Aおよびバルブカム27Bにそ
れぞれ当接させる引張コイルバネ30と、シリンダ20
とシリンダ駆動板28Aとを連結する複数の連結部材3
1A,31B,31Cと、バルブ23を先端側のピン3
2aによって回動可能に連結したレバー32と、バルブ
駆動板28Bに取り付けられ、ピン32bによってレバ
ー32を回動可能に連結した連結部材33と、レバー3
2の後端側とバルブ駆動板28Bに取り付けられた係止
部材28cとに両端がそれぞれ係止された引張コイルバ
ネ34とを備えている。この抽出部2は、出力軸25
a,25b、および廃棄処理部4の後述する出力軸41
aがそれぞれ1回転することにより攪拌工程,抽出工
程,滓廃棄工程の一連の工程が終了するようになってい
る。
【0018】減速機25の他方の出力軸25b側には、
各工程に対応する位置を検出する位置検出機構が設けら
れている。すなわち、減速機25の他方の出力軸25b
には、1つあるいは2つ以上の位置検出板35が取り付
けられ、位置検出板35の周囲には、位置検出板35の
回転位置を検出する1つあるいは2つ以上のホトセンサ
の如き位置検出センサ36が配置されている。
【0019】エアポンプ5には、抽出室20dの導入口
20fと飲料受け22に通じるエアパイプ52が接続さ
れ、エアパイプ52には、抽出室20dの導入口20f
の前段に上部空気電磁弁50、およびT分岐54を介し
て分岐された大気開放用空気電磁弁55が、また、飲料
受け22の前段に下部空気電磁弁51がそれぞれ設けら
れている。
【0020】図2は、廃棄処理部4の要部斜視図であ
る。廃棄処理部4は、廃棄処理モータ40と、廃棄処理
モータ40の回転数を所定の回転数に減速する減速機4
1と、減速機41の出力軸41aに取り付けられた廃棄
管開検出板42Aおよび廃棄管閉検出板42Bと、廃棄
管開検出板42Aの突部42aによる遮光(例えば、オ
フ)によって廃棄管22Dの開状態(待機状態)を示す
オフ信号を出力するホトセンサの如き廃棄管開検出セン
サ43Aと、廃棄管閉検出板42Bの突部42aによる
遮光(例えば、オフ)によって廃棄管22Dの閉状態を
示すオフ信号を出力するホトセンサの如き廃棄管閉検出
センサ43Bと、円周上に切欠き部44aを有して出力
軸41aに取り付けられ、ペーパーフィルタ21を一定
長さ分送り出す一対のフィルタ送りローラ44と、ペー
パーフィルタ21を一対のフィルタ送りローラ44側に
図示しないバネによって押圧する一対のガイドローラ4
5と、支軸46aによって回動可能に支持され、廃棄管
22Dを固定板(図1参照)47との間で押圧閉塞する
板ばね等からなる押圧板46と、出力軸41aに取り付
けられ、押圧板46を回動させる円周上に突部48aを
有した押圧カム48とを備えている。
【0021】図3は、本飲料抽出装置1の制御系を示
す。この飲料抽出装置1は、本装置1の各部を制御する
制御部6を有し、この制御部6に、上記廃棄管開検出セ
ンサ43A、廃棄管閉検出センサ43B、位置検出セン
サ36、フィルタ残量検出センサ21C、エアポンプ
5、上部空気電磁弁50、下部空気電磁弁51、飲料供
給電磁弁53、大気開放用空気電磁弁55、抽出モータ
24および廃棄処理モータ40を各々接続し、更に、抽
出飲料の販売制御を司る主制御部7を接続している。
【0022】主制御部7は、抽出飲料を販売する毎に販
売信号S1 を制御部6に出力し、予め設定した洗浄時間
(例えば、夜間,明け方等の販売頻度の低い時間)にな
ると、洗浄指令信号S2 を制御部6に出力するものであ
る。
【0023】制御部6は、主制御部7から販売信号S1
が出力されると、飲料抽出制御、すなわち、攪拌工程,
抽出工程,滓廃棄工程の一連の工程を行わせるととも
に、攪拌工程の際にシリンダ20の洗浄をも行わせるよ
うになっている。また、制御部6は、主制御部7から洗
浄指令信号S2 が出力されると、シリンダ20の洗浄制
御を行うものである。
【0024】次に、本飲料抽出装置1の動作を図4乃至
図12を参照して説明する。
【0025】(1) 待機状態 図4は、本装置1の待機状態を示す。待機状態において
は、本装置1の主要部は、図1に示す待機位置P1 にあ
り、図4に示す状態にある。この待機状態では、位置検
出センサ36は待機位置P1 を検出し、廃棄管開検出セ
ンサ43Aはオフ、廃棄管閉検出センサ43Bはオンと
なり、押圧板46は、廃棄管22Dの弾性力によって押
圧カム48に当接している。また、各電磁弁50,5
1,53,55は閉じている。
【0026】(2) 攪拌(洗浄含む)工程 図5は、粉末原料および湯の導入工程を示す。制御部6
は、主制御部7から販売信号S1 が入力されると、待機
位置P1 から攪拌位置P2 への移動制御を行う。すなわ
ち、制御部6は、廃棄処理モータ40を正転駆動(図5
において押圧カム48が左回転する駆動)する。廃棄処
理モータ40の駆動トルクが減速機41を介して出力軸
41aに伝達され、出力軸41aが約60°正転して、
図5に示すように、押圧カム48の突部48aが押圧板
46を押圧することにより、廃棄管22Dが押圧板46
と固定板47との間で閉塞される。廃棄管閉検出センサ
43Bは、廃棄管閉検出板42Bの突部42aによって
遮光され、オフ信号を制御部6に出力し、制御部6は、
そのオフ信号に基づいて廃棄処理モータ40の駆動を停
止する。
【0027】続いて制御部6は、抽出モータ24を正転
駆動(図1において出力軸25aが同図矢印方向へ回転
する駆動)する。抽出モータ24の駆動トルクが減速機
25を介して出力軸25a,25bに伝達され、出力軸
25a,25bが正転して、シリンダカム27Aおよび
バルブカム27Bが正転することにより、シリンダ駆動
板28Aおよびバルブ駆動板28Bが下降する。シリン
ダ駆動板28Aが下降すると、複数の連結部材31A,
31B,31Cを介してシリンダ20が下降し、抽出室
20dの下端がペーパーフィルタ21を飲料受け22へ
圧接する。一方、バルブ駆動板28Bが下降すると、連
結部材33,レバー32を介してバルブ32も下降す
る。位置検出センサ36は、攪拌位置P2 を検出し、攪
拌位置検出信号を制御部6に出力し、制御部6は、その
攪拌位置検出信号に基づいて抽出モータ24の駆動を停
止する。
【0028】本装置1の主要部が、図1に示す攪拌位置
2 に到達し、図5に示す状態となると、制御部6は、
攪拌工程を行う。この攪拌工程では、バルブ32と連通
口20eとの間隙は所定の値以上に広く(例えば10〜
15mm)なっている。これにより、粉末原料が抽出室
20dに入り易くなる。制御部6は、粉末原料および湯
の供給要求信号S3 を主制御部7に出力する。主制御部
7の制御により混合室20bの供給口20aに粉末原料
と湯が供給される。粉末原料と湯は混じった状態でバル
ブ32側と抽出室20dの壁面側との両方から抽出室2
0dに流入し、粉末原料が抽出室20dに入りきった
後、湯が図5の矢印に示すように抽出室20dの壁面を
伝わるため、天井内壁20gおよび筒部内壁に付着して
いる粉末原料等を洗い流す。次に、制御部6は、粉末原
料と湯の供給に合わせて、下部空気電磁弁51を開き、
エアポンプ5を駆動する。エアポンプ5は、加圧空気を
エアパイプ52を介して飲料受け22に送る。この加圧
空気は、ペーパーフィルタ21を通過して抽出室20d
内へ流入する。この加圧空気が抽出室20d内の混合体
中を通過する際、その気泡の流れが混合体を攪拌するよ
うに作用する。ペーパーフィルタ21の下方から加圧空
気を供給することで、粉末原料成分の湯への溶出が助長
され、短時間で飲料を抽出することができる。
【0029】図6は、バルブ23の洗浄工程を示す。制
御部6は、位置検出センサ36がバルブ洗浄位置を検出
するまで、抽出モータ24を正転駆動する。バルブ23
は、抽出モータ24の駆動によって引き上げられ、バル
ブ23と連通口20eとの隙間は所定の値より小さく
(例えば5mm程度)なる。混合室20bからの湯は図
6の矢印に示すようにバルブ23側を流れ、バルブ23
を洗浄する。これにより、次に行う抽出工程でリークを
防ぐことができる。
【0030】(3) 抽出工程 図7は、本装置1の抽出工程を示す。制御部6は、予め
設定された攪拌時間が経過すると、下部空気電磁弁51
を閉じ、エアポンプ5を停止させ、位置検出センサ36
が抽出位置P3 を検出するまで抽出モータ24を正転駆
動する。バルブ23は、抽出モータ24の駆動によって
さらに上昇し、連通口20eを閉じる。
【0031】本装置1の主要部が抽出位置P3 に到達
し、図7に示す状態となると、制御部6は、抽出工程を
行う。すなわち、制御部6は、上部空気電磁弁50およ
び飲料供給電磁弁53を開き、エアポンプ5を駆動し
て、エアポンプ5からの加圧空気を抽出室20dの上方
の導入口20fから供給する。抽出室20d内の混合体
は、エアポンプ5からの加圧空気によって下方へ圧送さ
れ、ペーパーフィルタ21で濾過される。ペーパーフィ
ルタ21で濾過された飲料は、飲料受け22,飲料供給
管22Cを介してカップ側へ供給される。抽出室20d
に加圧空気を送ることで、抽出室20d内の気圧が増加
して混合体がペーパーフィルタ21側に押し下げられる
ので、短時間で混合体が飲料と滓に分離され、効率良く
濾過することができる。
【0032】(4) 滓廃棄工程 図8(a) ,(b) は、本装置1の滓廃棄工程を示す。予め
設定された抽出時間が経過すると、制御部6は、上部空
気電磁弁50および飲料供給電磁弁53を閉じ、エアポ
ンプ5を停止させ、位置検出センサ36が滓廃棄位置P
4 を検出するまで抽出モータ24を正転駆動する。シリ
ンダ20およびバルブ23は、抽出モータ24の駆動に
よって最上位まで上昇する。
【0033】本装置1の主要部が滓廃棄位置P4 に到達
し、図8(a) に示す状態となると、制御部6は、ペーパ
ーフィルタ21上に残った滓7の廃棄工程を行う。すな
わち、制御部6は、廃棄処理モータ40を正転駆動す
る。廃棄処理モータ40の駆動トルクが減速機41を介
して出力軸41aに伝達され、出力軸41aが正転し、
フィルタ送りローラ44が回転してペーパーフィルタ2
1を引き出す。ペーパーフィルタ21上の滓7がローラ
22Bを通過する際、図8(b) の想像線で示すように滓
7が折れてペーパーフィルタ21から離れ、滓廃棄バケ
ツ(図示せず)へ落下する。廃棄管開検出センサ43A
は、廃棄管開検出板42Aによって遮光され、オフ信号
を制御部6に出力し、制御部6は、そのオフ信号に基づ
いて廃棄処理モータ40の駆動を停止する。本装置1の
主要部は、図8(b) に示す状態となる。
【0034】(5) 待機状態への戻り動作 滓廃棄工程が終了すると、制御部6は、抽出モータ24
および廃棄処理モータ40を正転駆動する。本装置1の
主要部は、図4に示す待機状態へ戻る。その後、販売信
号S1 が制御部6に入力される毎に上記(1) 〜(5) の動
作が繰り返される。
【0035】一方、予め設定された洗浄時間になると、
主制御部7から制御部6に洗浄指令信号S2 が出力され
る。制御部6が洗浄指令信号S2 を入力すると、抽出モ
ータ24,廃棄処理モータ40およびエアポンプ5を制
御してシリンダ20の洗浄制御を行う。以下、シリンダ
20の洗浄手順について説明する。
【0036】図9は、混合室20bの溜め置き洗浄工程
を示す。まず、制御部6は、主制御部7から洗浄指令信
号S2 が入力されると、待機位置P1 から溜め置き洗浄
位置(抽出位置P3 と同じ位置)への移動動作を行う。
すなわち、制御部6は、廃棄処理モータ40を正転駆動
する。廃棄管22Dが閉塞される。廃棄管閉検出センサ
43Bは、廃棄管閉検出板42Bの突部42aによって
遮光され、オフ信号を制御部6に出力し、制御部6は、
そオフ信号に基づいて廃棄処理モータ40の駆動を停止
する。
【0037】続いて制御部6は、抽出モータ24を正転
駆動する。抽出モータ24の駆動により出力軸25a,
25bが正転して、シリンダ20が下降し、抽出室20
dの下端がペーパーフィルタ21を飲料受け22へ圧接
するとともに、バルブ32も下降する。そして、更に出
力軸25a,25bの正転が進むと、バルブ23が上昇
し、連通口20eを閉じる。位置検出センサ36は、位
置検出板35によって洗浄位置(P3 )を検出し、洗浄
位置検出信号を制御部6に出力し、制御部6は、その洗
浄位置検出信号に基づいて抽出モータ24の駆動を停止
する。
【0038】この後、制御部6は洗浄湯の供給要求信号
3 を主制御部7に出力する。主制御部7の制御により
混合室20bの供給口20aに所定の量の洗浄湯が供給
される。混合室20b内の洗浄湯は、図9に示すように
一定時間放置され、溜め置き洗浄が行われる。なお、こ
のとき連通口20eを少し開け、抽出室20dおよび連
通口20eを介して混合室20bに加圧空気を供給して
もよい。これにより、効果的に混合室20bを洗浄する
ことができる。
【0039】図10は、洗浄湯の抽出室20dへの導入
工程を示す。上記のようにして混合室20bの溜め置き
洗浄が行われると、次に制御部6は、溜め置き洗浄位置
(P 3 )から抽出室洗浄位置(攪拌位置P2 と同じ位
置)への移動動作を行う。すなわち、制御部6は大気開
放空気電磁弁55を開き、抽出モータ24を逆転駆動す
る。抽出モータ24の駆動により出力軸25a,25b
が逆転して、バルブ23が下降し、連通口20eを開放
する。位置検出センサ36は、抽出室洗浄位置(P2
を検出し、抽出室洗浄位置検出信号を制御部6に出力
し、制御部6は、その抽出室洗浄位置検出信号に基づい
て抽出モータ24の駆動を停止する。このようにして連
通口20eが開放されると、図10に示すように、混合
室20b内の洗浄湯が抽出室20d内に供給される。こ
のとき、大気開放空気電磁弁55が開いているので、抽
出室20dの内圧が高まって抽出室20d内の空気が連
通口20eから混合室20bに抜けることがなく、溜め
置き洗浄した混合室20bを再び汚すことがない。連通
口20eを通った洗浄湯は、図10の矢印に示すよう
に、バルブ23に導かれて抽出室20dに流入するもの
と、抽出室20dの傾斜を有する天井内壁20gに導か
れて抽出室20dの筒部内壁に沿って流入するものとに
分かれる。この内壁を伝わって流入する洗浄湯は、抽出
室20dの天井内壁20gおよび筒部内壁に付着した粉
末原料等の滓を洗い流す。
【0040】図11は、抽出室20dの攪拌洗浄工程を
示す。この後、制御部6は抽出室20d内への洗浄湯の
供給に合わせて下部空気電磁弁51を開き、エアポンプ
5を駆動する。図11に示すように、エアポンプ5から
加圧空気がエアパイプ52を介して飲料受け22に送ら
れ、ペーパーフィルタ21を通過して抽出室20d内へ
流入する。そして、加圧空気が抽出室20d内の洗浄湯
を通過する際、その気泡の流れが洗浄湯を攪拌すること
により、抽出室20dの内壁に付着している滓が取り除
かれる。この後、制御部6は洗浄湯の供給要求信号S3
を主制御部7に出力し、主制御部7の制御によって混合
室20bの供給口20aに所定量の洗浄湯が補給され
る。洗浄湯が補給された後も攪拌が継続され、抽出室2
0dの内壁の湯面より上方に付着した滓、およびバルブ
23に付着した滓が洗い流される。抽出室20dの攪拌
洗浄が所定の時間行われると、制御部6は、下部空気電
磁弁51および大気開放空気電磁弁55を閉じ、エアポ
ンプ5を停止させる。
【0041】最後に、制御部6は抽出室洗浄位置
(P2 )から洗浄水廃棄位置(滓廃棄位置P4 と同じ位
置)への移動制御を行う。すなわち、制御部6は、廃棄
処理モータ40を逆転駆動する。廃棄処理モータ40が
逆転すると、押圧カム48が約60°逆転し、押圧板4
6による廃棄管22Dの押圧を解除して廃棄管22Dは
開となる。廃棄管開検出センサ43Aは、廃棄管開検出
板42Aによって遮光され、オフ信号を制御部6に出力
し、制御部6は、そのオフ信号に基づいて廃棄処理モー
タ40の駆動を停止する。
【0042】続いて制御部6は、抽出モータ24を正転
駆動する。抽出モータ24の駆動によって出力軸25
a,25bが正転して、バルブ23が上昇し、連通口2
0eを閉じる。位置検出センサ36は、位置検出板35
によって洗浄水廃棄位置を検出し、洗浄水廃棄位置検出
信号を制御部6に出力し、制御部6は、その洗浄水廃棄
位置検出信号に基づいて抽出モータ24の駆動を停止す
る。この後制御部6は、上部空気電磁弁50および飲料
供給電磁弁53を開け、エアポンプ5を駆動して加圧空
気を抽出室20dへ送る。この抽出室20dへの加圧空
気の導入によって、抽出室20d内の湯が下方へ圧送さ
れ、ペーパーフィルタ21を通過して飲料受け22から
飲料供給管22Cを通って湯廃棄バケツ(図示せず)に
送られ、飲料受け22内の滓が廃棄管22Dを通って滓
廃棄バケツに送られる。そして、予め設定された所定の
時間が経過すると、エアポンプ5の駆動を停止させると
ともに、抽出モータ24を正転駆動し、シリンダ20を
洗浄水廃棄位置(P4 )へ移行させる。また同時に、廃
棄処理モータ40を正転駆動して、フィルタ送りローラ
44を回転させ、ペーパーフィルタ21を送り出す。こ
れによってペーパーフィルタ21上に残った洗浄による
滓が廃棄バケツに落下する。
【0043】上記構成の飲料抽出装置1によれば、混合
室20b内の溜め置き洗浄を行い、その後、混合室20
bに残った湯を抽出室20dに導入し、その湯を攪拌す
ることにより抽出室20dの洗浄を行うようにしたの
で、シリンダ20全体を清潔に保つことができ、洗浄の
ためのメンテナンスを行わなくても常に風味が良好な飲
料を抽出することができる。また、混合室20bの洗浄
に使用した湯を抽出室20dの洗浄に再利用するため、
湯の節約が図れるととともに排水量を少なくすることが
できる。
【0044】図12は、本発明の第2の実施の形態に係
る飲料抽出装置を示す。この装置1は、抽出室20dに
一度洗浄湯を導入した後、バルブ23で連通口20eを
閉じて供給口20aから混合室20bに湯を供給し、抽
出室20dの攪拌洗浄と混合室20bの溜め置き洗浄を
同時に行うようにしたものである。このとき、下部空気
電磁弁51および大気開放用空気電磁弁55を開け、抽
出室20d内の圧力を大気開放用空気電磁弁55から大
気へ放出するようにする。これにより、湯の使用量が多
くなるが、洗浄時間を短くすることができる。
【0045】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れず、種々に変形実施が可能である。例えば、上記実施
の形態では、シリンダ20の洗浄を行う場合に、抽出モ
ータ24を逆転駆動したが、正転駆動のみで行えるよう
にしてもよい。例えば、図9に示す混合室20bの溜め
置き洗浄工程を図6に示すバルブ23の洗浄工程の前段
に設け、抽出工程をパスさせることにより実現できる。
このような構成により抽出モータ24の制御が容易にな
る。また、バルブ23は、混合室20b側から連通口2
0eを開閉するように混合室20b側に設けてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の飲料抽出
装置によると、上室に洗浄液を所定の時間貯留させて上
室の溜め置き洗浄を行っているので、上室を清潔に保つ
ことができる。このため、メンテナンスを行わなくても
常に風味が良好な飲料を抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る飲料抽出装置
を示す概略構成図である。
【図2】第1の実施の形態に係る廃棄処理部の要部斜視
図である。
【図3】第1の実施の形態に係る制御系を示すブロック
図である。
【図4】第1の実施の形態に係る飲料抽出装置の待機状
態を示す図である。
【図5】第1の実施の形態に係る飲料抽出装置の粉末原
料および湯の導入工程を示す図である。
【図6】第1の実施の形態に係るバルブの洗浄工程を示
す図である。
【図7】第1の実施の形態に係る抽出工程を示す図であ
る。
【図8】(a) ,(b) は第1の実施の形態に係る滓廃棄工
程を示す図である。
【図9】第1の実施の形態に係る混合室の溜め置き洗浄
工程を示す図である。
【図10】第1の実施の形態に係る洗浄湯の抽出室への
導入工程を示す図である。
【図11】第1の実施の形態に係る抽出室の攪拌洗浄工
程を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る飲料抽出装
置の洗浄工程を説明するための図である。
【図13】従来の飲料抽出装置を示す説明図。
【図14】従来の飲料抽出装置に係る洗浄時の状態を示
す説明図。
【符号の説明】
1 飲料抽出装置 2 抽出部 3 エアポンプ 4 廃棄処理部 5 エアポンプ 6 制御部 20 シリンダ 20a 供給口 20b 混合室 20c 排出口 20d 抽出室 20e 連通口 20f 導入口 20g 天井内壁 21 ペーパーフィルタ 21A 軸 21B フィルタ検出レバー 21C フィルタ残量検出センサ 22 飲料受け 22A ゴムパッキン 22B ローラ 22C 飲料供給管 22D 廃棄管 22a 開口 23 バルブ 24 抽出モータ 25 減速機 25a,25b 出力軸 26 支持板 26a ベアリング 27A シリンダカム 27B バルブカム 28A シリンダ駆動板 28B バルブ駆動板 28a,28b 係止部材 29A シリンダカムフォロア 29B バルブカムフォロア 30 引張コイルバネ 31A,31B,31C 連結部材 32 レバー 32a,32b ピン 33 連結部材 34 引張コイルバネ 40 廃棄処理モータ 41a 出力軸 35 位置検出板 36 位置検出センサ 40 廃棄処理モータ 41 減速機 41a 出力軸 42A 廃棄管開検出板 42B 廃棄管閉検出板 42a 突部 43A 廃棄管開検出センサ 43B 廃棄管閉検出センサ 44 フィルタ送りローラ 45 ガイドローラ 46 押圧板 46a 支軸 47 固定板 48 押圧カム 48a 突部 50 上部空気電磁弁 51 下部空気電磁弁 52 エアパイプ 53 飲料供給電磁弁 54 T分岐 55 大気開放用空気電磁弁 S1 販売信号 S2 洗浄指令信号 S3 供給要求信号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】飲料原料および湯が供給される上室と、連
    通口を介して前記上室の下部に設けられ、前記上室から
    前記連通口を介して供給される前記飲料原料および前記
    湯からなる混合液から飲料を抽出する工程が行われる抽
    出室とを有する飲料抽出装置において、 弁を移動させて前記連通口を開閉する弁駆動手段と、 前記上室に洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、 前記弁駆動手段を制御して前記連通口を閉塞し、前記洗
    浄液供給手段を制御して前記上室に前記洗浄液を供給
    し、所定の時間前記上室に前記洗浄液を貯留させて前記
    上室を洗浄する制御手段とを備えたことを特徴とする飲
    料抽出装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、前記上室を洗浄した後、
    前記弁駆動手段を制御して前記連通口を開放し、前記洗
    浄液を前記上室から前記連通口を介して前記抽出室に供
    給し、前記抽出室に供給した前記洗浄液によって前記抽
    出室を洗浄する構成の請求項1記載の飲料抽出装置。
  3. 【請求項3】前記抽出室は、内部圧力が所定の値以上に
    なったとき、前記内部圧力を大気に開放する圧力開放手
    段を備えた構成の請求項2記載の飲料抽出装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、前記弁駆動手段を制御し
    て前記弁の移動距離を制御し、前記上室から前記連通口
    を介して前記抽出室に流入する前記洗浄液の経路を前記
    抽出室の壁面側、あるいは前記弁側に変更する構成の請
    求項2記載の飲料抽出装置。
  5. 【請求項5】前記抽出室は、前記連通口から外側に向か
    って下方へ傾斜し、前記混合液あるいは前記洗浄液を内
    部に導入する導入面を備えた構成の請求項2記載の飲料
    抽出装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、前記飲料を抽出する毎に
    前記抽出室の洗浄を行う構成の請求項2記載の飲料抽出
    装置。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、前記飲料を抽出する工
    程、並びに前記上室および前記抽出室の洗浄の駆動源と
    なる駆動モータを備え、前記駆動モータを一方向に回転
    駆動することで、前記飲料を抽出する工程、並びに前記
    上室および前記抽出室の洗浄を行う構成の請求項2記載
    の飲料抽出装置。
  8. 【請求項8】前記抽出室は、前記上室の洗浄前に前記弁
    の開放によって前記上室から前記連通口を介して前記洗
    浄液を供給され、 前記上室は、前記抽出室への前記洗浄液の供給後、前記
    弁の閉塞によって前記抽出室と連通を遮断された状態で
    前記洗浄液を供給され、 前記抽出室および前記上室は、前記上室への前記洗浄液
    の供給によって前記上室が前記洗浄液で満たされた後、
    同時に洗浄が行われる構成の請求項1記載の飲料抽出装
    置。
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