JP2736203B2 - 自動販売機における抽出濾過方法 - Google Patents

自動販売機における抽出濾過方法

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JP2736203B2
JP2736203B2 JP12652392A JP12652392A JP2736203B2 JP 2736203 B2 JP2736203 B2 JP 2736203B2 JP 12652392 A JP12652392 A JP 12652392A JP 12652392 A JP12652392 A JP 12652392A JP 2736203 B2 JP2736203 B2 JP 2736203B2
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敏光 山西
譲 中村
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Kubota Corp
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動販売機における抽出
濾過方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の抽出濾過装置は実開昭64-31480
号公報などに開示されている。それは図2〜図6に示さ
れるように構成されている。
【0003】抽出濾過装置は図2に示すように下面が開
放されたブルワーユニット1と、ブルワーユニット1の
下面開口2を閉塞する位置と図2のように開放する位置
とに昇降駆動されるフィルター受け3と、ブルワーユニ
ット1の抽出室4の上部開口5を開閉する弁体6と前記
フィルター受け3を駆動する開閉装置7などで構成され
ている。
【0004】従来の自動販売機における抽出濾過方法は
次のよう構成されている。最初は、図3に示すようにフ
ィルター受け3でペーパーフィルタ12をブルワーユニッ
ト1の下面開口2に押し付けて閉塞するとともに、圧縮
ばね8の付勢に抗して弁体6を押し下げて抽出室4の上
部開口5を開放する。この状態で矢印Aで示すように、
上部開口5から一回分の原料と一回分の熱湯を抽出室4
に投入し、この状態で図4に示すように供給口9からエ
アー10を吹き込んで原料と熱湯の混合液11を攪拌し、次
に図5に示すように弁体6の前記押し下げを解除して弁
体6で上部開口5を閉塞して抽出室4を密閉し、この状
態で供給口9からエアー10をさらに吹き込んで抽出室4
の内圧を上げて、混合液11を、ブルワーユニット1とフ
ィルター受け3とで挟持されているペーパーフィルタ12
で強制濾過する。抽出エキスの溶け込んだ熱湯は、ペー
パーフィルタ12を通過して管路13を介してカップへ払い
出され、原料滓14はペーパーフィルタ12の上に残る。次
に図6に示すようにフィルター受け3が降下して、原料
滓14の付着したペーパーフィルタ12が次の販売に使用さ
れるものに入れ替えられる。
【0005】弁体6は開閉装置7の出力軸15に取り付け
られたバルブ開閉カム16によって駆動され、フィルター
受け3は開閉装置7の出力軸15に取り付けられたメイン
カム17によってスライドシャフト18を介して駆動されて
おり、出力軸15が一回転する間に弁体6とフィルター受
け3が図3〜図6に示したように移動する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の抽出
濾過方法では、一回分の原料10グラムと一回分の熱湯 1
50ccが一度に抽出室4に投入されて図4に示すように
原料が熱湯の上部Uに浮かんだ状態になっている。その
ため、上部Uでは抽出効率が高くて濃いが、下部Dでは
薄くて、全体的には抽出効率が低い。
【0007】そのため、従来では少しでも抽出効率を高
めるために供給口9からエアー10を吹き込んで原料と熱
湯の混合液11を攪拌している。しかしこのようなエアー
攪拌によっては抽出効率のそれほどの向上が期待でき
ず、味の点でも充分なものを得ることができない。
【0008】本発明は抽出効率の向上とより美味しい商
品を販売できる自動販売機における抽出濾過方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の抽出濾過方法
は、底部がフィルタで閉塞された抽出室に原料と熱湯の
混合液を投入し、前記フィルタを介して混合液を吸引濾
過してエキスの溶け込んだ抽出液を得るに際し、原料が
投入されている抽出室に熱湯を供給しながら混合液を吸
引濾過し、抽出室への熱湯の供給流量を抽出液の吸引流
量よりも大きくして抽出することを特徴とする。
【0010】請求項2の抽出濾過方法は、底部がフィル
タで閉塞された抽出室に原料と熱湯の混合液を投入し、
前記フィルタを介して混合液を吸引濾過してエキスの溶
け込んだ抽出液を得るに際し、原料が投入されている抽
出室に熱湯を供給した後に熱湯の供給を停止して原料を
蒸らし、原料の蒸らしが完了すると抽出室に熱湯を供給
しながら混合液を吸引濾過し、抽出室への熱湯の供給流
量を抽出液の吸引流量よりも大きくして抽出することを
特徴とする。
【0011】請求項3の抽出濾過方法は、底部がフィル
タで閉塞された抽出室に原料と熱湯の混合液を投入し、
前記フィルタを介して混合液を吸引濾過してエキスの溶
け込んだ抽出液を得るに際し、原料が投入されている抽
出室に供給する熱湯の流量を原料の蒸らし期間中は蒸ら
し時間経過後よりも少なくし、蒸らし時間経過後には抽
出室に熱湯を供給しながら混合液を吸引濾過し、蒸らし
時間経過後の抽出室への熱湯の供給流量を抽出液の吸引
流量よりも大きくして抽出することを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1の構成によると、原料が投入されてい
る抽出室に熱湯を供給しながら混合液を吸引濾過し、抽
出室への熱湯の供給流量が抽出液の吸引流量よりも大き
いので、抽出室には供給流量と吸引流量の差分の熱湯が
滞留し、この滞留している熱湯に原料が浸された状態が
得られ、濃い抽出状態を連続して得られる。
【0013】請求項2の構成によると、僅かの熱湯を原
料が投入されている抽出室に供給して熱湯の供給を停止
し、原料蒸らし時間の経過後に抽出室への熱湯の供給を
再開するとともに混合液を吸引濾過する。抽出室への熱
湯の供給流量が抽出液の吸引流量よりも大きいので、抽
出室には供給流量と吸引流量の差分の熱湯が滞留し、こ
の滞留している熱湯に原料が浸された状態が得られ、濃
い抽出状態を連続して得られる。
【0014】請求項3の構成によると、原料蒸らし時間
中は熱湯の供給流量が僅かで、蒸らし時間経過後には熱
湯の供給流量が増加する。蒸らし時間経過後には抽出室
への熱湯の供給とともに混合液の吸引濾過が実施され、
蒸らし時間経過後の抽出室への熱湯の供給流量を抽出液
の吸引流量よりも大きくして抽出するので、抽出室には
供給流量と吸引流量の差分の熱湯が滞留し、この滞留し
ている熱湯に原料が浸された状態が得られ、濃い抽出状
態を連続して得られる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の自動販売機における抽出濾過
方法を具体的な実施例に基づいて説明する。
【0016】図1は本発明の抽出濾過方法の実施に使用
する抽出濾過装置を示し、従来例と同様の作用をなすも
のには、同一の符号を付けて説明する。この抽出濾過装
置では従来のブルワーユニット1に見られた弁体6なら
びにこの弁体6の開閉駆動に必要な機構部が省略され、
それに代わって減圧室19と吸引経路20などが付加されて
いる。
【0017】具体的には、減圧室19の液出口22には電磁
弁24が設けられており、減圧室19の内部は真空ポンプ25
の吸引側に接続されている。減圧室19の液入口21は吸引
経路20を介してフィルター受け3に接続されており、吸
引経路20はフィルタとしてのペーパーフィルタ12を介し
て前記抽出室4の混合液11に接している。
【0018】電磁弁24と真空ポンプ25ならびに抽出室4
に熱湯を供給するポンプ31を運転する制御部26は、次の
ように構成されている。制御部26は液出口22に設けた電
磁弁24を閉塞状態して待機している。販売動作は一回の
販売に使用する量の原料10グラムを抽出室4に投入する
とともに、制御部26が電磁弁31を開いて熱湯が投入され
る。抽出室4に一回の販売に使用する 150CCのうちの1
/Nの量の熱湯が入った頃に、制御部26は真空ポンプ25
を運転して減圧室19を大気圧よりも減圧して吸引経路20
とフィルタ12を介して吸引濾過を開始する。この吸引濾
過中にも電磁弁31は続けて開放されており、熱湯の供給
流量は抽出室4から減圧室19への吸引流量よりも大きく
設定されており、抽出室4では原料が丁度浸かる程度の
熱湯が滞留して、原料のエキスが溶け出し、エキスの溶
けた抽出液が連続的に吸引濾過されて減圧室19に送られ
ている。電磁弁31による 150CCの熱湯の供給が完了し、
減圧室19への吸引濾過が完了すると、フィルター受け3
が降下して吸引経路20が待機に開放され、制御部26が電
磁弁24を開放すると、減圧室19に溜められた抽出液がミ
キシングボール28を介してカップ29に払い出される。
【0019】なお、ミキシングボール28では抽出液に補
助原料であるミルクや砂糖が必要に応じて溶かし込まれ
る。減圧室19はヒータ30によって加熱保温され、抽出液
の温度が低下しないように考慮されている。
【0020】このように、一回の販売に使用する10グラ
ムの原料が一回の販売に使用する 150CCの上部に浮かん
だ状態でエキスが溶け出すのではなくて、抽出室4に滞
留する僅かづつの熱湯が一回の販売に使用する10グラム
の原料に接触して原料からエキスが溶け出すので、従来
よりも抽出効率が向上して濃く、しかも美味しい商品を
販売できる。
【0021】上記の実施例では、抽出室4に投入された
原料が熱湯に浸かると直ちに減圧室19への減圧濾過を開
始したが、これは原料が浸かるか湿る程度の量の熱湯を
投入した時点で制御部26が電磁弁31を停止させて、規定
の蒸らし時間の経過を検出して電磁弁31の運転を再開
し、これとともに減圧濾過を実施して調理するように制
御部26を構成することもできる。
【0022】上記の実施例では、抽出室4に投入された
原料の蒸らし時間の間は電磁弁31を停止して熱湯の供給
を停止したが、抽出室に供給する熱湯の流量を原料の蒸
らし期間中は蒸らし時間経過後よりも少なくして、熱湯
の供給を途中で停止することなく運転しても同様の効果
を期待できる。
【0023】上記の各実施例では、減圧室19に溜った抽
出液がカップ29に自然流下するものとして説明したが、
減圧室19の液入口21に電磁弁を設けて制御部26が指示し
て閉塞し、減圧室19の内部を加圧して抽出液を強制排出
することもできる。
【0024】
【発明の効果】請求項1の抽出濾過方法によると、原料
が投入されている抽出室に熱湯を供給しながら混合液を
吸引濾過し、抽出室への熱湯の供給流量が抽出液の吸引
流量よりも大きいので、抽出室には供給流量と吸引流量
の差分の熱湯が滞留し、この滞留している熱湯に原料が
浸された状態が得られ、従来よりも濃い抽出状態を連続
して得られ、美味しい商品を販売できる。
【0025】また、請求項2,3の抽出濾過方法による
と、僅かの熱湯を原料が投入されている抽出室に供給し
て熱湯の供給を停止し、原料蒸らし時間の経過後に抽出
室への熱湯の供給を再開するとともに混合液を吸引濾過
するか、または原料蒸らし時間中は熱湯の供給流量が僅
かで、蒸らし時間経過後には熱湯の供給流量を増加させ
て吸引濾過を実施することによって、原料の蒸らしによ
る抽出効率の一層の向上を期待でき、従来よりも濃く、
より美味しい商品を販売できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抽出濾過方法の実施に使用する抽出濾
過装置の構成図である。
【図2】従来の抽出濾過装置の正面図である。
【図3】従来の抽出濾過装置の原料と熱湯の投入工程の
断面図である。
【図4】従来の抽出濾過装置の攪拌工程の断面図であ
る。
【図5】従来の抽出濾過装置の強制濾過工程の断面図で
ある。
【図6】従来の抽出濾過装置の原料滓の除去工程の断面
図である。
【符号の説明】
1 ブルワーユニット 3 フィルター受け 4 抽出室 11 混合液 12 ペーパーフィルタ〔フィルタ〕 19 減圧室 20 吸引経路 21 液入口 22 液出口 24 電磁弁 25 真空ポンプ 26 制御部 31 電磁弁

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部がフィルタで閉塞された抽出室に原
    料と熱湯の混合液を投入し、前記フィルタを介して混合
    液を吸引濾過してエキスの溶け込んだ抽出液を得るに際
    し、原料が投入されている抽出室に熱湯を供給しながら
    混合液を吸引濾過し、抽出室への熱湯の供給流量を抽出
    液の吸引流量よりも大きくして抽出する自動販売機にお
    ける抽出濾過方法。
  2. 【請求項2】 底部がフィルタで閉塞された抽出室に原
    料と熱湯の混合液を投入し、前記フィルタを介して混合
    液を吸引濾過してエキスの溶け込んだ抽出液を得るに際
    し、原料が投入されている抽出室に熱湯を供給した後に
    熱湯の供給を停止して原料を蒸らし、原料の蒸らしが完
    了すると抽出室に熱湯を供給しながら混合液を吸引濾過
    し、抽出室への熱湯の供給流量を抽出液の吸引流量より
    も大きくして抽出する自動販売機における抽出濾過方
    法。
  3. 【請求項3】 底部がフィルタで閉塞された抽出室に原
    料と熱湯の混合液を投入し、前記フィルタを介して混合
    液を吸引濾過してエキスの溶け込んだ抽出液を得るに際
    し、原料が投入されている抽出室に供給する熱湯の流量
    を原料の蒸らし期間中は蒸らし時間経過後よりも少なく
    し、蒸らし時間経過後には抽出室に熱湯を供給しながら
    混合液を吸引濾過し、蒸らし時間経過後の抽出室への熱
    湯の供給流量を抽出液の吸引流量よりも大きくして抽出
    する自動販売機における抽出濾過方法。
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JPH05325014A JPH05325014A (ja) 1993-12-10
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