JPH1166422A - 飲料製造装置 - Google Patents

飲料製造装置

Info

Publication number
JPH1166422A
JPH1166422A JP9231293A JP23129397A JPH1166422A JP H1166422 A JPH1166422 A JP H1166422A JP 9231293 A JP9231293 A JP 9231293A JP 23129397 A JP23129397 A JP 23129397A JP H1166422 A JPH1166422 A JP H1166422A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beverage
hot water
cylinder
extracted
mixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9231293A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Fukushima
直人 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP9231293A priority Critical patent/JPH1166422A/ja
Publication of JPH1166422A publication Critical patent/JPH1166422A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温の抽出飲料を供給することができる飲料
製造装置を提供する。 【解決手段】 抽出手段20と所定の間隔を有して抽出
手段20を包囲する遠赤外線放射板61を加熱手段62
で加熱して、遠赤外線放射板61から遠赤外線を放射さ
せて抽出手段20を加熱するようにした。また、抽出原
料と湯を受け入れる受入手段20aと抽出手段20で抽
出された抽出飲料に砂糖,ミルク等の混合物質を混合す
る混合手段115に第1および第2の排気手段120,
121を独立して設けた。更に、抽出原料と湯を受け入
れる受入手段20aと、受入手段20aが受け入れた抽
出原料と湯を混合して抽出飲料を抽出する抽出手段20
を包囲する包囲手段67と、包囲手段67によって包囲
された空間を加熱する加熱手段68A,68Bと、受入
手段20aに吸気口を位置させ、包囲手段67の空間の
所定の位置に排気口を有した排気手段69,71を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抽出原料からコー
ヒー,紅茶,ウーロン茶,緑茶等を抽出してカップ販売
する飲料製造装置に関し、特に、高温の抽出飲料を供給
できるようにした飲料製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コーヒー等の抽出原料から飲料を抽出し
てカップ販売する、従来の飲料製造装置として、例え
ば、図17に示されるものがある。この飲料製造装置
は、給水部100Aと飲料製造部100Bから構成され
ている。
【0003】給水部100Aは、給水弁101aを介し
て給水管101bから供給される水道水を貯蔵するリザ
ーバ101と、リザーバ101の水道水を冷却側給水管
102Aおよび加熱側給水管102Bにそれぞれ圧送す
る給水ポンプ102と、冷却側給水管102Aを通る水
道水を、冷却した貯蔵水で冷却する冷却水タンク103
と、冷却水タンク103で冷却された冷却水をシロップ
ジュースの販売命令に応じて冷却側給水管102Aのノ
ズル104Aから吐出させる冷却水供給弁104と、湯
タンク用供給弁102Cを介して加熱側給水管102B
から供給される水道水をヒータ105Aで加熱して所定
の温度(例えば、95℃)以上の湯にして貯蔵する湯タ
ンク105と、湯タンク105内の湯をレギュラーコー
ヒーの販売命令に応じて湯供給管107Aに供給する湯
供給弁106Aと、湯タンク105内の湯をインスタン
トコーヒーの販売命令に応じて湯供給管107Bに供給
する湯供給弁106Bと、湯供給管107A,107B
内を流れる湯を再加熱する再加熱ヒータブロック108
を備えて構成されている。
【0004】飲料製造部100Bは、レギュラーコーヒ
ー用粉末原料(以下、抽出原料という)を貯蔵し、レギ
ュラーコーヒーの販売命令に応じて吐出口109Aから
原料シュート110を介して後述する抽出装置1に抽出
原料を供給するレギュラーコーヒーキャニスタ109
と、抽出原料と湯供給管108Aから供給される湯を混
合してレギュラーコーヒーを抽出して飲料供給管22C
に供給する飲料抽出装置1と、砂糖を貯蔵し、砂糖入り
のレギュラーコーヒーおよびインスタントコーヒーの販
売命令に応じて吐出口111Aから原料シュート114
へ砂糖を供給する砂糖キャニスタ111と、インスタン
トコーヒー粉末を貯蔵し、インスタントコーヒーの販売
命令に応じて吐出口112Aから原料シュート114へ
インスタントコーヒー粉末原料を供給するインスタント
コーヒーキャニスタ112と、ミルクを貯蔵し、ミルク
入りのレギュラーコーヒーおよびインスタントコーヒー
の販売命令に応じて吐出口113Aから原料シュート1
14へミルクを供給するミルクキャニスタ113と、原
料シュート114から供給される砂糖,ミルクおよびイ
ンスタントコーヒー粉末原料や、飲料供給管22Cから
供給されるレギュラーコーヒー、更には湯供給管107
Bから供給される湯を選択的に受け入れ、販売命令に応
じたコーヒー飲料としてノズル115Aから吐出させる
ミキシングボール115と、複数のカップCを収容し、
後述するカップ受台117にカップCを供給するカップ
供給装置116と、ノズル104Aから吐出する冷却水
や、ノズル115Aから吐出するコーヒー飲料、更には
図示しないシロップキャニスタから供給されるシロップ
を受け入れる位置にカップ供給装置116から供給され
るカップCを載置させるカップ受台117と、カップ受
台117の下方に配置され、廃棄物を収容する廃棄バケ
ツ118と、飲料抽出装置1およびミキシングボール1
15から発生する湯気を湯気排出管119A,119B
を介して外部へ排出し、各キャニスタ109,111,
112,113の吐出口109A,111A,112
A,113Aが閉塞するのを防ぐブロアファン120を
備えて構成されている。
【0005】飲料抽出装置1は、図示しない案内レール
によって上下動可能に支持され、レギュラーコーヒーキ
ャニスタ109から供給される抽出原料と湯供給管10
7Aから供給される湯との混合体を攪拌して下方へ排出
するシリンダ20と、シリンダ20の下方に配置され、
シリンダ20から排出された混合体を濾過するペーパー
フィルタ21と、ペーパーフィルタ21の濾過によって
抽出されたレギュラーコーヒーを受け入れて飲料供給管
22Cへ供給する飲料受け22と、上部空気電磁弁50
および下部空気電磁弁51を介してシリンダ20および
飲料受け22に加圧空気を供給するエアポンプ5と、シ
リンダ20内に供給された湯(混合体)の温度が低下す
るのを防ぐためにシリンダ20を加熱するヒータブロッ
ク121を備えている。
【0006】シリンダ20は、抽出原料と湯を受け入れ
る受入室20aと、抽出原料と湯との混合体を下方から
排出して飲料の抽出工程が行われる抽出室20bとを有
し、受入室20aと抽出室20bは図示しないバルブに
よって開閉される連通口(図示せず)を介して連通した
構成を有している。
【0007】上部空気電磁弁50および下部空気電磁弁
51は、飲料抽出装置1の抽出状態に応じて開閉するよ
うになっている。すなわち、攪拌工程では、上部空気電
磁弁50が閉じ、下部空気電磁弁51が開いて、エアポ
ンプ5から飲料受け22に加圧空気を送り、抽出工程で
は、上部空気電磁弁50が開き、下部空気電磁弁51が
閉じて、エアポンプ5からシリンダ20の上部に加圧空
気を送るようになっている。
【0008】ヒータブロック121は、内部にヒータ1
21Aを有しており、抽出室20bの外壁面に取り付け
られることによりシリンダ20を加熱して、シリンダ2
0内に供給された湯の熱がシリンダ20によって奪われ
て、生温かくなるのを防ぐようになっている。
【0009】以下、上記飲料製造装置のレギュラーコー
ヒーの製造手順について説明する。
【0010】砂糖,ミルク入りのレギュラーコーヒーの
販売命令があると、図示しない抽出モータが動作してシ
リンダ20が下降し、その抽出室20bの底部と飲料受
け22との間にペーパーフィルタ21を挟持して底部が
飲料受け22に圧接する。次に、シリンダ20内の連通
口を開放した状態でレギュラーコーヒーキャニスタ10
9の吐出口109Aから抽出原料が供給され、原料シュ
ート110を通ってシリンダ20の受入室20aに落下
する。一方、これと同時に、湯供給弁106Aが開き、
湯タンク105内の湯が湯供給管107Aを通って、再
加熱ヒータブロック108で再加熱された後、シリンダ
20の受入室20aへ供給され、抽出原料と共に抽出室
20b供給される。このとき、飲料供給管22Cの飲料
受け22の直後に設けられたバルブ(図示せず)が閉じ
ており、抽出室20b内の混合体が飲料供給管22Cへ
流出しないようになっている。また、同時にブロアファ
ン121が動作し、受入室20aから発生する湯気が湯
気排出管119Aを介して外部に排出される。
【0011】続いて、上部空気電磁弁50が閉じ、下部
空気電磁弁51が開くと共に、エアポンプ5が動作し、
飲料受け22に加圧空気が送られる。飲料受け22に送
られた加圧空気は、ペーパーフィルタ21を通過してシ
リンダ20の抽出室20b内へ流入し、抽出室20b内
の混合体中を通過する際、その気泡の流れが混合体を攪
拌する。
【0012】所定の攪拌時間が経過すると、エアポンプ
5が停止し、バルブが変位することによりシリンダ20
の連通口が閉塞する。この後、飲料供給管22Cのバル
ブが開き、また、上部空気電磁弁50が開き、下部空気
電磁弁51が閉じる。そして、エアポンプ5が動作し、
抽出室20bの上部空間に加圧空気が送られる。その結
果、抽出室20b内の混合体が下方へ圧送され、ペーパ
ーフィルタ21で濾過され、レギュラーコーヒーとして
飲料供給管22Cへ送られる。
【0013】飲料供給管22Cに送られたレギュラーコ
ーヒーは、ミキシングボウル115に供給される。また
同時に、砂糖キャニスタ111の吐出口111Aおよび
ミルクキャニスタ113の吐出口113Aから砂糖およ
びミルクが吐出され、それぞれ原料シュート114を介
してミキシングボウル115に供給されることにより、
ミキシングボウル115内で砂糖,ミルク入りのレギュ
ラーコーヒーが生成される。このとき、ミキシングボウ
ル115から発生する湯気は、湯気排出管119Bを介
してブロアファン120から外部へ排出される。そし
て、ミキシングボウル115で生成された砂糖,ミルク
入りのレギュラーコーヒーは、ノズル115Aからカッ
プCに注入される。
【0014】この飲料製造装置によると、抽出室20b
の外壁面に取り付けられたヒータブロック121でシリ
ンダ20を加熱しているため、攪拌から抽出の間に抽出
室20b内の湯の熱がシリンダ20によって奪われ難く
なり、高温の抽出飲料を供給することができる。
【0015】一方、抽出飲料の温度低下を防ぐ、他の従
来の飲料製造装置として、例えば、特開平5−1978
78号公報に示されるものがある。この飲料製造装置
は、飲料抽出装置のシリンダや飲料受け等の主要部をケ
ース内に収容し、ケース内の空気をヒータで温めること
により主要部を加熱するように構成されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の飲料製
造装置によると、前者の飲料製造装置の場合、ヒータブ
ロックによって抽出室を局部的に加熱しても抽出室の外
壁から放熱するため、高温の抽出飲料を供給することが
できない。
【0017】また、抽出原料と湯を混合する受入室の排
気と、抽出飲料にミルク,砂糖等を添加するミキシング
ボウルの排気を共通のブロアファンによって行っている
ため、他の飲料の販売が生じてミキングボウルの排気が
行われれば、飲料抽出装置の排気も行われることにな
り、前述した放熱が助長されてしまう。このため、高温
の抽出飲料を供給することができない。この問題は、後
者の飲料製造装置にも共通する。
【0018】従って、本発明の目的は高温の抽出飲料を
供給することができる飲料製造装置を提供することであ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み、高温の抽出飲料を供給するため、抽出原料と湯を混
合して抽出飲料を抽出する抽出手段と、抽出手段と所定
の間隔を有して抽出手段を包囲し、加熱されることによ
り遠赤外線を放射する遠赤外線放射板と、遠赤外線放射
板を加熱する加熱手段を備えた飲料製造装置を提供する
ものである。
【0020】また本発明は、上記の目的を達成するた
め、抽出原料と湯を受け入れる受入手段と、受入手段が
受け入れた抽出原料と湯を混合して抽出飲料を抽出する
抽出手段と、抽出飲料に砂糖,ミルク等の混合物質を混
合する混合手段と、受入手段と混合手段に独立して設け
られた第1および第2の排気手段を備えた飲料製造装置
を提供するものである。
【0021】更に本発明は、上記の目的を達成するた
め、抽出原料と湯を受け入れる受入手段と、受入手段が
受け入れた抽出原料と湯を混合して抽出飲料を抽出する
抽出手段と、抽出手段と所定の間隔を有して抽出手段を
包囲し、加熱されることにより遠赤外線を放射する遠赤
外線放射板と、遠赤外線放射板を加熱する加熱手段と、
抽出飲料に砂糖,ミルク等の混合物質を混合する混合手
段と、受入手段と前記混合手段に独立して設けられた第
1および第2の排気手段を備えた飲料製造装置を提供す
るものである。
【0022】更に本発明は、上記の目的を達成するた
め、抽出原料と湯を受け入れる受入手段と、受入手段が
受け入れた抽出原料と湯を混合して抽出飲料を抽出する
抽出手段と、受入手段と抽出手段を包囲する包囲手段
と、包囲手段によって包囲された空間を加熱する加熱手
段と、受入手段に吸気口を位置させ、空間の所定の位置
に排気口を有した排気手段を備えた飲料製造装置を提供
するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の飲料製造装置を添
付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の第1の実施の形態に係る飲
料製造装置の飲料抽出装置1を示す。なお、飲料製造装
置の飲料抽出装置1以外の構成は、図17の構成と同一
になっており、各引用数字,符号をそのまま援用して、
図示およびその説明を省略する。
【0025】この飲料抽出装置1は、レギュラーコーヒ
ーキャニスタ109から供給されるレギュラーコーヒー
粉末原料(抽出原料)と湯タンク105から供給される
湯との混合体からレギュラーコーヒー(以下、飲料とい
う)を抽出する抽出部2と、滓等を廃棄する廃棄処理部
4と、本装置1の各部に加圧空気を送るエアポンプ5と
を有して構成されている。
【0026】抽出部2は、図示しない案内レールによっ
て上下動可能に支持され、上方から供給された抽出原料
と湯との混合体を攪拌して下方へ排出するシリンダ20
と、シリンダ20の下方に配置され、シリンダ20から
排出された混合体を濾過するペーパーフィルタ21と、
ペーパーフィルタ21の濾過によって抽出された飲料を
受け入れる飲料受け22と、シリンダ20を加熱して抽
出される飲料の温度低下を防ぐ加熱機構60を備えてい
る。
【0027】シリンダ20は、湯気排出管119Aに接
続された湯気排出口64を有し、原料シュート110か
ら供給される抽出原料と湯導入口63を介して湯供給管
107Aから供給された湯を受け入れる受入室20a
と、抽出原料と湯との混合体を下方に設けた排出口20
cから排出して飲料の抽出工程が行われる抽出室20b
とを有し、受入室20aと抽出室20bは連通口20d
で連通して形成されている。連通口20dは、バルブ2
3によって開閉されるようになっており、抽出室20b
には、エアポンプ5からの加圧空気を導入する導入口2
0eが設けられている。
【0028】加熱機構60は、シリンダ20と所定の間
隔を有してシリンダ20を包囲するように配置され、ア
ルマイト処理が施されることにより加熱によって遠赤外
線を放射する円筒状の金属板61と、円筒状金属板61
の外面に取り付けられ、端子62Aに後述するヒータ駆
動部から所定の電圧が印加されることにより金属板61
を加熱するヒータ62より構成されている。
【0029】ペーパーフィルタ21は、回動可能な軸2
1Aにロール状でセットされ、後述する廃棄処理部4の
廃棄処理モータ40の駆動により図1の左方向へ引き出
されるように構成されている。ペーパーフィルタ21の
残量検出は、基端側が回転可能に支持され、中間部ある
いは先端側がロール状のペーパーフィルタ21に常に当
接するフィルタ検出レバー21Bと、ペーパーフィルタ
21の残量が少なくなってフィルタ検出レバー21Bが
回動してスイッチング動作し、ペーパーフィルタ21が
無くなったこと示す検出信号を後述する制御部6に出力
して警報出力等に供するマイクロスイッチの如きフィル
タ残量検出センサ21Cによって行われる。
【0030】飲料受け22は、上部に開口22aを備
え、開口22aの周囲にシリンダ20(排出口20c)
が当接したとき、混合体が漏れるのを防ぐためのゴムパ
ッキン22Aを設け、端部にペーパーフィルタ21の走
行をガイドするローラ22Bを備え、下部に、飲料をカ
ップ側へ供給する飲料供給管22Cおよび飲料を廃棄す
る廃棄管22Dを備えている。また、飲料供給管22C
には、飲料供給電磁弁53が設けられている。
【0031】抽出部2は、抽出モータ24と、両側から
出力軸25a、25bをそれぞれ突設し、抽出モータ2
4の回転数を所定の回転数に減速する減速機25と、一
方の出力軸25aの一端をベアリング26aによって支
持した支持板26と、一方の出力軸25aに固定された
シリンダカム27Aおよびバルブカム27Bと、シリン
ダ20を駆動するシリンダ駆動板28Aと、バルブ23
を駆動するバルブ駆動板28Bと、シリンダ駆動板28
Aに取り付けられたシリンダカムフォロア29Aと、バ
ルブ駆動板28Bに取り付けられたバルブカムフォロア
29Bと、シリンダ駆動板28Aに取り付けられた係止
部材28aとバルブ駆動板28Bに取り付けられた係止
部材28bとに両端がそれぞれ係止され、シリンダ駆動
板28Aとバルブ駆動板28Bとを互いに引き寄せてシ
リンダカムフォロア29Aおよびバルブカムフォロア2
9Bをシリンダカム27Aおよびバルブカム27Bにそ
れぞれ当接させる引張コイルバネ30と、シリンダ20
とシリンダ駆動板28Aとを連結する複数の連結部材3
1A,31B,31Cと、バルブ23を先端側のピン3
2aによって回動可能に連結したレバー32と、バルブ
駆動板28Bに取り付けられ、ピン32bによってレバ
ー32を回動可能に連結した連結部材33と、レバー3
2の後端側とバルブ駆動板28Bに取り付けられた係止
部材28cとに両端がそれぞれ係止された引張コイルバ
ネ34とを備えている。この抽出部2は、出力軸25
a,25bおよび出力軸41aがそれぞれ1回転するこ
とにより攪拌工程,抽出工程,滓廃棄工程の一連の工程
が終了するようになっている。
【0032】減速機25の他方の出力軸25b側には、
各工程の進行を検出する工程検出機構が設けられてい
る。すなわち、減速機25の他方の出力軸25bには、
第1,第2および第3の工程検出板35A,35B,3
5Cが取り付けられ、第1,第2および第3工程検出板
35A,35B,35Cの周囲には、第1,第2および
第3の工程検出板35A,35B,35Cの回転位置を
検出(例えば、遮光によってオフ)するホトセンサの如
き第1,第2および第3の工程検出センサ36A,36
B,36Cが配置されている。
【0033】エアポンプ5には、抽出室20bの導入口
20eと飲料受け22に通じるエアパイプ52が接続さ
れ、エアパイプ52には、抽出室20bの導入口20e
の前段に上部空気電磁弁50が、また、飲料受け22の
前段に下部空気電磁弁51がそれぞれ設けられている。
【0034】図2は図1のA−A線断面図を示す。シリ
ンダカム27Aおよびバルブカム27Bは、キー25c
によって一方の出力軸25aに固定されており、シリン
ダカム27Aおよびバルブカム27Bのカム面は、同図
のように形成されている。
【0035】図3は工程検出機構の斜視図である。第1
の工程検出板35Aには、2箇所に約90°にわたって
突部35aが形成され、第2の工程検出板35Bには、
4箇所に約70°にわたって突部35aが形成され、第
3の工程検出板35Cには、1箇所に約180°にわた
って突部35aが形成されている。
【0036】図4は廃棄処理部4の要部斜視図である。
廃棄処理部4は、廃棄処理モータ40と、廃棄処理モー
タ40の回転数を所定の回転数に減速する減速機41
と、減速機41の出力軸41aに取り付けられた廃棄管
開検出板42Aおよび廃棄管閉検出板42Bと、廃棄管
開検出板42Aの突部42aによる遮光(例えば、オ
フ)によって廃棄管22Dの開状態(待機状態)を示す
オフ信号を出力するホトセンサの如き廃棄管開検出セン
サ43Aと、廃棄管閉検出板42Bの突部42aによる
遮光(例えば、オフ)によって廃棄管22Dの閉状態を
示すオフ信号を出力するホトセンサの如き廃棄管閉検出
センサ43Bと、円周上に切欠き部44aを有して出力
軸41aに取り付けられ、ペーパーフィルタ21を一定
長さ分送り出す一対のフィルタ送りローラ44と、ペー
パーフィルタ21を一対のフィルタ送りローラ44側に
図示しないバネによって押圧する一対のガイドローラ4
5と、支軸46aによって回動可能に支持され、廃棄管
22Dを固定板(図1参照)47との間で押圧閉塞する
板ばね等からなる押圧板46と、出力軸41aに取り付
けられ、押圧板46を回動させる円周上に突部48aを
有した押圧カム48とを備えている。
【0037】図5は本飲料抽出装置1の制御系を示す。
この飲料抽出装置1は、本装置1の各部を制御する制御
部6を有し、この制御部6に、上記廃棄管開検出センサ
43A、廃棄管閉検出センサ43B、第1,第2および
第3の工程検出センサ36A,36B,36C、フィル
タ残量検出センサ21C、エアポンプ5、上部空気電磁
弁50、下部空気電磁弁51、飲料供給電磁弁53、抽
出モータ24、廃棄処理モータ40およびヒータ駆動部
62Bを各々接続し、更に、抽出飲料の販売制御を司る
主制御部7を接続している。
【0038】主制御部7は、抽出飲料を販売する毎に販
売信号を制御部6に出力し、制御部6は、主制御部7か
ら販売信号を入力すると、抽出モータ24,廃棄処理モ
ータ40およびエアポンプ5を制御して飲料抽出制御、
すなわち、攪拌工程,抽出工程,滓廃棄工程の一連の工
程を行わせるようになっている。
【0039】次に、本飲料抽出装置1の動作を図6乃至
図13を参照して説明する。図6は第1,第2および第
3の工程検出センサ36A,36B,36Cの出力信号
を示す図である。図7乃至図13は本装置1の動作を示
す図であり、同図(a) は主要部(シリンダ20,バルブ
13等)の位置を示す図、同図(b) は廃棄管開検出板4
2Aおよび廃棄管閉検出板42B、およびフィルタ送り
ローラ44の位置を示す図、同図(c) はシリンダカム2
7Aおよびバルブカム27Bの位置を示す図、同図(d)
は第1,第2および第3の工程検出板35A,35B,
35Cの位置を示す図である。
【0040】(1) 待機状態(図7参照) 待機状態においては、本装置1の主要部は、図6に示す
待機位置P1 にあり、図7に示す状態にある。すなわ
ち、第1,第2および第3の工程検出センサ36A,3
6B,36Cはオンとなり、廃棄管開検出センサ43A
はオフ、廃棄管閉検出センサ43Bはオンとなってい
る。押圧板46は、廃棄管22Dの弾性力によって押圧
カム48に当接している。また、加熱機構60の端子6
2Aには、ヒータ駆動回路62Bから所定の電圧が印加
されており、ヒータ62の発熱、および金属板61から
の遠赤外線の放射によってシリンダ20全体が所定の温
度に加熱され、高温状態を維持している。
【0041】(2) 攪拌工程(図8,図9参照) 制御部6は、主制御部7から販売信号が入力されると、
第2の工程検出センサ36Bがオンのとき、第1,第3
の工程検出センサ36A,36Cのオンに基づいて、待
機位置P1 から攪拌位置P2 への移動動作を行う。すな
わち、制御部6は、廃棄処理モータ40を正転駆動(図
8(a) において出力軸41aが左回転する駆動)する。
廃棄処理モータ40の駆動トルクが減速機41を介して
出力軸41aに伝達され、出力軸41aが約60°正転
(図8(a) において左回転)して、図8(a) に示すよう
に、押圧カム48の突部48aが押圧板46を押圧する
ことにより、廃棄管22Dが押圧板46と固定板47と
の間で閉塞される。廃棄管閉検出センサ43Bは、廃棄
管閉検出板42Bの突部42aによって遮光され、オフ
信号を制御部6に出力する。制御部6は、廃棄管閉検出
センサ43Bからのオフ信号に基づいて廃棄処理モータ
40の駆動を停止する。
【0042】続いて制御部6は、抽出モータ24を正転
駆動(図9(d) において出力軸25bが左回転する駆
動)する。抽出モータ24の駆動トルクが減速機25を
介して出力軸25a,25bに伝達され、出力軸25
a,25bが正転(図9(d) において左回転)して、図
9(c) に示すように、シリンダカム27Aおよびバルブ
カム27Bが正転することにより、シリンダ駆動板28
Aおよびバルブ駆動板28Bが下降する。シリンダ駆動
板28Aが下降すると、複数の連結部材31A,31
B,31Cを介してシリンダ20が下降し、抽出室20
bの下端がペーパーフィルタ21を飲料受け22へ圧接
する。一方、バルブ駆動板28Bが下降すると、連結部
材33,レバー32を介してバルブ32も下降する。第
1の工程検出センサ36Aは、第1の工程検出板35A
によって遮光され、オフ信号を制御部6に出力する。続
いて、第2の工程検出センサ36Bは、オン信号を制御
部6に出力する。制御部6は、第2の工程検出センサ3
6Bがオンのとき、第1の工程検出センサ36Aのオフ
に基づいて抽出モータ24の駆動を停止する。本装置1
の主要部は、図6に示す攪拌位置P2 に到達し、図9に
示す状態となる。図9に示す状態では、同図(d) に示す
ように、第2,第3の工程検出センサ36B,36C
は、第2,第3の工程検出板35B,35Cの突部35
aによって遮光されていないので、オン信号を制御部6
にそれぞれ出力している。
【0043】制御部6は、第2の工程検出センサ36B
のオンのとき、第1の工程検出センサ36Aのオフ、第
3の工程検出センサ36Cのオンに基づいて攪拌工程を
行う。すなわち、制御部6は、抽出原料および湯の供給
要求信号を主制御部7に出力する。主制御部7の制御に
より受入室20aに抽出原料と湯が供給される。制御部
6は、抽出原料と湯の供給に合わせて、飲料供給電磁弁
53を閉じ、さらに下部空気電磁弁51を開き、エアポ
ンプ5を駆動する。エアポンプ5は、加圧空気をエアパ
イプ52を介して飲料受け22に送る。この加圧空気
は、ペーパーフィルタ21を通過して抽出室20b内へ
流入する。この加圧空気が抽出室20b内の混合体中を
通過する際、その気泡の流れが混合体を攪拌するように
作用する。ペーパーフィルタ21の下方から加圧空気を
供給することで、抽出原料成分の湯への溶出が助長さ
れ、短時間で飲料を抽出することができる。
【0044】(3) 抽出工程(図10参照) 制御部6は、タイマーで設定された攪拌時間が経過する
と、抽出モータ24を正転駆動する。抽出モータ24の
駆動トルクが減速機25を介して出力軸25a,25b
に伝達され、シリンダカム27A,バルブカム27Bが
正転する。図10(c) に示すように、シリンダカム27
Aのカム半径は変化しないので、シリンダ20は上下動
しないが、バルブカム27Bのカム半径は大きくなるの
で、バルブ23が上昇し、図10(a) に示すように、連
通口20dを閉じる。第3の工程検出センサ36Cは、
第3の工程検出板35Cによって遮光され、オフ信号を
制御部6に出力する。続いて第2の工程検出センサ36
Bは、オン信号を制御部6に出力する。制御部6は、第
2の工程検出センサ36Bがオンのとき、第3の工程検
出センサ36Cのオフに基づいて抽出モータ24の駆動
を停止する。本装置1の主要部は、図6に示す抽出位置
3 に到達し、図10に示す状態となる。図10に示す
状態では、同図(d) に示すように、第1,第2の工程検
出センサ36A,36Bはオンになる。
【0045】制御部6は、第2の工程検出センサ36B
のオンのとき、第1の工程検出センサ36Aのオン、第
3の工程検出センサ36Cのオフに基づいて抽出工程を
行う。すなわち、制御部6は、上部空気電磁弁50を開
け、下部空気電磁弁51および大気開放空気電磁弁55
を閉じ、飲料供給電磁弁53を開き、エアポンプ5を駆
動して、エアポンプ5からの加圧空気をエアパイプ52
を介して抽出室20bの上方の導入口20eから供給す
る。抽出室20b内の混合体は、エアポンプ5からの加
圧空気によって下方へ圧送され、ペーパーフィルタ21
で濾過される。ペーパーフィルタ21で濾過された飲料
は、飲料受け22,飲料供給管22Cを介してカップ側
へ供給される。抽出室20bに加圧空気を送ることで、
抽出室20b内の気圧が増加して混合体がペーパーフィ
ルタ21側に押し下げられるので、短時間で混合体が飲
料と滓に分離され、効率良く濾過することができる。
【0046】なお、以上の攪拌工程から抽出工程中、シ
リンダ20がヒータ62の発熱、および金属板61から
の遠赤外線の放射によって加熱されて高温状態を維持し
ているため、シリンダ20内の湯、或いは飲料が周囲に
熱を奪われることがなく、適温の飲料をカップに供給す
ることができる。
【0047】(4) 滓廃棄工程(図11,図12参照) タイマで設定された抽出時間が経過すると、制御部6
は、抽出モータ24を正転駆動する。これによって抽出
モータ24の駆動トルクが減速機25を介して出力軸2
5a,25bに伝達され、シリンダカム27A,バルブ
カム27Bが正転することにより、シリンダ駆動板28
Aおよびバルブ駆動板28Bが上昇し、シリンダ20お
よびバルブ23が最上位まで上昇する。第1,第3の工
程検出センサ36A,36Cは、第1,第3の工程検出
板35A,35Cによって遮光され、オフ信号を制御部
6に出力する。続いて第2の工程検出センサ36Bは、
オン信号を制御部6に出力する。制御部6は、第2の工
程検出センサ36Bがオンのとき、第1,第3の工程検
出センサ36A,36Cのオフに基づいて抽出モータ2
4の駆動を停止する。本装置1の主要部は、図6に示す
滓廃棄位置P4 に到達し、図11に示す状態となる。図
11の状態では、第2の工程検出センサ36Bはオンと
なり、ペーパーフィルタ21上には、滓7が残る。
【0048】制御部6は、第2の工程検出センサ36B
がオンのとき、第1,第3の工程検出センサ36A,3
6Cのオフに基づいて滓廃棄工程を行う。すなわち、制
御部6は、廃棄処理モータ40を正転駆動する。廃棄処
理モータ40の駆動トルクが減速機41を介して出力軸
41aに伝達され、出力軸41aが正転し、フィルタ送
りローラ44が回転してペーパーフィルタ21を引き出
す。ペーパーフィルタ21上の滓7がローラ22Bを通
過する際、図12(a) の想像線で示すように滓7が折れ
てペーパーフィルタ21から離れ、廃棄バケツ118
(図17参照)へ落下する。廃棄管開検出センサ43A
は、廃棄管開検出板42Aによって遮光され、オフ信号
を制御部6に出力する。制御部6は、廃棄管開検出セン
サ43Aからのオフ信号に基づいて廃棄処理モータ40
の駆動を停止する。本装置1の主要部は、図12に示す
状態となる。
【0049】(5) 待機状態への戻り動作 滓廃棄工程が終了すると、制御部6は、抽出モータ24
および廃棄処理モータ40を正転駆動する。本装置1の
主要部は、図7に示す待機状態へ戻る。その後、販売信
号が制御部6に入力される毎に上記(1) 〜(5) の動作が
繰り返される。
【0050】次に、本実施の形態のシリンダ20の加熱
による効果について説明する。
【0051】図13は本実施の形態の効果を確認するた
めに使用した実験装置を示し、シリンダ20の抽出室2
0bの内壁面の一部に端子66を有する温度センサ65
が取り付けられ、シリンダ20から30mm離れた位置
に金属板61Aが配置され、更に、金属板61Aに端子
62Aを有する出力40Wのヒータ62が取り付けられ
ている。
【0052】このような実験装置において、端子66に
図示しない測定器を、また、端子62Aに図示しないヒ
ータ駆動部をそれぞれ接続し、ヒータ62を駆動させて
シリンダ20を加熱したときの金属板21Aの温度とシ
リンダ20の内壁面の温度を、アルマイト処理した金属
板61Aを使用した場合とアルマイト処理していない金
属板61Aを使用した場合についてそれぞれ測定した。
【0053】図14はその測定結果を示し、Aはアルマ
イト処理していない金属板61Aを使用してシリンダ2
0を加熱したときの金属板21Aの温度を、Bはアルマ
イト処理している金属板61Aを使用してシリンダ20
を加熱したときの金属板21Aの温度を、Cはアルマイ
ト処理している金属板61Aを使用してシリンダ20を
加熱したときのシリンダ20の内壁面の温度を、Dはア
ルマイト処理していない金属板61Aを使用してシリン
ダ20を加熱したときのシリンダ20の内壁面の温度を
それぞれ示す。この結果から判るように、アルマイト処
理している金属板61Aをヒータ62で加熱すると、金
属板61Aの温度が低く、抽出室20bの内壁面の温度
が高くなっており、遠赤外線の放射を伴う加熱方式よる
優位性を確認することができる。
【0054】このようにシリンダ20を遠赤外線の放射
を利用して加熱すると、シリンダ20を効率良く加熱す
ることができ、シリンダ20全体を高温状態に維持する
ことができる。このため、抽出される飲料の温度低下を
防ぐことができ、高温の抽出飲料を供給することができ
る。また、シリンダ20にヒータブロック等の加熱部材
が取り付けられていないため、メンテナンスするために
シリンダ20を取り外した時の取扱性を向上させること
ができる。
【0055】なお、以上の実施の形態では、加熱機構6
0にアルマイト処理した金属板を使用したが、黒塗装さ
れた金属板を使用しても同様な効果を得ることができ
る。また、金属板61はシリンダ20だけでなく、飲料
受け22をも包囲するように配置されると、更に高い効
果を得ることができる。
【0056】図15は本発明の第2の実施の形態に係る
飲料製造装置を示す。この実施の形態において、第1の
実施の形態と相違するところは、湯気排出管119A,
119Bに独立したブロアファン120,121を設け
た点である。ブロアファン121は、シリンダ20の受
入室20aに湯が供給されたときだけ、制御部6によっ
て動作させられるように構成されている。
【0057】このような構成では、飲料抽出装置1を使
用せずに製造される他の飲料(例えば、インスタントコ
ーヒー)の販売が生じても、ブロアファン121は動作
せず、ミキシングボウル115の湯気の立ち上がりを防
止するブロアファン120のみが動作するため、飲料抽
出装置1のシリンダ20の放熱を防ぐことができる。こ
のため、シリンダ20を遠赤外線によって加熱する効果
を更に高めることができる。
【0058】図16は本発明の第3の実施の形態に係る
飲料製造装置の飲料抽出装置1を示す。この実施の形態
では、内壁面にヒータ68A,68Bを有したケース6
7内に飲料抽出装置1を収納し、ケース67内の空気を
ヒータ68A,68Bで温めて飲料抽出装置1を加熱す
るようにしたものである。飲料抽出装置1のシリンダ2
0の湯気排出口64には、同ケース67内に収納された
ブロアファン71が湯気排出管69を介して接続されて
おり、受入室20aから発生する湯気がケース67内に
排出されるようになっている。なお、70は抽出原料や
埃等を除去するフィルタである。
【0059】ケース67は、滓や使用済のペーパーフィ
ルタ21を排出するための滓排出口67Aと、廃棄管2
2Dを導出する廃棄管導出口67Bと、原料シュート1
10を導出する原料シュート導出口67Cを有してい
る。
【0060】この実施の形態の構成によると、飲料抽出
装置1の使用によってブロアファン71が動作しても、
ケース67内の空気を循環させるだけであるため、ヒー
タ68A,68Bで温められた空気が外部へ放出される
ことがなく、飲料抽出装置1を高温に維持することがで
きる。このため、抽出される飲料の温度低下を防ぐこと
ができ、高温の飲料を供給することができる。また、シ
リンダ20に加熱部材が取り付ける必要がないため、前
述したように、メンテナンス時の取扱性を向上させるこ
とができる。
【0061】また、ケース67内にミキシングボウル1
15までを収容すれば、更に高温の抽出飲料を供給する
ことができる。この場合、ミキシングボウル115から
発生する湯気の排出は、ケース67内の湯気排出管67
Bに接続する。また、ケース67内に温度センサを配置
し、温度センサの検出結果に基づいてヒータ68A,6
8Bやブロアファン71の通電を制御すれば、ケース6
7内の温度を一定に保つことができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の飲料製造
装置によると、抽出手段と所定の間隔を有して抽出手段
を包囲する遠赤外線放射板を加熱手段で加熱して、遠赤
外線放射板から遠赤外線を放射させて抽出手段を加熱す
るため、高温の抽出飲料を供給することができる。
【0063】また、抽出原料と湯を受け入れる受入手段
と抽出手段で抽出された抽出飲料に砂糖,ミルク等の混
合物質を混合する混合手段に第1および第2の排気手段
を独立して設けたため、高温の抽出飲料を供給すること
ができる。
【0064】更に、抽出原料と湯を受け入れる受入手段
と、受入手段が受け入れた抽出原料と湯を混合して抽出
飲料を抽出する抽出手段を包囲する包囲手段と、包囲手
段によって包囲された空間を加熱する加熱手段と、受入
手段に吸気口を位置させ、包囲手段の空間の所定の位置
に排気口を有した排気手段を設けため、高温の抽出飲料
を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る飲料抽出装置
を示す説明図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】第1の実施の形態に係る工程検出機構の斜視
図。
【図4】第1の実施の形態に係る廃棄処理部の要部斜視
図。
【図5】第1の実施の形態に係る制御系を示すブロック
図。
【図6】第1の実施の形態に係る第1,第2,第3の工
程検出センサの出力信号を示す説明図。
【図7】第1の実施の形態に係る待機状態を示す説明
図。
【図8】第1の実施の形態に係る廃棄管の閉塞状態を示
す説明図。
【図9】第1の実施の形態に係る攪拌工程を示す説明
図。
【図10】第1の実施の形態に係る抽出工程を示す説明
図。
【図11】第1の実施の形態に係る滓廃棄工程を示す説
明図。
【図12】第1の実施の形態に係る滓廃棄工程の終了状
態を示す説明図。
【図13】第1の実施の形態に係る実験装置を示す説明
図。
【図14】第1の実施の形態に係る実験結果を示すグラ
フ。
【図15】本発明の第2の実施の形態に係る飲料製造装
置を示す説明図。
【図16】本発明の第3の実施の形態に係る飲料抽出装
置を示す説明図。
【図17】従来の飲料製造装置を示す説明図。
【符号の説明】
1 飲料抽出装置 2 抽出部 3 エアポンプ 4 廃棄処理部 5 エアポンプ 6 制御部 20 シリンダ 20a 受入室 20b 抽出室 20c 排出口 20d 連通口 20e 導入口 21 ペーパーフィルタ 21A 軸 21B フィルタ検出レバー 21C フィルタ残量検出センサ 22 飲料受け 22A ゴムパッキン 22B ローラ 22C 飲料供給管 22D 廃棄管 22a 開口 23 バルブ 24 抽出モータ 25 減速機 25a,25b 出力軸 25c キー 26 支持板 26a ベアリング 27A シリンダカム 27B バルブカム 28A シリンダ駆動板 28B バルブ駆動板 28a,28b 係止部材 29A シリンダカムフォロア 29B バルブカムフォロア 30 引張コイルバネ 31A,31B,31C 連結部材 32 レバー 32a,32b ピン 33 連結部材 34 引張コイルバネ 40 廃棄処理モータ 41a 出力軸 35A 第1の工程検出板 35B 第2の工程検出板 35C 第3の工程検出板 35a 突部 36A 第1の工程検出センサ 36B 第2の工程検出センサ 36C 第3の工程検出センサ 40 廃棄処理モータ 41 減速機 41a 出力軸 42A 廃棄管開検出板 42B 廃棄管閉検出板 42a 突部 43A 廃棄管開検出センサ 43B 廃棄管閉検出センサ 44 フィルタ送りローラ 45 ガイドローラ 46 押圧板 46a 支軸 47 固定板 48 押圧カム 48a 突部 50 上部空気電磁弁 51 下部空気電磁弁 52 エアパイプ 53 飲料供給電磁弁 60 加熱機構 61,61A 金属板 62 ヒータ 62A 端子 62B ヒータ駆動部 63 湯導入口 64 湯気排出口 65 温度センサ 66 端子 67 ケース 67A 滓排出口 67B 廃棄管導出口 67C 原料シュート導出口 68A,68B ヒータ 69 湯気排出管 70 フィルタ 71 ブロアファン 100A 給水部 100B 飲料製造部 101 リザーバ 101a 給水弁 101b 給水管 102A 冷却側給水管 102B 加熱側給水管 103 冷却水タンク 104 冷却水供給弁 104A ノズル 105 湯タンク 105A ヒータ 106A,106B 湯供給弁 107A,107B 湯供給管 108 再加熱ヒータブロック 109 レギュラーコーヒーキャニスタ 109A 吐出口 110 原料シュート 111 砂糖キャニスタ 111A 吐出口 112 インスタントコーヒーキャニスタ 112A 吐出口 113 ミルクキャニスタ 113A 吐出口 114 原料シュート 115 ミキシングボウル 115A ノズル 116 カップ供給装置 117 カップ受台 118 廃棄バケツ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抽出原料と湯を混合して抽出飲料を抽出
    する抽出手段と、 前記抽出手段と所定の間隔を有して前記抽出手段を包囲
    し、加熱されることにより遠赤外線を放射する遠赤外線
    放射板と、 前記遠赤外線放射板を加熱する加熱手段を備えたことを
    特徴とする飲料製造装置。
  2. 【請求項2】 前記遠赤外線放射板は、アルマイト処理
    された金属板より構成される請求項1記載の飲料製造装
    置。
  3. 【請求項3】 前記遠赤外線放射板は、黒塗装された金
    属板より構成される請求項1記載の飲料製造装置。
  4. 【請求項4】 抽出原料と湯を受け入れる受入手段と、 前記受入手段が受け入れた前記抽出原料と前記湯を混合
    して抽出飲料を抽出する抽出手段と、 前記抽出飲料に砂糖,ミルク等の混合物質を混合する混
    合手段と、 前記受入手段と前記混合手段に独立して設けられた第1
    および第2の排気手段を備えたことを特徴とする飲料製
    造装置。
  5. 【請求項5】 抽出原料と湯を受け入れる受入手段と、 前記受入手段が受け入れた前記抽出原料と前記湯を混合
    して抽出飲料を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段と所定の間隔を有して前記抽出手段を包囲
    し、加熱されることにより遠赤外線を放射する遠赤外線
    放射板と、 前記遠赤外線放射板を加熱する加熱手段と、 前記抽出飲料に砂糖,ミルク等の混合物質を混合する混
    合手段と、 前記受入手段と前記混合手段に独立して設けられた第1
    および第2の排気手段を備えたことを特徴とする飲料製
    造装置。
  6. 【請求項6】 抽出原料と湯を受け入れる受入手段と、 前記受入手段が受け入れた前記抽出原料と前記湯を混合
    して抽出飲料を抽出する抽出手段と、 前記受入手段と前記抽出手段を包囲する包囲手段と、 前記包囲手段によって包囲された空間を加熱する加熱手
    段と、 前記受入手段に吸気口を位置させ、前記空間の所定の位
    置に排気口を有した排気手段を備えたことを特徴とする
    飲料製造装置。
JP9231293A 1997-08-27 1997-08-27 飲料製造装置 Pending JPH1166422A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9231293A JPH1166422A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 飲料製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9231293A JPH1166422A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 飲料製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1166422A true JPH1166422A (ja) 1999-03-09

Family

ID=16921348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9231293A Pending JPH1166422A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 飲料製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1166422A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013212259A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Fuji Electric Co Ltd 飲料供給装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013212259A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Fuji Electric Co Ltd 飲料供給装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6085637A (en) Beverage serving apparatus
US20030051606A1 (en) Cooking machine
US5992300A (en) Beverage extraction apparatus
JPS60210218A (ja) ホツトドリンク調製装置
WO2017148409A1 (zh) 咖啡机及其控制方法
US6530307B2 (en) Cooking machine
JP2007259928A (ja) ミルクフォーマー及びコーヒー飲料製造装置
EP0516884B1 (en) Extraction system
CN107536452A (zh) 一种食品浆料加工机以及采用该加工机的豆浆制作方法
JPH1166422A (ja) 飲料製造装置
US6298768B1 (en) Beverage serving apparatus
JPH114767A (ja) 飲料抽出装置におけるペーパーフィルタ送出装置
KR100279690B1 (ko) 음료 제조 장치
JP3796017B2 (ja) 飲料抽出装置
JPH114769A (ja) コーヒー飲料の製造装置
JPH08112204A (ja) 自動販売機の飲料抽出装置
JP2739084B2 (ja) 飲料抽出装置
JPH0642314Y2 (ja) 自動販売機の飲料抽出装置
JP3630885B2 (ja) 飲料抽出装置
JPS5858093B2 (ja) 飲料製造機
JP3796045B2 (ja) 飲料抽出装置
TWM644110U (zh) 食材泡煮系統
JPH05197878A (ja) 飲料抽出装置
JP2006263216A (ja) 飲料抽出方法および飲料抽出器
JP2000116521A (ja) 抽出飲料製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees