JPH1128229A - 車椅子 - Google Patents

車椅子

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JPH1128229A
JPH1128229A JP9186522A JP18652297A JPH1128229A JP H1128229 A JPH1128229 A JP H1128229A JP 9186522 A JP9186522 A JP 9186522A JP 18652297 A JP18652297 A JP 18652297A JP H1128229 A JPH1128229 A JP H1128229A
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
attached
wheel
seat
mounting member
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Application number
JP9186522A
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English (en)
Inventor
Kihei Takahashi
喜平 高橋
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YKK Corp
Original Assignee
YKK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪を上下方向及び前後方向に位置調整可能
とする。 【解決手段】 本体フレーム9の基板1に複数の車輪取
付孔24を上下方向に間隔を置いて形成し、この1つの
車輪取付孔24に車輪2を取付けて上下方向に位置調整
可能とする。前記基板1に複数のボルト挿通孔25を前
後方向に間隔を置いて形成し、このボルト挿通孔25を
挿通したボルト35でパイプ取付部材を取付け、このパ
イプ取付部材に座部を形成する座部パイプ3と背部を形
成する背部パイプ4を連結して車輪12を座部、背部に
対して前後方向に位置調整可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】怪我人、病人、身体障害者等、体を自由
に動かせない者が使用する車椅子としては、例えば、本
体フレームに車輪と補助輪を取付け、その本体フレーム
に座席部を設けたものが知られている。
【0003】前述の車椅子は、使用者の体格や体の状態
等に合せて座席部の高さ、重心位置を決定することが最
良である。そこで、車輪を回転自在に支持する主軸を、
本体フレームに対して上下方向及び前後方向に調整可能
に取付けた車椅子が提案されている。
【0004】例えば、特許第2530262号公報に示
すように、本体フレームに固定板取付用の孔を上下方向
に間隔を置いて複数形成して固定板の取付け位置を上下
方向に調整可能とし、この固定板の長孔に沿って座金を
前後方向に位置調整可能に取付け、その座金に主軸を取
付けた車椅子が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる車椅子である
と、本体フレームに作用する使用者の体重等は固定板、
座金、主軸を経て車輪に伝わるので、本体フレームと固
定板の連結部分、固定板と座金の連結部、座金と車軸の
連結部のガタ等によって本体フレームに対して車輪が微
動することがあり、使用者に不安感を与えることがあ
る。
【0006】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした車椅子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、基板1
と、この基板1に前方に向けて取付けた主パイプ2、座
部パイプ3と、基板1に上方に向けて取付けた背部パイ
プ4で左右のフレーム5とし、この左右のフレーム5を
連結パイプで連結して本体フレーム9とし、前記左右の
座部フレーム3に亘って座部シート10を取付けて座部
とし、左右の背部パイプ4に亘って背部シート11を取
付けて背部とし、前記基板1の車輪取付部材20は、上
下方向に間隔を置いた複数の車輪取付孔24と前後方向
に間隔を置いた複数のボルト挿通孔25を有し、かつこ
のボルト挿通孔25を挿通したボルト35でパイプ取付
部材が取付けてあり、このパイプ取付部材に座部パイプ
3と背部パイプ4が取付けてあると共に、左右の車輪取
付部材20が連結パイプで連結してあり、前記1つの車
輪取付孔24に筒軸51を挿入して取付け、その筒軸5
1に車輪12の軸50を回転自在に挿入して車輪12を
本体フレーム9に取付けたことを特徴とする車椅子であ
る。
【0008】第2の発明は、第1の発明において、車輪
取付部材20は前後方向に向うガイド凹溝26を有し、
パイプ取付部材はガイド凹溝26に嵌合するガイド片3
4を有し、パイプ取付部材は車輪取付部材20に対しガ
イド凹溝26に沿ってガイド片34を介して前後方向に
移動自在である車椅子である。
【0009】第3の発明は、第1の発明において、主パ
イプ2の前端部に前補助輪13を取付け、座部パイプ3
の一端部をパイプ取付部材に上下揺動自在に取付け、こ
の座部パイプ3の長手方向中間と主パイプ2の長手方向
中間に亘って支持装置17を取付け、前記連結パイプに
後補助輪16を取付けた車椅子である。
【0010】第4の発明は、第1の発明において、背部
パイプ4を起立姿勢と倒伏姿勢とに亘って揺動自在と
し、ロック装置40で起立姿勢に保持し、この背部パイ
プ4に肘掛け15を上下回動自在に取付け、前記連結パ
イプの長手方向両端寄りに後補助輪16を、フレーム本
体9の後端部よりも後方に突出した後向き位置とフレー
ム本体9の後端部よりも前方の前向き位置とに亘って移
動自在にそれぞれ取付けた車椅子である。
【0011】
【作 用】第1の発明によれば、車輪12の軸50を
回転自在に支承する筒軸51を複数の車輪取付孔24の
内のいずれかに挿入して取付けることで車輪12の取付
け位置が上下に変化する。ボルト35を複数のボルト挿
通孔25の内のいずれかに挿入することでパイプ取付部
材を車輪取付部材20に前後方向に移動して取付けでき
る。
【0012】これによって、車輪12を本体フレーム9
に対して上下方向及び前後方向に調整可能に取付けでき
る。
【0013】また、連結パイプで連結された左右の車輪
取付部材20に車輪12が取付けてあるから、左右の車
輪12は所定の間隔を置いて確実に支承される。この車
輪取付部材20にパイプ取付部材が取付けてあり、その
パイプ取付部材に座部を構成する座部パイプ3、背部を
構成する背部パイプ4がそれぞれ取付けてあるので、座
部、背部に座った使用者の体重等は左右の車輪取付部材
20を介して左右の車輪12で支持される。これらが相
俟って本体フレーム9に対して車輪12が微動すること
がなく、使用者に不安感を与えることがない。
【0014】第2の発明によれば、ガイド凹溝26とガ
イド片34によってパイプ取付部材が車輪取付部材20
に対してスムーズに前後に移動するので、車輪12の前
後方向調整作業が容易となるし、ガイド凹溝26とガイ
ド片34が係合していることによってパイプ取付部材を
車輪取付部材20に強固に連結できる。
【0015】第3の発明によれば、主パイプ2の一端部
は基板1を介して車輪12で支持され、主パイプ2の前
端部は前補助輪13で支持されるから、主パイプ2は安
定して支持される。基板1に片持ち支持された座部パイ
プ3は支持装置17で主パイプ2に支持される。これら
が相俟って、フレーム本体9は左右の車輪12、前補助
輪13、後補助輪16で安定して支持される。
【0016】第4の発明によれば、背部パイプ4を倒伏
姿勢とすると共に、肘掛け15を上方に揺動することで
背部と肘掛け15を座部とほぼ平行な姿勢に折り畳みで
きるし、後補助輪16をフレーム9の後端部よりも突出
しない位置に移動できる。
【0017】これによって、車椅子を車高が低く、前後
方向長さが短いコンパクトな状態とすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1に示すように、縦板状の基板
1に主パイプ2と座部パイプ3を前方に向けて取付け、
前記基板1に背部パイプ4を上方に向けて取付けて左右
のフレーム5としてある。左右の基板1を第1連結パイ
プ6で連結し、左右の主パイプ2を第2連結パイプ7で
連結し、左右の背部パイプ4を第3連結パイプ8で連結
して左右のフレーム5を連結することで本体フレーム9
を形成している。
【0019】前記左右の座部パイプ3と第3連結パイプ
8に亘って座部シート10が取付けられて座部を形成
し、前記左右の背部パイプ4に亘って背部シート11が
取付けられて背部(背もたれ)を形成し、座部と背部で
使用者が座る座席部としてある。
【0020】前記左右の基板1に車輪12が取付けてあ
る。左右の主パイプ2の前端部に前補助輪13が取付け
てあり、片持ち支持である主パイプ2を前補助輪13で
支持している。左右の座部パイプ3の前端部は下向きに
弯曲し、前端部に足乗せ台14が取付けてある。前記背
部パイプ4の上部寄りに肘掛け15が前方に向けてほぼ
水平に取付けてあり、前記第1連結パイプ6の左右基板
1寄りに後補助輪16が取付けてある。
【0021】前記主パイプ2の長手方向中間と座部パイ
プ3の長手方向中間とに亘って支持装置17が取付けて
ある。片持ち支持である座部パイプ3を支持装置17を
介して主パイプ2で支持している。
【0022】前記主パイプ2の前端部寄りには車輪12
を制動するブレーキ装置18が取付けてある。
【0023】前記基板1は図2と図3、図4に示すよう
に、車輪取付部材20と主パイプ取付部材21と第1パ
イプ取付部材22と第2パイプ取付部材23で形成して
ある。
【0024】前記車輪取付部材20は縦板状で、複数の
車輪取付孔24が上下方向に間隔を置いて形成してあ
り、上部寄りにはボルト挿通孔25が前後方向に間隔を
置いて複数形成され、上部寄り内面にガイド凹溝26が
前後方向に向けて形成してある。
【0025】前記車輪取付部材20の後端部にはほぼ半
円形の凹部27が形成してあり、この凹部27に第1連
結パイプ6を嵌め込み、ボルト28で取付けた押え片2
9の半円形の凹部30を第1連結パイプ6に押しつけて
第1連結パイプ6を車輪取付部材20に連結している。
【0026】前記主パイプ取付部材21は不連続な円形
孔部31を有し、前記車輪取付部材20の下部にボルト
32で固着される。この円形孔部31に主パイプ2を挿
入し、ボルト33で円形孔部31を締付けて主パイプ2
を挾持して連結する。
【0027】前記第1パイプ取付部材22は車輪取付部
材20のガイド凹溝26に嵌まり込むガイド片34を備
え、ボルト挿通孔25を挿通したボルト35で車輪取付
部材20に連結される。また、ボルト35を弛めること
で車輪取付部材20に沿って前後に摺動し、ボルト35
を異なるボルト挿通孔25に挿通することで第1パイプ
取付部材22の連結位置を前後に調整できる。
【0028】このようであるから、車輪12の前後方向
取付位置に調整できる。
【0029】前記第2パイプ取付部材23は第1パイプ
取付部材22にボルト36で固着してあり、この第2パ
イプ取付部23と第1パイプ取付部22で2又状の座部
パイプ取付部37を形成している。この座部パイプ取付
部37に座部パイプ3が水平方向に向うボルト38で上
下揺動自在に連結してある。
【0030】前記第2パイプ取付部材23に背部パイプ
4がピン39で起立姿勢と倒伏姿勢に亘って揺動自在に
連結してある。この背部パイプ4はロック装置40で起
立姿勢に保持してある。
【0031】前記ロック装置40は第1パイプ取付部材
22に上向きに取付けた固定部材41と、背部パイプ4
にボルト42を締付けることで挾持して取付けた可動部
材43を備えている。
【0032】前記固定部材41には図5に示すようにロ
ックピン44が設けられ、このロックピン44はスプリ
ング45で可動部材43のピン孔46に嵌合付勢してあ
り、ワイヤ47でロックピン44を引っ張るとピン孔4
6から抜け出す。
【0033】このようであるから、背部パイプ4はロッ
ク装置40で垂直な起立姿勢に保持され、ロックピン4
4をピン孔46から抜くことで前後に揺動可能となる。
【0034】前記車輪12は図6に示すように軸50を
備えている。前記車輪取付部材20の車輪取付孔24に
筒軸51を挿入し、ナット52で固定し、この筒軸51
に軸50を挿入して車輪12を回転自在に取付けてい
る。
【0035】このようであるから、筒軸51を異なる車
輪取付孔24に挿入することで、車輪12の取付け高さ
を調整できる。
【0036】前記後補助輪16は図2に示すように、取
付体60にパイプ状のアーム61を取付け、このアーム
61に車62を取付けてある。前記取付体60の半円形
の凹部63を図7に示すように、第1連結パイプ6に嵌
め込み、ボルト64で取付けた押え片65の半円形の凹
部66を第1連結パイプ6に押し付けて取付けてある。
【0037】前記アーム61はほぼくの字状に折曲して
いる。このアーム61の上端部分が取付体60の孔67
内に回転自在に嵌合してあり、取付体60の孔67の下
部周縁に一対の係合凹部68が径方向に対向して形成し
てある。アーム61はスプリング68aで上方に摺動付
勢され、そのアーム16に設けた係止杆69が係合凹部
68に嵌合して回転しないようにしてある。
【0038】このようであるから、図1、図7に示す状
態では、車62が後方に向うと共に、下方に位置する。
アーム61を下方に揺動して係止杆69を係合凹部68
から離脱し、アーム61を前方に向けて180度回転さ
せ、係止杆69を係合凹部68に係合することで、車6
2が前方に向うと共に、上方に位置する。
【0039】したがって、後補助輪16の車62を本体
フレーム9の後端部よりも後方に突出した下方位置とす
れば、使用時に車62が接地して安定して走行できる。
また、車62を本体フレーム9の後端部よりも前方の上
方位置とすることで、車輪12を外した時の前後スペー
スを小さくできる。
【0040】前記肘掛け15は背部パイプ4に上下回動
自在に取付けてある。具体的には、図8に示すように背
部パイプ4に取付座70をボルト71で取付ける。この
取付座70の円形凹部72に取付けアーム73の円形部
74を回転自在に嵌合して取付け、その取付アーム73
に肘掛け15をボルト75で取付ける。
【0041】図9に示すように、円形部74にストッパ
76が一体的に設けてあり、取付座70に受けボルト7
7が螺合してある。肘掛け15がほぼ水平で前方に向う
姿勢であるとストッパ76が受けボルト77に当接して
肘掛け15が下方に揺動しないように規制する。
【0042】このようであるから、車輪12を外し、後
補助輪16を前方の上方位置とし、ロック装置40のロ
ックピン44を抜いて背部パイプ4を下方に揺動すると
共に、肘掛け15を上方することで座部パイプ3とほぼ
水平とすることができるので、車椅子が車高が低く、前
後方向長さが短いコンパクトな状態となる。
【0043】前記支持装置17は図10、図11、図1
2に示すように構成してある。座部パイプ3にブラケッ
ト80が取付けてある。このブラケット80は一側プレ
ート81と他側プレート82をボルト83で締付け、そ
の一側プレート81と他側プレート82で座部パイプ3
を狭持して取付けてある。この一側プレート81にアー
ム84がピン85で上下揺動自在に取付けてあり、この
アーム84にローラ86がピン87で回転自在に取付け
てある。
【0044】前記ローラ26は主パイプ2に取付けたガ
イドレール88に沿って回転自在であり、アーム84は
ローラ86によって主パイプ2に沿って前後方向に揺動
する。アーム84と主パイプ2とに亘ってスプリング8
9が取付けてあり、アーム84は後方に向けて揺動付勢
されてストッパ片84aが他側プレート82の下端部8
2aに当接したほぼ垂直姿勢に保持してある。アーム8
4には支持ボルト90が螺合されていてロックナット9
1で固定してある。
【0045】前記主パイプ2には取付部材92が取付け
てある。この取付部材92は主パイプ2にボルト93で
取付けたガイドプレート94と、このガイドプレート9
4にボルト95で取付けたブラケット96で形成してあ
る。ガイドプレート94には前記ローラ86を支承する
ピン87が摺動自在に嵌まり込むガイド凹溝97が形成
してある。
【0046】前記ブラケット96には操作レバー98が
ピン99で上下揺動自在に取付けてあり、この操作レバ
ー98に一体的に設けたレバー100にリンク101が
ピン102で連結してある。このリンク101は前記ピ
ン87によってアーム84に連結してある。
【0047】前記ブラケット96には第1ネジ孔103
と第2ネジ孔104が形成され、第1ネジ孔103にボ
ルト105が螺合されてロックナット106で固定して
ある。このボルト105の先端部にはストッパー107
が出没可能に挿入してあり、そのストッパー107はス
プリング108でブラケット96の内面よりも突出して
操作レバー98の凹部109に係合するようにしてあ
る。なお、操作レバー98の凹部109の揺動方向両側
部分はストッパー107が係合し易いように斜めとして
ある。
【0048】前記ローラ86を支承するピン87は連結
杆110に固定してあり、この連結杆110で左右の支
持装置17のアーム84を連結し、左右の支持装置17
が同期して作動するようにしてある。
【0049】次に作動を説明する。図示の状態では左右
の座部フレーム3が最も上方に揺動しており、座部の高
さが最も高い。図示の状態から左右の操作レバー98を
上方に揺動すると、リンク101を介してアーム84が
ローラ86とともに前方に揺動し、操作レバー98がの
凹部109がストッパー107に係合するとアーム8
4、ローラ86が図10に仮想線で示す位置となる。
【0050】これによって、左右の座部フレーム3が最
も下方に揺動して座部の高さが最も低くなる。
【0051】この時、受けボルト90が主パイプ2(ガ
イドレール88)に当接して座部パイプ3に作用する負
荷を受けボルト90を介して主パイプ2で支持する。
【0052】また、ロックナット106を弛めてボルト
105を第1ネジ孔103から外し、そのボルト105
を第2ネジ孔104に螺合してロックナット106で固
定すれば、操作レバー98の上方への揺動角度が小さく
なり、アーム84、ローラ86の前方への移動量が小さ
くなる。
【0053】これにより、座部パイプ3は中間位置まで
揺動するから、座部の高さは中間高さとなる。この時
は、受けボルト90を若干弛めて取付長さを長くして主
パイプ2と当接するようにする。
【0054】以上のようであるから、左右一対の操作レ
バー98を上下に揺動することで左右一対の座部パイプ
3,3が上下に揺動して座部の高さを調整できる。これ
によって、座部に座った人の身長等に応じて座部の高さ
を調整してリハビリ等のためにスムーズに床をけって走
行できる。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、車輪12の軸
50を回転自在に支承する筒軸51を複数の車輪取付孔
24の内のいずれかに挿入して取付けることで車輪12
の取付け位置が上下に変化する。ボルト35を複数のボ
ルト挿通孔25の内のいずれかに挿入することでパイプ
取付部材を車輪取付部材20に前後方向に移動して取付
けできる。
【0056】これによって、車輪12を本体フレーム9
に対して上下方向及び前後方向に調整可能に取付けでき
る。
【0057】また、連結パイプで連結された左右の車輪
取付部材20に車輪12が取付けてあるから、左右の車
輪12は所定の間隔を置いて確実に支承される。この車
輪取付部材20にパイプ取付部材が取付けてあり、その
パイプ取付部材に座部を構成する座部パイプ3、背部を
構成する背部パイプ4がそれぞれ取付けてあるので、座
部、背部に座った使用者の体重等は左右の車輪取付部材
20を介して左右の車輪12で支持される。これらが相
俟ってフレーム本体9に対して車輪12が微動すること
がなく、使用者に不安感を与えることがない。
【0058】請求項2の発明によれば、ガイド凹溝26
とガイド片34によってパイプ取付部材が車輪取付部材
20に対してスムーズに前後に移動するので、車輪12
の前後方向調整作業が容易となるし、ガイド凹溝26と
ガイド片34が係合していることによってパイプ取付部
材を車輪取付部材20に強固に連結できる。
【0059】請求項3の発明によれば、主パイプ2の一
端部は基板1を介して車輪12で支持され、主パイプ2
の前端部は前補助輪13で支持されるから、主パイプ2
は安定して支持される。基板1に片持ち支持された座部
パイプ3は支持装置17で主パイプ2に支持される。こ
れらが相俟って、フレーム本体9は左右の車輪12、前
補助輪13、後補助輪16で安定して支持される。
【0060】請求項4の発明によれば、背部パイプ4を
倒伏姿勢とすると共に、肘掛け15を上方に揺動するこ
とで背部と肘掛け15を座部とほぼ平行な姿勢に折り畳
みできるし、後補助輪16をフレーム9の後端部よりも
突出しない位置に移動できる。
【0061】これによって、車椅子を車高が低く、前後
方向長さが短いコンパクトな状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車椅子の正面図である。
【図2】基板部分の拡大正面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】基板部分の分解斜視図である。
【図5】図3のA−A断面図である。
【図6】車輪取付部の断面図である。
【図7】後補助輪取付部の拡大図である。
【図8】肘掛け取付部の拡大図である。
【図9】取付座と取付アームの嵌合部の断面図である。
【図10】支持装置の拡大図である。
【図11】図10のB−B断面図である。
【図12】図10のC−C断面図である。
【符号の説明】
1…基板 2…主パイプ 3…座部パイプ 4…背部パイプ 5…フレーム 6…第1連結パイプ 9…本体フレーム 10…座部シート 11…背部シート 12…車輪 13…前補助輪 15…肘掛け 16…後補助輪 20…車輪取付部材、 21…主パイプ取付部材 22…第1パイプ取付部材 23…第2パイプ取付部材 24…車輪取付孔 25…ボルト挿通孔 35…ボルト 40…ロック装置 44…ロックピン 50…軸 51…筒軸 60…取付体 61…アーム 62…車 68…係合凹部 69…係止杆 70…取付座 72…円形凹部 73…取付アーム 74…円形部 76…ストッパ 77…受けボルト 84…アーム 86…ローラ 98…操作レバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板1と、この基板1に前方に向けて取
    付けた主パイプ2、座部パイプ3と、基板1に上方に向
    けて取付けた背部パイプ4で左右のフレーム5とし、こ
    の左右のフレーム5を連結パイプで連結して本体フレー
    ム9とし、前記左右の座部フレーム3に亘って座部シー
    ト10を取付けて座部とし、左右の背部パイプ4に亘っ
    て背部シート11を取付けて背部とし、 前記基板1の車輪取付部材20は、上下方向に間隔を置
    いた複数の車輪取付孔24と前後方向に間隔を置いた複
    数のボルト挿通孔25を有し、かつこのボルト挿通孔2
    5を挿通したボルト35でパイプ取付部材が取付けてあ
    り、このパイプ取付部材に座部パイプ3と背部パイプ4
    が取付けてあると共に、左右の車輪取付部材20が連結
    パイプで連結してあり、 前記1つの車輪取付孔24に筒軸51を挿入して取付
    け、その筒軸51に車輪12の軸50を回転自在に挿入
    して車輪12を本体フレーム9に取付けたことを特徴と
    する車椅子。
  2. 【請求項2】 車輪取付部材20は前後方向に向うガイ
    ド凹溝26を有し、パイプ取付部材はガイド凹溝26に
    嵌合するガイド片34を有し、パイプ取付部材は車輪取
    付部材20に対しガイド凹溝26に沿ってガイド片34
    を介して前後方向に移動自在である請求項1記載の車椅
    子。
  3. 【請求項3】 主パイプ2の前端部に前補助輪13を取
    付け、座部パイプ3の一端部をパイプ取付部材に上下揺
    動自在に取付け、この座部パイプ3の長手方向中間と主
    パイプ2の長手方向中間に亘って支持装置17を取付
    け、 前記連結パイプに後補助輪16を取付けた請求項1記載
    の車椅子。
  4. 【請求項4】 背部パイプ4を起立姿勢と倒伏姿勢とに
    亘って揺動自在とし、ロック装置40で起立姿勢に保持
    し、この背部パイプ4に肘掛け15を上下回動自在に取
    付け、 前記連結パイプの長手方向両端寄りに後補助輪16を、
    フレーム本体9の後端部よりも後方に突出した後向き位
    置とフレーム本体9の後端部よりも前方の前向き位置と
    に亘って移動自在にそれぞれ取付けた請求項1記載の車
    椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006175131A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Matsunaga Seisakusho:Kk 車椅子用の折り畳み式転倒防止装置
JP2015073618A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 株式会社今仙技術研究所 引き出し格納機構、転倒防止機構及び当該転倒防止機構を備えた車いす

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