JP2002535107A5 - - Google Patents
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Description
【特許請求の範囲】
【請求項1】
単一の平坦なプレートを折り曲げて形成されるシャシであって、下部シャシ、シャシ背面部及び上部シャシを有しており、前記上部シャシから2つの上部アームがのび、かつ前記下部シャシから2つの下部アームがのび、前記上部アームの一方及び前記下部アームの一方が1つのアーム対を形成し、前記上部アームの他方及び前記下部アームの他方がもう1つのアーム対を形成し、各アーム対がそれぞれの末端部でキャスターホイールと係合しているシャシと、
車椅子中の人を支持するために前記シャシに取り付けられるシート手段と、
車椅子を移動させるために前記シャシに取り付けられる1対の駆動輪とを含んでいる車椅子。
【請求項2】
前記駆動輪を受けるため前記シャシ背面部に連結される一対の車軸マウントを更に含んでいる請求項1に記載の車椅子。
【請求項3】
車軸マウントとシャシ背面部との連結位置を変更することにより、前記駆動輪のキャンバを選択的に調節する、キャンバ調節手段を更に含んでいる請求項2に記載の車椅子。
【請求項4】
前記キャンバ調節手段が、キャンバセット用の複数の穴を有している前記シャシ背面部と、該キャンバ設定用の穴のうちの選択された一つを通る締め具を受けるための複数のキャンバ穴を有している車軸マウントとを含んでいる請求項3に記載の車椅子。
【請求項5】
前記車軸マウント内に受けられた車軸スリーブの位置を変更することにより、駆動輪の間の車輪間隔を選択的に調節する、車輪間隔調節手段を更に含んでいる請求項2に記載の車椅子。
【請求項6】
前記車輪間隔調節手段が、
駆動輪の車軸と係合する車軸スリーブを受けるための、車軸マウントのスプリットサイドシリンダー、
該スプリットサイドシリンダーの横にのび、締め具を受けるための穴を有しているフランジ、及び
該シリンダー内に該車軸スリーブを固定するためにスプリットサイドシリンダーを互いの方向に閉じるための締め具、を含んでおり、
それにより該車軸スリーブを該シリンダー内でスライドさせながら位置決めすることを可能としたことにより車輪間隔が選択的にセットされる請求項5に記載の車椅子。
【請求項7】
車軸マウントとシャシ背面部との連結位置を変更することにより、ころがり面に対するシャシの高さを調節する、高さ調節手段を更に含んでいる請求項2に記載の車椅子。
【請求項8】
前記高さ調節手段が、前記シャシ背面部の選択された高さに前記車軸マウントを取り付けるための、前記シャシ背面部に垂直方向に間隔をおいて設けられた少なくとも二つの穴のセットを含んでいる請求項7に記載の車椅子。
【請求項9】
前記シート手段が、
前記下部シャシと前記上部シャシとの間にのびるフレームカラム、
該フレームカラム中にスライド可能に受けられる、間隔をおいて離れている一対の平行なシートカラム、
該シートカラムのそれぞれの一つに対する上端に、それぞれがピボットさせての調節が可能な状態で取り付けられている一対のシートコネクター、
クッション付きのシートを取り付けるため該シートコネクターに結合されるシートフレーム、及び
該シートフレームと下端で係合するシート背もたれ、
を含んでいる請求項1に記載の車椅子。
【請求項10】
前記シートフレームに対する前記シート背もたれの角度調節手段を更に含んでいる請求項9に記載の車椅子。
【請求項11】
前記シャシ背面部に対し取り付けられている一対の手押しハンドルを更に含んでおり、そして
前記シート背もたれの角度調節手段が、
下端に於いて該シートフレームとピボット可能に係合し、且つ、後方にのびる一対の弓形のアームを上端に有しているシート背もたれを含み、ここで、前記弓形のアームは、細長い溝穴を有し、該溝穴を通る締め具により、手押しハンドルに取り付けられたブラケットと選択的な位置に連結する、請求項10に記載の車椅子。
【請求項12】
フレームカラム中におけるシートカラムの位置を変更させることにより、該シートカラムの高さを調節する、シートカラム高さ調節手段を更に含んでいる請求項9に記載の車椅子。
【請求項13】
前記シートカラム高さ調節手段が、前記フレームカラムの上端及び下端の間で間隔をおいて離れている、該フレームカラム中の複数対の穴と、それらのうちの一つの対に選択的に挿入される支持ピンとを含んでいる請求項12に記載の車椅子。
【請求項14】
シートコネクターをピボットさせることにより、前記フレームカラムに対する該シートコネクターの角度を調節する、シートコネクター角度調節手段を更に含んでいる請求項9に記載の車椅子。
【請求項15】
前記シートコネクターがピボット穴及び複数の角度穴を有しており、そして
前記シートコネクター角度調節手段が一対のピンを含み、それらのピンは、前記シートカラム中の穴を通って該ピボット穴を通るように挿入されるものと、該シートカラム中の穴を通って該角度穴の選択された一つを通るように挿入されるものとであり、それによって該シートコネクターが選択された角度で固定される請求項14に記載の車椅子。
【請求項16】
シートフレームのシートコネクターへの結合位置を変更することにより、シャシ背面部に対する該シートフレームの位置を調節する手段を更に含み、それにより車椅子のバランスを選択的に調節可能とした請求項9に記載の車椅子。
【請求項17】
前記シートフレームがそのフレーム底に一対の細長い溝穴を有していること、及び、該溝穴を通ってのびそしてシートコネクターに連結する締め具を更に含んでいること、それによって該シートフレームを該溝穴にそって動かしながら該シートフレームの位置の調節を選択的に決め得るようにしたことを特徴とする請求項16に記載の車椅子。
【請求項18】
前記シートコネクターに係合されるクッション付きのシートの位置を調節するためのシート調節手段を更に含んでいる請求項9に記載の車椅子。
【請求項19】
前記シート調節手段が、
前記シートフレームのフレーム底に設けられたさらなる溝穴の対、及び
クッション付きのシートに設けられたT型ナットと係合するための、該溝穴を通ってのびる締め具、を含んでおり、それによって
該溝穴にそって該締め具をスライドさせることによって該クッション付きのシートが選択的に位置決めされる請求項18に記載の車椅子。
【請求項20】
前記キャスターホイールを受けるために車椅子のフレームに取り付けられたキャスターブロックを更に含んでおり、
該キャスターブロックが、
車椅子のフレームに取り付けるためのボルトを受けるための間隔をおいた複数の穴と、貫通した中心穴とを有しているハウジング、
該中心穴に受けられる弾力性のコアであって、キャスターホイールのシャフトを通して該シャフトを受けるための車軸穴を有し、末端に窪みを有している弾力性のコア、
該窪みに受けられる一対のベアリングの溝輪、
を含んでおり、
それにより、前記コア中の車軸穴を通されたキャスターホイールのシャフトがキャスターホイールをキャスターブロックに係合する請求項1に記載の車椅子。
【請求項21】
前記ハウジングが少なくとも1つの貫通している溝(チャネル)を有していることを特徴とし、
そして更に、
該溝中に受けられ環状のフランジを有しているピンであって、該環状のフランジは該ピンの下部から外方向にのび該ピンの一方の末端から間隔をおいているピンと、
該ピンに受けられ該フランジを押すように据え付けられるスプリングと、
該ピンの他方の末端とピボット可能に係合するカムレバーとが含まれていることを特徴とし、
それにより該カムレバーが第一の位置から第二の位置に移動されると、該カムレバーが、該溝(チャネル)内の該ピンを、該ハウジング内に引っ込んだ位置から、ピンの一部が該ハウジングの外に突き出た位置に動かす、請求項20に記載のキャスターブロック。
【請求項22】
駆動輪の一つの回転を拘束するために、車椅子のフレーム部材に取り付けられるホイールロックを更に含んでおり、該ホイールロックが
一方の側縁部には弓型の空所を有するフランジを、他方の側縁部には取り付けブロックを具備する底板であって、該フランジと該取り付けブロックは底板から第一の方向に外向きにのびてそれらの間に窪みを形成し、該取り付けブロックが上面に第一のタップの切られた穴をそして側面に一対の穴を形成しているものである、底板と、
該底板の弓型の空所と対応する形で係合する縁を有する上板であって、該上板を該底板に固定するための締め具を受けるための、底板の前記第一のタップの切られた穴とそろう穴を有している、上板と
を含んでおり、
それにより該上板と該底板が係合され一緒になるよう締められると、上板と底板が前記窪み内にフレーム部材を挟みつけて該ホイールロックを車椅子に取り付けることを特徴とし、
更に、
前記側面中の穴の一つにピボット可能に取り付けられたハンドルと、
該側面中の穴の他方にピボット可能に取り付けられそして該ハンドルの末端にピボット可能に係合するロックアームと、そして
該ロックアームの末端から横にのびる剛性のピンと、を含んでおり、
それにより該ハンドルを第一の位置から第二の位置に動かすと、該剛性のピンが、車椅子の駆動輪に押しつけられる係合位置から、該駆動輪から間隔をおいて離れた解放位置に動くようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車椅子。
【請求項23】
前記シート手段が、
前記上部シャシ及び前記下部シャシの間に互いが間隔をおいた関係でしっかりと連結される一対のフレームカラムであって、各フレームカラムがその上部とその下部の間に間隔をおいて整列配置された複数の対の穴を有している、一対のフレームカラム、
該整列配置された複数の穴の対の選択された1つを通って該一対のフレームカラムの間にのびている一対の支持ピン、
下端が該支持ピンに支えられ、上端がシートコネクターを受けるために開放されている、該フレームカラムにより受けられる一対のシートカラム、
シートフレームを受けるための間隔をおいた一対の穴を形成している上面と、そこからぶら下がった弓型のピボットマウントとをそれぞれが有している一対のシートコネクターであって、前記ピボットマウントは、一方の側面部にピボット穴を有し反対の側面部に複数の角度穴を有しており、前記各シートカラムのそれぞれの開放端内において受けられるものである、一対のシートコネクター、及び
クッションを該シートコネクターの上面に係合させるために、該シートカラムの上端の穴を通ってのびている第一の締め具、
該シート支持カラムに対する選択された角度でシートコネクターを配置させるために、前記ピボット穴及び選択された前記角度穴の1つを通ってのびている第二の締め具、
を含んでおり、
それにより車椅子の該シートフレームが、選択されたある高さ及びある角度に選択配置される請求項1に記載の車椅子。
【請求項24】
前記シートフレームが、クッションパッド部材を係合するために貫通するねじ付き締め具を受けるための、細長い溝穴の間隔をおいた対を少なくとも1つ有しており、それによりクッションパッド部材が選択的にシートフレームに対して位置決めされる請求項23に記載の車椅子。
【請求項25】
前記シートフレームが、底部の相対する側面に上向きにのびる一対の耳と、該耳のそれぞれに固く結合されているピボットピンとを更に含んでいること、及び
背あて支持体が更に含まれること、を特徴とし、
該背あて支持体が、下端は該耳中のピボットピンによってピボット可能に支持されるが、シートに対し角度決めが独立にされた後には上端がそのようなピボットをしないように固く固定するための手段を有するものである、請求項24に記載の車椅子。
【請求項26】
前記駆動輪を取り付けるための一対の車軸マウントを更に含んでおり、各車軸マウントが、
シリンダーの割れ目の縁から横にのびている一対の間隔をおいたフランジを有する、スプリットサイドシリンダーであって、該フランジは、該スプリットサイドシリンダーを締め付けそれにより該シリンダー中に受けた車軸スリーブをしっかりとシリンダー内に固定するための締め具を通す穴を有しているものであるスプリットサイドシリンダー、及び
該車軸マウントをシャシの背面に固定する締め具を受けるための少なくとも一つの貫通する穴を有し、該スプリットサイドシリンダーから外向きにのびている取り付けフランジ、
を含んでおり、
それにより前記車軸スリーブに受けられるクイックレリーズ車軸ピンを有している駆動輪がシャシと連係させられることを特徴とする、請求項1に記載の車椅子。
【請求項27】
前記取り付けフランジが、更にナットを受けるため該シリンダーに対し鋭角をなす(取り付けフランジの)長手方向に配置される溝を含み、そしてそこに複数の間隔をおいた穴を有しており、それにより、該車軸マウントが、前記間隔をおいたフランジ中の間隔をおいた穴の一つに於いてピボット回転されてから、前記長手方向に配置される溝にある複数の穴の選択された一つに於いて締め具によって固定されることで、該車軸マウントがある角度で選択的に位置決めされて車軸スリーブに取り付けられる駆動輪のキャンバがセットされる請求項26に記載の車椅子。
【請求項1】
単一の平坦なプレートを折り曲げて形成されるシャシであって、下部シャシ、シャシ背面部及び上部シャシを有しており、前記上部シャシから2つの上部アームがのび、かつ前記下部シャシから2つの下部アームがのび、前記上部アームの一方及び前記下部アームの一方が1つのアーム対を形成し、前記上部アームの他方及び前記下部アームの他方がもう1つのアーム対を形成し、各アーム対がそれぞれの末端部でキャスターホイールと係合しているシャシと、
車椅子中の人を支持するために前記シャシに取り付けられるシート手段と、
車椅子を移動させるために前記シャシに取り付けられる1対の駆動輪とを含んでいる車椅子。
【請求項2】
前記駆動輪を受けるため前記シャシ背面部に連結される一対の車軸マウントを更に含んでいる請求項1に記載の車椅子。
【請求項3】
車軸マウントとシャシ背面部との連結位置を変更することにより、前記駆動輪のキャンバを選択的に調節する、キャンバ調節手段を更に含んでいる請求項2に記載の車椅子。
【請求項4】
前記キャンバ調節手段が、キャンバセット用の複数の穴を有している前記シャシ背面部と、該キャンバ設定用の穴のうちの選択された一つを通る締め具を受けるための複数のキャンバ穴を有している車軸マウントとを含んでいる請求項3に記載の車椅子。
【請求項5】
前記車軸マウント内に受けられた車軸スリーブの位置を変更することにより、駆動輪の間の車輪間隔を選択的に調節する、車輪間隔調節手段を更に含んでいる請求項2に記載の車椅子。
【請求項6】
前記車輪間隔調節手段が、
駆動輪の車軸と係合する車軸スリーブを受けるための、車軸マウントのスプリットサイドシリンダー、
該スプリットサイドシリンダーの横にのび、締め具を受けるための穴を有しているフランジ、及び
該シリンダー内に該車軸スリーブを固定するためにスプリットサイドシリンダーを互いの方向に閉じるための締め具、を含んでおり、
それにより該車軸スリーブを該シリンダー内でスライドさせながら位置決めすることを可能としたことにより車輪間隔が選択的にセットされる請求項5に記載の車椅子。
【請求項7】
車軸マウントとシャシ背面部との連結位置を変更することにより、ころがり面に対するシャシの高さを調節する、高さ調節手段を更に含んでいる請求項2に記載の車椅子。
【請求項8】
前記高さ調節手段が、前記シャシ背面部の選択された高さに前記車軸マウントを取り付けるための、前記シャシ背面部に垂直方向に間隔をおいて設けられた少なくとも二つの穴のセットを含んでいる請求項7に記載の車椅子。
【請求項9】
前記シート手段が、
前記下部シャシと前記上部シャシとの間にのびるフレームカラム、
該フレームカラム中にスライド可能に受けられる、間隔をおいて離れている一対の平行なシートカラム、
該シートカラムのそれぞれの一つに対する上端に、それぞれがピボットさせての調節が可能な状態で取り付けられている一対のシートコネクター、
クッション付きのシートを取り付けるため該シートコネクターに結合されるシートフレーム、及び
該シートフレームと下端で係合するシート背もたれ、
を含んでいる請求項1に記載の車椅子。
【請求項10】
前記シートフレームに対する前記シート背もたれの角度調節手段を更に含んでいる請求項9に記載の車椅子。
【請求項11】
前記シャシ背面部に対し取り付けられている一対の手押しハンドルを更に含んでおり、そして
前記シート背もたれの角度調節手段が、
下端に於いて該シートフレームとピボット可能に係合し、且つ、後方にのびる一対の弓形のアームを上端に有しているシート背もたれを含み、ここで、前記弓形のアームは、細長い溝穴を有し、該溝穴を通る締め具により、手押しハンドルに取り付けられたブラケットと選択的な位置に連結する、請求項10に記載の車椅子。
【請求項12】
フレームカラム中におけるシートカラムの位置を変更させることにより、該シートカラムの高さを調節する、シートカラム高さ調節手段を更に含んでいる請求項9に記載の車椅子。
【請求項13】
前記シートカラム高さ調節手段が、前記フレームカラムの上端及び下端の間で間隔をおいて離れている、該フレームカラム中の複数対の穴と、それらのうちの一つの対に選択的に挿入される支持ピンとを含んでいる請求項12に記載の車椅子。
【請求項14】
シートコネクターをピボットさせることにより、前記フレームカラムに対する該シートコネクターの角度を調節する、シートコネクター角度調節手段を更に含んでいる請求項9に記載の車椅子。
【請求項15】
前記シートコネクターがピボット穴及び複数の角度穴を有しており、そして
前記シートコネクター角度調節手段が一対のピンを含み、それらのピンは、前記シートカラム中の穴を通って該ピボット穴を通るように挿入されるものと、該シートカラム中の穴を通って該角度穴の選択された一つを通るように挿入されるものとであり、それによって該シートコネクターが選択された角度で固定される請求項14に記載の車椅子。
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シートフレームのシートコネクターへの結合位置を変更することにより、シャシ背面部に対する該シートフレームの位置を調節する手段を更に含み、それにより車椅子のバランスを選択的に調節可能とした請求項9に記載の車椅子。
【請求項17】
前記シートフレームがそのフレーム底に一対の細長い溝穴を有していること、及び、該溝穴を通ってのびそしてシートコネクターに連結する締め具を更に含んでいること、それによって該シートフレームを該溝穴にそって動かしながら該シートフレームの位置の調節を選択的に決め得るようにしたことを特徴とする請求項16に記載の車椅子。
【請求項18】
前記シートコネクターに係合されるクッション付きのシートの位置を調節するためのシート調節手段を更に含んでいる請求項9に記載の車椅子。
【請求項19】
前記シート調節手段が、
前記シートフレームのフレーム底に設けられたさらなる溝穴の対、及び
クッション付きのシートに設けられたT型ナットと係合するための、該溝穴を通ってのびる締め具、を含んでおり、それによって
該溝穴にそって該締め具をスライドさせることによって該クッション付きのシートが選択的に位置決めされる請求項18に記載の車椅子。
【請求項20】
前記キャスターホイールを受けるために車椅子のフレームに取り付けられたキャスターブロックを更に含んでおり、
該キャスターブロックが、
車椅子のフレームに取り付けるためのボルトを受けるための間隔をおいた複数の穴と、貫通した中心穴とを有しているハウジング、
該中心穴に受けられる弾力性のコアであって、キャスターホイールのシャフトを通して該シャフトを受けるための車軸穴を有し、末端に窪みを有している弾力性のコア、
該窪みに受けられる一対のベアリングの溝輪、
を含んでおり、
それにより、前記コア中の車軸穴を通されたキャスターホイールのシャフトがキャスターホイールをキャスターブロックに係合する請求項1に記載の車椅子。
【請求項21】
前記ハウジングが少なくとも1つの貫通している溝(チャネル)を有していることを特徴とし、
そして更に、
該溝中に受けられ環状のフランジを有しているピンであって、該環状のフランジは該ピンの下部から外方向にのび該ピンの一方の末端から間隔をおいているピンと、
該ピンに受けられ該フランジを押すように据え付けられるスプリングと、
該ピンの他方の末端とピボット可能に係合するカムレバーとが含まれていることを特徴とし、
それにより該カムレバーが第一の位置から第二の位置に移動されると、該カムレバーが、該溝(チャネル)内の該ピンを、該ハウジング内に引っ込んだ位置から、ピンの一部が該ハウジングの外に突き出た位置に動かす、請求項20に記載のキャスターブロック。
【請求項22】
駆動輪の一つの回転を拘束するために、車椅子のフレーム部材に取り付けられるホイールロックを更に含んでおり、該ホイールロックが
一方の側縁部には弓型の空所を有するフランジを、他方の側縁部には取り付けブロックを具備する底板であって、該フランジと該取り付けブロックは底板から第一の方向に外向きにのびてそれらの間に窪みを形成し、該取り付けブロックが上面に第一のタップの切られた穴をそして側面に一対の穴を形成しているものである、底板と、
該底板の弓型の空所と対応する形で係合する縁を有する上板であって、該上板を該底板に固定するための締め具を受けるための、底板の前記第一のタップの切られた穴とそろう穴を有している、上板と
を含んでおり、
それにより該上板と該底板が係合され一緒になるよう締められると、上板と底板が前記窪み内にフレーム部材を挟みつけて該ホイールロックを車椅子に取り付けることを特徴とし、
更に、
前記側面中の穴の一つにピボット可能に取り付けられたハンドルと、
該側面中の穴の他方にピボット可能に取り付けられそして該ハンドルの末端にピボット可能に係合するロックアームと、そして
該ロックアームの末端から横にのびる剛性のピンと、を含んでおり、
それにより該ハンドルを第一の位置から第二の位置に動かすと、該剛性のピンが、車椅子の駆動輪に押しつけられる係合位置から、該駆動輪から間隔をおいて離れた解放位置に動くようにしたことを特徴とする請求項1に記載の車椅子。
【請求項23】
前記シート手段が、
前記上部シャシ及び前記下部シャシの間に互いが間隔をおいた関係でしっかりと連結される一対のフレームカラムであって、各フレームカラムがその上部とその下部の間に間隔をおいて整列配置された複数の対の穴を有している、一対のフレームカラム、
該整列配置された複数の穴の対の選択された1つを通って該一対のフレームカラムの間にのびている一対の支持ピン、
下端が該支持ピンに支えられ、上端がシートコネクターを受けるために開放されている、該フレームカラムにより受けられる一対のシートカラム、
シートフレームを受けるための間隔をおいた一対の穴を形成している上面と、そこからぶら下がった弓型のピボットマウントとをそれぞれが有している一対のシートコネクターであって、前記ピボットマウントは、一方の側面部にピボット穴を有し反対の側面部に複数の角度穴を有しており、前記各シートカラムのそれぞれの開放端内において受けられるものである、一対のシートコネクター、及び
クッションを該シートコネクターの上面に係合させるために、該シートカラムの上端の穴を通ってのびている第一の締め具、
該シート支持カラムに対する選択された角度でシートコネクターを配置させるために、前記ピボット穴及び選択された前記角度穴の1つを通ってのびている第二の締め具、
を含んでおり、
それにより車椅子の該シートフレームが、選択されたある高さ及びある角度に選択配置される請求項1に記載の車椅子。
【請求項24】
前記シートフレームが、クッションパッド部材を係合するために貫通するねじ付き締め具を受けるための、細長い溝穴の間隔をおいた対を少なくとも1つ有しており、それによりクッションパッド部材が選択的にシートフレームに対して位置決めされる請求項23に記載の車椅子。
【請求項25】
前記シートフレームが、底部の相対する側面に上向きにのびる一対の耳と、該耳のそれぞれに固く結合されているピボットピンとを更に含んでいること、及び
背あて支持体が更に含まれること、を特徴とし、
該背あて支持体が、下端は該耳中のピボットピンによってピボット可能に支持されるが、シートに対し角度決めが独立にされた後には上端がそのようなピボットをしないように固く固定するための手段を有するものである、請求項24に記載の車椅子。
【請求項26】
前記駆動輪を取り付けるための一対の車軸マウントを更に含んでおり、各車軸マウントが、
シリンダーの割れ目の縁から横にのびている一対の間隔をおいたフランジを有する、スプリットサイドシリンダーであって、該フランジは、該スプリットサイドシリンダーを締め付けそれにより該シリンダー中に受けた車軸スリーブをしっかりとシリンダー内に固定するための締め具を通す穴を有しているものであるスプリットサイドシリンダー、及び
該車軸マウントをシャシの背面に固定する締め具を受けるための少なくとも一つの貫通する穴を有し、該スプリットサイドシリンダーから外向きにのびている取り付けフランジ、
を含んでおり、
それにより前記車軸スリーブに受けられるクイックレリーズ車軸ピンを有している駆動輪がシャシと連係させられることを特徴とする、請求項1に記載の車椅子。
【請求項27】
前記取り付けフランジが、更にナットを受けるため該シリンダーに対し鋭角をなす(取り付けフランジの)長手方向に配置される溝を含み、そしてそこに複数の間隔をおいた穴を有しており、それにより、該車軸マウントが、前記間隔をおいたフランジ中の間隔をおいた穴の一つに於いてピボット回転されてから、前記長手方向に配置される溝にある複数の穴の選択された一つに於いて締め具によって固定されることで、該車軸マウントがある角度で選択的に位置決めされて車軸スリーブに取り付けられる駆動輪のキャンバがセットされる請求項26に記載の車椅子。
【0008】
【(発明のまとめ)課題を解決する手段】
本発明は、単一の平坦なプレートを折曲げて形成されるシャシであって、下部シャシ、上部シャシ、及びシャシ背面部を有するシャシを有している改良された車椅子を提供する。2対の細長い実質的に平行なアーム部がそのシャシ背面部から離れる方向にのびている。各対のうちの一方のアームは下部シャシから、他方のアームは上部シャシからのびている。キャスターの車輪がそれらのアーム部の末端部に連結されている。車椅子のなかの人を支持するために、シートがシャシに取り付けられている。一対の駆動輪が車椅子を動かすためにシャシに取り付けられている。
【(発明のまとめ)課題を解決する手段】
本発明は、単一の平坦なプレートを折曲げて形成されるシャシであって、下部シャシ、上部シャシ、及びシャシ背面部を有するシャシを有している改良された車椅子を提供する。2対の細長い実質的に平行なアーム部がそのシャシ背面部から離れる方向にのびている。各対のうちの一方のアームは下部シャシから、他方のアームは上部シャシからのびている。キャスターの車輪がそれらのアーム部の末端部に連結されている。車椅子のなかの人を支持するために、シートがシャシに取り付けられている。一対の駆動輪が車椅子を動かすためにシャシに取り付けられている。
本発明は、車椅子に対するクイックレリーズが出来る車輪を取り付けるための車軸マウントを提供している。この車軸マウントは、シリンダーの割り部の縁から横方向にのびる一対の間隔をおいたフランジを有する、スプリットサイドシリンダー(側面割りシリンダー)を含んでいる。このフランジはスプリットサイド(側面割り)シリンダーを固定するための締め具を受けるための穴を有し、それによりシリンダーに受けられる車軸スリーブはその中にしっかりと固定される。取り付けフランジが、スプリットサイド(側面割り)シリンダーから外側にのびており、車軸マウントを車椅子のシャシに固定するための締め具を受けるためにフランジを貫いているすくなくとも一つの穴を有している。好ましい具体例では、取り付けフランジは、シリンダーに対し鋭角で配置されナットを受ける長手方向の溝を有し、その溝にそって複数の間隔をおいて離れた穴が形成されている。車軸マウントは、車椅子のシャシに取り付けられ、上記間隔をおいたフランジ中の穴の一つにおいてピボット可能であり、車軸スリーブに取り付けられた車輪のキャンバをセットするためにシャシに対しある角度で選択的に位置決めされている。
本発明は、キャスターホイールを受けるための、車椅子のフレームに取り付けられたキャスターブロックを提供している。このキャスターブロックは、中心穴と、ハウジングを車椅子フレームに取り付けるためにボルトを受ける複数の間隔をおいた溝(チャネル)とを有しているハウジングを含んでいる。弾力性のコア(芯)を上記中心穴が受け、そしてそのコアはキャスターホイールのシャフトを受けるための車軸穴を形成している。コアの末端は窪みを形成しベアリングの溝輪(レース)を受ける。キャスターホイールは、そのシャフトを上記コアの穴を通してナットで固定することによって、キャスターブロックに回転可能に係合される。好ましい具体例では、ハウジングは少なくとも一つの溝(チャネル)を有しており、これが下部に外にひろがる環状のフランジを有しているピンを受ける。スプリングがピンを受け、フランジを押し付けた状態で取り付けられている。カムレバーがピボット可能にピンの末端に連結されている。カムレバーは、第一の位置から第二の位置に動かされると、溝(チャネル)内のピンを、ハウジング内に引っ込んだ位置からピンの一部がハウジングの外に突き出た位置に溝(チャネル)内で移動させ、キャスターホイールのフランジにあるスロットと係合させ、キャスターホイールを固定位置にロックする。
【0015】
【好ましい具体例の詳細な記載】
ここでより詳細に図面を参照すると、図面では同様な数字は同様な部品を幾つかの図にわたって示すものである。図1は本発明に従う車椅子10の好ましい具体例の透視図を示しており、ここで(a)車椅子の回転運動のため、(b)シートとその姿勢調節のため、及び(c)車椅子を押すことと方向を定めるのため、の副集成部品が容易にフラットなプレートによって形成された取り付け表面を有しているシャシ12に対し容易に取り付けられる。回転運動の副集成部品は、トラック(車輪間隔)、キャンバ及び高さの調節可能な車軸マウント15中にマウントされた駆動輪16を含んでいる。全体を18で示すシート副集成部品は、シートフレーム120及び全体を17で示す調節可能なシート背もたれを含んでいる。プッシュハンドル26がシャシ12に連結され、そしてシート背もたれに連結されて、車椅子を押したり方向付けたりするのに用いられる。これらの副集成部品は以下に詳細に述べる。
【好ましい具体例の詳細な記載】
ここでより詳細に図面を参照すると、図面では同様な数字は同様な部品を幾つかの図にわたって示すものである。図1は本発明に従う車椅子10の好ましい具体例の透視図を示しており、ここで(a)車椅子の回転運動のため、(b)シートとその姿勢調節のため、及び(c)車椅子を押すことと方向を定めるのため、の副集成部品が容易にフラットなプレートによって形成された取り付け表面を有しているシャシ12に対し容易に取り付けられる。回転運動の副集成部品は、トラック(車輪間隔)、キャンバ及び高さの調節可能な車軸マウント15中にマウントされた駆動輪16を含んでいる。全体を18で示すシート副集成部品は、シートフレーム120及び全体を17で示す調節可能なシート背もたれを含んでいる。プッシュハンドル26がシャシ12に連結され、そしてシート背もたれに連結されて、車椅子を押したり方向付けたりするのに用いられる。これらの副集成部品は以下に詳細に述べる。
シャシ12
図2は折曲げ線36に沿って折り曲げられてシャシ12を形成する平坦なプレート34の平面図を図解している。プレート34は下部シャシ38、上部シャシ40及びシャシ背面部42を形成するが、それぞれの折曲げ線36によって分けられている。下部シャシ38はランド部44を上部シャシ40はランド部46を含んでいる。下部シャシ38及び上部シャシ40は、それぞれが一対の細長い実質的に平行なアーム48を含んでおり、アーム48はそれぞれのランド部44及び46からのびている。アーム48は、以下に議論するようにキャスターブロック51(図1を参照)及びキャスターホイール14をシャシ12に連結するために、穴45、47及び50をその末端の縁に形成している。
図2は折曲げ線36に沿って折り曲げられてシャシ12を形成する平坦なプレート34の平面図を図解している。プレート34は下部シャシ38、上部シャシ40及びシャシ背面部42を形成するが、それぞれの折曲げ線36によって分けられている。下部シャシ38はランド部44を上部シャシ40はランド部46を含んでいる。下部シャシ38及び上部シャシ40は、それぞれが一対の細長い実質的に平行なアーム48を含んでおり、アーム48はそれぞれのランド部44及び46からのびている。アーム48は、以下に議論するようにキャスターブロック51(図1を参照)及びキャスターホイール14をシャシ12に連結するために、穴45、47及び50をその末端の縁に形成している。
シャシ背面部42には、車軸マウント15をシャシ背面部42に取り付けるボルトを受けるための穴56、57及び58の揃えられた対の3つのセットが形成されている。穴56、57及び58のそれぞれのセットは一点鎖線55によって示されるシャシ12の長手方向軸(中心線)に対し対称に配置される。図解された具体例中に於いて、シャシ背面部42の中心部は4セットの対称にそろえられた対の穴56を含んでおり、これらは下部シャシ38及び上部シャシ40の間にあって間隔をおいている。以下に議論するように、穴56は車軸マウント15と協力して駆動輪16のキャンバを決めるものである。5つの穴56a、56b、56c、56d及び56eはシャシ12の両側にそれぞれのセットとして提供される。5つの穴56a、56b、56c、56d及び56eはそれぞれキャンバ12゜、9゜、6゜、3゜及び0゜に対応している。4つの垂直に間隔をおいた穴56のセットが、車椅子が運動するころがり面に対する車椅子シートの高さに影響を与えることなしにホイール16の異なる寸法を許容する為に提供される。
シャシ背面部42の横方向外側部分が、間隔をおいた穴57の第2のセットをそれぞれが形成している。穴56の4つのセットに対する間隔と対応した関係で、4つの穴57が間隔をおいて与えられている。穴57は以下に議論するように車軸マウント15をシャシ背面部42に固定するためのボルト及びナットと関連して使用される。使用される特定の穴57a、57b、57c及び57dは選択されたホイール寸法のための穴56と対応している。又穴57は以下に議論するようにシャシ背面部42に対し、手押しハンドル用の下のマウントを取り付けるために使用されることができる。
穴58の第3のセットが、シャシ背面部の中心部と横方向外側部分との間に形成される。穴58は車軸マウント15に対するピボット点を以下に議論するように提供する。従って、穴56、57及び58は、以下に議論するように、駆動輪16の車輪間隔、キャンバ及び高さを調節できるように、駆動輪16のための車軸支持体(マウント)15を連結することを容易にする。
図解された具体例に於いて、対称にそろえられた一対の穴59の第4のセットが以下に議論するように手押しハンドル26の下端の支持体を連結するために使用される。
支持ピン72はフレームカラム60の間に配置されているラッチハンドル74と係合しそれを支持している。図4で最も良く説明されるように、ラッチハンドル74は前方握り76と一対の上向きにのびている側面78とを有している。一対のフック状の耳82及び84が側面78のそれぞれの末端部分に於いて上にのびている。側面78の上部の縁は、以下に述べる目的の為に、耳84のすぐ隣に窪み86を形成している。各々の側面78はピン72を通す長手方向の溝穴80を有している。窪み81が耳84近くの溝穴80の下の縁に形成されている。ハンドル74はシャシ12に対し長手方向にシャシ背面部42から離れる方向及びシャシ背面部に向かう方向に移動できる。スプリング88がピン72の一つとハンドル74の間を連結しており、そのハンドルをシャシ背面部42に向かうロックされた位置に偏らせる。フランジ65はフレームカラム60の間にハンドル74の位置を揃えるのを助ける。
従って、シート支持体18に連結されるクッション付きのシート(図示なし)の高さは、シャシ12に対しシートカラム94の高さを選択的にセットするために揃えられた穴64の対の選択された1つの中に支持ピン72を位置付けることによって調節することができる。一対の細長い部材97がシートカラム94の下端の間にしっかりと結合される。各シートカラム94の上端98は以下に述べる目的の為に間隔をおいた穴100及び101の対を形成している。
図1及び図3を参照すると、シートフレーム120は車椅子12用の慣用のクッション付きのシートを保持するためにシートコネクター102に取り付けられる。断面図においてシートフレーム120は実質的に底122、側面124及び底のある部分上にのびている上部部材126によって形成されるように実質的にJの字形である。一対の耳128が上部部材126の両面から上に向かってのびている。以下に述べる目的の為に各耳128から外側に向かって突起129がのびている。図解された具体例に於いては、突起129は耳より外側にナイロン円筒を付けた耳128中の穴を通ってのびるボルトによって形成される。別の具体例(図示なし)においては、シート背もたれ17をシートフレーム120に固定するためにホック型のラッチがピボット可能に耳128に連結される。シートフレーム120は好ましくは0.125インチのステンレス鋼のシートから造られるのが好ましく、そして折り畳まれて底122と耳128を有する上部部材126の間に側面124を形成する。
底122はシートフレーム120をシートコネクター102に係合させるために相対する側の細長い溝穴130の揃えられた対を有している。ボルト131が溝穴130及び穴106を通ってのび、そしてシートフレーム120をシートコネクター102に固定するためにナットと係合する。底122は又相対する側に揃えられた一対の細長い溝穴132を形成しており、これは溝穴130から外側に間隔をおいており、慣用のクッション付きのシート(図示なし)をシートフレームに係合させるものである。慣用のシートは木製の基部、フォームの詰め物、及び詰め物に対する布張りからなっている。クッション付きのシートは溝穴132を通って上にのびる複数のねじ付き締め具でシートフレーム120にしっかりと結合され、そしてシートをシートフレームにロックするためにシートの木製の基部の下部表面に取り付けられたT型ナットと係合する。足乗せ及びアームレスト(図示なし)は慣用的にT型ナット及び締め具を用いてクッション付きのシートの木製の基部に取り付けられる。
背もたれ17
図1及び図5を参照すると、背もたれ17は、手押しハンドル26上のブラケット140とシートフレーム120に、連結するときにピボット可能なように連結される。背もたれ17は背あてフレーム142を含んでおり、そこからピボットタブ144が相対する側面において後にのびている。ピボットタブ144はそれぞれ耳128の突起129と係合するためのほぼU字型のスロット146をそれぞれが形成し、そしてそれによって背もたれ17をシートフレーム120にピボット可能に係合させている。一対の弓形ピボットアーム148が背もたれ17の上端から後方にのびている。各々のピボットアーム148は弓型の溝穴150を有しており、そこにねじ付き締め具が通されてアームをそれぞれの手押しハンドル26のブラケット140に係合させている。別の具体例(図示なし)では溝穴150が固定締め具がもし緩んだときに背もたれの意図しない動きを制限するために一連の段を形成している。アーム148をブラケット140に結合させると、背もたれ17をシートフレーム120に対しある角度で選択された位置に固定する。図解された具体例では背あてフレーム142は開口141を形成しており、この開口が車椅子の重量を減少させる。慣用のクッションの付いた背もたれ(図示なし)が背あてフレーム142にねじ付き締め具によって取り付けられ、ねじ付き締め具は長手方向の溝穴143をスライドするようにのびてクッションのついた背もたれに対し固定されているT型ナットと係合する。図解された具体例では、シート背もたれ17はスチールプレートから造られ、折り曲げられてピボットタブ144及びピボットアーム148が形成されている。
図1及び図5を参照すると、背もたれ17は、手押しハンドル26上のブラケット140とシートフレーム120に、連結するときにピボット可能なように連結される。背もたれ17は背あてフレーム142を含んでおり、そこからピボットタブ144が相対する側面において後にのびている。ピボットタブ144はそれぞれ耳128の突起129と係合するためのほぼU字型のスロット146をそれぞれが形成し、そしてそれによって背もたれ17をシートフレーム120にピボット可能に係合させている。一対の弓形ピボットアーム148が背もたれ17の上端から後方にのびている。各々のピボットアーム148は弓型の溝穴150を有しており、そこにねじ付き締め具が通されてアームをそれぞれの手押しハンドル26のブラケット140に係合させている。別の具体例(図示なし)では溝穴150が固定締め具がもし緩んだときに背もたれの意図しない動きを制限するために一連の段を形成している。アーム148をブラケット140に結合させると、背もたれ17をシートフレーム120に対しある角度で選択された位置に固定する。図解された具体例では背あてフレーム142は開口141を形成しており、この開口が車椅子の重量を減少させる。慣用のクッションの付いた背もたれ(図示なし)が背あてフレーム142にねじ付き締め具によって取り付けられ、ねじ付き締め具は長手方向の溝穴143をスライドするようにのびてクッションのついた背もたれに対し固定されているT型ナットと係合する。図解された具体例では、シート背もたれ17はスチールプレートから造られ、折り曲げられてピボットタブ144及びピボットアーム148が形成されている。
手押しハンドル26
図5は車椅子10の背後からの透視図であり、特に手押しハンドル26の車椅子のシャシ12への結合を図解している。手押しハンドル26は、上端185を形成しているハンドグリップ184と、シャシ背面部42に取り付けられたブラケット182にスライド可能に受けられる下端180とを有する細長い管である。ブラケット182は構造的にブラケット140と類似しており、好ましくは押出しで形成される。ブラケット182は手押しハンドル26の下端180を受けるためのスプリットサイド(側面割り)シリンダー186を有している。フランジ188がスプリットサイド(側面割り)シリンダー186から横方向にのびている。フランジ188は一対の螺子切りされた穴190及び192を有している。ボルトが穴190及び192に対し連結される。フックラッチ194がスプリットサイド(側面割り)シリンダー186の縁の間に、穴190内のボルトに対してピボット可能に取り付けられている。フックラッチ194はスプリングによって内側に向けて偏らされている。フックラッチ194は手押しハンドル26の下端中のスリット181と係合しそれによって手押しハンドルをブラケット182中に係合させる。シリンダー186の横にのびるフランジ196はブラケット182をシャシ12に固定するためのシャシ背面部42の穴を通っているボルトを受けるための2つの穴198を含んでいる。図示されてはいないが慣用の転倒又は傾き防止(anti-tip)管はシリンダー186の下部開口中に挿入され、穴200を通ってのびるボルトによって所定場所に固定される。
図5は車椅子10の背後からの透視図であり、特に手押しハンドル26の車椅子のシャシ12への結合を図解している。手押しハンドル26は、上端185を形成しているハンドグリップ184と、シャシ背面部42に取り付けられたブラケット182にスライド可能に受けられる下端180とを有する細長い管である。ブラケット182は構造的にブラケット140と類似しており、好ましくは押出しで形成される。ブラケット182は手押しハンドル26の下端180を受けるためのスプリットサイド(側面割り)シリンダー186を有している。フランジ188がスプリットサイド(側面割り)シリンダー186から横方向にのびている。フランジ188は一対の螺子切りされた穴190及び192を有している。ボルトが穴190及び192に対し連結される。フックラッチ194がスプリットサイド(側面割り)シリンダー186の縁の間に、穴190内のボルトに対してピボット可能に取り付けられている。フックラッチ194はスプリングによって内側に向けて偏らされている。フックラッチ194は手押しハンドル26の下端中のスリット181と係合しそれによって手押しハンドルをブラケット182中に係合させる。シリンダー186の横にのびるフランジ196はブラケット182をシャシ12に固定するためのシャシ背面部42の穴を通っているボルトを受けるための2つの穴198を含んでいる。図示されてはいないが慣用の転倒又は傾き防止(anti-tip)管はシリンダー186の下部開口中に挿入され、穴200を通ってのびるボルトによって所定場所に固定される。
駆動輪16
図6は車輪16をシャシ12に連結するための車軸マウント15の平面図である。車軸マウント15も好ましくは押出し成型品であり、割れ目から横にのびる間隔をおいたフランジ212を有しているスプリットサイドシリンダー(側面割りシリンダー)210を含んでいる。穴214がフランジ212を通って以下に述べるように車軸マウント15に対するピボット点を形成している。車軸マウント15の外側部分にタップの切られた穴216が形成される。弓型の溝穴218がフランジ212の反対側のフランジ表面に形成され、車軸マウント15をシャシの背面42に挟んで固定するためのそれを通るボルトを受ける。フランジ表面(取り付けフランジ)220はスプリットサイド(側面割り)シリンダー210から横方向にのびる。細長い溝222が取り付けフランジ220の表面に形成されている。この溝はシリンダー210に向かうある角度で末端224からのびている。この溝222は以下に述べるようにボルトと係合するナットをスライド可能に受けるような寸法にされている。溝222中に複数の穴226が互いに離れて位置している。隣接する穴226の間の間隔はシャシ背面部42の穴56の間隔に対応している。これらの穴226と56は協力して駆動輪16のキャンバを決める。ボルトが穴56及び車軸マウント15中のそれに対応した226の選ばれた一つを通ってのび、そして溝222中のナットと駆動輪のキャンバをセットするために係合する。別の具体例では、穴226はボルトと係合するためにタップが切られており、それによって溝222を機械加工する必要を避け、ナットを使用することを避ける。
図6は車輪16をシャシ12に連結するための車軸マウント15の平面図である。車軸マウント15も好ましくは押出し成型品であり、割れ目から横にのびる間隔をおいたフランジ212を有しているスプリットサイドシリンダー(側面割りシリンダー)210を含んでいる。穴214がフランジ212を通って以下に述べるように車軸マウント15に対するピボット点を形成している。車軸マウント15の外側部分にタップの切られた穴216が形成される。弓型の溝穴218がフランジ212の反対側のフランジ表面に形成され、車軸マウント15をシャシの背面42に挟んで固定するためのそれを通るボルトを受ける。フランジ表面(取り付けフランジ)220はスプリットサイド(側面割り)シリンダー210から横方向にのびる。細長い溝222が取り付けフランジ220の表面に形成されている。この溝はシリンダー210に向かうある角度で末端224からのびている。この溝222は以下に述べるようにボルトと係合するナットをスライド可能に受けるような寸法にされている。溝222中に複数の穴226が互いに離れて位置している。隣接する穴226の間の間隔はシャシ背面部42の穴56の間隔に対応している。これらの穴226と56は協力して駆動輪16のキャンバを決める。ボルトが穴56及び車軸マウント15中のそれに対応した226の選ばれた一つを通ってのび、そして溝222中のナットと駆動輪のキャンバをセットするために係合する。別の具体例では、穴226はボルトと係合するためにタップが切られており、それによって溝222を機械加工する必要を避け、ナットを使用することを避ける。
スプリットサイド(側面割り)シリンダー210はこの分野で慣用的に用いられているクイックレリーズ車輪を保持するためのクイックレリーズピンを受ける慣用の管状の車軸スリーブを受けるものである。螺子切りされた穴216はボルトを受け、そしてシリンダー中にクイックレリーズの車軸スリーブを締め付け及び固定するためにスプリットサイド(側面割り)シリンダー210をしっかりと締めあわせる為にそれを通るボルト及び穴214と協力する。
キャスターブロック51
図1及び図8を参照すると、キャスターブロック51は車椅子12の回転運動の為のキャスターホイール14を受ける。キャスターブロック51は押出し成形されたハウジング230を有しており、該ハウジング230は、キャスターブロックをアーム48の末端に固定するための穴47を通るボルト(図示なし)を受ける為の複数のチャネル(溝)233とともに、貫通している円筒状の中心穴232を形成している。弾力性のコア(芯)234が中心穴232内で受けられる。コア234は好ましくはポリウレタンを成型したものである。コア234は貫通する円筒状の穴(車軸穴)236を有し、そして末端にはベアリングの溝輪(レース)240を受けるための皿穴状の窪み238を含んでいる。プレートワッシャー242がベアリングの溝輪240を覆っている。キャスターホイール14のシャフト244は車軸穴236を通り、ナット246と係合してキャスターホイールをキャスターブロック51中に固定する。
図1及び図8を参照すると、キャスターブロック51は車椅子12の回転運動の為のキャスターホイール14を受ける。キャスターブロック51は押出し成形されたハウジング230を有しており、該ハウジング230は、キャスターブロックをアーム48の末端に固定するための穴47を通るボルト(図示なし)を受ける為の複数のチャネル(溝)233とともに、貫通している円筒状の中心穴232を形成している。弾力性のコア(芯)234が中心穴232内で受けられる。コア234は好ましくはポリウレタンを成型したものである。コア234は貫通する円筒状の穴(車軸穴)236を有し、そして末端にはベアリングの溝輪(レース)240を受けるための皿穴状の窪み238を含んでいる。プレートワッシャー242がベアリングの溝輪240を覆っている。キャスターホイール14のシャフト244は車軸穴236を通り、ナット246と係合してキャスターホイールをキャスターブロック51中に固定する。
本発明の図解された具体例はキャスターホイール14の回転を選択的に拘束するキャスターホイールロックを提供する。ハウジング230は一対の溝(チャネル)250をピン251を受ける為に有している。フランジ252はピン251の下端近くで外方向にひろがっていてスプリング253の座席を形成している。突起254がピン251から上に突出してアーム48の穴45を通っている。上部シャシ40のアーム48の下面はスプリング253の上端の為のストッパーとして作用する。カムレバー255がピン256で突起254にピボット可能に連結される。ピン251の先端257は下部シャシ38のアーム48の穴45を通ってのび、キャスターホイール14の環状のフランジのスロット258と選択的に係合する。キャスターブロック51の図解された具体例は、左右のアーム48の両方に共通の成型品が使用できるように一対の溝(チャネル)250を設けている。穴45はカムレバー255の操作の為に十分な表面を与えるように中心からずらされている。
ホイールロック
図1及び図9を参照すると、車椅子は車輪16が容易に回転してしまわないように保持するための一対のホイールロック259を含んでいる。ホイールロック259は図9に最も良く図解されるようにアーム48を間に挟む底板260と上板262を含んでいる。底板262は片側に取り付けブロック266をそして反対側にフランジ270で形成される溝268を有している。取り付けブロック266とフランジ270は底板から片面上に外方向にのび、アーム48を受けるための窪みを間に形成している。取り付けブロック266はその上面からのびるタップの切られた穴272と、側面の一対のタップの切られた穴274及び275を有している。上板262は取り付けブロック266のタップの切られた穴272と揃えられた穴276を形成している。上板は溝268とつがいになって係合する弓型の縁278を反対側に形成している。ボルトが穴276を通っており、穴272と係合して上板262及び底板260をアーム48の周りに固定しあう。
図1及び図9を参照すると、車椅子は車輪16が容易に回転してしまわないように保持するための一対のホイールロック259を含んでいる。ホイールロック259は図9に最も良く図解されるようにアーム48を間に挟む底板260と上板262を含んでいる。底板262は片側に取り付けブロック266をそして反対側にフランジ270で形成される溝268を有している。取り付けブロック266とフランジ270は底板から片面上に外方向にのび、アーム48を受けるための窪みを間に形成している。取り付けブロック266はその上面からのびるタップの切られた穴272と、側面の一対のタップの切られた穴274及び275を有している。上板262は取り付けブロック266のタップの切られた穴272と揃えられた穴276を形成している。上板は溝268とつがいになって係合する弓型の縁278を反対側に形成している。ボルトが穴276を通っており、穴272と係合して上板262及び底板260をアーム48の周りに固定しあう。
次にシート及びシートフレーム120を除去できる。図1及び図4を参照すると、ハンドル74は、グリップ76をキャスターホイール14に向けて外方向に且つころがり面から離れる上方向に引っ張ることによって、ロック位置から解放位置に動かされる。それによって部材97は耳82及び84との係合から取り除かれ、そして部材97aは側面78の中のノッチ付きの窪み86に滑り込む。ピン72aは溝穴80中の窪み81に滑り込みそしてこれがハンドル74を解放位置に保持する。その後部材97は耳82及び84との干渉がなくなる。シートフレーム120を掴んで上に引っ張る。シートカラム94はスライドしてフレームカラム60から出される。
フレームカラム60から取り除かれたシートカラム94(とシート)によって、車椅子12のシートカラムの高さは調節できる。図3を参照すると、ピン72は車椅子12の中でシートカラム94をより高く又はより低く位置させるために(そしてそれによってシートカラム上のシートフレーム120に連結されているシートの高さを調節し、そしてそれによって車椅子10が走行するころがり面に対するシートの高さを変更することによって)、ピン72は選択的に穴64の整列した対のうちの1対に挿入される。これはまずスプリング88をハンドル74との係合から取り外すことによって達成される。ピン72はフレームカラム60から取り除かれ、選択された高さで穴64の整列した対の1対の中に再度挿入される。ピン72はフレームカラム60の間でハンドルを支持するためにハンドル74の溝穴80を通ってのびる。スプリング88はハンドル74をロック位置に偏らせるために再度取り付けられる。
クッションシートを支持している副集成部品もシート背もたれ17に対するシートの角度、シートの位置の独立の調整及び車輪16に対するシートフレーム120の位置の独立の調節を与える。図3を参照すると、シート角度はボルト118bをシートコネクター102中の角度穴116のひとつとの係合から取り除くことによって調節される。シートフレームはピボット穴112を通ってのびるボルト118aの周りでピボットする。シートフレーム120が選択された角度で配置された時、ボルト118bは穴101及び角度穴116の選択された一つを通るように再挿入される。図解された具体例ではピボット穴116は7.5゜の増分で−5゜から47.5゜の間のシート角度の範囲を提供している。
図1を参照するとシートフレーム120の上のクッションシート(図示なし)の位置はシート背もたれ17に対して調節出来る。これは車椅子を使用している人の成長に適合できるものである。クッションシートはシートフレーム120中の溝穴132を通る締め具で慣用の方法で結合される。シート背もたれ17に対して長手方向の位置を調節するために締め具は緩められ、そしてシートはスライドさせて移動させられ締め具は溝穴132に沿って動く。シートのクッションが選択された位置にあるとき、締め具は締め付けられてシートをシートフレーム120に再度固定する。
シートフレーム120はシャシ背面部42に対して長手方向に位置決め可能である。溝穴130及びシートコネクター102の穴106に通されている締め具が緩められる。弓型のアーム148をブラケット140に結合させているボルトが同様に緩められる。次にシートフレーム120をシートコネクター102に対しスライドさせて移動させる。シート背もたれ17はシートフレーム120が長手方向に動くに従ってピボットする。これによってシート背もたれ17は結合させるボルトが弓型の溝穴150に沿ってスライドしながら自由にブラケット140に対し移動する。シートフレーム120が選択位置にあるときに締め具とボルトが再び締め付けられてシートフレーム120をシートコネクター102に固定する。シート背もたれ17のアーム148をブラケット140に連結する締め具が締め付けられてシート背もたれをシートに対するある角度位置で固定する。シートフレームの位置を調節することによって車椅子のバランスが変えられる。これによって又、車椅子に対するユーザーの肩の位置が変化するがこのことはユーザーがそのベストな能力で車椅子を推進させることが出来るようにするために重要なことである。
車輪16のキャンバは独立に調節可能であり、図2、図6及び図7を参照して以下に述べられる。車軸マウントはシャシ背面部42に3点で取り付けられる。まず、車椅子12に対する車輪16の選択された高さに依存してボルトは穴58の一つを通り、開かれたピボット穴214を通りそしてナットで固定係合される。第2にナット(図示なし)が溝(チャネル)222内に設置される。ボルトは選択的に穴56の一つを通るように挿入され、そして車輪16に対するキャンバの望まれる角度に依存して穴226の揃えられた一つを通る。例えば12度のキャンバに対してはボルトは穴56aに通される。それぞれ穴56a、56b、56c、56d及び56eはキャンバの12度、9度、6度、3度及び0度を与える。第3に、ボルトが穴57の一つを通り溝穴218を通りナットと係合する。このボルトは車軸マウント15をシャシ背面部42に固定するために締め付けられる。
キャンバはピボット穴214と溝穴218中のボルトを緩めることによって調節される。穴226内のボルトは取り除かれる。溝222内のナットを選択されたキャンバ穴226a、226b、226c、226d又は226eに移動させる。ボルトを選択されたキャンバ穴56を通して再び挿入し、そして溝222内のナットと係合させる。穴58、214、穴57及び溝穴218及び穴56、226内のボルトを締め付けて車軸マウント15を選択されたキャンバで固定する。
本発明に従う車椅子12は移動の為車椅子に頼らなければならない人の成長に適合できる。車椅子12はフランジ220を含んでいない車軸マウント15を使用するストローラーホイール(乳母車用の如き車輪)と共に使用するように容易に構成ができる。下部シャシ38中の穴53は、ストローラーホイールからの軸を受けるために、車軸マウントをシャシ12の下側に取り付けるために車軸マウント15中の穴214、溝穴218、及び穴216と揃えられる。クイックレリーズ車軸スリーブがシリンダー210中に受けられ、そして穴214及び216中にボルトを固定することによってロックされる。子供が成長した後の適当な時点で、ストローラーホイール(乳母車用車輪)を取り除き駆動輪16を加える。車軸マウントを次に上で議論したようにクイックレリーズホイール16を受ける為にシャシ背面部42に移動させる。
図8を参照すると、キャスターホイール14はキャスターブロック51の周りの回転を拘束するために選択的にロックされる。カムレバー255は平坦部255aがアーム48上で支持されている第1の位置から平坦部(フラット)255bがアーム48に押しつけられて支持されている第2の位置に回転される。カムレバー255が第1の位置にあると、スプリング253がフランジ252上に支持され、そしてピン251の先端257をキャスターホイール14の環状のフランジ中のスロット258と係合するように押し付ける。カムレバー255が第2の位置に動くにつれ、ピン251はスロット258から引き込められ、キャスターブロック51内で上の方に移動させられる。平坦部(フラット)255a及び255bはピン251をそれぞれ係合した位置及び係合が解かれた位置に保持する。
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