JPH11282249A - 現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びこの現像装置を備える画像形成装置

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JPH11282249A
JPH11282249A JP10180198A JP10180198A JPH11282249A JP H11282249 A JPH11282249 A JP H11282249A JP 10180198 A JP10180198 A JP 10180198A JP 10180198 A JP10180198 A JP 10180198A JP H11282249 A JPH11282249 A JP H11282249A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、担持量規制体固定端部及び担持量
規制体自由端部を結ぶ方向に垂直な方向における前記自
由端部の現像剤担持体への当接圧の一様化を確実に図る
ことができる現像装置又はこの現像装置を備える画像形
成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 担持量規制体10の固定端部及び支持部
材31の間の隙間部に圧縮して挿入された発泡体30に
より、担持量規制体10の固定端部がフレーム26に付
勢されて、現像スリーブ9の軸方向における前記固定端
部のフレーム26への取付圧分布が平滑化せしめられる
ことにより達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潜像担持体に担持
の静電潜像を現像剤により可視像化する現像装置及びこ
の現像装置を備える画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前記現像装置として、従来にあっては、
図7及び図8に示す現像装置100が知られており、実
用に供されている。尚、図7は、現像装置100の概略
構成を示す模式的断面図であり、一方、図8は、現像装
置100の模式的斜視図である。
【0003】現像装置100は、図7及び図8に示すよ
うに、現像剤担持体たる円柱状の回転自在な現像スリー
ブ101と、担持量規制体102とを備え、現像スリー
ブ101及び担持量規制体102の間の規制領域Spの
通過中に現像スリーブ101及び担持量規制体102か
ら規定極性に摩擦帯電せしめられた現像剤により、潜像
担持体(図示せず)に担持の静電潜像を可視像化するよ
うになっている。
【0004】即ち、現像装置100にあっては、現像装
置本体に収容の現像剤を、攪拌部材103により攪拌し
て適度に解したのち、規制領域Spから現像スリーブ回
転方向上流側の位置にて回転自在に支持されたローラ1
04により、現像スリーブ101の外周面に担持せしめ
るようになっており、現像処理後における現像スリーブ
101の外周面の残留現像剤は、ローラ104により前
記外周面から除去されるようになっている。
【0005】担持量規制体102は、一端部が固定端部
として現像装置本体に取り付けられ、他端部が自由端部
として形成され、担持量規制体102の自由端部に弾性
部材105が設けられている。
【0006】又、担持量規制体102は、図9に示すよ
うに、その固定端部が複数個のネジ106により介在部
材107を介して現像装置本体に螺合され、詳細には、
等間隔若しくはほぼ等間隔に配置された各ネジ106に
より、前記固定端部が介在部材107を介して現像装置
本体に螺合されるようになっている。
【0007】よって、現像装置100にあっては、担持
量規制体102の固定端部及び自由端部間での撓み等に
起因する応力等により、弾性部材105を介して前記固
定端部を現像スリーブ101の外周面に当接せしめるこ
とにより、現像スリーブ101の外周面における現像剤
担持量の規制が行われていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現像装
置100にあっては、図9に示すように、担持量規制体
102の固定端部は、複数のネジ106により介在部材
107を介して現像装置本体に螺合されていることか
ら、各ネジ106間における現像スリーブ101及び介
在部材107の間に若干の隙間が生じてしまい、以て、
現像スリーブ軸方向における担持量規制体102の自由
端部の現像スリーブ101への当接圧の一様化が困難で
あった。
【0009】特に、近年にあっては、再現画像の高精度
化に基づく現像剤の小粒径化及び摩擦帯電性向上等に鑑
み、現像剤を介した担持量規制体102の自由端部の現
像剤スリーブ101への当接圧の軽圧化が進行している
ことから、担持量規制体102の固定端部の現像装置本
体への取り付けに微妙な精度が要求されることとなり、
以て、現像スリーブ軸方向における前記自由端部の現像
スリーブ101への当接圧の一様化が、一層の困難さを
呈してきている。
【0010】そこで、本発明は、担持量規制体固定端部
及び担持量規制体自由端部を結ぶ方向に垂直な方向にお
ける前記自由端部の現像剤担持体への当接圧の一様化を
確実に図ることができる現像装置又はこの現像装置を備
える画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本出願に依れば、上記目
的は、外周面に現像剤を担持する回転体状の回転自在な
現像剤担持体と、一端部が固定端部として現像装置本体
に取り付けられ、他端部が自由端部として形成されて回
転中の現像剤担持体の外周面に現像剤を介して当接され
ることにより前記外周面における現像剤担持量規制のた
めの規制領域を現像剤担持体との間に形成する担持量規
制体とを備える現像装置であって、規制領域通過中に現
像剤担持体及び担持量規制体から規定極性に摩擦帯電せ
しめられた現像剤により、潜像担持体に担持の静電潜像
を可視像化する現像装置において、前記固定端部を現像
装置本体へと付勢せしめて、前記固定端部及び前記自由
端部を結ぶ方向に垂直な方向における前記固定端部の現
像装置本体への取付圧分布を平滑化せしめる付勢手段を
備えるという第一の発明により達成される。
【0012】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第一の発明において、付勢手段は、担持量規制体
の固定端部を現像装置本体に付勢するための主として弾
性素材から成る付勢部材と、前記固定端部における現像
剤担持体との対面部位の反対側の部位との間に付勢部材
を支持するための隙間部を形成する付勢部材支持体とを
備え、付勢部材は、前記隙間部に圧縮されて挿入される
ことにより、前記固定端部を現像装置本体に付勢するよ
うになっているという第二の発明によっても達成され
る。
【0013】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第二の発明において、担持量規制体の固定端部
及び付勢部材支持体の間に形成された隙間部は、担持量
規制体固定端部側から担持量規制体自由端部側に向けて
狭くなる勾配を有するという第三の発明によっても達成
される。
【0014】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第二の発明において、担持量規制体の固定端部及
び付勢部材支持体の間に形成された隙間部は、担持量規
制体固定端部側から担持量規制体自由端部側に向けて狭
くなる段差を有するという第四の発明によっても達成さ
れる。
【0015】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第一の発明乃至第四の発明のいずれかにおい
て、担持量規制体は、その自由端部に弾性部材が設けら
れ、弾性部材が回転中の現像剤担持体外周面に現像剤を
介して当接されるようになっているという第五の発明に
よっても達成される。
【0016】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第一の発明乃至第四の発明のいずれかにおいて、
現像剤担持体は、その外周面が弾性層であるという第六
の発明によっても達成される。
【0017】更に、本出願に依れば、上記目的は、潜像
担持体に担持の静電潜像を現像剤により可視像化したの
ち、前記可視像を転写処理及び定着処理を経て記録媒体
に記録せしめる画像形成装置であって、本出願に係る第
一の発明に記載の現像装置、転写処理のための転写装置
及び定着処理のための定着装置を備えるという第七の発
明によっても達成される。
【0018】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第七の発明において、付勢手段は、担持量規制体
の固定端部を現像装置本体に付勢するための主として弾
性素材から成る付勢部材と、前記固定端部における現像
剤担持体との対面部位の反対側の部位との間に付勢部材
を支持するための隙間部を形成する付勢部材支持体とを
備え、付勢部材は、前記隙間部に圧縮されて挿入される
ことにより、前記固定端部を現像装置本体に付勢するよ
うになっているという第八の発明によっても達成され
る。
【0019】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第八の発明において、担持量規制体の固定端部
及び付勢部材支持体の間に形成された隙間部は、担持量
規制体固定端部側から担持量規制体自由端部側に向けて
狭くなる勾配を有するという第九の発明によっても達成
される。
【0020】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第八の発明において、担持量規制体の固定端部及
び付勢部材支持体の間に形成された隙間部は、担持量規
制体固定端部側から担持量規制体自由端部側に向けて狭
くなる段差を有するという第十の発明によっても達成さ
れる。
【0021】更に、本出願に依れば、上記目的は、本出
願に係る第七の発明乃至第十の発明のいずれかにおい
て、担持量規制体は、その自由端部に弾性部材が設けら
れ、弾性部材が回転中の現像剤担持体外周面に現像剤を
介して当接されるようになっているという第十一の発明
によっても達成される。
【0022】又、本出願に依れば、上記目的は、本出願
に係る第七の発明乃至第十の発明のいずれかにおいて、
現像剤担持体は、その外周面が弾性層であるという第十
二の発明によっても達成される。
【0023】即ち、本出願に係る第一の発明にあって
は、担持量規制体の固定端部が付勢手段により現像装置
本体に付勢されて、担持量規制体の固定端部及び担持量
規制体の自由端部を結ぶ方向に垂直な方向における前記
固定端部の現像装置本体への取付圧分布が平滑化せしめ
られる。
【0024】又、本出願に係る第二の発明にあっては、
担持量規制体の固定端部及び付勢部材支持体の間の隙間
部に圧縮して挿入された付勢部材により、担持量規制体
の固定端部が現像装置本体に付勢されて、担持量規制体
の固定端部及び担持量規制体の自由端部を結ぶ方向に垂
直な方向における前記固定端部の現像装置本体への取付
圧分布が平滑化せしめられる。
【0025】更に、本出願に係る第三の発明にあって
は、担持量規制体の固定端部及び付勢部材支持体の間の
隙間部であって、担持量規制体固定端部側から担持量規
制体自由端部側に向けて狭くなる勾配を有する隙間部に
圧縮して挿入された付勢部材により、担持量規制体の固
定端部が現像装置本体に付勢されて、担持量規制体の固
定端部及び担持量規制体の自由端部を結ぶ方向に垂直な
方向における前記固定端部の現像装置本体への取付圧分
布が平滑化せしめられる。
【0026】又、本出願に係る第四の発明にあっては、
担持量規制体の固定端部及び付勢部材支持体の間の隙間
部であって、担持量規制体固定端部側から担持量規制体
自由端部側に向けて狭くなる段差を有する隙間部に圧縮
して挿入された付勢部材により、担持量規制体の固定端
部が現像装置本体に付勢されて、担持量規制体の固定端
部及び担持量規制体の自由端部を結ぶ方向に垂直な方向
における前記固定端部の現像装置本体への取付圧分布が
平滑化せしめられる。
【0027】更に、本出願に係る第五の発明にあって
は、担持量規制体の自由端部に設けられた弾性部材が、
回転中の現像剤担持体外周面に現像剤を介して当接され
る。
【0028】又、本出願に係る第六の発明にあっては、
担持量規制体の自由端部が、外周面が弾性層である現像
剤担持体外周面に現像剤を介して当接される。
【0029】更に、本出願に係る第七の発明にあって
は、担持量規制体の固定端部が付勢手段により現像装置
本体に付勢されて、担持量規制体の固定端部及び担持量
規制体の自由端部を結ぶ方向に垂直な方向における前記
固定端部の現像装置本体への取付圧分布が平滑化せしめ
られる。
【0030】又、本出願に係る第八の発明にあっては、
担持量規制体の固定端部及び付勢部材支持体の間の隙間
部に圧縮して挿入された付勢部材により、担持量規制体
の固定端部が現像装置本体に付勢されて、担持量規制体
の固定端部及び担持量規制体の自由端部を結ぶ方向に垂
直な方向における前記固定端部の現像装置本体への取付
圧分布が平滑化せしめられる。
【0031】更に、本出願に係る第九の発明にあって
は、担持量規制体の固定端部及び付勢部材支持体の間の
隙間部であって、担持量規制体固定端部側から担持量規
制体自由端部側に向けて狭くなる勾配を有する隙間部に
圧縮して挿入された付勢部材により、担持量規制体の固
定端部が現像装置本体に付勢されて、担持量規制体の固
定端部及び担持量規制体の自由端部を結ぶ方向に垂直な
方向における前記固定端部の現像装置本体への取付圧分
布が平滑化せしめられる。
【0032】又、本出願に係る第十の発明にあっては、
担持量規制体の固定端部及び付勢部材支持体の間の隙間
部であって、担持量規制体固定端部側から担持量規制体
自由端部側に向けて狭くなる段差を有する隙間部に圧縮
して挿入された付勢部材により、担持量規制体の固定端
部が現像装置本体に付勢されて、担持量規制体の固定端
部及び担持量規制体の自由端部を結ぶ方向に垂直な方向
における前記固定端部の現像装置本体への取付圧分布が
平滑化せしめられる。
【0033】更に、本出願に係る第十一の発明にあって
は、担持量規制体の自由端部に設けられた弾性部材が、
回転中の現像剤担持体外周面に現像剤を介して当接され
る。
【0034】又、本出願に係る第十二の発明にあって
は、担持量規制体の自由端部が、外周面が弾性層である
現像剤担持体外周面に現像剤を介して当接される。
【0035】
【発明の実施の形態】以下の添付図面に基づき本発明に
おける実施の形態に関して説明する。
【0036】(第一の実施形態)先ず、本発明に係る第
一の実施形態に関して図1乃至図4に基づき説明する。
【0037】図1は、本実施形態の画像形成装置の好適
な一例たるレーザビームプリンタ1(以下、プリンタ1
と略称する。)の概略構成を示す模式的断面図である。
【0038】プリンタ1は、プリンタ1の本体外部に設
けられたホストコンピュータ等の出力装置(図示せず)
からの提供情報に応じた画像をドラム状の回転自在な潜
像担持体2の外周面に現像剤により再現したのち、再現
画像を記録媒体Pに記録せしめる形態の画像形成装置で
ある。
【0039】プリンタ1は、図1に示すように、潜像担
持体2の外周面に形成された静電潜像を現像剤により可
視像化する現像装置3と、前記可視像を記録媒体Pに転
写する転写ローラ4と、前記可視像を担持した記録媒体
Pに定着処理を施す定着装置5とを備えている。
【0040】プリンタ1にあっては、出力装置からの提
供情報等の入力に応じて、潜像担持体2の外周面が、そ
の周囲に配置された一次帯電ローラ6により所定電位分
布に帯電せしめられる。
【0041】故に、出力装置からの提供情報に応じてレ
ーザスキャナユニット7から明滅されたレーザLが、潜
像担持体2の外周面のうちの帯電処理済みの部位に照射
されることにより、前記提供情報に応じた静電潜像が前
記帯電処理済みの部位に形成される。
【0042】次に、潜像担持体2の外周面に形成された
静電潜像は、現像装置3の現像剤により可視像化された
のち、潜像担持体2及び転写ローラ4の間に形成された
転写ニップ部TNにおける転写処理により、転写ニップ
部TNに達した記録媒体Pに可視像として転写せしめら
れる。
【0043】一方、現像処理工程後における潜像担持体
2は、その外周面における残留物がクリーナ8により回
収されたのち、再度、一次帯電ローラ6による帯電処理
が施されることにより、次なる静電潜像形成に備えられ
るようになっている。
【0044】よって、転写処理済みの記録媒体Pが、定
着装置5から定着処理が施されたのちプリンタ1の本体
外部に排紙されることにより、一枚の記録媒体Pへの画
像形成プロセスが終了することとなる。
【0045】次に、現像装置3に関して図2及び図3に
基づき説明する。尚、図2は、現像装置3の概略構成を
示す模式的断面図であり、一方、図3は、現像装置3の
模式的斜視図である。
【0046】現像装置3は、図2及び図3に示すよう
に、現像剤担持体たる円柱状若しくは略円柱状の回転自
在な現像スリーブ9と、他端部が自由端部として形成さ
れて回転中の現像スリーブ9の外周面に現像剤を介して
当接されることにより前記外周面における現像剤担持量
規制のための規制領域Spを現像スリーブ9との間に形
成する担持量規制体10とを備えている。
【0047】即ち、現像装置3は、規制領域Sp通過中
に現像スリーブ9及び担持量規制体10から規定極性に
摩擦帯電せしめられた現像剤により、潜像担持体2に担
持の静電潜像を可視像化するようになっている。
【0048】本実施形態にあっては、現像剤として、非
磁性樹脂を主成分とするトナー、詳細には、ポリスチレ
ン又はポリエステル系統を主成分とし重量平均径が5μ
m以上に採られた熱可塑性樹脂に着色剤を混合分散した
のち粉砕化して得られた非磁性及び負帯電性トナーが採
用されており、以て、本実施形態にあっては、潜像担持
体2の外周面に担持された静電潜像の可視像化は、公知
の反転現像方式に則り行われるようになっている。
【0049】故に、本実施形態にあっては、非磁性樹脂
を主成分とするトナー及び磁性キャリアを現像剤として
採用する形態の現像装置に比べて、構成簡略化及び小型
化を図ることができるという利点を有している。
【0050】現像スリーブ9は、本実施形態にあって
は、PMMA及びジメチルアミノエチルメタクリレート
が9:1の比率で混合されている樹脂が外周面に塗工さ
れた円柱状体が採用され、潜像担持体2に近接する位置
にて回転自在に支持され、現像装置3の本体外部に設け
られた駆動機構(図示せず)により、反時計方向に回転
駆動されるようになっている。
【0051】尚、本実施形態にあっては、潜像担持体2
は、OPC有機感光体が外周面に塗工されたドラム状体
が採用されている。
【0052】又、現像スリーブ9は、本実施形態にあっ
ては、現像装置3の外部に設けられた交流電源11及び
直流電源12からの重畳電源が供給されることにより、
極性化された現像剤の選択的担持及び現像剤の潜像担持
体2の静電潜像への吸着が行われるようになっている。
【0053】又、現像装置3は、現像剤を攪拌すること
により適度に解す回転自在な攪拌部材13、攪拌済みの
現像剤を規定極性に摩擦帯電する回転自在なファーブラ
シ14及び一端部が現像装置本体にネジ15により螺合
された帯電板16を備えている。
【0054】ファーブラシ14は、本実施形態にあって
は、SUS等を主成分とするローラ状の芯金17の外周
面に、中抵抗(106〜108Ω・cm)の電気的特性を
有しナイロン又はレーヨン等を主成分とする導電性繊維
18が、植密度=2〜20万本、導電性繊維の太さ=1
デニール/フィラメント〜10デニール/フィラメント
及びパイル長=1mm〜10mmにより植毛されたもの
が採用されている。
【0055】又、ファーブラシ14は、現像スリーブ9
との間隔が約100μm〜1mmの位置にて回転自在に
支持されていると共に、交流電源11及び直流電源12
並びに直流電源19からの重畳電源が印加されるように
なっている。
【0056】帯電板16は、既述の如く一端部が現像装
置本体にネジ15により螺合されていると共に、他端部
が導電性繊維18の先端部に摺接するよう配置され、本
実施形態にあっては、主としてSUS又はリン青銅等か
ら成り、厚み=100μm〜1mm程度に採られ先端部
が曲げられた板状体が採用されている。
【0057】又、帯電板16は、現像装置本体外部に設
けられた商用電源11及び直流電源12並び直流電源2
0からの重畳電源が印加されるようになっていると共
に、前記現像装置本体外部に設けられた駆動機構(図示
せず)により反時計方向に回転駆動されるようになって
いる。
【0058】即ち、本実施形態にあっては、攪拌済みの
現像剤は、ファーブラシ14の回転により各導電性樹脂
18の間に堆積されながら、各導線性樹脂18及び帯電
板16の摺接時に生じた放電等により規定極性に帯電化
されたのち、導電板16の先端部との摺接後における各
導電性樹脂18の弾性力等により現像スリーブ9の外周
面に担持せしめられるようになっている。
【0059】つまり、本実施形態にあっては、帯電板1
6及び各導電性樹脂18の間における放電による負イオ
ンの一部が、各導電性樹脂18の間に拘束されている現
像剤に供給され、一方、残りの負イオンが、芯金17及
び各導電性樹脂18に伝導されることにより電気的にキ
ャンセルされ、又、帯電板16及び各導電性樹脂18の
間における放電による正イオンは、帯電板16に伝導さ
れることにより電気的にキャンセルされるようになって
いる。
【0060】故に、本実施形態にあっては、攪拌済みの
現像剤が攪拌部材13により順次各導電性樹脂18の間
に供給されることから、ファーブラシ14が過剰に帯電
せしめられることなく、帯電板16及び各導電性樹脂1
8の間において常時放電が繰り返されるので、帯電板1
6及び各導電性樹脂18の最近接領域に存在する現像剤
への負荷が極めて抑えられるようになっている。
【0061】よって、摩擦帯電化された現像剤が、各導
電性樹脂18により現像スリーブ9側へと噴霧され、以
て、現像スリーブ9からの鏡映力を受けることにより、
現像スリーブ9の外周面に担持せしめられる。
【0062】更に、現像装置3は、現像処理後における
現像スリーブ9の外周面の残留現像剤を前記外周面から
除去するためのローラ21を備え、ローラ21は、現像
スリーブ9との間隔=100μm〜1mの位置にて回転
自在に支持されている。
【0063】ローラ21は、現像装置本体外部に設けら
れた駆動機構(図示せず)により時計方向に回転駆動さ
れるようになっており、現像スリーブ9及びローラ21
の最近接領域に強電場が生成されることにより、現像ス
リーブ9の外周面における残留現像剤が前記強電場の下
で前記外周面から脱着されたのちローラ21の外周面に
吸着されるようになっている。
【0064】尚、ローラ21は、本実施形態にあって
は、外周面に鏡面処理が施された金属円柱状体が採用さ
れているが、金属円柱状体の外周面にテフロン等のフッ
素系樹脂を2μm〜50μm程度塗工した部材を採用し
た場合にあっては、ローラ21の外周面の離型性を向上
せしめることができると共に、特に、現像スリーブ9及
びローラ21の最近接領域に強電場が生成されるときに
あっては、リーク防止を図ることができるという利点が
得られる。
【0065】ローラ21の外周面における現像スリーブ
9及びローラ21の最近接領域からローラ21の回転方
向下流側の部位には、ブレード状のスクレーパ22の一
端部が当接又は近接されており、スクレーパ22の他端
部は、現像装置本体にネジ23により螺合されたフレー
ム24に取り付けられている。
【0066】スクレーパ22は、ローラ21の外周面に
おける吸着現像剤を前記外周面から掻き取るための部材
であり、スクレーパ22によりローラ21の外周面から
掻き取られた現像剤は、自重等により、現像装置本体に
おける攪拌部材13の配置空間に落下して回収されるよ
うになっている。
【0067】即ち、本実施形態にあっては、スクレーパ
22によりローラ21の外周面が常時クリーンに保たれ
ることから、現像スリーブ9の外周面における残留現像
剤の除去率は100%又はほぼ100%に保たれるよう
になっている。
【0068】而して、本実施形態にあっては、現像スリ
ーブ9の外周面における残留現像剤は、現像装置本体に
おける攪拌部材13の配置空間に回収されたのち、再
度、現像処理工程に供されるようになっている。
【0069】担持量規制体10は、本実施形態にあって
は、一端部が固定端部として現像装置本体、詳細には、
現像装置本体にネジ25により螺合されたフレーム26
に取り付けられ、他端部が自由端部を形成した主として
SUS又はリン青銅等から成る厚み=0.05mm〜
0.5mmの金属泊板が採用されている。
【0070】又、担持量規制体10は、図4に示すよう
に、その自由端部にウレタン又はシリコーンゴム等を主
成分としJIS硬度=50°〜70°に採られた弾性部
材27が貼り付けられ、担持量規制体固定端部及び担持
量規制体自由端部の間における撓み等により、弾性部材
27を現像剤を介して当接圧=5g/cm〜50g/c
mにより現像スリーブ9の外周面に当接せしめるように
なっている。
【0071】尚、図4は、担持量規制体10の周辺拡大
図である。
【0072】故に、本実施形態にあっては、現像スリー
ブ9の外周面における現像剤担持量規制のための規制領
域Spが現像スリーブ9及び弾性部材27の間に形成さ
れるようになっている。
【0073】更に、担持量規制体10は、現像装置本体
外部に設けられた商用電源11及び直流電源12並びに
直流電源20からの重畳電源を印加されることにより、
帯電板16と同電位に保たれるようになっている。
【0074】次に、本実施形態に係る担持量規制体10
の現像装置本体への取り付けに関して図4に基づき説明
する。
【0075】本実施形態にあっては、担持量規制体10
の固定端部は、図4に示すように、付勢手段28を介し
てネジ29によりフレーム26に螺合されている、即
ち、本実施形態にあっては、前記固定端部が付勢手段2
8によりフレーム26側に付勢されるようになってい
る。
【0076】付勢手段28は、付勢部材たる主としてウ
レタンゴムから成る発泡体30及び一端部から他端部に
向けて段差が設けられた支持部材31を備えている。
【0077】尚、本実施形態にあっては、付勢部材とし
て主としてウレタンゴムから成る発泡体を採用したが、
付勢部材は、本実施形態に限定されるものではなく、他
に有効なものとして、軟質ソリッドゴム及びエラストマ
ー等が挙げられる。
【0078】本実施形態にあっては、担持量規制体10
の固定端部は、前記固定端部に他端部が配置された支持
部材31を介してネジ29によりフレーム26に螺合さ
れるようになっており、担持量規制体10及び支持部材
31の一端部の間に形成された隙間部に発泡体30が圧
縮されて挿入されている。
【0079】即ち、本実施形態にあっては、前記隙間部
に圧縮された発泡体30が、その圧縮に反して担持量規
制体10の固定端部をフレーム26側に付勢することに
より、現像スリーブ9の軸方向における前記固定端部の
フレーム26への取付圧が平滑化されるようになってい
る。
【0080】つまり、本実施形態にあっては、各ネジ2
9間における現像スリーブ9及び担持量規制体10の間
に若干の隙間が生じた場合にあっても、前記隙間部に圧
縮された発泡体30からの付勢により前記隙間が減らさ
れるようになっている。
【0081】よって、本実施形態にあっては、担持量規
制体10の固定端部及び支持部材31の間の隙間部に圧
縮して挿入された発泡体30により、担持量規制体10
の固定端部がフレーム26に付勢されて、現像スリーブ
9の軸方向における前記固定端部のフレーム26への取
付圧分布が平滑化せしめられるので、現像スリーブ9の
軸方向における担持量規制体10の自由端部の現像スリ
ーブ9への当接圧の一様化を確実に図ることができ、以
て、潜像担持体2に担持の静電潜像の可視像化の品質及
び現像処理環境を好適に維持することができる。
【0082】又、本実施形態にあっては、担持量規制体
10の自由端部に設けられた弾性部材27が、回転中の
現像スリーブ9の外周面に現像剤を介して当接されるの
で、規制領域Spでの現像剤摩擦帯電化による現像スリ
ーブ9及び担持量規制体10の摩耗を抑えることがで
き、以て、現像スリーブ9及び担持量規制体10の寿命
の長期化を図ることができるという利点が得られる。
【0083】尚、本実施形態にあっては、担持量規制体
10の自由端部に弾性部材27を設けることとしたが、
現像スリーブ9の外周面を弾性層とすることによって
も、規制領域Spでの現像剤摩擦帯電化による現像スリ
ーブ9及び担持量規制体10の摩耗を抑えることがで
き、以て、現像スリーブ9及び担持量規制体10の寿命
の長期化を図ることができることは言うまでもない。
【0084】(第二の実施形態)次に、本発明に係る第
二の実施形態に関して図5に基づき説明する。尚、本実
施形態に係る画像形成装置及び現像装置の概略構成は、
担持量規制体を除き、第一の実施形態に係る画像形成装
置及び現像装置の概略構成と同様であることから、図1
乃至図3に代えて説明を省略する。
【0085】図5は、本実施形態に係る担持量規制体1
0の周辺拡大図断面図であり、図4との共通箇所に図4
と同符号を付与することにより、以下における前記共通
箇所の説明を省略する。
【0086】本実施形態にあっては、図5に示すよう
に、付勢手段32は、付勢部材たる発泡体30及び付勢
部材支持体たる板状の支持部材33を備え、担持量規制
体10の固定端部及び支持部材33の間にワッシャ3
4,35を介在せしめることにより、発泡体30を圧縮
して挿入するための隙間部が担持量規制体10及び支持
部材33の間に形成されるようになっている。
【0087】よって、本実施形態にあっても第一の実施
形態と同様の効果及び利点が得られる。
【0088】(第三の実施形態)次に、本発明に係る第
三の実施形態に関して図6に基づき説明する。尚、本実
施形態に係る画像形成装置及び現像装置の概略構成は、
担持量規制体を除き、第一の実施形態に係る画像形成装
置及び現像装置の概略構成と同様であることから、図1
乃至図3に代えて説明を省略する。
【0089】図6は、本実施形態に係る担持量規制体1
0の周辺拡大図であり、図4との共通箇所に図4と同符
号を付与することにより、以下における前記共通箇所の
説明を省略する。
【0090】本実施形態にあっては、図6に示すよう
に、付勢手段36は、付勢部材たる発泡体30及び付勢
部材支持体たる一端部から他端部に向けて段差が設けら
れた支持部材37を備え、支持部材37の一端部は、規
制量担持体10側に曲げられている。
【0091】即ち、本実施形態にあっては、担持量規制
体10の固定端部及び支持部材37の間に形成され発泡
体30が圧縮されて挿入される隙間部が、担持量規制体
10の固定端部側から担持量規制体10の自由端部側に
向けて狭くなるようになっている。
【0092】よって、本実施形態にあっては、担持量規
制体10の固定端部及び支持部材37の間に形成された
隙間部が、担持量規制体10の固定端部側から担持量規
制体10の自由端部側に向けて狭くなっているので、前
記隙間部に圧縮して挿入された発泡体30が充分に均一
化されていない場合にあっても、担持量規制体10の固
定端部がフレーム26に確実に付勢されて、現像スリー
ブ9の軸方向における前記固定端部のフレーム26への
取付圧分布が平滑化せしめられるので、現像スリーブ9
の軸方向における担持量規制体自10の由端部の現像ス
リーブ9への当接圧の一様化を確実に図ることができ、
以て、潜像担持体2に担持の静電潜像の可視像化の品質
及び現像処理環境の更なる好適化を図ることができる。
【0093】尚、本実施形態にあっては、担持量規制体
10の固定端部及び支持部材37の間に形成された隙間
部が、担持量規制体10の固定端部側から担持量規制体
10の自由端部側に向けて狭くなる勾配を有することと
したが、担持量規制体10の固定端部及び支持部材37
の間に形成された隙間部が、担持量規制体10の固定端
部側から担持量規制体10の自由端部側に向けて狭くな
る段差を有するよう設定することによっても、本実施形
態と同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0094】又、第一の実施形態乃至第三の実施形態に
亘り、画像形成装置の具体例としてレーザビームプリン
タを採用してきたが、画像形成装置の他の具体例、例え
ば、複写機、複写機、ファクシミリ、マイクロフィルム
リーダプリンタ、ディスプレイ等の画像表示装置及び記
録機等に第一の実施形態乃至第三の実施形態を適用する
ことにより、第一の実施形態乃至第三の実施形態に係る
効果及び利点が得られるのは言うまでもない。
【0095】
【発明の効果】以上にて説明してきたように、本出願に
係る第一の発明に依れば、担持量規制体の固定端部が付
勢手段により現像装置本体に付勢されて、担持量規制体
の固定端部及び担持量規制体の自由端部を結ぶ方向に垂
直な方向における前記固定端部の現像装置本体への取付
圧分布が平滑化せしめられるので、前記垂直な方向にお
ける担持量規制体自由端部の現像剤担持体への当接圧の
一様化を確実に図ることができ、以て、潜像担持体に担
持の静電潜像の可視像化の品質及び現像処理環境を好適
に維持することができる。
【0096】又、本出願に係る第二の発明に依れば、担
持量規制体の固定端部及び付勢部材支持体の間の隙間部
に圧縮して挿入された付勢部材により、担持量規制体の
固定端部が現像装置本体に付勢されて、担持量規制体の
固定端部及び担持量規制体の自由端部を結ぶ方向に垂直
な方向における前記固定端部の現像装置本体への取付圧
分布が平滑化せしめられるので、前記垂直な方向におけ
る担持量規制体自由端部の現像剤担持体への当接圧の一
様化を確実に図ることができ、以て、潜像担持体に担持
の静電潜像の可視像化の品質及び現像処理環境を好適に
維持することができる。
【0097】更に、本出願に係る第三の発明に依れば、
担持量規制体の固定端部及び付勢部材支持体の間の隙間
部であって、担持量規制体固定端部側から担持量規制体
自由端部側に向けて狭くなる勾配を有する隙間部に圧縮
して挿入された付勢部材により、担持量規制体の固定端
部が現像装置本体に付勢されて、担持量規制体の固定端
部及び担持量規制体の自由端部を結ぶ方向に垂直な方向
における前記固定端部の現像装置本体への取付圧分布が
平滑化せしめられるので、前記垂直な方向における担持
量規制体自由端部の現像剤担持体への当接圧の一様化を
より確実に図ることができ、以て、潜像担持体に担持の
静電潜像の可視像化の品質及び現像処理環境の更なる好
適化を図ることができる。
【0098】又、本出願に係る第四の発明に依れば、担
持量規制体の固定端部及び付勢部材支持体の間の隙間部
であって、担持量規制体固定端部側から担持量規制体自
由端部側に向けて狭くなる段差を有する隙間部に圧縮し
て挿入された付勢部材により、担持量規制体の固定端部
が現像装置本体に付勢されて、担持量規制体の固定端部
及び担持量規制体の自由端部を結ぶ方向に垂直な方向に
おける前記固定端部の現像装置本体への取付圧分布が平
滑化せしめられるので、前記垂直な方向における担持量
規制体自由端部の現像剤担持体への当接圧の一様化をよ
り確実に図ることができ、以て、潜像担持体に担持の静
電潜像の可視像化の品質及び現像処理環境の更なる好適
化を図ることができる。
【0099】更に、本出願に係る第五の発明に依れば、
担持量規制体の自由端部に設けられた弾性部材が、回転
中の現像剤担持体外周面に現像剤を介して当接されるの
で、規制領域での現像剤摩擦帯電化による現像剤担持体
及び担持量規制体の摩耗を抑えることができ、以て、現
像剤担持体及び担持量規制体の寿命の長期化を図ること
ができる。
【0100】又、本出願に係る第六の発明に依れば、担
持量規制体の自由端部が、外周面が弾性層である現像剤
担持体外周面に現像剤を介して当接されるので、規制領
域での現像剤摩擦帯電化による現像剤担持体及び担持量
規制体の摩耗を抑えることができ、以て、現像剤担持体
及び担持量規制体の寿命の長期化を図ることができる。
【0101】更に、本出願に係る第七の発明に依れば、
担持量規制体の固定端部が付勢手段により現像装置本体
に付勢されて、担持量規制体の固定端部及び担持量規制
体の自由端部を結ぶ方向に垂直な方向における前記固定
端部の現像装置本体への取付圧分布が平滑化せしめられ
るので、前記垂直な方向における担持量規制体自由端部
の現像剤担持体への当接圧の一様化を確実に図ることが
でき、以て、潜像担持体に担持の静電潜像の可視像化の
品質及び現像処理環境を好適に維持された現像装置を備
える画像形成装置を提供することができる。
【0102】又、本出願に係る第八の発明に依れば、担
持量規制体の固定端部及び付勢部材支持体の間の隙間部
に圧縮して挿入された付勢部材により、担持量規制体の
固定端部が現像装置本体に付勢されて、担持量規制体の
固定端部及び担持量規制体の自由端部を結ぶ方向に垂直
な方向における前記固定端部の現像装置本体への取付圧
分布が平滑化せしめられるので、前記垂直な方向におけ
る担持量規制体自由端部の現像剤担持体への当接圧の一
様化を確実に図ることができ、以て、潜像担持体に担持
の静電潜像の可視像化の品質及び現像処理環境を好適に
維持された現像装置を備える画像形成装置を提供するこ
とができる。
【0103】更に、本出願に係る第九の発明に依れば、
担持量規制体の固定端部及び付勢部材支持体の間の隙間
部であって、担持量規制体固定端部側から担持量規制体
自由端部側に向けて狭くなる勾配を有する隙間部に圧縮
して挿入された付勢部材により、担持量規制体の固定端
部が現像装置本体に付勢されて、担持量規制体の固定端
部及び担持量規制体の自由端部を結ぶ方向に垂直な方向
における前記固定端部の現像装置本体への取付圧分布が
平滑化せしめられるので、前記垂直な方向における担持
量規制体自由端部の現像剤担持体への当接圧の一様化を
より確実に図ることができ、以て、潜像担持体に担持の
静電潜像の可視像化の品質及び現像処理環境の更なる好
適化が図られた現像装置を備える画像形成装置を提供す
ることができる。
【0104】又、本出願に係る第十の発明に依れば、担
持量規制体の固定端部及び付勢部材支持体の間の隙間部
であって、担持量規制体固定端部側から担持量規制体自
由端部側に向けて狭くなる段差を有する隙間部に圧縮し
て挿入された付勢部材により、担持量規制体の固定端部
が現像装置本体に付勢されて、担持量規制体の固定端部
及び担持量規制体の自由端部を結ぶ方向に垂直な方向に
おける前記固定端部の現像装置本体への取付圧分布が平
滑化せしめられるので、前記垂直な方向における担持量
規制体自由端部の現像剤担持体への当接圧の一様化をよ
り確実に図ることができ、以て、潜像担持体に担持の静
電潜像の可視像化の品質及び現像処理環境の更なる好適
化が図られた現像装置を備える画像形成装置を提供する
ことができる。
【0105】更に、本出願に係る第十一の発明に依れ
ば、担持量規制体の自由端部に設けられた弾性部材が、
回転中の現像剤担持体外周面に現像剤を介して当接され
るので、規制領域での現像剤摩擦帯電化による現像剤担
持体及び担持量規制体の摩耗を抑えることができ、以
て、現像剤担持体及び担持量規制体の寿命の長期化が図
られた現像装置を備える画像形成装置を提供することが
できる。
【0106】又、本出願に係る第十二の発明に依れば、
担持量規制体の自由端部が、外周面が弾性層である現像
剤担持体外周面に現像剤を介して当接されるので、規制
領域での現像剤摩擦帯電化による現像剤担持体及び担持
量規制体の摩耗を抑えることができ、以て、現像剤担持
体及び担持量規制体の寿命の長期化が図られた現像装置
を備える画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願の第一の実施形態に係る画像形成装置の
概略構成を示す模式的構成図である。
【図2】図1の現像装置の概略構成を示す模式的断面図
である。
【図3】図2の現像装置の模式的斜視図である。
【図4】図2及び図3の担持量規制体の周辺拡大図であ
る。
【図5】本出願の第二の実施形態に係る担持量規制体の
周辺拡大図である。
【図6】本出願の第三の実施形態に係る担持量規制体の
周辺拡大図である。
【図7】従来の現像装置の概略構成を示す模式的断面図
である。
【図8】図7の現像装置の模式的斜視図である。
【図9】図7及び図8の担持量規制体の現像装置本体へ
の取付状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 レーザビームプリンタ(画像形成装置) 2 潜像担持体 3 現像装置 4 転写ローラ(転写装置) 5 定着装置 9 現像スリーブ(現像剤担持体) 10 担持量規制体 11 交流電源 12 直流電源 13 攪拌部材 14 ファーブラシ 15 ネジ 16 帯電板 17 芯金 18 導電性繊維 19 直流電源 20 直流電源 21 ローラ 22 スクレーパ 23 フレーム 24 ネジ 25 ネジ 26 フレーム 27 弾性部材 28 付勢手段 29 ネジ 30 発泡体(付勢部材) 31 支持部材(付勢部材支持体) 32 付勢手段 33 支持部材(付勢部材支持体) 34 ワッシャ 35 ワッシャ 36 付勢手段 37 支持部材(付勢部材支持体) 100 現像装置 101 現像スリーブ(現像剤担持体) 102 担持量規制体 103 攪拌部材 104 ローラ 105 弾性部材 106 ネジ 107 介在部材 Sp 規制領域 P 記録媒体

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に現像剤を担持する回転体状の回
    転自在な現像剤担持体と、一端部が固定端部として現像
    装置本体に取り付けられ、他端部が自由端部として形成
    されて回転中の現像剤担持体の外周面に現像剤を介して
    当接されることにより前記外周面における現像剤担持量
    規制のための規制領域を現像剤担持体との間に形成する
    担持量規制体とを備える現像装置であって、規制領域通
    過中に現像剤担持体及び担持量規制体から規定極性に摩
    擦帯電せしめられた現像剤により、潜像担持体に担持の
    静電潜像を可視像化する現像装置において、前記固定端
    部を現像装置本体へと付勢せしめて、前記固定端部及び
    前記自由端部を結ぶ方向に垂直な方向における前記固定
    端部の現像装置本体への取付圧分布を平滑化せしめる付
    勢手段を備えることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 付勢手段は、担持量規制体の固定端部を
    現像装置本体に付勢するための主として弾性素材から成
    る付勢部材と、前記固定端部における現像剤担持体との
    対面部位の反対側の部位との間に付勢部材を支持するた
    めの隙間部を形成する付勢部材支持体とを備え、付勢部
    材は、前記隙間部に圧縮されて挿入されることにより、
    前記固定端部を現像装置本体に付勢するようになってい
    ることとする請求項1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 担持量規制体の固定端部及び付勢部材支
    持体の間に形成された隙間部は、担持量規制体固定端部
    側から担持量規制体自由端部側に向けて狭くなる勾配を
    有することとする請求項2に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 担持量規制体の固定端部及び付勢部材支
    持体の間に形成された隙間部は、担持量規制体固定端部
    側から担持量規制体自由端部側に向けて狭くなる段差を
    有することとする請求項2に記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 担持量規制体は、その自由端部に弾性部
    材が設けられ、弾性部材が回転中の現像剤担持体外周面
    に現像剤を介して当接されるようになっていることとす
    る請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の現像装
    置。
  6. 【請求項6】 現像剤担持体は、その外周面が弾性層で
    あることとする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
    記載の現像装置。
  7. 【請求項7】 潜像担持体に担持の静電潜像を現像剤に
    より可視像化したのち、前記可視像を転写処理及び定着
    処理を経て記録媒体に記録せしめる画像形成装置であっ
    て、請求項1に記載の現像装置、転写処理のための転写
    装置及び定着処理のための定着装置を備えることを特徴
    とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 付勢手段は、担持量規制体の固定端部を
    現像装置本体に付勢するための主として弾性素材から成
    る付勢部材と、前記固定端部における現像剤担持体との
    対面部位の反対側の部位との間に付勢部材を支持するた
    めの隙間部を形成する付勢部材支持体とを備え、付勢部
    材は、前記隙間部に圧縮されて挿入されることにより、
    前記固定端部を現像装置本体に付勢するようになってい
    ることとする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 担持量規制体の固定端部及び付勢部材支
    持体の間に形成された隙間部は、担持量規制体固定端部
    側から担持量規制体自由端部側に向けて狭くなる勾配を
    有することとする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 担持量規制体の固定端部及び付勢部材
    支持体の間に形成された隙間部は、担持量規制体固定端
    部側から担持量規制体自由端部側に向けて狭くなる段差
    を有することとする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 担持量規制体は、その自由端部に弾性
    部材が設けられ、弾性部材が回転中の現像剤担持体外周
    面に現像剤を介して当接されるようになっていることと
    する請求項7乃至請求項10のいずれか一項に記載の画
    像形成装置。
  12. 【請求項12】 現像剤担持体は、その外周面が弾性層
    であることとする請求項7乃至請求項10のいずれか一
    項に記載の画像形成装置。
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