JPH11281968A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JPH11281968A JPH11281968A JP10083155A JP8315598A JPH11281968A JP H11281968 A JPH11281968 A JP H11281968A JP 10083155 A JP10083155 A JP 10083155A JP 8315598 A JP8315598 A JP 8315598A JP H11281968 A JPH11281968 A JP H11281968A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表示面への光漏れを防止してコントラストの
低下や輝度ムラの発生を防止すると共に、耐衝撃性能を
有する液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶パネル１とバックライトユニット４
を収納するケース９の画像表示用の開口部１０を有する
上部フレーム１１の内壁面に、弾性を有する衝撃吸収材
からなる緩衝材１４および光吸収材からなり光の反射を
抑制する光漏れ防止材１５を配置する。
低下や輝度ムラの発生を防止すると共に、耐衝撃性能を
有する液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶パネル１とバックライトユニット４
を収納するケース９の画像表示用の開口部１０を有する
上部フレーム１１の内壁面に、弾性を有する衝撃吸収材
からなる緩衝材１４および光吸収材からなり光の反射を
抑制する光漏れ防止材１５を配置する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示装置、
特に透過型の液晶表示装置に関するものである。
特に透過型の液晶表示装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図７は従来の液晶表示装置を示す図であ
る。図において、１は画像を表示する液晶パネルで、ス
イッチング素子として薄膜トランジスタ（ＴＦＴ）等が
形成されたＴＦＴ基板２とカラーフィルタが形成された
カラーフィルタ基板３を有している。４は液晶パネル１
の裏面側に配置され、裏面側から液晶パネル１に光を照
射するバックライトユニット、９は液晶パネル１とバッ
クライトユニット４を収納するケース、１１は画像表示
用の開口部１０を有するケース９の上部フレーム、１４
は上部フレーム１１の内壁面に配置された弾性体からな
る緩衝材で、液晶表示装置に加わる衝撃から液晶パネル
１を保護する。
る。図において、１は画像を表示する液晶パネルで、ス
イッチング素子として薄膜トランジスタ（ＴＦＴ）等が
形成されたＴＦＴ基板２とカラーフィルタが形成された
カラーフィルタ基板３を有している。４は液晶パネル１
の裏面側に配置され、裏面側から液晶パネル１に光を照
射するバックライトユニット、９は液晶パネル１とバッ
クライトユニット４を収納するケース、１１は画像表示
用の開口部１０を有するケース９の上部フレーム、１４
は上部フレーム１１の内壁面に配置された弾性体からな
る緩衝材で、液晶表示装置に加わる衝撃から液晶パネル
１を保護する。
【０００３】従来の液晶表示装置は上記のような構造を
有するため、バックライトユニット４と液晶パネル１と
の間から漏出した光が、緩衝材１４と液晶パネル１との
界面で反射する、あるいは透明な緩衝材１４を用いた場
合には、上部フレーム１１と液晶パネル１との界面で反
射することにより、液晶表示装置の表示面において光漏
れが生じる。特に、近年の液晶表示装置では、表示面積
率向上のための狭額縁化により、上部フレーム１１と表
示領域との距離が小さくなっているため、上部フレーム
１１や緩衝材１４で反射して表示面に漏れてくる光によ
って、表示領域周辺部ではコントラストの低下や輝度ム
ラが発生するなどの問題があった。液晶表示装置のバッ
クライトユニット４と液晶パネル１との間から漏出した
光が上部フレーム１１や緩衝材１４で反射して表示面に
漏れてくるのを防止する方法として、緩衝作用を有する
光反射防止テープを上部フレームに貼り付ける方法が提
案されている。
有するため、バックライトユニット４と液晶パネル１と
の間から漏出した光が、緩衝材１４と液晶パネル１との
界面で反射する、あるいは透明な緩衝材１４を用いた場
合には、上部フレーム１１と液晶パネル１との界面で反
射することにより、液晶表示装置の表示面において光漏
れが生じる。特に、近年の液晶表示装置では、表示面積
率向上のための狭額縁化により、上部フレーム１１と表
示領域との距離が小さくなっているため、上部フレーム
１１や緩衝材１４で反射して表示面に漏れてくる光によ
って、表示領域周辺部ではコントラストの低下や輝度ム
ラが発生するなどの問題があった。液晶表示装置のバッ
クライトユニット４と液晶パネル１との間から漏出した
光が上部フレーム１１や緩衝材１４で反射して表示面に
漏れてくるのを防止する方法として、緩衝作用を有する
光反射防止テープを上部フレームに貼り付ける方法が提
案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
液晶表示装置における表示面への光漏れを防止する方法
として、液晶パネルの表示面側を覆っている上部フレー
ムに緩衝作用を有する光反射防止テープを貼り付ける方
法が提案されているが、光反射防止テープを貼り付ける
だけでは、液晶表示装置に加えられる衝撃等から液晶表
示装置を保護する緩衝作用が不十分であり、特に大型化
された液晶表示装置に対しては、緩衝効果が期待できな
い。また、狭額縁化により上部フレームの強度が低下
し、上部フレームが変形することにより、上部フレーム
に貼り付けられた緩衝材とパネルとの間に隙間が生じ、
その部分から光漏れが生じるという問題があった。さら
に、中小型の液晶表示装置においても、モバイル用途で
高い耐衝撃性能が要求されており、緩衝作用を有する光
反射防止テープを貼り付けるだけでは衝撃等から液晶表
示装置を保護する作用が不十分であるなどの問題があっ
た。
液晶表示装置における表示面への光漏れを防止する方法
として、液晶パネルの表示面側を覆っている上部フレー
ムに緩衝作用を有する光反射防止テープを貼り付ける方
法が提案されているが、光反射防止テープを貼り付ける
だけでは、液晶表示装置に加えられる衝撃等から液晶表
示装置を保護する緩衝作用が不十分であり、特に大型化
された液晶表示装置に対しては、緩衝効果が期待できな
い。また、狭額縁化により上部フレームの強度が低下
し、上部フレームが変形することにより、上部フレーム
に貼り付けられた緩衝材とパネルとの間に隙間が生じ、
その部分から光漏れが生じるという問題があった。さら
に、中小型の液晶表示装置においても、モバイル用途で
高い耐衝撃性能が要求されており、緩衝作用を有する光
反射防止テープを貼り付けるだけでは衝撃等から液晶表
示装置を保護する作用が不十分であるなどの問題があっ
た。
【０００５】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、上部フレームや緩衝材による
反射、および上部フレームの変形により隙間が生じるこ
とに起因する表示面への光漏れを防止してコントラスト
の低下や輝度ムラの発生を防止すると共に、耐衝撃性能
を有する液晶表示装置を提供することを目的とする。
るためになされたもので、上部フレームや緩衝材による
反射、および上部フレームの変形により隙間が生じるこ
とに起因する表示面への光漏れを防止してコントラスト
の低下や輝度ムラの発生を防止すると共に、耐衝撃性能
を有する液晶表示装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる液晶表
示装置は、二枚の対向する透明絶縁性基板間に液晶材料
を挟持してなる液晶パネルと、液晶パネルの裏面側から
光を照射するバックライトユニットと、液晶パネルの画
像表示領域に開口部を有し、液晶パネルとバックライト
ユニットを収納するケースと、ケースの内壁面に配置さ
れた弾性体からなる緩衝材と、緩衝材の表面に設けら
れ、液晶パネルと密着する光吸収材からなる光漏れ防止
材を備えたものである。また、緩衝材と光漏れ防止材
は、ケースの開口部が設けられた上部フレームの内壁面
に配置されているものである。または、緩衝材と光漏れ
防止材は、ケースの開口部が設けられた上部フレームと
側部フレームの内壁面に配置されているものである。ま
たは、緩衝材は、ケースの内壁面全面に配置され、かつ
光漏れ防止材は、ケースの開口部が設けられた上部フレ
ームと側部フレームの内壁面に配置されているものであ
る。また、光漏れ防止材は、光反射防止テープを緩衝材
に貼り付けることにより構成されるものである。また
は、光漏れ防止材は、緩衝材の表面に形成された光反射
防止膜である。
示装置は、二枚の対向する透明絶縁性基板間に液晶材料
を挟持してなる液晶パネルと、液晶パネルの裏面側から
光を照射するバックライトユニットと、液晶パネルの画
像表示領域に開口部を有し、液晶パネルとバックライト
ユニットを収納するケースと、ケースの内壁面に配置さ
れた弾性体からなる緩衝材と、緩衝材の表面に設けら
れ、液晶パネルと密着する光吸収材からなる光漏れ防止
材を備えたものである。また、緩衝材と光漏れ防止材
は、ケースの開口部が設けられた上部フレームの内壁面
に配置されているものである。または、緩衝材と光漏れ
防止材は、ケースの開口部が設けられた上部フレームと
側部フレームの内壁面に配置されているものである。ま
たは、緩衝材は、ケースの内壁面全面に配置され、かつ
光漏れ防止材は、ケースの開口部が設けられた上部フレ
ームと側部フレームの内壁面に配置されているものであ
る。また、光漏れ防止材は、光反射防止テープを緩衝材
に貼り付けることにより構成されるものである。また
は、光漏れ防止材は、緩衝材の表面に形成された光反射
防止膜である。
【０００７】
【発明の実施の形態】実施の形態１．以下、この発明の
一実施の形態である液晶表示装置を図について説明す
る。図１は本発明の実施の形態１による液晶表示装置を
示す断面図である。図において、１は画像を表示する液
晶パネルで、スイッチング素子として薄膜トランジスタ
（ＴＦＴ）等が形成されたＴＦＴ基板２、カラーフィル
タが形成されたカラーフィルタ基板３、ＴＦＴ基板２と
カラーフィルタ基板３を対向させて接着するシール材
（図示せず）、ＴＦＴ基板２とカラーフィルタ基板３の
間に挟持された液晶（図示せず）、およびＴＦＴ基板２
とカラーフィルタ基板３の外側に配置された偏光板（図
示せず）から構成される。４は液晶パネル１の裏面側に
配置され、裏面側から液晶パネル１に光を照射するバッ
クライトユニットで、アクリル等の合成樹脂からなる透
明な板状の導光板５、導光板５の側部に配置された光源
であるランプ６、導光板５の下面側（液晶パネル１と接
していない面）に配置された反射板７、および導光板５
からの光を液晶パネル１に拡散させるために、導光板５
と液晶パネル１の間に設置された拡散板から構成され
る。
一実施の形態である液晶表示装置を図について説明す
る。図１は本発明の実施の形態１による液晶表示装置を
示す断面図である。図において、１は画像を表示する液
晶パネルで、スイッチング素子として薄膜トランジスタ
（ＴＦＴ）等が形成されたＴＦＴ基板２、カラーフィル
タが形成されたカラーフィルタ基板３、ＴＦＴ基板２と
カラーフィルタ基板３を対向させて接着するシール材
（図示せず）、ＴＦＴ基板２とカラーフィルタ基板３の
間に挟持された液晶（図示せず）、およびＴＦＴ基板２
とカラーフィルタ基板３の外側に配置された偏光板（図
示せず）から構成される。４は液晶パネル１の裏面側に
配置され、裏面側から液晶パネル１に光を照射するバッ
クライトユニットで、アクリル等の合成樹脂からなる透
明な板状の導光板５、導光板５の側部に配置された光源
であるランプ６、導光板５の下面側（液晶パネル１と接
していない面）に配置された反射板７、および導光板５
からの光を液晶パネル１に拡散させるために、導光板５
と液晶パネル１の間に設置された拡散板から構成され
る。
【０００８】９は液晶パネル１とバックライトユニット
４を収納するケースで、画像表示用の開口部１０を有す
る上部フレーム１１と、側部フレーム１２、下部フレー
ム１３から構成される。１４は上部フレーム１１の内壁
面に配置された緩衝材で、シリコンゴム等の弾性体から
なる衝撃吸収材から構成される。１５は緩衝材１４の表
面に設けられた光漏れ防止材で、光を吸収して光の反射
を抑えることのできる材料から構成され、例えば、光学
暗箱や天体望遠鏡の鏡筒の内側に用いられる黒色のベル
ベット状光吸収材等からなる光反射防止テープ、または
黒色塗料が用いられる。
４を収納するケースで、画像表示用の開口部１０を有す
る上部フレーム１１と、側部フレーム１２、下部フレー
ム１３から構成される。１４は上部フレーム１１の内壁
面に配置された緩衝材で、シリコンゴム等の弾性体から
なる衝撃吸収材から構成される。１５は緩衝材１４の表
面に設けられた光漏れ防止材で、光を吸収して光の反射
を抑えることのできる材料から構成され、例えば、光学
暗箱や天体望遠鏡の鏡筒の内側に用いられる黒色のベル
ベット状光吸収材等からなる光反射防止テープ、または
黒色塗料が用いられる。
【０００９】本実施の形態による液晶表示装置では、バ
ックライトユニット４から照射された光のうち、液晶表
示装置の周辺部に配置された端子部や、液晶パネル１と
バックライトユニット４との間から漏出し上部フレーム
１１の内壁面に照射される光は、上部フレーム１１の内
壁面に配置された緩衝材１４の表面に設けられた光漏れ
防止材１５により光の反射が数％程度に抑制され、残り
の反射も、フレームとパネルとの隙間をなくしているた
め、液晶パネル１の表示領域への光漏れを低減でき、か
つ、上部フレーム１１の内壁面に緩衝材１４を配置する
ことにより、従来のものより強い衝撃から液晶表示装置
を保護することができる。特に上部フレーム１１の内壁
面に緩衝材１４を配置した場合は、液晶パネル１の表示
面に対して垂直方向からの衝撃に対して効果がある。な
お、緩衝材１４の厚みは０．５ｍｍ〜１．０ｍｍ程度、
光漏れ防止材１５として光反射防止テープを用いた場合
には、その厚みは０．５ｍｍ〜１．０ｍｍ程度が望まし
い。
ックライトユニット４から照射された光のうち、液晶表
示装置の周辺部に配置された端子部や、液晶パネル１と
バックライトユニット４との間から漏出し上部フレーム
１１の内壁面に照射される光は、上部フレーム１１の内
壁面に配置された緩衝材１４の表面に設けられた光漏れ
防止材１５により光の反射が数％程度に抑制され、残り
の反射も、フレームとパネルとの隙間をなくしているた
め、液晶パネル１の表示領域への光漏れを低減でき、か
つ、上部フレーム１１の内壁面に緩衝材１４を配置する
ことにより、従来のものより強い衝撃から液晶表示装置
を保護することができる。特に上部フレーム１１の内壁
面に緩衝材１４を配置した場合は、液晶パネル１の表示
面に対して垂直方向からの衝撃に対して効果がある。な
お、緩衝材１４の厚みは０．５ｍｍ〜１．０ｍｍ程度、
光漏れ防止材１５として光反射防止テープを用いた場合
には、その厚みは０．５ｍｍ〜１．０ｍｍ程度が望まし
い。
【００１０】この発明によれば、液晶パネル１とバック
ライトユニット４を収納するケース９の画像表示用の開
口部１０を有する上部フレーム１１の内壁面に緩衝材１
４および光漏れ防止材１５を配置することにより、衝撃
吸収能力が向上し従来の光防止材だけでは吸収できない
衝撃から液晶パネル１を保護できると共に、バックライ
トユニット４から照射された光のうち、上部フレーム１
１の内壁面に照射された光が反射して液晶パネル１の表
示領域へ漏出するのを低減して液晶表示装置におけるコ
ントラストの低下や輝度ムラの発生を防止できる。ま
た、光漏れ防止材とパネルとの密着力を高くし、隙間を
なくしているため、多少のフレーム変形に対しては、開
口端部からの光漏れを防止できる。
ライトユニット４を収納するケース９の画像表示用の開
口部１０を有する上部フレーム１１の内壁面に緩衝材１
４および光漏れ防止材１５を配置することにより、衝撃
吸収能力が向上し従来の光防止材だけでは吸収できない
衝撃から液晶パネル１を保護できると共に、バックライ
トユニット４から照射された光のうち、上部フレーム１
１の内壁面に照射された光が反射して液晶パネル１の表
示領域へ漏出するのを低減して液晶表示装置におけるコ
ントラストの低下や輝度ムラの発生を防止できる。ま
た、光漏れ防止材とパネルとの密着力を高くし、隙間を
なくしているため、多少のフレーム変形に対しては、開
口端部からの光漏れを防止できる。
【００１１】実施の形態２．実施の形態１では、緩衝材
１４および光漏れ防止材１５を画像表示用の開口部１０
を有する上部フレーム１１の内壁面にのみ配置したが、
図２に示すように、液晶パネル１とバックライトユニッ
ト４を収納するケース９の上部フレーム１１および側部
フレーム１２の内壁面に緩衝材１４および光漏れ防止材
１５を配置することにより、液晶パネルの表示領域への
光漏れ低減、および液晶パネル１の表示面に対して平行
方向の耐衝撃性能において一層の効果が得られる。図２
はこの発明の実施の形態２を示す液晶表示装置の平面図
で、その他の構成は実施の形態１と同様であるので説明
を省略する。
１４および光漏れ防止材１５を画像表示用の開口部１０
を有する上部フレーム１１の内壁面にのみ配置したが、
図２に示すように、液晶パネル１とバックライトユニッ
ト４を収納するケース９の上部フレーム１１および側部
フレーム１２の内壁面に緩衝材１４および光漏れ防止材
１５を配置することにより、液晶パネルの表示領域への
光漏れ低減、および液晶パネル１の表示面に対して平行
方向の耐衝撃性能において一層の効果が得られる。図２
はこの発明の実施の形態２を示す液晶表示装置の平面図
で、その他の構成は実施の形態１と同様であるので説明
を省略する。
【００１２】実施の形態３．実施の形態２では、緩衝材
１４および光漏れ防止材１５を画像表示用の開口部１０
を有する上部フレーム１１および側部フレーム１２の内
壁面に配置したが、図３に示すように、液晶パネル１と
バックライトユニット４を収納するケース９の上部フレ
ーム１１、側部フレーム１２および下部フレーム１３の
内壁面に緩衝材１４を配置し、上部フレーム１１および
側部フレーム１２の内壁面に配置された緩衝材１４の表
面に光漏れ防止材１５を配置することにより、液晶パネ
ル１を緩衝材１４で包み込む構造を有するため、液晶パ
ネル１の耐衝撃性能において一層の効果が得られる。図
３はこの発明の実施の形態３を示す液晶表示装置の平面
図で、その他の構成は実施の形態１と同様であるので説
明を省略する。
１４および光漏れ防止材１５を画像表示用の開口部１０
を有する上部フレーム１１および側部フレーム１２の内
壁面に配置したが、図３に示すように、液晶パネル１と
バックライトユニット４を収納するケース９の上部フレ
ーム１１、側部フレーム１２および下部フレーム１３の
内壁面に緩衝材１４を配置し、上部フレーム１１および
側部フレーム１２の内壁面に配置された緩衝材１４の表
面に光漏れ防止材１５を配置することにより、液晶パネ
ル１を緩衝材１４で包み込む構造を有するため、液晶パ
ネル１の耐衝撃性能において一層の効果が得られる。図
３はこの発明の実施の形態３を示す液晶表示装置の平面
図で、その他の構成は実施の形態１と同様であるので説
明を省略する。
【００１３】また、実施の形態１、２および３では、ケ
ース９は液晶パネル１とバックライトユニット４を覆う
形状とされているが、これに限定されるものではなく、
図４に示すように、下部フレーム１３の一部が開口して
いる形状を有するケース１７、あるいは図５に示すよう
に、下部フレームを有せず、側部フレーム１２がバック
ライトユニット４と固定されている形状を有するケース
１８を用い、ケース１８の上部フレーム１１の内壁面、
あるいは上部フレーム１１と側部フレーム１２の内壁面
に緩衝材１４および光漏れ防止材１５を配置した構造を
有する液晶表示装置においても、同様の効果が得られ
る。
ース９は液晶パネル１とバックライトユニット４を覆う
形状とされているが、これに限定されるものではなく、
図４に示すように、下部フレーム１３の一部が開口して
いる形状を有するケース１７、あるいは図５に示すよう
に、下部フレームを有せず、側部フレーム１２がバック
ライトユニット４と固定されている形状を有するケース
１８を用い、ケース１８の上部フレーム１１の内壁面、
あるいは上部フレーム１１と側部フレーム１２の内壁面
に緩衝材１４および光漏れ防止材１５を配置した構造を
有する液晶表示装置においても、同様の効果が得られ
る。
【００１４】実施の形態４．図６はこの発明の実施の形
態４を示す液晶表示装置の平面図である。図において、
１９は緩衝材１４の表面に形成された光反射防止膜で、
光を吸収して光の反射を抑えることのできる材料から構
成され、例えば、天体望遠鏡の鏡筒の内側にスプレー法
等で塗布される黒色の塗料が用いられる。なお、その他
の構成は実施の形態１と同様であるので説明を省略す
る。
態４を示す液晶表示装置の平面図である。図において、
１９は緩衝材１４の表面に形成された光反射防止膜で、
光を吸収して光の反射を抑えることのできる材料から構
成され、例えば、天体望遠鏡の鏡筒の内側にスプレー法
等で塗布される黒色の塗料が用いられる。なお、その他
の構成は実施の形態１と同様であるので説明を省略す
る。
【００１５】本実施の形態による液晶表示装置では、表
面に光漏れ防止膜１９を形成した緩衝材１４をケース９
の上部フレーム１１の内壁面に配置、緩衝材１４の厚み
を１．０ｍｍ〜２．０ｍｍと厚くすることにより、液晶
パネル１と緩衝材１４の隙間を無くしている。また、バ
ックライトユニット４から照射された光のうち、液晶表
示装置の周辺部に配置された端子部や、液晶パネル１と
バックライトユニット４との間から漏出し上部フレーム
１１の内壁面に照射される光は、上部フレーム１１の内
壁面に配置された光漏れ防止膜１９を有する緩衝材１４
により光の反射が数％程度に抑制されるため、液晶パネ
ル１の表示領域への光漏れを低減できる。なお、ケース
９の形状および光漏れ防止膜１９を有する緩衝材１４が
配置される領域はこれに限定されるものではなく、実施
の形態２または３に記載された液晶表示装置にそれぞれ
適用することもできる。本実施の形態によっても、実施
の形態１〜実施の形態３と同様の効果を得ることができ
る。
面に光漏れ防止膜１９を形成した緩衝材１４をケース９
の上部フレーム１１の内壁面に配置、緩衝材１４の厚み
を１．０ｍｍ〜２．０ｍｍと厚くすることにより、液晶
パネル１と緩衝材１４の隙間を無くしている。また、バ
ックライトユニット４から照射された光のうち、液晶表
示装置の周辺部に配置された端子部や、液晶パネル１と
バックライトユニット４との間から漏出し上部フレーム
１１の内壁面に照射される光は、上部フレーム１１の内
壁面に配置された光漏れ防止膜１９を有する緩衝材１４
により光の反射が数％程度に抑制されるため、液晶パネ
ル１の表示領域への光漏れを低減できる。なお、ケース
９の形状および光漏れ防止膜１９を有する緩衝材１４が
配置される領域はこれに限定されるものではなく、実施
の形態２または３に記載された液晶表示装置にそれぞれ
適用することもできる。本実施の形態によっても、実施
の形態１〜実施の形態３と同様の効果を得ることができ
る。
【００１６】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、液晶
パネルとバックライトユニットを収納するケースの内壁
面に緩衝材および光漏れ防止材を配置することにより、
衝撃に強い構造を有すると共に、バックライトユニット
から照射された光がケースの内壁面で反射することによ
る液晶パネルの表示領域への漏出を低減し、かつ、開口
端部からの光漏れを防止し、コントラストの低下や輝度
ムラの発生や光漏れがない表示品位の高い液晶表示装置
を提供することができる。また、この発明によれば、緩
衝材をケースの側部フレームや下部フレームの内壁面に
も配置しているため、液晶表示装置の耐衝撃性能を一層
向上させることができる。
パネルとバックライトユニットを収納するケースの内壁
面に緩衝材および光漏れ防止材を配置することにより、
衝撃に強い構造を有すると共に、バックライトユニット
から照射された光がケースの内壁面で反射することによ
る液晶パネルの表示領域への漏出を低減し、かつ、開口
端部からの光漏れを防止し、コントラストの低下や輝度
ムラの発生や光漏れがない表示品位の高い液晶表示装置
を提供することができる。また、この発明によれば、緩
衝材をケースの側部フレームや下部フレームの内壁面に
も配置しているため、液晶表示装置の耐衝撃性能を一層
向上させることができる。
【図１】 この発明の実施の形態１による液晶表示装置
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図２】 この発明の実施の形態２による液晶表示装置
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図３】 この発明の実施の形態３による液晶表示装置
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図４】 この発明の実施の形態３による他の液晶表示
装置を示す断面図である。
装置を示す断面図である。
【図５】 この発明の実施の形態３によるさらに他の液
晶表示装置を示す断面図である。
晶表示装置を示す断面図である。
【図６】 この発明の実施の形態４による液晶表示装置
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図７】 従来のこの種液晶表示装置を示す断面図であ
る。
る。
１ 液晶パネル、２ ＴＦＴ基板、３ カラーフィルタ
基板、４ バックライトユニット、５ 導光板、６ ラ
ンプ、７ 反射板、９ ケース、１０ 開口部、１１
上部フレーム、１２ 側部フレーム、１３ 下部フレー
ム、１４ 緩衝材、１５ 光漏れ防止材、１７、１８
ケース、１９ 光反射防止膜。
基板、４ バックライトユニット、５ 導光板、６ ラ
ンプ、７ 反射板、９ ケース、１０ 開口部、１１
上部フレーム、１２ 側部フレーム、１３ 下部フレー
ム、１４ 緩衝材、１５ 光漏れ防止材、１７、１８
ケース、１９ 光反射防止膜。
Claims (6)
- 【請求項１】 二枚の対向する透明絶縁性基板間に液晶
材料を挟持してなる液晶パネルと、 上記液晶パネルの裏面側から光を照射するバックライト
ユニットと、 上記液晶パネルの画像表示領域に開口部を有し、上記液
晶パネルと上記バックライトユニットを収納するケース
と、 上記ケースの内壁面に配置された弾性体からなる緩衝材
と、 上記緩衝材の表面に設けられ、上記液晶パネルと密着す
る光吸収材からなる光漏れ防止材を備えたことを特徴と
する液晶表示装置。 - 【請求項２】 緩衝材と光漏れ防止材は、ケースの開口
部が設けられた上部フレームの内壁面に配置されている
ことを特徴とする請求項１記載の液晶表示装置。 - 【請求項３】 緩衝材と光漏れ防止材は、ケースの開口
部が設けられた上部フレームの内壁面と側部フレームの
内壁面に配置されていることを特徴とする請求項１記載
の液晶表示装置。 - 【請求項４】 緩衝材は、ケースの内壁面全面に配置さ
れ、かつ光漏れ防止材は、ケースの開口部が設けられた
上部フレームの内壁面と側部フレームの内壁面に配置さ
れていることを特徴とする請求項１記載の液晶表示装
置。 - 【請求項５】 光漏れ防止材は、光反射防止テープを緩
衝材に貼り付けることにより構成されることを特徴とす
る請求項１〜４のいずれか一項記載の液晶表示装置。 - 【請求項６】 光漏れ防止材は、緩衝材の表面に形成さ
れた光反射防止膜であることを特徴とする請求項１〜４
のいずれか一項記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10083155A JPH11281968A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10083155A JPH11281968A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11281968A true JPH11281968A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13794362
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10083155A Pending JPH11281968A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11281968A (ja) |
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1998
- 1998-03-30 JP JP10083155A patent/JPH11281968A/ja active Pending
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