JPH11281677A - 電流測定装置 - Google Patents

電流測定装置

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JPH11281677A
JPH11281677A JP10083394A JP8339498A JPH11281677A JP H11281677 A JPH11281677 A JP H11281677A JP 10083394 A JP10083394 A JP 10083394A JP 8339498 A JP8339498 A JP 8339498A JP H11281677 A JPH11281677 A JP H11281677A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微小な電流から大電流までを精度よく測定す
ることが可能で、測定レンジを速やかに切り換えること
ができる電流測定装置を提供する。 【解決手段】 高精度抵抗とフォトモスリレーを直列に
接続した組を、定電圧を供給される入力端子と負荷抵抗
に接続される出力端子間に、並列に複数接続する。計測
増幅回路の一方の端子を入力端子に接続し、他方の端子
を、出力端子と抵抗値の小さな高精度抵抗のフォトモス
リレー側とに、それぞれアナログスイッチを介して接続
する。フォトモスリレーのうち小さな抵抗値の高精度抵
抗に接続されたものを導通させるときは、その抵抗に接
続されたアナログスイッチを導通させ、大きな抵抗値の
高精度抵抗に接続されたものを導通させるときは、出力
端子に接続されたアナログスイッチを導通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は定電圧を印加して負
荷抵抗に流れる電流を測定する電流測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】定電圧を印加して測定対象である負荷抵
抗に流れる電流を測定する従来の電流測定装置の要部の
構成を図5に示す。この電流測定装置9は、抵抗値が1
0倍ずつ異なる5つの高精度の抵抗R1〜R5と、これ
らの抵抗にそれぞれ接続された5つの水銀リレーS1〜
S5と、増幅回路93を備えている。抵抗R1〜R5は
所定の電圧を印加される入力端子91に接続され、水銀
リレーS1〜S5は図外の負荷抵抗に接続される出力端
子92に接続されている。
【0003】水銀リレーS1〜S5のいずれかを導通さ
せると、入力端子91と出力端子92が接続されて出力
端子92から負荷抵抗に電流が流れ、導通した水銀リレ
ーに接続されている抵抗には、負荷抵抗を流れる電流に
等しい電流が流れる。増幅回路93で入力端子91と出
力端子92の間の電圧を増幅し、端子93cに現れる増
幅後の電圧を不図示の電圧検出回路で測定することによ
り、負荷抵抗を流れる電流が測定される。
【0004】導通させる水銀リレーを切り換えて電流を
通す抵抗を切り換えることにより、入力端子91と出力
端子92の間に現れる電圧は変化し、これにより測定レ
ンジが切り換わる。この電流測定装置9は最小レンジR
8UAから最大レンジR80MAまで5段階の測定レン
ジをもち、最大レンジR80MAから始めて順次測定レ
ンジを切り換えて、電圧検出回路に与える電圧を所定範
囲内とするレンジ自動設定機能を備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
電流測定装置は測定レンジを切り換えるためのスイッチ
素子として水銀リレーを使用している。ところが水銀リ
レーは、動作/復旧時間すなわち導通動作を始めてから
完全に導通するまでの時間および導通動作を止め始めて
から完全に非導通となるまでの時間が、共に3msec
(ミリ秒)程度と長い。
【0006】このため、測定レンジを頻繁に切り換えて
負荷抵抗に流れる電流を測定するときには、測定にかな
りの時間を要する。例えば、上記の電流測定装置9で、
最小レンジR8UAで測定すべき負荷抵抗を最大レンジ
R80MAから始めてレンジ自動設定する場合、適正な
レンジに設定するまでに約27msecかかることにな
る。
【0007】速やかに測定を行い得るようにするために
は、水銀リレーに代えて、動作/復旧時間の短いスイッ
チ素子を用いればよい。例えば、フォトモスリレーは動
作/復旧時間がそれぞれ0.5msecと0.2mse
c程度であり、これを用いれば測定レンジの切り換えを
速やかに行うことができる。しかしながら、水銀リレー
のオン抵抗すなわち導通時の抵抗値が100mΩ程度で
あるのに対し、フォトモスリレーのオン抵抗は10Ω程
度と100倍も高い。このため、抵抗値の小さな抵抗に
電流を流す大レンジでの測定では、その抵抗値に匹敵す
るオン抵抗が新たに加わることになって、正しく電流を
測定することができなくなる。
【0008】動作/復旧時間が短い他のスイッチ素子も
同様であり、これらのスイッチ素子を水銀リレーに代わ
るものとしてそのまま使用することはできない。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、負荷抵抗に流れる微小な電流から大電流までを精
度よく測定することが可能で、測定レンジを速やかに切
り換えることができる電流測定装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、第1の端子と、第2の端子と、一端が
第1の端子に接続された抵抗値の異なる高精度の複数の
抵抗と、一端が第2の端子に接続され他端が複数の抵抗
の他端に個別に接続された複数のスイッチ素子と、第1
の入力端子が第1の端子に接続され第2の入力端子が第
2の端子に接続された増幅回路を有し、第1の端子およ
び第2の端子の一方に負荷抵抗を接続し他方に所定の電
圧を印加して、複数のスイッチ素子のいずれか1つを導
通させて第1の端子と第2の端子の間の電圧を増幅して
測定することにより、負荷抵抗に流れる電流を測定する
電流測定装置において、複数のスイッチ素子としてフォ
トモスリレーを備えるとともに、複数の抵抗のうち抵抗
値が所定値未満のもののスイッチ素子側の端と増幅回路
の第2の入力端子および第2の端子と増幅回路の第2の
入力端子をそれぞれ接続する複数のアナログスイッチを
備える。
【0011】そして、複数のスイッチ素子のうち抵抗値
が所定値未満の抵抗に接続されたものを導通させるとき
に、複数のアナログスイッチのうちその抵抗の端に接続
されたもののみを導通させ、複数のスイッチ素子のうち
抵抗値が所定値以上の抵抗に接続されたものを導通させ
るときに、複数のアナログスイッチのうち第2の端子に
接続されたもののみを導通させるようにする。
【0012】複数のスイッチ素子のうちどれを導通させ
るかによって測定レンジが切り換わるが、スイッチ素子
として動作/復旧時間のきわめて短いフォトモスリレー
を用いたことで、測定レンジの切り換えをきわめて速や
かに行うことができる。抵抗値が所定値未満の抵抗に電
流を流すときには、その抵抗に接続されたアナログスイ
ッチによって抵抗と増幅回路が直接接続され、第2の端
子と増幅回路とは遮断される。このとき、増幅回路には
直列に接続された抵抗とフォトモスリレーの両端間の電
圧ではなく、抵抗の両端間の電圧が与えられることにな
り、フォトモスリレーのオン抵抗は測定値に影響しな
い。
【0013】しかも、増幅回路の入力インピーダンスは
アナログスイッチの抵抗値を無視し得るほど大きいか
ら、アナログスイッチのオン抵抗によって測定が不正確
になることもない。したがって、抵抗値の小さな大レン
ジで測定するときでも、正確に電流を測定することがで
きる。
【0014】また、抵抗値が所定値以上の抵抗に電流を
流すときには、第2の端子と増幅回路が接続され、直列
に接続された抵抗とフォトモスリレーの両端間の電圧に
基づいて測定を行うことになる。ここで、例えば、所定
値を10kΩ程度以上にしておけばフォトモスリレーの
オン抵抗の1000倍以上となり、そのオン抵抗の測定
への影響は0.1%以下に抑えられる。したがって、小
レンジでも精度よく電流を測定することができる。この
ように設定することで、アナログスイッチを不必要に多
く備える無駄が避けられる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電流測定装置の一
実施形態について図面を参照して説明する。図1に電流
測定装置1の概略構成を示す。電流測定装置1は、ノイ
ズ除去回路10、電流測定回路20、電圧検出回路3
0、およびフィードバック回路40を備えている。
【0016】ノイズ除去回路10は積分回路11、反転
増幅回路12およびバッファ13から成り、図外の定電
圧源より抵抗10aを介して与えられる約8Vの所定電
圧からノイズを除去し、ノイズ除去後の電圧を電流測定
回路20に供給する。電流測定回路20は、電流測定の
対象である負荷抵抗RLに2芯シールド線20aを介し
てノイズ除去回路10からの電圧を印加し、それによっ
て自身の内部を流れる電流iを電圧に変換して出力す
る。電流測定回路20については後に詳述する。
【0017】電圧検出回路30は、反転増幅回路31お
よび電圧計32より成り、電流測定回路20が出力する
電圧を反転増幅回路31によって所定の倍率で増幅し、
増幅後の電圧を電圧計32で測定する。電圧計32で測
定される電圧は負荷抵抗RLを流れる電流iに応じて変
化するが、その電圧値は負荷抵抗RLを流れる電流値を
直接表すものではなく、電圧値と電流値の対応関係は電
流測定回路20の内部設定によって変わる。電流測定回
路20から電圧検出回路30に与えられる電圧の基準レ
ベルを調節するために、両回路間に可変抵抗30aが設
けられている。
【0018】フィードバック回路40は倍率1倍の差動
増幅回路41より成り、電流測定回路20が負荷抵抗R
Lに印加する電圧と負荷抵抗RLを流れることによって
低下した電圧の差をとって反転し、可変抵抗10bを介
してノイズ除去回路10に帰還させる。差動増幅回路4
1の入力インピーダンスは高く、電流測定回路20から
フィードバック回路40には電流は流れない。したがっ
て、負荷抵抗RLを流れる電流iと電流測定回路20を
流れる電流iは等しい。
【0019】なお、図1および以下に説明する図の各回
路の端子に付した+15および−15の数値は供給され
る駆動電圧(V)を、CGNDはグランド電位に接続さ
れていることを表す。
【0020】電流測定回路20の構成を図2に示す。電
流測定回路20はノイズ除去回路10から供給される電
圧を受ける入力端子21、その電圧を負荷抵抗RLに印
加する出力端子22、5つの抵抗R1〜R5、およびス
イッチ素子である6つのフォトモスリレーK1〜K6を
備えている。
【0021】抵抗R1〜R5は誤差0.1%以内の高精
度のもので、それらの抵抗値は10倍ずつ相違する。具
体的には、抵抗R1が100kΩで最大であり、抵抗R
5が10Ωで最小である。抵抗R1〜R5の一端は入力
端子21に接続されており、他端はそれぞれフォトモス
リレーK1〜K5の一端に接続されている。フォトモス
リレーK1〜K5の他端は出力端子22に接続されてい
る。フォトモスリレーK6は、抵抗R5と出力端子22
間に、フォトモスリレーK5に対して並列に接続されて
いる。抵抗R5と出力端子22間に2つのフォトモスリ
レーK5、K6を並列に設けたのは、連続負荷電流の絶
対最大定格を超えないようにするためである。
【0022】直列に接続された抵抗R1〜R4とフォト
モスリレーK1〜K4および抵抗R5とフォトモスリレ
ーK5、K6は、入力端子21と出力端子22間に並列
な5つの電流路を形成する。図示しないが、電流測定装
置1は装置全体を制御する制御部を備えており、この制
御部はフォトモスリレーK1〜K5を一時に1つだけ導
通させる。フォトモスリレーK5とK6は同時に動作さ
せられる。入力端子21と出力端子22の間を流れる電
流の最大値は、動作する電流路に応じて、8μA〜80
mAとなる。5つの電流路は電流測定装置1の5つの測
定レンジR8UA、R80UA、R800UA、R8M
A、R80MAに対応する。
【0023】電流測定回路20はまた、計測増幅回路2
3および4つのアナログスイッチK7〜K10を備えて
いる。計測増幅回路23の一方の入力端子23aは抵抗
R6を介して入力端子21に接続されており、他方の入
力端子23bは抵抗R7の一端に接続されている。抵抗
R7の他端は、アナログスイッチK7、K8、K9をそ
れぞれ介して抵抗R5、R4、R3のフォトモスリレー
K5、K4、K3側の端に接続され、アナログスイッチ
K10を介して出力端子22に接続されている。
【0024】計測増幅回路23は、入力端子23a、2
3b間に加えられる電圧を10倍に増幅して、その出力
端子23cより電圧検出回路30に出力する。計測増幅
回路23には精度誤差0.1%以内の2つの抵抗R8お
よびR9が並列に接続されている。計測増幅回路23の
構成を図3に示す。計測増幅回路23は、3つのオペア
ンプ51a、51b、52、および2つの過電圧保護回
路53a、53bより成る。
【0025】オペアンプ51aの入力端子(+)は過電
圧保護回路53aを介して入力端子23aに接続されて
おり、同様に、オペアンプ51bの入力端子(+)は過
電圧保護回路53bを介して入力端子23bに接続され
ている。オペアンプ51a、51bの他方の入力端子
(−)は抵抗R8、R9によって接続されている。オペ
アンプ51aの出力端子は、抵抗54aを介してオペア
ンプ52の入力端子(−)に接続され、抵抗55aを介
して自身の入力端子(−)に接続されている。オペアン
プ51bの出力端子は、抵抗54bを介してオペアンプ
52の入力端子(+)に接続され、抵抗55bを介して
自身の入力端子(−)に接続されている。
【0026】オペアンプ52の出力端子は計測増幅回路
23の出力端子23cとなっている。この出力端子23
cは帰還のために抵抗56aを介してオペアンプ52の
入力端子(−)に接続されている。オペアンプ52の入
力端子(+)は抵抗56bを介してグランド電位に接続
されている。このような構成により、計測増幅回路23
は、与えられる電圧を精度よく増幅することが可能であ
り、また、1010Ω程度の高い入力インピーダンスをも
つ。
【0027】前述の制御部はアナログスイッチK7〜K
10を一時に1つだけ導通させる。具体的には、フォト
モスリレーK5、K6を導通させる時にアナログスイッ
チK7を導通させ、フォトモスリレーK4を導通させる
時にアナログスイッチK8を導通させ、フォトモスリレ
ーK3を導通させる時にアナログスイッチK9を導通さ
せる。また、フォトモスリレーK1またはK2を導通さ
せる時にアナログスイッチK10を導通させる。
【0028】したがって、計測増幅回路23には、測定
レンジR8UAまたはR80UAが選択されているとき
には、入力端子21と出力端子22の間の電圧が与えら
れ、測定レンジR800UA、R8MAまたはR80M
Aが選択されているときには、それぞれ抵抗R3、R4
またはR5の両端間の電圧が与えられることになる。
【0029】フォトモスリレーのオン抵抗は10Ω程度
であり、これは抵抗R3、R4およびR5の抵抗値の1
%、10%および100%に相当する。しかしながら、
フォトモスリレーK3、K4、K5、K6に電流が流れ
る測定レンジR800UA、R8MA、R80MAで負
荷抵抗RLに流れる電流を測定するときには、抵抗R
3、R4、R5の両端間の電圧を直接測定することにな
り、それらのオン抵抗は測定に影響を及ぼさない。
【0030】しかも、アナログスイッチのオン抵抗は1
75Ω程度であって計測増幅回路23の入力インピーダ
ンスに比べて無視し得るほど小さいから、抵抗R3、R
4、R5と計測増幅回路23を接続するアナログスイッ
チK7、K8、K9のオン抵抗も測定に影響を及ぼさな
い。したがって、測定レンジR800UA、R8MA、
R80MAで測定される中電流ないし大電流の精度は高
い。
【0031】測定レンジR8UA、R80UAで測定す
るときは、フォトモスリレーK1、K2のオン抵抗が影
響する。しかしながら、フォトモスリレーのオン抵抗は
抵抗R1およびR2の抵抗値の0.01%および0.1
%に過ぎず、この電流測定装置1で用いている高精度抵
抗の精度誤差以下となって、その影響は無視し得る。し
たがって、測定レンジR8UA、R80UAで測定され
る微小ないし小電流の精度も高い。
【0032】電流測定装置1はレンジ自動設定機能を備
えている。レンジ自動設定に際して制御部は、計測増幅
回路23から出力される電圧が、電圧検出回路30が測
定し得る最大電圧以下でその最大電圧の5%以上の範囲
に収まるように、測定レンジを最大レンジR80MAか
ら始めて順次切り換える。電流測定装置1では動作/復
旧時間が0.5/0.2msecときわめて短いフォト
モスリレーを用いていることにより、測定レンジの切り
換えを速やかに行うことができる。アナログスイッチの
動作/復旧時間は1/0.5μsecとさらに短く、測
定には全く影響しない。
【0033】負荷抵抗RLを流れる電流が4〜80μA
の場合の、レンジ自動設定での測定に要する時間を、水
銀リレーを用いた従来の装置と対比して図4に示す。
(a)は電流測定装置1で要する時間、(b)は図5の
電流測定装置9で要する時間である。どちらもR80M
AからR80UAまでの4つの測定レンジを切り換える
ことになるが、1回の動作時間に2.5msec、1回
の復旧時間に2.8msecの差が生じるため、測定完
了までに21.2msecの差異が生じる。すなわち、
電流測定装置1では従来の約12%の時間で測定が完了
する。
【0034】なお、ここでは、電流測定回路20の入力
端子21に抵抗R1〜R5を接続し、出力端子22にフ
ォトモスリレーK1〜K6を接続する構成としたが、配
列順序を逆にして、フォトモスリレーK1〜K6を入力
端子21に接続し、抵抗R1〜R5を出力端子22に接
続する構成としてもよい。その場合、抵抗R7を出力端
子22に直接接続し、抵抗R6をアナログスイッチK1
0を介して入力端子21に接続し、抵抗R6をアナログ
スイッチK7、K8、K9に接続する。制御動作に違い
は生じない。
【0035】また、5つの抵抗R1〜R5のうち抵抗値
の小さな3つのみをアナログスイッチK7〜K9を介し
て計測増幅回路23に接続する構成としたが、全ての抵
抗R1〜R5をアナログスイッチを介して計測増幅回路
23に接続するようにしてもよい。このとき、出力端子
22と計測増幅回路23を接続するアナログスイッチK
10は不要になる。ただし、抵抗の精度誤差よりもフォ
トモスリレーのオン抵抗が小さいときには、抵抗の両端
の電圧のみを測定することは測定精度の向上には寄与し
ない。したがって、どの抵抗をアナログスイッチを介し
て計測増幅回路23に接続するかは、抵抗値の大きさと
精度誤差を考慮して定めることが望ましい。
【0036】
【発明の効果】本発明の電流測定装置によるときは、レ
ンジの切り換えに要する時間がきわめて短いから、測定
の能率が大きく向上する。しかも、どのレンジで測定す
るときでも誤差はほとんど生じず、微小な電流から大電
流までを精度よく測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の電流測定装置の概略構
成を示す図。
【図2】 上記電流測定装置の電流測定回路の構成を示
す図。
【図3】 上記電流測定回路の計測増幅回路の構成を示
す図。
【図4】 上記電流測定装置と従来の電流測定装置の測
定時間の比較例を示す図。
【図5】 従来の電流測定装置の要部の構成を示す図。
【符号の説明】
1 電流測定装置 10 ノイズ除去回路 11 積分回路 12 反転増幅回路 13 バッファ 20 電流測定回路 20a 2芯シールド線 21 入力端子 22 出力端子 23 計測増幅回路 R1〜R5 高精度抵抗 K1〜K6 フォトモスリレー K7〜K10 アナログスイッチ 30 電圧検出回路 31 反転増幅回路 32 電圧計 40 フィードバック回路 41 差動増幅回路 51a、51b、52 オペアンプ 53a、53b 過電圧保護回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の端子と、第2の端子と、一端が前
    記第1の端子に接続された抵抗値の異なる高精度の複数
    の抵抗と、一端が前記第2の端子に接続され他端が前記
    複数の抵抗の他端に個別に接続された複数のスイッチ素
    子と、第1の入力端子が前記第1の端子に接続され第2
    の入力端子が前記第2の端子に接続された増幅回路を有
    し、前記第1の端子および前記第2の端子の一方に負荷
    抵抗を接続し他方に所定の電圧を印加して、前記複数の
    スイッチ素子のいずれか1つを導通させて前記第1の端
    子と前記第2の端子の間の電圧を増幅して測定すること
    により、負荷抵抗に流れる電流を測定する電流測定装置
    において、 前記複数のスイッチ素子としてフォトモスリレーを備え
    るとともに、 前記複数の抵抗のうち抵抗値が所定値未満のものの前記
    スイッチ素子側の端と前記増幅回路の第2の入力端子、
    および前記第2の端子と前記増幅回路の第2の入力端子
    を、それぞれ接続する複数のアナログスイッチを備え
    て、 前記複数のスイッチ素子のうち抵抗値が前記所定値未満
    の抵抗に接続されたものを導通させるときに、前記複数
    のアナログスイッチのうちその抵抗の端に接続されたも
    ののみを導通させ、 前記複数のスイッチ素子のうち抵抗値が前記所定値以上
    の抵抗に接続されたものを導通させるときに、前記複数
    のアナログスイッチのうち前記第2の端子に接続された
    もののみを導通させることを特徴とする電流測定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020008442A (ja) * 2018-07-10 2020-01-16 株式会社日立産機システム 絶縁監視装置
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