JPH11281508A - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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JPH11281508A
JPH11281508A JP8542198A JP8542198A JPH11281508A JP H11281508 A JPH11281508 A JP H11281508A JP 8542198 A JP8542198 A JP 8542198A JP 8542198 A JP8542198 A JP 8542198A JP H11281508 A JPH11281508 A JP H11281508A
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JP
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layer
pressure
pressure sensor
gold
glass
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JP8542198A
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Masami Hori
正美 堀
Nobuyuki Ibara
伸行 茨
Atsushi Ishigami
敦史 石上
Kazunari Kuzuhara
一功 葛原
Koichi Yoshioka
浩一 吉岡
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体がガラス台座から、又は圧力導入管とガ
ラス台座との半田接合部から漏れることなく、150℃
以上の高温で使用できる圧力センサを提供する。 【解決手段】 測定対象である流体を圧力を持って導入
する貫通孔11が設けられて、その貫通孔11の軸に対
する一方直交面12を有する金属製の圧力導入管1と、
軸孔23を設けその軸孔23の軸と直交した一面21が
メタライズ層24でメタライズされて圧力導入管1の一
方直交面12に互いの軸を合わせて半田でもって半田接
合されるガラス台座22と、ガラス台座22の他面22
に接合されて圧力を電気信号に変換する圧力センサチッ
プ3とを備えた圧力センサにおいて、前記ガラス台座2
2は、微細結晶を均一に析出させた結晶性ガラスでもっ
て形成されるとともに、金錫合金系半田でもって前記圧
力導入管1の一方直交面12に接合された構成にしてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力による抵抗変
化を電気信号に変換して、気体又は液体からなる流体の
圧力を150℃以上の高温で測定する圧力センサに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧力センサとして、図3
及び図4に示す構成のものが存在する。このものは、測
定対象である流体を圧力を持って導入する貫通孔A1が
設けられて、その貫通孔A1の軸に対する一方直交面A2
を有する金属製の圧力導入管Aと、軸孔B1を設けその
軸孔B1の軸と直交した一面B2がメタライズ層B3でメ
タライズされて圧力導入管Aの一方直交面A2に互いの
軸を合わせて半田でもって接合されるガラス台座Bと、
ガラス台座Bの他面B4に接合されるとともにアルミニ
ウムパッドを設けそのアルミニウムパッドに圧力を変換
した電気信号を出力する圧力センサチップCとを備えて
いる。
【0003】さらに詳しくは、リード端子Dが設けら
れ、隣接した圧力導入管Aと共にガラス封止材Eで気密
封止されて、圧力センサチップCのアルミニウムパッド
と金ワイヤFでもって、ワイヤボンディングされて圧力
センサチップCと電気的に接続される。
【0004】また、ガラス台座Bはパイレックスガラス
でもって形成されて、図4に示すように、チタン層B3
1、白金層B32、及び金層B33が一面B2側から順次積層
されたメタライズ層B3でメタライズされるとともに、
錫アンチモン合金系半田でもって圧力導入管Aの一方直
交面A2に接合される。そして、リード端子Dは下地の
ニッケル層メッキ層、及び2乃至3マイクロメートル
(μm)の金メッキ層が順次積層される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の圧力セ
ンサでは、ガラス台座Bを圧力導入管Aの一方直交面A
2に錫アンチモン合金系半田でもって接合して、流体の
圧力を測定できる。
【0006】しかしながら、自動車等に搭載されて15
0℃以上の高温で使用されるとき、錫アンチモン合金系
半田が150℃以上になると強度特性を劣化しクリープ
を生じて、長時間使用するとガラス台座Bが一方直交面
A2から外れる場合があった。
【0007】また、錫アンチモン合金系半田と比較して
150℃以上で高強度特性を有する金錫合金系半田を使
用すると、強度特性に問題はないものの、その金錫合金
系半田は接合温度が約300℃であるので半田固化時に
応力をガラス台座Bに負荷して、そのガラス台座Bにク
ラックを発生させる。したがって、流体がガラス台座B
から、又は圧力導入管Aとガラス台座Bとの半田接合部
から漏れて、150℃以上の高温で使用できないという
問題があった。
【0008】また、150℃以上の高温で使用されたと
き、金ワイヤFが圧力センサチップCのアルミニウムパ
ッドとワイヤボンディングされて、金及びアルミニウム
からなり脆弱な金属間化合物をボンディング部に形成し
て、ワイヤ切れを発生するという別の問題があった。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、流体がガラス台座から、
又は圧力導入管とガラス台座との半田接合部から漏れる
ことなく、150℃以上の高温で使用できる圧力センサ
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、測定対象である流体を
圧力を持って導入する貫通孔が設けられて、その貫通孔
の軸に対する一方直交面を有する金属製の圧力導入管
と、軸孔を設けその軸孔の軸と直交した一面がメタライ
ズ層でメタライズされて圧力導入管の一方直交面に互い
の軸を合わせて半田でもって半田接合されるガラス台座
と、ガラス台座の他面に接合されて圧力を電気信号に変
換する圧力センサチップとを備えた圧力センサにおい
て、前記ガラス台座は、微細結晶を均一に析出させた結
晶性ガラスでもって形成されるとともに、金錫合金系半
田でもって前記圧力導入管の一方直交面に接合された構
成にしてある。
【0011】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記メタライズ層は、前記ガラス台座の一
面側から順次積層したクロム層、白金層、及び金層で形
成された構成にしてある。
【0012】請求項3記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記メタライズ層は、前記ガラス台座の一
面側から順次積層したチタン層、白金層、及び金層で形
成された構成にしてある。
【0013】請求項4記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記メタライズ層は、前記ガラス台座の一
面側から順次積層したチタン層、ニッケル層、及び金層
で形成された構成にしてある。
【0014】請求項5記載のものは、請求項1乃至請求
項4のいづれかに記載のものにおいて、前記圧力導入
管、及び前記圧力センサチップに設けられたアルミニウ
ムパッドとワイヤでもってワイヤボンディングされたリ
ード端子は、互いに隣接した状態でガラス封止材で気密
封止されたものであって、アルミニウムワイヤでもって
ワイヤボンディングされるリード端子は、下地のニッケ
ル層及び薄膜状の金フラッシュ層が順次積層された構成
にしてある。
【0015】請求項6記載のものは、請求項5記載のも
のにおいて、前記金フラッシュ層の層厚は、0.02乃
至0.15マイクロメートルの範囲に形成された構成に
してある。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1及び
図2に基づいて以下に説明する。
【0017】1は圧力導入管で、コバール又はFeNi
合金等の金属により、円筒状に形成され、測定対象であ
る流体を圧力を持って導入する貫通孔11が設けられ、
その貫通孔11の軸に対する一方直交面12を有して、
一方直交面12及び外周面が下地を形成するニッケルめ
っき層、及びそのニッケルめっき層に積層された2乃至
3マイクロメートル(μm)の金めっき層によってめっ
きされている。
【0018】2はガラス台座で、Si−Li系の結晶性
ガラスにより、一面21及び他面22を有した略四角形
に形成され、軸孔23が設けられ、その軸孔23の軸と
直交した一面21が蒸着又はスパッタ等でもって、クロ
ム層(Cr)24a、白金層(Pt)24b、及び金層
(Au)24cを一面21側から順次積層したメタライ
ズ層24でメタライズされている。
【0019】ここで、結晶性ガラスが石塚硝子株式会社
製で、商品名をデビトロンガラスとするガラスであっ
て、ガラスを溶融した後、結晶化熱処理を行い微細結晶
を均一に析出させることによって、パイレックスガラス
と比較して高強度特性を有する。また、金錫合金系半田
が、Snを20%含有する金錫合金により、接合温度を
約300℃とし、錫アンチモン(Sn−Sb)合金系半
田と比較して150℃以上で高強度特性を有する。
【0020】3は圧力センサチップで、シリコン半導体
により、シリコンダイヤフラム31上にピエゾ抵抗(図
示せず)を配することによって歪みゲージが形成され、
ガラス台座2の軸孔23がシリコンダイヤフラム31に
位置するよう、ガラス台座2の他面22に陽極接合され
ている。ここで、陽極接合とは、約400℃で直流の高
電圧を印加して接合する方法である。さらに、アルミニ
ウムからなるアルミニウムパッド(図示せず)が薄膜状
に形成されて、流体の圧力を変換した電気信号をアルミ
ニウムパッドに出力する。
【0021】4はリード端子で、コバール又はFeNi
合金等の金属により、長尺状に形成され、複数が圧力導
入管1に隣接して配置されて、外周面41及び端面が下
地のニッケルめっき層、及び2乃至3マイクロメートル
(μm)の金めっき層によってめっきされている。
【0022】5はガラス封止材で、圧力導入管1及びリ
ード端子4が互いに隣接した状態で、圧力導入管1の一
方直交面12側の外周面と、リード端子4の略中央部に
おける外周面41とを固着し気密封止している。
【0023】ここで、ガラス台座2は一面21が圧力導
入管1の貫通孔11の軸と、軸孔23の軸との互いの軸
を合わせて、圧力導入管1の一方直交面12に金錫(A
u−Sn)合金系半田でもって半田接合される。このと
きガラス台座2は、微細結晶を均一に析出させた結晶性
ガラスでもって形成されて高強度特性を有するので、金
錫合金系半田の接合温度である約300℃に高温化され
ても、半田固化時に応力を負荷されてクラックを発生す
ることがない。
【0024】6はアルミニウムワイヤで、アルミニウム
により、線状に形成され、一端末が圧力センサチップ3
のアルミニウムパッドと、他端末がリード端子4の端面
にそれぞれワイヤボンディングされ電気的に接続され
て、圧力を変換した電気信号を圧力センサチップ3から
リード端子4に伝達する。
【0025】ここで、アルミニウムパッドにワイヤボン
ディングされた時、材質が金ではなくアルミニウムであ
るので同材質のアルミニウム同志の接合になって、従来
のように脆い金属間化合物を形成することがない。
【0026】7は金属キャンで、金属により、箱形内部
71を有した有底箱形に形成され、圧力導入管1とリー
ド端子4とを箱形内部71に配し、開口端部がガラス封
止材5の外周部に固着された金属ベース72に抵抗溶接
されて、箱形内部71を気密封止する。そして、箱形内
部71が空気を排気され真空にされて、シリコンダイヤ
フラム31の一面を真空側に配置する。
【0027】このものの動作を説明する。ガラス台座2
は軸孔23が圧力導入管1の貫通孔11と互いの軸を合
わせて、一面21を圧力導入管1の一方直交面12に接
合されているので貫通孔11と連通する。また、他面2
2が軸孔23を遮蔽するよう圧力センサチップ3に接合
されている。したがって、気体又は液体の流体は、圧力
を持って圧力導入管1の貫通孔11に導入された時、漏
れることなくその圧力を圧力センサチップ3に負荷す
る。
【0028】圧力が圧力センサチップ3に負荷される
と、圧力センサチップ3に形成されたシリコンダイヤフ
ラム31が、流体の圧力と真空との差に比例して撓む。
そして、シリコンダイヤフラム31上に形成されたピエ
ゾ抵抗の抵抗値が撓みの大きさに比例して変化し、この
抵抗値を電気信号としてリード端子4に出力する。そし
て、シリコンダイヤフラム31の一面側の雰囲気が真空
であるので、流体の圧力を絶対圧力として測定する。
【0029】かかる第1実施形態の圧力センサにあって
は、上記したように、ガラス台座2が結晶性ガラスでも
って形成されるとともに、金錫合金系半田でもって圧力
導入管1の一方直交面12に接合されたから、金錫合金
系半田が従来の錫アンチモン合金系半田と比較して高強
度特性を有してクリープを発生しないので、150℃以
上で使用されてもガラス台座2が一方直交面12から外
れることがなく、かつ結晶性ガラスが従来のパイレック
スガラスと比較して高強度特性を有するので、ガラス台
座2が金錫合金系半田の接合温度である約300℃に高
温化されてもクラックを発生することなく、流体の圧力
を150℃以上の高温で精度よく測定することができ
る。
【0030】また、ガラス台座2がクロム層24a、白
金層24b、及び金層24cを一面21側から順次積層
したメタライズ層24でメタライズされたから、ガラス
台座2が圧力導入管1の一方直交面12に金錫合金系半
田で接合された時、クロム層24aがガラス台座2の一
面21に密着性よく接触するとともに、白金層24bが
金層24cの一面21側への拡散を防止して、ガラス台
座2を圧力導入管1の一方直交面12に強固に接合する
ことができる。
【0031】また、ワイヤボンディングされるワイヤが
アルミニウムワイヤ6であるから、アルミニウムパッド
とワイヤボンディングされた時、アルミニウムワイヤ6
が同材質のアルミニウム同志の接合になって、金属間化
合物を形成せずワイヤ切れを防止することができるな
お、第1実施形態では、メタライズ層24をガラス台座
2の一面21側から順次積層したクロム層24a、白金
層24b、及び金層24cで形成したが、チタン層、白
金層、及び金層で形成してもよく限定されない。
【0032】また、第1実施形態では、メタライズ層2
4をガラス台座2の一面側から順次積層したクロム層2
4a、白金層24b、及び金層24cで形成したが、チ
タン層、ニッケル層、及び金層で形成してもよく限定さ
れない。
【0033】また、第1実施形態では、リード端子4を
設け、そのリード端子4及び隣接した圧力導入管1がガ
ラス封止材5で気密封止されたものとしたが、ガラス封
止材5、及びそのガラス封止材5で気密封止されたリー
ド端子4を設けなくてもよく、限定されない。
【0034】本発明の第2実施形態を以下に説明する。
なお、第2実施形態では第1実施形態と異なる機能につ
いて述べることとし、第1実施形態と実質的に同一機能
を有する部材については、同一符号を付して説明を省略
する。
【0035】圧力導入管1は、一方直交面12及び外周
面が下地のニッケルめっき層、及び0.05乃至0.1
マイクロメートル(μm)に形成された薄膜状の金フラ
ッシュめっき層によってめっきされている。
【0036】リード端子4は、外周面41及び端面が下
地のニッケルめっき層、及びそのニッケルめっき層に積
層されて0.05乃至0.1マイクロメートル(μm)
に形成された金フラッシュめっき層によって被覆され
て、すなわちニッケルめっき層及び薄膜状の金フラッシ
ュめっき層が順次積層される。
【0037】ここで、金フラッシュめっき層の層厚範囲
は、0.02乃至0.15マイクロメートル(μm)が
好ましく、さらには0.05乃至0.1マイクロメート
ル(μm)がより好ましい。層厚が0.02マイクロメ
ートル(μm)以下になると、ユーザによってプリント
基板(図示せず)に半田付けされて実装されるとき、半
田濡れを劣化させて半田付けを困難にする。また、0.
15マイクロメートル(μm)以上になると、アルミニ
ウムワイヤ6でもってワイヤボンディングされた時、金
層及びアルミニウムからなり脆弱な金属間化合物を形成
して、150℃以上の高温で保持されたときワイヤ切れ
を発生する。
【0038】かかる第2実施形態の圧力センサにあって
は、上記したように、リード端子4が下地のニッケルめ
っき層、及び薄膜状の金フラッシュめっき層を外周面に
順次積層されたから、アルミニウムワイヤ6がリード端
子4にワイヤボンディングされた時、金フラッシュめっ
き層を突き破ってニッケルめっき層と接合して、金属間
化合物の形成を抑制して、150℃以上の高温で使用し
てもワイヤ切れの発生を防止することができる。
【0039】また、金フラッシュめっき層の層厚が0.
02乃至0.15マイクロメートルの範囲に形成された
から、アルミニウムワイヤ6が金属間化合物の形成を阻
止されて、ワイヤ切れの発生を確実に防止できるととも
に、従来と比較して薄膜であるので高価な金の使用量を
減少してコストダウンを図ることができる。
【0040】なお、第2実施形態では、リード端子4が
下地のニッケルめっき層及び薄膜状の金フラッシュめっ
き層を順次積層したものとしたが、ニッケル層及び金フ
ラッシュ層がめっきによって形成されなくてもよく、例
えばスパッタ又は蒸着によって形成されてもよく限定さ
れない。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載のものは、ガラス台座が結
晶性ガラスでもって形成されるとともに、金錫合金系半
田でもって圧力導入管の一方直交面に接合されたから、
金錫合金系半田が従来の錫アンチモン合金系半田と比較
して高強度特性を有してクリープを発生しないので、1
50℃以上で使用されてもガラス台座が一方直交面から
外れることがなく、かつ結晶性ガラスが従来のパイレッ
クスガラスと比較して高強度特性を有するので、ガラス
台座が金錫合金系半田の接合温度である約300℃に高
温化されてもクラックを発生することなく、流体の圧力
を150℃以上の高温で精度よく測定することができ
る。
【0042】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、ガラス台座がクロム層、白金層、及
び金層を一面側から順次積層したメタライズ層でメタラ
イズされたから、ガラス台座が圧力導入管の一方直交面
に金錫合金系半田で接合された時、クロム層がガラス台
座の一面に密着性よく接触するとともに、白金層が金層
の一面側への拡散を防止して、ガラス台座を圧力導入管
の一方直交面に強固に接合することができる。
【0043】請求項3記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、ガラス台座がチタン層、白金層、及
び金層を一面側から順次積層したメタライズ層でメタラ
イズされたから、ガラス台座が圧力導入管の一方直交面
に金錫合金系半田で接合された時、チタン層がガラス台
座の一面に密着性よく接触するとともに、白金層が金層
の一面側への拡散を防止して、ガラス台座を圧力導入管
の一方直交面に強固に接合することができる。
【0044】請求項4記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、ガラス台座は、チタン層、ニッケル
層、及び金層が一面側から順次積層されたメタライズ層
でメタライズされたから、ガラス台座が圧力導入管の一
方直交面に金錫合金系半田で接合された時、チタン層が
ガラス台座の一面に密着性よく接触して、ガラス台座を
圧力導入管の一方直交面に強固に接合することができ
る。
【0045】請求項5記載のものは、請求項1乃至請求
項4のいづれかに記載のものの効果に加えて、圧力導入
管及びリード端子がガラス封止材で気密封止されたもの
であれば、ワイヤボンディングされるワイヤがアルミニ
ウムワイヤでもって形成されたから、アルミニウムワイ
ヤがアルミニウムパッドとワイヤボンディングされた
時、同材質のアルミニウム同志の接合になって金属間化
合物を形成せずワイヤ切れを防止できるとともに、リー
ド端子が下地のニッケル層、及び薄膜状の金フラッシュ
層を順次積層したから、アルミニウムワイヤがリード端
子にワイヤボンディングされたとき、金フラッシュ層を
突き破ってニッケル層と接合して、金属間化合物の形成
を抑制するので、150℃以上の高温で使用してもワイ
ヤ切れの発生を防止することができる。
【0046】請求項6記載のものは、請求項5記載のも
のの効果に加えて、金フラッシュ層の層厚は0.02乃
至0.15マイクロメートルの範囲に形成されたから、
アルミニウムワイヤが金属間化合物の形成を阻止され
て、ワイヤ切れの発生を確実に防止できるとともに、従
来と比較して薄膜であるので高価な金の使用量を減少し
てコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す正断面図である。
【図2】同上のガラス台座の正断面図である。
【図3】従来例を示す正断面図である。
【図4】同上のガラス台座の正断面図である。
【符号の説明】
1 圧力導入管 11 貫通孔 12 一方直交面 2 ガラス台座 21 一面 22 他面 23 軸孔 24 メタライズ層 24a クロム層 24b 白金層 24c 金層 3 圧力センサチップ 4 リード端子 41 外周面 5 ガラス封止材 6 アルミニウムワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 葛原 一功 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 吉岡 浩一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象である流体を圧力を持って導入
    する貫通孔が設けられて、その貫通孔の軸に対する一方
    直交面を有する金属製の圧力導入管と、軸孔を設けその
    軸孔の軸と直交した一面がメタライズ層でメタライズさ
    れて圧力導入管の一方直交面に互いの軸を合わせて半田
    でもって半田接合されるガラス台座と、ガラス台座の他
    面に接合されて圧力を電気信号に変換する圧力センサチ
    ップとを備えた圧力センサにおいて、 前記ガラス台座は、微細結晶を均一に析出させた結晶性
    ガラスでもって形成されるとともに、金錫合金系半田で
    もって前記圧力導入管の一方直交面に接合されたことを
    特徴とする圧力センサ。
  2. 【請求項2】 前記メタライズ層は、前記ガラス台座の
    一面側から順次積層したクロム層、白金層、及び金層で
    形成されたことを特徴とする請求項1記載の圧力セン
    サ。
  3. 【請求項3】 前記メタライズ層は、前記ガラス台座の
    一面側から順次積層したチタン層、白金層、及び金層で
    形成されたことを特徴とする請求項1記載の圧力セン
    サ。
  4. 【請求項4】 前記メタライズ層は、前記ガラス台座の
    一面側から順次積層したチタン層、ニッケル層、及び金
    層で形成されたことを特徴とする請求項1記載の圧力セ
    ンサ。
  5. 【請求項5】 前記圧力導入管、及び前記圧力センサチ
    ップに設けられたアルミニウムパッドとワイヤでもって
    ワイヤボンディングされたリード端子は、互いに隣接し
    た状態でガラス封止材で気密封止されたものであって、
    アルミニウムワイヤでもってワイヤボンディングされる
    リード端子は、下地のニッケル層及び薄膜状の金フラッ
    シュ層が順次積層されたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項4のいづれかに記載の圧力センサ。
  6. 【請求項6】 前記金フラッシュ層の層厚は、0.02
    乃至0.15マイクロメートルの範囲に形成されたこと
    を特徴とする請求項5記載の圧力センサ。
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