JPH11281198A - 室外機ユニット及び空気調和機 - Google Patents

室外機ユニット及び空気調和機

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JPH11281198A
JPH11281198A JP10082099A JP8209998A JPH11281198A JP H11281198 A JPH11281198 A JP H11281198A JP 10082099 A JP10082099 A JP 10082099A JP 8209998 A JP8209998 A JP 8209998A JP H11281198 A JPH11281198 A JP H11281198A
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heat exchanger
outdoor
exhaust gas
outdoor unit
gas
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JP10082099A
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Takaaki Otsuka
高秋 大塚
Tsukasa Kasagi
司 笠木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気ガス系内を流通する排気ガスから多量の
水分を凝結させることのないような室外機ユニット及び
空気調和機を提供する。 【解決手段】 室外機ユニット20には、室外熱交換
器、室外機ファン91等を備えた熱交換室23と、圧縮
機33等からなる冷媒回路やガスエンジン41等を備え
た機械室24とから構成されている。室外機ユニット2
0内には、ガスエンジン41から排出される排気ガスを
外部へと導出するための排気ガス系60が設けられてい
る。この排気ガス系60は、機械室24内で室外機ユニ
ット20の最も前面側となるよう配置され、熱交換室2
3内ではそこから上方へ向けて側面23aに沿うよう
に、かつ室外熱交換器31の脇を通るように配置されて
いる。このことから、排気ガス系60は、室外熱交換器
31から吹き出される冷風(暖房運転時)、すなわち室
外機ファン91の形成する気流の影響を受けることがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機をガスエン
ジンによって駆動するとともに、暖房運転時には、当該
ガスエンジンの排気ガスを液冷媒の加熱源として利用す
るガスヒートポンプ式空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヒートポンプを利用して冷暖房を行う空
気調和機は、室内熱交換器、圧縮機、室外熱交換器、膨
張弁等の要素を含む冷媒回路を備えている。室内の冷暖
房は、冷媒がこの回路を巡る途中で室内熱交換器及び室
外熱交換器において、それぞれ熱の交換を行うことによ
って実現される。また、この冷媒回路には、室外熱交換
器による冷媒の熱の受け取り(暖房運転時)のみに頼る
のではなく、冷媒そのものを直接的に加熱するための冷
媒加熱器が設置されることがある。
【0003】ところで、近年、上記の冷媒回路中の圧縮
機の動力源として、通常使用されている電動機に代わ
り、ガスエンジンを利用するものが開発されている。こ
のガスエンジンを利用した空気調和機は、一般にガスヒ
ートポンプ式空気調和機(以下GHPと略す)と呼ばれ
ている。このGHPによれば、比較的安価であるガスを
燃料として利用できるため、電動機を利用した圧縮機を
備えた空気調和機(以下EHPと略す)のように、ラン
ニングコストがかさむということがなく消費者にとって
コストダウンが可能となる。
【0004】また、GHPにおいては、例えば暖房運転
時に、ガスエンジンから排出される高温の排気ガスの熱
を冷媒の加熱源として利用すれば、優れた暖房効果を得
ることが可能になるとともに、エネルギの利用効率を高
めることができる。ちなみに、低外気温時の暖房能力
は、EHPと比較して1.2〜1.5倍ほど高くなる。また、
このような仕組みを導入すれば、冷媒回路中において、
上述したような冷媒加熱器等の機器を特別に設置する必
要がなくなる。
【0005】その他、GHPでは、暖房運転時に必要な
室外熱交換器の霜除去動作いわゆるデフロスト動作も、
エンジンの排熱を利用して実施することができる。一般
に、EHPにおけるデフロスト動作は、暖房運転を停止
して一時的に冷房運転を行って室外熱交換器の霜除去を
行うようになされている。この場合、室内に対しては冷
風が吹き出すことになるから、室内環境の快適性を損な
うこととなる。GHPでは、上記したような事情から連
続暖房運転が可能となり、EHPで懸念されるような問
題の発生がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように多くの利点
を有するGHPであるが、従来からのGHPに関して
は、次のような問題点が指摘されている。従来のGHP
における室外機ユニット20は、図4に示すように、室
外熱交換器、室外機ファン91等を備えた熱交換室23
と、ガスエンジン41、冷媒回路部等を備えた機械室2
4とにより構成されている。また、これら熱交換室2
3、機械室内24には、ガスエンジン41から排出され
るガスを室外機ユニット20外部に導くための排気ガス
系60が備えられている。
【0007】排気ガス系60は配管60aに、騒音を防
止するマフラ61、排気ガス中に含まれる強酸性水分の
外部飛散を防止する排気トップ62、排気ガスから排除
された強酸性水分を一時蓄えこれを無害化(中和)する
ドレンフィルタ63が設けられた構成となっている。そ
して、この経路は、図4に示すように、ガスエンジン4
1から室外機ユニット20天井面へと、熱交換室23の
内部を貫通するようになっている。ところで、室外熱交
換器は、熱交換室23の前後面全体を覆うように設置さ
れているから、排気ガス系60はこれら前後面の室外熱
交換器にちょうど挟まれた形態で設置されていることに
なる。
【0008】ところが、このような排気ガス系60には
次のような問題があった。GHPの暖房運転時には、室
外熱交換器は冷媒が外気より熱を奪う方向の熱交換を行
う。この熱交換を補助するため室外機ファン91は、熱
交換室23内に気流を形成する。したがって、室外熱交
換器周囲の雰囲気温度は、外気に比べても低い状態とな
っている。排気ガス系60は上述したように室外熱交換
器の影響、すなわち室外機ファン91の形成する気流の
影響を直接的に受けるように設置されていることから、
この場合、排気ガス系60周囲も低温状態の雰囲気に曝
されることになる。このことは、排気ガス系60内を流
通する排気ガスを低温状態にし、当該排気ガス内部に蓄
えられている水分の凝結を多量に促すことになる。
【0009】このように排気ガスから結露した水分が余
り多量になると、やがて排気トップ62の処理能力を越
えることになり、外部へと水分を飛散させることになっ
てしまう。ちなみに、排気ガスから結露してきた水分は
上記したように強酸性となっているため、外部環境へ影
響を与える恐れが極めて大きい。また、凝結する水分が
多量になればドレンフィルタ63の中和能力の劣化を早
めてしまう。このことにより、その処理寿命を短くして
しまいドレンフィルタ63の頻繁な交換が必要となって
しまうなど、コスト面の問題もある。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、排気ガス系内を流通する
排気ガスから多量の水分を凝結させることのないような
室外機ユニット及び空気調和機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために以下の手段をとった。すなわち、本発明
の室外機ユニットは、室外熱交換器と、該室外熱交換器
の働きを補助する室外機ファンとを備えた熱交換室と、
前記室外熱交換器又は室内熱交換器に高温高圧のガス冷
媒を送出するための圧縮機と、該圧縮機の動力源となる
ガスエンジンとを備えた機械室と、前記ガスエンジンが
排出する排気ガスを外部へと導出させる排気ガス系とが
備えられ、当該排気ガス系は前記熱交換室において前記
室外機ファンの形成する気流外に設置されていることを
特徴とするものである。
【0012】これによれば、排気ガス系は室外熱交換器
の影響を受けることないように設置されていることにな
る。例えば、暖房運転時に室外熱交換器周囲が低温状態
となっていても、排気ガス系がこのような低温雰囲気に
曝されることがない。つまり、排気ガス系内を流通する
排気ガスの水分が多量に凝結するようなことがない。
【0013】また、本発明の空気調和機は、室外熱交換
器と、該室外熱交換器の働きを補助する室外機ファンと
を備えた熱交換室と、前記室外熱交換器又は室内熱交換
器に高温高圧のガス冷媒を送出するための圧縮機と、該
圧縮機の動力源となるガスエンジンとを備えた機械室
と、前記ガスエンジンが排出する排気ガスを外部へと導
出させる排気ガス系とが備えられ、当該排気ガス系は前
記熱交換室において前記室外機ファンの形成する気流外
に設置されている室外機ユニットと、室内の空気を吸い
込んで吹き出し口から吹き出すファンと、前記室外機ユ
ニットから供給される冷媒と前記ファンで吸い込んだ室
内の空気との間で熱交換させる室内熱交換器とを備えた
室内機ユニットとが設けられていることを特徴とする。
【0014】この空気調和機は、請求項1記載の室外機
ユニットを構成要素としたものであることから、上述し
たものと同様な作用を得ることが可能となる。つまり、
この空気調和機に備えられた排気ガス系においては、当
該系内を流通する排気ガスより多量の水分が凝結するよ
うなことがない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態に
ついて、図を参照して説明する。図1に示すGHP(空
気調和機)1は、大きく室内機ユニット10及び室外機
ユニット20から構成されている。室内機ユニット10
には、冷房運転時に低温低圧の液冷媒を蒸発気化させて
室内の空気から熱を奪い、暖房運転時には高温高圧のガ
ス冷媒を凝縮液化させて室内の空気を暖める室内熱交換
器11と、室内の空気を吸い込んで室内熱交換器11を
通し、冷媒と熱交換させた後に吹き出し口から吹き出す
室内機ファン12とを具備している。
【0016】室外機ユニット20は、その内部でさらに
冷媒回路を構成する冷媒回路部30と、ガスエンジン4
1を中心として、これに付随する機器を備えたガスエン
ジン部40の大きく二つの構成部分により構成されてい
る。
【0017】冷媒回路部30内には、室外熱交換器3
1、水熱交換器32、圧縮機33、アキュムレータ3
4、四方弁35、オイルセパレータ36、及び膨張弁3
7が具備されている。室外熱交換器31は、冷房運転時
に高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて屋外の空気に放
熱し、逆に暖房運転時には低温低圧の液冷媒を蒸発気化
させて室外気から熱を奪う。つまり、冷暖房それぞれの
運転時において、室外熱交換器31は、先の室内熱交換
器11と逆の働きを行うことになる。
【0018】水熱交換器32は、後述するガスエンジン
41の冷却水から冷媒が熱を回収するために設けられて
いる。すなわち、暖房運転時において、冷媒は室外熱交
換器31における熱交換のみに頼るのではなく、ガスエ
ンジン41の冷却水からも熱を与えられることになるか
ら、暖房運転の効果をより高めることが可能となる。
【0019】圧縮機33は、室内熱交換器11又は室外
熱交換器31のいずれかより吸入されるガス冷媒を圧縮
して高温高圧のガス冷媒として吐出する。これにより冷
房時には、外気温が高い場合でも、冷媒は室外熱交換器
31を通して室外気に放熱する事が可能となり、暖房時
には室内熱交換器11を通して室内空気に熱を与えるこ
とが可能となる。
【0020】アキュムレータ34は、圧縮機33に流入
するガス冷媒に含まれる液状成分を貯留するために設け
られている。また、四方弁35は、圧縮機33において
圧縮された高温高圧のガス冷媒を室内熱交換器11又は
室外熱交換器31のいずれかに選択的に送出するために
設けられている。
【0021】オイルセパレータ36は、冷媒中に含まれ
る油分を分離するものである。また、膨張弁37は、冷
房運転時に室外熱交換器31から送出される高温高圧の
液冷媒を減圧、膨張させて低温低圧の液冷媒とするため
のものである。
【0022】一方、ガスエンジン部40にはガスエンジ
ン41を中心として、冷却水系50、燃料吸入系70、
及びエンジンオイル系80の三つの系が具備されてい
る。ガスエンジン41は、冷媒回路部30内に設置され
ている圧縮機33とシャフト又はベルト等により接続さ
れており、ガスエンジン41から圧縮機33に動力が伝
達されるようになっている。なお、ガスエンジン部40
には、上記各系以外に排気ガス系60が設けられている
が、これについては後に詳述する。
【0023】冷却水系50は、水ポンプ51、リザーバ
タンク52、ラジエタ53を備え、これらにより構成さ
れる回路を巡る冷却水により、ガスエンジン41を冷却
するための系である。水ポンプ51は、ガスエンジン4
1の冷却水を回路に循環させるために設けられている。
リザーバタンク52は、この回路を流れる冷却水におい
て、その余剰分を一時貯蔵しておく、あるいは冷却水が
回路に不足した場合にそれを供給するためのものであ
る。ラジエタ53は、室外熱交換器31と一体的に構成
されたものであって、冷却水がガスエンジン41から奪
った熱を外気に放出するために設けられている。
【0024】冷却水系50には、上記した構成の他に排
気ガス熱交換器54が設けられている。これは排気ガス
の熱を冷却水に回収するために設けられているものであ
る。また、冷却水系50には先に説明した水熱交換器3
2が備えられ、冷媒回路部30及び冷却水系50の両系
に跨るように配置されている。これらのことから、暖房
運転時には、冷却水はガスエンジン41から熱を奪うだ
けでなく排気ガスからも熱を回収し、かつその回収され
た熱が、冷却水より水熱交換器32を通して冷媒に与え
られる仕組みになっている。
【0025】燃料吸入系70は、ガスレギュレータ7
1、電磁弁72、吸気ボックス73、エアクリーナ74
を備え、ガスエンジン41に燃料及び空気を供給するた
めの系である。ガスレギュレータ71は、電磁弁72を
介して室外ユニット20の外部から供給されるガスの送
出圧力を調整するために設けられている。一方、吸気ボ
ックス73は、室外ユニット20外部から空気を取り入
れるために設けられている。また、吸気ボックス73
は、この吸気時に発生する騒音を防止する働きも担って
いる。エアクリーナ74は、このように吸入された空気
から塵埃を取り除くために設けられている。上記したよ
うに外部より供給されたガス及び空気はそれぞれ、図1
に示すように、ガスレギュレータ71、エアクリーナ7
4を通過した後、混合されてガスエンジン41に送り込
まれ燃料として使用されることになる。
【0026】エンジンオイル系80はオイルタンク81
を備え、ガスエンジン41に潤滑油を供給するために設
けられている。ガスエンジン41下部には、このオイル
タンク81内のオイルを受け入れるためにオイルパン4
1aが設けられている。
【0027】以上述べた構成のうち室外機ユニット20
として説明した各部及び各系は、図2、図3に示すよう
に、室外機筐体21内に収められている。これらの図に
示されているように、室外機筐体21内部は仕切板22
により上下に二分割された形態となっている。いまこれ
ら上下の空間をそれぞれ、熱交換室23、機械室24と
呼ぶことにする。なお、図2及び図3では、図1にて説
明したような配管類に関して、その図示を省略したもの
となっている。
【0028】熱交換室23には、室外機筐体21の前面
及び背面をすべて覆うように室外熱交換器31、ラジエ
タ53が備えられている。これら室外熱交換器31及び
ラジエタ53は、前述したように一体的な構造とされて
いる。また、熱交換室23には、図1に示した要素のう
ち、吸気ボックス73等が備えられている。
【0029】熱交換室23には、上記に示した構成要素
の他、室外機ファン91、ファンモータ92、ファン取
付具93が備えられている。室外機ファン91は、室外
機筐体21の天井面から吊り下げられたファン取付具9
3に装着されたファンモータ92の出力軸に取り付けら
れている。本実施形態においては、この室外機ファン9
1は2セット取り付けられている。また、これら室外機
ファン91の取付位置に対応するように、室外機筐体2
1の天井面には開口部94が設けられており、該開口部
94には網状覆蓋95が設けられている。この室外機フ
ァン91は、室外熱交換器31の働きを補助するもので
あり、熱交換室23内に気流を形成するものである。
【0030】また、熱交換室23内には、仕切板22上
に換気ボックス96が2個備えられ、そのそれぞれの内
部には換気ファン97が設けられている。これら換気ボ
ックス96及び換気ファン97は、機械室24内部の熱
を熱交換室23に導くために設けられている。したがっ
て、機械室24内で熱せられた空気は、換気ファン9
7、熱交換室23、室外機ファン91の経路を通って室
外機筐体21の外部へと排出されることになる。なお、
吸気ボックス73は、これら両換気ボックス96の上部
に載置されている。吸気ボックス73から吸入された空
気は、両換気ボックス96間の空間部を通じてガスエン
ジン41に届くようにされている。
【0031】次に、機械室24についての説明を行う。
機械室24内には、図1にて説明した各部及び各系の構
成要素のほとんどが収められている。これら構成要素の
内、図2、図3においては、冷媒回路部30における圧
縮機33、アキュムレータ34、四方弁35、オイルセ
パレータ36、及びガスエンジン部40におけるガスエ
ンジン41、エアクリーナ74等をそれぞれ示した。
【0032】機械室24内には、上記した構成要素の
他、排水パイプ101が設けられている。この排水パイ
プ101は、仕切板22に設けられた開口部22aと室
外機筐体21の床面開口部25とを繋ぐパイプである。
これは先述した天井面開口部94を通して室外機筐体2
1内部に入り込んだ雨水を、該室外機筐体21外部に排
出するために設けられている。
【0033】また、機械室24内には、基礎板102、
防振ゴム103が設けられている。基礎板102は略四
角形状の板であり、機械室24内に収められている冷媒
回路部30、ガスエンジン部40内の各構成要素を載置
するための床面として使用されている。この基礎板10
2下面の四隅には、防振ゴム103が配されている。し
たがって、基礎板102及び防振ゴム103は、この上
方に載置される冷媒回路部30、ガスエンジン部40か
ら発生する機械的振動を抑制する働きを担っている。
【0034】以下では、上記の構成となるGHP1にお
いて、室内冷房及び暖房のそれぞれの運転時の作用につ
いて説明する。まず、冷房運転時において、冷媒回路部
30の四方弁35は、圧縮機33と室外熱交換器31、
室内熱交換器11とアキュムレータ34、がそれぞれ接
続された状態となっている。この状態では、圧縮機33
より吐出された高温高圧のガス冷媒は、図1に実線の矢
印で示すように流れ、四方弁35を通って室外熱交換器
31に送られる。
【0035】高温高圧のガス冷媒は室外熱交換器31で
凝縮液化され、屋外の空気に放熱して高温高圧の液冷媒
となる。さらにこの高温高圧の液冷媒は膨張弁37を通
過する過程で減圧されて低温低圧の液冷媒となり、室内
機ユニット10に送られる。
【0036】室内機ユニット10に送られた低温低圧の
液冷媒は室内熱交換器11で蒸発気化され、室内の空気
から熱を奪って冷却したのち、低温低圧のガス冷媒とな
り、室外機ユニット20内の冷媒回路部30に送られ
る。
【0037】冷媒回路部30に送られた低温低圧のガス
冷媒は四方弁35を経てアキュムレータ34に流入し、
液状成分が分離されたのち圧縮機33に吸入される。圧
縮機33に吸入されたガス冷媒は圧縮機33の作動によ
り圧縮され、高温高圧のガス冷媒となって再び室外熱交
換器31に送られる。
【0038】一方、暖房運転時においては、四方弁35
は圧縮機33と室内熱交換器11、室外熱交換器31と
アキュムレータ34、がそれぞれ接続された状態となっ
ている。この状態では、圧縮機33より吐出された高温
高圧のガス冷媒は、図1に示す波線の矢印で示すように
流れ、四方弁35を通って室内機ユニット10の室内熱
交換器11に送られる。
【0039】高温高圧のガス冷媒は室内熱交換器11で
凝縮液化され、室内の空気に放熱して暖めたのち、高温
高圧の液冷媒となって室外機ユニット20内の冷媒回路
部30に送られる。冷媒回路部30に送られた高温高圧
の液冷媒は、室外熱交換器31へと流入する。室外熱交
換器31においては、高温高圧の液冷媒は外気から熱を
奪い蒸発気化して低温低圧のガス冷媒となる。
【0040】上記の低温低圧のガス冷媒は水熱交換器3
2に流入し、エンジン冷却水との間で熱交換を行ってさ
らに加熱された高温高圧のガス冷媒となる。この高温高
圧のガス冷媒は、アキュムレータ34に流入し液状成分
が分離されたのち圧縮機33に吸入される。圧縮機33
に吸入されたガス冷媒は圧縮され、さらに高温高圧のガ
ス冷媒となって再び室内熱交換器11に送られる。
【0041】以下では、本発明の主要部に係る説明を行
う。室外機ユニット20には、図1に示すように、ガス
エンジン41から排出される排気ガスを外部へ導く排気
ガス系60が備えられている。この排気ガス系60に
は、マフラ61とドレンフィルタ63とが備えられてい
る。
【0042】マフラ61は、ガスエンジン41が排気ガ
スを排出するときに伴う騒音を吸収するために設けられ
ている。ドレンフィルタ63は、排気ガスから分離され
た水分を一時貯蔵しておくために設けられている。ま
た、ドレンフィルタ63内部には中和剤が備えられてい
る。これは、排気ガスから凝結した水分が一般に強酸性
となっていることに対応しており、この酸性水分を中和
して無害化する目的で備えられているものである。中和
剤としては、例えば、炭酸カルシウム(CaCO 3)等
が用いられる。
【0043】上記で説明した排気ガス系60は、実際の
室外機ユニット20内において、図2及び図3に示すよ
うに配置されている。ガスエンジン41から順に辿る
と、配管60aは、まず、機械室24内で室外機ユニッ
ト20の最も前面側となるように配置されている。マフ
ラ61は、この機械室24内の配管60aの途中に横置
きで配置されている。そして、この配管60aは機械室
24の隅まで伸ばされ、そこから上方へ向けて室外熱交
換器31の側端面31a脇を通るように配置されてい
る。すなわち、熱交換室23内の配管60aは、当該熱
交換室23の側面23aに沿い、かつ室外機筐体21の
縦方向の一辺に沿うような形態にて配置されている。こ
こで熱交換室23の側面23aとは、室外熱交換器31
が設置された前後両面に対して垂直に交わる室外機筐体
21面のことを指している。このことにより、排気ガス
系60は、前記した室外機ファン91の形成する気流外
に設置されていることになる。
【0044】上記のような構成となる排気ガス系60
は、GHP1が運転時における室外熱交換器31からの
影響を受けることがない。例えば、GHP1が暖房運転
されている状況では、室外熱交換器31では冷媒が外気
から熱を奪う方向の熱交換が行われている。このとき、
当該室外熱交換器31周囲の温度は、外気に比べても低
温雰囲気となっている。もし排気ガス系60がこの室外
熱交換器31周囲の低温雰囲気の影響を受けることにな
れば、当該排気ガス系60内を流通する排気ガスから多
量の水分が凝結することになり、これを外気へと飛散さ
せたり、ドレンフィルタ63の処理能力の劣化を極端に
早めてしまうことになる。しかし、本実施形態における
排気ガス系60は、図3で説明したように、室外熱交換
器31の端面31a脇を通るように配置されているた
め、排気ガス系60内を流通する排気ガスはこの低温雰
囲気の影響を受けることなく、水分を多量に凝結するよ
うなことがない。
【0045】以上のようなことから上記排気ガス系60
では、室外機ユニット20外部に強酸性水分を飛散させ
るようなことがない。また、このことから、従来、室外
機ユニット20天井面から突出する配管60a部分に設
けられていた排気トップが必要なくなる(図4参照)。
したがって、この排気トップの製作費、取付費等にかか
る相応分のコストを削減することが可能となる。また、
ドレンフィルタ63には、多量の水分が流入することが
ないから、その内部に設置されている中和剤の寿命を長
期化することが可能となる。したがって、ドレンフィル
タ63を頻繁に交換する必要なくなり、これに関する相
応分のコストの削減も図ることができる。
【0046】なお、本発明は、上述した排気ガス系60
の配置形態に特別限定されるものではない。例えば、熱
交換室23の前後面間の中間点、かつ熱交換室23の側
面23aに沿った形で配管60aを設けるような形態で
あってもよい。これによっても、排気ガス系60は室外
熱交換器31の影響を受けることがないからである。要
は、本発明の排気ガス系は、室外機ファン91の形成す
る気流外に設置されるような形態をとればよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の室外機ユ
ニットは、排気ガス系が、熱交換室において、室外機フ
ァンの形成する気流外に設置されていることから、例え
ば、暖房運転時に室外熱交換器が低温状態となっていて
も、排気ガス系がこのような低温雰囲気に曝されること
がない。つまり、排気ガス系内を流通する排気ガスの水
分が多量に凝結するようなことがない。したがって、従
来排気ガス系に設けられていた外部への水分飛散防止用
の排気トップを設ける必要がない他、排気ガスから凝結
した強酸性水分を無害化するドレンフィルタの長寿化等
を実現することができ、全体として低コストな室外機ユ
ニットを提供することが可能となる。
【0048】また、本発明の空気調和機は、上記特徴を
備えた室外機ユニットを構成要素としたものであること
から、上述したのと同様な効果を得ることが可能とな
る。つまり、室外機ユニットを低コストで提供可能とな
ることから、空気調和機の低コスト化も実現することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る空気調和機内に配置された冷媒
回路及びガスエンジンを中心とした冷却水回路等の結線
状況を示した説明図である。
【図2】 本発明に係る室外機ユニットの内部及び外観
を示す正面図である。
【図3】 図2に示す室外機ユニットの内部及び外観を
示す側面図である。
【図4】 従来の室外機ユニットの内部及び外観を示す
側面図である。
【符号の説明】
1 GHP(空気調和機) 10 室内機ユニット 11 室内熱交換器 12 室内機ファン(ファン) 20 室外機ユニット 23 熱交換室 24 機械室 31 室外熱交換器 33 圧縮機 41 ガスエンジン 60 排気ガス系 91 室外機ファン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外熱交換器と、該室外熱交換器の働き
    を補助する室外機ファンとを備えた熱交換室と、 前記室外熱交換器又は室内熱交換器に高温高圧のガス冷
    媒を送出するための圧縮機と、該圧縮機の動力源となる
    ガスエンジンとを備えた機械室と、 前記ガスエンジンが排出する排気ガスを外部へと導出さ
    せる排気ガス系とが備えられ、当該排気ガス系は前記熱
    交換室において前記室外機ファンの形成する気流外に設
    置されていることを特徴とする室外機ユニット。
  2. 【請求項2】 室外熱交換器と、該室外熱交換器の働き
    を補助する室外機ファンとを備えた熱交換室と、 前記室外熱交換器又は室内熱交換器に高温高圧のガス冷
    媒を送出するための圧縮機と、該圧縮機の動力源となる
    ガスエンジンとを備えた機械室と、 前記ガスエンジンが排出する排気ガスを外部へと導出さ
    せる排気ガス系とが備えられ、当該排気ガス系は前記熱
    交換室において前記室外機ファンの形成する気流外に設
    置されている室外機ユニットと、 室内の空気を吸い込んで吹き出し口から吹き出すファン
    と、前記室外機ユニットから供給される冷媒と前記ファ
    ンで吸い込んだ室内の空気との間で熱交換させる室内熱
    交換器とを備えた室内機ユニットとが設けられているこ
    とを特徴とする空気調和機。
JP10082099A 1998-03-27 1998-03-27 室外機ユニット及び空気調和機 Withdrawn JPH11281198A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103174785A (zh) * 2013-04-09 2013-06-26 中国电力工程顾问集团中南电力设计院 特高压换流变压器隔震防落装置
KR20130091930A (ko) * 2012-02-09 2013-08-20 엘지전자 주식회사 공기조화기의 실외기

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KR20130091930A (ko) * 2012-02-09 2013-08-20 엘지전자 주식회사 공기조화기의 실외기
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