JPH11257691A - 室外機ユニットおよび空気調和機 - Google Patents

室外機ユニットおよび空気調和機

Info

Publication number
JPH11257691A
JPH11257691A JP10061257A JP6125798A JPH11257691A JP H11257691 A JPH11257691 A JP H11257691A JP 10061257 A JP10061257 A JP 10061257A JP 6125798 A JP6125798 A JP 6125798A JP H11257691 A JPH11257691 A JP H11257691A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
drain
heat exchanger
air
drain filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10061257A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Ootsuka
高秋 大塚
Tsukasa Kasagi
司 笠木
Jiro Tanaka
治郎 田中
Saburo Kawaguchi
三郎 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP10061257A priority Critical patent/JPH11257691A/ja
Publication of JPH11257691A publication Critical patent/JPH11257691A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドレンフィルタの設置面積を縮小し、併せて
室外機ユニットの設置面積を縮小する。 【解決手段】 ガスエンジン41の排気ガスから分離さ
れたドレン水dを一時貯留し中和するドレンフィルタ6
3内に、その高さ方向に沿って上下に蛇行するだけでな
く、平面視にUターン形をなすようにして下流側へと流
通するようなドレン水dの流路を形成した。これによ
り、ドレンフィルタ63を水平方向に広げることなく流
路長を延ばすことができ、ドレンフィルタ63の設置面
積および室外機ユニット20の設置面積を縮小させるよ
うにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機をガスエン
ジンによって駆動するとともに、暖房運転時には、当該
ガスエンジンの排気ガスを液冷媒の加熱源として利用す
るガスヒートポンプ式空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヒートポンプを利用して冷暖房を行う空
気調和機は、室内熱交換器、圧縮機、室外熱交換器、膨
張弁等の要素を含む冷媒回路を備えている。室内の冷暖
房は、冷媒がこの回路を巡る途中で室内熱交換器及び室
外熱交換器において、それぞれ熱の交換を行うことによ
って実現される。また、この冷媒回路には、室外熱交換
器による冷媒の熱の受け取り(暖房運転時)のみに頼る
のではなく、冷媒そのものを直接的に加熱するための冷
媒加熱器が設置されることがある。
【0003】ところで、近年、上記の冷媒回路中の圧縮
機の動力源として、通常使用されている電動機に代わ
り、ガスエンジンを利用するものが開発されている。こ
のガスエンジンを利用した空気調和機は、一般にガスヒ
ートポンプ式空気調和機(以下GHPと略す)と呼ばれ
ている。このGHPによれば、比較的安価であるガスを
燃料として利用できるため、電動機を利用した圧縮機を
備えた空気調和機(以下EHPと略す)のように、ラン
ニングコストがかさむということがなく消費者にとって
コストダウンが可能となる。
【0004】また、GHPにおいては、例えば暖房運転
時に、ガスエンジンから排出される高温の排気ガスの熱
を冷媒の加熱源として利用すれば、優れた暖房効果を得
ることが可能になるとともに、エネルギの利用効率を高
めることができる。ちなみに、低外気温時の暖房能力
は、EHPと比較して1.2〜1.5倍ほど高くなる。また、
このような仕組みを導入すれば、冷媒回路中において、
上述したような冷媒加熱器等の機器を特別に設置する必
要がなくなる。
【0005】その他、GHPでは、暖房運転時に必要な
室外熱交換器の霜除去動作いわゆるデフロスト動作も、
エンジンの排熱を利用して実施することができる。一般
に、EHPにおけるデフロスト動作は、暖房運転を停止
して一時的に冷房運転を行って室外熱交換器の霜除去を
行うようになされている。この場合、室内に対しては冷
風が吹き出すことになるから、室内環境の快適性を損な
うこととなる。GHPでは、上記したような事情から連
続暖房運転が可能となり、EHPで懸念されるような問
題の発生がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように多くの利点
を有するGHPであるが、従来のGHPに関しては、次
のような問題点が指摘されている。
【0007】すなわち、GHPの室外機ユニットは、ガ
スエンジンを中心に冷却水系、排気ガス系、燃料吸入系
およびエンジンオイル系を具備し、さらに排気ガス系
は、マフラ、排気トップおよびドレンフィルタを備えて
構成されているが、このドレンフィルタの設置面積が大
きいため、室外機ユニットの設置面積も大きいものとな
っていた。
【0008】具体的には、ドレンフィルタは、排気ガス
熱交換器,マフラ,及び排気トップにおいて分離された
排気ガス中の水分(以下、ドレン水dを称する)を一時
貯蔵しておくためのもので、その内部には、ドレン水d
が一般に強酸性となっていることに対応して、これを中
和し無害化する目的でCaCO3等の中和剤が備えられ
ている。
【0009】このため、ドレンフィルタ内の流路長を延
ばすことによって中和剤とドレン水dとの接触時間を確
保することがドレンフィルタの構成上不可欠となり、従
来は、図5に示すように、ドレン水dが水平面に沿って
蛇行するような流路をドレンフィルタ1内に形成してい
たため、ドレンフィルタ1が水平方向に広がり、設置面
積が大きなものとなっていた。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ドレンフィルタの設置面
積を縮小し、併せて室外機ユニットの設置面積の縮小を
図ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために以下の手段を採用した。すなわち、請求
項1記載の室外機ユニットは、冷媒と外気との間で熱交
換を行わせる室外熱交換器と、ガスエンジンにより駆動
され高温高圧のガス冷媒を吐出する圧縮機と、前記ガス
エンジンの排気ガスから分離されたドレン水を一時貯留
し中和させるドレンフィルタとを備え、前記ドレンフィ
ルタには、その高さ方向に沿って延びる直流部と、該直
流部の端部で前記ドレン水の流方向を逆転させる曲流部
とが交互に連続してなる蛇行流路が形成されていること
を特徴とするものである。
【0012】このような構成では、ドレン水がドレンフ
ィルタの内部をその高さ方向に沿って上下に蛇行しなが
ら下流側へと流通していくため、従来のようにドレンフ
ィルタを水平方向に広げることなく十分な流路長を確保
することができ、ドレンフィルタの設置面積を縮小する
ことができる。
【0013】請求項2記載の空気調和機は、冷媒と外気
との間で熱交換を行わせる室外熱交換器と、ガスエンジ
ンにより駆動され高温高圧のガス冷媒を吐出する圧縮機
と、前記ガスエンジンの排気ガスから分離されたドレン
水を一時貯留し中和させるドレンフィルタとを具備して
なる室外機ユニットと、室内から空気を吸入し吹出口か
ら吹き出させるファンと、前記室外機ユニットから供給
された冷媒と前記ファンで吸入した空気との間で熱交換
を行わせる室内熱交換器とを具備してなる室内機ユニッ
トとを備え、前記ドレンフィルタには、その高さ方向に
沿って延びる直流部と、該直流部の端部で前記ドレン水
の流方向を逆転させる曲流部とが交互に連続してなる蛇
行流路が形成されていることを特徴とするものである。
【0014】このような構成によれば、従来のようにド
レンフィルタを水平方向に広げることなく十分な流路長
が確保されるため、ドレンフィルタの設置面積を縮小
し、併せて室外機ユニットの設置面積を縮小することが
できる。
【0015】請求項3記載の空気調和機は、請求項2記
載の空気調和機において、前記蛇行流路は、前記高さ方
向に沿って蛇行しつつ下流側に向けて平面視Uターン形
をなして延びることを特徴とするものである。
【0016】このような構成では、ドレン水がドレンフ
ィルタの内部をその高さ方向に沿って上下に蛇行するだ
けでなく、平面視Uターン形をなすようにして下流側へ
と流通していくため、ドレンフィルタの設置面積を、高
さの増大を抑制しつつ縮小することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の一実施形態に
ついて、図1から図4を参照して説明する。まず、全体
構成から説明すると、図2に示すGHP(ガスヒートポ
ンプ式空気調和機)は、大きく室内機ユニット10及び
室外機ユニット20から構成されている。室内機ユニッ
ト10には、冷房運転時に低温低圧の液冷媒を蒸発気化
させて室内の空気から熱を奪い、暖房運転時には高温高
圧のガス冷媒を凝縮液化させて室内の空気を暖める室内
熱交換器11が具備されている。
【0018】室外機ユニット20は、その内部でさらに
冷媒回路を構成する冷媒回路部30と、ガスエンジン4
1を中心として、これに付随する機器を備えたガスエン
ジン部40の大きく二つの構成部分により構成されてい
る。
【0019】冷媒回路部30内には、室外熱交換器3
1、水熱交換器32、圧縮機33、アキュムレータ3
4、四方弁35、オイルセパレータ36、及び膨張弁3
7が具備されている。室外熱交換器31は、冷房運転時
に高温高圧のガス冷媒を凝縮液化させて屋外の空気に放
熱し、逆に暖房運転時には低温低圧の液冷媒を蒸発気化
させて室外気から熱を奪う。つまり、冷暖房それぞれの
運転時において、室外熱交換器31は、先の室内熱交換
器11と逆の働きを行うことになる。
【0020】水熱交換器32は、後述するガスエンジン
41の冷却水から冷媒が熱を回収するために設けられて
いる。すなわち、暖房運転時において、冷媒は室外熱交
換器31における熱交換のみに頼るのではなく、ガスエ
ンジン41の冷却水からも熱を与えられることになるか
ら、暖房運転の効果をより高めることが可能となる。
【0021】圧縮機33は、室内熱交換器11又は室外
熱交換器31のいずれかより吸入されるガス冷媒を圧縮
して高温高圧のガス冷媒として吐出する。これにより冷
房時には、外気温が高い場合でも、冷媒は室外熱交換器
31を通して室外気に放熱する事が可能となり、暖房時
には室内熱交換器11を通して室内空気に熱を与えるこ
とが可能となる。
【0022】アキュムレータ34は、圧縮機33に流入
するガス冷媒に含まれる液状成分を貯留するために設け
られている。また、四方弁35は、圧縮機33において
圧縮された高温高圧のガス冷媒を室内熱交換器11又は
室外熱交換器31のいずれかに選択的に送出するために
設けられている。
【0023】オイルセパレータ36は、冷媒中に含まれ
る油分を分離するものである。また、膨張弁37は、冷
房運転時に室外熱交換器31から送出される高温高圧の
液冷媒を減圧、膨張させて低温低圧の液冷媒とするため
のものである。
【0024】一方、ガスエンジン部40にはガスエンジ
ン41を中心として、冷却水系50、排気ガス系60、
燃料吸入系70、及びエンジンオイル系80の四つの系
が具備されている。ガスエンジン41は、冷媒系30内
に設置されている圧縮機33とシャフト又はベルト等に
より接続されており、ガスエンジン41から圧縮機33
に動力が伝達されるようになっている。
【0025】冷却水系50は、水ポンプ51、リザーバ
タンク52、ラジエタ53を備え、これらにより構成さ
れる回路を巡る冷却水により、ガスエンジン41を冷却
するための系である。水ポンプ51は、ガスエンジン4
1の冷却水を回路に循環させるために設けられている。
リザーバタンク52は、この回路を流れる冷却水におい
て、その余剰分を一時貯蔵しておく、あるいは冷却水が
回路に不足した場合にそれを供給するためのものであ
る。ラジエタ53は、室外熱交換器31と一体的に構成
されたものであって、冷却水がガスエンジン41から奪
った熱を外気に放出するために設けられている。
【0026】冷却水系50には、上記した構成の他に排
気ガス熱交換器54が設けられている。これは排気ガス
の熱を冷却水に回収するために設けられているものであ
る。また、冷却水系50には先に説明した水熱交換器3
2が備えられ、冷媒系30及び冷却水系50の両系に跨
るように配置されている。これらのことから、暖房運転
時には、冷却水はガスエンジン41から熱を奪うだけで
なく排気ガスからも熱を回収し、かつその回収された熱
が、冷却水より水熱交換器32を通して冷媒に与えられ
る仕組みになっている。
【0027】排気ガス系60は、マフラ61、排気トッ
プ62、ドレンフィルタ63を備え、ガスエンジン41
から排出される排気ガスを外部へ導くための系である。
マフラ61は、ガスエンジン41が排気ガスを排出する
ときに伴う騒音を吸収するために設けられている。排気
トップ62は、排気ガスに含まれている水分を分離し、
これを外部環境に飛散させることのないように設けられ
ている。この働きの観点から、排気トップ62は、別名
排気セパレータと呼ばれることもある。ドレンフィルタ
63は、いま述べた排気ガス熱交換器54,マフラ6
1,及び排気トップ62から分離されたドレン水dを一
時貯蔵しておくために設けられており、底面積に対して
側壁の高い箱形の形状をなしている。また、ドレンフィ
ルタ63の内部には、ドレン水dが一般に強酸性となっ
ていることに対応して、これを中和し無害化する目的で
CaCO3等の中和剤nが備えられている。
【0028】このため、中和剤nとドレン水dとの接触
時間を確保すべく、本実施形態のドレンフィルタ63
は、図1に示すように、流入管Piから流入したドレン
水dが、ドレンフィルタ63の内部をその高さ方向に沿
って蛇行しつつ、平面視にUターン形をなすように下流
側へと流通して流出管Poから流出されるように、縦仕
切板63aと横仕切板63bとによって内部が仕切られ
ている。
【0029】縦仕切板63aは、ドレンフィルタ63の
両長辺側側壁63cから等間隔の位置にこれら側壁63
cと平行をなすように底面63Aから立設されていて、
その一側面側はドレンフィルタ63の短辺側側壁63d
に当接しているのに対し、他側面側は他方の短辺側側壁
63dから所定長離間した状態とされ、これにより、ド
レンフィルタ63の内部に上流側から下流側に向かうU
ターン形の流路を形成するものである。
【0030】一方、横仕切板63bは、縦仕切板63a
によって形成された前記Uターン形の流路に沿う流れを
遮断するかのように、前記長辺側側壁63cおよび縦仕
切板63aに対しこれらと直交するように当接し、かつ
このUターン形の流路に沿って相互に間隔をおいて複数
配設されている。
【0031】さらに、これら横仕切板63bは、その下
端面が前記底面63Aに当接し、かつ上端面がドレンフ
ィルタ63の上端面よりも所定長下方に位置するもの
と、下端面が前記底面63Aよりも所定長上方に位置
し、かつ上端面がドレンフィルタ63の上端面と面一の
高さ位置とされたものとが、前記Uターン流路に沿って
交互に配されている。
【0032】これにより、ドレンフィルタ63の高さ方
向に沿ってドレン水dが流通する直流部と、該直流部の
端部すなわち前記横仕切板63bの下端面および上端面
の近傍でドレン水dの流方向を逆転させる曲流部とが交
互に連続してなる蛇行流路が、前記Uターン形の流路に
沿って形成されるようになっている。
【0033】燃料吸入系70は、ガスレギュレータ7
1、電磁弁72、吸気ボックス73、エアクリーナ74
を備え、ガスエンジン41に燃料及び空気を供給するた
めの系である。ガスレギュレータ71は、電磁弁72を
介して室外ユニット20の外部から供給されるガスの送
出圧力を調整するために設けられている。一方、吸気ボ
ックス73は、室外ユニット20外部から空気を取り入
れるために設けられている。また、吸気ボックス73
は、この吸気時に発生する騒音を防止する働きも担って
いる。エアクリーナ74は、このように吸入された空気
から塵埃を取り除くために設けられている。上記したよ
うに外部より供給されたガス及び空気はそれぞれ、図2
に示すように、ガスレギュレータ71、エアクリーナ7
4を通過した後、混合されてガスエンジン41に送り込
まれ燃料として使用されることになる。
【0034】エンジンオイル系80はオイルサブタンク
81を備え、ガスエンジン41に潤滑油を供給するため
に設けられている。ガスエンジン41下部には、このオ
イルサブタンク81内のオイルを受け入れるためにオイ
ルパン41aが設けられている。
【0035】以上述べた構成のうち室外機ユニット20
として説明した各部及び各系は、図3,図4に示すよう
に、室外機筐体21内に収められている。これらの図に
示されているように、室外機筐体21内部は仕切板22
により上下に二分割された形態となっている。いまこれ
ら上下の空間をそれぞれ、熱交換室23、機械室24と
呼ぶことにする。なお、図3及び図4では、図2にて説
明したような配管類に関して、その図示を省略したもの
となっている。
【0036】熱交換室23には、室外機筐体21の前面
及び背面をすべて覆うように室外熱交換機31、ラジエ
タ53が備えられている。これら室外熱交換機31及び
ラジエタ53は、前述したように一体的な構造とされて
いる。また、熱交換室23には、図2に示した要素のう
ち、マフラ61、排気トップ62、吸気ボックス73等
が備えられている。ちなみに、図3に示されているマフ
ラ61及び排気トップ62、及びこれを繋ぐ配管60a
は、図4においてはその図示を省略した。
【0037】熱交換室23には、上記に示した構成要素
の他、ファン91、ファンモータ92、ファン取付具9
3が備えられている。ファン91は、室外機筐体21の
天井面から吊り下げられたファン取付具93に装着され
たファンモータ92の出力軸に取り付けられている。本
実施形態においては、ファン91は2セット取り付けら
れている。また、これらファン91の取付位置に対応す
るように、室外機筐体21の天井面には開口部94が設
けられており、該開口部94には網状覆蓋95が設けら
れている。このファン91は、室外熱交換器31の働き
を補助するものである。
【0038】また、熱交換室23内には、仕切板22上
に換気ボックス96が2個備えられ、そのそれぞれの内
部には換気ファン97が設けられている。これら換気ボ
ックス96及び換気ファン97は、機械室24内部の熱
を熱交換室23に導くために設けられている。したがっ
て、機械室24内で熱せられた空気は、換気ファン9
6、熱交換室23およびファン91の経路を通って室外
機筐体21の外部へと排出されることになる。なお、吸
気ボックス73は、これら両換気ボックス96の上部に
載置されており、該吸気ボックス73から吸入された空
気は、両換気ボックス96間の空間部を通じてガスエン
ジン41に届くようにされている。
【0039】次に、機械室24についての説明を行う。
機械室24内には、図2にて説明した各部及び各系の構
成要素のほとんどが収められている。これら構成要素の
内、図3、図4においては、冷媒回路部30における圧
縮機33、アキュムレータ34、四方弁35、オイルセ
パレータ36、及びガスエンジン部40におけるガスエ
ンジン41、ドレンフィルタ63、エアクリーナ74を
それぞれ示した。
【0040】機械室24内には、上記した構成要素の
他、排水パイプ101が設けられている。この排水パイ
プ101は、仕切板22に設けられた開口部22aと室
外機筐体21の床面開口部25とを繋ぐパイプである。
これは先述した天井面開口部94を通して室外機筐体2
1内部に入り込んだ雨水を、該室外機筐体21外部に排
出するために設けられている。
【0041】また、機械室24内には、基礎板102、
防振ゴム103が設けられている。基礎板102は略四
角形状の板であり、機械室24内に収められている冷媒
回路部30、ガスエンジン部40内の各構成要素を載置
するための床面として使用されている。この基礎板10
2下面の四隅には、防振ゴム103が配されている。し
たがって、基礎板102及び防振ゴム103は、この上
方に載置される冷媒回路部30、ガスエンジン部40か
ら発生する機械的振動を抑制する働きを担っている。
【0042】以下では、上記の構成となるGHPにおい
て、室内冷房及び暖房のそれぞれの運転時の作用につい
て説明する。まず、冷房運転時(図2中、破線矢印)に
おいて、冷媒回路部30の四方弁35は、圧縮機33と
室外熱交換器31、室内熱交換器11とアキュムレータ
34、がそれぞれ接続された状態となっている。この状
態では、圧縮機33より吐出された高温高圧のガス冷媒
は室外熱交換器31に送られる。
【0043】高温高圧のガス冷媒は室外熱交換器31で
凝縮液化され、屋外の空気に放熱して高温高圧の液冷媒
となる。さらにこの高温高圧の液冷媒は膨張弁37を通
過する過程で減圧されて低温低圧の液冷媒となり、室内
器ユニット10に送られる。
【0044】室内機ユニット10に送られた低温低圧の
液冷媒は、室内熱交換器11で蒸発気化され、室内の空
気から熱を奪って冷却したのち、低温低圧のガス冷媒と
なり、室外機ユニット20内の冷媒回路部30に送られ
る。
【0045】冷媒回路部30に送られた低温低圧のガス
冷媒は四方弁35を経てアキュムレータ34に流入し、
液状成分が分離されたのち圧縮機33に吸入される。圧
縮機33に吸入されたガス冷媒は圧縮機33の作動によ
り圧縮され、高温高圧のガス冷媒となって再び室外熱交
換器31に送られる。
【0046】一方、暖房運転時(図2中、実線矢印)に
おいては、四方弁35は圧縮機33と室内熱交換器1
1、室外熱交換器31とアキュムレータ34、がそれぞ
れ接続された状態となっている。この状態では、圧縮機
33より吐出された高温高圧のガス冷媒は室内器ユニッ
ト10の室内熱交換器11に送られる。
【0047】高温高圧のガス冷媒は室内熱交換器11で
凝縮液化され、室内の空気に放熱して暖めたのち、高温
高圧の液冷媒となって室外機ユニット20内の冷媒回路
部30に送られる。冷媒回路部30に送られた高温高圧
の液冷媒は、室外熱交換器31へと流入する。室外熱交
換器31においては、高温高圧の液冷媒は外気から熱を
奪い蒸発気化して低温低圧のガス冷媒となる。
【0048】そして、この低温低圧のガス冷媒は水熱交
換器32に流入し、エンジン冷却水との間で熱交換を行
ってさらに加熱された高温高圧のガス冷媒となる。この
高温高圧のガス冷媒は、アキュムレータ34に流入し液
状成分が分離されたのち圧縮機33に吸入される。圧縮
機33に吸入されたガス冷媒は圧縮され、さらに高温高
圧のガス冷媒となって再び室内熱交換器11に送られ
る。
【0049】しかして、本実施形態のGHPによれば、
ドレン水dがドレンフィルタ63の内部をその高さ方向
に沿って上下に蛇行するだけでなく、平面視Uターン形
をなすように下流側へと流通していくため、ドレン水d
の流路長を延ばして中和剤nとの接触時間を十分に確保
するのに、ドレンフィルタ63が水平方向に広がること
がなく、しかも高さの増大も抑制されている。
【0050】よって、ドレンフィルタ63の設置面積を
縮小し、併せて室外機ユニット20の設置面積を縮小す
ることができるため、室外機ユニット20の設置場所を
より自由に選択し得るGHPを市場に提供することがで
きる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の室外機ユ
ニットおよび空気調和機によれば、次のような効果を奏
することができる。 (1)請求項1記載の室外機ユニットにおいては、ドレ
ン水がドレンフィルタの内部をその高さ方向に沿って上
下に蛇行しながら下流側へと流通するため、従来のよう
にドレンフィルタを水平方向に広げることなく十分な流
路長を確保することができ、これによりドレンフィルタ
の設置面積を縮小し、併せて室外機ユニットの設置面積
の縮小を図ることができる。
【0052】(2)請求項2記載の空気調和機において
は、上記(1)と同様にドレンフィルタの設置面積を縮
小し、併せて室外機ユニットの設置面積を縮小すること
ができるため、室外機ユニットの設置場所をより自由に
選択し得る空気調和機を市場に提供して需要の増大を図
ることができる。
【0053】請求項3記載の空気調和機においては、ド
レン水がドレンフィルタの内部をその高さ方向に沿って
上下に蛇行するだけでなく、平面視Uターン形をなすよ
うにして下流側へと流通するため、ドレンフィルタの設
置面積を高さの増大を抑制しつつ縮小し、併せて室外機
ユニットについても高さの増大を抑制しつつ設置面積の
縮小を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態におけるドレンフィルタ
の斜視図である。
【図2】 同実施形態における冷媒回路図である。
【図3】 同実施形態における室外機ユニットの縦断面
図である。
【図4】 同実施形態における室外機ユニットの横断面
図である
【図5】 ドレンフィルタの従来例を示す斜視図である
【符号の説明】
10 室内機ユニット 11 室内熱交換器 20 室外機ユニット 31 室外熱交換器 33 圧縮機 41 ガスエンジン 63 ドレンフィルタ 91 ファン d ドレン水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 治郎 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社エアコン製作所 内 (72)発明者 川口 三郎 愛知県名古屋市中村区岩塚町字九反所60番 地の1 中菱エンジニアリング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒と外気との間で熱交換を行わせる室
    外熱交換器と、ガスエンジンにより駆動され高温高圧の
    ガス冷媒を吐出する圧縮機と、前記ガスエンジンの排気
    ガスから分離されたドレン水を一時貯留し中和させるド
    レンフィルタとを備え、 前記ドレンフィルタには、その高さ方向に沿って延びる
    直流部と、該直流部の端部で前記ドレン水の流方向を逆
    転させる曲流部とが交互に連続してなる蛇行流路が形成
    されていることを特徴とする室外機ユニット。
  2. 【請求項2】 冷媒と外気との間で熱交換を行わせる室
    外熱交換器と、ガスエンジンにより駆動され高温高圧の
    ガス冷媒を吐出する圧縮機と、前記ガスエンジンの排気
    ガスから分離されたドレン水を一時貯留し中和させるド
    レンフィルタとを具備してなる室外機ユニットと、 室内から空気を吸入し吹出口から吹き出させるファン
    と、前記室外機ユニットから供給された冷媒と前記ファ
    ンで吸入した空気との間で熱交換を行わせる室内熱交換
    器とを具備してなる室内機ユニットとを備え、 前記ドレンフィルタには、その高さ方向に沿って延びる
    直流部と、該直流部の端部で前記ドレン水の流方向を逆
    転させる曲流部とが交互に連続してなる蛇行流路が形成
    されていることを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記蛇行流路は、前記高さ方向に沿って
    蛇行しつつ下流側に向けて平面視Uターン形をなして延
    びることを特徴とする請求項2記載の空気調和機。
JP10061257A 1998-03-12 1998-03-12 室外機ユニットおよび空気調和機 Pending JPH11257691A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10061257A JPH11257691A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 室外機ユニットおよび空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10061257A JPH11257691A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 室外機ユニットおよび空気調和機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11257691A true JPH11257691A (ja) 1999-09-21

Family

ID=13166012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10061257A Pending JPH11257691A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 室外機ユニットおよび空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11257691A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100556257B1 (ko) 2004-10-28 2006-03-03 삼성전자주식회사 Ghp방식 공기조화기
KR100620375B1 (ko) * 2004-10-28 2006-09-13 삼성전자주식회사 Ghp방식 공기조화기
CN110260688A (zh) * 2019-06-21 2019-09-20 江苏科技大学 一种新型余热回收装置及回收方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100556257B1 (ko) 2004-10-28 2006-03-03 삼성전자주식회사 Ghp방식 공기조화기
KR100620375B1 (ko) * 2004-10-28 2006-09-13 삼성전자주식회사 Ghp방식 공기조화기
CN110260688A (zh) * 2019-06-21 2019-09-20 江苏科技大学 一种新型余热回收装置及回收方法
CN110260688B (zh) * 2019-06-21 2020-10-27 江苏科技大学 一种余热回收装置及回收方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6769481B2 (en) Outdoor heat exchanger unit, outdoor unit, and gas heat pump type air conditioner
JP2007525353A (ja) モジュール式バス空調システム
US7246502B2 (en) Self-contained flush-mount bulkhead air conditioning unit with novel evaporator/blower assembly housing
KR101609051B1 (ko) 열원장치
JPH11316062A (ja) 室外機ユニットおよび空気調和機
CN111457481A (zh) 空调室外机
JPH11257691A (ja) 室外機ユニットおよび空気調和機
JPH11270923A (ja) 室外機ユニットおよび空気調和機
KR100606733B1 (ko) 멀티공기조화기의 실내기
CN114152004A (zh) 空调机
JPH11281097A (ja) 室外機ユニット及び空気調和機
JP2000028219A (ja) 室外機ユニットおよび空気調和機
JPH11281200A (ja) 室外機ユニットおよび空気調和機
JPH11257794A (ja) 室外機ユニットおよび空気調和機
JPH11281195A (ja) 室外機ユニット及び空気調和機
JPH11264626A (ja) 室外機ユニット及び空気調和機
JP3817240B2 (ja) エンジンヒートポンプ
JPH11281198A (ja) 室外機ユニット及び空気調和機
JPH11294894A (ja) 室外機ユニットおよび空気調和機
JPH11281197A (ja) 室外機ユニット及び空気調和機
JP3924066B2 (ja) 室外機ユニットおよび空気調和機
JPH07104019B2 (ja) 水熱源空気調和機ユニットおよびこれを用いた空気調和設備
JP3757225B2 (ja) エンジンヒートポンプ
JP3617854B2 (ja) エンジンヒートポンプ
JPH11248287A (ja) ガスエンジン装置、室外機ユニット及び空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060627

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061024