JPH11281185A - 一重二重効用吸収冷温水機 - Google Patents

一重二重効用吸収冷温水機

Info

Publication number
JPH11281185A
JPH11281185A JP10082209A JP8220998A JPH11281185A JP H11281185 A JPH11281185 A JP H11281185A JP 10082209 A JP10082209 A JP 10082209A JP 8220998 A JP8220998 A JP 8220998A JP H11281185 A JPH11281185 A JP H11281185A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
low
regenerator
temperature
temperature regenerator
heat exchanger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10082209A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3754206B2 (ja
Inventor
Kazuhiro Yoshii
一寛 吉井
Toshiyuki Hoshino
俊之 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP08220998A priority Critical patent/JP3754206B2/ja
Publication of JPH11281185A publication Critical patent/JPH11281185A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3754206B2 publication Critical patent/JP3754206B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

Landscapes

  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 殆どが暖房負荷となる冬季に残る、一部の冷
房負荷にも対応可能な一重二重効用吸収冷温水機を提供
する。 【解決手段】 中間吸収液配管15・中間吸収液配管1
6・冷媒蒸気配管19それぞれに、夏期の全面一重二重
効用冷房運転時に開弁し、冬季の大半が暖房運転、一部
分を冷房運転とする時に閉弁する開閉弁15V・16V
・19Vを対応設置すると共に、温水配管30が貫通す
る温水器12を高温再生器4に設置し、冬季には高温再
生器4で加熱生成した冷媒蒸気により温水配管30を流
れる水を加熱し、これを暖房負荷に循環供給して暖房を
行い、下胴3・第1上胴8・第2上胴11側では低熱源
供給配管27から供給される熱源温水を利用した一重効
用サイクルにより、蒸発器1の内部に設けた冷水熱交換
器25B内の水を冷却し、この冷水を冷水配管25から
冷房負荷に循環供給して冷房するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸収冷温水機に関
し、特に詳しくは低熱源再生器と凝縮器とを収納した低
熱源再生器凝縮器胴を備えた一重二重効用吸収冷温水機
に関する。
【0002】
【従来の技術】蒸発器と吸収器とを収納した蒸発器吸収
器胴、低温再生器と凝縮器とを収納した低温再生器凝縮
器胴、温廃水などを低温熱源とする低熱源再生器と凝縮
器とを収納した低熱源再生器凝縮器胴、高温再生器、低
温熱交換器、高温熱交換器、稀吸収液ポンプおよび中間
吸収液ポンプを配管接続して構成する一重二重効用吸収
冷温水機において、蒸発器から取り出す冷水の出口側温
度に基づいて高温再生器の加熱量を制御すると共に、低
温熱源の供給管と戻し管とを連通するように設けた三方
弁を低温熱源の戻り温度に基づいて制御し、且つ、冷水
出口側温度が所定温度以下になった時に、低温熱源の戻
り温度の設定値を高める制御器を設けて、発電機の冷却
水などを低温熱源として利用していても、温度が大きく
低下した低温熱源が発電機に還流して結露すると云った
トラブルが生じることのない一重二重効用吸収冷温水機
が、例えば特開平7−324839号公報に提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の一重二重効用吸収冷温水機においては、冷/暖房の同
時供給が行えないと云った問題点があった。すなわち、
コジェネレーション対応(熱電併給)の一重二重効用吸
収冷温水機においても、冬場は当然暖房主体の運転とな
るが、排熱利用のみで賄える程度の冷房が必要となるエ
リアが一部ではあるが存在するので、このような要求に
も対応できる一重二重効用吸収冷温水機を提供する必要
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するため、蒸発器と吸収器とを収納した蒸発
器吸収器胴、低温再生器と凝縮器とを収納した低温再生
器凝縮器胴、温廃水などを低温熱源とする低熱源再生器
と凝縮器とを収納した低熱源再生器凝縮器胴、高温再生
器、低温熱交換器、高温熱交換器、稀吸収液ポンプおよ
び中間吸収液ポンプを配管接続して構成する一重二重効
用吸収冷温水機において、吸収器から高温再生器に吸収
液を供給する稀吸収液配管、高温再生器から低温再生器
に吸収液を供給する中間吸収液配管、高温再生器から低
温再生器を経由して凝縮器に冷媒を供給する冷媒配管そ
れぞれに開閉弁を設けると共に、高温再生器に温水取出
用熱交換器を設けるようにした一重二重効用吸収冷温水
機と、
【0005】蒸発器と吸収器とを収納した蒸発器吸収器
胴、低温再生器と凝縮器とを収納した低温再生器凝縮器
胴、温廃水などを低温熱源とする低熱源再生器と凝縮器
とを収納した低熱源再生器凝縮器胴、高温再生器、低温
熱交換器、高温熱交換器、中間熱交換器、第1および第
2の稀吸収液ポンプを配管接続して構成する一重二重効
用吸収冷温水機において、吸収器から高温再生器に吸収
液を供給する吸収液配管、高温再生器から低温再生器に
吸収液を供給する吸収液配管、高温再生器から低温再生
器を経由して凝縮器に冷媒を供給する冷媒配管それぞれ
に開閉弁を設けると共に、高温再生器に温水取出用熱交
換器を設けるようにした一重二重効用吸収冷温水機とを
提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕本発明の第1
の実施形態を図1に基づいて説明する。図1に例示した
一重二重効用吸収冷温水機は、冷媒に水、吸収液(溶
液)に臭化リチウム(LiBr)溶液を用いるものであ
り、1は蒸発器、2は吸収器、3は蒸発器1と吸収器2
とを収納した蒸発器吸収器胴(以下、下胴と云う)、4
は例えばガスバーナ5を備えた高温再生器、6は低温再
生器、7は低温再生器6のための凝縮器(以下、第1凝
縮器と云う)、8は低温再生器6と第1凝縮器7とを収
納した低温再生器凝縮器胴(以下、第1上胴と云う)、
9は例えば95℃前後の温廃水を低温熱源とする低熱源
再生器、10は低熱源再生器9のための凝縮器(以下、
第2凝縮器と云う)、11は低熱源再生器9と第2凝縮
器10とを収納した低熱源再生器凝縮器胴(以下、第2
上胴と云う)、12は温水器、13Aは低温熱交換器、
13Bは高温熱交換器である。
【0007】2Aは吸収器2の下部に形成された稀吸収
液溜りであり、この稀吸収液溜り2Aと低熱源再生器9
の気相部とは、途中に稀吸収液ポンプP1を備えた稀吸
収液配管14により配管接続されている。また、低熱源
再生器9の下部に形成された中間吸収液溜り9Aと高温
再生器4の気相部とは、途中に中間吸収液ポンプP2と
開閉弁15Vを備えた中間吸収液配管15によって配管
接続されている。この開閉弁15Vは冷水供給時に開弁
され、温水供給時に閉弁される。
【0008】4Aは高温再生器4に形成された中間吸収
液溜りであり、この中間吸収液溜り4Aと低温再生器6
の気相部とは、途中に開閉弁16Vと高温熱交換器13
Bを備えた中間吸収液配管16によって配管接続されて
いる。そして、この開閉弁16Vも冷水供給運転時に開
弁され、温水供給運転時に閉弁される。また、低温再生
器6の下部に形成された濃吸収液溜り6Aと吸収器2の
気相部に設けられた濃吸収液散布装置2Bとは、途中に
低温熱交換器13Aを備えた濃吸収液配管17によって
配管接続されている。
【0009】また、中間吸収液ポンプP2の吸込側の中
間吸収液配管15Aと低温熱交換器13Aの上流側の濃
吸収液配管17Aとは、吸収液配管18により配管接続
されている。そして、この吸収液配管18は第1上胴8
よりも低いレベルに設置され、第2上胴11内の圧力と
第1上胴8内の圧力の間に差が生じた場合でも、各胴間
を吸収液によってUシールできるようになっている。
【0010】19は高温再生器4の気相部から第1上胴
8に至る冷媒蒸気配管であり、低温再生器6の内部を経
由して第1凝縮器7の底部に開口している。この冷媒蒸
気配管19は高温再生器4の気相部から低温再生器6の
濃吸収液溜り6Aに至る冷媒蒸気配管19Aと、低温再
生器6の濃吸収液溜り6Aから第1凝縮器7に至る冷媒
蒸気配管19Bとからなり、冷媒蒸気配管19Bの開閉
弁19Vは冷水供給時に開弁され、温水供給時に閉弁さ
れる。
【0011】21は第1凝縮器7の底部と蒸発器1の気
相部とを配管接続する第1冷媒液配管であり、この第1
冷媒液配管21にUシール部21Aが形成されている。
また、22は第2凝縮器10の底部と第1冷媒液配管2
1のUシール部21Aとを配管接続する第2冷媒液配管
である。このため、この第2冷媒液配管22にも、第1
冷媒液配管21との接続部にUシール部22Aが形成さ
れることになる。
【0012】23は蒸発器1の冷媒液溜り1Aと冷媒散
布装置1Bとを配管接続する冷媒液循環配管であり、こ
の冷媒液循環配管23の途中に冷媒液ポンプP3が設け
られている。
【0013】25は冷水配管25A・冷水熱交換器25
B・冷水配管25Cからなる冷水配管であり、図示しな
い冷房負荷などに接続される。また、26は冷却水配管
であり、この冷却水配管26は冷却塔(図示せず)から
吸収器熱交換器26A・第1凝縮器熱交換器26B・第
2凝縮器熱交換器26Cを経て冷却塔に還流する冷却水
の循環路を形成している。
【0014】27は95℃程度の温廃水、例えば図示し
ない発電機の冷却水などを低温熱源(以下、熱源温水と
云う)として低熱源再生器9に供給するための低熱源供
給配管であり、低熱源供給管27A・低熱源熱交換器2
7B・低熱源戻し管27C・側路管27D・三方弁であ
る流量制御弁27Eから構成されている。
【0015】28は高温再生器4の気相部と温水器12
の側部とを配管接続している蒸気配管であり、29は途
中に開閉弁29Vを備えて高温再生器4の気相部と温水
器12の底部とを配管接続している液配管である。この
開閉弁29Vは冷水供給時に閉弁され、温水供給時に開
弁される。また、30は温水配管30A・温水熱交換器
30B・温水配管30Cからなる温水配管であり、図示
しない暖房負荷などに接続される。
【0016】S1は冷水配管25Cに設置されてこの中
を流れている冷水の温度を検出して制御器Cに出力する
温度センサ、S2は温水配管30Cに設置されてこの中
を流れている温水の温度を検出して制御器Cに出力する
温度センサである。
【0017】冬季の暖房運転時には、開閉弁15V・1
6V・19Vを閉弁して高温再生器4を下胴3・第1上
胴8・第2上胴11から回路的に切り離すと共に、開閉
弁29Vを開弁した状態でガスバーナ5に点火し、高温
再生器4内の溶液を加熱して溶液に溶解している冷媒を
蒸発分離させる。
【0018】高温再生器4で加熱生成された冷媒蒸気
は、蒸気配管28を経て温水器12に流入し、ここで温
水配管30の温水熱交換器30B内を流れる温水に放熱
してこれを加熱すると共に、冷媒自身は凝縮し、液配管
29を通って高温再生器4に戻り再び加熱されると云っ
た冷媒循環が起こる。
【0019】この暖房運転において、温度センサS2が
計測して出力する温水の温度が所定の温度、例えば55
℃になるように、ガスバーナ5の火力、具体的にはガス
バーナ5に供給するガスの量が制御器Cによって制御さ
れるので、温水配管30を介して循環供給される所定の
温度の温水によって暖房などが行える。
【0020】同時に制御器Cは、温度センサS1が検出
して出力する冷水の温度が所定の温度、例えば7℃にな
るように流量制御弁27Eの開度を制御するので、冷水
配管25によって循環供給される所定の温度の冷水によ
り冷房などが行える。
【0021】すなわち、高温再生器4から回路的に切り
離された下胴3・第1上胴8・第2上胴11側では、制
御器Cによって稀吸収液ポンプP1・冷媒ポンプP3が
運転されると共に、冷却水配管26からは冷却水が供給
され、低熱源供給配管27からは95℃程度の熱源温水
が供給されるので、吸収器2の稀吸収液溜り2Aから稀
吸収液配管14を介して稀吸収液ポンプP1により第2
上胴11の低熱源再生器9に送り込まれた稀吸収液は、
低熱源供給配管27から供給される熱源温水により低熱
源熱交換器27Bを介して加熱され、冷媒を蒸発分離す
る。
【0022】冷媒を蒸発分離して吸収液濃度が高くなっ
た中間吸収液は、中間吸収液配管15A・吸収液配管1
8・濃吸収液配管17A・低温熱交換器13A・濃吸収
液配管17Bを経て、吸収器2の濃吸収液散布装置2B
から吸収器熱交換器26Aに散布され、吸収器2に戻さ
れる。
【0023】一方、低熱源再生器9で加熱され吸収液か
ら蒸発分離された冷媒蒸気は第2凝縮器10に入り、冷
却水配管26の第2凝縮器熱交換器26C内を流れる冷
却水に放熱して凝縮し、第2冷媒液配管22を下ってU
シール部22A・21Aに溜る。Uシール部22A・2
1Aに溜った冷媒液は溢れて蒸発器1に流入する。
【0024】蒸発器1の冷媒液溜り1Aに溜った冷媒液
は、冷媒液循環配管23の冷媒液ポンプP3の運転によ
って、冷媒散布装置1Bから冷水熱交換器25Bに散布
される。そして、冷媒液は冷水熱交換器25Bの内部を
通る冷水から蒸発熱を奪って蒸発するので、冷水熱交換
器25Bの内部を通る冷水は冷却され、こうして温度を
下げた冷水が冷水配管25Cから冷房負荷に供給されて
冷房が行われる。
【0025】そして、蒸発器1で蒸発した冷媒は吸収器
2へ流入し、低熱源再生器9より供給されて濃吸収液散
布装置2Bから散布される中間吸収液に吸収されて、稀
吸収液溜り2Aに溜り第2上胴11の低熱源再生器9に
送られる。
【0026】冷媒と吸収液の上記一重効用冷凍サイクル
において、温度センサS1が検出して出力する温度、す
なわち蒸発器1内の冷水熱交換器25Bで冷却され、冷
水配管25Cに流れ出た冷水の温度が所定の7℃になる
ように低熱源再生器9における冷媒蒸気の発生量、具体
的には低熱源供給配管27から低熱源熱交換器27Bに
取り込む熱源温水の量、すなわち流量制御弁27Eの開
度が制御器Cにより制御されるので、冷水配管25Cに
は所定の温度の冷水が流れるようになり、この冷水によ
って冷房などが行われる。
【0027】なお、開閉弁15V・16V・19Vを開
弁して高温再生器4と、下胴3・第1上胴8・第2上胴
11側とを連通して運転する夏期の一重二重効用の冷房
運転は、例えば特開平7−324839号公報などに開
示されているように運転すれば良い。
【0028】〔第2の実施形態〕本発明の第2の実施形
態を図2に基づいて説明する。図2に例示した一重二重
効用吸収冷温水機も冷媒に水、吸収液(溶液)に臭化リ
チウム(LiBr)溶液を用いるものであり、この吸収
冷温水機が図1に示した一重二重効用吸収冷温水機と相
違する点は、図1の一重二重効用吸収冷温水機が備えて
いた中間吸収液ポンプP2・吸収液配管18などを取り
除く代わりに、第2の稀吸収液ポンプP4と、中間熱交
換器31とを設けるようにした点にあり、主に図1に示
した一重二重効用吸収冷温水機と相違する部分について
説明する。
【0029】第2の稀吸収液ポンプP4は稀吸収液配管
14Aに設置され、この稀吸収液配管14Aを介して稀
吸収液ポンプP4の吸入側が吸収器2の稀吸収液溜り2
Aに接続され、吐出側が低温熱交換器13A・高温熱交
換器13Bを経て開閉弁15Vに接続され、さらに中間
吸収液配管15を介して高温再生器4の気相部に接続さ
れている。
【0030】稀吸収液ポンプP1が吸収器2の稀吸収液
溜り2Aから第2上胴11の低熱源再生器9に送り込ん
でいる稀吸収液と熱交換するために稀吸収液配管14に
設けた中間熱交換器31は、その一方の入口に、図1に
例示した一重二重効用吸収冷温水機において第2上胴1
1の低熱源再生器9の中間吸収液溜り9Aに配管接続さ
れていた中間吸収液配管15Aの他端が配管接続され、
他方の入口には中間吸収液配管15Bが配管接続され、
この中間吸収液配管15Bを介して低温熱交換器13A
から吸収器2の濃吸収液散布装置2Bに至る濃吸収液配
管17Bの開閉弁17V下流側に接続している。
【0031】上記図2に示した構成の一重二重効用吸収
冷温水機においても、開閉弁15V・16V・19Vを
閉じて高温再生器4を下胴3・第1上胴8・第2上胴1
1から回路的に切り離して行う冬季の暖房運転は、前記
図1に示した一重二重効用吸収冷温水機の場合と全く同
様に制御器Cにより高温再生器4側を動作させて、温水
配管30から所定の温度の温水を循環供給して暖房など
が行われる。
【0032】このときの冷房運転も、制御器Cは前記図
1に示した一重二重効用吸収冷温水機の一重効用運転と
全く同様に、温度センサS1が検出して出力する冷水の
温度が所定の温度、例えば7℃になるように流量制御弁
27Eの開度を制御し、冷水配管25から循環供給され
る所定の温度の冷水によって冷房などが行われる。
【0033】すなわち、高温再生器4から回路的に切り
離された下胴3・第1上胴8・第2上胴11側では、制
御器Cによって稀吸収液ポンプP1・冷媒ポンプP3が
運転されると共に、冷却水配管26からは冷却水が供給
され、低熱源供給配管27からは95℃程度の熱源温水
が供給されるので、吸収器2の稀吸収液溜り2Aから稀
吸収液配管14を介して稀吸収液ポンプP1により第2
上胴11の低熱源再生器9に送り込まれた稀吸収液は、
低熱源供給配管27から供給される熱源温水により低熱
源熱交換器27Bを介して加熱され、冷媒を蒸発分離す
る。
【0034】冷媒を蒸発分離して吸収液濃度が高くなっ
た中間吸収液は、中間吸収液配管15A・中間熱交換器
31・濃吸収液配管17Bを経て、吸収器2の濃吸収液
散布装置2Bから吸収器熱交換器26Aに散布され、吸
収器2に戻される。
【0035】一方、低熱源再生器9で加熱され吸収液か
ら蒸発分離された冷媒蒸気は、前記図1の一重二重効用
吸収冷温水機と全く同様に流れて第2凝縮器10で凝縮
し、蒸発器1に入って蒸発し、吸収器2に入って濃吸収
液散布装置2Bから散布される中間吸収液に吸収され
る。そして、蒸発器1における冷媒の蒸発により冷水熱
交換器25Bで冷却された冷水が、冷水配管25Cから
負荷に循環供給されて冷房が行われる。
【0036】なお、開閉弁15V・16V・19Vを開
弁し、高温再生器4と下胴3・第1上胴8・第2上胴1
1側とを連通して運転する夏期の一重二重効用の冷房運
転は、開閉弁17V・29Vを閉弁した状態で、二つの
稀吸収液ポンプP1・P2を起動して行う。
【0037】すなわち、吸収器2の稀吸収液溜り2Aに
溜っている稀吸収液を、稀吸収液ポンプP1によって低
熱源再生器9に送り込み、低熱源供給配管27から供給
される熱源温水により加熱して冷媒を蒸発させると共
に、稀吸収液ポンプP4で高温再生器4にも送り込み、
ガスバーナ5により加熱して冷媒を蒸発させる。
【0038】そして、低熱源再生器9で加熱され、冷媒
を蒸発分離して吸収液の濃度が高くなった中間吸収液
は、稀吸収液ポンプP4により吸収器2から高温再生器
4に送られている稀吸収液と中間熱交換器31で熱交換
した後、濃吸収液散布装置2Bから散布され、吸収器2
に戻される。
【0039】また、高温再生器4で加熱され、冷媒を蒸
発分離して吸収液の濃度が高くなった中間吸収液は通常
の二重効用吸収冷温水機と同様に、すなわち稀吸収液ポ
ンプP4により吸収器2から高温再生器4に送られてい
る稀吸収液と高温熱交換器13Bで熱交換したのち低温
再生器6に流入し、ここでさらに冷媒を蒸発分離して濃
吸収液となり、この濃吸収液が低温熱交換器13Aで前
記稀吸収液と熱交換器して濃吸収液散布装置2Bから散
布され、吸収器2に戻される。
【0040】この場合、制御器Cによって、稀吸収液ポ
ンプP1の運転を稀吸収液ポンプP4に優先して行う。
すなわち、低熱源供給配管27から供給される熱源温水
を使用した低熱源再生器9における冷媒の加熱生成を、
ガスバーナ5を使用した高温再生器4における冷媒の加
熱生成より優先させ、低熱源再生器9における冷媒の加
熱生成を行っても蒸発器1に供給して蒸発させる冷媒が
不足し、冷水配管25Cから供給する冷水の温度が所定
の温度に低下しないときには、稀吸収液ポンプP4を運
転して吸収器2から高温再生器4に稀吸収液を送り込む
と共に、ガスバーナ5に点火して高温再生器4における
冷媒の加熱生成を行い、蒸発器1で蒸発する冷媒の量を
増やし、これにより冷水配管25Cから供給する冷水の
温度を所定の温度まで下げるので、ガスバーナ5で消費
するガス量の節約ができる。
【0041】ところで、本発明は上記実施例に限定され
るものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から
逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0042】例えば、冷却水を第2凝縮器熱交換器26
C、吸収器熱交換器26A、第1凝縮器熱交換器26B
と流すように冷却水配管26を配管しても良い。
【0043】また、冷却水を第2凝縮器熱交換器26
C、第1凝縮器熱交換器26B、吸収器熱交換器26A
と流すように冷却水配管26を配管しても良い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明の一重二重効
用吸収冷温水機においては、発電機などの冷却に使用し
た温廃水などを用いる効率の高い一重二重効用の冷房運
転が夏期に行えるのは勿論、殆どが暖房負荷となる冬季
にはガスや油などを燃料とする高温再生器に設置した熱
交換器を用いる暖房が可能であり、一部に残る冷房負荷
には前記温廃水などを利用した一重効用の冷房運転で対
応することができる。
【0045】すなわち、本発明の一重二重効用吸収冷温
水機は、1台の設備で2台分の機能を備えていることに
なり、設備の投資効率が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係わる一重二重効用吸収冷温水機の
概略構成図である。
【図2】請求項2に係わる一重二重効用吸収冷温水機の
概略構成図である。
【符号の説明】
1 蒸発器 1B 冷媒散布装置 2 吸収器 2A 稀吸収液溜り 2B 濃吸収液散布装置 3 下胴(蒸発器吸収器胴) 4 高温再生器 6 低温再生器 7 第1凝縮器 8 第1上胴(低温再生器凝縮器胴) 9 低熱源再生器 10 第2凝縮器 11 第2上胴(低熱源再生器凝縮器胴) 12 温水器 13A 低温熱交換器 13B 高温熱交換器 14 稀吸収液配管 15 中間吸収液配管 16 中間吸収液配管 17 濃吸収液配管 18 吸収液配管 19 冷媒蒸気配管 21 第1冷媒液配管 22 第2冷媒液配管 23 冷媒液循環配管 25 冷水配管 25B 冷水熱交換器 25C 冷水配管 26 冷却水配管 26A 吸収器熱交換器 26B 第1凝縮器熱交換器 26C 第2凝縮器熱交換器 27 低熱源供給配管 27A 低熱源供給管 27B 低熱源熱交換器 27C 低熱源戻し管 27D 側路管 27E 流量制御弁 28 蒸気配管 29 液配管 30 温水配管 31 中間熱交換器 C 制御器 P1 稀吸収液ポンプ P2 中間吸収液ポンプ P3 冷媒液ポンプ P4 稀吸収液ポンプ S1・S2 温度センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸発器と吸収器とを収納した蒸発器吸収
    器胴、低温再生器と凝縮器とを収納した低温再生器凝縮
    器胴、温廃水などを低温熱源とする低熱源再生器と凝縮
    器とを収納した低熱源再生器凝縮器胴、高温再生器、低
    温熱交換器、高温熱交換器、稀吸収液ポンプおよび中間
    吸収液ポンプを配管接続して構成する一重二重効用吸収
    冷温水機において、吸収器から高温再生器に吸収液を供
    給する吸収液配管、高温再生器から低温再生器に吸収液
    を供給する吸収液配管、高温再生器から低温再生器を経
    由して凝縮器に冷媒を供給する冷媒配管それぞれに開閉
    弁を設けると共に、高温再生器に温水取出用熱交換器を
    設けたことを特徴とする一重二重効用吸収冷温水機。
  2. 【請求項2】 蒸発器と吸収器とを収納した蒸発器吸収
    器胴、低温再生器と凝縮器とを収納した低温再生器凝縮
    器胴、温廃水などを低温熱源とする低熱源再生器と凝縮
    器とを収納した低熱源再生器凝縮器胴、高温再生器、低
    温熱交換器、高温熱交換器、中間熱交換器、第1および
    第2の稀吸収液ポンプを配管接続して構成する一重二重
    効用吸収冷温水機において、吸収器から高温再生器に吸
    収液を供給する吸収液配管、高温再生器から低温再生器
    に吸収液を供給する吸収液配管、高温再生器から低温再
    生器を経由して凝縮器に冷媒を供給する冷媒配管それぞ
    れに開閉弁を設けると共に、高温再生器に温水取出用熱
    交換器を設けたことを特徴とする一重二重効用吸収冷温
    水機。
JP08220998A 1998-03-27 1998-03-27 一重二重効用吸収冷温水機 Expired - Fee Related JP3754206B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08220998A JP3754206B2 (ja) 1998-03-27 1998-03-27 一重二重効用吸収冷温水機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08220998A JP3754206B2 (ja) 1998-03-27 1998-03-27 一重二重効用吸収冷温水機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11281185A true JPH11281185A (ja) 1999-10-15
JP3754206B2 JP3754206B2 (ja) 2006-03-08

Family

ID=13768046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08220998A Expired - Fee Related JP3754206B2 (ja) 1998-03-27 1998-03-27 一重二重効用吸収冷温水機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3754206B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012062825A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Hitachi Engineering & Services Co Ltd ガスタービンの吸気温度調節装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012062825A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Hitachi Engineering & Services Co Ltd ガスタービンの吸気温度調節装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3754206B2 (ja) 2006-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011075180A (ja) 吸収式冷凍機
CN101881526A (zh) 溴化锂单双效吸收式冷温水同时型热泵热水机组
JP4287705B2 (ja) 一重二重効用吸収冷凍機およびその運転制御方法
JP4885467B2 (ja) 吸収ヒートポンプ
KR101137582B1 (ko) 단일 및 이중 효과 흡수형 냉각기와 그 동작 제어 방법
JP3905986B2 (ja) 排熱利用冷暖房システム
JP5384072B2 (ja) 吸収式冷温水機
JPS5886357A (ja) 太陽熱利用冷暖房方法とその装置
KR100512827B1 (ko) 흡수식 냉동기
JPH11281185A (ja) 一重二重効用吸収冷温水機
JP3986122B2 (ja) 排熱吸収型の吸収冷暖房機
JPH09243197A (ja) 吸収冷温水機の冷却水温度制御装置
KR200154287Y1 (ko) 흡수식 냉·난방기
JP4107582B2 (ja) 一重二重効用吸収冷凍機およびその運転制御方法
CN108534207B (zh) 带尖峰加热的可直接供热第一类溴化锂热泵机组
JP2895974B2 (ja) 吸収式冷凍機
JP2005300047A (ja) 熱交換装置およびそれを用いた吸収冷凍機
JP3811632B2 (ja) 排熱投入型吸収冷凍機
JP2004085049A (ja) 排熱投入型吸収冷温水機とその運転方法
JP3735745B2 (ja) 吸収式冷暖房装置の冷房運転制御方法
JPH04313652A (ja) 吸収式冷凍機
JP3434279B2 (ja) 吸収冷凍機とその起動方法
JPH07324839A (ja) 一重二重効用吸収冷温水機
JPH11281186A (ja) 一重二重効用吸収冷温水機
JP2000055497A (ja) 三重効用吸収式冷凍機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050822

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051111

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20051116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees