JPH11280955A - 滑車掛低伸長ホース - Google Patents

滑車掛低伸長ホース

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JPH11280955A
JPH11280955A JP10332598A JP10332598A JPH11280955A JP H11280955 A JPH11280955 A JP H11280955A JP 10332598 A JP10332598 A JP 10332598A JP 10332598 A JP10332598 A JP 10332598A JP H11280955 A JPH11280955 A JP H11280955A
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力三 立田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クレーンにおいて油圧配管用ゴムホースを伸長
状態で滑車に巻き掛けて取付配管した場合において、ホ
ースの永久伸びによりホースが滑車から外れたり他の機
器と接触して損傷する問題を解決する。 【解決手段】内面ゴム層12と外面ゴム層14との中間
にワイヤ編組層16,18から成るワイヤ補強層22を
積層した形態をなし、所定伸長状態で滑車に巻掛配管さ
れて使用される油圧配管用のワイヤ補強ホース10の、
内面ゴム層12及び外面ゴム層14のゴム材の引張永久
歪を10%以下とするとともに、ワイヤ補強層22にお
ける第二編組層18の編組角度βを、第一ワイヤ編組層
16の編組角度αよりも小さい角度且つ編組半角度で5
1〜54.7°とし、更に5%伸長状態で衝撃圧力を繰
り返し与える耐久試験後の引張永久伸びを2%以下とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はクレーンやフォー
クリフト等の油圧配管用として好適な滑車掛低伸長ホー
スに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】クレー
ンやフォークリフト等においては油圧配管用のワイヤ補
強ゴムホースを所定伸長状態で滑車に巻き掛けて使用す
ることが行われている。
【0003】この油圧配管用のワイヤ補強ゴムホース
は、一端側が固定の油圧ポンプに接続され、そして中間
部が滑車に巻き掛けられた上、他端側が油圧アクチュエ
ータ(例えば油圧シリンダ等)に接続されている。ここ
でゴムホースは所定箇所が固定部材により固定状態とさ
れており、その固定箇所よりも先端側が、油圧アクチュ
エータと連動して上下又は左右に移動する滑車への巻掛
位置を変化させて行く。
【0004】この油圧配管用のゴムホースの場合、所定
の伸長状態、詳しくは2〜5%伸長した状態で滑車に巻
掛配管される。これは滑車が移動運動した場合にもゴム
ホースが滑車の溝から外れないようにするためである。
【0005】このゴムホースは、上記のように常時2〜
5%伸長された状態にあり、このため経時的にゴムホー
スが永久伸びを生じてそれが蓄積され、ホース長さが次
第に長くなってきてしまう。而してゴムホースが長くな
ると滑車から外れたり、ゴムホースの弛みによってゴム
ホースが他の機器に引っ掛かったり、接触したり、挾ま
れたりし、ゴムホースが摩耗又は損傷してしまう問題を
生じる。
【0006】そこで従来にあってはアジャスタによって
ゴムホースを更に引っ張り(伸長し)、ゴムホースに生
じた弛みを吸収するようにしている。このとき従来のゴ
ムホースの場合ゴムホース自身が伸びの大きいものであ
るために、小さい力で大きく伸びてしまい、このためゴ
ムホースが必要以上に伸長されてしまって、その過剰な
伸長によりホース破裂を起こす恐れがあった。即ち、従
来用いられているゴムホースは性能において十分と言え
ないものであった。
【0007】これは、上記のような特殊な条件で使用さ
れるホース、即ち伸長状態で使用される油圧配管用ゴム
ホースとして一般のワイヤ補強高圧ゴムホースが用いら
れていたことに起因する。
【0008】従来一般のワイヤ補強高圧ゴムホースの場
合、ワイヤ補強層が全体として静止角度(編組半角度で
54.7°)に近い角度で編組されている。例えばワイ
ヤ補強層が第一ワイヤ編組層と第二ワイヤ編組層との積
層によって構成されている場合、それら第一ワイヤ編組
層と第二ワイヤ編組層との平均の編組角度が上記静止角
度に近い角度とされている。
【0009】ここで静止角度とは、内圧負荷のときワイ
ヤ編組層がホースの長手方向と径方向に均等に圧力を分
担する角度であって、この静止角度よりも編組角度が大
きい場合も又小さい場合も内圧負荷のときに、ホースは
それぞれワイヤ編組層が静止角度に近づく方向に変形を
起こす。例えば編組角度が静止角度よりも大きいときホ
ースは長くなろうとし、また編組角度が静止角度よりも
小さいときにはホースは収縮しようとする。
【0010】但しワイヤ補強層が内側の第一ワイヤ編組
層と外側の第二ワイヤ編組層との二層から成っている場
合、従来一般の高圧ホースでは、実際にはそれら第一ワ
イヤ編組層と第二ワイヤ編組層とで均等に圧力が分担さ
れるように、内側の第一ワイヤ編組層は静止角度よりも
僅かに編組角度が小さく設定され、内圧負荷のときに第
一ワイヤ編組層が膨張し易いように設定されている。ま
た外側の第二ワイヤ編組層は静止角度よりも編組角度が
若干大きくされており、それらを平均した編組角度が約
静止角度に近いものとされている。
【0011】かかる従来一般のワイヤ補強高圧ゴムホー
スは、もともと伸長状態で使用されないことを前提とし
て構成されたものであり、従ってこのような一般の高圧
ゴムホースを上記フォークリフト等の油圧配管用ゴムホ
ースとして用いたとき、前述したような問題を生ずるの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して請求
項1の滑車掛低伸長ホースは、内面ゴム層と外面ゴム層
との中間に複数のワイヤ編組層から成るワイヤ補強層を
積層した形態をなし、所定伸長状態で滑車に巻掛配管さ
れて使用される油圧配管用のワイヤ補強ホースであっ
て、前記内面ゴム層及び外面ゴム層のそれぞれのゴム材
の引張永久歪が10%以下とされるとともに、前記ワイ
ヤ補強層における最外ワイヤ編組層の編組角度がそれよ
り内側のワイヤ編組層の編組角度よりも小さい角度且つ
編組半角度で51〜54.7°とされており、更に5%
伸長状態で衝撃圧力を繰り返し与える耐久試験後の引張
永久伸びが2%以下とされていることを特徴とする。
【0013】請求項2の滑車掛低伸長ホースは、請求項
1において、前記ワイヤ補強層は内側の第一ワイヤ編組
層と外側の第二ワイヤ編組層との二層から成っているこ
とを特徴とする。
【0014】請求項3の滑車掛低伸長ホースは、請求項
1,2の何れかにおいて、前記ホースは2〜5%伸長状
態で使用されるものであることを特徴とする。
【0015】請求項4の滑車掛低伸長ホースは、請求項
1〜3の何れかにおいて、前記ホースはクレーン又はフ
ォークリフトにおける油圧配管用のものであることを特
徴とする。
【0016】
【作用及び発明の効果】上記のように本発明は、内面ゴ
ム層及び外面ゴム層の引張永久歪を10%以下となすと
ともに、最外ワイヤ編組層の編組角度とそれより内側の
ワイヤ編組層の編組角度の大小関係を従来一般の高圧ゴ
ムホースにおけるそれとは逆の関係、即ち最外ワイヤ編
組層の編組角度を、それより内側のワイヤ編組層の編組
角度よりも小さい角度且つ編組半角度で51〜54.7
°となし、これによりホースの引張永久伸びを2%以下
となしたものである(請求項1)。
【0017】ここで引張永久歪はJIS K 6262
−1993の100℃×70hr×25%伸長の条件下
でのものであり、またホース自体の引張永久伸びは、J
ISK 6349−1994に規定する衝撃圧力試験を
回数20万回行った後ホースを試験機から取り外し、2
4時間経過した後のホース長さと当初のホース長さの差
の、当初のホース長さに対する比率である。
【0018】本発明の油圧配管用のゴムホースは、ワイ
ヤ補強層における最外ワイヤ編組層及びそれより内側の
ワイヤ編組層の編組角度の関係が上記所定の関係とされ
ていることによって、後の実施例の記載から明らかとな
るように、長手方向に適当な伸びを有しつつもその伸び
が抑制されたものであり、従って滑車への巻掛けの際に
過剰にホースが伸長されてしまうといったことが防止さ
れ、それ故その過剰な伸長に基づいてホース破裂を招く
といった問題を解決できる。
【0019】またホース自身の伸び(静的な伸び特性)
が小さいのに加えて、ゴム材の引張永久歪が10%以下
とされることで、ホース自身の引張永久伸びが2%以下
とされており、従って滑車への巻掛状態且つ伸長状態で
ホースを使い続けているうちにホースに弛みが生じて滑
車から外れてしまったり、ホースの弛みによってホース
が他の機器に接触したり、引っ掛かったりするなどして
摩耗、損傷するといったことを防止できる。
【0020】尚、本発明においてホースの引張永久伸び
を2%以下としているのは、使用ホースにあって滑車か
ら外れたものの引張永久伸びを調べたところ、何れも2
%より大きくなっていたとの知見に基づく。換言すれ
ば、永久伸びを2%以下とした場合滑車からの外れを良
好に防止できるとの知見に基づく。
【0021】尚、単に低荷重時のホースの伸びを小さく
することだけを考えるのであれば、ワイヤ補強層におけ
る各ワイヤ編組層の編組角度をできるだけ小さくすれば
良いことになる。しかしながらワイヤ補強層全体の編組
角度を小さくし過ぎると、ホースに大きな内圧が掛った
ときにホースが長手方向に大きく収縮しようとし、その
際に滑車に対して大きな力が働いて滑車が損傷してしま
う問題を生ずる。従って滑車掛けの油圧配管用ゴムホー
スとしては、内圧負荷の際にホースが大きく収縮しない
こと、またその収縮の際に滑車に対して大きな力が掛ら
ないことが必要である。
【0022】そこで本発明においては、ワイヤ補強層全
体の編組角度を小さくするのではなく、最外ワイヤ編組
層の編組角度を小となし、且つその編組角度を編組半角
度で51〜54.7°となしたものである。即ち本発明
は、最外ワイヤ編組層だけワイヤ編組角度を静止角度よ
りも一定角度小さいものとなして、その最外ワイヤ編組
層にてホースの過剰な伸びを抑制する役割を分担させる
ようになしたものである。
【0023】この最外ワイヤ編組層は、ホースの両端に
ホース金具をかしめ固定する際にそのホース金具が直接
接触状態にかしめ固定される層であり(ホース金具をか
しめ固定するとき外面ゴム層を切除した上で最外ワイヤ
編組層に対してこれをかしめ固定する)、従って最外ワ
イヤ編組層の編組角度を小さくすることによって、その
最外ワイヤ編組層により効果的にホースの伸びを抑制す
ることができる。本発明において最外ワイヤ編組層の編
組角度を小さくしている理由はここにある。
【0024】一方内側のワイヤ編組層については、その
編組角度を静止角度よりも若干大きくし、その内側のワ
イヤ編組層と最外ワイヤ編組層との平均の編組角度が静
止角度に近い角度、具体的には54〜56°となるよう
にすることが望ましい。このように内側ワイヤ編組層の
編組角度を静止角度よりも大きく、また最外ワイヤ編組
層の編組角度を静止角度よりも小さくし、全体の平均編
組角度を静止角度ないしこれに近い角度としておくと、
ホースに内圧が掛ったときに内側のワイヤ編組層は若干
伸長しようとし、また最外ワイヤ編組層は若干収縮しよ
うとし、それらが互いに相殺されてホース全体として見
ると内圧が掛ったときのホースの収縮を小さく抑えるこ
とができる。
【0025】本発明においては、内側の第一ワイヤ編組
層と外側の第二ワイヤ編組層との二層でワイヤ補強層を
構成することができ(請求項2)、また本発明は2〜5
%伸長状態で使用される油圧配管用の滑車掛低伸長ホー
スに適用して効果が大きい(請求項3)。特に本発明の
滑車掛低伸長ホースは、上記の説明から明らかなように
クレーン又はフォークリフトにおける油圧配管用として
適したものである(請求項4)。
【0026】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10はクレーンやフォークリ
フト等の油圧配管用として用いられる滑車掛低伸長ホー
スであり、内面ゴム層12と外面ゴム層14との中間
に、内側の第一ワイヤ編組層16と外側の第二ワイヤ編
組層18とが中間ゴム層20を挾んで積層されている。
本例ではそれら第一ワイヤ編組層16と第二ワイヤ編組
層18とでワイヤ補強層22が構成されている。
【0027】本例において、ホース10は内径が9.5
mmφ,外径が16.3mmφ,使用圧力が210kg
f/cm2のものであり、内面ゴム層12がNBRゴム
にて厚さ1.3mmで形成され、また外面ゴム層14が
CRゴムにて厚さ1.0mmで形成されている。また中
間ゴム層20がNRゴムにて厚さ0.3mmで形成され
ている。
【0028】第一ワイヤ編組層16及び第二ワイヤ編組
層18は、ともに線径0.2mmのワイヤを編組して成
るもので、この内第一ワイヤ編組層16は、編組角度
(編組半角度)αが57°とされ、また第二ワイヤ編組
層18は、編組角度βが角度αよりも小さい角度とされ
ている。具体的には、角度βは前述の静止角度54.7
°よりも若干小さい角度で51〜54.7°の範囲とさ
れている。尚、本例のホース10は両端において外面ゴ
ム層14を切除し、第二ワイヤ編組層18にホース金具
をかしめ固定した状態で使用される。
【0029】表1は内面ゴム層12,外面ゴム層14,
第二ワイヤ編組層18の編組角度を種々異ならせたとき
のホース長さ変化率,ホース5%引張力,耐久試験後の
ホース永久伸びの各測定結果を示している。ここでホー
ス長さ変化率はJIS K 6330−1982に基づ
き、使用圧力(210kgf/cm2)で1分間加圧保
持した後、加圧状態で長さ測定を行い、長さ変化率を求
めたものである。また無加圧のホース5%引張力は、無
加圧状態でホースを5%伸長したときの引張力の測定結
果を示しており、また210kgf/cm2時のホース
5%引張力は、ホースに210kgf/cm2の圧力を
加えた状態での5%伸長時の引張力を示したものであ
る。
【0030】また耐久試験後のホース永久伸びの値は、
ホースを直線状に5%伸長して試験機に取付け、JIS
K 6349−1994により衝撃圧力試験を回数2
0万回行った後、ホースを試験機から取外して24時間
後のホース長さを測定し、そしてホースが伸びた長さと
試験する前のホース長さとの割合をホース引張永久伸び
として表したものである。更に内面ゴム層12,外面ゴ
ム層14におけるゴム材料の引張永久歪は、JIS K
6262−1993により100℃×70hr×25
%伸長の条件の下で引張永久歪を求めた値である。
【0031】ここで表1の欄外にホース長さ変化率,ホ
ース5%引張力(無加圧),ホース5%引張力(210
kgf/cm2時)の望ましい範囲が示してある。即ち
滑車掛油圧配管用のゴムホースが備えるべき特性とし
て、長さ変化率(収縮変化率)で−3.0%以下,無加
圧時の5%引張力15〜25kg,210kgf/cm
2加圧時の5%引張力50〜100kgが望ましい。
【0032】表1の結果に表われているように、内面ゴ
ム層12又は外面ゴム層14の引張永久歪が本発明の範
囲から外れているNo.1,No.2については、第二ワイヤ
編組層18の編組角度が本発明の条件を満たしているに
も拘らず、耐久試験後の永久伸びが大きくなっており、
クレーン等の滑車掛用の油圧配管用ホースとしては適し
ていないものである。
【0033】No.3,No.4,No.5,No.6は、内面ゴム
層12,外面ゴム層14ともに何れも引張永久歪を本発
明の範囲内とした上で、第二ワイヤ編組層18の編組角
度を49°〜55.5°まで変化させたもので、この内
第二ワイヤ編組層18の編組角度が本発明の範囲よりも
小さいNo.3のものについては、内圧を掛けたときの、
即ち加圧時の長さ変化率特性が大きく、即ち収縮量が多
く、またその加圧時の5%引張力も120と大きい値に
なっている。従ってこのNo.3のものは、大きな油圧を
掛けたときに滑車に無理な力が加わって滑車を損傷して
しまう恐れがある。
【0034】一方No.4,No.5のものは、第二ワイヤ編
組層18の編組角度が適正な角度であって、この結果加
圧時の長さ変化率,5%引張力共に良好であり、更に耐
久試験後の永久伸びも2.0%以下の小さい値となって
おり、伸長状態で滑車掛けされる油圧配管用のゴムホー
スとして適したものである。
【0035】他方第二ワイヤ編組層18の編組角度を本
発明の範囲よりも大きくしたNo.6のものについては、
5%引張力が小さい値となっており、従ってこのNo.6
のホースの場合、滑車掛けに際して過剰に大きく伸長さ
れる恐れがあり、その過剰な伸長に基づいてホース破裂
を招く恐れがある。
【0036】以上から明らかなように、本発明に従って
構成したホースは低荷重時において長手方向に適当な伸
びを有しつつもその伸びが抑制されており、従って滑車
への巻掛けの際に過剰にホースが伸長されてしまうとい
ったことが防止され、それ故その過剰な伸長に基づいて
ホース破裂を招くといった問題を生じない。
【0037】また滑車への巻掛状態且つ伸長状態でホー
スを使い続けているうちにホースに弛みが生じて滑車か
ら外れてしまったり、ホースの弛みによってホースが他
の機器に接触したり引っ掛かったりするなどして摩耗損
傷するといったことも防止できる。
【0038】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明はクレーン以外にフォーク
リフトの油圧配管用ホースとしても用い得るなど、その
主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた態様で
実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である滑車掛低伸長ホースの
要部を示す図である。
【符号の説明】
10 ホース 12 内面ゴム層 14 外面ゴム層 16 第一ワイヤ編組層 18 第二ワイヤ編組層 22 ワイヤ補強層
【表1】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面ゴム層と外面ゴム層との中間に複数
    のワイヤ編組層から成るワイヤ補強層を積層した形態を
    なし、所定伸長状態で滑車に巻掛配管されて使用される
    油圧配管用のワイヤ補強ホースであって、 前記内面ゴム層及び外面ゴム層のそれぞれのゴム材の引
    張永久歪が10%以下とされるとともに、前記ワイヤ補
    強層における最外ワイヤ編組層の編組角度がそれより内
    側のワイヤ編組層の編組角度よりも小さい角度且つ編組
    半角度で51〜54.7°とされており、更に5%伸長
    状態で衝撃圧力を繰り返し与える耐久試験後の引張永久
    伸びが2%以下とされていることを特徴とする滑車掛低
    伸長ホース。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ワイヤ補強層は
    内側の第一ワイヤ編組層と外側の第二ワイヤ編組層との
    二層から成っていることを特徴とする滑車掛低伸長ホー
    ス。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記ホ
    ースは2〜5%伸長状態で使用されるものであることを
    特徴とする滑車掛低伸長ホース。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記ホ
    ースはクレーン又はフォークリフトにおける油圧配管用
    のものであることを特徴とする滑車掛低伸長ホース。
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