JPH11280933A - ラッチ式電磁弁 - Google Patents

ラッチ式電磁弁

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Publication number
JPH11280933A
JPH11280933A JP7865698A JP7865698A JPH11280933A JP H11280933 A JPH11280933 A JP H11280933A JP 7865698 A JP7865698 A JP 7865698A JP 7865698 A JP7865698 A JP 7865698A JP H11280933 A JPH11280933 A JP H11280933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
coil
coil bobbin
solenoid valve
type solenoid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7865698A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanzo Murasawa
貫造 村澤
Shinji Fujii
眞司 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP7865698A priority Critical patent/JPH11280933A/ja
Publication of JPH11280933A publication Critical patent/JPH11280933A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を少なくするとともに残留空気によ
る誤動作を防ぐ。 【解決手段】 コイルボビン30に巻回されたコイル2
6と、コイルボビン30でスライドガイドされてコイル
26の励磁によって作動するプランジャー22と、プラ
ンジャー22のラッチを行う永久磁石Mと、上記プラン
ジャーの動作に連動して開閉する弁部とを備える。コイ
ルボビン30におけるプランジャー22の貫通部に圧逃
がし孔35を備える。コイル26への通電時間が短くと
も、圧逃がし孔35から空気が抜けるために空気ばねが
作用してしまうことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は状態変移時にのみコ
イルの励磁を行うラッチ式電磁弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラッチ式電磁弁Vの一例を図7に示すダ
イアフラムで形成された弁体20が弁座21に接するこ
とで水路を閉じる該電磁弁Vの弁体20は、ソレノイド
SLにおけるプランジャー22に直結されたものではな
く、ばね23によって閉じる方向に付勢されたものとな
っている。なお、図中イが流入路、ロが吐出路である。
また、上記流入路イと弁体20の上方空間ハとは弁体2
0に設けられた小孔31を通じて連通しており、さらに
上記上方空間ハと小孔32を通じて連通する空間ニには
排水路ホに至る排水口24が開口している。
【0003】上記プランジャー22は下方に位置する時
に上記排水口24を閉じ、上方に位置する時に排水口2
4を開くもので、ばね25によって下方側に付勢されて
いる。そして、ソレノイドSLにおけるコイル26を囲
んでいるヨーク27,28と、プランジャー22の上方
に配された固定鉄芯29とは永久磁石Mによって磁化さ
れており、該永久磁石Mの磁力によって、プランジャー
22は排水口24を閉じた状態及び開いた状態を共に保
つものとなっている。
【0004】図7に示すように、プランジャー22が下
降して排水口24を閉じている時、流入路イから空間ハ
・ニに侵入した水は、流入路イ側と同じ水圧を持つため
に、弁体20はばね23の圧力もあって弁座21に接し
ており、このために流入路イから吐出路ロへの水の流れ
は遮断されている。この状態でソレノイドSLのコイル
26に通電してプランジャー22をばね25に抗して引
き上げて排水口24を開けば、空間ハ・ニ内の水が排水
路ホへ逃げて空間ハ・ニ内の圧力が下がるために、図8
に示すように、流入路イの水はその圧力で弁体20をば
ね23に抗して押し上げて吐出路ロへと向かう。プラン
ジャー22が上昇して排水口24を開いている状態は、
永久磁石Mによる磁力で保たれるために、上記コイル2
6への通電は初期のみでよい。
【0005】電磁弁Vを閉じる時は、先程とは逆方向の
電流をコイル26に流し、上記磁力よりも大きな力でプ
ランジャー22を下降させて排水口24を閉じさせる。
この結果、弁体20はその上下面の水圧差及びばね23
による付勢で弁座21に接して流入路イから吐出路ロへ
の流れを遮断する。また、プランジャー22が排水口2
4を閉じている状態も、ばね25の圧力及び永久磁石M
のヨーク28,29を通じた磁力で保持されることか
ら、やはりコイル26への通電は初期のみでよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでプランジャー
22が移動する時間は通常数ミリ秒から数十ミリ秒であ
るために、コイル26への通電時間は一般に百ミリ秒以
下とすることで、消費電力を極力少なくしているが、こ
の場合、次の点が問題となることがある。つまりラッチ
式電磁弁Vを組み立てた直後などは電磁弁V内に空気が
残っている。このために、上記開状態から閉状態へと変
移させるためにプランジャー22が下降する時、プラン
ジャー22と該プランジャー22が貫通しているコイル
ボビン30との間の空間ト内の空気が圧縮ばねとして作
用して、コイル26への通電がなくなった瞬間にプラン
ジャー22を上方へと押し戻し、本来ならば下降して閉
状態となるべきところが永久磁石Mの磁力で開状態が保
持された状態となってしまうことがある。
【0007】この現象は、コイル26への通電時間を長
くして上記空間トから空気が押し出されてしまうように
することで排除することができるが、この時には消費電
力が多くなってしまう。またコイルボビン30とプラン
ジャー22との間のクリアランスを大きくしても、上記
現象を回避することができるが、この時にはプランジャ
ー22の遊びが大きくなって、排水口24からずれてし
まうことで動作が不安定となることがある。
【0008】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは消費電力を少なくする
ことができるとともに残留空気による誤動作が生じるこ
とがないラッチ式電磁弁を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、コイ
ルボビンに巻回されたコイルと、コイルボビンでスライ
ドガイドされてコイルの励磁によって作動するプランジ
ャーと、プランジャーのラッチを行う永久磁石と、上記
プランジャーの動作に連動して開閉する弁部とを備えた
ラッチ式電磁弁において、コイルボビンにおけるプラン
ジャーの貫通部に圧逃がし孔を設けていることに特徴を
有している。コイルへの通電時間が短くとも、圧逃がし
孔から空気が抜けるために空気ばねが作用してしまうこ
とがないものである。圧逃がし孔はプランジャーの周囲
に等間隔で複数個設けておくことが好ましく、またコイ
ルボビンにおけるプランジャーのスライドガイド部を複
数本のガイドリブで形成するようにしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例につい
て説明すると、図1に示すラッチ式電磁弁Vは、基本的
構成が上記従来例と同じであるために説明は省略する
が、ここで示した電磁弁Vは、そのコイルボビン30に
おけるプランジャー22が貫通している部分であるスラ
イドガイド部33が、図2にも示すように、プランジャ
ー貫通孔34を囲む位置に等間隔で複数個の圧逃がし孔
35が貫通形成されたものとなっている。
【0011】上記圧逃がし孔35の形状は図3や図4、
あるいは図5に示すようなものであってもよい。もっと
も圧逃がし孔35は同一形状のものを等間隔で設けるこ
とがプランジャー22の動作に悪影響を与えるおそれが
ない。また、図6に示すようにプランジャー貫通孔34
と圧逃がし孔35とを一体のものとして形成し、プラン
ジャー22のスライドガイドを複数本のガイドリブ36
の先端で行うようにしてもよい。
【0012】いずれにしても、圧逃がし孔34から空気
が抜けるために、コイル26への通電時間が短くとも、
空気ばねの作用でプランジャー22が戻ってしまうこと
がなく、しかもプランジャー22のスライドガイドはが
たつきなく行うことができるために、この点で動作不安
定となることもない。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明においては、コイル
ボビンにおけるプランジャーの貫通部に圧逃がし孔を設
けていることから、コイルへの通電時間が短くとも、圧
逃がし孔から空気が抜けるために空気ばねが作用してし
まうことがなく、従って消費電力を抑えつつ誤動作を防
ぐことができるものであり、またプランジャーとコイル
ボビンとのクリアランスを大きくする必要がないので、
この点においても安定した動作を得ることができる。
【0014】そして圧逃がし孔はプランジャーの周囲に
等間隔で複数個設けておくと、より安定した動作を得る
ことができる。また、コイルボビンにおけるプランジャ
ーのスライドガイド部を複数本のガイドリブで形成して
も、空気を抜いて圧を逃がすことと確実なプランジャー
ガイドとを両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の断面図である。
【図2】同上のコイルボビンのプランジャーガイド部を
示しており、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図3】プランジャーガイド部の他例を示しており、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図4】プランジャーガイド部のさらに他例を示してお
り、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図5】プランジャーガイド部の別の例を示しており、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図6】プランジャーガイド部のさらに別の例を示して
おり、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図7】ラッチ式電磁弁の従来例の閉状態時の断面図で
ある。
【図8】同上の開状態時の断面図である。
【符号の説明】
20 弁体 22 プランジャー 26 コイル 30 コイルボビン 35 圧逃がし孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルボビンに巻回されたコイルと、コ
    イルボビンでスライドガイドされてコイルの励磁によっ
    て作動するプランジャーと、プランジャーのラッチを行
    う永久磁石と、上記プランジャーの動作に連動して開閉
    する弁部とを備えたラッチ式電磁弁において、コイルボ
    ビンにおけるプランジャーの貫通部に圧逃がし孔を設け
    ていることを特徴とするラッチ式電磁弁。
  2. 【請求項2】 圧逃がし孔はプランジャーの周囲に等間
    隔で複数個設けられていることを特徴とする請求項1記
    載のラッチ式電磁弁。
  3. 【請求項3】 コイルボビンにおけるプランジャーのス
    ライドガイド部が複数本のガイドリブで形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のラッチ式電磁弁。
JP7865698A 1998-03-26 1998-03-26 ラッチ式電磁弁 Pending JPH11280933A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7865698A JPH11280933A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 ラッチ式電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

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JP7865698A JPH11280933A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 ラッチ式電磁弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11280933A true JPH11280933A (ja) 1999-10-15

Family

ID=13667915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7865698A Pending JPH11280933A (ja) 1998-03-26 1998-03-26 ラッチ式電磁弁

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JP (1) JPH11280933A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3282159A1 (en) * 2010-04-15 2018-02-14 Woongjin Coway Co., Ltd. Latch valve and flow control device using the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3282159A1 (en) * 2010-04-15 2018-02-14 Woongjin Coway Co., Ltd. Latch valve and flow control device using the same

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Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20051209

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20051220

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060418