JPH11280859A - ベルト式無段変速機のプーリ構造 - Google Patents

ベルト式無段変速機のプーリ構造

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JPH11280859A
JPH11280859A JP10084487A JP8448798A JPH11280859A JP H11280859 A JPH11280859 A JP H11280859A JP 10084487 A JP10084487 A JP 10084487A JP 8448798 A JP8448798 A JP 8448798A JP H11280859 A JPH11280859 A JP H11280859A
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movable sheave
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piston member
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真也 村上
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    • F16H55/32Friction members
    • F16H55/52Pulleys or friction discs of adjustable construction
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
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    • F16H63/04Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms a single final output mechanism being moved by a single final actuating mechanism
    • F16H63/06Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms a single final output mechanism being moved by a single final actuating mechanism the final output mechanism having an indefinite number of positions
    • F16H63/065Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms a single final output mechanism being moved by a single final actuating mechanism the final output mechanism having an indefinite number of positions hydraulic actuating means

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】可動シーブとピストン部材乃至シリンダ部材等
の結合強度が確保でき、油圧アクチュエータの液密性に
優れ、製造コストの低減が可能なベルト式無段変速機の
プーリ構造を提供する。 【解決手段】プライマリ軸10と一体形成された固定シ
ーブ20と、可動シーブ30を有し、可動シーブ30に
固定されたシリンダ部材41とプライマリ軸10に係止
されたピストン部材45によって油圧室48を形成する
油圧アクチュエータ40を備えたベルト式無段変速機の
プーリ構造において、可動シーブ30の背面にプライマ
リ軸10を囲む環状でかつプーリ軸芯に対して略直交す
る略平面状の当接面34aを有するアクチュエータ取付
部34を備え、シリンダ部材41に当接面34aに対向
して環状の接合面42aを備え、当接面34aと接合面
42aが圧接状態で可動シーブ30とシリンダ部材41
をボルト44により結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両用の無
段変速機として使用されるベルト式無段変速機のプーリ
構造に関し、特に油圧アクチュエータによって可動シー
ブを可変制御してプーリ溝巾を変えるベルト式無段変速
機のプーリ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ベルト式無段変速機は、平行配置された
プライマリ軸及びセカンダリ軸と、プライマリ軸に設け
られたプライマリプーリと、セカンダリ軸に設けられた
セカンダリプーリと、各プーリ間に巻き掛けられた駆動
ベルトを有している。そして、各プーリのプーリ溝巾を
可変制御することによって各プーリに対する駆動ベルト
の有効巻付け径の比率を変えて無段階に変速するように
構成されている。
【0003】例えば、図5に断面を示すように、プライ
マリプーリ120は、プライマリ軸121に一体形成さ
れた固定シーブ130と、この固定シーブ130に対し
て接離自在にプライマリ軸121に嵌合する可動シーブ
140と、油圧アクチュエータ150によって構成され
ている。
【0004】油圧アクチュエータ150は、可動シーブ
140の背面に一端が固定されたピストン部材151
と、このピストン部材151に摺動自在に嵌合して一端
がプライマリ軸121に係止されるシリンダ部材152
とによって油圧室153を形成している。
【0005】この油圧室153内に給排される油圧によ
ってプライマリ軸121上を移動する可動シーブ140
によって、固定シーブ140と可動シーブ130によっ
て形成されるプリー溝巾Lを可変制御している。
【0006】このためピストン部材151と可動シーブ
140とは液密状態で充分な耐圧力を確保して強固に結
合することが要求される。図6(a)に要部断面を示す
ように、可動シーブ140とピストン部材151との結
合構造は、可動シーブ140の背面に形成されるフラン
ジ部141の環状溝142内にシール材、例えばゴム製
のシールリング材145を嵌装し、このフランジ部14
1の外周にピストン部材151の端部を嵌合させる。そ
して、図6(b)に示すようにピストン部材151の端
部を環状溝142内にカシメ結合している。
【0007】可動シーブの背面にピストン部材をカシメ
結合する先行技術としては、例えば特開平9−2178
02号公報がある。この先行技術は、可動シーブの背面
に環状溝を有するフランジ部を備え、この環状溝の底部
に鋼線を巻回する。そしてピストン部材をフランジ部に
嵌合してカシメることにより、ピストン部材の塑性流動
が鋼線によって適正化される。この結果、少ないカシメ
量であっても環状溝の両側面とピストン部材の接触面積
が確保されて可動シーブとピストン部材の結合強度が確
保されるものである。
【0008】一方、可動シーブにピストン部材をカシメ
結合するカシメ結合装置としては、特公平4−7973
3号公報がある。この装置は、主軸に可動シーブを取り
付け、かつ可動シーブの背面にピストン部材を嵌合させ
て、可動シーブと一体的に回転するピストン部材の外周
面上にカシメ用ローラを転動して外周面を押圧すること
によって可動シーブとピストン部材をカシメ結合する。
【0009】また、特開平7−35211号公報に開示
される可動シーブとシリンダ部材の結合は、可動シーブ
のボス部外周にシリンダ部材の一端を圧入して可動シー
ブにシリンダ部材を固定している。
【0010】更に、可動シーブと、そのフランジ部の外
周に嵌合したシリンダ部材とをビーム溶接などの手段に
よって液密状態に固着する可動シーブとシリンダ部の結
合構造がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記可動シーブの背面
に突出形成されたフランジ部の環状溝内にシール材を嵌
装し、ピストン部材の端部を環状溝内にカシメ結合する
可動シーブとピストン部材の結合構造は、環状溝内にシ
ール材を嵌装することによって、可動シーブとピストン
部材とが液密状態で結合される。
【0012】しかし、可動シーブにピストン部材をカシ
メ結合するためのカシメ結合装置を要し、ピストン部材
のカシメ量及び環状溝の寸法精度の管理が要求され、か
つシール材及びシール材を環状溝に嵌装する取付作業に
よる製造コストが増大する。更に、カシメ用ローラによ
ってピストン部材を可動シーブのフランジ部にカシメ結
合する際、ピストン部材が環状溝の中央部に偏ることか
ら充分な環状溝とピストン部材の接触面積が得られず、
充分な結合強度が確保されないおそれがある。
【0013】一方、接触面積の増大を図る目的で、カシ
メ用ローラによるカシメ量、換言するとカシメ用ローラ
による押圧力を増大するとピストン部材の端部が大きく
変形して、ピストン部材にクラックやくびれが発生して
ピストン部材の強度が低下する。この対策として、カシ
メ結合する際高精度のカシメ量の管理が要求される。
【0014】上記特開平9−217802号公報による
と、可動シーブに形成されるフランジ部の環状溝の底部
に鋼線を巻回することによって、カシメ結合する際のピ
ストン部材の塑性流動が鋼線によって適正化されて、可
動シーブとピストン部材の結合強度が確保される。
【0015】しかし、カシメ結合装置を要し、かつ環状
溝に鋼線を巻回することから製造コストが増大する。更
に、カシメ用ローラによってピストン部材を可動シーブ
のフランジ部にカシメ結合する際、ピストン部材のクラ
ックやくびれの発生を回避するためのカシメ量の管理が
要求される。
【0016】また、特開平7−35211号公報による
と、可動シーブのボス部外周にシリンダ部材の一端を圧
入嵌合するための圧入装置を要し、かつシリンダ部材に
発生するクラック等を回避するために高精度の圧入量の
管理が要求される。また、上記可動シーブとシリンダ部
材とをビーム溶接する可動シーブとシリンダ部材の結合
構造は、溶接装置が必要せあり、かつ溶接作業時の熱的
影響によるシリンダ部材の変形を回避するための管理が
要求される。
【0017】従って、かかる点を鑑みなされた本発明の
目的は、カシメ結合装置、圧入装置及び溶接装置等の作
業設備及びシール材等を用いることなく安定した可動シ
ーブとピストン部材乃至シリンダ部材等のアクチュエー
タ部材の結合強度が充分に確保でき、油圧アクチュエー
タの液密性に優れ、生産性に優れると共に、製造コスト
の低減が可能なベルト式無段変速機のプーリ構造を提供
することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の発明は、プーリ軸と一体形成された固定シ
ーブに対して可動シーブが接離自在に上記プーリ軸に嵌
合し、上記可動シーブに固定されたシリンダ部材と上記
プーリ軸に係止されたピストン部材が摺動自在に嵌合し
てシリンダ部材とピストン部材との間に油圧室を形成す
る油圧アクチュエータを備えたベルト式無段変速機のプ
ーリ構造において、上記可動シーブは、プーリ溝面の背
面に上記プーリ軸を囲む環状でかつプーリ軸芯に対して
略直交する略平面状の当接面を有するアクチュエータ取
付部を備え、上記シリンダ部材は、上記当接面に対向す
ると共に、該当接面上に密接可能な環状でプーリ軸芯に
対して略直交する略平面状の接合面を備え、上記当接面
と接合面が圧接状態で上記可動シーブとシリンダ部材が
ボルト結合されたことを特徴とする。
【0019】請求項1の発明によると、可動シーブの背
面に形成したプーリ軸芯を囲む環状の当接面と、シリン
ダ部材に形成された接合面とが圧接した状態で可動シー
ブとシリンダ部材をボルト結合することによって、圧接
される当接面と接合面によってシール材を用いることな
く可動シーブとシリンダ部材が液密性をもって結合さ
れ、かつシリンダ部材にクラックやくびれの発生がなく
可動プーリとシリンダ部材の結合強度が充分に確保され
る。更に、カシメ結合装置、圧入装置、溶接装置等の作
業設備及びその管理が不要になり生産性に優れ製造コス
トの低減が得られる。
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1のベル
ト式無段変速機のプーリ構造において、アクチュエータ
取付部が上記プーリ軸芯と同軸上で上記当接面より突出
する嵌合部を備え、シリンダ部材がプーリ軸芯と同軸上
に開口して上記嵌合部と嵌合する嵌合孔を備えたことを
特徴とする。
【0021】請求項2の発明によると、アクチエータ取
付部に形成した嵌合部と、シリンダ部材に開口する嵌合
孔を嵌合させることによって、可動シーブとシリンダ部
材の相対位置決めがなされ、可動シーブとシリンダ部材
との結合作業が容易になる。
【0022】請求項3に記載の発明は、請求項2のベル
ト式無段変速機のプーリ構造において、上記嵌合部がプ
ーリ軸芯と同軸上に形成された略円柱形状であって、上
記嵌合孔が該嵌合部に嵌合するプーリ軸芯と同軸上に開
口した円形状であることを特徴とする。
【0023】請求項3の発明によると、上記嵌合部がプ
ーリ軸芯と同軸上で略円柱形状に形成されることから、
機械加工による嵌合部の加工精度が容易に得られ、加工
作業が容易になる。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3に
記載のベルト式無段変速機のプーリ構造において、上記
可動シーブが上記当接面と直交する中心軸芯を有して該
当接面に形成されたねじ穴を備え、上記シリンダ部材が
該ねじ穴に対向して接合面に穿設されたボルト挿通孔を
備え、ボルト挿通孔に挿通されてねじ穴に螺合するボル
トによって可動シーブとシリンダ部材が結合されたこと
を特徴とする。
【0025】請求項4の発明によると、可動シーブの当
接面に該当接面と直交する中心軸芯を有するねじ穴を備
え、シリンダ部材の接合面にボルト挿通孔が穿設される
ことから、ボルトによりシリンダ部材を可動シーブに取
り付けることによって、当接面と接合面の圧接が確実に
得られ、可動シーブとシリンダ部材の液密性が向上す
る。
【0026】請求項5に記載の発明は、プーリ軸と一体
形成された固定シーブに対して可動シーブが接離自在に
上記プーリ軸に嵌合し、上記可動シーブに固定されたピ
ストン部材と上記プーリ軸に係止されたシリンダ部材が
摺動自在に嵌合してシリンダ部材とピストン部材との間
に油圧室を形成する油圧アクチュエータを備えたベルト
式無段変速機のプーリ構造において、上記可動シーブ
は、プーリ溝面の背面に上記プーリ軸を囲む環状でかつ
プーリ軸芯に対して略直交する略平面状の当接面を有す
るアクチュエータ取付部を備え、上記ピストン部材は、
上記当接面に対向すると共に、上記当接面上に密接可能
な環状でプーリ軸芯に対して略直交する略平面状の接合
面を備え、上記当接面と接合面が圧接状態で上記可動シ
ーブとピストン部材がボルト結合されたことを特徴とす
る。
【0027】請求項5の発明によると、可動シーブに形
成したプーリ軸芯を囲む環状の当接面と、ピストン部材
に形成された接合面を圧接した状態で可動シーブとシリ
ンダ部材をボルト結合することによって、圧接する当接
面と接合面によって可動シーブとピストン部材が液密性
をもって結合され、かつピストン部材にクラックやくび
れの発生がなく結合強度が充分に確保される。更に、カ
シメ結合装置、圧入装置、溶接装置等の作業設備及びそ
の管理が不要になり生産性に優れ製造コストの低減が得
られる。
【0028】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のベルト式無段変速機のプーリ構造において、上記アク
チュエータ取付部は、上記プーリ軸芯と同軸上で上記当
接面より突出する嵌合部を備え、上記ピストン部材は、
上記プーリ軸芯と同軸上に開口して上記嵌合部に嵌合す
る嵌合孔を備えたことを特徴とする。
【0029】請求項6の発明によると、アクチエータ取
付部に形成した嵌合部と、ピストン部材に開口する嵌合
孔を嵌合させることによって、可動シーブとピストン部
材の相対位置決めがなされ、可動シーブとピストン部材
との結合作業が容易になる。
【0030】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
のベルト式無段変速機のプーリ構造において、上記嵌合
部は、プーリ軸芯と同軸上に形成された略円柱形状であ
って、上記嵌合孔は、該嵌合部に嵌合するプーリ軸芯と
同軸上に開口した円形状であることを特徴とする。
【0031】請求項7の発明によると、上記嵌合部がプ
ーリ軸芯と同軸上で円柱形状に形成されることから、機
械加工による嵌合部の加工精度が向上し、加工作業が容
易になる。
【0032】請求項8に記載の発明は、請求項5〜7に
記載のベルト式無段変速機のプーリ構造において、上記
可動シーブは、当接面と直交する中心軸芯を有して該当
接面に形成されたねじ穴を備え、上記ピストン部材は、
上記ねじ穴に対向して接合面に穿設されたボルト挿通孔
を備え、ボルト挿通孔に挿通されてねじ穴に螺合するボ
ルトによって可動シーブとピストン部材が結合されたこ
とを特徴とする。
【0033】請求項8の発明によると、可動シーブの当
接面に該当接面と直交する中心軸芯を有するねじ穴を備
え、ピストン部材の接合面にボルト挿通孔を備えること
から、ボルトによりピストン部材を可動シーブに取り付
けることによって、当接面と接合面の圧接が確実にな
り、可動シーブとピストン部材の液密性が向上する。
【0034】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明に
おけるベルト式無段変速機のプーリ構造の第1実施形態
を、プーリがプライマリプーリの場合を図1及び図2に
示す図1のI部拡大図によって説明する。
【0035】図1に断面を示すようにプライマリプーリ
1は、クラッチ等を介してエンジン等によって回転駆動
されるプーリ軸となるプライマリ軸10と一体形成され
た固定シーブ20と、固定シーブ20に対して接離自在
にプライマリ軸10に嵌合する可動シーブ30と、可動
シーブ30を固定シーブ20に対して接離駆動する油圧
アクチュエータ40とを有している。
【0036】固定シーブ20と可動シーブ30は、変速
機の円滑な無段変速を確保するために駆動ベルトBを所
定のクランプ力で挟持してトルク伝達すると共に、固定
シーブ20と可動シーブ30によって形成されるプーリ
溝巾Lを円滑に可変制御する必要がある。このため、プ
ライマリ軸10に形成されるプーリ底部11に可動シー
ブ30のボス部31の大径部32が摺動自在に嵌合する
と共に、プライマリ軸10の大径部12とボス部31の
小径部33に各々軸方向に延在して互いに対向する複数
のボール溝12a、33aを形成し、対向するボール溝
12aと33aとの間に介在するボール35によってト
ルク伝達される。
【0037】また、プライマリ軸10の大径部12と、
可動プーリ30の小径部33との間の間隙によって油路
9が形成され、その油路9の一端はプライマリ軸10に
形成された油路10aに連通し、他端は可動シーブ30
に穿設された油路30bを介して後述する油圧アクチュ
エータ40の油圧室48に連通している。
【0038】可動シーブ30のプーリ溝面30aの背面
には、切削加工によってプーリ軸aを囲む環状でかつ、
プーリ軸芯aと略直交する平滑な当接面34aと、該当
接面34aからプーリ軸芯aを同芯として略円柱状に突
出する嵌合部34bからなるアクチュエータ部材取付部
34が形成されている。
【0039】嵌合部34bはプーリ軸芯aを中心軸とす
る円柱状に形成することによって、機械加工が容易にな
り、加工精度が確保される。当接面34aにプーリ軸芯
aと平行な中心軸芯bを有するボルト締結用のねじ穴3
4cが等間隔で設けられている。
【0040】油圧アクチュエータ40は、可動シーブ3
0のアクチュエータ部材取付部34に固着されるシリン
ダ部材41と、プライマリ軸10に係止されてシリンダ
部材41と協働して油圧室48を形成するピストン部材
45を有している。
【0041】シリンダ部材41は、絞り加工によって成
形され、当接面34aに密接可能な環状でプーリ軸芯a
と略直交する接合面42aを有する平板状の接合部42
と、段部を介して接合部42の外周に連続形成された円
筒状の大径部43を有している。接合部42に上記可動
シーブ30の嵌合部34bに嵌合する嵌合孔42bと、
ねじ穴34cに対応する複数のボルト挿通孔42cが開
口している。
【0042】そして、可動シーブ30の嵌合部34bに
嵌合孔42bを嵌合することによって、可動シーブ30
とシリンダ部材41の相対位置決めがなされ、ボルト4
4によって接合面42aが当接面34aに密着した状態
でシリンダ部材41が可動シーブ30に取り付けられ
る。
【0043】一方、ピストン部材45は、断面略ハット
形状で、シリンダ部材41の大径部43の内周面にシー
ルリング材46aを介して嵌合する大径部46と、プラ
イマリ軸10の小径部13に嵌合すると共に、係止部材
47a、47bを介してボール溝部12aの端部とプラ
イマリ軸10をトランスミッションケース(図示せず)
に軸支するボールベアリングとの間に挟持される小径部
49とを有している。
【0044】そして、シリンダ部材41とピストン部材
45によって形成された油圧室48内の油圧が増加する
と、それに応じてシリンダ部材41が可動シーブ30側
に押圧され、可動シーブ30が固定シーブ20側に接近
移動することによって駆動ベルトBの巻付け径が増大す
る。また反対に油圧室48内の油圧が低下すると、駆動
ベルトBの喰込み力によって可動シーブ30が固定シー
ブ20から離間移動することで、駆動ベルトの巻付け径
が減少する。
【0045】このプーリ構造によると、製造工程におい
て可動シーブ30の当接面34aから突出する嵌合部3
4bにシリンダ部材41の接合部42に開口する嵌合孔
42bを嵌合することによって、可動シーブ30とシリ
ンダ部材41との相対位置決めがなされる。
【0046】この状態で、ボルト挿通孔42cから挿入
してねじ穴34cに螺合するボルト44によって可動シ
ーブ30にシリンダー部材41を均一な締め付けトルク
によって容易に取り付けることが可能になる。そして均
一な可動シーブ30とシリンダ部材41の結合強度が確
保される。
【0047】従って、シリンダ部材41を可動シーブ3
0の取り付けるためのカシメ結合装置、圧入装置、溶接
装置等の作業設備が不要になると共に、カシメ結合及び
圧入結合に起因するクラックやくびれ等の発生がなく、
厄介なカシメ量の管理や、溶接に伴う熱的影響による変
形が回避されて高品質のプーリ構造が得られ、かつ製造
コストの低減が得られる等生産性が向上する。
【0048】使用状態において、可動シーブ30にシリ
ンダ部材41がボルト44によってプリ軸芯aと平行な
方向に結合することから、可動シーブ30の当接面34
aとシリンダ部材41の接合面42aが広範囲で圧接さ
れ、更に油圧室49の油圧によってシリンダ部材41が
可動シーブ30の当接面34aに押圧付勢されることか
ら、当接面34aと接合面42aとの密接性が向上す
る。その結果シール材等を用いることなく当接面34a
と接合面42aの液密性が確保される。
【0049】更に、シリンダ部材41と可動シーブ30
とをボルト結合することから、シリンダ部材41にクラ
ックやくびれの発生がなく、かつシール材が不要にな
り、耐久信頼性が向上する。また、カシメ結合装置や圧
入装置等に装着するための形状的制限及び、シリンダ部
材のカシメ代やカシメ結合のための環状溝付きフランジ
部が不要になり設計の自由度が拡大される。
【0050】(第2実施形態)以下、本発明におけるベ
ルト式無段変速機のプーリ構造の第2実施形態をプーリ
がセカンダリプーリの場合を図3に示す断面図及び図4
に示す図3のII部拡大図によって説明する。
【0051】セカンダリプーリ2 は、プーリ軸であるセ
カンダリ軸60と一体形成された固定シーブ70と、固
定シーブ70に対して接離自在にセカンダリ軸60に嵌
合する可動シーブ80と、可動シーブ80を固定シーブ
0に対して接離駆動する油圧アクチュエータ90を有し
ている。
【0052】セカンダリ軸60と可動シーブ80は、プ
ライマリ軸10に形成されるプーリ底部61にボス部8
1の大径部82が摺動自在に嵌合している。更にセカン
ダリ軸60の大径部62とボス部81の小径部83に各
々軸方向に延在して互いに対向する複数のボール溝62
a、83aを形成し、対向するボール溝62aと83a
との間に介在するボール85によってトルクが伝達され
る。
【0053】可動シーブ80のプーリ溝面80aの背面
には、切削加工によってプーリ軸芯aと直交する平滑な
当接面84a及び、該当接面84aからプーリ軸心aを
同芯とする円柱状に突出する嵌合部84bからなるアク
チュエータ部材取付部84が形成され、当接面84aに
プーリ軸芯aと平行な中心軸芯bを有するボルト締結用
のねじ穴84cが等間隔で設けられている。
【0054】油圧アクチュエータ90は、上記可動シー
ブ80のアクチュエータ部材取付部84に固着されるシ
リンダ部材91と、セカンダリ軸60に係止されてシリ
ンダ部材91と協働して油圧室98を形成するピストン
部材95を有している。
【0055】シリンダ部材91は、当接面84aに密着
可能な環状の接合面92aを有する平板状の接合部92
と、接合部92の外周に連続形成された円筒状の大径部
93を有している。接合部92には、可動シーブ80の
嵌合部84bに嵌合する嵌合孔92b及びねじ穴84c
に対応する複数のボルト挿通孔92cが開口している。
【0056】そして、可動シーブ80の嵌合部84bに
嵌合孔92bを嵌合することによって可動シーブ80と
シリンダ部材91の相対位置決めがなされ、ボルト94
によって接合面92aが当接面84aに密着した状態で
シリンダ部材91が可動シーブ80に取り付けられる。
【0057】一方ピストン部材95は、シリンダ部材9
1の大径部93の内周面にシールリング材96aを介し
て嵌合する大径部96と、セカンダリ軸60の小径部6
4に嵌合して係止部材97aとドライブギヤ102のボ
ス部102aとによって小径部64に係止される小径部
97を有する断面略ハット状に形成されている。
【0058】可動シーブ80のボス部81に設けられた
スプリング受座99aとピストン部材95に形成された
スプリング受部99bとの間にコイルスプリング99が
縮設されている。
【0059】こうしてシリンダ部材91とピストン部材
95によって形成された油圧室98は、セカンダリ軸6
0に穿設された油路60aに連通している。
【0060】また、ピストン部材95によって油圧室9
8と仕切られた油圧バランス室101を形成するカバー
部材100がシリンダ部材91の大径部93の端部に設
けられている。
【0061】このカバー部材100は、シリンダ部材9
1の大径部93の内周に液密状態に取り付けられる支持
部100aと、セカンダリ軸60にスプライン嵌合する
ドライブギヤ102のボス部102a外周に遊嵌する絞
り部100bを有してシリンダ部材91の外周に略倣っ
た筒状に絞り加工されている。そして、支持部100a
は、シリンダ部材91の大径部96の内周に形成された
嵌合溝96aに嵌合してCリング等の止め具103によ
って係止されている。
【0062】ピストン部材95とカバー部材100の間
に形成された油圧バランス室98は、上記ピストン部材
95の端面とドライブギヤ102のボス部102a端面
に形成された溝102bとの間の間隙、及びドライブギ
ヤ102のスプライン嵌合部の間隙を介してセカンダリ
軸60内の他の油路60bに連通している。
【0063】このように構成されたセカンダリプーリ2
は、油圧アクチュエータ90の油圧室98内の油圧が増
加すると、それに応じてシリンダ部材91が可動シーブ
80側に押圧され、可動シーブ80が固定シーブ70側
に接近移動して駆動ベルトBの巻付け径が増大する。
【0064】また反対に油圧室98内の油圧が低下する
と、駆動ベルトBの喰い込み力により可動シーブ80が
コイルスプリング99の付勢力に抗して固定シーブ70
から離間移動することで、駆動ベルトBの巻付け径が減
少する。
【0065】ここで、セカンダリ軸60の回転中には、
その回転数に応じた遠心油圧が油圧室98に発生する
が、この油圧室98内の遠心油圧は、油圧バランス室1
01内に発生する遠心油圧によって相殺されるので、セ
カンダリ軸60の回転数の大小に拘わらず油圧アクチュ
エータ90は所期の機能が達成できる。
【0066】このプーリ構造によると、第1実施形態と
同様に、製造工程において可動シーブ70の嵌合部84
bにシリンダ部材91の嵌合孔92bを嵌合することに
よって、可動シーブ70とシリンダ部材91との相対位
置決めがなされ、ボルト挿通孔92cから挿入してねじ
穴86に螺合するボルト94によって可動シーブ80に
シリンダー部材91を容易に取り付けることが可能にな
る。そして均一な可動シーブ90とシリンダ部材91の
結合強度が確保される。
【0067】また、シリンダ部材91を可動シーブ80
に取り付けるためのカシメ結合装置、圧入装置、溶接装
置等の作業設備が不要になり、かつカシメ結合及び圧入
結合に起因するクラックやくびれ及び厄介なカシメ量の
管理や、溶接に伴う熱的影響による変形が回避されて高
品質のプーリ構造が得られ、かつ製造コストの低減が得
られる。
【0068】使用状態において、可動シーブ80にシリ
ンダ部材91がボルト結合されることから可動シーブ8
0の当接面80aとシリンダ部材91の接合面92aが
圧接され、更に油圧室98の油圧によってシリンダ部材
91が可動シーブ80の当接面84aに押圧付勢される
ことから、シール材等を用いることなく当接面84aと
接合面92aの液密が確保される。更に、シリンダ部材
91にクラックやくびれの発生がなく、耐久信頼性が向
上する。
【0069】上記各実施形態では、可動シーブにシリン
ダ部材を固定し、プーリ軸となるプライマリ軸或いはセ
カンダリ軸にピストン部材を係止したが、可動シーブに
ピストン部材を固定し、プライマリ軸或いはセカンダリ
軸にシリンダ部材を係止することも可能である。
【0070】この場合、ピストン部材に、上記シリンダ
部材の接合部と同様に固定シーブの当接面と圧接する環
状の接合面、嵌合部に嵌合する嵌合孔及びボルト挿通孔
等を形成することによって構成され、作用及び効果は上
記実施形態と同様の効果が得られる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したベルト式無段変速機のプー
リ構造によると、可動シーブの背面に形成した環状の当
接面と、シリンダ部材或いはピストン部材に形成された
接合面を圧接した状態で可動シーブとシリンダ部材或い
はピストン部材をボルト結合することによって、圧接さ
れる当接面と接合面によって可動シーブとシリンダ部材
或いはピストン部材が液密性及び充分な結合強度をもっ
て結合され、耐久性が向上する。更に、カシメ結合装
置、圧入装置、溶接装置等の作業設備及びその管理が不
要になり生産性に優れ製造コストの低減が得られる等本
発明特有の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるプライマリプーリ
の縦断面図である。
【図2】図1のI部拡大図である。
【図3】本発明の第2実施形態によるセカンダリプーリ
の縦断面図である。
【図4】図3のII部拡大図である。
【図5】従来のプライマリプーリ構造を示す縦断面図で
ある。
【図6】従来の可動シーブにピストン部材を結合するカ
シメ結合方法を説明する図5のIII部断面図であり、
(a)は可動シーブのフランジ部とピストン部材との嵌
合状態を示す要部断面図、(b)はカシメ結合状態を示
す要部断面図である。
【符号の説明】
1 プライマリプーリ 2 セカンダリプーリ 10 プライマリ軸(プーリ軸) 20 固定シーブ 30 可動シーブ 34 アクチュエータ部材取付部 34a 当接面 34b 嵌合部 34c ねじ穴 40 油圧アクチュエータ 41 シリンダ部材 42 接合部 42a 接合面 42b 嵌合孔 42c ボルト挿通孔 44 ボルト 45 ピストン部材 48 油圧室 60 セカンダリ軸(プーリ軸) 70 固定シーブ 80 可動シーブ 90 油圧アクチュエータ 84 アクチュエータ部材取付部 84a 当接面 84b 嵌合部 84c ねじ穴 90 油圧アクチュエータ 91 シリンダ部材 92 接合部 92a 接合面 92b 嵌合孔 92c ボルト挿通孔 94 ボルト 95 ピストン部材 98 油圧室 B 駆動ベルト a プーリ軸芯 b ねじ穴の中心軸芯

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プーリ軸と一体形成された固定シーブに対
    して可動シーブが接離自在に上記プーリ軸に嵌合し、上
    記可動シーブに固定されたシリンダ部材と上記プーリ軸
    に係止されたピストン部材が摺動自在に嵌合してシリン
    ダ部材とピストン部材との間に油圧室を形成する油圧ア
    クチュエータを備えたベルト式無段変速機のプーリ構造
    において、 上記可動シーブは、プーリ溝面の背面に上記プーリ軸を
    囲む環状でかつプーリ軸芯に対して略直交する略平面状
    の当接面を有するアクチュエータ取付部を備え、 上記シリンダ部材は、上記当接面に対向すると共に、該
    当接面上に密接可能な環状でプーリ軸芯に対して略直交
    する略平面状の接合面を備え、 上記当接面と接合面が圧接状態で上記可動シーブとシリ
    ンダ部材がボルト結合されたことを特徴とするベルト式
    無段変速機のプーリ構造。
  2. 【請求項2】上記アクチュエータ取付部は、上記プーリ
    軸芯と同軸上で上記当接面より突出する嵌合部を備え、 上記シリンダ部材は、上記プーリ軸芯と同軸上に開口し
    て上記嵌合部と嵌合する嵌合孔を備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載のベルト式無段変速機のプーリ構造。
  3. 【請求項3】上記嵌合部は、プーリ軸芯と同軸上に形成
    された略円柱形状であって、 上記嵌合孔は、該嵌合部に嵌合するプーリ軸芯と同軸上
    に開口した円形状であることを特徴とする請求項2に記
    載のベルト式無段変速機のプーリ構造。
  4. 【請求項4】上記可動シーブは、上記当接面と直交する
    中心軸芯を有して該当接面に形成されたねじ穴を備え、 上記シリンダ部材は、上記ねじ穴に対向して接合面に穿
    設されたボルト挿通孔を備え、 上記ボルト挿通孔に挿通されて上記ねじ穴に螺合するボ
    ルトによって可動シーブとシリンダ部材が結合されたこ
    とを特徴とする請求項1〜3に記載のベルト式無段変速
    機のプーリ構造。
  5. 【請求項5】プーリ軸と一体形成された固定シーブに対
    して可動シーブが接離自在に上記プーリ軸に嵌合し、上
    記可動シーブに固定されたピストン部材と上記プーリ軸
    に係止されたシリンダ部材が摺動自在に嵌合してシリン
    ダ部材とピストン部材との間に油圧室を形成する油圧ア
    クチュエータを備えたベルト式無段変速機のプーリ構造
    において、 上記可動シーブは、プーリ溝面の背面に上記プーリ軸を
    囲む環状でかつプーリ軸芯に対して略直交する略平面状
    の当接面を有するアクチュエータ取付部を備え、 上記ピストン部材は、上記当接面に対向すると共に、上
    記当接面上に密接可能な環状でプーリ軸芯に対して略直
    交する略平面状の接合面を備え、 上記当接面と接合面が圧接状態で上記可動シーブとピス
    トン部材がボルト結合されたことを特徴とするベルト式
    無段変速機のプーリ構造。
  6. 【請求項6】上記アクチュエータ取付部は、上記プーリ
    軸芯と同軸上で上記当接面より突出する嵌合部を備え、 上記ピストン部材は、上記プーリ軸芯と同軸上に開口し
    て上記嵌合部と嵌合する嵌合孔を備えたことを特徴とす
    る請求項5に記載のベルト式無段変速機のプーリ構造。
  7. 【請求項7】上記嵌合部は、プーリ軸芯と同軸上に形成
    された略円柱形状であって、 上記嵌合孔は、該嵌合部に嵌合する上記プーリ軸芯と同
    軸上に開口した円形状であることを特徴とする請求項6
    に記載のベルト式無段変速機のプーリ構造。
  8. 【請求項8】上記可動シーブは、上記当接面と直交する
    中心軸芯を有して該当接面に形成されたねじ穴を備え、 上記ピストン部材は、上記ねじ穴に対向して接合面に穿
    設されたボルト挿通孔を備え、 上記ボルト挿通孔に挿通されてねじ穴に螺合するボルト
    によって可動シーブとピストン部材が結合されたことを
    特徴とする請求項5〜7に記載のベルト式無段変速機の
    プーリ構造。
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