JPH112805A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその製造方法

Info

Publication number
JPH112805A
JPH112805A JP15713697A JP15713697A JPH112805A JP H112805 A JPH112805 A JP H112805A JP 15713697 A JP15713697 A JP 15713697A JP 15713697 A JP15713697 A JP 15713697A JP H112805 A JPH112805 A JP H112805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
adhesive
crystal panels
reinforcing substrate
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP15713697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3488044B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Izumi
良弘 和泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP15713697A priority Critical patent/JP3488044B2/ja
Priority to US09/082,765 priority patent/US6104457A/en
Priority to KR1019980020185A priority patent/KR100300169B1/ko
Publication of JPH112805A publication Critical patent/JPH112805A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3488044B2 publication Critical patent/JP3488044B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストおよび装置の価格上昇を回避す
る。作業性を向上させ、スループットならびに量産性を
向上させる。 【解決手段】 図1(a)に示すように、液晶パネル2
・2の端面同士を接着剤12を用いて接続する。次に、
同図(b)に示すように、液晶パネル2・2の表面にお
いて、液晶パネル2・2の表示エリアに相当する領域を
囲むような枠パターンで接着剤13を塗布する。続い
て、補強基板3の表面に凹凸部を形成した後、同図
(c)に示すように、接着剤13の塗布された液晶パネ
ル2・2に補強基板3を貼り合わせる。その後、同図
(d)に示すように、空気吸引用穴3bから補強基板3
と液晶パネル2・2との間の空気を吸引しつつ、接着剤
注入用穴3cから加圧によって接着剤14を上記両者間
に注入する。最後に、同図(e)に示すように、補強基
板3の表面前面に紫外線を照射し、接着剤14を硬化さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AV(オーディオ
ビデュアル)機器、OA(オフィスオートメーション)
機器に使用される液晶表示装置およびその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば家庭用のテレビをはじ
めとする各種表示装置がAV機器、OA機器として用い
られている。上記表示装置は、例えばCRT(Cathode
Ray Tube)、液晶表示装置(Liquid Crystal Displa
y)、プラズマ表示装置(Plasma Display Panel)、E
L(Electroluminescent)表示装置、LED(Light Em
itting Diode)表示装置等である。
【0003】近年では、これら各種表示装置の軽量化、
薄型化、低消費電力化、高精細化、および画面の大型化
が要求されている。そして、現在では、そのような要求
の満たされた表示装置が種々開発されており、そのうち
の一部は既に実用化されている。
【0004】上述した各種表示装置の中でも特に液晶表
示装置は、他の表示装置に比べ、厚さ(奥行き)が格段
に薄い、消費電力が小さい、フルカラー化が容易である
等の利点を有している。したがって、現在、液晶表示装
置は種々の分野で多様に用いられていると共に、画面の
大型化に対する期待が大きいものとなっている。
【0005】ところが、液晶表示装置を製造する場合、
その製造過程において例えば信号線が断線したり、画素
欠陥が生じたりする。したがって、特に大型の画面を有
する液晶表示装置を製造する場合、不良品の発生する確
率は格段に高い。その結果、上記液晶表示装置の価格が
必然的に上昇するという問題がある。
【0006】そこで、この問題を解決するために、マル
チパネル表示方式の液晶表示装置が従来から種々提案さ
れている。つまり、上記液晶表示装置は、複数の液晶パ
ネルがつなぎ合わされて構成され、全体として1台の液
晶表示装置をなすものである。このようにして、現在で
は液晶表示装置の画面の大型化が図られている。
【0007】しかしながら、上記マルチパネル表示方式
の液晶表示装置の構成では、液晶パネル同士の接続部、
つまり液晶パネル間のつなぎ目が目立ちやすくなる。こ
れは、バックライトからの光が上記接続部に生じた隙間
から漏れること等によるものである。したがって、自然
な大画面の画像を表示する液晶表示装置を得るために
は、上記接続部を目立たないようにする技術が必要とさ
れる。
【0008】そこで、本件出願人等は、上記接続部が目
立たないような、新規のマルチパネル表示方式の液晶表
示装置を、先に特開平8−122769号公報で提案し
ている。図6は、上記公報に提案されている液晶表示装
置51の概略の構成を示す平面図である。また、図7
は、図6におけるX−X線矢視断面図である。
【0009】液晶表示装置51は、アクティブマトリク
ス型の複数の液晶パネル52…を有している。なお、こ
こでの説明を簡略化するために、液晶表示装置51は2
つの液晶パネル52・52を有しているものとする。
【0010】液晶パネル52は、TFT基板53とCF
基板54とを有している。TFT基板53およびCF基
板54は、透明なガラス基板である。TFT基板53に
は、図示しない薄膜トランジスタ(Thin Film Transist
or)がマトリクス状に配置されている一方、CF基板5
4には、カラーフィルタ(Color Filter)54aがマト
リクス状に配置されている。これにより、液晶パネル5
2は、アクティブマトリクス型のカラー液晶パネルとし
て構成される。また、CF基板54には、各画素の分離
を行うブラックマトリクス54bが設けられている。
【0011】TFT基板53とCF基板54とは、その
周縁部に沿って設けられたシール部55によって接着さ
れている。そして、TFT基板53とCF基板54との
間には、液晶56が密閉封入されている。
【0012】液晶パネル52・52同士は、接着剤58
によってつなぎ合わされている。また、液晶パネル52
・52は、大型の補強基板57上に同一の接着剤58に
よって貼着されている。これにより、液晶パネル52・
52は、同一平面上に隣接接続されることになる。
【0013】接着剤58は、例えば紫外線の照射により
硬化が促進する透明な紫外線硬化型接着剤であり、TF
T基板53およびCF基板54を構成する2枚のガラス
基板と同じ屈折率を有している。これにより、接続部を
透過する光が屈折、反射、または散乱するのが防止さ
れ、接続部が目立たなくなる。
【0014】補強基板57の外面側ほぼ全面には、偏光
板(偏光子)59が設けられている。また、液晶パネル
52・52の外面側ほぼ全面には、偏光板(偏光子)6
0が設けられている。このとき、偏光板59・60の偏
光軸は互いに直交している。
【0015】偏光板60の外面側、すなわち、液晶表示
装置51の背面側(図7中下側)には、図示しない冷陰
極管等からなるバックライトが設けられている。また、
液晶パネル52・52には、画像信号を制御する図示し
ないドライバーが接続されている。液晶パネル52・5
2は、画像情報に応じて上記バックライトからの光を変
調することにより、観察者は液晶パネル52・52に入
力された画像情報を観察することができるようになる。
【0016】次に、液晶表示装置51の製造方法につい
て説明する。図8(a)ないし図8(e)は、液晶表示
装置51の製造工程を示す断面図である。
【0017】まず、同図(a)に示すように、液晶パネ
ル52・52間に、100〜1000cP程度の低粘度
の接着剤58を流し込んで液晶パネル52・52同士を
接続する。その後、同図(b)に示すように、液晶パネ
ル52・52の基板表面全面に接着剤58を塗布する。
【0018】次に、同図(c)に示すように、接着剤5
8を介して補強基板57を液晶パネル52・52に貼り
合わせる。このとき、気泡を接着剤58内部に巻き込ま
ないように、補強基板57をその一端から徐々に液晶パ
ネル52・52に密着させて貼り合わせる。
【0019】続いて、同図(d)に示すように、液晶パ
ネル52・52および補強基板57の隙間から溢れ出た
余分な接着剤58aを除去する。その後、同図(e)に
示すように、補強基板57の外面側から接着剤58に紫
外線を照射し、接着剤58を硬化させる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術においては以下のような問題、が生ずる。
【0021】従来では、液晶パネル52・52と補強
基板57とを気泡を巻き込まず均一に密着させるため
に、上記両者の接着時に上記両者の隙間から接着剤58
を溢れ出させる必要があり、このため、多量の接着剤5
8が必要となる。この場合、実際に硬化される接着剤5
8の量は、使用される接着剤58全体の量の1/10以
下である。言い換えれば、硬化されずに廃棄、再精製さ
れる接着剤58aの量は、使用される接着剤58全体の
量の9/10以上である。
【0022】したがって、上記従来技術においては、接
着剤58の使用量に無駄が多く、その結果、製造コスト
が増大し、必然的に液晶表示装置51の価格が上昇す
る。
【0023】液晶表示装置51の製造工程において、
1組の液晶パネル52・52を接着する毎に、液晶パネ
ル52・52と補強基板57との隙間から余分な接着剤
58aが周辺に溢れ出る。そのため、溢れ出た上記接着
剤58aを除去する工程に加え、液晶パネル52・52
自身、または補強基板57自身に付着した余分な接着剤
58aを除去する工程が必要となる。したがって、作業
性は非常に悪くなるので、その結果、液晶表示装置51
を製造する際におけるスループットが低下し、量産性が
極めて悪くなる。
【0024】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、製造コストおよび装置の
価格を低減させることができると共に、作業性を向上さ
せ、スループットならびに量産性を向上させることがで
きる液晶表示装置およびその製造方法を提供することに
ある。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る液
晶表示装置の製造方法は、上記の課題を解決するため
に、複数の液晶パネルと、該複数の液晶パネルを同一平
面上で隣接接続するために、該複数の液晶パネルに貼り
合わされる補強基板とを備えた液晶表示装置の製造方法
において、複数の液晶パネルを互いに端面同士が隣接す
るように接続する工程と、上記複数の液晶パネルまたは
上記補強基板との何れか一方に、上記複数の液晶パネル
の表示エリアに相当する領域を囲むように、第1の接着
剤を塗布する工程と、上記複数の液晶パネルまたは上記
補強基板の互いに対向する面のうち、少なくとも一方の
面に凹凸部を形成する工程と、上記複数の液晶パネルと
上記補強基板とを上記第1の接着剤を介して貼り合わ
せ、上記補強基板に設けられた接着剤注入用穴を介して
上記両者間に第2の接着剤を充填する工程とを含んでい
ることを特徴としている。
【0026】上記の構成によれば、複数の液晶パネルが
互いに端面同士が隣接するように接続される。そして、
例えば補強基板における複数の液晶パネルと対向する側
の面に凹凸部が形成された後、上記補強基板と複数の液
晶パネルとが第1の接着剤を介して貼り合わされる。こ
のとき、上記第1の接着剤は、複数の液晶パネルの表示
エリアに相当する領域を囲むように設けられており、補
強基板と複数の液晶パネルとの間には隙間が形成され
る。その後、接着剤注入用穴を介して上記隙間に第2の
接着剤が充填されるが、充填される第2の接着剤は第1
の接着剤で堰き止められるので、外部へ溢れ出るような
ことはない。
【0027】つまり、上記構成では、補強基板と複数の
液晶パネルとを貼り合わせた後、上記両者間に第2の接
着剤を充填するので、第2の接着剤の使用量が必要最小
限で済む。また、従来のように、外部へ溢れ出る余分な
接着剤を廃棄あるいは再精製する必要がない。したがっ
て、第2の接着剤の使用量を極力抑えて、製造コストお
よび装置の価格上昇を回避することができる。
【0028】また、従来のように余分な接着剤が外部へ
溢れ出ないので、溢れ出た接着剤を除去する工程、およ
び、液晶パネル自身または補強基板自身に付着した余分
な接着剤を除去する清掃工程が必要でない。したがっ
て、上記構成によれば、製造過程における作業性を向上
させて、スループットならびに量産性を確実に向上させ
ることができる。
【0029】また、補強基板表面には凹凸部が形成され
るので、上記第2の接着剤は上記凹凸部の隙間を介して
容易に浸透し、上記隙間全体に第2の接着剤が即座に充
填される。これにより、補強基板と複数の液晶パネルと
が部分的に密着しないように、上記両者間の隙間にスペ
ーサー等の間隔保持材を介在させる必要もなくなる。し
たがって、表示エリアに間隔保持材を介在させる必要の
ない分、良好な表示品位を常に維持することができる。
【0030】請求項2の発明に係る液晶表示装置の製造
方法は、上記の課題を解決するために、請求項1の構成
において、上記複数の液晶パネルと上記補強基板との間
に第2の接着剤を充填する際、上記補強基板に設けられ
た空気吸引用穴を介して上記両者間の空気を吸引すると
共に、上記第2の接着剤を加圧することを特徴としてい
る。
【0031】上記の構成によれば、複数の液晶パネルと
補強基板との間の空気を吸引すると共に第2の接着剤を
加圧することにより、上記両者間に第2の接着剤を充填
するので、請求項1の構成の場合よりもさらに迅速にか
つ効率よく第2の接着剤を充填することができる。
【0032】請求項3の発明に係る液晶表示装置の製造
方法は、上記の課題を解決するために、請求項1または
2の構成において、上記凹凸部を、サンドブラスト法に
より形成することを特徴としている。
【0033】上記の構成によれば、粒状研磨剤を基板表
面に吹き付けて基板表面を粗削りするサンドブラスト法
により、上記凹凸部を容易に形成することができる。
【0034】請求項4の発明に係る液晶表示装置の製造
方法は、上記の課題を解決するために、請求項1または
2の構成において、上記凹凸部を、ガラスハンダまたは
フリットガラスをスクリーン印刷することにより形成す
ることを特徴としている。
【0035】上記の構成によれば、ガラスハンダまたは
フリットガラスをスクリーン印刷することにより、上記
凹凸部を容易に形成することができる。
【0036】請求項5の発明に係る液晶表示装置は、上
記の課題を解決するために、複数の液晶パネルと、該複
数の液晶パネルを同一平面上で隣接接続するために、該
複数の液晶パネルに接着剤を介して貼り合わされる補強
基板とを備えた液晶表示装置において、上記複数の液晶
パネルまたは上記補強基板の互いに対向する面のうち、
少なくとも一方の面に凹凸部が形成されていることを特
徴としている。
【0037】上記の構成によれば、互いに端面同士が隣
接接続された複数の液晶パネルと補強基板とが、接着剤
を介して貼り合わされる。このとき、上記複数の液晶パ
ネルまたは上記補強基板の互いに対向する面のうち、少
なくとも一方に凹凸部が形成されているので、複数の液
晶パネルと補強基板との間へ上記接着剤を充填したとき
に、上記接着剤が上記凹凸部の隙間を介して容易に周囲
全体に浸透し、複数の液晶パネルと補強基板との隙間全
体にわたって接着剤が即座に充填される。これにより、
補強基板と複数の液晶パネルとが部分的に密着しないよ
うに、上記両者間の隙間にスペーサー等の間隔保持材を
介在させる必要もなくなる。したがって、表示エリアに
間隔保持材を介在させないで済む分、良好な表示品位を
常に維持することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図5に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0039】図2は、本実施形態における直視型の液晶
表示装置1の概略の構成を示す断面図である。液晶表示
装置1は、アクティブマトリクス型の複数の液晶パネル
2…を有している。なお、ここでの説明を簡略化するた
めに、液晶表示装置1は2つの液晶パネル2・2を有し
ているものとする。液晶パネル2・2は、アクティブ素
子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;以
下、単にTFTと略記する)を有する一般的なものであ
るが、MIM(Metal Insulator Metal )素子を用いた
ものであってもかまわない。
【0040】液晶パネル2・2の端面同士は、屈折率調
整剤としての後述の接着剤12によって接続されてい
る。また、液晶パネル2・2は、後述の接着剤13およ
び接着剤14を介して大型の補強基板3に貼り合わされ
ている。つまり、補強基板3は、液晶パネル2・2を同
一平面上で隣接接続するために、該液晶パネル2・2に
貼り合わされている。なお、このように隣接接続された
2つの液晶パネル2・2における各画素の配列状態は、
図6で示した従来の場合と同様である。なお、補強基板
3の詳細については後述する。
【0041】液晶パネル2は、TFT基板4とCF基板
5とを有している。TFT基板4およびCF基板5は透
明なガラス基板である。本実施形態では、このガラス基
板は、バリウム硼珪酸ガラス7059(コーニング社
製)である。TFT基板4には、図示しない薄膜トラン
ジスタ(Thin Film Transistor)がマトリクス状に配置
されている一方、CF基板5には、カラーフィルタ6が
マトリクス状に配置されている。これにより、液晶パネ
ル2は、アクティブマトリクス型のカラー液晶パネルと
して構成される。また、CF基板5には、各画素の分離
を行うブラックマトリクス7が設けられている。
【0042】TFT基板4とCF基板5とは、TFT基
板4上に形成された画素電極とCF基板5上に形成され
た共通電極とが対向するように、その周縁部がシール部
8によって接着されている。そして、TFT基板4とC
F基板5との間に、液晶9が密閉封入されている。
【0043】補強基板3の外面側ほぼ全面には、偏光板
(偏光子)10が設けられている。また、液晶パネル2
・2の外面側ほぼ全面には、偏光板(偏光子)11が設
けられている。このとき、偏光板10・11の偏光軸は
互いに直交している。これにより、液晶パネル2・2同
士の接続部20において、後述するバックライトからの
光が漏れた場合でも、偏光板10・11がクロスニコル
状態となっているので上記接続部20は黒色を呈し、目
立たなくなる。
【0044】偏光板11の外面側、すなわち、液晶表示
装置1の背面側(図2中下側)には、図示しない冷陰極
管等からなるバックライトが設けられている。また、液
晶パネル2・2には、画像信号を制御する図示しないド
ライバーが接続されている。液晶パネル2・2は、画像
情報に応じて上記バックライトからの光を変調すること
により、観察者が液晶パネル2・2に入力された画像情
報を観察することができるようになる。
【0045】接着剤12は、例えば紫外線の照射により
硬化が促進し、加熱が不要で複屈折性の少ない透明な紫
外線硬化型接着剤である。このような紫外線硬化型の接
着剤12としては、例えば二重結合を持ち、紫外線が照
射されることにより、その二重結合が開裂して重合が進
行するアクリル系の紫外線硬化樹脂等が好適である。
【0046】また、接着剤12は、TFT基板4および
CF基板5を構成する2枚のガラス基板と同等の屈折率
を有している。つまり、上記2枚のガラス基板の屈折率
をnとすると、接着剤12の屈折率はn±0.01nで
ある。本実施形態のように、上記2枚のガラス基板がバ
リウム硼珪酸ガラス7059(コーニング社製)で構成
される場合、屈折率が1.53の接着剤12が好適であ
る。これにより、接続部20を透過する光が、基板端面
の凹凸に起因して屈折、反射、または散乱するのが防止
され、上記接続部が目立たなくなり、装置の表示特性を
向上させることができる。
【0047】接着剤13(第1の接着剤)は、紫外線硬
化型接着剤、熱硬化型接着剤、2液性エポキシ接着剤等
で構成され、液晶パネル2・2と補強基板3とを接着す
るために、液晶パネル2・2の表面に、その外周に沿う
ような枠パターンで設けられている。つまり、この接着
剤13は、液晶パネル2・2の表示エリアに相当する領
域を囲むように、その外周部分にのみ設けられている。
【0048】接着剤14(第2の接着剤)は、例えば紫
外線硬化型接着剤であり、接着剤12と同様、TFT基
板4およびCF基板5を構成する2枚のガラス基板と同
等の屈折率を有するものである。
【0049】次に、本実施形態で用いた補強基板3につ
いて説明する。
【0050】補強基板3は、本実施形態では対角28イ
ンチ(442mm×563mm)のものであり、液晶パ
ネル2・2とほぼ同等の熱膨張係数を有するガラス基板
で構成されている。
【0051】図3(a)ないし(c)、図4(a)ない
し(c)に示すように、この補強基板3において、液晶
パネル2・2と対向する側の表面で、かつ、液晶パネル
2・2の表示エリアと対向する部位には凹凸部3aが形
成されている。上記の凹凸部3aは、例えばサンドブラ
スト法、スクリーン印刷法により形成される。ここで、
図3(a)は、上記凹凸部3aをサンドブラスト法によ
り形成した補強基板3の平面図を示し、図4(a)は、
上記凹凸部3aをスクリーン印刷法により形成した補強
基板3の平面図を示している。
【0052】なお、上記のサンドブラスト法とは、アル
ミナ研磨剤等の粒状研磨剤を基板表面に吹き付けること
で、表面を粗削りする方法である。実際に、サンドブラ
ストマシン(不二製作所製)を使用してアルミナ研磨剤
を補強基板3表面に吹き付けると、図3(a)で示した
基板表面の凹凸部3aの拡大図である図3(b)、およ
び、図3(a)中のA−A′線矢視断面図である図3
(c)に示すように、補強基板3表面に梨地状の凹凸部
3aが容易に形成された。
【0053】一方、ガラスハンダ(フリットガラス)を
多数のドットパターンで補強基板3表面にスクリーン印
刷して焼成してもよい。この場合でも、図4(a)で示
した基板表面の凹凸部3aの拡大図である図4(b)、
および、図4(a)中のB−B′線矢視断面図である図
4(c)に示すように、補強基板3表面にドットパター
ンの凹凸部3aが容易に形成された。なお、ガラスハン
ダ(フリットガラス)は約450℃程度の焼成を必要と
するが、補強基板3は単なるガラス基板であるため、高
温には十分耐えうる。
【0054】なお、本実施形態では、補強基板3の屈折
率が、接着剤14と同等なものとなっている。これによ
り、補強基板3表面の凹凸部3aにおける光の散乱、屈
折の影響が無くなり、表示性能に悪影響を与えることは
ない。
【0055】一方、補強基板3において、液晶パネル2
・2の表示エリアと対向する領域内の対角のコーナー付
近2か所には、液晶表示装置の製造過程において、補強
基板3と液晶パネル2・2との間の空気を吸引するため
の空気吸引用穴3bと、上記両者間に接着剤14を注入
するための接着剤注入用穴3cとが設けられている。こ
れら空気吸引用穴3bおよび接着剤注入用穴3cは、本
実施形態で用いた加圧接着剤注入装置における所定の管
とそれぞれ連接されている。
【0056】つまり、補強基板3における空気吸引用穴
3bは、図5に示す加圧接着剤注入装置において、管や
チューブで構成される真空吸引通路21と連接してい
る。この真空吸引通路21は、接着剤トラップ部22、
開閉弁23、真空度調節弁24を介して真空ポンプ25
に通じている。
【0057】接着剤トラップ部22は、真空ポンプ25
によって、空気とともに接着剤14までをも吸引した際
に、真空ポンプ25に接着剤14が到達するのを防ぐた
めのものである。開閉弁23は、吸引を開始あるいは終
了させるための調節弁であり、真空度調節弁24は、吸
引の強さを調節するための弁である。つまり、開閉弁2
3、真空度調節弁24を調節することにより、真空ポン
プ25によって、補強基板3と液晶パネル2・2との間
の空気を適度に吸引できるようになっている。
【0058】一方、補強基板3における接着剤注入用穴
3cは、同じく管やチューブで構成される接着剤供給通
路31と連接している。この接着剤供給通路31は、開
閉弁32を介して加圧接着剤供給手段33に通じてい
る。この加圧接着剤供給手段33は、接着剤14と接着
剤14を充填した密閉容器であるタンク34とからなっ
ている。また、上記開閉弁32は、補強基板3と液晶パ
ネル2・2との隙間への接着剤14の供給を調節するた
めの弁である。
【0059】この加圧接着剤供給手段33は、ガス供給
通路35、開閉弁36、ガス圧調節弁37を介して加圧
ガス源38に通じている。ガス供給通路35は、加圧ガ
ス源38から供給されるガスを加圧接着剤供給手段33
のタンク34内部に送るための通路であり、開閉弁36
によってそのガスの供給が調節されるようになってい
る。また、ガス圧調節弁37は、加圧ガス源38から供
給されるガスの圧力を調節するためのものである。な
お、上記ガスとしては、乾燥窒素等の不活性ガスが好適
である。この場合、接着剤14が揮発性を有していて
も、その成分を変化させずに接着剤14を上記隙間に注
入することができる。
【0060】このような構成により、開閉弁36、ガス
圧調節弁37を調節して、加圧ガス源38から加圧接着
剤供給手段33のタンク34内部にガスを供給すると、
タンク34内部の気圧が上昇することにより、接着剤1
4が接着剤供給通路31へ押し出される。そして、上記
の接着剤14は、接着剤注入用穴3cを介して補強基板
3と液晶パネル2・2との間に供給される。
【0061】次に、上記加圧接着剤注入装置を用いて液
晶表示装置を製造する方法について説明する。図1
(a)ないし図1(e)は、液晶表示装置の製造工程を
示す断面図である。
【0062】まず、同図(a)に示すように、2枚のア
クティブマトリクス型の液晶パネル2・2の対向する端
面同士を接着剤12を用いて接続する。接着剤12は、
上述したように例えば紫外線硬化型の接着剤であり、そ
の屈折率はTFT基板4およびCF基板5を構成する2
枚のガラス基板と同じ1.53である。
【0063】次に、同図(b)に示すように、大画面化
された液晶パネル2・2の表面において、液晶パネル2
・2の表示エリアに相当する領域を囲むような枠パター
ンで接着剤13を塗布する。接着剤13の塗布は、例え
ばスクリーン印刷やディスペンサ描画方式にて行えばよ
い。
【0064】なお、このとき、接着剤13内に、補強基
板3と液晶パネル2・2との間隔を保持するための間隔
保持材(スペーサー)を混入させておいてもよい。接着
剤13は、液晶パネル2・2の表示エリア外部に設けら
れているので、そのような接着剤13内に間隔保持材を
混入させたところで表示品位が低下するようなことはな
い。
【0065】続いて、上述したようなサンドブラスト
法、スクリーン印刷法等により、補強基板3の表面に凹
凸部3a(図2参照)を形成し、その後、同図(c)に
示すように、接着剤13の塗布された液晶パネル2・2
上に、補強基板3の凹凸部3aが液晶パネル2・2の表
示エリアと対向するように、補強基板3を貼り合わせ
る。
【0066】その後、同図(d)に示すように、上述し
た加圧接着剤注入装置によって、補強基板3に設けられ
た空気吸引用穴3bから、補強基板3と液晶パネル2・
2との間の空気を吸引しつつ、接着剤注入用穴3cから
接着剤14を加圧によって上記両者間に注入する。
【0067】なお、補強基板3と液晶パネル2・2との
隙間に接着剤14を注入する際、一般的には、ガスを供
給して接着剤14を加圧することなく、真空吸引のみに
よって行うことが可能である。しかし、接着剤14が例
えば揮発性を有する溶剤を含んでいる場合や、接着剤1
4自身に用いられている材料の沸点が低い場合には、真
空吸引のみで接着剤14を注入すると、真空の影響で接
着剤14の成分変化が生じ、接着剤14の屈折力や接着
力が変化してしまう場合がある。したがって、そのよう
な不都合を回避するためにも、ガス供給による接着剤1
4の加圧と真空吸引とを併用して接着剤14の注入を行
うほうが望ましい。また、この場合、真空吸引のみで接
着剤14を注入する場合に比べ、さらに迅速にかつ効率
よく接着剤14を注入することができる。
【0068】最後に、同図(e)に示すように、補強基
板3の表面前面に紫外線を照射し、接着剤14を硬化さ
せる。このとき、面内における紫外線の照射強度のばら
つきが大きいと、接着剤14において硬化むらが生じる
と共に、その硬化むらの生じた箇所で複屈折等の光学変
化が生じる。このため、紫外線の照射強度のばらつきを
±10%以内に抑えておく必要がある。
【0069】以上のように、本実施形態の製造方法によ
れば、補強基板3と液晶パネル2・2とを貼り合わせた
後、所定の穴を介して接着剤14を上記両者間に注入す
るので、従来のように、余分な接着剤が外部へ溢れ出た
りすることがない。これにより、補強基板3と液晶パネ
ル2・2を接着するための接着剤14の使用量が、上記
両者の間に充填する量だけで済む。したがって、上記方
法によれば、使用する接着剤14の無駄を確実に省い
て、液晶表示装置の製造コストおよび価格の上昇を確実
に回避することができる。
【0070】また、上記方法によれば、従来のように、
余分な接着剤が外部へ溢れ出たりすることがないので、
溢れ出た余分な接着剤の除去工程、および、液晶パネル
2・2および補強基板3自身に付着した余分な接着剤を
除去する清掃工程が必要でなくなる。したがって、上記
方法によれば、装置の製造における作業性が向上するの
で、装置の量産性を向上させることができると共に、ス
ループットも向上させることができる。
【0071】また、補強基板3の表面に凹凸部3aを形
成するので、補強基板3と液晶パネル2・2との間に接
着剤14を注入した際に、接着剤14が上記凹凸部3a
の隙間を介して液晶パネル2・2の表示エリア全面に容
易に浸透する。これにより、上記両者間の間隔を保持す
るためのスペーサーを介在させる必要がないので、良好
な表示品位を常に維持することができる。
【0072】つまり、上記の凹凸部3aが存在しない場
合、補強基板3の空気吸引用穴3bより空気を吸引した
際に、補強基板3と液晶パネル2・2とが部分的に密着
してしまい、接着剤14が十分に全領域に浸透しなくな
る。このような不都合を回避するためには、上記両者間
にスペーサーを介在させる方法があるが、表示エリアに
スペーサーを介在させるのは、表示品位の低下を招く以
上好ましくはない。したがって、上記のような凹凸部3
aを設けることにより、スペーサーを介在させずに接着
剤14を所定領域に浸透させることができ、良好な表示
品位を常に維持することができる。
【0073】なお、本実施形態では、接着剤13を液晶
パネル2・2側に塗布して、液晶パネル2・2と補強基
板3とを貼り合わせているが、接着剤13を補強基板3
側に塗布して、液晶パネル2・2と補強基板3とを貼り
合わせてもよい。
【0074】なお、本実施形態では、補強基板3におけ
る液晶パネル2・2と対向する側の面に凹凸部3aを設
けたが、液晶パネル2・2における補強基板3と対向す
る側の面の上記のような凹凸部を設けるようにしてもよ
い。つまり、液晶パネル2・2または補強基板3の互い
に対向する面のうち、少なくとも一方に凹凸部を設ける
ようにすればよい。
【0075】なお、本実施形態では、凹凸部3aの形状
を梨地状、ドットパターンの2種類説明したが、本実施
形態と同様の効果が得られるものであれば、他の形状で
あってもよく、また、サンドブラスト法、スクリーン印
刷法以外の方法によって凹凸部3aを形成するようにし
てもよい。
【0076】また、本実施形態では、互いに端面同士が
接続された液晶パネル2・2の片面のみに補強基板3を
貼り合わせた構造の液晶表示装置について説明したが、
液晶パネル2・2の両面に補強基板3・3を貼り合わ
せ、補強基板3・3で液晶パネル2・2を挟持した構造
の液晶表示装置にも、本発明を適用することができる。
また、液晶パネル2を4枚あるいはそれ以上隣接接続し
たマルチパネル表示方式の液晶表示装置にも、本発明を
適用することができるのは勿論のことである。
【0077】なお、上述した液晶表示装置の製造方法
は、液晶表示装置に限らず、PDP、FED(Field Em
ission Display)等、他のフラットパネルディスプレイ
を複数枚隣接接続して大画面化を図る場合にも適用可能
である。
【0078】
【発明の効果】請求項1の発明に係る液晶表示装置の製
造方法は、以上のように、複数の液晶パネルを互いに端
面同士が隣接するように接続する工程と、上記複数の液
晶パネルまたは上記補強基板との何れか一方に、上記複
数の液晶パネルの表示エリアに相当する領域を囲むよう
に、第1の接着剤を塗布する工程と、上記複数の液晶パ
ネルまたは上記補強基板の互いに対向する面のうち、少
なくとも一方の面に凹凸部を形成する工程と、上記複数
の液晶パネルと上記補強基板とを上記第1の接着剤を介
して貼り合わせ、上記補強基板に設けられた接着剤注入
用穴を介して上記両者間に第2の接着剤を充填する工程
とを含んでいる構成である。
【0079】それゆえ、補強基板と複数の液晶パネルと
を貼り合わせた後、上記両者間に第2の接着剤を充填す
るので、第2の接着剤の使用量が必要最小限で済む。ま
た、従来のように、外部へ溢れ出る余分な接着剤を廃棄
あるいは再精製する必要がない。したがって、第2の接
着剤の使用量を極力抑えて、製造コストおよび装置の価
格上昇を回避することができるという効果を奏する。
【0080】また、従来のように余分な接着剤が外部へ
溢れ出ないので、溢れ出た接着剤を除去する工程、およ
び、液晶パネル自身または補強基板自身に付着した余分
な接着剤を除去する清掃工程が必要でない。したがっ
て、上記構成によれば、製造過程における作業性を向上
させて、スループットならびに量産性を確実に向上させ
ることができるという効果を併せて奏する。
【0081】また、補強基板表面には凹凸部が形成され
るので、上記第2の接着剤は上記凹凸部の隙間を介して
容易に浸透し、上記隙間全体に第2の接着剤が即座に充
填される。これにより、補強基板と複数の液晶パネルと
が部分的に密着しないように、上記両者間の隙間にスペ
ーサー等の間隔保持材を介在させる必要もなくなる。し
たがって、表示エリアに間隔保持材を介在させる必要の
ない分、良好な表示品位を常に維持することができると
いう効果を併せて奏する。
【0082】請求項2の発明に係る液晶表示装置の製造
方法は、以上のように、請求項1の構成において、上記
複数の液晶パネルと上記補強基板との間に第2の接着剤
を充填する際、上記補強基板に設けられた空気吸引用穴
を介して上記両者間の空気を吸引すると共に、上記第2
の接着剤を加圧する構成である。
【0083】それゆえ、請求項1の構成の場合よりもさ
らに迅速にかつ効率よく第2の接着剤を充填することが
できるという効果を奏する。
【0084】請求項3の発明に係る液晶表示装置の製造
方法は、以上のように、請求項1または2の構成におい
て、上記凹凸部を、サンドブラスト法により形成する構
成である。
【0085】それゆえ、請求項1または2の構成による
効果に加えて、上記凹凸部を容易に形成することができ
るという効果を奏する。
【0086】請求項4の発明に係る液晶表示装置の製造
方法は、以上のように、請求項1または2の構成におい
て、上記凹凸部を、ガラスハンダまたはフリットガラス
をスクリーン印刷することにより形成する構成である。
【0087】それゆえ、請求項1または2の構成による
効果に加えて、上記凹凸部を容易に形成することができ
るという効果を併せて奏する。
【0088】請求項5の発明に係る液晶表示装置は、以
上のように、複数の液晶パネルまたは上記補強基板の互
いに対向する面のうち、少なくとも一方の面に凹凸部が
形成されている構成である。
【0089】それゆえ、複数の液晶パネルと補強基板と
の間へ上記接着剤を充填したときに、上記接着剤が上記
凹凸部の隙間を介して容易に周囲全体に浸透し、複数の
液晶パネルと補強基板との隙間全体にわたって接着剤が
即座に充填される。これにより、補強基板と複数の液晶
パネルとが部分的に密着しないように、上記両者間の隙
間にスペーサー等の間隔保持材を介在させる必要もなく
なる。したがって、表示エリアに間隔保持材を介在させ
ないで済む分、良好な表示品位を常に維持することがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)ないし(e)は、本発明に係る液晶表示
装置の製造工程を示す断面図である。
【図2】上記液晶表示装置の一構成例を示す断面図であ
る。
【図3】(a)は、サンドブラスト法により表面に凹凸
部が形成された補強基板を示す平面図であり、(b)
は、上記凹凸部を拡大した平面図であり、(c)は、同
図(a)中のA−A′線矢視断面図である。
【図4】(a)は、スクリーン印刷法により表面に凹凸
部が形成された補強基板を示す平面図であり、(b)
は、上記凹凸部を拡大した平面図であり、(c)は、同
図(a)中のB−B′線矢視断面図である。
【図5】上記液晶表示装置の製造の際に用いる加圧接着
剤注入装置のシステム構成を示す説明図である。
【図6】従来のマルチパネル液晶表示装置の概略の構成
を示す平面図である。
【図7】図6中のX−X線矢視断面図である。
【図8】(a)ないし(e)は、上記液晶表示装置の製
造工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置 2 液晶パネル 3 補強基板 3a 凹凸部 3b 空気吸引用穴 3c 接着剤注入用穴 13 接着剤(第1の接着剤) 14 接着剤(第2の接着剤)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の液晶パネルと、該複数の液晶パネル
    を同一平面上で隣接接続するために、該複数の液晶パネ
    ルに貼り合わされる補強基板とを備えた液晶表示装置の
    製造方法において、 複数の液晶パネルを互いに端面同士が隣接するように接
    続する工程と、 上記複数の液晶パネルまたは上記補強基板との何れか一
    方に、上記複数の液晶パネルの表示エリアに相当する領
    域を囲むように、第1の接着剤を塗布する工程と、 上記複数の液晶パネルまたは上記補強基板の互いに対向
    する面のうち、少なくとも一方の面に凹凸部を形成する
    工程と、 上記複数の液晶パネルと上記補強基板とを上記第1の接
    着剤を介して貼り合わせ、上記補強基板に設けられた接
    着剤注入用穴を介して上記両者間に第2の接着剤を充填
    する工程とを含んでいることを特徴とする液晶表示装置
    の製造方法。
  2. 【請求項2】上記複数の液晶パネルと上記補強基板との
    間に第2の接着剤を充填する際、上記補強基板に設けら
    れた空気吸引用穴を介して上記両者間の空気を吸引する
    と共に、上記第2の接着剤を加圧することを特徴とする
    請求項1に記載の液晶表示装置の製造方法。
  3. 【請求項3】上記凹凸部を、サンドブラスト法により形
    成することを特徴とする請求項1または2に記載の液晶
    表示装置の製造方法。
  4. 【請求項4】上記凹凸部を、ガラスハンダまたはフリッ
    トガラスをスクリーン印刷することにより形成すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】複数の液晶パネルと、該複数の液晶パネル
    を同一平面上で隣接接続するために、該複数の液晶パネ
    ルに接着剤を介して貼り合わされる補強基板とを備えた
    液晶表示装置において、 上記複数の液晶パネルまたは上記補強基板の互いに対向
    する面のうち、少なくとも一方の面に凹凸部が形成され
    ていることを特徴とする液晶表示装置。
JP15713697A 1997-06-13 1997-06-13 表示装置、液晶表示装置、およびそれらの製造方法 Expired - Fee Related JP3488044B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15713697A JP3488044B2 (ja) 1997-06-13 1997-06-13 表示装置、液晶表示装置、およびそれらの製造方法
US09/082,765 US6104457A (en) 1997-06-13 1998-05-21 Sealed multi-panel liquid crystal display device and method of manufacturing the same
KR1019980020185A KR100300169B1 (ko) 1997-06-13 1998-06-01 액정표시장치및그의제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15713697A JP3488044B2 (ja) 1997-06-13 1997-06-13 表示装置、液晶表示装置、およびそれらの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH112805A true JPH112805A (ja) 1999-01-06
JP3488044B2 JP3488044B2 (ja) 2004-01-19

Family

ID=15642996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15713697A Expired - Fee Related JP3488044B2 (ja) 1997-06-13 1997-06-13 表示装置、液晶表示装置、およびそれらの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3488044B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292993A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Mitsubishi Electric Corp 貼り合わせ装置
CN1309248C (zh) * 2002-08-02 2007-04-04 Nec液晶技术株式会社 显示器和显示板的支撑框架及其制造方法
JP2010066711A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Kyoritsu Kagaku Sangyo Kk 表示パネルの製造方法及び表示パネル
US20110235274A1 (en) * 2010-03-26 2011-09-29 Shenzhen Futaihong Precision Industry Co., Ltd. Housing and electronic device using same
CN102248156A (zh) * 2011-06-14 2011-11-23 吕元之 粉末冶金轿车连杆及其普通模压生产方法
JP2012120985A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Shibaura Mechatronics Corp 接着剤供給装置及び接着剤供給方法
JP4981190B1 (ja) * 2011-12-08 2012-07-18 信越エンジニアリング株式会社 貼合デバイスの製造方法
JP2014026293A (ja) * 2013-10-22 2014-02-06 Kyoritsu Kagaku Sangyo Kk 表示パネルの製造方法及び表示パネル
WO2016093307A1 (ja) * 2014-12-12 2016-06-16 シャープ株式会社 表示装置、接着層付き光拡散部材及びその製造方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1309248C (zh) * 2002-08-02 2007-04-04 Nec液晶技术株式会社 显示器和显示板的支撑框架及其制造方法
JP2006292993A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Mitsubishi Electric Corp 貼り合わせ装置
JP2010066711A (ja) * 2008-09-12 2010-03-25 Kyoritsu Kagaku Sangyo Kk 表示パネルの製造方法及び表示パネル
US20110235274A1 (en) * 2010-03-26 2011-09-29 Shenzhen Futaihong Precision Industry Co., Ltd. Housing and electronic device using same
JP2012120985A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Shibaura Mechatronics Corp 接着剤供給装置及び接着剤供給方法
CN102248156A (zh) * 2011-06-14 2011-11-23 吕元之 粉末冶金轿车连杆及其普通模压生产方法
JP4981190B1 (ja) * 2011-12-08 2012-07-18 信越エンジニアリング株式会社 貼合デバイスの製造方法
JP2014026293A (ja) * 2013-10-22 2014-02-06 Kyoritsu Kagaku Sangyo Kk 表示パネルの製造方法及び表示パネル
WO2016093307A1 (ja) * 2014-12-12 2016-06-16 シャープ株式会社 表示装置、接着層付き光拡散部材及びその製造方法
US10168569B2 (en) 2014-12-12 2019-01-01 Sharp Kabushiki Kaisha Display device, adhesive-layer-including light-diffusion member, and method of manufacturing the light-diffusion member

Also Published As

Publication number Publication date
JP3488044B2 (ja) 2004-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100300169B1 (ko) 액정표시장치및그의제조방법
JP3133228B2 (ja) 表示装置
US5499127A (en) Liquid crystal display device having a larger gap between the substrates in the display area than in the sealant area
JP2001117105A (ja) 液晶表示装置の製造方法
US6144425A (en) Liquid crystal panel and manufacturing method the same with a thickness of the adhesive layer adjusted to eliminate a step difference
US20090221208A1 (en) Adjusting Apparatus of Gap Width and Method Thereof
KR19990006921A (ko) 액정 표시 장치 및 그 제조 방법
JP3295343B2 (ja) マルチパネル型液晶表示素子とその製造方法
JP3471555B2 (ja) 表示装置の製造方法
JPH112805A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JPH10186397A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JP3790321B2 (ja) 液晶表示装置
JP3331277B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法および液晶表示装置
JP2010113377A (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
JPH1164862A (ja) 液晶表示素子
JP2968665B2 (ja) 液晶表示素子の製造方法
JP3117897B2 (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JP3297628B2 (ja) 液晶表示装置
JP2007041625A (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
JPH11160720A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JPH08286204A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JPH11212079A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
JP2004117701A (ja) マルチパネル型表示装置
JPH11149083A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
KR20050073659A (ko) 액정표시장치 및 그의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071031

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081031

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081031

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091031

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees