JPH11280386A - 掘削機 - Google Patents

掘削機

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Publication number
JPH11280386A
JPH11280386A JP8333898A JP8333898A JPH11280386A JP H11280386 A JPH11280386 A JP H11280386A JP 8333898 A JP8333898 A JP 8333898A JP 8333898 A JP8333898 A JP 8333898A JP H11280386 A JPH11280386 A JP H11280386A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
cutter drum
excavator
sand
cutter head
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8333898A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoji Hayashi
良二 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP8333898A priority Critical patent/JPH11280386A/ja
Publication of JPH11280386A publication Critical patent/JPH11280386A/ja
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない部品点数及び少ない作業工数でカッタ
ヘッド側からの高圧の土砂や泥水等の浸入を確実に防止
することができるシール部材を備えた掘削機とする。 【解決手段】 カッタヘッド6側が連結されるカッタド
ラム4をバルクヘッドリング21に回転自在に支持し、
カッタドラム4とバルクヘッドリング21との間にシー
ルパッキン33を設け、カッタドラム4の回転中心軸方
向におけるシールパッキン33にグリス室34を備え、
1個のシールパッキン33で高圧の土砂や泥水等に対す
るシール性能を十分に確保し、押さえ金具及び固定部品
の点数を減らすと共に、シールパッキン33の挿入、押
さえ金具の設置及び固定等の作業を減らし、少ない部品
点数及び少ない作業工数でカッタヘッド6側からの高圧
の土砂や泥水等の浸入を確実に防止することができるシ
ールパッキン33を備えた掘削機とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトンネルを掘削する
掘削機に関する。
【0002】
【従来の技術】地盤を掘削するシールド掘削機は、円筒
形状をなす本体の前部に駆動回転自在なカッタヘッドが
装着される一方、後部には円周方向に複数のシールドジ
ャッキが並設されると共に、セグメントエレクタ装置が
装着されて構成されている。
【0003】カッタヘッドは、本体に回転自在に支持さ
れたカッタドラムに中間支持部材等を介して取り付けら
れている。カッタドラムと本体との間にはシールパッキ
ンが設けられ、シールパッキンによってカッタヘッド側
からの高圧の土砂や泥水等の浸入が防止されている。シ
ールパッキンはカッタドラムの回転軸方向に複数段設け
られ、シールパッキン同士の間は押さえ金具で固定され
ると共にグリスが充填されて所定圧力に保持されるグリ
ス室が形成されている。複数段のシールパッキンと内部
が所定圧力に保持されたグリス室とによって高圧の土砂
や泥水等の浸入が防止されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した掘削機では、
複数段のシールパッキンの間を押さえ金具で固定してグ
リス室を設け、グリス室を所定圧力に保持してカッタヘ
ッド側からの高圧の土砂や泥水等の浸入を防止してい
る。このため、複数段のシールパッキン及び押さえ金
具、押さえ金具の固定部品が必要となり、部品点数が非
常に多くなっていた。
【0005】また、大型のカッタドラムに対して複数段
のシールパッキンの挿入、押さえ金具の設置及び固定等
の作業が必要となり、多数の作業員による作業性の悪い
重労働を強いられることになっていた。更に、押さえ金
具はカッタドラムの周方向に分割してシールパッキンの
周方向の押さえが断続状態になっているため、シールパ
ッキンの内面に液状シールを塗布する作業も必要であっ
た。
【0006】このように、従来の掘削機では、カッタヘ
ッド側からの土砂や泥水等のシールを行う際には、多数
のシール用のための部品と多くの工数の取付け作業が必
要となっていた。
【0007】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、少ない部品点数及び少ない作業工数でカッタヘッド
側からの高圧の土砂や泥水等の浸入を確実に防止するこ
とができるシール部材を備えた掘削機を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、カッタヘッド側が連結されるカッタ
ドラムを本体に回転自在に支持し、前記カッタドラムと
前記本体との間にシール部材を設け、前記カッタドラム
の回転中心軸方向におけるシール部材の少なくとも一箇
所にグリス室を備えたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態例に
係る掘削機の概略構成を表す断面、図2には図1中の矢
印II部の詳細状況を示してある。
【0010】図1に示すように、掘削機本体1の前部に
はバルクヘッド2が設けられ、バルクヘッド2にはベア
リング3を介してリング状のカッタドラム4が回転自在
に支持されている。カッタドラム4の前端側には中間支
持部材5が固定され、中間支持部材5にはカッタヘッド
6が支持されている。カッタヘッド6の前面にはカッタ
ビット7が取り付けられている。
【0011】ベアリング3の回転側部材である外輪の外
周には大歯車8が形成されている。掘削機本体1側のバ
ルクヘッド2には駆動モータ9が設けられ、駆動モータ
9の出力軸には駆動ピニオン10が設けられている。駆
動ピニオン10は大歯車8に噛み合い、駆動モータ9の
駆動により駆動ピニオン10、大歯車8(ベアリング
3)及びカッタドラム4を介してカッタヘッド6が駆動
回転される。尚、図中の符号で11は掘削土砂を排出す
るためのスクリュコンベヤである。
【0012】掘削機本体1の後部の外周にはシールドジ
ャッキ12が円周方向に複数設けられ、シールドジャッ
キ12が掘進方向後方に伸長して既設のセグメント13
を押し付けることで、その反力により掘削機本体1を前
進させる。掘削機本体1の後部には掘削穴の軸線上に略
沿って軸心が延びている支持軸14が設けられ、支持軸
14にはエレクタ装置15、セグメント組立装置16及
び真円保持装置17が設けられている。
【0013】図2に基づいてカッタドラム4の支持部の
詳細を説明する。
【0014】図2に示すように、バルクヘッド2のバル
クヘッドリング21にはベアリング3の内輪22がボル
ト23により固定され、内輪22に対しコロ24を介し
て外輪25が回転自在に設けられている。外輪25の外
周には大歯車8が形成され、バルクヘッドリング21に
固定された駆動モータ9の駆動ピニオン10が大歯車8
に噛み合っている。
【0015】外輪25の前端側には長尺のボルト26を
介してリング状のカッタドラム4が固定され、カッタド
ラム4はバルクヘッドリング21に支持されている。カ
ッタドラム4の前端側には中間支持部材5のフランジ2
7がボルト28により固定され、また、カッタドラム4
とフランジ27とにわたりトルク伝達用のノックピン2
9が設けられている。
【0016】カッタドラム4の外周側及び内周側におけ
るフランジ27とバルクヘッドリング21との端面間に
は円周状のシールパッキン30が配設され、シールパッ
キン30は押さえ板32を介してフランジ27に固定さ
れている。
【0017】また、カッタドラム4とバルクヘッドリン
グ21との周面間には1個の円周状のシールパッキン3
3が配設され、シールパッキン33は押さえ金具35を
介してカッタドラム4側に固定されている。シールパッ
キン33には多数枚(図示例では8枚)のリップ部33a
が形成され、カッタドラム4の回転軸方向の中間部にお
けるシールパッキン33はリップ部33a が形成されずに
グリス室34となっている。
【0018】グリス室34にはグリスが充填され、グリ
ス室34内は所定圧力に保持されている。シールパッキ
ン33のリップ部33a は中間支持部材5側に傾斜してバ
ルクヘッドリング21の内周面に摺接している。尚、1
個のシールパッキン33に備えられるグリス室34の数
は、一箇所に限定されず二箇所以上であってもよい。
【0019】上述した掘削機では、中間支持部材5のフ
ランジ27とバルクヘッドリング21との端面間にシー
ルパッキン30が設けられると共に、カッタドラム4と
バルクヘッドリング21との間に8枚のリップ部33a が
形成されたシールパッキン33が設けられ、更に、グリ
ス室34にグリスが充填されて所定圧力に保持されてい
るため、カッタヘッド6側からの高圧の土砂や泥水等の
ベアリング3側への浸入が阻止されている。尚、中間支
持部材5のフランジ27とバルクヘッドリング21との
端面間のシールパッキン30として、8枚のリップ部33
a が形成されたシールパッキン33を用いることも可能
である。
【0020】上記構成の掘削機は、1個のシールパッキ
ン33に8枚のリップ部33a を形成し、リップ部33a の
間にグリス室34を備えているので、1個のシールパッ
キン33で高圧の土砂や泥水等に対するシール性能を十
分に確保することができる。このため、押さえ金具及び
固定部品の点数を減らすことができると共に、シールパ
ッキン33の挿入、押さえ金具の設置及び固定等の作業
が減少し、部品点数の削減と作業性の向上が図れる。
【0021】また、中間部の押さえ金具が不要になった
ことから、カッタヘッド6の長さを短くすることがで
き、シール性能を維持したまま掘削機の長さを短くする
ことが可能となる。これにより、屈曲状態のトンネルの
施工に有利となると共に掘削機の軽量化が図れる。
【0022】
【発明の効果】本発明の掘削機は、カッタヘッド側が連
結されるカッタドラムを本体に回転自在に支持し、前記
カッタドラムと前記本体との間にシール部材を設け、前
記カッタドラムの回転中心軸方向におけるシール部材の
少なくとも一箇所にグリス室を備えたので、1個のシー
ルパッキンで高圧の土砂や泥水等に対するシール性能を
十分に確保することができ、押さえ金具及び固定部品の
点数を減らすことができると共に、シールパッキンの挿
入、押さえ金具の設置及び固定等の作業が減少する。こ
の結果、少ない部品点数及び少ない作業工数でカッタヘ
ッド側からの高圧の土砂や泥水等の浸入を確実に防止す
ることができるシール部材を備えた掘削機とすることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る掘削機の全体構成
を表す断面図。
【図2】図1中の矢印II部の詳細図。
【符号の説明】
1 掘削機本体 2 バルクヘッド 4 カッタドラム 5 中間支持部材 8 大歯車 9 駆動モータ 10 駆動ピニオン 21 バルクヘッドリング 22 内輪 33 シールパッキン 33a リップ部 34 グリス室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッタヘッド側が連結されるカッタドラ
    ムを本体に回転自在に支持し、前記カッタドラムと前記
    本体との間にシール部材を設け、前記カッタドラムの回
    転中心軸方向におけるシール部材の少なくとも一箇所に
    グリス室を備えたことを特徴とする掘削機。
JP8333898A 1998-03-30 1998-03-30 掘削機 Withdrawn JPH11280386A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8333898A JPH11280386A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 掘削機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8333898A JPH11280386A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 掘削機

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Publication Number Publication Date
JPH11280386A true JPH11280386A (ja) 1999-10-12

Family

ID=13799660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8333898A Withdrawn JPH11280386A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 掘削機

Country Status (1)

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JP (1) JPH11280386A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008297797A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Ihi Corp シールド掘進機
JP2009079455A (ja) * 2007-09-27 2009-04-16 Ihi Corp シールド掘進機及びそのカッタ駆動部回収方法
CN115898433A (zh) * 2022-12-15 2023-04-04 盾科工程装备有限公司 一种盾构机主驱动结构

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607