JPH11279637A - 板厚方向材質差の小さい高張力鋼板の製造方法 - Google Patents
板厚方向材質差の小さい高張力鋼板の製造方法Info
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- JPH11279637A JPH11279637A JP8354098A JP8354098A JPH11279637A JP H11279637 A JPH11279637 A JP H11279637A JP 8354098 A JP8354098 A JP 8354098A JP 8354098 A JP8354098 A JP 8354098A JP H11279637 A JPH11279637 A JP H11279637A
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Abstract
冷却速度の制御冷却による製造を行う際、板厚方向の材
質が均一になるような製造方法を提供する。 【解決手段】重量% で、C:0.08〜0.2%,Si:0.05〜0.6%,M
n:0.8 〜1.6%,Al:0.002〜0.1%,Ceq≦0.44%,Pcm ≦0.28
%,残部Feおよび不可避不純物からなる鋼を900 〜1250℃
に加熱し、次いで鋼板表面温度がAr3 以上で熱間圧延を
終了する。引き続いて、(Ar3 -20)℃以上の鋼板表面温
度域から(Ar3 -300) 〜(Ar3 -150) ℃の鋼板表面温度
域まで、鋼板表面の冷却速度が50℃/秒以上で冷却した
後、一旦冷却を中断し、鋼板表面温度を650 〜750 ℃に
復熱させ、再び500 〜650 ℃の鋼板平均温度域まで、鋼
板表面の冷却速度が650 〜400 ℃の温度範囲で50℃/秒
以上で冷却する。但し、Ceq=C%+Mn%/6+Si%/24+Ni%/40+C
r%/5+Mo%/4+V%/14 Pcm=C%+Si%/30+Mn%/20+Cu%/20+Ni%/60+Cr%/20+Mo%/15+V
%/10
Description
板、特に板厚方向材質差の小さい高張力鋼板の製造方法
に関する。
上)の高強度化や高靭性化等の特性の向上や合金元素の
削減、熱処理の省略を目的として、制御圧延と制御冷却
を組み合わせたTMCP技術が使用されている。しか
し、制御冷却時に、その効果を最大限活用しようとし
て、冷却速度を速くすると、圧延まま材および焼きなら
し材に比べて、板厚方向に材質の不均一を生じてしまう
という問題がある。すなわち、冷却速度が速くなるにし
たがい、板厚中心部の冷却速度に比較して、表面近傍の
冷却速度が著しく速くなり、板厚中心部に比べて表面の
強度が著しく上昇したり、延性が低下したりするという
差を生じてしまう。この現象は板厚が厚くなるほど顕著
になるため、圧延だけでは強度を上昇させることが難し
い厚肉材において、高冷却速度の制御冷却を適用するの
が難しいという問題を生じる。例えば、特開平4−22
4623号公報では、厚物材に制御冷却を適用するにあ
たり、冷却速度を3〜12℃/秒という比較的低冷却速
度に制御することにより、板厚中心部に対する表面の硬
度上昇を抑える技術が開示されている。しかし、この技
術は、冷却速度の制限により、制御冷却の効果を十分に
活用することができない、すなわち高冷却速度による合
金元素の削減や制御圧延の簡略化等の恩恵を十分享受す
ることができない。
て、板厚方向の強度差を小さくする低降伏比建築用耐震
鋼材の製造技術が特開平3−188216号公報に開示
されている。この技術は、冷却を一旦中断し、表面に生
成した硬質のべイナイト相を、表面をAc1 〜Ac3 の
温度範囲に復熱させることにより、部分的に軟質のフェ
ライト相に変態させた後、再び冷却を開始することを特
徴とする、表面硬度の上昇を抑制する技術である。
88216号公報の技術も、一旦冷却された表面部分
が、Ac1 〜Ac3 という比較的高温に復熱するまで冷
却を中断しなければならないため、またべイナイト相を
フェライト相に変態させるために比較的長時間を要し、
冷却の初期段階において板厚中心部の冷却速度が低下し
てしまい、高冷却速度の効果を十分に発揮させることが
できない。本発明の目的は、溶接構造用厚鋼板におい
て、特性向上のため高冷却速度の制御冷却による製造を
行うにあたり、板厚方向の材質が均一になるような製造
方法を提供することにある。
達成するために、本発明は以下に示す手段を用いてい
る。 (1)本発明の製造方法は、重量%で、C:0.08〜
0.2%と、Si:0.05〜0.6%と、Mn:0.
8〜1.6%と、Al:0.002〜0.1%とを含有
し、かつ炭素当量:Ceq≦0.44%及びPcm≦
0.28%であり、残部がFeおよび不可避不純物から
なる鋼板を製造する方法において、該鋼を900〜12
50℃に加熱し、次いで鋼板表面温度がAr3 以上で熱
間圧延を終了する工程と、熱間圧延された鋼板を(Ar
3 −20)℃以上の鋼板表面温度域から(Ar3−30
0)〜(Ar3 −150)℃の鋼板表面温度域まで、鋼
板表面の冷却速度が50℃/秒以上で冷却した後、一旦
冷却を中断し、鋼板表面温度を650〜750℃に復熱
させる工程と、鋼板表面温度が650〜750℃に復熱
された鋼板を、再び500〜650℃の鋼板平均温度域
まで、鋼板表面の冷却速度が650〜400℃の温度範
囲で50℃/秒以上となる冷却速度で冷却する工程と、
を備えたことを特徴とする、板厚方向材質差の小さい高
張力鋼板の製造方法である。
6+Si%/24+Ni%/40+Cr%/5+Mo%
/4+V%/14 Pcm=C%+Si%/30+Mn%/20+Cu%/
20+Ni%/60+Cr%/20+Mo%/15+V
%/10 (2)本発明の製造方法は、鋼成分として、重量%でさ
らに、Cu:0.4%以下、Ni:0.4%以下、C
r:0.2%以下、Mo:0.2%以下、Nb:0.0
5%以下、V:0.1%以下、及びTi:0.02%以
下の群から選択された1種または2種以上を含有するこ
とを特徴とする、上記(1)に記載の板厚方向材質差の
小さい高張力鋼板の製造方法である。
冷却を適用するにあたり、鋼板の表層において、冷却中
に硬質なべイナイト相やマルテンサイト相を生じ難くす
る冷却条件を調査した。
ルテンサイト変態を生じる温度以上で、かつべイナイト
変態が進行する前に一旦冷却を短時間中断し、表層部の
温度をフェライト変態が起きる温度域まで復熱させるこ
とにより、冷却を中断しなかった場合に比べて表層の硬
化を抑制できることを見出した。このとき、冷却初期に
表層が完全にべイナイト変態してしまうと、一旦冷却を
中断しても、復熱時にフェライト変態が生じる温度域が
冷却時に比べて上昇してしまうため、またべイナイト相
からフェライト相への変態に時間がかかるため、冷却を
中断する時間が長くなって鋼板平均の冷却速度が遅くな
ってしまい、制御冷却による強度・靭性等の特性向上効
果が十分には得られなくなってしまう。したがって、表
層硬化抑制には、表層の変態挙動を適性に制御するため
に、冷却速度と、冷却を中断するときの表面温度、およ
び冷却再開時の表面温度を最適化することが重要となっ
てくる。
的に溶接構造用として用いられる厚鋼板の成分範囲にお
いて、熱間圧延条件、及び表層の硬化を抑制できる冷却
中断、復熱工程を含む冷却条件を一定範囲内に制御する
ようにして、板厚方向材質差の小さい高張力鋼板の製造
方法を見出し、本発明を完成させた。
記範囲に限定することにより、溶接構造用厚鋼板におい
て、特性向上のため高冷却速度の制御冷却による製造を
行うにあたり、板厚方向の材質が均一になるような製造
方法を提供することができる。
理由、及び製造条件の限定理由について説明する。 (1)成分組成範囲 C:0.08〜0.2% Cは、鋼の強度を確保する元素であるが、0.08%未
満の場合は、強度の確保が困難となる。Cが多量の場合
は、一般に鋼の靭性や溶接性を低下させるが、0.2%
を越えると溶接部の硬度が著しく上昇し溶接低温割れ感
受性を高くし、また制御冷却時の表面硬度の著しい上昇
を招く。以上より、C量は0.08〜0.2%である。 Si:0.05〜0.6% Siは、母材の強度維持・予備脱酸のために添加する
が、その効果は0.05%未満では発揮されない。一
方、溶接性の観点から0.6%が上限である。よって、
Si量は0.05〜0.6%である。 Mn:0.8〜1.6% Mnは、FeSの生成抑制ならびに鋼板の強度・靭性向
上のために0.8%以上添加する。しかし、多量の添加
は鋼の焼き入れ性の増加をもたらし、溶接硬化層の出現
により割れ感受性が高くなること、また制御冷却時の表
面硬度の著しい上昇を招くことから、上限は1.6%で
ある。よって、Mn量は0.8〜1.6%である。 Al:0.002〜0.1% Alは、脱酸のために添加するが、0.002%未満で
はその効果が発揮されない。一方、多量に添加するとア
ルミナクラスタが形成され易くなるので、上限は0.1
%である。よって、Al量は0.002〜0.1%であ
る。 炭素当量:Ceq≦0.44%,Pcm≦0.28%、
但し、炭素当量:Ceq=C%+Mn%/6+Si%/
24+Ni%/40+Cr%/5+Mo%/4+V%/
14、Pcm=C%+Si%/30+Mn%/20+C
u%/20+Ni%/60+Cr%/20+Mo%/1
5+V%/10 以上の化学成分の範囲限定に加えて、溶接性向上、経済
性、および制御冷却時の表面硬化抑制の観点から、Ce
qを0.44%以下およびPcmを0.28%以下に限
定する。本発明では、上記化学成分以外にCu、Ni、
Cr、Mo、Nb、V、Tiのうちの1種または2種を
添加することができる。
添加は鋼板表面の割れを引き起こすので、上限は0.4
%である。 Ni:0.4%以下 Niは、強度と靭性向上、およびCu添加に起因する鋼
板表面の割れ防止に有効である。しかし、高価であるた
め、特性向上効果と経済性のバランスの観点から、上限
は0.4%である。 Cr:0.2%以下 Crは、強度確保のために添加する場合がある。しか
し、多量の添加は靭性を劣化させるので、上限は0.2
%である。 Mo:0.2%以下 Moは、強度確保のために添加する場合がある。しか
し、多量の添加は靭性を劣化させるので、上限は0.2
%である。 Nb:0.05%以下 Nbは、オーステナイト域での再結晶を抑制し未再結晶
温度域を拡大することにより、制御圧延による強度と靭
性向上に有効であるため添加する場合がある。しかし、
多量の添加は島状マルテンサイトの生成を促し、溶接性
を著しく劣化させるので、上限は0.05%である。 V:0.1%以下 Vは、強度確保のために添加する場合がある。しかし、
多量の添加は靭性を劣化させるので、上限は0.1%で
ある。 Ti:0.02%以下 Tiは、溶接加熱時のTiN析出によるオーステナイト
粒の粗大化防止に効果があり大入熱溶接時のHAZ(溶
接熱影響部)靭性の向上をもたらす。しかし、多量の添
加はTiCの過剰な生成による靭性の劣化や、さらに大
入熱溶接時のHAZ靭性の劣化を招くので、上限は0.
02%である。上記の成分組成範囲に調整することによ
り、溶接構造用厚鋼板において、特性向上のため高冷却
速度の制御冷却による製造を行うにあたり、板厚方向の
材質が均一である高張力鋼板を得ることが可能となる。
により製造することができる。 (2)高張力鋼板の製造工程 (製造方法)上記の成分組成範囲に調整した鋼を溶製
し、連続鋳造で得られた鋼スラブを900〜1250℃
に加熱し、次いで鋼板表面温度がAr3 以上で熱間圧延
を終了する。引き続き、(Ar3 −20)℃以上の鋼板
表面温度域から(Ar3 −300)〜(Ar3 −15
0)℃の鋼板表面温度域まで、鋼板表面の冷却速度が5
0℃/秒以上で冷却した後、一旦冷却を中断し、鋼板表
面温度を650〜750℃に復熱させ、再び500〜6
50℃の鋼板平均温度域まで、鋼板表面の冷却速度が6
50〜400℃の温度範囲で50℃/秒以上となる冷却
速度で冷却する。
粒の粗大化を抑制するためには1250℃以下とする必
要がある。一方、能率向上の観点からは高い方が好まし
く、またNbを添加した場合には効果を発揮させるため
に固溶させる必要があるために、下限は900℃であ
る。よって、スラブ加熱温度は900〜1250℃であ
る。
3 を大きく下回ると冷却の効果が低下するので、下限は
(Ar3 −20)℃である。また、この冷却開始下限温
度を満たすために、圧延終了温度はAr3 以上である。
方向全体にその効果を行き渡らせるためには、鋼板表面
の冷却速度が400℃以上の温度において50℃/秒以
上であることが必要である。ここで、冷却速度を算定す
る基準の温度を400℃以上と限定した理由としては、
高冷却速度条件下では板厚方向に温度分布が生じて表面
温度が鋼板平均温度に比べて低くなるが、表面温度が4
00℃未満になると表面温度と冷却水温度の差が小さく
なるために鋼板平均の冷却速度が高速に保たれていても
表面の見掛け上の冷却速度が小さくなり基準となり得な
くなるためである。
の効果を最大限に活用するために下記の方法である。ま
ず、鋼板の表層において、冷却中に硬質なべイナイト相
やマルテンサイト相を生じ難くするために、冷却を一旦
中断することとする。冷却を一旦中断するまでの温度
は、表面温度が(Ar3 −300)〜(Ar3 −15
0)℃とする必要がある。(Ar3 −300)℃以上と
するのは、マルテンサイト変態を防ぐためMs点を切ら
ないようにするためと、べイナイト変態の進行を抑制す
るためである。また、(Ar3 −150)℃以下とする
のは、鋼板表面の冷却速度が50℃/秒以上の場合、表
面温度を(Ar3 −150)℃以下に達するまで冷却し
なければ、板厚全体に対する初期の冷却効果が不十分と
なり、冷却再開後にいかに高冷却速度で冷却を行って
も、高冷却速度の効果が発揮されなくなってしまうため
である。次に、冷却を中断した後の表面の復熱温度であ
るが、冷却速度が50℃/秒以上で(Ar3 −300)
〜(Ar3 −150)℃の温度範囲まで冷却されたとき
に、べイナイト変態せずに残っているオーステナイト相
がフェライト相に変態し易い温度域とする必要から、6
50〜750℃の温度範囲とする。
を発揮させるためには、鋼板平均温度で650℃以下と
する必要がある。一方、冷却停止温度が低くなると、強
度上昇には効果があるが、同時に表面の硬度も上昇し、
鋼板平均温度が500℃未満になると表面硬度が著しく
上昇する。
温度に関しては、冷却を一旦中断することを前提として
おり、冷却を一旦中断しなかった場合には、冷却最終停
止温度を高冷却速度の制御冷却効果が発現できる範囲で
高温化しても、表面を軟化させる効果は小さい。
r3 −300)〜(Ar3 −150)℃に到達後、一旦
冷却を中断し、表面温度が650〜750℃に復熱した
後、再び冷却を開始し、鋼板平均温度が500〜650
℃まで冷却することとする。以下に本発明の実施例を挙
げ、本発明の効果を立証する。
化学成分を表1に示す。表1にはCeq、PcmとAr
3 温度も示している。比較鋼EはCeqが本発明範囲外
である。
られた鋼板の特性(表面と板厚中心部の硬度差,YP,
TS)を表3に示す(No.1〜10:本発明例、N
o.11〜22:比較例)。本発明例No.1〜10
は、いずれも表面と板厚中心部の硬度差が8〜25HV
程度と小さく、かつ500MPa級の強度を満足してい
る。
中断しなかったため、表面と板厚中心部で著しい硬度差
が生じている。また、比較例No.14は最終冷却停止
温度が低過ぎたため、比較例No.18と20は冷却中
断後の表面復熱温度が低かったため、比較例No.21
は冷却を中断するタイミングが遅すぎたため、比較例N
o.22はCeqが高い化学成分の鋼であるため、表面
と板厚中心部で著しい硬度差が生じている。
17,19の表面と板厚中心部の硬度差は、本発明例と
同程度に小さいが、比較例No.12は、冷却中断前の
冷却速度が低かったため、比較例No.13は冷却中断
後の冷却速度が低かったため、比較例No.15は冷却
開始温度が低すぎたため、比較例No.19は最終冷却
停止温度が高過ぎたため、強度不足が生じている。ま
た、比較例No.17は、冷却を中断するタイミングが
早すぎて、冷却中断前の冷却が有効に作用しなかったた
め、強度不足が生じている。
溶接構造用厚鋼板において、強度、溶接性等の特性向上
のため高冷却速度の制御冷却による製造を行うにあた
り、冷却方法を制御した高冷却速度の冷却を行うことに
より、板厚方向材質差の小さい(即ち、板厚方向の硬度
差≦約40HV)鋼板の製造を可能にすることができ
る。
終冷却停止温度の、表面と板厚中心部の硬度差に及ぼす
影響を示す図。
Claims (2)
- 【請求項1】 重量%で、C:0.08〜0.2%と、
Si:0.05〜0.6%と、Mn:0.8〜1.6%
と、Al:0.002〜0.1%とを含有し、かつ炭素
当量:Ceq≦0.44%及びPcm≦0.28%であ
り、残部がFeおよび不可避不純物からなる鋼板を製造
する方法において、 該鋼を900〜1250℃に加熱し、次いで鋼板表面温
度がAr3 以上で熱間圧延を終了する工程と、 熱間圧延された鋼板を(Ar3 −20)℃以上の鋼板表
面温度域から(Ar3−300)〜(Ar3 −150)
℃の鋼板表面温度域まで、鋼板表面の冷却速度が50℃
/秒以上で冷却した後、一旦冷却を中断し、鋼板表面温
度を650〜750℃に復熱させる工程と、 鋼板表面温度が650〜750℃に復熱された鋼板を、
再び500〜650℃の鋼板平均温度域まで、鋼板表面
の冷却速度が650〜400℃の温度範囲で50℃/秒
以上となる冷却速度で冷却する工程と、 を備えたことを特徴とする、板厚方向材質差の小さい高
張力鋼板の製造方法。但し、炭素当量:Ceq=C%+
Mn%/6+Si%/24+Ni%/40+Cr%/5
+Mo%/4+V%/14 Pcm=C%+Si%/30+Mn%/20+Cu%/
20+Ni%/60+Cr%/20+Mo%/15+V
%/10 - 【請求項2】 鋼成分として、重量%でさらに、Cu:
0.4%以下、Ni:0.4%以下、Cr:0.2%以
下、Mo:0.2%以下、Nb:0.05%以下、V:
0.1%以下、及びTi:0.02%以下の群から選択
された1種または2種以上を含有することを特徴とす
る、請求項1に記載の板厚方向材質差の小さい高張力鋼
板の製造方法。
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