JP3043517B2 - 高強度熱延鋼板の製造方法 - Google Patents

高強度熱延鋼板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は近年の建設機械の大型
化、軽量化に好適な靱性の優れた高強度熱延鋼板の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】強度と加工性の優れた高強度鋼板として
近年Tiを添加して制御圧延・制御冷却を組み合わせる
非調質鋼板が著しく進歩しており、その鋼板として例え
ば特公昭55−49147号公報,特公平3−6542
5号公報に示されるものがある。特公昭55−4914
7号公報はTiを0.04〜0.20%添加した低炭素
鋼に関するものであるが、その製造における加熱条件は
Ti炭化物の溶体化のため高温加熱が行われ、Ar3
態点以上で熱間圧延を終了し、550℃〜750℃の範
囲で巻取りが行われている。この方法は強度および加工
性の良い鋼板を得る優れた方法である。さらに、靱性の
優れた鋼板を得るために良く知られている方法である熱
間圧延時の圧下率を制限したり、圧延後の冷却速度を制
限する方法が行われていた。しかし、この方法では通常
厚み200〜300mmのスラブをガスまたは重油を燃
焼する加熱炉を用いて中心部までTi炭化物の溶体化温
度以上に加熱するため高温で長時間の加熱が行われる。
そのため、加熱後のスラブのオーステナイト結晶粒径は
著しく大きくなり、制御圧延によりオーステナイト結晶
粒径を微細化しても鋼板のフェライト結晶粒微細化に限
界があった。
【0003】特公平3−65425号公報はC:0.0
5%から0.20%以下,Si:1.2%以下,Mn:
0.5%から2.0%以下で、Tiを0.04%から
0.20%添加し、必要に応じてBを添加し、Tiの析
出形態を制限し、ベイナイト組織の量を制限した鋼板の
発明である。その引張強さは950N/mm2 級以下
で、この方法も厚み200〜300mmのスラブをガス
または重油を燃焼する加熱炉を用いて中心部までTi炭
化物の溶体化温度以上に加熱するため高温で長時間の加
熱が行われるため、シャルピー衝撃試験の破面遷移温度
もせいぜい−60℃である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、Tiおよび
Bを添加した非調質高強度熱延鋼板の結晶粒を微細化す
る新しい製造方法を提供することを目的とし、この方法
により靱性の優れた建設機械用等の高強度熱延鋼板を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは次のとおりである。 (1)C:0.05〜0.20%,Si:≦0.60
%,Mn:0.10〜2.50%,Sol.Al:0.
004〜0.10%,Ti:0.04〜0.30%,
B:0.0005〜0.0015%を含み、残部Feお
よび不可避不純物からなる連続鋳造スラブを加熱するに
際して、少なくとも1100℃からTiCの溶体化温度
以上1400℃以下の加熱温度までの温度領域を毎時1
50℃以上の昇温速度で加熱し、加熱温度での保定時間
を5分以上30分以下とし、その後熱間圧延することを
特徴とする高強度熱延鋼板の製造方法 (2)C:0.05〜0.20%,Si:≦0.60
%,Mn:0.10〜2.50%,Sol.Al:0.
004〜0.10%,Ti:0.04〜0.30%,
B:0.0005〜0.0015%,Ni:0.2〜
1.50%を含み、残部Feおよび不可避不純物からな
る連続鋳造スラブを加熱するに際して、少なくとも11
00℃からTiCの溶体化温度以上1400℃以下の加
熱温度までの温度領域を毎時150℃以上の昇温速度で
加熱し、加熱温度での保定時間を5分以上30分以下と
し、その後熱間圧延することを特徴とする高強度熱延鋼
板の製造方法にある。
【0006】以下、本発明の詳細について説明する。靱
性の優れたTiを添加した非調質高強度熱延鋼板を製造
するためには、微量のTiを析出硬化元素として、微量
の固溶Bを冷却時の変態温度を低下させることによる変
態後のフェライト組織を微細化させるオーステナイト安
定化元素として利用し、且つ加熱・熱延・冷却の工程を
とる熱間圧延工程を工夫することにより結晶粒の微細化
を行うことが必要である。通常、目的の成分に調整され
た鋼は連続鋳造されAr3 変態点以下に冷却されるが、
その冷却速度は鋳片の厚みが200〜300mmあるた
め遅い。そのため鋳片にはTiC,TiN等の添加した
元素の0.05ミクロン以上の大きな析出物が析出して
いる。強度向上に寄与するTiは整合析出している極め
て微細なTiであると言われている。従って、添加され
た微量のTiが熱間圧延前の加熱段階で溶体化され、圧
延後に析出される必要がある。
【0007】溶体化のための加熱温度は、以下に示す析
出物の溶解度積と温度(T:°K)との関係の温度T°
K以上必要である。 log10〔%Ti〕・〔%C〕 =2.75−7, 000/T・・・(1) しかし、この温度で加熱すると高温のため通常はオース
テナイト結晶粒が粗大化するため、その後の熱延・冷却
工程で種々の工夫がなされ、鋼板のフェライト結晶粒が
微細化される。熱延工程では、熱間圧延によるオーステ
ナイト粒の微細化のため圧延温度と圧下率が種々工夫さ
れている。また、冷却工程ではフェライト粒の微細化の
ため、微量のBを添加してオーステナイトを安定化させ
たり、圧延後の冷却速度を速くしAr3 変態点を低下さ
せるなどの工夫がなされている。
【0008】ところで、熱延・冷却工程での工夫だけで
なく、加熱工程を工夫して熱間圧延前のオーステナイト
結晶粒を細かくできれば熱延・冷却後の鋼板のフェライ
ト結晶粒を細かくでき、靱性改善に極めて有効である。
特に、板厚が厚くなると熱間圧延時の低温での圧下率が
充分得られず、また冷却速度にも限界があるので、熱間
圧延前のオーステナイト結晶粒を細かくすることは有効
である。本発明者等は、種々の実験の結果、少なくとも
1100℃から、TiCの溶体化温度以上1400℃以
下の加熱温度までの温度領域を毎時150℃以上の昇温
速度で加熱し、加熱温度での保定時間を5分以上30分
以下と限定することによってオーステナイト結晶粒の粗
大化を防止しつつ析出物を溶体化させ得ることを新たに
知見したものである。
【0009】図1は0.10%C−0.30%Si−
1.90%Mn−0.20%Ti−0.0008%B−
0.030%Sol.Al鋼の250mmスラブを加熱
条件を変えて加熱し、その温度に15分保持後、圧延を
開始し、仕上げ入り側板厚40mm、熱延仕上げ温度8
80℃で板厚8mmに熱延後、圧延後の冷却速度50℃
/sec、室温巻取りで熱間圧延した鋼板の引張強さを
示す。このときのスラブを加熱条件はスラブ断面平均の
加熱温度と加熱昇温速度を変えて実験を行った。これに
よると、引張強さは加熱温度が1100℃から1320
℃まで高くなるにつれて高くなり、1320℃以上では
殆ど変化がないことが示されており、かつ加熱昇温速度
の影響は殆どみられないことを示している。即ち、この
鋼のTiが窒化物、酸化物および硫化物になる量を除い
た有効に作用する量のTiCの計算溶体化温度が130
0℃であることから、TiCが溶体化していさえすれば
引張強さは殆ど変わらないことを示している。
【0010】図2は図1と同じ条件で熱延した鋼板のシ
ャルピー試験破面遷移温度(vTrs)に及ぼす加熱温
度および加熱昇温速度の影響を示す。これによると、加
熱昇温速度を70℃/hrの場合、加熱温度が高くなる
につれて破面遷移温度は高くなり(靱性が劣化する)、
1320℃以上で引張強さが同じであるにもかかわら
ず、破面遷移温度は急激に高くなっている。これは、1
320℃以上の加熱でTiCの溶体化後、オーステナイ
ト結晶粒が急激に大きくなり、圧延後も鋼板のフェライ
ト結晶粒が大きく、従って破面遷移温度が高くなってい
る。一方、加熱昇温速度を150℃/hr以上の場合、
加熱温度1320℃までは加熱温度が高くなるにつれて
破面遷移温度は高くなるが、加熱温度1320℃から1
380℃までは殆ど変わらない。これは、加熱温度13
20℃までの鋼板は引張強さが高くなるにつれて破面遷
移温度は高くなったものであり、それより高い温度では
引張強さは変わらず、しかも急速加熱のためオーステナ
イト結晶粒も大きくならず、従ってこの条件で加熱した
鋼板の破面遷移温度も高くならない。
【0011】図3は鋼板の破面遷移温度に及ぼす加熱昇
温速度の影響を示す。これは加熱昇温速度が150℃/
hr未満では破面遷移温度が上昇することを示してい
る。これらのことは、加熱昇温速度を150℃/hr以
上にすることは引張強さが高く、しかも破面遷移温度が
低い(靱性が良好な)鋼板を製造する有効な方法である
ことを示している。
【0012】本発明における上記鋼成分の限定理由は次
の如くである。 C:Cは高い引張り強さを得るために最も効果的な元素
であって、この目的のために少なくとも0.05%の添
加が必要である。しかし、Cの増加と共に加工性、靱性
および溶接性が低下するので、その上限を0.20%と
限定し、0.05〜0.20%とした。 Si:Siは強化元素として有用であるが、鋼を経済的
に製造するために0.60%を上限として添加すること
とした。 Mn:Mnも強度の向上には効果的な元素であって、こ
の目的のために少なくとも0.10%の添加が必要であ
る。しかし、2.50%を越すと溶鋼製造上困難になる
ので上限を2.50%とした。 Al:Alは脱酸上0.004%以上必要であるが、
0.10%を越すと結晶粒の粗大化を来たし強度を劣化
させるので0.10%以下に限定した。
【0013】Ti:Tiは少量の添加によってC,N,
O,Sと結合して、炭化物、窒化物、酸化物および硫化
物を形成する。炭化物を形成し強度向上に有効に作用す
るためには少なくとも0.04%を必要とする。Tiが
多くなると表面疵の原因になるので上限を0.30%と
し、0.04〜0.30%の範囲に限定した。 B:Bは熱間圧延終了後の冷却速度が30℃/sec以
上の急冷下においてオーステナイトを安定化させ、ベイ
ナイト組織を得やすくする作用があるが、0.0005
%未満では前記作用に所望の効果が得られず、一方0.
0015%以上含有させてもその効果が飽和し、さらに
鋳片割れ等の表面疵が発生し易くなることから、その含
有量を0.0005〜0.0015%に限定した。 Ni:TiおよびBを添加した鋼でもNiを添加するこ
とによって鋼板および溶接継ぎ手部の低温靱性が向上す
ることが明らかになり、その効果を明確に示すためには
少なくとも0.2%添加する必要がある。添加量が増加
するにつれて低温靱性改善の効果は大きくなるが経済性
の観点からその添加量の上限を1.5%とし、0.2〜
1.5%の範囲に限定した。
【0014】次に加熱条件の限定理由は次の如くであ
る。鋼板の靱性を改善するためには鋼板の結晶粒を細か
くすることが必要であり、加熱時のスラブのオーステナ
イト結晶粒を細かくすることにより、鋼板のフェライト
結晶粒も細かくできる。スラブのオーステナイト結晶粒
径は、保持される温度と時間および結晶粒の成長をとめ
る析出物の有無に影響される。したがって、加熱時の昇
温速度は保持される温度と時間に影響し、昇温速度15
0℃/hr未満では加熱後スラブのオーステナイト結晶
粒が大きくなり、その結果、鋼板のフェライト結晶粒も
大きくなり靱性が劣化する。そのため、昇温速度150
℃/hr以上に限定した。また、昇温速度150℃/h
r以上にする加熱温度範囲を1100℃以上と限定した
のはそれまでの温度では、昇温速度が低くても結晶粒の
成長が比較的少ないためである。
【0015】加熱温度をTiCの溶体化温度以上とした
のは、スラブの鋳造時の徐冷により析出した粗大なTi
Cを溶体化して熱延後の冷却時に微細析出させ鋼板の強
度を得るためであり、上限を1400℃としたのは、そ
れ以上の温度では表面スケールの溶融がおこり鋼板の表
面性状を劣化させるためである。加熱温度での保定時間
を5分以上30分以下としたのは、5分未満ではTiC
の溶体化が不十分であり30分超では保定時間中にオー
ステナイト結晶粒が大きくなってしまうためである。
【0016】なお、本発明におけるスラブの加熱昇温速
度を150℃/hr以上と速くする加熱方法には、誘導
加熱を使う方法、直接通電による方法等あるが、とくに
限定するものではない。また、昇温速度を規定しない1
100℃までの温度域は燃料加熱による炉加熱を行い、
加熱昇温速度を150℃/hr以上にする1100℃以
上のみを誘導加熱または直接通電による方法を利用して
も良い。また、鋼板の製造方法として、ホットストリッ
プミルで製造しても、仕上げ圧延もリバース圧延が行わ
れる厚板圧延機を用いるいずれの方法でも良い。
【0017】
【実施例】表1に示される化学成分を持った鋼を転炉で
溶製し、連続鋳造により厚み250mmの鋳片とした。
化学成分についてみると、A,B鋼はTi−B添加の低
炭素鋼で、C鋼はTi−B−Ni添加の低炭素鋼で本発
明の成分条件を満足するものである。表2にスラブの加
熱条件とホットストリップミルで熱延した鋼板の材質試
験結果を示す。加熱方法としては、加熱法I:1100
℃までガス加熱で1100℃以上を誘導加熱で150℃
/hr以上の昇温速度を行う方法、加熱法 II :室温か
ら目的の温度まで誘導加熱で150℃/hr以上の昇温
速度を行う方法、加熱法 III:室温から目的の温度まで
ガス加熱で1100℃以上では70℃/hrの昇温速度
を行う方法の3つを比較した。熱延条件は熱延仕上げ温
度を880℃とし、圧延後の冷却を50℃/secと
し、巻取り温度を室温とし、同一鋼種では熱延条件が同
じで加熱条件だけ違うようにした。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】これによると、鋼板A−1,A−2,A−
3,A−4,A−5,A−6,A−7は鋼種Aを用いた
本発明の製造条件を満足するものである。しかし、鋼板
A−8は鋼種Aを用いているが加熱温度での保持時間が
短く、TiCの溶体化が不十分なため必要な強度が得ら
れていない比較例である。鋼板A−9は鋼種Aを用いて
いるが昇温速度が70℃/hrと遅く、鋼板A−2に比
べてvTrsが高い比較例である。鋼板A−10は鋼種
Aを用いて昇温速度が150℃/hrと速いが、保定温
度は40分と長くvTrsが高い比較例である。鋼板B
−1は鋼種B,Cを用いた本発明の製造条件を満足する
ものである。しかし、鋼板B−2は昇温速度が70℃/
hrと遅く、鋼板B−1に比べてvTrsが高い比較例
である。C−1は鋼種Cを用いた本発明の製造条件を満
足するもので鋼種Bを用いた鋼板B−1に比べNiを含
有しているためシャルピー試験でのvTrsが低くなっ
ている。
【0021】
【発明の効果】以上説明したような、本発明によるとき
は同じ鋼種および同一熱延条件でも優れた靱性の鋼板製
造が可能になる。従って、強度および靱性の優れた鋼板
を経済的に製造し得るもので工業的にその効果は大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】0.10%C−0.30%Si−1.90%M
n−0.20%Ti−0.0008%B−0.030%
Sol.Al鋼を用いた鋼板の引張強さに及ぼす加熱温
度および加熱昇温速度の影響を示した図、
【図2】シャルピー試験破面遷移温度(vTrs)に及
ぼす加熱温度および加熱昇温速度の影響を示した図、
【図3】シャルピー試験破面遷移温度(vTrs)に及
ぼす加熱昇温速度の影響を示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C22C 38/14 C22C 38/14 (56)参考文献 特開 平10−46258(JP,A) 特開 平6−271932(JP,A) 特開 昭57−79116(JP,A) 特公 平7−35540(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21D 8/02 - 8/04 C21D 9/46 - 9/48 C21D 6/00,9/00 C22C 38/00 - 38/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】C :0.05〜0.20% Si:≦0.60% Mn:0.10〜2.50% Sol.Al:0.004〜0.10% Ti:0.04〜0.30% B :0.0005〜0.0015% を含み、残部Feおよび不可避不純物からなる連続鋳造
    スラブを加熱するに際して、少なくとも1100℃か
    ら、TiCの溶体化温度以上1400℃以下の加熱温度
    までの温度領域を毎時150℃以上の昇温速度で加熱
    し、加熱温度での保定時間を5分以上30分以下とし、
    その後熱間圧延することを特徴とする高強度熱延鋼板の
    製造方法
  2. 【請求項2】C :0.05〜0.20% Si:≦0.60% Mn:0.10〜2.50% Sol.Al:0.004〜0.10% Ti:0.04〜0.30% B:0.0005〜0.0015% Ni:0.2〜1.50% を含み、残部Feおよび不可避不純物からなる連続鋳造
    スラブを加熱するに際して、少なくとも1100℃か
    ら、TiCの溶体化温度以上1400℃以下の加熱温度
    までの温度領域を毎時150℃以上の昇温速度で加熱
    し、加熱温度での保定時間を5分以上30分以下とし、
    その後熱間圧延することを特徴とする高強度熱延鋼板の
    製造方法
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