JPH11279435A - 改質粉体及びこれを含む外用組成物 - Google Patents

改質粉体及びこれを含む外用組成物

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JPH11279435A
JPH11279435A JP10330698A JP10330698A JPH11279435A JP H11279435 A JPH11279435 A JP H11279435A JP 10330698 A JP10330698 A JP 10330698A JP 10330698 A JP10330698 A JP 10330698A JP H11279435 A JPH11279435 A JP H11279435A
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powder
silicone
silicone compound
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core particles
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JP10330698A
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Kyoko Nagaya
京子 長屋
Hiroshi Fukui
寛 福井
Reiji Miyahara
令二 宮原
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】それを配合することにより、肌へのなじみが良
好で,しっとりとした感触を有し,密着性が良好で,保
湿性を有し,さらに肌に対する安全性が高い等の優れた
特徴を有する化粧料等の外用組成物を提供し得る改質粉
体、及びこの化粧料等の外用組成物を提供すること。 【解決手段】粉体表面に、シリコーン化合物、特にSi
−H基を有するシリコーン化合物及びシラノール基含有
ペプチドが結合している改質粉体、並びにこの改質粉体
を含む、化粧料等の外用組成物を提供することにより、
上記の課題を解決し得ることを見出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料等の外用組
成物に配合される粉体成分に関する技術分野の発明であ
る。より具体的には、使用性が良好な改質粉体及びこれ
を含む外用組成物に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来より、多くの化粧料等の外用組成物
において、着色,紫外線防御,撥水・撥油等の様々な目
的から粉体成分が配合されている。これらの配合される
粉体成分は、具体的な配合目的に応じて、量的・質的に
選択されている。特に昨今では、化粧料の外用組成物
も、より一層の高機能化が求められている。そして、こ
のような趨性に従い、配合されるべき粉体成分の機能に
おいても、多様化・高機能化が求められ、現在までに様
々な粉体が提供されている。例えば、その表面に分子量
400〜8000の加水分解コラーゲンを被覆した無機
顔料を配合した非水系の皮膚化粧料が提供されている
(特開昭62−12709号公報)。
【0003】しかしながら、この無機顔料においては、
単純な混合と乾燥により、基となる粉体に加水分解コラ
ーゲンが被覆されているだけなので、両成分が水との接
触により容易に脱離してしまい、本来の複合的効果を示
さないばかりか、この無機粉体の添加量によっては、べ
たついた使用感やよれを伴うことがある。また、ケラチ
ンポリマー複合粉体を配合したメーキャップ化粧料も提
供されている(特開平8−92035)が、ケラチンの
みを複合化させた複合粉体の添加のみによっては、メー
キャップ化粧料に十分な保湿性を付与することは困難で
あり、これを補うことを目的とする保湿剤の添加によ
り、べたついた使用感を伴う場合も認められた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、それ
を配合することにより、肌へのなじみが良好で,しっと
りとした感触を有し,密着性が良好で,保湿性を有し,
さらに肌に対する安全性が高い等の特徴を有する化粧料
等の外用組成物を提供し得る、改質粉体を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この課題の
解決に向けて、加水分解コラーゲン等のペプチドが強固
に粉末の表面に結合し、かつそれを配合した外用組成物
の使用性や肌へのなじみを向上させるために、親水性と
疎水性のバランスに優れる複合粉体の作出を目指した。
【0006】その結果、シリコーン処理粉末とシラノー
ル基を持つシリコーン化ペプチドを、例えば、触媒の存
在下で複合化することにより、ペプチドがシリコーン処
理粉末の表面に均一に結合した、所望する性質を有する
改質粉体を提供することが可能であることを見出した。
【0007】すなわち、本発明は、粉体表面に、シリコ
ーン化合物及びシラノール基含有ペプチドが結合してい
る改質粉体(以下、本発明改質粉体という)、並びにこ
の改質粉体を含む外用組成物(以下、本発明外用組成物
という)を提供する発明である。
【0008】本発明において、「改質粉体」とは、粉体
の核粒子の表面に、この各粒子とは異なる何らかの要素
を結合させて、その粉体の本来の機能に、何らかの新た
な機能が付加されてなる粉体のことを意味する。また、
「外用組成物」は、外用に供される組成物全般を意味す
るものであり、化粧料(基礎化粧料,メーキャップ化粧
料,毛髪化粧料,洗浄組成物等)であっても、医薬部外
品(入浴剤等)であっても、医薬品(軟膏等)であって
もよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 A.本発明改質粉体について基となる粉体について 本発明改質粉体は、前記のように、基となる粉体の核粒
子(以下、「核粒子」ということもある)の表面に、シ
リコーン化合物及びシラノール基含有ペプチドが結合し
てなる改質粉体である。
【0010】この本発明改質粉体において、「基となる
粉体」は、本来、外用剤組成物に配合され得る粉体であ
れば特に限定されず、最終的に本発明改質粉体を外用組
成物中に配合する具体的な目的に応じて適宜選択するこ
とができる。
【0011】例えば、タルク,カリオン,雲母,絹雲母
(セリサイト),白雲母,金雲母,合成雲母,紅雲母,
黒雲母,リチア雲母,パーミキュライト,炭酸マグネシ
ウム,炭酸カルシウム,ケイ酸アルミニウム,ケイ酸バ
リウム,ケイ酸カルシウム,ケイ酸マグネシウム,ケイ
酸ストロンチウム,タングステン酸金属塩,マグネシウ
ム,シリカ,ゼオライト,硫酸バリウム,焼成硫酸カル
シウム,(焼セッコウ),リン酸カルシウム,弗素アパ
タイト,ヒドロキシアパタイト,セラミックパウダー,
窒化ホウ素等の無機粉末、
【0012】ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末),ポ
リエチレン粉末,ポリメタクリル酸メチル粉末,ポリス
チレン粉末,スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉
末,ベンゾグアナミン樹脂粉末,ポリ四弗化エチレン粉
末,セルロース粉末等の有機粉末等の粉末成分を例示可
能である。
【0013】顔料成分として、例えば、二酸化チタン,
酸化亜鉛等の無機白色顔料、酸化鉄(ベンガラ),チタ
ン酸鉄等の無機赤色系顔料、γ−酸化鉄等の無機褐色系
顔料、黄酸化鉄,黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄,
カーボンブラック,低次酸化チタン等の無機黒色系顔
料、マンゴバイオレット,コバルトバイオレット等の無
機紫色系顔料、酸化クロム,水酸化クロム,チタン酸コ
バルト等の無機緑色系顔料、群青,紺青等の無機青系顔
料、酸化チタンコーテッドマイカ,酸化チタンコーデッ
トオキシ塩化ビスマス,酸化チタンコーテッドタルク,
着色酸化チタンコーデットマイカ,オキシ塩化ビスマ
ス,魚鱗箔等のパール顔料、アルミニウムパウダー,カ
ッパーパウダー等の金属粉末顔料、
【0014】赤色201号,赤色202号,赤色204
号,赤色205号,赤色220号,赤色226号,赤色
228号,赤色405号,橙色203号,橙色204
号,黄色205号,黄色401号及び青色404号など
の有機顔料、赤色3号,赤色104号,赤色106号,
赤色227号,赤色230号,赤色401号,赤色50
5号,橙色205号,黄色4号,黄色5号,黄色202
号,黄色203号,緑色3号,青色1号などのジルコニ
ウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料等
を例示することが可能である。
【0015】シリコーン被覆粉末の作出工程について 本発明改質粉末を製造する第一段階においては、Si−
H部分少なくとも1個を持つシリコーンポリマーの皮膜
で基となる粉体の核粒子を被覆する。この被覆工程は、
その単位分子内に、Si−H部分を少なくとも1個持つ
シリコーンポリマーの皮膜を核粒子の表面上に形成する
ことが可能である限り、任意のシリコーン化合物を用い
て行うことができる。
【0016】このように、基となる粉末におけるシリコ
ーンの被覆工程においては、Si−H部分を、その単位
分子内に少なくとも1個をもつシリコーン化合物を使用
することが可能であり、好ましくは一般式(I):
【0017】(R1HSiO)a(R23SiO)b(R4
56SiO1/2c (I) (式中、R1 ,R2 及びR3 は、相互に独立に水素原
子、又は少なくとも1個のハロゲン原子で置換されてい
ることのある炭素数1〜10の炭化水素基であるが、R
1 ,R2 及びR3 が同時に水素原子であることはない。
4 ,R5 及びR6は、相互に独立に水素原子、又は少
なくとも1個のハロゲン原子で置換されていることのあ
る炭素数1〜10の炭化水素基であるが、R4 ,R5
びR6 が同時に水素原子であることはない。さらに、a
は0以上の整数であり、bは0以上の整数であり、cは
0又は2であるが、cが0である場合には、aとbとの
和が3以上の整数であり、かつa+b+cの最大値は1
0000である。なお、シリコーン化合物(I)におい
て、基R1 〜R6 は各々の繰り返し単位において、互い
に異なる基であることが可能である。)で表されるシリ
コーン化合物(I)を使用することができる。
【0018】このシリコーン化合物(I)は、2種の群
のシリコーン化合物に大別される。第1の群は、c=0
であるシリコーン化合物(I)であり、一般式(II): (R1HSiO)a(R23SiO)b (II) 〔式中、R1 ,R2 及びR3 、並びにa及びbは前記と同
じ意味であるが、好ましくは、R1 ,R2 及びR3 が、
相互に独立に、少なくとも1個のハロゲン原子で置換さ
れていることのある炭素数1〜4の低級アルキル基又は
アリール基(例えばフェニル基)であり、aとbとの和
は3以上である。)で表わされる環状シリコーン化合物
である。
【0019】シリコーン化合物(I)の第2の群は、c
=2である、鎖状のシリコーン化合物(I)である〔以
下、シリコーン化合物(III)という〕。シリコーン化
合物(III)において、好ましくはR1 〜R6 が、相互
に独立に、少なくとも1個のハロゲン原子で置換されて
いることのある炭素数1〜4個の低級アルキル基又はア
リール基(例えばフェニル基)である。
【0020】本発明改質粉体の製造工程における、この
シリコーンの被覆工程においては、主にSi−H部分を
少なくとも1個をもつ、上記シリコーン化合物(I)に
代表されるシリコーン化合物を用いて、常法に従って行
うことができる(例えば、特開昭63−168346号
公報等)。
【0021】かかる被覆工程は、(1)高分子シリコー
ン化合物と核粒子とを直接接触させて、核粒子にその高
分子シリコーンを被覆する方法による工程と、(2)シ
リコーンモノマーに近い低分子のシリコーン化合物を核
粒子と接触させて、核粒子上で接触させたシリコーン同
士を重合させて、核粒子の表面上をシリコーン分子でカ
プセル化する方法による工程に大別される。
【0022】被覆工程(1) 例えば、高分子シリコーン化合物を、有機溶媒(例え
ば、クロロホルム,ヘキサン,ベンゼン,トルエン,ア
セトン等)に溶解し、この中に、核粒子を分散させて、
分散液を調製する。そして、この分散液を加熱して溶媒
を蒸発させ、粉体表面上に高分子シリコーン化合物の皮
膜を形成させることによって、シリコーンポリマーの皮
膜で核粒子が被覆されたシリコーン被覆粉体が提供され
得る。
【0023】また、前記の高分子シリコーン化合物中に
おける核粒子の分散液を、スプレードライヤー等で乾燥
することによって、核粒子の表面に高分子シリコーン化
合物の皮膜を形成することも可能である。
【0024】さらには、高分子シリコーン化合物の貧溶
媒の中に、前記の核粒子の分散液を注ぐか、若しくはこ
の分散液中に前記の高分子シリコーン化合物の貧溶媒を
注いで、核粒子の表面上に不溶化高分子シリコーン化合
物を付着させることにより、この粉体表面上に、高分子
シリコーン化合物の皮膜を形成させることができる。
【0025】また、これらの高分子シリコーンによる核
粒子の被覆は、液体状の、上記高分子シリコーン化合物
と粉体とを、例えばボールミルの中でメカノケミカルに
処理することによって行うこともできる。
【0026】被覆工程(2) (a)触媒を用いる方法による被覆工程 例えば、In situ重合法のように、基となる粉体の核粒
子の表面上において、触媒の存在下で、シリコーン化合
物モノマーを重合させることによって、シリコーンポリ
マーの皮膜で、この粉体をカプセル化することも可能で
ある。かかる触媒としては、酸やアルカリ等を挙げるこ
とができる。
【0027】(b)触媒を用いずに、核粒子の「活性
点」等を利用する被覆工程 上記(a)の方法のように、特に触媒を用いずに、これ
らの高分子シリコーンによる核粒子の被覆を、例えば、
核粒子の全表面上に広く分布する活性点を利用して行う
ことも可能である〔「活性点」とは、シロキサン結合
(Si-O-Si)又はSi-H(ヒドロシリル)基を有するシリ
コーン化合物の重合が触媒され得る部位であり、例え
ば、酸点,塩基点,酸化点又は還元点等を意味す
る。〕。
【0028】かかる活性点を利用する被覆工程において
は、シリコーン化合物を、1)それ自体が液状の形態、2)
適当な溶媒に溶かした溶液の形態、又は3)それ自体が蒸
気の形態で、前記の基となる粉体の核粒子と接触させ、
これらの核粒子の表面上で重合させることができる。
【0029】これらの1)〜3)の処理のうち、液状のシリ
コーン化合物それ自体又は適当な溶媒に溶かした溶液の
形のシリコーン化合物を、粉体と接触させる処理:1),
2) (以下、液相処理ということがある)は、例えば以
下のように行われる。
【0030】液相処理1):液相処理1)は、液体の形態の
シリコーン化合物と粉体とを、適当な混合機、例えば回
転ボールミル,振動式ボールミル,遊星型ボールミル,
サンドミル,アトライター,パグミル,ポニミキサー,
プラネタリーミキサー,播潰機等の中に装入し、メカノ
ケミカルに処理することによって行うことができる。
【0031】なお、この液相処理1)の処理工程において
は、粉体の形状が変化することがあるので注意を要す
る。この液相処理1)に使用するのが好ましい粉体は、例
えば、タルク,雲母又は球状樹脂(例えば、ナイロン,
ポリエチレン,セルロース等)である。すなわち、タル
ク,雲母又は球状樹脂等を混合しながら、その混合物を
シリコーン化合物で処理すると、タルク,雲母又は球状
樹脂等の核粒子が、がシリコーン樹脂で被覆される。
【0032】液相処理2):液相処理2)において用いるシ
リコーン化合物の溶媒としては、クロロホルム,ヘキサ
ン及び/又は水等を使用することができる。これらの溶
媒中にシリコーン化合物を1〜50重量%を含有する溶
液を調製し、その中に基となる粉体の核粒子を分散さ
せ、続いて加熱して溶媒を蒸発させると共に、シリコー
ン化合物を核粒子の表面上で重合させるか、又は前記の
溶液を基となる粉体に直接噴霧し、続いて上記と同様に
加熱して溶媒を蒸発させ、シリコーン化合物を核粒子上
で重合させることができる。
【0033】この液相処理2)に用いるのに好ましい粉体
としては、濾過が容易な粉体、例えば、タルク、雲母等
を例示することができる。また、この液相処理に適した
シリコーン化合物として、例えばa+b+cが10,0
00以下であるシリコーン化合物(I)を挙げることが
できる。
【0034】気相処理:シリコーン化合物を蒸気の形態
で粉体と接触させる処理:3)(以下、気相処理というこ
とがある)は、例えば以下のように行うことができる。
気相処理は、例えば、100℃以下に保った密閉された
部屋で、基となる粉体とシリコーン化合物とを別々の容
器に入れて上部を開放しておくだけでも、所望するシリ
コーン化合物で核粒子が被覆された粉体を作出すること
が可能である。
【0035】かかる状態においては、シリコーン化合物
がその温度での分圧で気化し、核粒子上での吸着平衡が
保たれる。仮に、密閉された部屋から、上記接触処理済
の粉体を取り出した時に、核粒子上に活性点が存在しな
ければ、一旦核粒子上に接触したシリコーン化合物が脱
落し、粉体は元の状態に戻ってしまうことになるが、核
粒子表面に活性点を有する粉体の場合には、ここに認め
られる重合活性により、接触させたシリコーン化合物が
核粒子上で重合し、核粒子表面のシリコーン化合物の分
圧が下がるため、容器中のシリコーン化合物が気化し、
核粒子に供給される。すなわち、シリコーン化合物は、
この系の中で、核粒子に必要な量だけ供給され、無駄が
ない。
【0036】気相処理は、このような簡単な原理に基づ
く処理であるため、その実施に際して特別な装置は必要
としない。例えば、好ましくは恒温に保てる手段を有す
る密閉された部屋、例えば、デシケータや恒温槽を、上
記の「密閉された部屋」として用いることができる。特
に、少量の処理には、デシケーターを用いることができ
るが、理想的には処理後に脱気できる手段が施されてい
る「密閉された部屋」を選択することが好ましく、この
脱気手段としては、例えばガス滅菌装置を用いることが
できる。
【0037】この気相処理においては、「密閉された部
屋」内の粉体を連続的又は断続的に攪拌し、基となる粉
体の核粒子と、シリコーン化合物の上記との接触状態を
好ましい状態に調整することができる。
【0038】また、上記の気相処理の態様と別の態様
で、核粒子にシリコーン化合物を被覆することも可能で
ある。すなわち、120℃以下,好ましくは100℃以
下の「密閉された部屋」の中に粉体だけをあらかじめ装
入しておき、別の120℃以下の「密閉された部屋」に
おいて、あらかじめ特定の分圧でシリコーン化合物を気
化させ、前記粉体を装入してある部屋の中に、例えば、
パイプを用いて、この気化したシリコーン化合物を導入
することができる。前記のシリコーン化合物を気化する
特定の分圧についての制限は特にないが、核粒子表面上
でのシリコーン化合物の重合を、200mmHg以下,好
ましくは100mmHg以下の圧力において行うように設
定することが好ましい。
【0039】上記のいずれの態様の気相処理において
も、核粒子の表面上でのシリコーン化合物の重合反応の
処理時間は、30分〜150時間であり、かかる重合反
応の終了後に、未重合のシリコーン化合物を、脱ガスに
よって除去し、所望のシリコーン化合物で被覆された核
粒子からなる粉体を得ることができる。
【0040】さらに、上記2つの気相処理とは別の態様
の気相処理法で、所望するシリコーン化合物で被覆され
た核粒子からなる粉体を得ることができる。すなわち、
キャリアーガスとの混合ガスとしての形態をとるシリコ
ーン化合物を、例えば核粒子の表面に供給して接触させ
ることにより、所望する粉体の被覆処理を行うことがで
きる。かかる場合のシリコーン化合物とキャリアーガス
との混合は、シリコーン化合物の蒸気圧が1mmHg以
上,好ましくは100mmHg以上になるまで、シリコー
ン化合物を例えば必要により加熱し、続いてキャリアー
ガス流をシリコーン化合物中へ、又はシリコーン化合物
の表面上へ導入することによって行うことができる。キ
ャリアーガス流の供給速度は、例えば、シリコーン化合
物の蒸気圧、粉体の種類および量、及び処理容器の容量
等に応じて適宜選択することができる。好ましくは、キ
ャリアガス流と核粒子との接触を、30分〜150時間
で処理できるように、上記供給速度を調整するのが好ま
しい。
【0041】ここで用い得るキャリアーガスとしては、
不活性気体が好ましく、例えば、窒素,アルゴン,ヘリ
ウム等が挙げられ、さらに空気や前記不活性気体中に水
蒸気,メタノール蒸気又はエタノール蒸気を気体分子状
態で混合した混合気体をキャリアーガスとして用いるこ
ともできる。
【0042】この別態様の気相処理においては、シリコ
ーン化合物を含む上記混合ガスと、基となる粉体の核粒
子とを接触させる。この混合ガスは、シリコーン化合物
を飽和蒸気として含有しているので、核粒子との接触・
反応温度を、混合ガスの温度と同じか、又は高くするこ
とが必要である。かかる接触・反応温度が混合ガスの温
度よりも低いと、シリコーン化合物が結露して、核粒子
が凝集した形態で処理されやすくなり、好ましくない。
また、強い活性点が表面に多くある核粒子からなる粉体
を混合ガスで処理すると、粉体がスラリー化しやすい。
この場合には接触・反応温度を供給混合ガスの温度以上
にすること、及びシリコーン化合物を含まないキャリア
ーガスを同時に供給して、シリコーン化合物の飽和蒸気
圧に対する相対圧力を低下させて処理することが好まし
い。なお、シリコーン化合物とキャリアーガスとを別々
に導入して、反応槽内で混合することもできる。
【0043】上記した全ての態様の気相処理において
は、前述した本発明の適用対象となり得る粉体全てに対
して有利に実施することができる。特に、超微粒子粉
体、多孔質粉体、パール顔料、有機顔料等に対しては、
上記の気相処理を施すことが好ましい。すなわち、これ
らの粉体を気相処理で処理すると、高分子シリコーンの
超薄膜が形成され、粉体の超微細性、多孔性、パール効
果等を十分に維持することができる。また、酸化されや
すい金属を、その生成後、直ちに気相処理することによ
って、酸化に対して安定な金属粉体を得ることもでき
る。さらに、かかる気相処理を適用するのに好ましいシ
リコーン化合物は、a+b+c=3〜10、特に3〜7
のシリコーン化合物(I)化合物である。
【0044】そして、この中でも特に好ましいシリコー
ン化合物(I)は以下の化学式で表されるシリコーン化
合物である。
【化1】
【0045】すなわち、上記の気相処理に適した環状シ
リコーン化合物としては、例えば、ジハイドロジェンヘ
キサメチルシクロテトラシロキサン、トリハイドロジェ
ンペンタメチルシクロテトラシロキサン、テトラハイド
ロジェンテトラメチルシクロテトラシロキサン、ジハイ
ドロジェンオクタメチルシクロプンタシロキサン、トリ
ハイドロジェンヘプタメチルシクロペンタシロキサン、
テトラハイドロジェンヘキサメチルシクロペンタシロキ
サン又はペンタハイドロジェンペンタメチルシクロペン
タシロキサン等を挙げることができる。
【0046】また、同じく気相処理に適した直鎖状シリ
コーン化合物のとしては、例えば、1,1,1,3,5,7,7,7-オ
クタメチルテトラシロキサン、1,1,1,3,5,7,9,9,9-ノナ
メチルペンタシロキサン、および1,1,1,3,5,7,9,11,11,
11- デカメチルヘキサシロキサン等を挙げることができ
る。上記の気相処理に適したシリコーン化合物は、1種
を選択して用いることも、2種以上を適宜組み合わせて
用いることもできる。
【0047】上述のようにして、基となる粉体の核粒子
の表面を被覆する高分子シリコーン皮膜の構造には、大
別して2種類のものがある。すなわち、上述した核粒子
表面上での重合反応が、シロキサン結合(−Si−O−
Si−)によって起きると、核粒子上に形成されるシリ
コーン高分子は、−Si−O−Si−単位を含む直鎖構
造を持ち、好ましくは重量平均分子量が20万以上にな
る。
【0048】他方、上述した核粒子表面上での重合反応
が、少量または痕跡量のH2 OまたはO2 の存在下にお
けるヒドロシリル結合(Si−H)の脱水素反応によっ
て起きる場合には、Si−H部分の以下の重合反応:
【0049】
【化2】 から誘導される
【0050】
【化3】 単位を有する網状構造を、核粒子の表面上のシリコーン
ポリマーが含むことになる。
【0051】核粒子表面上に形成される好ましい網状ポ
リマーは、全ケイ素原子の5〜90重量%、好ましくは
20〜80重量%がポリマー皮膜中で前記の単位:
【化4】 に変換したものである。なお、この単位の含量は、ポリ
マー皮膜中のメチル基の赤外吸収スペクトルから求める
ことができる。
【0052】基となる粉体における核粒子における高分
子シリコーンの被覆量は、基となる粉体の種類や粉体の
表面積等によっても異なるが、概ね被覆後の粉体の全重
量を基準として、0.1〜20.0重量%であることが
好ましい。
【0053】本発明改質粉体の製造工程について 上述したように作出されるシリコーン被覆粉末に、シラ
ノール基含有ペプチドを結合させて、本発明改質粉体を
製造することができる。シリコーン処理粉末に結合させ
るシラノール含有ペプチドは、シラノール基を含有する
ペプチド類であれば、特に限定されない。
【0054】ペプチドにシラノール基を含有させる方法
としては、例えば、シロキサンにペプチドのアミノ基ま
たはカルボキシル基と反応しうる官能基を導入し、反応
させる方法が挙げられる。かかる官能基としては、グリ
シジル基,アミノ基,カルボキシル基等が挙げられる
が、その導入に際して、脱水縮合剤などが不要なグリシ
ジル基が望ましい。ペプチドはどのようなものでも用い
ることができるが、汎用されている、タンパク質の加水
分解コラーゲン、加水分解カゼイン等が挙げられる。な
お、加水分解コラーゲンに、3−グリシドキシプロピル
メチルジヒドロキシシランを反応させ、コラーゲンのア
ミノ基において、シラノール含有シロキサンを縮合させ
たもの等も容易に入手できる。
【0055】シリコーン被覆粉末の核粒子における、シ
ラノール基含有ペプチドの結合量は、そのシラノール基
の当量が、その系全体のシリコーン化合物のSi−H基
の0.5から3.0当量であることが好ましい。
【0056】シラノール基含有ペプチドの、シリコーン
被覆粉末の核粒子の表面のSi−H部分に対する付加反
応は、上記のようにして得られたシリコーン被覆粉末と
シラノール含有ペプチドとを、触媒存在下において30
0℃以下、好ましくは0〜250℃で、気相,液相又は
固相において1時間以上接触させることにより行うこと
ができる。
【0057】この際に用いる触媒としては、例えば、白
金族触媒、すなわちルテニウム,ロジウム,パラジウ
ム,オスミウム,イリジウム又は白金の化合物が適して
いるが、特にパラジウムと白金の化合物が好適である。
【0058】パラジウム系の触媒としては、例えば、塩
化パラジウム(II),塩化テトラアンミンパラジウム
(II)酸アンモニウム,酸化パラジウム(II),水酸化
パラジウム(II)等が挙げられる。
【0059】白金系の触媒としては、例えば、塩化白金
(II),テトラクロロ白金酸(II),塩化白金(IV),ヘ
キサクロロ白金酸(IV),ヘキサクロロ白金酸(IV)アンモ
ニウム、酸化白金(II),水酸化白金(II),二酸化白
金(II),酸化白金(IV),二硫化白金(IV),硫化白金(I
V),ヘキサクロロ白金(IV)酸カリウム等が挙げられる。
【0060】また、これらのパラジウム系の触媒又は白
金系触媒に、トリ−n−アルキル(炭素数1〜8)メチ
ルアンモニウムクロライドや、トリ−n−アルキルアミ
ンを加えて水/有機溶媒系でイオン対抽出を行った後の
有機溶媒層を用いることもできる。
【0061】さらに、アミン触媒、例えば、トリプチル
アミン又は重合開始剤を使用することができる。また、
シラノール含有ペプチドのシリコーン被覆粉末の核粒子
における付加反応は、紫外線,γ線,プラズマ等を利用
して行うこともできる。このようにして、所望する本発
明改質粉体が提供される。
【0062】なお、上記のシリコーン被覆粉体作出の際
におけるシリコーン処理量と、このシリコーン被覆粉体
に結合させるシリコン化ペプチドの量を調整することに
よって、後述する外用組成物中に配合した場合に、様々
な使用性や撥水性が付与された外用組成物を提供するこ
とができる。また、核粒子に被覆されているシリコーン
化合物のSi−H基と、シラノール基とは反応が可能で
あり、シリコーン化合物に直接ペプチドが付加したもの
は安定性が特に優れている。
【0063】B.本発明外用組成物について 本発明外用組成物は、上記のように、本発明改質粉体を
含む外用組成物である。本発明外用組成物は、肌へのな
じみが良好で,しっとりとした感触を有し,密着性が良
好で,保湿性を有し,さらに肌に対する安全性が高い、
という非常に優れた特性を有する。
【0064】本発明外用組成物には、その目的に応じ
て、各種の薬効成分等を、その配合により本発明の所期
の効果を損なわない限り配合することができる。すなわ
ち、例えば、紫外線吸収剤,保湿剤,ビタミン類,ホル
モン類,アミノ酸類,抗炎症剤,美白剤,収斂剤,清涼
剤,各種の動植物の抽出物等を、本発明外用組成物中に
配合することができる。
【0065】また、本発明外用組成物においては、所望
する形態や剤型に応じて通常公知の基剤成分等を、その
配合により本発明の所期の効果を損なわない範囲で広く
配合して用いることができる。すなわち、液体油脂,液
体又は固体の油脂,固体油脂,ロウ類,エステル油,炭
化水素油,シリコーン,界面活性剤,低級アルコール,
ステロール類,水溶性高分子,キレート剤,中和剤,p
H調整剤,酸化防止剤,抗菌剤等を本発明外用組成物中
に配合することができる。
【0066】また、必要に応じて適当な香料、色素等を
本発明の所期の効果を損なわない範囲で本発明外用組成
物に配合することもできる。これらの基剤成分は所望す
る形態(例えば、粉白粉,ファンデーション,口紅,サ
ンスクリーン,アイシャドー,カーマインローション,
ほほ紅,入浴剤等)に応じた処方に従い、適宜組み合わ
せて本発明外用組成物に配合することができる。本発明
外用組成物の具体的処方については、後述する実施例に
おいて記載する。
【0067】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、この実施例により、本発明の技術的範囲が限定
されるものではない。
【0068】本発明改質粉体の製造 (I)200mLのビーカーに入ったセリサイト50g と
20mLのサンプル管に入ったテトラメチルテトラハイド
ロジェンシクロテトラシロキサン5g とをデシゲーター
中に入れ、80℃に放置した。1日経過後、デシゲータ
ーから取り出し、120℃で3時間放置して、50.9
25g の処理物を得た。このシリコーンポリマー被覆セ
リサイト10g を100mLのナス型フラスコにとり、こ
れに触媒として塩化白金酸1mgとシラノール基含有ペプ
チド5mLおよびエタノール30mLを加えて水浴中で4時
間環流加熱した後、グラスフィルター(G−4)を用い
て濾過し、さらにエタノール100mLで洗浄濾過した
後、90℃の恒温槽に入れ6時間乾燥させ処理物を得
た。
【0069】(II)容積100L の回転式ダブルコーン
型反応槽(ステンレススチール製、保温ジャケット付)
にセリサイト20Kg入れた。一方、この反応槽にステン
レススチール管で直結した原液供給タンク(ステンレス
スチール製、保温ジャケット付)にテトラメチルテトラ
ハイドロジェンシクロテトラシロキサン400g を入れ
た。次に、系を真空ポンプで熱媒体加熱槽を循環ポンプ
で熱媒体加熱槽から反応槽と原液供給タンクの保温ジャ
ケットに供給して、系の温度を90℃に保った。反応槽
の回転はタイマーにより10分間静置後、3回転させる
ことによって行い、反応槽内でセリサイトを混合攪拌す
る操作を10時間繰り返した。その後、N2 ガスを系に
導入して、常圧に戻し、処理粉体20.3Kgを取り出し
た。この処理粉体は未処理のセリサイトに見られる凝集
が全く認められず、良好な流動性を示し、著しい疎水性
を示した。このシリコンポリマー被覆セリサイト100
g を1000mLのナス型フラスコにとり、これに触媒と
して塩化白金酸30mgを含むイソプロピルアルコール4
00mLとシラノール基含有ペプチド5mLとを加えて、水
浴中で2時間環流した。その後、ミリポアフィルター
(フィルタータイプVC,0.1nm)で濾過した後、1
00℃で5時間乾燥して、ペプチド変性シリコーンポリ
マー被覆セリサイト103g を得た。
【0070】以下の処方の、本発明外用組成物を調製し
た。本発明外用組成物 (I)パウダリーファンデーション配合成分 配合量(組成物に対する重量%) (1)上記(I)で得た本発明改質粉体 58.38 (2)タルク 20.00 (3)二酸化チタン粉末 6.60 (4)酸化鉄粉末 2.60 (5)防腐剤 適 量 (6)ジメチルポリシロキサン(6mPa.S ) 1.00 (7)リンゴ酸ジイソステアリル 5.00 (8)トリオクタン酸トリメチロールプロパン 5.00 (9)活性剤 1.00 (10)酸化防止剤 適 量 (11)香料 適 量
【0071】<製法>(1)〜(5)を混合し、別に
(6)〜(11)を80℃に加熱して、(1)〜(5)の
混合物に吹き付けて、さらに混合した。次いで、これを
粉砕し、篩処理をして、圧縮成形により、中皿に成形し
て、目的とするパウダリーファンデーションを得た。こ
のファンデーションは、密着性に優れていた。
【発明の効果】本発明により、それを配合することによ
り、肌へのなじみが良好で,しっとりとした感触を有
し,密着性が良好で,保湿性を有し,さらに肌に対する
安全性が高い等の優れた特徴を有する、化粧料等の外用
組成物を提供し得る改質粉体、及びこの化粧料等の外用
組成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // A61K 7/035 A61K 7/035

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉体表面に、シリコーン化合物及びシラノ
    ール基含有ペプチドが結合している改質粉体。
  2. 【請求項2】シリコーン化合物が、Si−H基を有する
    シリコーン化合物である、請求項1記載の改質粉体。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の改質粉体を含
    む外用組成物。
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