JPH1127906A - ブラシホルダの固定構造および固定方法 - Google Patents

ブラシホルダの固定構造および固定方法

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JPH1127906A
JPH1127906A JP9191979A JP19197997A JPH1127906A JP H1127906 A JPH1127906 A JP H1127906A JP 9191979 A JP9191979 A JP 9191979A JP 19197997 A JP19197997 A JP 19197997A JP H1127906 A JPH1127906 A JP H1127906A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラシホルダをホルダステーの取付け面部に
ガタのない状態でカシメ固定する。 【解決手段】 ブラシホルダ2に突出形成される固定用
爪2dを、ホルダステー取付け面部3aに開設される貫
通孔3cを貫通させてカシメ固定するにあたり、固定用
爪を貫通孔に対し対角状に傾斜するよう折曲して、固定
用爪の貫通孔部位の各側縁2f、2gが貫通孔の孔周縁
3d、3eにそれぞれ突き当たるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電装品等の部材装
置に設けられる電動モータの技術分野に属するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種電動モータにおいて、ブ
ラシ、該ブラシが移動自在に嵌合されるブラシホルダ、
該ブラシホルダが取付け固定されるホルダステー等の給
電用部材を設けたものがあるが、このものにおいて、ブ
ラシホルダを金属製とした場合に該ブラシホルダをホル
ダステーに固定するにあたり、例えば図8に示す如く、
ブラシホルダ2の両脚片2bから互いに平行状に対向す
る二対の固定用爪2dを突出形成し、これら各固定用爪
2dを、ホルダステーの取付け面部3aに開設される長
孔状の各貫通孔3cを貫通させ、該貫通した固定用爪2
dの爪面を取付け面部3aに沿うように折曲してカシメ
固定するように構成したものがある。そしてこの場合、
固定用爪2dは貫通孔3cの長孔方向に直交する方向に
向くよう折曲されていたため、前記固定用爪2dの折曲
部2hが貫通孔3cの長孔方向に平行状になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ホルダ
ステーは、ベークライトやスーパーエンジニアリングプ
ラスチック等の樹脂材により形成されるが、この場合、
ホルダステーのブラシホルダ取付け面部を金属製にし
て、耐熱性や放熱性の向上を計るようにしたものがあ
る。しかるに、この様にホルダステーの取付け面部を金
属製にしたものにおいて、前述したようにしてブラシホ
ルダの固定用爪をカシメ固定した場合、金属同志のカシ
メであるため、摩擦抵抗が小さくて固定力が弱いという
問題が生じる。そこで、カシメ固定するときのプレス荷
重を大きくして固定力を高めることが提唱される。とこ
ろが、ホルダステーの取付け面部を金属製にした場合、
該取付け面部は樹脂材のものと比して肉薄になるため、
金属のスプリングバック特性もあってプレス荷重を大き
くしても固定力はさほど大きくならず、かえって大きな
プレス荷重を受けてホルダステーが変形してしまう惧れ
があってプレス荷重を大きくすることに限界があり、こ
こに本発明が解決しようとする課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創
作されたものであって、ブラシホルダに形成される脚片
から突出形成される固定用爪を、ホルダステーの取付け
面部に開設される長孔状の貫通孔を貫通させ、該貫通し
た爪部の爪面をホルダステー取付け面部に沿うように折
曲してカシメ固定するにあたり、該貫通した爪部を、貫
通孔に対し対角状に傾斜するよう折曲して、固定用爪の
貫通孔部位の各側縁を、貫通孔の孔周縁にそれぞれ突き
当てたものである。そして、この様にすることにより、
固定用爪の貫通孔部位の各側縁が貫通孔の孔周縁にそれ
ぞれ突き当たって固定用爪のガタつきを規制することに
なって、ブラシホルダおよびホルダステーの取付け面部
が共に金属製のものであっても、固定用爪を、ガタのな
い状態で固定できることになる。このものにおいて、固
定用爪は、互いに平行状に対向するものが一対あるとし
たときに、これら固定用爪の一対を略ハ字形に傾斜して
折曲することにより、また、固定用爪は、互いに平行状
に対向するものが少なくとも二対形成されたものとし、
これら固定用爪のうちの少なくとも一対を略ハ字形の方
向に折曲し、残りのもののうちの少なくとも一対を略逆
ハ字形の方向に折曲することにより、固定用爪同志は、
ガタつき発生を互いに相殺し合う方向に折曲されること
になって、一段と優れたガタのない状態での固定がなさ
れることになる。また、本発明は、ブラシホルダに形成
される脚片から突出形成される固定用爪を、ホルダステ
ーの取付け面部に開設される長孔状の貫通孔を貫通さ
せ、該貫通した爪部の爪面をホルダステー取付け面部に
沿うように折曲してカシメ固定するにあたり、該貫通し
た爪部を、長孔方向に直交する方向に向けて半曲げをす
る第一の折曲工程と、該半曲げされた爪部を、爪面がホ
ルダステー取付け面部に沿うよう折曲する第二の折曲工
程を経てカシメ固定するものであり、該第二の折曲工程
では、固定用爪の貫通孔部位の各側縁が貫通孔の孔周縁
にそれぞれ突き当たるよう貫通孔に対し対角線状に傾斜
させる折曲が同時進行的に行われるものである。そし
て、この様にすることにより、固定用爪に無理な応力が
働いてしまうことなく容易にカシメ固定することができ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図面において、1は電動モータを
構成するブラシホルダアッシーであって、該ブラシホル
ダアッシー1は、ブラシ(図示せず)を移動自在に保持
するための複数のブラシホルダ2を、円盤状のホルダス
テー3に取付け固定して形成される。
【0006】前記ブラシホルダ2は、本実施の形態では
真鍮等の金属を用いて形成されるが、このものは、上面
2aと左右の脚片2bとにより略冂溝形状に形成されて
いて、該冂溝部2cに前記ブラシを溝長さ方向移動自在
に内嵌できるようになっている。さらに、上記左右の脚
片2bの下縁部には、ブラシホルダ2をホルダステー3
に取り付けるための四本の固定用爪2dが突出形成され
ているが、これらは、ブラシホルダ2をホルダステー3
に取付ける前の段階で、ブラシホルダ2の溝長さ方向一
端側に設けられる一対の固定用爪2dの爪面同志、およ
び溝長さ方向他端側に設けられる一対の固定用爪2dの
爪面同志が、互いに平行状に対向する状態となってい
る。尚、2eはブラシホルダ2に開設されるピグテール
(図示せず)引出し用の溝である。
【0007】また、前記ホルダステー3は、本実施の形
態では真鍮等の金属からなる取付け面部3aおよびター
ミナル部3bを樹脂材(例えば、ポリフェニレンスルフ
ァイド)でモールド成形して形成されるものであって、
上記取付け面部3aの表面には前記ブラシホルダ2が、
溝長さ方向がホルダステー3の径方向を向き、かつ冂溝
部2cの開口側が取付け面部3aの表面に対向する状態
で取付け固定される構成となっている。つまり、取付け
面部3aには、前記固定用爪2dがそれぞれ遊嵌状に貫
通する貫通孔3cが穿設されているが、該貫通孔3c
は、前記ブラシホルダ2の溝長さ方向に長く、かつブラ
シホルダ2に対して左右方向内側の孔周縁3dが直線状
で左右方向外側の孔周縁3eが円弧状になった略D字形
状の長孔に形成されている。そしてブラシホルダ2は、
固定用爪2dを取付け面部3aの表面側から貫通孔3c
に貫通させ、該貫通孔3cを貫通した爪部の爪面を、ブ
ラシホルダ2の左右方向内側方に向けて取付け面部3a
の裏面に沿うよう折曲してカシメ固定することにより、
ホルダステー3に取付け固定される構成となっている
が、このとき、前記貫通孔3cを貫通した爪部は、貫通
孔3cに対して対角線状に傾斜する状態で、固定用爪2
dの貫通孔貫通部位の一方の側縁2fが前記貫通孔3c
の左右方向内側の直線状の孔周縁3dに突き当たり、ま
た他方の側縁2gが左右方向外側の円弧状の孔周縁3e
に突き当たるように折曲されている。さらにこの場合、
前記溝長さ方向一端側(ホルダステー3の径方向内側)
に設けられる一対の固定用爪2d同志は略ハ字形の方向
に折曲され、また他端側(ホルダステー3の径方向外
側)の一対の固定用爪2d同志は略逆ハ字形の方向に折
曲されていて、爪先端部同志が互いに対向するようにな
っている。
【0008】一方、4、5は前記ブラシホルダ2の四本
の固定用爪2dを同時にカシメ固定するための第一、第
二の治具であって、第一治具4に形成される上端四隅部
には、貫通孔3cを貫通した各固定用爪2dに左右方向
外側から接当して該固定用爪2dを貫通孔3cの長孔方
向に直交する左右方向内側方に向けて半曲げするための
傾斜状の第一ガイド部4aがそれぞれ形成されている。
また、第二治具5は、前記第一治具4に上下方向移動自
在に内嵌されるものであって、該第二治具5の上端面部
には、第一ガイド部4aの左右方向内側に位置する部位
に、前記第一ガイド部4aにより半曲げされた固定用爪
2dを取付け面部3aの裏面に沿うよう折曲するための
凹部5aが形成されているが、この凹部5aの深さは固
定用爪2dの板厚に略一致するように設定されていて、
取付け面部3aの裏面に沿うよう折曲された固定用爪2
dが丁度嵌合できるようになっている。さらにこの凹部
5aの左右方向内側縁部には、前述したように固定用爪
2dの貫通孔貫通部位の各側縁2f、2gが貫通孔3c
の孔周縁3d、3eにそれぞれ突き当たるよう固定用爪
2dを貫通孔3cに対して対角線状に傾斜させるための
第二ガイド部5bが形成されているが、該第二ガイド部
5bは、上記固定用爪2dの傾斜方向への折曲が少しづ
つ行われるように円弧状に形成されている。
【0009】そして、前記第一、第二治具4、5を用い
て固定用爪2dをカシメ固定するにあたり、まず、固定
用爪2dを取付け面部3aの表面側から貫通孔3cに貫
通させた状態で、ブラシホルダ2の冂溝部2cにガイド
駒6を内嵌してブラシホルダ2を支持すると共に、ホル
ダステー3の下側をステー受け具7により支持する。こ
のとき、前記第一、第二治具4、5は、第一治具4の第
一ガイド部4aが第二治具5の上端部よりも上方に突出
する状態で、前記貫通孔3cを貫通した固定用爪2dの
下方に位置するよう配設される(図7(A)参照)。次
いで、ホルダガイド8により、ブラシホルダ2の左右両
外側、固定用爪2dの基端部およびホルダステー3の上
側を支持し(図7(B)、(C)参照)、この状態でホ
ルダガイド8を下方に移動させることにより、前記第一
治具4の傾斜状の第一ガイド部4aが、貫通孔3cを貫
通した固定用爪2の左右方向外側から接当して該固定用
爪2dを貫通孔3cの長孔方向に直交する左右方向内側
方に向けて半曲げするように構成されている(図7
(D)参照)。この状態からさらに、ホルダガイド8お
よび第一治具4を同時に下方に移動させると、第二治具
5が第一治具4および固定用爪2dに対して上方に相対
移動する状態となって、該第二治具5の凹部5aの底面
が前記半曲げされた固定用爪2dの先端部に接当して上
方に押圧し、これにより固定用爪2dは、取付け面部3
aの裏面に沿うよう折曲される(図7(E)参照)。さ
らに該折曲と同時進行的に、固定用爪2dは、凹部5a
の左右方向内側縁部に形成された円弧状の第二ガイド部
5bにより、貫通孔貫通部位の各側縁2f、2gが貫通
孔3cの孔周縁3d、3eにそれぞれ突き当たるよう貫
通孔3cに対して対角線状に傾斜するように折曲される
構成となっている(図7(F)参照)。
【0010】叙述の如く構成されたものにおいて、ブラ
シホルダ2は、左右の脚片2bから突出形成される固定
用爪2dを、ホルダステー3の取付け面部3aに開設さ
れる長孔状の貫通孔3cに貫通し、該貫通せしめた固定
用爪3cの爪面を取付け面部3aの裏面に沿うように折
曲してカシメ固定することによりホルダステー3に取付
け固定されることになるが、この場合、前記貫通孔3c
を貫通した固定用爪2dは、貫通孔貫通部位の各側縁2
f、2gが貫通孔3cの孔周縁3d、3eにそれぞれ突
き当たるよう貫通孔3cに対して対角線状に傾斜する状
態で折曲されることになる。
【0011】この結果、カシメ固定された固定用爪2d
は、貫通孔貫通部位の各側縁2f、2gが貫通孔3cの
孔周縁3d、3eにそれぞれ突き当たった状態となって
いて固定用爪2dのガタつきを規制することになり、も
ってブラシホルダ2およびホルダステー3の取付け面部
3aが共に金属製のものであっても、固定用爪2dを、
ガタのない状態で固定できることになる。しかも、カシ
メ固定するときのプレス荷重が小さくても前記ガタのな
い固定を行えるから、大きなプレス荷重を受けてホルダ
ステー3が変形してしまうような不具合も回避できる。
そのうえ、固定用爪2dを取付け面部3aの裏面に沿う
ように折曲するにあたり、固定用爪2dの折曲された面
部分の全体が取付け面部3aに面接触しておらず、少し
浮いていたり、R状に湾曲しているようなものでも、前
述したように固定用爪2dの各側縁2f、2gが貫通孔
3cの孔周縁3d、3eにそれぞれ突き当たっているた
め、ガタが生じることを防止できる。
【0012】さらに本実施の形態においては、ブラシホ
ルダ2には二対の固定用爪2dが設けられているが、こ
れらのうち一対の固定用爪2d同志は略ハ字形の方向に
折曲され、また他の一対の固定用爪2dは略逆ハ字形の
方向に折曲されていて、爪先端部同志が互いに対向する
状態となっている。つまり固定用爪2d同志は、ガタつ
き発生を互いに相殺し合う方向に折曲されることにな
り、一段と優れたガタのない状態での固定がなされるこ
とになる。
【0013】また、前記固定用爪2dをカシメ固定する
にあたり、固定用爪2dを貫通孔3cの長孔方向に直交
する方向に半曲げする第一工程と、該半曲げした固定用
爪2dを貫通孔3cの長孔方向に対して傾斜させながら
取付け面部3aに沿うよう折曲する第二工程とを設ける
ことにより、固定用爪2dを貫通孔3cに対して対角線
状に傾斜する状態で折曲させるものであっても、固定用
爪2dに無理な応力が働いてしまうことなく容易にカシ
メ固定することができる。さらに、前記固定用爪2dを
貫通孔3cに対して傾斜させるべく第二治具5に設けら
れた第二ガイド部5bは、円弧状に形成されていて前記
傾斜方向への折曲が、例えば第二ガイド部を直線状に傾
斜したもの(図7(F)の仮想線状態)とした場合のよ
うに折曲当初から急に行われることがなく、少しづつ行
われるように配慮されているため、固定用爪2dに働く
捻り応力をより小さなものにして、固定用爪2dが割れ
たりすることを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブラシホルダアッシーの正面図である。
【図2】ブラシホルダアッシーの背面図である。
【図3】(A)はブラシホルダ部の断面図、(B)は
(A)のX矢視図、(C)は(B)の一部拡大図であ
る。
【図4】(A)、(B)、(C)、(D)はブラシホル
ダの平面図、正面図、左側面図、右側面図である。
【図5】(A)、(B)、(C)は第一治具の平面図、
正面図、側面図である。
【図6】(A)、(B)、(C)は第二治具の平面図、
正面図、側面図である。
【図7】(A)、(B)、(C)、(D)、(E)、
(F)は固定用爪のカシメ工程を示す説明図である。
【図8】(A)は従来例を示すブラシホルダ部の断面
図、(B)は(A)のX矢視図である。
【符号の説明】
2 ブラシホルダ 2b 脚片 2d 固定用爪 2f 側縁 2g 側縁 3 ホルダステー 3a 取付け面部 3c 貫通孔 3d 孔周縁 3e 孔周縁 4 第一治具 4a 第一ガイド部 5 第二治具 5a 凹部 5b 第二ガイド部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシホルダに形成される脚片から突出
    形成される固定用爪を、ホルダステーの取付け面部に開
    設される長孔状の貫通孔を貫通させ、該貫通した爪部の
    爪面をホルダステー取付け面部に沿うように折曲してカ
    シメ固定するにあたり、該貫通した爪部を、貫通孔に対
    し対角状に傾斜するよう折曲して、固定用爪の貫通孔部
    位の各側縁を、貫通孔の孔周縁にそれぞれ突き当てたブ
    ラシホルダの固定構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、固定用爪は、互いに
    平行状に対向するものが一対あるとしたときに、これら
    固定用爪の一対は略ハ字形に傾斜して折曲されているブ
    ラシホルダの固定構造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、固定用爪は、互いに
    平行状に対向するものが少なくとも二対形成されたもの
    とし、これら固定用爪のうちの少なくとも一対は略ハ字
    形の方向に折曲され、残りのもののうちの少なくとも一
    対は略逆ハ字形の方向に折曲されているブラシホルダの
    固定構造。
  4. 【請求項4】 ブラシホルダに形成される脚片から突出
    形成される固定用爪を、ホルダステーの取付け面部に開
    設される長孔状の貫通孔を貫通させ、該貫通した爪部の
    爪面をホルダステー取付け面部に沿うように折曲してカ
    シメ固定するにあたり、該貫通した爪部を、長孔方向に
    直交する方向に向けて半曲げをする第一の折曲工程と、
    該半曲げされた爪部を、爪面がホルダステー取付け面部
    に沿うよう折曲する第二の折曲工程を経てカシメ固定す
    るものであり、該第二の折曲工程では、固定用爪の貫通
    孔部位の各側縁が貫通孔の孔周縁にそれぞれ突き当たる
    よう貫通孔に対し対角線状に傾斜させる折曲が同時進行
    的に行われるものであるブラシホルダの固定方法。
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Cited By (2)

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