JPH11279037A - 歯磨組成物 - Google Patents
歯磨組成物Info
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- JPH11279037A JPH11279037A JP10206198A JP10206198A JPH11279037A JP H11279037 A JPH11279037 A JP H11279037A JP 10206198 A JP10206198 A JP 10206198A JP 10206198 A JP10206198 A JP 10206198A JP H11279037 A JPH11279037 A JP H11279037A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 (a)縮合リン酸塩、炭酸水素塩及び硫
酸水素塩からなる群より選ばれる1種以上の化合物と、
(b)バナジウム、クロム、マンガン、コバルト、ニッ
ケル、鉄、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、パラジ
ウム、タングステン、レニウム、イリジウム、チタン、
白金及び金からなる群より選ばれる1種以上の金属のイ
オンを供給する化合物とを含有してなることを特徴とす
る歯磨組成物。 【効果】 本発明の歯磨組成物は、物理的研磨に依らず
とも清掃効果が高く、研磨性の低い組成物を与えること
ができ、商品価値の高いものである。
酸水素塩からなる群より選ばれる1種以上の化合物と、
(b)バナジウム、クロム、マンガン、コバルト、ニッ
ケル、鉄、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、パラジ
ウム、タングステン、レニウム、イリジウム、チタン、
白金及び金からなる群より選ばれる1種以上の金属のイ
オンを供給する化合物とを含有してなることを特徴とす
る歯磨組成物。 【効果】 本発明の歯磨組成物は、物理的研磨に依らず
とも清掃効果が高く、研磨性の低い組成物を与えること
ができ、商品価値の高いものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学的清掃力の高
い歯磨組成物に関する。
い歯磨組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、歯磨組成物には無機粉体等の研磨剤を配合し、その
物理的作用である研磨力により清掃力を確保している。
しかし、清掃力を高めるためには研磨力を高めなければ
ならないが、清掃力を高めるとその研磨力により歯牙に
損傷を引き起こすおそれがあり、このため歯牙を損傷す
るおそれなく高い清掃力を得ることが望まれていた。
り、歯磨組成物には無機粉体等の研磨剤を配合し、その
物理的作用である研磨力により清掃力を確保している。
しかし、清掃力を高めるためには研磨力を高めなければ
ならないが、清掃力を高めるとその研磨力により歯牙に
損傷を引き起こすおそれがあり、このため歯牙を損傷す
るおそれなく高い清掃力を得ることが望まれていた。
【0003】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者等は、上記要望に応えるため鋭意検討を重ねた結
果、縮合リン酸塩、炭酸水素塩及び硫酸水素塩からなる
群より選ばれる1種以上の化合物と、バナジウム、クロ
ム、マンガン、コバルト、ニッケル、鉄、ジルコニウ
ム、ニオブ、モリブデン、パラジウム、タングステン、
レニウム、イリジウム、チタン、白金及び金からなる群
より選ばれる1種以上の金属のイオンを供給する化合物
とを併用することにより、物理的研磨力に依らずとも高
い清掃力が得られることを見出し、本発明をなすに至っ
た。
発明者等は、上記要望に応えるため鋭意検討を重ねた結
果、縮合リン酸塩、炭酸水素塩及び硫酸水素塩からなる
群より選ばれる1種以上の化合物と、バナジウム、クロ
ム、マンガン、コバルト、ニッケル、鉄、ジルコニウ
ム、ニオブ、モリブデン、パラジウム、タングステン、
レニウム、イリジウム、チタン、白金及び金からなる群
より選ばれる1種以上の金属のイオンを供給する化合物
とを併用することにより、物理的研磨力に依らずとも高
い清掃力が得られることを見出し、本発明をなすに至っ
た。
【0004】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明に係る歯磨組成物は、上述したように、縮合リン
酸塩、炭酸水素塩及び硫酸水素塩からなる群より選ばれ
る1種以上の化合物と、バナジウム、クロム、マンガ
ン、コバルト、ニッケル、鉄、ジルコニウム、ニオブ、
モリブデン、パラジウム、タングステン、レニウム、イ
リジウム、チタン、白金及び金からなる群より選ばれる
1種以上の金属のイオンを供給する化合物とを併用した
ものである。
本発明に係る歯磨組成物は、上述したように、縮合リン
酸塩、炭酸水素塩及び硫酸水素塩からなる群より選ばれ
る1種以上の化合物と、バナジウム、クロム、マンガ
ン、コバルト、ニッケル、鉄、ジルコニウム、ニオブ、
モリブデン、パラジウム、タングステン、レニウム、イ
リジウム、チタン、白金及び金からなる群より選ばれる
1種以上の金属のイオンを供給する化合物とを併用した
ものである。
【0005】ここで、縮合リン酸塩としては、下記一般
式(1)又は(2) Mn+2PnO3n-1 (1) (MPO3)m (2) (但し、Mは1価金属を示すが、Mの一部が水素原子で
置換されていてもよい。n,mはn≧2、m≧3であ
る。)で示される直鎖状又は環状のものが用いられる。
式(1)又は(2) Mn+2PnO3n-1 (1) (MPO3)m (2) (但し、Mは1価金属を示すが、Mの一部が水素原子で
置換されていてもよい。n,mはn≧2、m≧3であ
る。)で示される直鎖状又は環状のものが用いられる。
【0006】具体的にはn=2のピロリン酸塩、n=3
のトリポリリン酸塩、n=4のテトラポリリン酸塩、高
重合度のポリリン酸塩、m=3のトリメタリン酸塩、m
=4のテトラメタリン酸塩、m=6のヘキサメタリン酸
塩等が挙げられ、塩(上記M)としてはナトリウム、カ
リウム等が挙げられる。例示するとピロリン酸塩として
はピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム等が挙げ
られ、n≧3のポリリン酸塩としてはポリリン酸ナトリ
ウム、ヘキサメタリン酸塩としてはヘキサメタリン酸ナ
トリウムなどが挙げられ、その中でもピロリン酸ナトリ
ウム、ピロリン酸カリウム、ポリリン酸ナトリウムが好
ましい。
のトリポリリン酸塩、n=4のテトラポリリン酸塩、高
重合度のポリリン酸塩、m=3のトリメタリン酸塩、m
=4のテトラメタリン酸塩、m=6のヘキサメタリン酸
塩等が挙げられ、塩(上記M)としてはナトリウム、カ
リウム等が挙げられる。例示するとピロリン酸塩として
はピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム等が挙げ
られ、n≧3のポリリン酸塩としてはポリリン酸ナトリ
ウム、ヘキサメタリン酸塩としてはヘキサメタリン酸ナ
トリウムなどが挙げられ、その中でもピロリン酸ナトリ
ウム、ピロリン酸カリウム、ポリリン酸ナトリウムが好
ましい。
【0007】炭酸水素塩としては、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウム、炭酸水素アンモニウム、セスキ
炭酸ナトリウムなどが挙げられる。硫酸水素塩として
は、硫酸水素ナトリウム、硫酸水素カリウムなどが挙げ
られる。
ム、炭酸水素カリウム、炭酸水素アンモニウム、セスキ
炭酸ナトリウムなどが挙げられる。硫酸水素塩として
は、硫酸水素ナトリウム、硫酸水素カリウムなどが挙げ
られる。
【0008】なお、上記の縮合リン酸塩、炭酸水素塩、
硫酸水素塩はこれらの1種を含有しても2種以上を含有
してもよい。これらの化合物はその配合目的により、種
々の配合量において適宜使用されるが、通常、組成物全
体の0.1〜50重量%、特に1〜40重量%とするこ
とができる。0.1重量%未満では清掃力が得られず、
また、50重量%を超えると収斂性等が発現し、嗜好性
に悪影響を与える場合がある。
硫酸水素塩はこれらの1種を含有しても2種以上を含有
してもよい。これらの化合物はその配合目的により、種
々の配合量において適宜使用されるが、通常、組成物全
体の0.1〜50重量%、特に1〜40重量%とするこ
とができる。0.1重量%未満では清掃力が得られず、
また、50重量%を超えると収斂性等が発現し、嗜好性
に悪影響を与える場合がある。
【0009】一方、バナジウム、クロム、マンガン、コ
バルト、ニッケル、鉄、ジルコニウム、ニオブ、モリブ
デン、パラジウム、タングステン、レニウム、イリジウ
ム、チタン、白金及び金からなる元素群において、金属
イオンを供給する化合物としては、上記金属の無機塩、
有機塩、錯塩等があり、無機塩としては硫酸塩、硝酸
塩、塩化物、臭化物、フッ化物等が挙げられる。
バルト、ニッケル、鉄、ジルコニウム、ニオブ、モリブ
デン、パラジウム、タングステン、レニウム、イリジウ
ム、チタン、白金及び金からなる元素群において、金属
イオンを供給する化合物としては、上記金属の無機塩、
有機塩、錯塩等があり、無機塩としては硫酸塩、硝酸
塩、塩化物、臭化物、フッ化物等が挙げられる。
【0010】例えば、硫酸塩としては、硫酸コバルト、
硫酸マンガン、硫酸ニッケル、硫酸パラジウム、硫酸ク
ロム等がある。硝酸塩としては、硝酸コバルト、硝酸ク
ロム、硝酸マンガン、硝酸パラジウム、硝酸ニッケル等
がある。また、塩化物としては、塩化金、塩化白金、塩
化レニウム、塩化イリジウム、塩化マンガン、塩化バナ
ジウム、塩化ニッケル、塩化チタン等がある。臭化物と
しては、臭化金、臭化マンガン、臭化ニッケル、臭化モ
リブデン等がある。また、フッ化物としては、フッ化白
金、フッ化バナジウム等がある。
硫酸マンガン、硫酸ニッケル、硫酸パラジウム、硫酸ク
ロム等がある。硝酸塩としては、硝酸コバルト、硝酸ク
ロム、硝酸マンガン、硝酸パラジウム、硝酸ニッケル等
がある。また、塩化物としては、塩化金、塩化白金、塩
化レニウム、塩化イリジウム、塩化マンガン、塩化バナ
ジウム、塩化ニッケル、塩化チタン等がある。臭化物と
しては、臭化金、臭化マンガン、臭化ニッケル、臭化モ
リブデン等がある。また、フッ化物としては、フッ化白
金、フッ化バナジウム等がある。
【0011】有機塩としては、酢酸塩、シュウ酸塩等が
ある。例えば酢酸塩としては、酢酸コバルト、酢酸ニッ
ケル、酢酸クロム、酢酸鉄、酢酸マンガン等がある。ま
た、シュウ酸塩としてはシュウ酸クロム、シュウ酸鉄等
がある。
ある。例えば酢酸塩としては、酢酸コバルト、酢酸ニッ
ケル、酢酸クロム、酢酸鉄、酢酸マンガン等がある。ま
た、シュウ酸塩としてはシュウ酸クロム、シュウ酸鉄等
がある。
【0012】錯塩としては、ヘキサアンミンイリジウム
塩化物[Ir(NH3)6]Cl3、トリス(エチレンジ
アンミン)ニッケル塩化物・2水和物[Ni(C2H8N
2)3]Cl2・2H2O、テトラアンミンパラジウム塩化
物・1水和物[Pd(NH3)4]Cl2・H2O等があ
る。
塩化物[Ir(NH3)6]Cl3、トリス(エチレンジ
アンミン)ニッケル塩化物・2水和物[Ni(C2H8N
2)3]Cl2・2H2O、テトラアンミンパラジウム塩化
物・1水和物[Pd(NH3)4]Cl2・H2O等があ
る。
【0013】上記金属イオンを供給する化合物はその1
種を単独で用いても2種以上を併用してもよいが、その
配合量は組成物全体の0.001〜5重量%、好ましく
は0.1〜3重量%、更に好ましくは0.1〜2重量%
である。配合量が0.001重量%未満の場合は清掃力
が得られず、5重量%を超えると金属味を発現し、嗜好
性に悪影響を与えるおそれがある。
種を単独で用いても2種以上を併用してもよいが、その
配合量は組成物全体の0.001〜5重量%、好ましく
は0.1〜3重量%、更に好ましくは0.1〜2重量%
である。配合量が0.001重量%未満の場合は清掃力
が得られず、5重量%を超えると金属味を発現し、嗜好
性に悪影響を与えるおそれがある。
【0014】本発明に係る歯磨組成物は、練歯磨、液状
歯磨等に調製し得るが、この場合、他の成分としては、
通常使用される適宜な成分を配合することができ、研磨
剤、粘結剤、粘稠剤、保湿剤、界面活性剤、甘味剤、香
料、防腐剤、各種有効成分等が配合され得る。
歯磨等に調製し得るが、この場合、他の成分としては、
通常使用される適宜な成分を配合することができ、研磨
剤、粘結剤、粘稠剤、保湿剤、界面活性剤、甘味剤、香
料、防腐剤、各種有効成分等が配合され得る。
【0015】例えば、研磨剤としては、リン酸水素カル
シウム・無水和物、リン酸水素カルシウム・2水和物、
第3リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ピロリン酸カ
ルシウム、水酸化アルミニウム、無水ケイ酸、ケイ酸ア
ルミニウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、第3リン酸
マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ベ
ントナイト、ケイ酸ジルコニウム、ポリメタクリル酸メ
チル、その他の合成樹脂等の1種又は2種以上を配合し
得る。
シウム・無水和物、リン酸水素カルシウム・2水和物、
第3リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ピロリン酸カ
ルシウム、水酸化アルミニウム、無水ケイ酸、ケイ酸ア
ルミニウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、第3リン酸
マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ベ
ントナイト、ケイ酸ジルコニウム、ポリメタクリル酸メ
チル、その他の合成樹脂等の1種又は2種以上を配合し
得る。
【0016】粘結剤としては、カラギーナン、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、アル
ギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエ
ステル等のアルギン酸誘導体、キサンタンガム、ジュエ
ランガム、トラガントガム、カラヤガム等のガム類、ポ
リビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カル
ボキシビニルポリマー等の合成粘結剤、シリカゲル、ビ
ーガム、ラポナイト等の無機粘結剤等の1種又は2種以
上を配合し得る。
シメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、アル
ギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエ
ステル等のアルギン酸誘導体、キサンタンガム、ジュエ
ランガム、トラガントガム、カラヤガム等のガム類、ポ
リビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カル
ボキシビニルポリマー等の合成粘結剤、シリカゲル、ビ
ーガム、ラポナイト等の無機粘結剤等の1種又は2種以
上を配合し得る。
【0017】保湿剤としては、グリセリン、ソルビッ
ト、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、
キシリトール、マルチトール、ラクチトール等の多価ア
ルコールの1種又は2種以上を配合し得る。
ト、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、
キシリトール、マルチトール、ラクチトール等の多価ア
ルコールの1種又は2種以上を配合し得る。
【0018】また、界面活性剤としては、アニオン性界
面活性剤、ノニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が
用いられる。
面活性剤、ノニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が
用いられる。
【0019】アニオン性界面活性剤としては、ラウリル
硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等のアルキ
ル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルザルコシン酸ナトリ
ウム、N−ミリストイルザルコシン酸ナトリウム等のN
−アシルザルコシン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグ
リセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナト
リウム、N−パルミトイルグルタミン酸ナトリウム等の
N−アシルグルタミン酸塩、N−メチル−N−アシルタ
ウリンナトリウム、N−メチル−N−アシルアラニンナ
トリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム等が用
いられる。
硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等のアルキ
ル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルザルコシン酸ナトリ
ウム、N−ミリストイルザルコシン酸ナトリウム等のN
−アシルザルコシン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグ
リセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナト
リウム、N−パルミトイルグルタミン酸ナトリウム等の
N−アシルグルタミン酸塩、N−メチル−N−アシルタ
ウリンナトリウム、N−メチル−N−アシルアラニンナ
トリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム等が用
いられる。
【0020】ノニオン性界面活性剤としては、ショ糖脂
肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、ラクトース
脂肪酸エステル等の糖脂肪酸エステル、マルチトール脂
肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステル等の糖アル
コール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
モノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノス
テアレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリオキ
シエチレン脂肪酸エステル、ラウリン酸モノ又はジエタ
ノールアミド、ミリスチン酸モノ又はジエタノールアミ
ド等の脂肪酸モノ又はジエタノールアミド、ソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン高級アルコールエ
ーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重
合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸
エステル等が用いられる。
肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、ラクトース
脂肪酸エステル等の糖脂肪酸エステル、マルチトール脂
肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステル等の糖アル
コール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
モノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノス
テアレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリオキ
シエチレン脂肪酸エステル、ラウリン酸モノ又はジエタ
ノールアミド、ミリスチン酸モノ又はジエタノールアミ
ド等の脂肪酸モノ又はジエタノールアミド、ソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン高級アルコールエ
ーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重
合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸
エステル等が用いられる。
【0021】香料成分としては、メントール、アネトー
ル、カルボン、オイゲノール、リモネン、n−デシルア
ルコール、シトロネロール、α−テルピネオール、シネ
オール、リナロール、エチルリナロール、ワニリン、チ
モール、ペパーミント油、スペアミント油、ウインター
グリーン油、丁字油、ユーカリ油等を単独で又は組み合
わせて配合し得る。
ル、カルボン、オイゲノール、リモネン、n−デシルア
ルコール、シトロネロール、α−テルピネオール、シネ
オール、リナロール、エチルリナロール、ワニリン、チ
モール、ペパーミント油、スペアミント油、ウインター
グリーン油、丁字油、ユーカリ油等を単独で又は組み合
わせて配合し得る。
【0022】甘味剤としては、サッカリンナトリウム、
ステビオサイド、グリチルリチン酸ジカリウム、ペリラ
ルチン、ソーマチン等を配合し得る。
ステビオサイド、グリチルリチン酸ジカリウム、ペリラ
ルチン、ソーマチン等を配合し得る。
【0023】有効成分としては、フッ化ナトリウム、モ
ノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化物、デキストラ
ナーゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、アミラーゼ、プロテ
アーゼ、溶菌酵素等の酵素、トラネキサム酸、イプシロ
ンアミノカプロン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、グ
リチルレチン酸、ビサボロール、クロロフィル、塩化ナ
トリウム、水溶性無機リン酸化合物、トリクロサン、セ
チルピリジニウムクロライド、塩化ベンザルコニウム、
塩化ベンゼトニウム等が挙げられ、これらの1種又は2
種以上を配合し得る。
ノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化物、デキストラ
ナーゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、アミラーゼ、プロテ
アーゼ、溶菌酵素等の酵素、トラネキサム酸、イプシロ
ンアミノカプロン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、グ
リチルレチン酸、ビサボロール、クロロフィル、塩化ナ
トリウム、水溶性無機リン酸化合物、トリクロサン、セ
チルピリジニウムクロライド、塩化ベンザルコニウム、
塩化ベンゼトニウム等が挙げられ、これらの1種又は2
種以上を配合し得る。
【0024】
【発明の効果】本発明の歯磨組成物は、縮合リン酸塩、
炭酸水素塩及び硫酸水素塩からなる群より選ばれる1種
以上の化合物と、バナジウム、クロム、マンガン、コバ
ルト、ニッケル、鉄、ジルコニウム、ニオブ、モリブデ
ン、パラジウム、タングステン、レニウム、イリジウ
ム、チタン、白金及び金からなる群より選ばれる1種以
上の金属のイオンを供給する化合物とを併用することに
より、物理的研磨に依らずとも清掃効果が高く、研磨性
の低い組成物を与えることができ、商品価値の高いもの
である。
炭酸水素塩及び硫酸水素塩からなる群より選ばれる1種
以上の化合物と、バナジウム、クロム、マンガン、コバ
ルト、ニッケル、鉄、ジルコニウム、ニオブ、モリブデ
ン、パラジウム、タングステン、レニウム、イリジウ
ム、チタン、白金及び金からなる群より選ばれる1種以
上の金属のイオンを供給する化合物とを併用することに
より、物理的研磨に依らずとも清掃効果が高く、研磨性
の低い組成物を与えることができ、商品価値の高いもの
である。
【0025】
【実施例】以下、実施例及び比較例により本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の%はいずれも重量%であ
る。
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の%はいずれも重量%であ
る。
【0026】[実施例1〜6、比較例1〜4]清掃力評価方法 表面にコーヒー、紅茶抽出液を付着させたアパタイト板
(直径7mm、厚さ3.5mm)のB値(B1)を色差
計で測定し、表1に示す組成の歯磨5gに純水15gを
加えた分散液に24時間浸漬した後、再びB値(B2)
を測定する。
(直径7mm、厚さ3.5mm)のB値(B1)を色差
計で測定し、表1に示す組成の歯磨5gに純水15gを
加えた分散液に24時間浸漬した後、再びB値(B2)
を測定する。
【0027】清掃力を下記の式により求め、評点化す
る。
る。
【0028】 清掃力(ΔB値)={(B1−B2)/B1}×100
【0029】
【表1】
【0030】上記実験は、ブラッシングなしで清掃力を
評価したものであるが、表1の結果から明らかなよう
に、塩化マンガン又は硫酸ニッケルの配合されていない
組成及び塩化マンガンのみが配合された組成では清掃力
が得られない(比較例1,2,3)。また、ピロリン酸
ナトリウムを0.1%配合した組成においても硫酸ニッ
ケルの配合量が0.01%よりも少ない場合、清掃力が
得られない(比較例4)。
評価したものであるが、表1の結果から明らかなよう
に、塩化マンガン又は硫酸ニッケルの配合されていない
組成及び塩化マンガンのみが配合された組成では清掃力
が得られない(比較例1,2,3)。また、ピロリン酸
ナトリウムを0.1%配合した組成においても硫酸ニッ
ケルの配合量が0.01%よりも少ない場合、清掃力が
得られない(比較例4)。
【0031】これに対し、ピロリン酸ナトリウム、炭酸
水素ナトリウム又は硫酸水素ナトリウムを0.5%以上
及び塩化マンガン又は硫酸ニッケルを0.1%以上配合
した組成は優れた清掃力が得られることが認められた
(実施例1〜6)。
水素ナトリウム又は硫酸水素ナトリウムを0.5%以上
及び塩化マンガン又は硫酸ニッケルを0.1%以上配合
した組成は優れた清掃力が得られることが認められた
(実施例1〜6)。
【0032】以下、配合処方を示す。 [実施例7]練歯磨 ピロリン酸ナトリウム 3% トリポリリン酸ナトリウム 2 塩化マンガン 0.15 シリカ 20 プロピレングリコール 2 ソルビット(70%) 30 キサンタンガム 0.8 カラギーナン 0.2 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 ε−アミノカプロン酸 0.05 フッ化ナトリウム 0.21 サッカリンナトリウム 0.15 香料 1精製水 残 計 100%
【0033】 [実施例8]練歯磨 ピロリン酸カリウム 5% 塩化金 0.3 シリカ 15 プロピレングリコール 3 グリセリン(85%) 23 カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2 キサンタンガム 0.6 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 グリチルリチン酸ジカリウム 0.05 フッ化ナトリウム 0.21 サッカリンナトリウム 0.1 香料 1.3精製水 残 計 100%
【0034】 [実施例9]練歯磨 塩化マンガン 0.4% 炭酸水素ナトリウム 8 水酸化アルミニウムシリカ 40 プロピレングリコール 3 グリセリン(85%) 35 カラギーナン 0.1 キサンタンガム 0.8 ラウリル硫酸ナトリウム 1.8 グリチルリチン酸ジカリウム 0.05 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76 サッカリンナトリウム 0.3 香料 0.8精製水 残 計 100%
【0035】 [実施例10]練歯磨 ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.2% 硫酸ニッケル 0.1 水酸化アルミニウム 45 プロピレングリコール 2.5 グリセリン(85%) 25 カラギーナン 0.4 キサンタンガム 0.5 ラウロイルザルコシンナトリウム 0.1 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 トラネキサム酸 0.05 トリクロサン 0.05 サッカリンナトリウム 0.2 香料 1.5精製水 残 計 100%
【0036】 [実施例11]練歯磨 ピロリン酸ナトリウム 4% トリポリリン酸ナトリウム 1 塩化白金 0.1 炭酸カルシウム 40 プロピレングリコール 3 グリセリン(85%) 20 アルギン酸ナトリウム 0.4 キサンタンガム 0.6 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 ε−アミノカプロン酸 0.05 サッカリンナトリウム 0.15 香料 1.3精製水 残 計 100%
【0037】 [実施例12]液状歯磨 ピロリン酸ナトリウム 3% 塩化バナジウム 0.2 シリカ 15 プロピレングリコール 3 グリセリン(85%) 40 ポリアクリル酸ナトリウム 0.2 キサンタンガム 0.2 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 フッ化ナトリウム 0.21 サッカリンナトリウム 0.15 香料 1精製水 残 計 100%
【0038】 [実施例13]液状歯磨 ピロリン酸ナトリウム 3% 硫酸鉄 0.2 シリカ 15 プロピレングリコール 3 グリセリン(85%) 40 ポリアクリル酸ナトリウム 0.2 キサンタンガム 0.2 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 フッ化ナトリウム 0.21 サッカリンナトリウム 0.15 香料 1精製水 残 計 100%
【0039】 [実施例14]液状歯磨 ピロリン酸カリウム 3.1% 酢酸コバルト 0.2 シリカ 15 プロピレングリコール 3 グリセリン(85%) 25 ソルビット(60%) 40 ポリアクリル酸ナトリウム 0.2 キサンタンガム 0.2 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5 フッ化ナトリウム 0.21 サッカリンナトリウム 0.15 香料 1精製水 残 計 100%
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】ここで、縮合リン酸塩としては、下記一般
式(1)又は(2) Mn+2PnO3n+1 (1) (MPO3)m (2) (但し、Mは1価金属を示すが、Mの一部が水素原子で
置換されていてもよい。n,mはn≧2、m≧3であ
る。)で示される直鎖状又は環状のものが用いられる。
式(1)又は(2) Mn+2PnO3n+1 (1) (MPO3)m (2) (但し、Mは1価金属を示すが、Mの一部が水素原子で
置換されていてもよい。n,mはn≧2、m≧3であ
る。)で示される直鎖状又は環状のものが用いられる。
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)縮合リン酸塩、炭酸水素塩及び硫
酸水素塩からなる群より選ばれる1種以上の化合物と、
(b)バナジウム、クロム、マンガン、コバルト、ニッ
ケル、鉄、ジルコニウム、ニオブ、モリブデン、パラジ
ウム、タングステン、レニウム、イリジウム、チタン、
白金及び金からなる群より選ばれる1種以上の金属のイ
オンを供給する化合物とを含有してなることを特徴とす
る歯磨組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10206198A JPH11279037A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 歯磨組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10206198A JPH11279037A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 歯磨組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11279037A true JPH11279037A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=14317263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10206198A Pending JPH11279037A (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | 歯磨組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11279037A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100494286B1 (ko) * | 2002-12-10 | 2005-06-13 | 김기영 | 금입자가 함유된 건강치약의 제조방법 |
WO2021002637A1 (ko) * | 2019-07-01 | 2021-01-07 | 김천균 | 시린 이 및 치주질환 방지용 치약 및 그 제조방법 |
-
1998
- 1998-03-30 JP JP10206198A patent/JPH11279037A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100494286B1 (ko) * | 2002-12-10 | 2005-06-13 | 김기영 | 금입자가 함유된 건강치약의 제조방법 |
WO2021002637A1 (ko) * | 2019-07-01 | 2021-01-07 | 김천균 | 시린 이 및 치주질환 방지용 치약 및 그 제조방법 |
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