JPH11278667A - 電子部品用トレイの積み重ね装置 - Google Patents

電子部品用トレイの積み重ね装置

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JPH11278667A
JPH11278667A JP8125098A JP8125098A JPH11278667A JP H11278667 A JPH11278667 A JP H11278667A JP 8125098 A JP8125098 A JP 8125098A JP 8125098 A JP8125098 A JP 8125098A JP H11278667 A JPH11278667 A JP H11278667A
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博志 佐藤
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(57)【要約】 【課題】 トレイAを多段状に積み重ねることが、簡単
で、且つ、小型の装置にて能率良くできるようにする。 【手段】 トレイAを下方から持ち上げるトレイ昇降枠
体2の上方における左右両側の部分に、トレイ受け片5
を、内向きへの前進位置と外向きへの後退位置との間を
自在に往復動するように設けて、この各トレイ受け片5
を、トレイ昇降枠体2の上昇動中において、これに連動
して一旦後退動したのち前進動して、前記トレイ昇降枠
体2の上面におけるトレイAを、前記各トレイ受け片5
の上面に載せることにより、下から多段状に積み重ね
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子等の
電子部品を収容するトレイを、多段状に積み重ねるため
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示素子の移送に際して、
これを収容するには、合成樹脂製シートにて周囲にフラ
ンジを有するように皿型に成形したトレイが使用され、
そして、このトレイは、これに液晶表示素子を収容しな
い空の状態では、多段状に積み重ねた状態で取り扱われ
る。
【0003】従来、この種のトレイの積み重ね装置は、
ベルトコンベア等にて一枚ずつ送られて来るトレイを、
コレットによる真空吸着にて持ち上げてエレベーション
の上部までの横方向に大きく移動したのち、エレベーシ
ョンの上面におけるトレイに対して積み重ねる一方、前
記エレベーションを、トレイの一段分だけ下降動すると
言う動作を繰り返すように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の装
置では、ベルト等にて一枚ずつ送られて来るトレイをコ
レットにて真空吸着して持ち上げることの動作と、前記
コレットを、エレベーションの上部まで大きく横移動す
ることの動作と、エレベーションをトレイの一段分だけ
下降動することの動作とを必要とするから、一枚のトレ
イを積み重ねることに要する時間が長くなり、作業能率
が低いばかりか、装置の構造及び動作が複雑で故障が発
生し易く、しかも、前記エレベーションの側方に、トレ
イの一枚分のスペースを設けて、このスペースに、トレ
イを一枚ずつベルトコンベア等に送り込むようにしなけ
ればならないから、前記スペースの分だけ装置の全体が
可成り大型化すると言う問題があった。
【0005】その上、エレベーション上において多段状
に積み重ねかトレイを、エレベーション上から取り除く
に際しては、その都度、前記コレットの作動を停止し、
積み重ねの動作を停止しなければならないから、その作
業が面倒であるばかりか、その分だけ作業能率が低下す
ると言う問題もあった。本発明は、これらの問題を解消
した積み重ね装置を提供することを技術的課題とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「トレイを一枚ずつ移送するコンベア
の終端部に、その上面におけるトレイを下方から持ち上
げるようにしたトレイ昇降枠体を配設し、このトレイ昇
降枠体の上方における少なくとも左右両側の部分に、ト
レイ受け片を、内向きへの前進位置と外向きへの後退位
置との間を自在に往復動するように設けて、この各トレ
イ受け片に、当該トレイ受け片を内向きへの前進位置に
付勢するばねを設ける一方、前記トレイ昇降枠体に、当
該トレイ昇降枠体の上昇動中において前記各トレイ受け
片をその後退動方向に押圧し、その上面におけるトレイ
が前記各トレイ受け片の箇所を通過する高さまで上昇動
したとき前記各トレイ受け片の後退動方向への押圧を解
除するようにしたカム手段を設ける。」と言う構成にし
た。
【0007】
【発明の作用・効果】この構成において、一枚のトレイ
がコンベアの終端部まで送られて来ると、トレイ昇降枠
体が上昇動することにより、前記コンベアの上面におけ
る一枚のトレイを持ち上げる。このトレイ昇降枠体の上
昇動の途中において、このトレイ昇降枠体の上方におけ
る少なくとも左右両側に設けた各トレイ受け片が、トレ
イ昇降枠体に設けたカム手段により自動的に外向きに後
退動し、この状態で、前記トレイ昇降枠体は、その上面
におけるトレイが前記各トレイ受け片の箇所を通過する
高さまで上昇動する。
【0008】前記トレイ昇降枠体が、前記の高さまで上
昇動すると、これに設けたカム手段による各トレイ受け
片に対する後退動方向への押圧が解除され、前記各トレ
イ受け片が、内向きへの前進位置に自動的に復帰し、こ
の状態で、前記トレイ昇降枠体が下降動するから、前記
トレイ昇降枠体の上面におけるトレイは、前記各トレイ
受け片の上面に載せられる。
【0009】そして、前記トレイ昇降枠体が、前記動作
の中においてコンベアにてその上方に送り込まれている
次のトレイを、前記と同様に持ち上げて、前記各トレイ
受け片の上面の載せられているトレイの下側に積み重ね
ることを繰り返して行うのである。つまり、本発明によ
ると、トレイの多段状積み重ねを、トレイ昇降枠体の昇
降動によって行うことができるから、一枚のトレイを積
み重ねることに要する時間が短くなって、作業能率を大
幅に向上できるばかりか、装置の構造及び動作が簡単で
あるから、故障が発生することを確実に低減できるので
あり、しかも、前記従来のように、トレイを送り込むた
めのスペースを設ける必要がないので、装置を著しく小
型化でき、その上、前記各トレイ受け片の上面において
多段状に積み重ねたトレイは、前記積み重ねの動作を行
いながら、各トレイ受け片の上面より除去することがで
きるから、作業性が良いばかりか、その分だけ作業能率
を更に向上できると言う効果を有する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図7の図面について説明する。この図において、符
号1は、電子部品用のトレイAを一枚ずつ移送するため
のベルト式のコンベアを示し、このコンベア1の終端部
には、トレイ昇降枠体2が、下方の機台(図示せず)か
ら立設した左右一対のシリンダ3にて昇降動するように
配設され、このトレイ昇降枠体2の上面における四つの
隅部には、当該トレイ昇降枠体2が上昇動するとき前記
コンベア1の上面におけるトレイAを下から持ち上げる
ようにした突き上げ片4が設けられている。
【0011】前記トレイ昇降枠体2の上方における四つ
の隅部には、トレイ受け片5が配設され、この各トレイ
受け片5は、下方の機台(図示せず)から立設したブラ
ケット6に対して二本のガイド軸7を介して水平方向に
往復動自在に支持した往復動部材8に取付けられて、図
2及び図3に実線で示す内向きへの前進位置と、外向き
への後退位置との間を自在に往復動するように構成さ
れ、且つ、この各トレイ受け片5は、前記両ガイド軸7
の間を連結する部材9と前記ブラケット6との間に装架
した引っ張りばね10にて、常に、図2及び図3に実線
で示す内向きへの前進位置に位置するように付勢されて
いる。
【0012】なお、前記各トレイ受け片5の上面には、
前記トレイAにおける角隅部の位置を規制するための左
右一対の位置決めピン11が上向きに突出するように設
けられている。一方、前記トレイ昇降枠体2には、当該
トレイ昇降枠体2の上昇動により前記往復動部材8に設
けたローラ12に接当するカム13を、ピン軸14にて
回転自在に枢着して、このカム13を、これとトレイ昇
降枠体2との間に装架した引っ張りばね15にて下向き
に方向に付勢するように構成し、更に、このカム13に
は、前記トレイ昇降枠体2の上昇動の途中において、前
記ローラ12に接当するようにした傾斜面13aを設け
て、この接当により、前記往復動部材8を外向きへの後
退動方向に押圧するように構成し、更に、前記カム13
には、前記トレイ昇降枠体の上昇動の略終わりの時点に
おいて、前記ローラ12に対する前記傾斜面13aの接
当が外れるようにした逃げ面13bを設けることによ
り、この逃げ面13bにより前記往復動部材8の外向き
後退動方向への押圧を解除するように構成する。
【0013】この構成において、一枚のトレイAが、図
3に示すように、コンベア1の終端部まで送られて来る
と、トレイ昇降枠体2が上昇動することにより、前記コ
ンベア1の上面における一枚のトレイAを、突き上げ片
4にて下から上向きに持ち上げる。このトレイ昇降枠体
2の上昇動の途中において、図4に示すように、このト
レイ昇降枠体2に設けたカム13における傾斜面13a
が、前記トレイ昇降枠体2の上方における四つの隅部に
設けた各往復動部材8におけるローラ12に接当するこ
とにより、この各往復動部材8に設けたトレイ受け片5
が引っ張りばね10に抗して自動的に外向きに後退動
し、この状態で、前記トレイ昇降枠体2が、図5に示す
ように、その上面におけるトレイAが前記各トレイ受け
片5の箇所を通過する高さまで上昇動する。
【0014】このようにして、前記トレイ昇降枠体2
が、前記の高さまで上昇動すると、これに設けたカム1
3における傾斜面13aのローラ12に接当が外れるこ
とにより、各トレイ受け片5に対する後退動方向への押
圧が解除され、前記各トレイ受け片5が、図6に示すよ
うに、引っ張りばね15にて内向きへの前進位置に自動
的に復帰し、この状態で、前記トレイ昇降枠体2が下降
動するから、前記トレイ昇降枠体2の上面におけるトレ
イAは、図7に示すように、前記各トレイ受け片5の上
面に載せられる。
【0015】このトレイ昇降枠体2の下降動に際して、
これに設けたカム13は、その逃げ面13bがローラ1
2に対して接当して、引っ張りばね15に抗して逃げ回
動することにより、往復動部材8、ひいては、これに設
けたトレイ受け片5を外向きに後退動することはない。
そして、前記トレイ昇降枠体2が、前記動作の中におい
てコンベア1にてその上方に送り込まれている次のトレ
イAを、前記と同様に持ち上げて、前記各トレイ受け片
5の上面の載せられているトレイAの下側に積み重ねる
ことを繰り返して行うのであって、これにより、前記各
トレイ受け片5の上面に、トレイAを多段状に積み重ね
ることができるのである。
【0016】なお、前記実施の形態は、トレイ受け片5
及びこれに対するカム13を、四つの隅部に配設するこ
とによって、大きいトレイであっても、これを、傾きな
く、且つ、撓み変形が少ない状態で安定して支持するよ
うに構成した場合を示したが、本発明は、これに限ら
ず、小さい等のトレイの場合においては、少なくとも左
右両側の各々に、トレイ受け片5及びこれに対するカム
13を設けた形態にしても良いことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す平面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2のIII −III 視断面図である。
【図4】第1の作用状態を示す図である。
【図5】第2の作用状態を示す図である。
【図6】第3の作用状態を示す図である。
【図7】第4の作用状態を示す図である。
【符号の説明】
A トレイ 1 コンベア 2 トレイ昇降枠体 3 昇降用シリンダ 4 突き上げ片 5 トレイ受け片 6 ブラケット 7 ガイド軸 8 往復動部材 10 引っ張りばね 13 カム 13a 傾斜面 13b 逃げ面 15 引っ張りばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレイを一枚ずつ移送するコンベアの終端
    部に、その上面におけるトレイを下方から持ち上げるよ
    うにしたトレイ昇降枠体を配設し、このトレイ昇降枠体
    の上方における少なくとも左右両側の部分に、トレイ受
    け片を、内向きへの前進位置と外向きへの後退位置との
    間を自在に往復動するように設けて、この各トレイ受け
    片に、当該トレイ受け片を内向きへの前進位置に付勢す
    るばねを設ける一方、前記トレイ昇降枠体に、当該トレ
    イ昇降枠体の上昇動中において前記各トレイ受け片をそ
    の後退動方向に押圧し、その上面におけるトレイが前記
    各トレイ受け片の箇所を通過する高さまで上昇動したと
    き前記各トレイ受け片の後退動方向への押圧を解除する
    ようにしたカム手段を設けたことを特徴とする電子部品
    用トレイの積み重ね装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010241547A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Ihi Corp 走行車システム
CN115255852A (zh) * 2022-08-01 2022-11-01 合肥锦佳汽车零部件有限公司 一种带上料结构的控制器自动化组装设备

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