JPH11278542A - 開封性を改善した包装体 - Google Patents

開封性を改善した包装体

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JPH11278542A
JPH11278542A JP10186198A JP10186198A JPH11278542A JP H11278542 A JPH11278542 A JP H11278542A JP 10186198 A JP10186198 A JP 10186198A JP 10186198 A JP10186198 A JP 10186198A JP H11278542 A JPH11278542 A JP H11278542A
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JP
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package
width
band
edge
adhesive band
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JP10186198A
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English (en)
Inventor
Koji Shimizu
浩二 清水
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開封に際して使用者が戸惑うことのない開封
表示を有する包装体を提供することである。 【解決手段】 包装体10の、胴シ−ル部12のシ−ル
帯幅Wの全幅に渡る接着帯14の一部に設けた弱接着帯
16が、フィルムエッジ18からシ−ル帯の終端縁20
までがその他の接着帯部分のシ−ル帯幅Wよりも狭い幅
Waを有するように形成され、シ−ル帯幅Wのとの差に
よって生じた残りの2/3の幅部分には接着材は配分さ
れず、残りの2/3の幅部分には開封表示が印刷され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録媒体、光記
録媒体などの記録媒体をプラスチックフィルムで包装し
た包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録媒体などの製品は、これを先
ず図4に示すように透明或いは半透明のプラスチックフ
ィルム1でラッピングした包装体3とした状態で輸送及
び保管等の作業を行い、開封に際しては、これらの包装
体の内面に巻き回して貼り付けた細長い開封テ−プ5の
一端を引いてプラスチックフィルムを引き剥がすように
している。しかしながらこの方法では、図5に示すよう
に包装体の一端部7だけが破り取られる場合が多く、残
りの部分は改めて破除し直さなければならなくなること
もしばしばである。
【0003】こうした問題を解決するために、本件出願
人は特願平8−23035において、本明細書の図6に
示すようなフィルム包装体17を提案した(特願平8−
23035は平成8年9月10日付で特開平8−230
939号として公開され、平成9年5月9日付で特許第
2646348号として登録された)。このフィルム包
装体17は、胴シ−ル部9にそのシ−ル帯幅Wの全幅に
渡り且つ一定長さの開封用の弱接着帯11を設けると共
に、この弱接着帯11以外の部分には接着部13と非接
着部15とを交互に設け、弱接着帯11の位置でフィル
ムエッジに矢印で示す方向から爪などを引っかけ、次い
でこの弱接着帯11を引き剥がすようになっている。こ
の方式によれば、先ず弱接着帯11全体をケ−ス面から
引き離すことができるので、その後に続くフィルムの破
れを従来よりもずっと大きくすることができ、従って包
装体の開封性が改善される。
【0004】また、同じように包装体の開封性を改善す
る構成として、実願平5−33053号により提案され
た、例えば本明細書の図7に示すようなものがある。こ
の場合では、包装体19の胴シ−ル部21の、端縁部2
3のフィルムエッジから幅方向にかけての一部分が、接
着材を塗布しない、従って、その下側に来るフィルムの
端縁部には接着しない非接着部25として形成される。
そしてフィルムを引き剥がすに際しては、先ずこの非接
着部25の位置でフィルムエッジから爪などを差し込ん
でこの非接着部25を引き起こし、引き続き下側のフィ
ルムから引き剥がすことで、より大きなフィルム破れを
生じさせている。
【0005】しかしながらこの実願平5−33053号
に示される構成には、非接着部25の内部にフィルムエ
ッジ部分を通して埃や水分などが侵入しやすいという固
有の欠点がある他に、包装体を積み重ねて運搬する時な
どに、ある包装体のこの非接着部25に他の包装体の一
部分が引っかかり破れが発生する恐れも大きい。一方、
特願平8−23035のように弱接着帯11をシ−ル帯
幅Wの全幅に渡り且つ所定長さで設けるようにしたもの
ではそうした欠点はなくなるが、以下に挙げる問題点に
ついて、これをなくすための更なる改善が求められてい
る。
【0006】即ち、図8に示すように、通常はプラスチ
ックフィルムでラッピングした包装体3の胴シ−ル部9
の弱接着帯11の位置に、(例えば、上側に来るフィル
ムの裏面の場合には、シ−ル帯幅Wの後方位置に番号2
7で示すような、また下側に来るフィルムの裏面の場合
では、シ−ル帯幅Wの前方位置に番号29で示すよう
な)開封表示を印刷するのであるが、これらの開封表示
が往々にして使用者を戸惑わせる原因となっているので
ある。
【0007】それは、例えば“OPEN”或いは矢印な
どといったような文字や記号などからなる開封表示は、
それ自体が開封位置の目印となるものであるのに、一般
的には実際のフィルムエッジよりも離れた位置に印刷さ
れているからである。即ち、製品にもよるが、例えばオ
−ディオ用カセットではシ−ル帯幅の寸法は通常、各社
とも3mm位あって、フィルムを胴接着する時に上側に
来る端縁部に開封表示を印刷する場合には、既にこの3
mm分、実際のフィルムエッジよりも後方にズレてしま
うわけである。また、開封表示を下側に来る端縁部に印
刷する場合でも、包装時のフィルムのバラツキにより発
生する位置ズレを考慮すれば、どうしても、実際のフィ
ルムエッジから2〜3mm離して印刷せざるを得ない。
従って、使用者はこれらの開封表示そのものの位置から
フィルムを引き剥がすものと誤解して失敗し、そうでは
ないことが分かってから本来のフィルムエッジを探すこ
とになるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】開封に際して使用者が
戸惑うことのない開封表示を有する包装体を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、被包装
体の外側表面を覆ってプラスチックフィルムをラッピン
グし、該プラスチックフィルムの、被包装体の胴位置に
沿った各端縁部を上下に重ね合わせ、上側に来る端縁部
の裏側部分に沿った、接着箇所と非接着箇所とを適宜に
配分した接着帯を下側に来る端縁部の表側部分に対して
シ−ルし、該接着帯の一部に設けた弱接着帯の位置から
開封するようにしてなる包装体であって、前記弱接着帯
のフィルムエッジからのシ−ル帯幅をその他の接着帯部
分のシ−ル帯幅よりも狭くしたことを特徴とする包装体
が提供される。本発明の1実施例では弱接着帯を、該弱
接着帯の下側に来る端縁部の相当部分とは別系統の色で
印刷し、本発明の他の実施例では、接着帯の一部に設け
た弱接着帯の、シ−ル帯幅の終端縁に隣接して開封表示
が印刷され、この開封表示が、弱接着帯と同系色の色を
有している。また更に他の実施例では、接着帯の一部に
設けた弱接着帯から1mm以上離れた位置に、プラスチ
ックフィルムのフィルムエッジと直交或いは斜行する方
向で、該フィルムエッジから2mm以内の位置に開封用
切り込みが形成される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照して本発明を
詳しく説明する。図1には、本発明に従う、第1実施例
としての包装体10の側面図が示される。包装体10
は、図4、図5或いは図6、図8などを参照して説明し
たような従来からの包装体と同様に、胴シ−ル部12に
そのシ−ル帯幅Wの全幅に渡り、例えば、接着箇所と非
接着箇所とを適宜に配分した接着帯14(ハッチングを
付けた範囲の部分)を有しており、包装体10はこの接
着帯14の一部に設けた弱接着帯16(格子状のハッチ
ングで示す範囲の部分)の位置から開封するようになっ
ている。
【0011】この弱接着帯16は、従来例のそれが接着
帯14と同一のシ−ル帯幅を有していたのとは異なり、
図示されるように、フィルムエッジ18からシ−ル帯の
終端縁20までがその他の接着帯部分のシ−ル帯幅Wよ
りも狭い幅Waを有するように形成される。この幅Wa
は好ましくはシ−ル帯幅Wの1/3であり、更には、幅
Waとシ−ル帯幅Wとの差によって生じた残りの2/3
の幅部分には接着材は配分されない。従って、この残り
の2/3の幅部分には開封表示を印刷することができる
ようになる。
【0012】図1の実施例では、前記残りの2/3の幅
部分に印刷した開封表示としての、弱接着帯16の終端
縁20に接する“OPEN”の文字を含む開封表示22
が示されている。このように開封表示が実際のフィルム
エッジ18により近い位置に表示されるので、開封表示
をシ−ル帯幅Wの後方或いは前方に印刷した従来のもの
と比較して、包装体10の開封性が一層改善される。
【0013】図示しない他の実施例では更に、弱接着帯
16が、この弱接着帯の下側に来るフィルムの端縁部の
相当部分とは別系統の色で印刷される。これにより、弱
接着帯16は接着帯14のその他の部分から容易に見分
けられるようなり、開封表示が実際のフィルムエッジ1
8により近い位置に表示されることと相俟って、開封表
示をシ−ル帯幅Wの後方或いは前方に印刷した従来のも
のと比較して包装体10の開封性はより一層改善される
ようになる。
【0014】図2には更に別の実施例が示される。この
実施例では、番号24で示すような、視認性が高く且つ
必要な動作を視覚に直接訴える矢印模様による開封表示
をシ−ル帯の終端縁20に接して印刷している。この実
施例では、開封性を一層高めるために開封用切り込み2
6をも形成している。開封用切り込み26は、フィルム
エッジ18からシ−ル帯幅Wに向けて所定長さ寸法で切
り込み且つ弱接着帯16と接着帯14との境界位置から
1mm以上離して形成する。
【0015】しかしながらこの開封用切り込みは、図3
に示すように、フィルムエッジ18の位置から、左側に
番号28で示すようにフィルムエッジに直交して、ある
いは右側に番号32で示すように斜行させて形成するこ
とができる。あるいはまた、同様にフィルムエッジ18
から1mm以上離した位置に、左側に番号30で示すよ
うにフィルムエッジに直交して、あるいは右側に番号3
4で示すように斜行させて形成することもできる。斜行
して設けた場合には、フィルムの切れ方向がその斜行方
向に誘導されるようになるので、フィルムを大きく切り
取るためにはフィルムエッジと直交して設けるよりも多
少有利であると考えられる。
【0016】更に、本発明によれば、弱接着帯16がそ
の他の接着帯14よりも細幅に形成されることで弱接着
帯16の接着面積が小さくなることから、結局、この弱
接着帯16の接着力のバラつきを低減させることができ
るようになる。なぜなら、弱接着帯16の接着面積が小
さいのでそこに塗布される接着材も少量化され、結局、
接着帯14と同じ幅でこの弱接着帯を形成した場合より
も接着力はずっと小さくなって、そうした接着材を塗布
するための設備にバラつきがあったとしても、それによ
る影響が小さくなるからである。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、弱接着
帯16を、下側に来る端縁部の相当部分とは別系統の色
で印刷しフィルムエッジからのシ−ル帯幅をその他の接
着帯部分のシ−ル帯幅よりも狭くしたこと、弱接着帯1
6を、下側に来る端縁部の相当部分とは別系統の色で印
刷したこと、そして、接着帯の一部に設けた弱接着帯の
シ−ル帯幅の、フィルムエッジからの終端縁に隣接し
て、弱接着帯と同系色の色で開封表示を印刷したこと、
による、開封に際して使用者が戸惑うことのない開封表
示を有する包装体が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う包装体の側面図である。
【図2】本発明の1実施例の側面図である。
【図3】本発明の、包装体の端縁部に形成する開封用の
切り込み例を示す側面図である。
【図4】従来の、ティアテ−プを使用する包装体の斜視
図である。
【図5】図4の包装体を開封する状況を例示する斜視図
である。
【図6】別の従来の包装体の斜視図である。
【図7】別の従来の包装体の斜視図である。
【図8】従来の開封表示を例示する側面図である。
【符号の説明】
10 包装体 12 胴シ−ル部 14 接着帯 16 弱接着帯 18 フィルムエッジ 20 終端縁 22 開封表示 24 矢印模様 26 開封用切り込み

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装体の外側表面を覆ってプラスチッ
    クフィルムをラッピングし、被包装体の胴位置で、該プ
    ラスチックフィルムの各端縁部を一定のシ−ル帯幅部分
    に沿って上下に重ね合わせ、上側に来る端縁部の裏側部
    分の、接着箇所と非接着箇所とを適宜に配分した接着帯
    を、下側に来る端縁部の表側部分に対してシ−ルし、該
    接着帯の一部に設けた弱接着帯のフィルムエッジの位置
    から開封するようにしてなる包装体であって、 前記弱接着帯のフィルムエッジからのシ−ル帯幅をその
    他の接着帯部分のシ−ル帯幅よりも狭くしたことを特徴
    とする包装体。
  2. 【請求項2】 弱接着帯を、該弱接着帯の下側に来る端
    縁部の相当部分とは別系統の色で印刷した請求項1の包
    装体。
  3. 【請求項3】 接着帯の一部に設けた弱接着帯のシ−ル
    帯幅の、フィルムエッジからの終端縁に隣接して開封表
    示を印刷し、該開封表示が弱接着帯と同系色の色を有し
    ている請求項1の包装体。
  4. 【請求項4】 接着帯の一部に設けた弱接着帯から1m
    m以上離れた位置に、プラスチックフィルムのフィルム
    エッジと直交或いは斜行する方向で、該フィルムエッジ
    から2mm以内の位置に開封用切り込みが形成される請
    求項1或いは2の包装体。
JP10186198A 1998-03-31 1998-03-31 開封性を改善した包装体 Pending JPH11278542A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011213366A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Daio Paper Corp フィルム包装体

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