JPH11278384A - 船外機のチルトロック装置 - Google Patents
船外機のチルトロック装置Info
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- JPH11278384A JPH11278384A JP10078104A JP7810498A JPH11278384A JP H11278384 A JPH11278384 A JP H11278384A JP 10078104 A JP10078104 A JP 10078104A JP 7810498 A JP7810498 A JP 7810498A JP H11278384 A JPH11278384 A JP H11278384A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 チルトロック装置10を、シリンダ13
と、ピストン14と、このピストン14から下方に延ば
したピストンロッド16と、シリンダ13を囲う如くに
シリンダ13に一体的に設けるとともにガス及び作動油
を蓄える蓄圧室S3とから構成し、ピストン14の下方
にピストンロッド側室S2を形成し、また、ピストン1
4の上方に反ピストンロッド側室S1を形成し、ピスト
ン14にピストンロッド側室S2内の圧力が設定値を越
えたときに開く第1の弁27を設け、シリンダ13の外
周に沿ってピストンロッド側室S2と反ピストンロッド
側室S1とを連通する連通路21を設け、連通路21を
上部連通路21aと下部連通路21bとに区分し、この
下部連通路21bに外部から操作可能な第2の弁24を
設けた。 【効果】 連通路の必要通油量を確保するとともにチル
トロック装置の外形の増大を抑えることができる。ま
た、チルトロック装置をよりコンパクトにできる。
と、ピストン14と、このピストン14から下方に延ば
したピストンロッド16と、シリンダ13を囲う如くに
シリンダ13に一体的に設けるとともにガス及び作動油
を蓄える蓄圧室S3とから構成し、ピストン14の下方
にピストンロッド側室S2を形成し、また、ピストン1
4の上方に反ピストンロッド側室S1を形成し、ピスト
ン14にピストンロッド側室S2内の圧力が設定値を越
えたときに開く第1の弁27を設け、シリンダ13の外
周に沿ってピストンロッド側室S2と反ピストンロッド
側室S1とを連通する連通路21を設け、連通路21を
上部連通路21aと下部連通路21bとに区分し、この
下部連通路21bに外部から操作可能な第2の弁24を
設けた。 【効果】 連通路の必要通油量を確保するとともにチル
トロック装置の外形の増大を抑えることができる。ま
た、チルトロック装置をよりコンパクトにできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチルトロック装置の
改良に関する。
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機のチルトロック装置としては、
特公平6−59874号公報「船外機のチルトロック装
置」、特開昭61−74928号公報「舶用推進装置
の緩衝機構」が知られている。
特公平6−59874号公報「船外機のチルトロック装
置」、特開昭61−74928号公報「舶用推進装置
の緩衝機構」が知られている。
【0003】上記技術は、チルトロック装置の基本機
能を簡素な構成によって達成するものであり、同公報の
第1図、第4図及び第5図に示される通り、船体
(A)、船外機本体(b)間に配置したシリンダ(8)
と、このシリンダ(8)に移動可能に挿入したピストン
(12)と、このピストン(12)に取付けたピストン
ロッドとしてのロッド(11)と、ピストン(12)の
両側に形成した油室である第1室(8a)及び第2室
(8b)と、これら第1・第2室(8a),(8b)を
シリンダ(8)の外部で連通する連通路(24)と、こ
の連通路(24)の途中に設けた切換弁(37)と、こ
の切換弁(37)に連絡管(45b)で接続した気体シ
リンダ(45)と、この気体シリンダ(45)内に蓄力
装置を構成するとともにロッド(11)の進入退出に伴
うシリンダ(8)内の容積変化分を補償するために設け
たガス室(38)とを備えるものである。
能を簡素な構成によって達成するものであり、同公報の
第1図、第4図及び第5図に示される通り、船体
(A)、船外機本体(b)間に配置したシリンダ(8)
と、このシリンダ(8)に移動可能に挿入したピストン
(12)と、このピストン(12)に取付けたピストン
ロッドとしてのロッド(11)と、ピストン(12)の
両側に形成した油室である第1室(8a)及び第2室
(8b)と、これら第1・第2室(8a),(8b)を
シリンダ(8)の外部で連通する連通路(24)と、こ
の連通路(24)の途中に設けた切換弁(37)と、こ
の切換弁(37)に連絡管(45b)で接続した気体シ
リンダ(45)と、この気体シリンダ(45)内に蓄力
装置を構成するとともにロッド(11)の進入退出に伴
うシリンダ(8)内の容積変化分を補償するために設け
たガス室(38)とを備えるものである。
【0004】上記技術は、技術とほぼ同様な機能を
有するチルトロック装置であり、船舶の長さ方向の寸法
を短くして操縦性を向上させることのできる舶用推進装
置の緩衝機構に関する技術であり、同公報の第1図、第
2図及び第11図に示される通り、船体10と船外機1
8との間に配置した油圧緩衝器20に、シリンダチュー
ブ30と、このシリンダチューブ30に上下移動自在に
挿入したピストン40と、このピストン40から下方に
延ばしたピストンロッドとしてのロッド36と、ピスト
ン40の上方に形成した上部室42aと、ピストン40
の下方に形成した油室である下部室42bと、これら上
部室42aと下部室42bとをシリンダチューブ30の
外部で連通する通路62,64,69からなる連通路
と、通路62に設けた逆止弁54とを備えるものであ
る。通路62は右側壁50内に有り、通路69は左側壁
51内に有り、通路64は右側壁50内、前側壁58内
及び左側壁51内を順次に略螺旋状に設けたものであ
る。
有するチルトロック装置であり、船舶の長さ方向の寸法
を短くして操縦性を向上させることのできる舶用推進装
置の緩衝機構に関する技術であり、同公報の第1図、第
2図及び第11図に示される通り、船体10と船外機1
8との間に配置した油圧緩衝器20に、シリンダチュー
ブ30と、このシリンダチューブ30に上下移動自在に
挿入したピストン40と、このピストン40から下方に
延ばしたピストンロッドとしてのロッド36と、ピスト
ン40の上方に形成した上部室42aと、ピストン40
の下方に形成した油室である下部室42bと、これら上
部室42aと下部室42bとをシリンダチューブ30の
外部で連通する通路62,64,69からなる連通路
と、通路62に設けた逆止弁54とを備えるものであ
る。通路62は右側壁50内に有り、通路69は左側壁
51内に有り、通路64は右側壁50内、前側壁58内
及び左側壁51内を順次に略螺旋状に設けたものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記技術では、連通
路(24)及び気体シリンダ(45)をシリンダ(8)
の外部に設けたため、チルトロック装置を船体(A)と
船外機本体(b)との間に配置するのに大きなスペース
を確保しなければならず、また、連通路(24)及び連
絡管(45b)の組立時の配管が煩わしいという不都合
がある。
路(24)及び気体シリンダ(45)をシリンダ(8)
の外部に設けたため、チルトロック装置を船体(A)と
船外機本体(b)との間に配置するのに大きなスペース
を確保しなければならず、また、連通路(24)及び連
絡管(45b)の組立時の配管が煩わしいという不都合
がある。
【0006】上記技術では、シリンダチューブ30の
右側壁50内、前側壁58内及び左側壁51内に連通路
を設けたため、これらの壁50,58,51が厚くな
り、特に船体10の前後方向のシリンダチューブ30の
寸法が大きくなり、また、連通路を略螺旋状に成形する
ため、鋳造での中子の使用による製造コストが増大する
という不都合がある。本発明の目的は、コンパクトで、
しかも製造・組立が容易でコスト低減を図ることのでき
る船外機のチルトロック装置を提供することにある。
右側壁50内、前側壁58内及び左側壁51内に連通路
を設けたため、これらの壁50,58,51が厚くな
り、特に船体10の前後方向のシリンダチューブ30の
寸法が大きくなり、また、連通路を略螺旋状に成形する
ため、鋳造での中子の使用による製造コストが増大する
という不都合がある。本発明の目的は、コンパクトで、
しかも製造・組立が容易でコスト低減を図ることのでき
る船外機のチルトロック装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1は、船尾に船外機を取付け、この船
外機を使用位置から待機位置までスイングさせるときに
船外機を任意の位置で止めることができるとともに、走
行中に船外機に加わった衝撃を吸収するために、船尾と
船外機との間に介設するチルトロック装置において、チ
ルトロック装置を、シリンダと、このシリンダに上下移
動可能に挿入したピストンと、このピストンから下方に
延ばしたピストンロッドと、シリンダを囲う如くにシリ
ンダに一体的に設けるとともにガス及び作動油を蓄える
蓄圧室とから構成し、シリンダ内におけるピストンの下
方にピストンロッド側室を形成し、また、シリンダ内に
おけるピストンの上方に反ピストンロッド側室を形成
し、ピストンにピストンロッド側室内の圧力が設定値を
越えたときに開く第1の弁を設け、シリンダの外周に沿
ってピストンロッド側室と反ピストンロッド側室とを連
通する連通路を設け、この連通路に蓄圧室を介設するこ
とで連通路を上部連通路と下部連通路とに区分し、この
下部連通路に外部から操作可能な第2の弁を設けた。
に本発明の請求項1は、船尾に船外機を取付け、この船
外機を使用位置から待機位置までスイングさせるときに
船外機を任意の位置で止めることができるとともに、走
行中に船外機に加わった衝撃を吸収するために、船尾と
船外機との間に介設するチルトロック装置において、チ
ルトロック装置を、シリンダと、このシリンダに上下移
動可能に挿入したピストンと、このピストンから下方に
延ばしたピストンロッドと、シリンダを囲う如くにシリ
ンダに一体的に設けるとともにガス及び作動油を蓄える
蓄圧室とから構成し、シリンダ内におけるピストンの下
方にピストンロッド側室を形成し、また、シリンダ内に
おけるピストンの上方に反ピストンロッド側室を形成
し、ピストンにピストンロッド側室内の圧力が設定値を
越えたときに開く第1の弁を設け、シリンダの外周に沿
ってピストンロッド側室と反ピストンロッド側室とを連
通する連通路を設け、この連通路に蓄圧室を介設するこ
とで連通路を上部連通路と下部連通路とに区分し、この
下部連通路に外部から操作可能な第2の弁を設けた。
【0008】シリンダの外周に沿って連通路を設けたこ
とにより、連通路の断面積を大きくでき、連通路の必要
通油量を確保するとともにシリンダ外に連通路を設けた
ことによるチルトロック装置の外形の増大を抑える。ま
た、連通路の途中にシリンダを囲う如くにシリンダに一
体的に蓄圧室を介設したことにより、連通路と蓄圧室と
をシリンダと別体に設けるよりも、チルトロック装置が
よりコンパクトになる。
とにより、連通路の断面積を大きくでき、連通路の必要
通油量を確保するとともにシリンダ外に連通路を設けた
ことによるチルトロック装置の外形の増大を抑える。ま
た、連通路の途中にシリンダを囲う如くにシリンダに一
体的に蓄圧室を介設したことにより、連通路と蓄圧室と
をシリンダと別体に設けるよりも、チルトロック装置が
よりコンパクトになる。
【0009】請求項2は、蓄圧室を、シリンダを外シリ
ンダで囲って形成したものとし、外シリンダの中央部
を、偏平断面の筒とした。シリンダと外シリンダとの隙
間で連通路を形成でき、外シリンダで蓄圧室と連通路の
両方を形成する。また、偏平な方向を船の前後方向にな
るようにチルトロック装置を取付けることで、チルトロ
ック装置が占める前後方向のスペースが小さくなる。
ンダで囲って形成したものとし、外シリンダの中央部
を、偏平断面の筒とした。シリンダと外シリンダとの隙
間で連通路を形成でき、外シリンダで蓄圧室と連通路の
両方を形成する。また、偏平な方向を船の前後方向にな
るようにチルトロック装置を取付けることで、チルトロ
ック装置が占める前後方向のスペースが小さくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るチルトロック装置を船
尾と船外機との間に取付けた状態を示す側面図であり、
船尾1にスターンブラケット2を固定し、このスターン
ブラケット2に水平軸3を中心にして上下に回転可能に
スイベルブラケット4を取付け、このスイベルブラケッ
ト4に船外機5を取付け、スターンブラケット2とスイ
ベルブラケット4との間にチルトロック装置10を介設
した状態を示す。なお、6は船外機5のプロペラ、7…
(…は複数個を示す。以下同様。)はスターンブラケッ
ト2の後部に開けた位置調整孔である。8はストッパピ
ンであり、位置調整孔7…を選択して差込むことで船外
機10の最もチルトダウンした位置を調整するためのも
のである。
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るチルトロック装置を船
尾と船外機との間に取付けた状態を示す側面図であり、
船尾1にスターンブラケット2を固定し、このスターン
ブラケット2に水平軸3を中心にして上下に回転可能に
スイベルブラケット4を取付け、このスイベルブラケッ
ト4に船外機5を取付け、スターンブラケット2とスイ
ベルブラケット4との間にチルトロック装置10を介設
した状態を示す。なお、6は船外機5のプロペラ、7…
(…は複数個を示す。以下同様。)はスターンブラケッ
ト2の後部に開けた位置調整孔である。8はストッパピ
ンであり、位置調整孔7…を選択して差込むことで船外
機10の最もチルトダウンした位置を調整するためのも
のである。
【0011】図2は本発明に係るチルトロック装置の側
面図であり、チルトロック装置10の胴部10aの幅を
船体の前後方向に上部から下部まで一定とし、胴部10
aの下部に手動操作機構11を取付けたことを示す。
面図であり、チルトロック装置10の胴部10aの幅を
船体の前後方向に上部から下部まで一定とし、胴部10
aの下部に手動操作機構11を取付けたことを示す。
【0012】図3は図2の3−3線断面図であり、チル
トロック装置10が最も縮んだ状態を示す。チルトロッ
ク装置10は、長手中央部を外方へ膨らませた外シリン
ダ12と、この外シリンダ12の内側に配置したシリン
ダとしての内シリンダ13と、この内シリンダ13に上
下移動可能に挿入したピストン14及びこのピストン1
4の上方に配置したフリーピストン15と、ピストン1
4から下方に延ばしたピストンロッド16と、このピス
トンロッド16の下端をスターンブラケット2((図1
参照)に回転可能に取付けるための下部取付け部材17
とからなる。
トロック装置10が最も縮んだ状態を示す。チルトロッ
ク装置10は、長手中央部を外方へ膨らませた外シリン
ダ12と、この外シリンダ12の内側に配置したシリン
ダとしての内シリンダ13と、この内シリンダ13に上
下移動可能に挿入したピストン14及びこのピストン1
4の上方に配置したフリーピストン15と、ピストン1
4から下方に延ばしたピストンロッド16と、このピス
トンロッド16の下端をスターンブラケット2((図1
参照)に回転可能に取付けるための下部取付け部材17
とからなる。
【0013】また、チルトロック装置10は、外シリン
ダ12の上端を塞ぐとともに、外シリンダ12の上端を
スイベルブラケット4(図1参照)に回転可能に取付け
るための上部取付け部材18と、ピストンロッド16を
滑らせながらガイドするために手動操作機構11の下端
にねじ結合したロッドガイド19とからなる。
ダ12の上端を塞ぐとともに、外シリンダ12の上端を
スイベルブラケット4(図1参照)に回転可能に取付け
るための上部取付け部材18と、ピストンロッド16を
滑らせながらガイドするために手動操作機構11の下端
にねじ結合したロッドガイド19とからなる。
【0014】更に、チルトロック装置10は、内シリン
ダ13内におけるピストン14の下方に形成したピスト
ンロッド側室としての下部油室S2と、内シリンダ13
内におけるピストン14及びフリーピストン15の上方
に形成した反ピストンロッド側室としての上部ガス室S
1と、上部ガス室S1、下部油室S2間を連通させるた
めに外シリンダ12と内シリンダ13との隙間で形成し
た連通路21と、この連通路21の途中に介設した容積
補償室を兼ねる蓄圧室としてのアキュムレータS3と、
ピストン14、フリーピストン15間に形成した中間油
室S4とからなる。なお、FSは油面である。
ダ13内におけるピストン14の下方に形成したピスト
ンロッド側室としての下部油室S2と、内シリンダ13
内におけるピストン14及びフリーピストン15の上方
に形成した反ピストンロッド側室としての上部ガス室S
1と、上部ガス室S1、下部油室S2間を連通させるた
めに外シリンダ12と内シリンダ13との隙間で形成し
た連通路21と、この連通路21の途中に介設した容積
補償室を兼ねる蓄圧室としてのアキュムレータS3と、
ピストン14、フリーピストン15間に形成した中間油
室S4とからなる。なお、FSは油面である。
【0015】外シリンダ12は、上部円筒部12aと、
外方へ膨らませた拡幅部12b,12bと、下部円筒部
12cと、これら上部円筒部12a及び拡幅部12b,
12b間に形成した上部傾斜部12d,12dと、拡幅
部12b,12b及び下部円筒部12c間に形成した下
部傾斜部12e,12eとからなる。
外方へ膨らませた拡幅部12b,12bと、下部円筒部
12cと、これら上部円筒部12a及び拡幅部12b,
12b間に形成した上部傾斜部12d,12dと、拡幅
部12b,12b及び下部円筒部12c間に形成した下
部傾斜部12e,12eとからなる。
【0016】上部ガス室S1及びアキュムレータS3の
上部は、大気圧より高いガスを封入したものである。下
部油室S2、アキュムレータS3の下部及び中間油室S
4は、作動油を満たしたものである。連通路21は、ア
キュムレータS3を介設することで、上部連通路21a
と下部連通路21bとに区分するものである。
上部は、大気圧より高いガスを封入したものである。下
部油室S2、アキュムレータS3の下部及び中間油室S
4は、作動油を満たしたものである。連通路21は、ア
キュムレータS3を介設することで、上部連通路21a
と下部連通路21bとに区分するものである。
【0017】上記した上部ガス室S1及びアキュムレー
タS3は、ピストンロッド16が内シリンダ13に進入
又は内シリンダ13から退出したときに、内シリンダ1
3内の容積変化を補償するものである。例えば、ピスト
ン14及びフリーピストン15が一体的に移動する場
合、内シリンダ13内にピストンロッド16が進入した
ときには、ピストンロッド16の進入体積分だけ上部ガ
ス室S1及びアキュムレータS3内のガスの容積が減少
し、また、内シリンダ13内からピストンロッド16が
退出したときには、ピストンロッド16の退出体積分だ
け上部ガス室S1及びアキュムレータS3内のガスの容
積が増加して、内シリンダ13内におけるピストンロッ
ド16の進退体積変化を補償する。
タS3は、ピストンロッド16が内シリンダ13に進入
又は内シリンダ13から退出したときに、内シリンダ1
3内の容積変化を補償するものである。例えば、ピスト
ン14及びフリーピストン15が一体的に移動する場
合、内シリンダ13内にピストンロッド16が進入した
ときには、ピストンロッド16の進入体積分だけ上部ガ
ス室S1及びアキュムレータS3内のガスの容積が減少
し、また、内シリンダ13内からピストンロッド16が
退出したときには、ピストンロッド16の退出体積分だ
け上部ガス室S1及びアキュムレータS3内のガスの容
積が増加して、内シリンダ13内におけるピストンロッ
ド16の進退体積変化を補償する。
【0018】図4は図2の4−4線断面図であり、外シ
リンダ12の中央部の拡幅部12b,12bを通る断面
を、偏平な筒に形成し、ここでは、例えば、その断面を
半径Rの半円SC1、直線L1、半径Rの半円SC2及
び直線部L2で繋いだ長円とし、外シリンダ12と内シ
リンダ13との間にアキュムレータS3を設けたことを
示す。
リンダ12の中央部の拡幅部12b,12bを通る断面
を、偏平な筒に形成し、ここでは、例えば、その断面を
半径Rの半円SC1、直線L1、半径Rの半円SC2及
び直線部L2で繋いだ長円とし、外シリンダ12と内シ
リンダ13との間にアキュムレータS3を設けたことを
示す。
【0019】以上のように、図3において、アキュムレ
ータS3の拡幅部12bの下方に手動操作機構11を設
け、また、図4に示すように、アキュムレータS3の偏
平な方向を船体の前後方向にすることで、チルトロック
装置10が占める前後方向のスペースが小さくなり、船
体と船外機5(図1参照)との間の距離を小さくするこ
とができ、船外機5(図1参照)のチルト操作時、かじ
取り時の操作性を向上させることができる。
ータS3の拡幅部12bの下方に手動操作機構11を設
け、また、図4に示すように、アキュムレータS3の偏
平な方向を船体の前後方向にすることで、チルトロック
装置10が占める前後方向のスペースが小さくなり、船
体と船外機5(図1参照)との間の距離を小さくするこ
とができ、船外機5(図1参照)のチルト操作時、かじ
取り時の操作性を向上させることができる。
【0020】図5は本発明に係るチルトロック装置の下
部拡大断面図である。手動操作機構11は、外シリンダ
12の下端に取付けたものであり、機構本体23と、こ
の機構本体23に設けた第2の弁としての手動操作弁2
4と、この手動操作弁24を開閉するための操作部25
とからなる。内シリンダ13は、下端部に内周面と外周
面とを貫通する通孔13aを有する。
部拡大断面図である。手動操作機構11は、外シリンダ
12の下端に取付けたものであり、機構本体23と、こ
の機構本体23に設けた第2の弁としての手動操作弁2
4と、この手動操作弁24を開閉するための操作部25
とからなる。内シリンダ13は、下端部に内周面と外周
面とを貫通する通孔13aを有する。
【0021】機構本体23は、手動操作弁24を取付け
るための凹部23aと、操作部25を取付けるための凹
部23bと、凹部23aと凹部23bとを通じる縦孔2
3cと、外シリンダ12、内シリンダ13間の隙間C1
(隙間寸法D1)に通じる上部環状凹部23dと、この
上部環状凹部23dと内シリンダ13外周とで形成した
第1油路23eと、この第1油路23eから凹部23a
に通じる傾斜油路23fと、凹部23aから水平に延ば
した第2油路23gと、この第2油路23gに通じる下
部環状凹部23hと、この下部環状凹部23hと内シリ
ンダ13外周とで形成した第3油路23jとからなる。
なお、23kはOリングである。隙間C1と内シリンダ
13の通孔13aとで下部連通路21bを構成する。
るための凹部23aと、操作部25を取付けるための凹
部23bと、凹部23aと凹部23bとを通じる縦孔2
3cと、外シリンダ12、内シリンダ13間の隙間C1
(隙間寸法D1)に通じる上部環状凹部23dと、この
上部環状凹部23dと内シリンダ13外周とで形成した
第1油路23eと、この第1油路23eから凹部23a
に通じる傾斜油路23fと、凹部23aから水平に延ば
した第2油路23gと、この第2油路23gに通じる下
部環状凹部23hと、この下部環状凹部23hと内シリ
ンダ13外周とで形成した第3油路23jとからなる。
なお、23kはOリングである。隙間C1と内シリンダ
13の通孔13aとで下部連通路21bを構成する。
【0022】手動操作弁24は、弁座24aと、弁体2
4bと、リテーナ24cを介して弁体24bを弁座24
aに押し付けるスプリング24dと、このスプリング2
4dの下端を支持するとともに凹部23aにねじ結合し
た弁ケース24eとからなる。なお、24fは弁座24
aの中央に開けた通孔、24g,24gは弁ケース24
eの上部側面に開けた通孔、24h、24jはOリング
である。
4bと、リテーナ24cを介して弁体24bを弁座24
aに押し付けるスプリング24dと、このスプリング2
4dの下端を支持するとともに凹部23aにねじ結合し
た弁ケース24eとからなる。なお、24fは弁座24
aの中央に開けた通孔、24g,24gは弁ケース24
eの上部側面に開けた通孔、24h、24jはOリング
である。
【0023】操作部25は、凹部23bの底側に回転可
能に収納したカム25aと、このカム25aの周面に端
部を当て、カム25aの回転に応じて縦孔23c内を移
動できるロッド25bと、カム25aにねじで取付けた
カム軸25cと、このカム軸25c及びカム25aを保
持するために凹部23bの開口側にねじ結合した保持部
材25dとからなる。なお、25eはハンドルを取付け
るためのハンドル取付け部、25fはオイルシール、2
5g,25hはOリングである。
能に収納したカム25aと、このカム25aの周面に端
部を当て、カム25aの回転に応じて縦孔23c内を移
動できるロッド25bと、カム25aにねじで取付けた
カム軸25cと、このカム軸25c及びカム25aを保
持するために凹部23bの開口側にねじ結合した保持部
材25dとからなる。なお、25eはハンドルを取付け
るためのハンドル取付け部、25fはオイルシール、2
5g,25hはOリングである。
【0024】ロッドガイド19は、内シリンダ13の下
端をわずかなしまりばめで圧入するための小径部19a
と、下部内周に形成した凹部19bと、この凹部19b
に収納したダストシール19cとからなる。なお、19
d,19eはOリングである。
端をわずかなしまりばめで圧入するための小径部19a
と、下部内周に形成した凹部19bと、この凹部19b
に収納したダストシール19cとからなる。なお、19
d,19eはOリングである。
【0025】図6は本発明に係るチルトロック装置の上
部拡大断面図である。ピストン14は、ピストンロッド
16の上部に内周を挿入するとともに、プレート14a
を介してナットNで固定したものであり、ピストン本体
14bに、下部油室S2の圧力が設定値を越えたときに
開いて下部油室S2から中間油室S4へ作動油を流す第
1の弁としてのリリーフ弁27と、中間油室S4から下
部油室S2への作動油の流通を許すチェック弁28とか
らなる。なお、14c,14dはOリングである。
部拡大断面図である。ピストン14は、ピストンロッド
16の上部に内周を挿入するとともに、プレート14a
を介してナットNで固定したものであり、ピストン本体
14bに、下部油室S2の圧力が設定値を越えたときに
開いて下部油室S2から中間油室S4へ作動油を流す第
1の弁としてのリリーフ弁27と、中間油室S4から下
部油室S2への作動油の流通を許すチェック弁28とか
らなる。なお、14c,14dはOリングである。
【0026】リリーフ弁27は、ピストン本体14bが
弁ケース及び弁座を兼ね、弁座部27aと、弁体27b
と、この弁体27bをリテーナ27cを介して弁座部2
7aに押し付けるスプリング27dと、このスプリング
27dの上端外周を位置決めするリング27eと、これ
ら弁体27b、リテーナ27c、スプリング27d及び
リング27eを収納する弁室27fと、この弁室27f
に作動油が流入する流入孔27gとからなる。
弁ケース及び弁座を兼ね、弁座部27aと、弁体27b
と、この弁体27bをリテーナ27cを介して弁座部2
7aに押し付けるスプリング27dと、このスプリング
27dの上端外周を位置決めするリング27eと、これ
ら弁体27b、リテーナ27c、スプリング27d及び
リング27eを収納する弁室27fと、この弁室27f
に作動油が流入する流入孔27gとからなる。
【0027】チェック弁28は、ピストン本体14bが
弁ケース及び弁座を兼ね、弁座部28aと、弁体28b
と、この弁体28bを移動可能に収納する弁室28c
と、この弁室28cを貫通させて弁体28bが弁室28
cから出ないようにするピン28dと、ピストン本体1
4b上部に開けた戻り孔28eと、この戻り孔28eか
ら弁室28cに通じる流入孔28fとからなる。
弁ケース及び弁座を兼ね、弁座部28aと、弁体28b
と、この弁体28bを移動可能に収納する弁室28c
と、この弁室28cを貫通させて弁体28bが弁室28
cから出ないようにするピン28dと、ピストン本体1
4b上部に開けた戻り孔28eと、この戻り孔28eか
ら弁室28cに通じる流入孔28fとからなる。
【0028】フリーピストン15は、外周に形成した溝
15aと、この溝15aに装着したOリング15b及び
バックアップリング15cと、ピストンロッド16の上
端及びナットNを収納する凹部15dとを備える。バッ
クアップリング15cは、Oリング15bと共に作用し
て上部ガス室S1と中間油室S4との間のシール性をよ
り高めるものでる。
15aと、この溝15aに装着したOリング15b及び
バックアップリング15cと、ピストンロッド16の上
端及びナットNを収納する凹部15dとを備える。バッ
クアップリング15cは、Oリング15bと共に作用し
て上部ガス室S1と中間油室S4との間のシール性をよ
り高めるものでる。
【0029】上部取付け部材18は、フリーピストン1
5の上面とで上部ガス室S1を形成する凹部18aと、
この凹部18aから外シリンダ12、内シリンダ13間
の隙間C2(隙間寸法D2)に通じる横油路18b,1
8bとを備える。横油路18b,18bと隙間C2とで
上部連通路21aを構成する。
5の上面とで上部ガス室S1を形成する凹部18aと、
この凹部18aから外シリンダ12、内シリンダ13間
の隙間C2(隙間寸法D2)に通じる横油路18b,1
8bとを備える。横油路18b,18bと隙間C2とで
上部連通路21aを構成する。
【0030】このように、図1に示した船尾1に船外機
5を取付け、この船外機5を使用位置から待機位置まで
スイングさせるときに船外機5を任意の位置で止めるこ
とができるとともに、走行中に船外機5に加わった衝撃
を吸収するために、船尾1と船外機5との間に介設する
チルトロック装置10において、チルトロック装置10
を、図3に示した内シリンダ13と、この内シリンダ1
3に上下移動可能に挿入したピストン14と、このピス
トン14から下方に延ばしたピストンロッド16と、内
シリンダ13を囲う如くに内シリンダ13に一体的に設
けるとともにガス及び作動油を蓄えるアキュムレータS
3とから構成する。
5を取付け、この船外機5を使用位置から待機位置まで
スイングさせるときに船外機5を任意の位置で止めるこ
とができるとともに、走行中に船外機5に加わった衝撃
を吸収するために、船尾1と船外機5との間に介設する
チルトロック装置10において、チルトロック装置10
を、図3に示した内シリンダ13と、この内シリンダ1
3に上下移動可能に挿入したピストン14と、このピス
トン14から下方に延ばしたピストンロッド16と、内
シリンダ13を囲う如くに内シリンダ13に一体的に設
けるとともにガス及び作動油を蓄えるアキュムレータS
3とから構成する。
【0031】そして、チルトロック装置10を、シリン
ダ内シリンダ13内におけるピストン14の下方に下部
油室S2を形成し、また、内シリンダ13内におけるピ
ストン14の上方に上部ガス室S1を形成し、ピストン
14に下部油室S2内の圧力が設定値を越えたときに開
くリリーフ弁27(図6参照)を設け、内シリンダ13
の外周に沿って下部油室S2と上部ガス室S1とを連通
する連通路21を設け、この連通路21にアキュムレー
タS3を介設することで連通路21を上部連通路21a
と下部連通路21bとに区分し、この下部連通路21b
に外部から操作可能な手動操作弁24を設けたものとす
る。
ダ内シリンダ13内におけるピストン14の下方に下部
油室S2を形成し、また、内シリンダ13内におけるピ
ストン14の上方に上部ガス室S1を形成し、ピストン
14に下部油室S2内の圧力が設定値を越えたときに開
くリリーフ弁27(図6参照)を設け、内シリンダ13
の外周に沿って下部油室S2と上部ガス室S1とを連通
する連通路21を設け、この連通路21にアキュムレー
タS3を介設することで連通路21を上部連通路21a
と下部連通路21bとに区分し、この下部連通路21b
に外部から操作可能な手動操作弁24を設けたものとす
る。
【0032】これにより、内シリンダ13の外周に沿っ
て連通路21を設けたことで、連通路21の断面積を大
きくすることができ、連通路21の必要通油量を確保す
るとともに内シリンダ13外に連通路21を設けたこと
によるチルトロック装置10の外形の増大を抑えること
ができる。また、連通路21の途中に、内シリンダ13
を囲う如くに内シリンダ13に一体的にアキュムレータ
S3を介設したことで、連通路21とアキュムレータS
3とを内シリンダ13と別体に設けるよりも、チルトロ
ック装置10をよりコンパクトにすることができる。
て連通路21を設けたことで、連通路21の断面積を大
きくすることができ、連通路21の必要通油量を確保す
るとともに内シリンダ13外に連通路21を設けたこと
によるチルトロック装置10の外形の増大を抑えること
ができる。また、連通路21の途中に、内シリンダ13
を囲う如くに内シリンダ13に一体的にアキュムレータ
S3を介設したことで、連通路21とアキュムレータS
3とを内シリンダ13と別体に設けるよりも、チルトロ
ック装置10をよりコンパクトにすることができる。
【0033】更に、アキュムレータS3を、内シリンダ
13を外シリンダ12で囲って形成したものとし、外シ
リンダ12の中央部を、偏平断面の筒としたことで、内
シリンダ13と外シリンダ12との隙間で連通路21を
形成することができ、外シリンダ12でアキュムレータ
S3と連通路21の両方を形成することができる。従っ
て、アキュムレータS3と連通路21とを別々に設ける
よりも、部品数を減らすことができ、コストを抑えるこ
とができる。更にまた、外シリンダ12と内シリンダ1
3との間に連通路21及びアキュムレータS3を設けた
ことにより、連通路21の配管を必要としないため、組
立が容易になる。
13を外シリンダ12で囲って形成したものとし、外シ
リンダ12の中央部を、偏平断面の筒としたことで、内
シリンダ13と外シリンダ12との隙間で連通路21を
形成することができ、外シリンダ12でアキュムレータ
S3と連通路21の両方を形成することができる。従っ
て、アキュムレータS3と連通路21とを別々に設ける
よりも、部品数を減らすことができ、コストを抑えるこ
とができる。更にまた、外シリンダ12と内シリンダ1
3との間に連通路21及びアキュムレータS3を設けた
ことにより、連通路21の配管を必要としないため、組
立が容易になる。
【0034】以上に述べたチルトロック装置10の手動
操作の作用を次に説明する。図7は本発明に係るチルト
ロック装置の手動操作を説明する作用図(前半)であ
り、船外機をチルトさせた状態を示す。図8は本発明に
係るチルトロック装置の手動操作を説明する作用図(後
半)であり、手動操作弁を開けた状態を示す。図7にお
いて、例えば、浅瀬を走行する場合に、船外機5の下端
が海底、湖底又は川底に干渉しないように船外機5を上
方へチルトさせる必要がある。
操作の作用を次に説明する。図7は本発明に係るチルト
ロック装置の手動操作を説明する作用図(前半)であ
り、船外機をチルトさせた状態を示す。図8は本発明に
係るチルトロック装置の手動操作を説明する作用図(後
半)であり、手動操作弁を開けた状態を示す。図7にお
いて、例えば、浅瀬を走行する場合に、船外機5の下端
が海底、湖底又は川底に干渉しないように船外機5を上
方へチルトさせる必要がある。
【0035】このような場合には、まず、図8におい
て、手動操作機構11のハンドル取付け部25eに専用
ハンドルHを掛けて回転させる。これにより、カム25
aが回転してロッド25bが下降し、ロッド25bの下
端が手動操作弁24の弁体24bをスプリング24dの
上方への弾性力に抗して弁座24aから押し下げる。
て、手動操作機構11のハンドル取付け部25eに専用
ハンドルHを掛けて回転させる。これにより、カム25
aが回転してロッド25bが下降し、ロッド25bの下
端が手動操作弁24の弁体24bをスプリング24dの
上方への弾性力に抗して弁座24aから押し下げる。
【0036】これにより、手動操作弁24が開き、上部
ガス室S1と下部油室S2とは、上部連通路21aの横
油路18b,18b、隙間C2、アキュムレータS3、
下部連通路21bの隙間C1、手動操作機構11の第1
油路23e、傾斜油路23f、通孔24f、弁ケース2
4e内、通孔24g,24g、凹部23a内、第2油路
23g、第3油路23j及び内シリンダ13の通孔13
aを介して連通し、ピストン14及びフリーピストン1
5の移動が可能になり、チルトロック装置10の伸縮が
可能になる。
ガス室S1と下部油室S2とは、上部連通路21aの横
油路18b,18b、隙間C2、アキュムレータS3、
下部連通路21bの隙間C1、手動操作機構11の第1
油路23e、傾斜油路23f、通孔24f、弁ケース2
4e内、通孔24g,24g、凹部23a内、第2油路
23g、第3油路23j及び内シリンダ13の通孔13
aを介して連通し、ピストン14及びフリーピストン1
5の移動が可能になり、チルトロック装置10の伸縮が
可能になる。
【0037】この状態で、図7に示した船外機5を希望
する角度、例えば実線で示すような位置まで手動で上方
へ傾ける。この時、チルトロック装置10には引張力が
作用するため、図8に示したピストン14が内シリンダ
13に対して下降し始め、下部油室S2内の圧力が高く
なって、下部油室S2内の作動油は、上記した下部連通
路21b及び手動操作機構11内を通ってアキュムレー
タS3内へ流れる。
する角度、例えば実線で示すような位置まで手動で上方
へ傾ける。この時、チルトロック装置10には引張力が
作用するため、図8に示したピストン14が内シリンダ
13に対して下降し始め、下部油室S2内の圧力が高く
なって、下部油室S2内の作動油は、上記した下部連通
路21b及び手動操作機構11内を通ってアキュムレー
タS3内へ流れる。
【0038】また、アキュムレータS3内のガスは、上
部連通路21aを通って上部ガス室S1内へ流れる。こ
の時、アキュムレータS3内のガスの圧力は、上部連通
路21aを介してフリーピストン15の上面に作用する
とともに、下部連通路21bを介してピストン14の下
面に作用する。
部連通路21aを通って上部ガス室S1内へ流れる。こ
の時、アキュムレータS3内のガスの圧力は、上部連通
路21aを介してフリーピストン15の上面に作用する
とともに、下部連通路21bを介してピストン14の下
面に作用する。
【0039】この場合、フリーピストン15の上面の受
圧面積は、ピストン14の下面の受圧面積よりも大きい
ので、ピストン14及びフリーピストン15には下向き
の力(チルトロック装置10(図7参照)を伸ばそうと
する力)が働くため、この力がチルトロック装置10
(図7参照)を伸張するときの補助となり、船外機5
(図7参照)の上方へのチルト操作を楽に行うことがで
きる。
圧面積は、ピストン14の下面の受圧面積よりも大きい
ので、ピストン14及びフリーピストン15には下向き
の力(チルトロック装置10(図7参照)を伸ばそうと
する力)が働くため、この力がチルトロック装置10
(図7参照)を伸張するときの補助となり、船外機5
(図7参照)の上方へのチルト操作を楽に行うことがで
きる。
【0040】この後、再び手動操作機構11のカム軸2
5cを回転させると、手動操作弁24のスプリング24
dの弾性力でロッド25bが上昇するとともに弁体24
bが弁座24aに着座し、手動操作弁24が閉じる。従
って、下部油室S2とアキュムレータS3との作動油の
流通ができなくなり、ピストン14及びフリーピストン
15は上下の移動ができなくなって、チルトロック装置
10はチルトロック状態となる。これによって、浅瀬走
行ができるようになる。
5cを回転させると、手動操作弁24のスプリング24
dの弾性力でロッド25bが上昇するとともに弁体24
bが弁座24aに着座し、手動操作弁24が閉じる。従
って、下部油室S2とアキュムレータS3との作動油の
流通ができなくなり、ピストン14及びフリーピストン
15は上下の移動ができなくなって、チルトロック装置
10はチルトロック状態となる。これによって、浅瀬走
行ができるようになる。
【0041】また、船体を陸上げする場合にも、図8で
説明した手動操作で図7における船外機5を想像線で示
した水平近くの位置まで傾け、その状態を維持すること
ができる。
説明した手動操作で図7における船外機5を想像線で示
した水平近くの位置まで傾け、その状態を維持すること
ができる。
【0042】船外機5を図1に示したようなほぼ鉛直の
状態に戻すには、上記したような手動操作によって手動
操作弁24を開ければよい。これにより、船体が停止中
であれば、船外機5の自重でほぼ鉛直の状態にゆっくり
と戻る。また、船体が浅瀬走行中であれば、船外機5の
自重と推力とによりほぼ鉛直の状態に戻り、通常走行に
移ることができる。なお、この時、図8において、上部
ガス室S1内のガス及びアキュムレータS3内の作動油
は、船外機5を上方へチルトさせた場合とは逆の経路を
流れる。
状態に戻すには、上記したような手動操作によって手動
操作弁24を開ければよい。これにより、船体が停止中
であれば、船外機5の自重でほぼ鉛直の状態にゆっくり
と戻る。また、船体が浅瀬走行中であれば、船外機5の
自重と推力とによりほぼ鉛直の状態に戻り、通常走行に
移ることができる。なお、この時、図8において、上部
ガス室S1内のガス及びアキュムレータS3内の作動油
は、船外機5を上方へチルトさせた場合とは逆の経路を
流れる。
【0043】以上に述べたチルトロック装置10の自動
操作の作用を次に説明する。図9は本発明に係るチルト
ロック装置の自動操作を説明する作用図(前半)であ
り、船外機に外力が作用した状態を示す。図10
(a),(b)は本発明に係るチルトロック装置の自動
操作を説明する作用図(後半)であり、(a)はリリー
フ弁が開いた状態、(b)はチェック弁が開いた状態を
示す。
操作の作用を次に説明する。図9は本発明に係るチルト
ロック装置の自動操作を説明する作用図(前半)であ
り、船外機に外力が作用した状態を示す。図10
(a),(b)は本発明に係るチルトロック装置の自動
操作を説明する作用図(後半)であり、(a)はリリー
フ弁が開いた状態、(b)はチェック弁が開いた状態を
示す。
【0044】図9において、例えば、通常の走行中に、
実線で示すほぼ鉛直にした船外機5の前部に流木Wが衝
突した場合、船外機5の下部には矢印で示したような後
方への力が作用し、チルトロック装置10には引張力が
作用する。このチルトロック装置10に作用する引張力
により、図10(a)において、ピストン14及びフリ
ーピストン15は、内シリンダ13に対して下降しよう
とし、下部油室S2の圧力が増大する。
実線で示すほぼ鉛直にした船外機5の前部に流木Wが衝
突した場合、船外機5の下部には矢印で示したような後
方への力が作用し、チルトロック装置10には引張力が
作用する。このチルトロック装置10に作用する引張力
により、図10(a)において、ピストン14及びフリ
ーピストン15は、内シリンダ13に対して下降しよう
とし、下部油室S2の圧力が増大する。
【0045】下部油室S2の圧力が設定値、即ち、設定
値=(リリーフ弁27のスプリング27dのセット荷
重)÷(弁体27bと弁座部27aとの接触部分の断面
積)、を越えた時、リリーフ弁27が開く。
値=(リリーフ弁27のスプリング27dのセット荷
重)÷(弁体27bと弁座部27aとの接触部分の断面
積)、を越えた時、リリーフ弁27が開く。
【0046】そして、リリーフ弁27が開くと、ピスト
ン14は内シリンダ13に対して下降し始め、下部油室
S2内の作動油は、矢印で示すように中間油室S4内に
流れ、図9に示したチルトロック装置10は伸張して、
船外機5は想像線で示す位置までチルトする。これによ
り、船外機5に作用する衝撃を吸収し、船外機5の破損
を防止することができる。図10(a)において、ピス
トン14が下降したときに、フリーピストン15は、内
シリンダ13内からのピストンロッド16の退出体積分
を補う分だけ内シリンダ13に対して下降する。
ン14は内シリンダ13に対して下降し始め、下部油室
S2内の作動油は、矢印で示すように中間油室S4内に
流れ、図9に示したチルトロック装置10は伸張して、
船外機5は想像線で示す位置までチルトする。これによ
り、船外機5に作用する衝撃を吸収し、船外機5の破損
を防止することができる。図10(a)において、ピス
トン14が下降したときに、フリーピストン15は、内
シリンダ13内からのピストンロッド16の退出体積分
を補う分だけ内シリンダ13に対して下降する。
【0047】図9において、船外機図5に外力が作用し
なくなると、図10(b)において、ピストン14の下
降は止まり、下部油室S2内の圧力は設定値以下に減少
し、リリーフ弁27は閉じる。この後、チルトロック装
置10(図9参照)には、船外機5(図9参照)の自重
及び推力による圧縮力が働くため、ピストン14は、内
シリンダ13に対して上昇しようとし、中間油室S4内
の圧力は増大する。
なくなると、図10(b)において、ピストン14の下
降は止まり、下部油室S2内の圧力は設定値以下に減少
し、リリーフ弁27は閉じる。この後、チルトロック装
置10(図9参照)には、船外機5(図9参照)の自重
及び推力による圧縮力が働くため、ピストン14は、内
シリンダ13に対して上昇しようとし、中間油室S4内
の圧力は増大する。
【0048】これにより、チェック弁28が開き、中間
油室S4内の作動油は下部油室S2内へ流れるととも
に、ピストン14がフリーピストン15の位置まで内シ
リンダ13に対して上昇する。そして、ピストンロッド
16の上端はフリーピストン15の凹部15dに当たっ
て、船外機5(図9参照)は、自動的に通常走行時の元
の状態に戻る。この時、手動操作弁24(図8参照)は
閉じているので、フリーピストン15は、内シリンダ1
3内へのピストンロッド16の進入体積分を補う分だけ
上昇する。
油室S4内の作動油は下部油室S2内へ流れるととも
に、ピストン14がフリーピストン15の位置まで内シ
リンダ13に対して上昇する。そして、ピストンロッド
16の上端はフリーピストン15の凹部15dに当たっ
て、船外機5(図9参照)は、自動的に通常走行時の元
の状態に戻る。この時、手動操作弁24(図8参照)は
閉じているので、フリーピストン15は、内シリンダ1
3内へのピストンロッド16の進入体積分を補う分だけ
上昇する。
【0049】以上に述べた上部ガス室S1及びアキュム
レータS3の作用を次に説明する。例えば、図7の実線
に示したように船外機5をチルトして浅瀬を後進してい
る途中に、船外機5の後方に流木等の障害物が衝突した
場合には、チルトロック装置10に圧縮力が作用し、図
3において、ピストン14及びフリーピストン15は上
部ガス室S1内のガス及びアキュムレータS3内のガス
を圧縮しながら上昇する。
レータS3の作用を次に説明する。例えば、図7の実線
に示したように船外機5をチルトして浅瀬を後進してい
る途中に、船外機5の後方に流木等の障害物が衝突した
場合には、チルトロック装置10に圧縮力が作用し、図
3において、ピストン14及びフリーピストン15は上
部ガス室S1内のガス及びアキュムレータS3内のガス
を圧縮しながら上昇する。
【0050】これにより、図7において、チルトロック
装置10は縮み、船外機5はチルト状態からやや鉛直に
近い状態となり、船外機5に作用する衝撃を吸収するこ
とができ、船外機5の破損を防止することができる。
装置10は縮み、船外機5はチルト状態からやや鉛直に
近い状態となり、船外機5に作用する衝撃を吸収するこ
とができ、船外機5の破損を防止することができる。
【0051】尚、本発明の実施の形態では、図3に示し
たように、外シリンダ12に2つの拡幅部12b,12
bを形成したが、これに限るものではなく、内シリンダ
13の一方の側に容積の大きな拡幅部を1つ設け、この
拡幅部の下方に手動操作機構11を設けてもよい。この
ような構成により、船体の前後方向にチルトロック装置
10の偏平な方向を向けた場合に、内シリンダ13の他
方の側に拡幅部がなくなるため、チルトロック装置10
を船体の幅方向にもよりコンパクトにすることができ
る。また、本発明の船外機のチルトロック装置10は、
船外機に限るものではなく、他の昇降装置にも採用でき
る。
たように、外シリンダ12に2つの拡幅部12b,12
bを形成したが、これに限るものではなく、内シリンダ
13の一方の側に容積の大きな拡幅部を1つ設け、この
拡幅部の下方に手動操作機構11を設けてもよい。この
ような構成により、船体の前後方向にチルトロック装置
10の偏平な方向を向けた場合に、内シリンダ13の他
方の側に拡幅部がなくなるため、チルトロック装置10
を船体の幅方向にもよりコンパクトにすることができ
る。また、本発明の船外機のチルトロック装置10は、
船外機に限るものではなく、他の昇降装置にも採用でき
る。
【0052】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1のチルトロック装置は、シリンダの外周
に沿って連通路を設けたので、連通路の断面積を大きく
することができ、連通路の必要通油量を確保するととも
に、シリンダ外に連通路を設けたことによるチルトロッ
ク装置の外形の増大を抑えることができる。また、連通
路の途中にシリンダを囲う如くにシリンダに一体的に蓄
圧室を介設したので、連通路と蓄圧室とをシリンダと別
体に設けるよりも、チルトロック装置をよりコンパクト
にすることができる。
する。請求項1のチルトロック装置は、シリンダの外周
に沿って連通路を設けたので、連通路の断面積を大きく
することができ、連通路の必要通油量を確保するととも
に、シリンダ外に連通路を設けたことによるチルトロッ
ク装置の外形の増大を抑えることができる。また、連通
路の途中にシリンダを囲う如くにシリンダに一体的に蓄
圧室を介設したので、連通路と蓄圧室とをシリンダと別
体に設けるよりも、チルトロック装置をよりコンパクト
にすることができる。
【0053】請求項2のチルトロック装置は、蓄圧室
を、シリンダを外シリンダで囲って形成したものなの
で、シリンダと外シリンダとの隙間で連通路を形成する
ことができ、外シリンダで蓄圧室と連通路の両方を形成
することができる。従って、蓄圧室と連通路とを別々に
設けるよりも、部品数を減らすことができ、コストを抑
えることができる。
を、シリンダを外シリンダで囲って形成したものなの
で、シリンダと外シリンダとの隙間で連通路を形成する
ことができ、外シリンダで蓄圧室と連通路の両方を形成
することができる。従って、蓄圧室と連通路とを別々に
設けるよりも、部品数を減らすことができ、コストを抑
えることができる。
【0054】また、偏平な方向を船の前後方向になるよ
うにチルトロック装置を取付けることで、チルトロック
装置が占める前後方向のスペースが小さくなり、船と船
外機との間の距離を小さくすることができ、舵とり時や
チルト操作時の船外機の操作性を向上させることができ
る。
うにチルトロック装置を取付けることで、チルトロック
装置が占める前後方向のスペースが小さくなり、船と船
外機との間の距離を小さくすることができ、舵とり時や
チルト操作時の船外機の操作性を向上させることができ
る。
【図1】本発明に係るチルトロック装置を船尾と船外機
との間に取付けた状態を示す側面図
との間に取付けた状態を示す側面図
【図2】本発明に係るチルトロック装置の側面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】本発明に係るチルトロック装置の下部拡大断面
図
図
【図6】本発明に係るチルトロック装置の上部拡大断面
図
図
【図7】本発明に係るチルトロック装置の手動操作を説
明する作用図(前半)
明する作用図(前半)
【図8】本発明に係るチルトロック装置の手動操作を説
明する作用図(後半)
明する作用図(後半)
【図9】本発明に係るチルトロック装置の自動操作を説
明する作用図(前半)
明する作用図(前半)
【図10】本発明に係るチルトロック装置の自動操作を
説明する作用図(後半)
説明する作用図(後半)
1…船尾、5…船外機、10…チルトロック装置、12
…外シリンダ、13…シリンダ(内シリンダ)、14…
ピストン、16…ピストンロッド、21…連通路、21
a…上部連通路、21b…下部連通路、24…第2の弁
(手動操作弁)、27…第1の弁(リリーフ弁)、S1
…反ピストンロッド側室(上部ガス室)、S2…ピスト
ンロッド側室(下部油室)、S3…蓄圧室(アキュムレ
ータ)。
…外シリンダ、13…シリンダ(内シリンダ)、14…
ピストン、16…ピストンロッド、21…連通路、21
a…上部連通路、21b…下部連通路、24…第2の弁
(手動操作弁)、27…第1の弁(リリーフ弁)、S1
…反ピストンロッド側室(上部ガス室)、S2…ピスト
ンロッド側室(下部油室)、S3…蓄圧室(アキュムレ
ータ)。
Claims (2)
- 【請求項1】 船尾に船外機を取付け、この船外機を使
用位置から待機位置までスイングさせるときに船外機を
任意の位置で止めることができるとともに、走行中に船
外機に加わった衝撃を吸収するために、船尾と船外機と
の間に介設するチルトロック装置において、このチルト
ロック装置は、シリンダと、このシリンダに上下移動可
能に挿入したピストンと、このピストンから下方に延ば
したピストンロッドと、前記シリンダを囲う如くにシリ
ンダに一体的に設けるとともにガス及び作動油を蓄える
蓄圧室とからなり、シリンダ内におけるピストンの下方
にピストンロッド側室を形成し、また、シリンダ内にお
けるピストンの上方に反ピストンロッド側室を形成し、
ピストンに前記ピストンロッド側室内の圧力が設定値を
越えたときに開く第1の弁を設け、シリンダの外周に沿
ってピストンロッド側室と前記反ピストンロッド側室と
を連通する連通路を設け、この連通路に前記蓄圧室を介
設することで前記連通路を上部連通路と下部連通路とに
区分し、この下部連通路に外部から操作可能な第2の弁
を設けたことを特徴とする船外機のチルトロック装置。 - 【請求項2】 前記蓄圧室は、前記シリンダを外シリン
ダで囲って形成したものであって、前記外シリンダの中
央部は、偏平断面の筒であることを特徴とする請求項1
記載の船外機のチルトロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10078104A JPH11278384A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 船外機のチルトロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10078104A JPH11278384A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 船外機のチルトロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11278384A true JPH11278384A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13652588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10078104A Pending JPH11278384A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 船外機のチルトロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11278384A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003002294A (ja) * | 2001-06-19 | 2003-01-08 | Sanshin Ind Co Ltd | 船外機のチルト機構 |
-
1998
- 1998-03-25 JP JP10078104A patent/JPH11278384A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003002294A (ja) * | 2001-06-19 | 2003-01-08 | Sanshin Ind Co Ltd | 船外機のチルト機構 |
JP4519366B2 (ja) * | 2001-06-19 | 2010-08-04 | ヤマハ発動機株式会社 | 船外機のチルト機構 |
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