JPH11278305A - リヤフレームとリヤスカートとの結合構造 - Google Patents
リヤフレームとリヤスカートとの結合構造Info
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- JPH11278305A JPH11278305A JP7887298A JP7887298A JPH11278305A JP H11278305 A JPH11278305 A JP H11278305A JP 7887298 A JP7887298 A JP 7887298A JP 7887298 A JP7887298 A JP 7887298A JP H11278305 A JPH11278305 A JP H11278305A
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Abstract
向上させるとともに、牽引用フックからの入力荷重を効
率的にリヤスカート等の車体側に伝達することを可能に
したリヤフレームとリヤスカートとの結合構造を提供す
ることを目的とするものである。 【解決手段】 リヤフレーム1後端部と該リヤフレーム
1後端部近傍下部に取り付けた牽引用フック2後端部と
にわたりリヤスカート3を結合したことを特徴とするも
のである。
Description
引用フックを備えたリヤフレームとリヤスカートとの結
合構造に関する。
ヤフレームとリヤスカートとの結合構造としては、一般
に、図3や図4に示すようなものが知られている。図3
に示された第1従来例のものは、リヤフレーム21の後
端部近傍の下部に左右2枚からなる牽引用フック22
A、22Bの上部をスポット溶接等により取り付けたも
のである。符号30は牽引ロープ等を係止するフック孔
を示す。リヤフレーム21の後端部にはリヤスカート2
3が適宜の手段によって結合される。
平2−98004号公報に開示されたものであり、ボデ
ィのリヤサイドフロアメンバ112の後端部に固着した
リヤバンパー取付部補強用のエクステンションリヤ部材
113を、前記リヤサイドフロアメンバ112の下側に
膨らみながらリヤエンドパネル114まで延出する形態
とし、このエクステンションリヤ部材113の下側膨ら
み部113bにリヤフック111を取り付けたことを特
徴とするものである。これにより、リヤフックのオフセ
ット量を小さくして、牽引等の際の入力による大きなモ
ーメントの発生を防止できる。リヤエンドパネル114
はエクステンションリヤ部材113の後端部のフランジ
部113c、113dに結合される
うに構成された従来構造において、前記図3の第1従来
例のものでは、牽引用フック22A、22Bの上部がリ
ヤフレーム21の後端部近傍の下部にスポット溶接等に
より取り付けたものであるため、他の車両の牽引時やタ
イダウン時に、牽引用フック22A、22Bに作用する
入力荷重はリヤフレーム21のみで負担することにな
り、負担荷重の伝達効率が悪いのみならず、リヤフレー
ム21とリヤスカート23の結合も弱く、図示しないバ
ンパーステー挿入孔の周囲等を部分的に補強する必要が
あった。また、前記図4の第2従来例のものでは、リヤ
サイドフロアメンバ112の後端部にリヤバンパー取付
部補強用のエクステンションリヤ部材113を固着する
ため、余分な部材を必要とする他、リヤフックのオフセ
ット量を小さくして、牽引等の際の入力による大きなモ
ーメントの発生を防止できるものの、依然としてリヤフ
ック111はその上部のみがエクステンションリヤ部材
113の下側膨らみ部113bに取り付けられたもので
ある以上、リヤフック111に作用する入力荷重はエク
ステンションリヤ部材113のみで負担することにな
り、負担荷重の伝達効率が悪いものであった。
えたリヤフレームとリヤスカートとの結合構造における
諸課題を解決して、リヤフレームとリヤスカートとの結
合強度を向上させるとともに、牽引用フックからの入力
荷重を効率的にリヤスカート等の車体側に伝達すること
を可能にしたリヤフレームとリヤスカートとの結合構造
を提供することを目的とするものである。
フレーム後端部と該リヤフレーム後端部近傍下部に取り
付けた牽引用フック後端部とにわたりリヤスカートを結
合したことを特徴とするものである。また本発明は、前
記リヤフレーム後端部および牽引用フック後端部に後部
フランジを形成し、これら後部フランジとリヤスカート
とを結合したことを特徴とするものである。また本発明
は、前記牽引用フックの上部は前記リヤフレームの両側
を挟持して取り付けられたことを特徴とするものであ
る。また本発明は、前記牽引用フックは左右2枚からな
る板体を重合して構成されたことを特徴とするものであ
る。また本発明は、前記牽引用フックにおける後部フラ
ンジは前記リヤスカートと略T字状あるいはY字状の結
合面を形成することを特徴とするもので、これらを課題
解決のための手段とするものである。
て説明する。図1および図2は本発明の1実施の形態を
示すもので、図1(A)は本発明のリヤフレームとリヤ
スカートとの結合構造の斜視図、図1(B)は図1
(A)のD矢視側面図、図2は図1のA、B、Cおよび
E断面図である。図1に示したものは、車体左側のリヤ
フレーム1の後端部近傍であり、断面U字状のリヤフレ
ーム1の両側上方が曲折されて上部フランジ4が形成さ
れるとともに、後端部には後部フランジ5が形成され
る。前記リヤフレーム1の下方に、その両側を挟持する
ごとくして牽引用フック2がその上部の取付部6によっ
てスポット溶接等により取り付けられる。前記牽引用フ
ック2は左右2枚からなる板体2A、2Bを重合して構
成され、これら板体2A、2Bの下方の板状部7の大部
分には外周フランジ8が形成されて補強されるととも
に、牽引用フック2の後端部に形成された後部フランジ
9を前記リヤフレーム1の後端部の後部フランジ5と重
合ないし面一となるように構成する。そして、これらリ
ヤフレーム1後端部の後部フランジ5と該リヤフレーム
1後端部近傍下部に取り付けた牽引用フック後端部の後
部フランジ9とにわたりリヤスカート3(2点鎖線)を
スポット溶接等により結合したことを特徴とするもので
ある。なお、符号10はフック孔を示す。
における底部の後端部近傍はやや下方に傾斜させてあ
り、その後部フランジ5の面積をできるだけ大きくして
リヤスカート3との結合面積が大きくなるように構成さ
れている。したがって、リヤフレーム1の両側を挟持し
て取り付けられる前記牽引用フック2の上部の取付部6
についても、前記リヤフレーム1の底部傾斜に適合させ
て傾斜して構成される。しかしながら、該傾斜形状は必
ずしも必要な構成ではなく、ストレート形状であっても
よいことは言うまでもない。前記牽引用フック2の後端
部に形成された後部フランジ9については、その上方部
分が前記リヤフレーム1の後部フランジ5の前面(図1
(B)の左方)に重合され、その下端部を回り込んで曲
折された後、その下方部分がリヤフレーム1の後部フラ
ンジ5と面一にされて、図1(A)に示すように、後面
視で略T字状あるいはY字状となるように縮幅されたフ
ランジを形成する。
の後部フランジ5と牽引用フック2の後部フランジ9と
にわたって車体の後端部を形成するリヤスカート3がス
ポット溶接等により結合される。図2は、図1における
各A、B、CおよびE部の断面図であり、各部の結合状
態が明瞭に示されている。断面AおよびBを示す図2
(A)(B)により、リヤスカート3との結合におい
て、リヤフレーム1の後部フランジ5と牽引用フック2
の後部フランジ9との重合結合をも強固に結合している
ことが理解される。前記牽引用フック2における後部フ
ランジ9の下方部分は前記リヤスカート3と略T字状あ
るいはY字状の結合面を形成しており、該結合面では、
図2(C)に示すように、牽引用フック2の後部フラン
ジ9とリヤスカート3とが直接結合されているが、前述
のように略T字状あるいはY字状の結合面によって牽引
用フック2への入力荷重が比較的均一に車体部分である
リヤスカート3に分散されることになる。
への入力荷重はリヤフレーム1のみにて負担されること
なく、効果的に車体部分であるリヤスカート3に分散さ
れるとともに、リヤフレーム1と車体部分であるリヤス
カート3の両方に結合された牽引用フック2は、前記リ
ヤフレーム1とリヤスカート3との結合部分の補強部材
を兼用することになるので、該結合部分に近接するバッ
クドア開口部12や、リヤフレーム1のU字溝に対応さ
せて設けられるバンパーステー挿入部の充分な強度が確
保できるものである。
してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、リヤフレームの
形状およびその後部フランジの形状、牽引用フックの形
状およびその後部フランジの形状、これら両後部フラン
ジ間の重合形態等の関連構成、リヤフレームと牽引用フ
ックとの結合形態および前記両後部フランジとリヤスカ
ートとの結合形態(例えばスポット溶接等に限らず、ボ
ルト・ナットによる結合であってもよい。)等は適宜採
用できる。
よれば、リヤフレーム後端部と該リヤフレーム後端部近
傍下部に取り付けた牽引用フック後端部とにわたりリヤ
スカートを結合したので、牽引用フックへの入力荷重は
リヤフレームのみにて負担されることなく、効果的に車
体部分であるリヤスカートにも分散される。また、牽引
用フックはリヤフレームとリヤスカートの両方に結合さ
れていることによって、これらリヤフレームとリヤスカ
ートとの結合部分の補強部材を兼用するので、該結合部
分の効果的な補強機能を発揮させる他、従来のもののよ
うに前記結合部分の補強のために余分な部材を必要とせ
ず、部品点数も少なくすることができて、製造工程も簡
略化され低コストとなる。
クドア開口部や、リヤフレームのU字溝に対応させて設
けられるバンパーステー挿入部の充分な強度も確保でき
ることとなる。さらに、前記牽引用フックの後部フラン
ジとリヤスカートとは略T字状あるいはY字状の結合面
を形成することによって、牽引用フックへの入力荷重が
比較的均一に車体部分であるリヤスカートに安定して分
散される。このように本発明によれば、リヤフレームと
リヤスカートとの結合強度を向上させるとともに、牽引
用フックからの入力荷重を効率的にリヤスカート等の車
体側に伝達することを可能にしたリヤフレームとリヤス
カートとの結合構造が提供される。
構造の1実施の形態を示すもので、図1(A)はリヤフ
レームとリヤスカートとの結合構造の斜視図、図1
(B)は図1(A)のD矢視側面図である。
構造の1実施の形態を示すもので、図1のA、B、Cお
よびE断面図である。
1従来例を示す斜視図である。
2従来例を示す斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 リヤフレーム後端部と該リヤフレーム後
端部近傍下部に取り付けた牽引用フック後端部とにわた
りリヤスカートを結合したことを特徴とするリヤフレー
ムとリヤスカートとの結合構造。 - 【請求項2】 前記リヤフレーム後端部および牽引用フ
ック後端部に後部フランジを形成し、これら後部フラン
ジとリヤスカートとを結合したことを特徴とする請求項
1に記載のリヤフレームとリヤスカートとの結合構造。 - 【請求項3】 前記牽引用フックの上部は前記リヤフレ
ームの両側を挟持して取り付けられたことを特徴とする
請求項1または2に記載のリヤフレームとリヤスカート
との結合構造。 - 【請求項4】 前記牽引用フックは左右2枚からなる板
体を重合して構成されたことを特徴とする請求項1ない
し3のいずれかに記載のリヤフレームとリヤスカートと
の結合構造。 - 【請求項5】 前記牽引用フックにおける後部フランジ
は前記リヤスカートと略T字状あるいはY字状の結合面
を形成することを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
かに記載のリヤフレームとリヤスカートとの結合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07887298A JP3926920B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | リヤフレームとリヤスカートとの結合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP07887298A JP3926920B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | リヤフレームとリヤスカートとの結合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11278305A true JPH11278305A (ja) | 1999-10-12 |
JP3926920B2 JP3926920B2 (ja) | 2007-06-06 |
Family
ID=13673925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07887298A Expired - Fee Related JP3926920B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | リヤフレームとリヤスカートとの結合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3926920B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004314935A (ja) * | 2003-04-14 | 2004-11-11 | Hyundai Motor Co Ltd | 車両用前方シッピング・フック・アセンブリー |
JP2006168456A (ja) * | 2004-12-14 | 2006-06-29 | Honda Motor Co Ltd | 自動車の後部車体構造 |
JP2016060428A (ja) * | 2014-09-19 | 2016-04-25 | トヨタ自動車株式会社 | 車両 |
JP2018149848A (ja) * | 2017-03-10 | 2018-09-27 | 三菱自動車工業株式会社 | シッピングブラケット |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP07887298A patent/JP3926920B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2018149848A (ja) * | 2017-03-10 | 2018-09-27 | 三菱自動車工業株式会社 | シッピングブラケット |
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JP3926920B2 (ja) | 2007-06-06 |
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