JPH11278220A - ワイパユニット - Google Patents

ワイパユニット

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JPH11278220A
JPH11278220A JP10084322A JP8432298A JPH11278220A JP H11278220 A JPH11278220 A JP H11278220A JP 10084322 A JP10084322 A JP 10084322A JP 8432298 A JP8432298 A JP 8432298A JP H11278220 A JPH11278220 A JP H11278220A
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gear case
wiper
wiper frame
fixing
fixing portion
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Yoshinori Ishii
井 良 典 石
Koji Ito
藤 浩 二 伊
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Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車種毎に異なるギヤケースを作成することな
く、簡単に多種の取付け位置に対応することができるワ
イパユニットを提供する。 【解決手段】 車体側の取付位置に応じてギヤケース1
7からの離間寸法を変更して配置された第3の車体側固
定部3bが形成され、ワイパモータ2のギヤケース17
に固定された車体側固定用ブラケット3を備えたワイパ
ユニット1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は払拭面をワイパで
拭うワイパ装置において、ワイパモータ、ワイパアー
ム、ピボットシャフト、ピボットアーム、リンクコンロ
ッドをワイパフレームに一体的に組付けたワイパユニッ
トに関する。
【0002】
【従来の技術】ワイパモータ、ワイパアーム、ピボット
シャフト、ピボットアーム、リンクコンロッドをワイパ
フレームに一体的に組付けたワイパユニットとしては、
ワイパフレームの端部にそれぞれ配置された車体側固定
部と、ワイパモータに備えたギヤケースに一体に形成さ
れた車体側固定部とによって車体パネルへの固定が行わ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したワイパユニッ
トでは、車種毎に車体側のワイパユニットの取付け位置
が異なるから、ギヤケースの車体側固定部の位置を変更
した金型を用いてギヤケースが新たに作成されていた。
そのため、組立てに際しては、車種毎に、異なる形状の
ギヤケースが作成される。その結果、それらを車種毎に
それぞれ管理することになるから、工数が多く必要にな
って、生産性を向上させることが難しいという問題点が
あり、この問題点を解決することが課題となっていた。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わるワイパユニットは、車
種毎に異なるギヤケースを作成すること無く、簡単に多
種の取付け位置に対応することができるワイパユニット
を提供することを目的としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるワイパユニットでは、通電により回転するアーマチ
ュアをモータヨーク内にもつとともに、このモータヨー
クにねじ止められたギヤケースをもち、アーマチュアに
噛合された出力軸をもつワイパモータと、ワイパモータ
の出力軸に固定されたモータアームと、パイプ状に形成
されたフレーム本体をもち、このフレーム本体の端部に
結合された第1、第2の車体側固定部をもつとともにピ
ボットシャフト支持部をもつワイパフレームと、ワイパ
フレームのピボットシャフト支持部に回転可能に支持さ
れたピボットシャフトと、ピボットシャフトに結合され
たピボットアームと、モータアーム、ピボットアームに
それぞれ回転可能に連結されたリンクコンロッドと、ワ
イパフレームのフレーム本体の一部に配置され、ねじ挿
通孔が形成されたギヤケース固定部と、ワイパモータの
ギヤケースの外側に配置され、ねじ込み孔が形成されて
いるとともにギヤケース固定部を囲んで配置され、ギヤ
ケース固定部を支持可能なワイパフレーム支持部と、ギ
ヤケース固定部のねじ挿通孔に挿通され、ワイパフレー
ム支持部のねじ込み孔にねじ込まれることによってワイ
パフレームをギヤケースに結合するワイパフレーム固定
用ねじと、車体側の取付位置に応じてギヤケースからの
離間寸法を変更して配置された第3の車体側固定部が形
成されていて、ワイパモータのギヤケースに固定された
車体側固定用ブラケットを備えている構成としたことを
特徴としている。
【0007】この発明の請求項2に係わるワイパユニッ
トでは、ワイパモータのギヤケースには、出力軸を支持
する出力軸支持部の外側に、ねじ孔を有するブラケット
固定部が形成され、車体側固定用ブラケットには、ねじ
挿通孔を有するギヤケース側取付部が形成され、車体側
固定用ブラケットは、ギヤケース側取付部を介してギヤ
ケースのブラケット固定部のねじ孔にブラケット固定用
ねじがねじ込まれることによってギヤケースに固定され
ている構成としたことを特徴としている。
【0008】この発明の請求項3に係わるワイパユニッ
トでは、車体側固定用ブラケットのギヤケース側取付部
には、ギヤケースの出力軸支持部を囲んで配置され、ブ
ラケット固定用ねじがギヤケースのブラケット固定部の
ねじ孔にねじ込まれることにより、ギヤケースのブラケ
ット固定部に密着するギヤケース側密着面が形成されて
いる構成としたことを特徴としている。
【0009】この発明の請求項4に係わるワイパユニッ
トでは、ワイパフレーム支持部に対向してギヤケース固
定部上に固定され、ワイパフレーム支持部とによりギヤ
ケース固定部のほぼ全周を覆うワイパフレームカバーを
備えている構成としたことを特徴としている。
【0010】この発明の請求項5に係わるワイパユニッ
トでは、ワイパフレームカバーには、ワイパフレーム支
持部から離れて配置されるギヤケース側端部が形成さ
れ、ワイパフレーム支持部には、ワイパフレームカバー
のギヤケース側端部の外側に配置された切欠部を備えて
いる構成としたことを特徴としている。
【0011】
【発明の作用】この発明の請求項1に係わるワイパユニ
ットにおいて、車体側の取付位置に応じてギヤケースか
らの離間寸法が変更して配置された第3の車体側固定部
をもつ車体側固定用ブラケットは、ワイパフレームのフ
レーム本体に形成された第1、第2の車体側固定部が車
体側に固定されるのと同時に車体側に固定される。それ
故、車体側固定用ブラケットは、ギヤケースとは独立し
て成形されるから、車種毎に異なる車体側の取付位置に
応じたものとして車体側固定用ブラケットのみを作成す
るだけで、車種毎に異なる車体側の取付位置に簡単に対
応できる。
【0012】この発明の請求項2に係わるワイパユニッ
トにおいて、車体側固定用ブラケットは、ギヤケース側
取付部を介してギヤケースのブラケット固定部のねじ孔
にブラケット固定用ねじがねじ込まれることによってギ
ヤケースに固定されている。それ故、請求項1の作用に
加え、車体側固定用ブラケットは、ねじ止めによってギ
ヤケースに固定されるから、加締め固定や、接着などの
ように要領をともなわずに、簡単に取付が行われる。
【0013】この発明の請求項3に係わるワイパユニッ
トにおいて、車体側固定用ブラケットは、ブラケット固
定用ねじがギヤケースのブラケット固定部のねじ孔にね
じ込まれることによって、ギヤケースの出力軸支持部を
囲んで配置されたギヤケース側密着面がギヤケースのブ
ラケット固定部に密着する。それ故、請求項2の作用に
加え、ギヤケース側密着面によって車体側固定用ブラケ
ットがギヤケースに、より強固に固定される。
【0014】この発明の請求項4に係わるワイパユニッ
トにおいて、ワイパフレームは、ギヤケース固定部がワ
イパフレーム支持部に支持され、このギヤケース固定部
上にワイパフレームカバーが固定されることによって、
ワイパフレームカバーとワイパフレーム支持部とにより
ギヤケース固定部のほぼ全周が覆われてギヤケースに固
定されるから、ワイパフレームより、ワイパフレーム固
定用ねじのねじ込みによる潰し荷重に抗する反力が発生
し、その反力をワイパフレーム固定用ねじに与えること
によって緩みが生ずることなく強固に結合される。それ
故、請求項3の作用に加え、ギヤケースに車体側固定用
ブラケットおよびワイパフレームが強固に固定される。
【0015】この発明の請求項5に係わるワイパユニッ
トにおいて、ワイパフレームがワイパフレームカバーを
介してギヤケースに固定されることによって、ワイパフ
レームカバーのギヤケース側端部がギヤケースのワイパ
フレーム支持部の切欠部の内側に配置される。それ故、
請求項4の作用に加え、ワイパフレームカバーのギヤケ
ース側端部がギヤケースの切欠部に囲まれることによっ
て、ワイパフレームとともにワイパフレームカバーの変
形が押さえられて、ワイパフレームからより大きな反力
が発生する。
【0016】
【実施例】図1ないし図6には、この発明に係わるワイ
パユニットの一実施例が示されている。
【0017】図示するワイパユニット1は、主として、
ワイパモータ2、車体固定用ブラケット3、ブラケット
固定用ねじ4、モータアーム5、ワイパフレーム6、ワ
イパフレームカバー7、ワイパフレーム固定用ねじ8、
第1のリンクコンロッド9、第1のピボットアーム1
0、第1のピボットシャフト11、第2のリンクコンロ
ッド12、第2のピボットアーム13、第2のピボット
シャフト14から構成されている。
【0018】ワイパモータ2は、モータヨーク15内に
アーマチュア16が回転可能に収容されており、モータ
ヨーク15がギヤケース17にねじ18をねじ込むこと
によって結合されている。アーマチュア16にはアーマ
チュアシャフト19が備えられており、図3に示される
ように、アーマチュアシャフト19が、ギヤケース17
のギヤケース本体17aに孔状に形成されたギヤ収容部
17b内に突出して配置されている。
【0019】アーマチュアシャフト19には、ギヤ収容
部17b内にウオーム19aが形成されており、このウ
オーム19aに第1の中間ギヤ20、第2の中間ギヤ2
1がそれぞれ噛み合っている。第1、第2の中間ギヤ2
0、21は2段の歯車であって、大径側がアーマチュア
シャフト19のウオーム19aにそれぞれ噛合され、小
径側が出力ギヤ22にそれぞれ噛合されている。
【0020】出力ギヤ22は、出力軸23の一端部に結
合されている。出力軸23は、出力軸支持部17cによ
って回転可能に支持されている。出力軸支持部17c
は、ギヤケース本体17aから円筒形に突出している。
出力軸23は、他端部がギヤケース17の外側に突出し
てモータアーム5の基端部に固定されている。モータア
ーム5の先端部には第1のボールピン24が固定されて
いる。第1のボールピン24には、第1のボールリテー
ナ25が球面対偶を介して結合されている。第1のボー
ルリテーナ25は第1のリンクコンロッド9の一端部に
固定されている。
【0021】そして、ギヤケース17には、ブラケット
固定部17d、ワイパフレーム支持部17eがそれぞれ
形成されている。
【0022】フラケット固定部17dは、出力軸支持部
17cの外側に配置されており、このブラケット固定部
17dには、2個のねじ孔17d1、17d1がそれぞ
れ形成されている。ブラケット固定部17dには、後述
する車体固定用ブラケット3を介してブラケット固定用
ねじ4、4がねじ孔17d1、17d1にねじ込まれる
ことによって車体固定用ブラケット3が固定される。
【0023】ワイパフレーム支持部17eは、ギヤケー
ス本体17aから略矩形に突出形成されている。ワイパ
フレーム支持部17eには、支持部本体17e1の一方
側に、後述するワイパフレーム6に形成されたギヤケー
ス固定部6dの外径寸法よりもわずかに大きい内径寸法
の半円形溝状にされた第1のワイパフレーム圧着面17
e2が形成されている。また、ワイパフレーム支持部1
7eには、第1のワイパフレーム圧着面17e2のほぼ
中央で、この第1のワイパフレーム圧着面17e2の溝
方向に沿って並べて配置されたねじ込み孔17e3、1
7e3がそれぞれ形成されている。このとき、ねじ込み
孔17e3、17e3には雌ねじが形成されているが、
後述するワイパフレーム固定用ねじ8をタッピングスク
リューなどの部材とすることにより、雌ねじを形成する
ことなく単純な孔(貫通状)とするだけでもよい。
【0024】そして、ワイパフレーム支持部17eに
は、後述するワイパフレームカバー7に形成された第
1、第2のギヤケース側端部7a3、7a4の外側に配
置される第1、第2の切欠17e4、17e5がそれぞ
れ形成されている。第1、第2の切欠17e4、17e
5は、ワイパフレーム固定用ねじ8、8がワイパフレー
ムカバー7、ワイパフレーム6を通してギヤケース17
のねじ込み孔17e3、17e3にねじ込まれることに
よって、ワイパフレーム6のギヤケース固定部6dに対
して潰し荷重がかかり、ワイパフレーム6のギヤケース
固定部6dの外径を大きくしようとする応力がかけられ
た際に、ワイパフレーム6とともにワイパフレームカバ
ー7がその応力によって変形しないようにする機能をも
つ。
【0025】ワイパフレーム支持部17eでは、第1の
ワイパフレーム圧着面17e2上にワイパフレーム6の
ギヤケース固定部6dが配置され、このギヤケース固定
部6dを貫通したワイパフレーム固定用ねじ8、8がね
じ込み孔17e3、17e3にねじ込まれることによっ
て、第1のワイパフレーム圧着面17e2がワイパフレ
ーム6のギヤケース固定部6dに圧着する。第1のワイ
パフレーム圧着面17e2は、ワイパフレーム6のギヤ
ケース固定部6dの筒方向に沿って、ギヤケース固定部
6dの全周のうちのほぼ下半分を覆う。
【0026】ワイパモータ2は、図示しない外部接続配
線を通じてアーマチュア16に通電されると、アーマチ
ュアシャフト19が回転するため、ウオーム19aを介
して第1、第2の中間ギヤ20、21が回転し、第1、
第2の中間ギヤ20、21を介して出力ギヤ22が回転
して出力軸23が回転することによりモータアーム5が
回転する。そして、モータアーム5が回転することによ
って第1のボールピン24が円運動するから、第1のボ
ールリテーナ25によって第1のリンクコンロッド9に
往復揺動させる動力が与えられる。
【0027】ギヤケース17のブラケット固定部17d
には、車体固定用ブラケット3が固定されている。この
車体固定用ブラケット3には、図4に示されるように、
板状をなすブラケット本体3aの一端部に第3の車体側
固定部3bが備えられているとともに、ブラケット本体
3aの他端部にギヤケース側取付部3cが備えられてい
る。
【0028】第3の車体側固定部3bには、図2に示さ
れるように、ゴム製のダンパ35が嵌め付けられてい
る。ダンパ35には図示しない車体取付用ねじが装着さ
れる。
【0029】ギヤケース側取付部3cは、ギヤケース1
7の出力軸支持部17cを囲むようにしてブラケット本
体3aから半円形に突出形成されており、ギヤケース1
7のブラケット固定部17d上に配置される。ギヤケー
ス側取付部3cには、2個のねじ挿通孔3c1、3c1
がそれぞれ形成されているとともに、ギヤケース17の
ブラケット固定部17dに密着するギヤケース側密着面
3c2が形成されている。ギヤケース側取付部3cで
は、ねじ挿通孔3c1、3c1にブラケット固定用ねじ
4、4がそれぞれ挿通され、ブラケット固定用ねじ4、
4がギヤケース17のブラケット固定部17dに設けら
れたねじ孔17d1、17d1にそれぞれねじ込まれる
ことによってギヤケース密着面3c2がギヤケース17
のブラケット固定部17dに密着して固定される。
【0030】車体固定用ブラケット3は、図5に示され
るように、ギヤケース側取付部3cの中心から第3の車
体側固定部3bの中心までの長さ寸法Lが車体側の取付
位置に応じて選ばれるから、車種毎に異なるものとして
作成される。
【0031】車体固定用ブラケット3は、ギヤケース1
7のブラケット固定部17d上に配置されたうえで、ギ
ヤケース側取付部3cのねじ挿通孔3c1、3c1にブ
ラケット固定用ねじ4、4がそれぞれ挿通され、ブラケ
ット固定用ねじ4、4がギヤケース17のブラケット固
定部17dに設けられたねじ孔17d1、17d1にそ
れぞれねじ込まれることによってギヤケース17に固定
される。そして、車体固定用ブラケット3は、第3の車
体側固定部3bに嵌め付けられたダンパ35に装着され
た車体取付用ねじが車体のダッシュアッパパネルに固定
された図示しないナットにねじ込まれることによってこ
のワイパユニット1の一部を車体側に固定するのに用い
られる。
【0032】車体側固定用ブラケット3は、車種毎に異
なる車体側の取付位置に応じたものとしてギヤケース1
7とは独立して成形されるため、車種毎に異なる車体側
の取付位置に対応してギヤケース17全体を作成する必
要がない。また、車体側固定用ブラケット3は、ねじ止
めによってギヤケース17に固定されるから、加締め固
定や、接着などのような要領を何等ともなわずに簡単に
取付が行われる。
【0033】一方、ワイパフレーム6は、フレーム本体
6a、第1の車体側固定部6b、第2の車体側固定部6
cから形成されている。
【0034】フレーム本体6aはパイプ形にされてお
り、このフレーム本体6aは搭載する車体のダッシュア
ッパパネルの形状に合わせて曲げられて形成されてい
る。フレーム本体6aのほぼ中央にはギヤケース固定部
6dが形成されている。
【0035】ギヤケース固定部6dには、図6に示され
るように、筒形状の固定部本体6d1が備えられてお
り、この固定部本体6d1にねじ挿通孔6d2、6d2
がそれぞれ形成されている。ねじ挿通孔6d2、6d2
は、固定部本体6d1を貫通するものとして、固定部本
体6d1の筒方向に並べて配置されている。
【0036】ねじ挿通孔6d2、6d2には、ワイパフ
レーム固定用ねじ8、8が先に挿通される一方側に、内
周部で円筒形にされたねじ保持部6d3、6d3がそれ
ぞれ形成されているとともに、ワイパフレーム固定用ね
じ6、6が後に挿通される他方側に、丸孔部6d4、6
d4がそれぞれ形成されている。
【0037】ねじ挿通孔6d2、6d2はギヤケース1
7のワイパフレーム支持部17eに形成されたねじ込み
孔17e3、17e3にそれぞれ一致するように配置さ
れている。ねじ挿通孔6d2、6d2を形成するに際し
ては、特開平7−195283号公報に開示された穴成
形方法を用いるのが好ましい。
【0038】ギヤケース固定部6dは、前述したワイパ
モータ2のギヤケース17に形成されたワイパフレーム
支持部17e内に配置され、このギヤケース固定部6d
の上側にワイパフレームカバー7が配置されている。
【0039】ワイパフレームカバー7には、図6に示さ
れるように、略半円筒形にされたフレームカバー本体7
aの内側に、ワイパフレーム6に形成されたギヤケース
固定部6dの外径寸法よりもわずかに大きい内径寸法の
第2のワイパフレーム圧着面7a1が形成されている。
この第2のワイパフレーム圧着面7a1は、ギヤケース
17のワイパフレーム支持部17eに形成された第1の
ワイパフレーム圧着面17e2とによりほぼ円形に配置
される。
【0040】また、フレームカバー本体7aには、第2
のワイパフレーム圧着面7a1のほぼ中央で、この第2
のワイパフレーム圧着面7a1の筒方向に沿って並べて
配置されたねじ挿通孔7a2、7a2がそれぞれ形成さ
れている。ねじ挿通孔7a2、7a2は、ワイパフレー
ム6のギヤケース固定部6dに形成されたねじ挿通孔6
d2、6d2にそれぞれ一致するように配置され、フレ
ームカバー本体7aの中央に、図6中上方に向けて折り
曲げられて突出した当接突部7a5上に形成されてい
る。当接突部7a5は、平面に形成されており、後述す
るワイパフレーム固定用ねじ8がねじ込まれることによ
って、ワイパフレーム固定用ねじ8の頭部8aに当接し
て、ワイパフレーム6のギヤケース固定部6dをギヤケ
ース17のワイパフレーム支持部17eに対して弾性的
に支持する。
【0041】そして、フレームカバー本体7aの第2の
ワイパフレーム圧着面7a1の円周方向の端部には、第
1、第2のギヤケース側端部7a3、7a4がそれぞれ
形成されている。第1、第2のギヤケース側端部7a
3、7a4は、ギヤケース17のワイパフレーム支持部
17eに収められたワイパフレーム6のギヤケース固定
部6dの上側に第2のワイパフレーム圧着面7a1が圧
着された際、ギヤケース17のワイパフレーム支持部1
7eに形成された第1、第2の切欠17e4、17e5
の内側に配置される。
【0042】ワイパフレームカバー7のねじ挿通孔7a
2、7a2には、ワイパフレーム固定用ねじ8、8がそ
れぞれ挿通される。ワイパフレームカバー7は、ギヤケ
ース17のワイパフレーム支持部17eに収められたワ
イパフレーム6のギヤケース固定部6dの上側に配置さ
れ、ねじ挿通孔7a2、7a2からワイパフレーム固定
用ねじ8、8がワイパフレーム6のギヤケース固定部6
dに形成されたねじ挿通孔6d2、6d2のねじ保持部
6d3、6d3、丸孔部6d4、6d4にそれぞれ通さ
れてから、ギヤケース17のワイパフレーム支持部17
eのねじ込み孔17e3、17e3にワイパフレーム固
定用ねじ8、8がそれぞれねじ込まれることによって、
第2のワイパフレーム圧着面7a1がワイパフレーム6
のギヤケース固定部6dの上側に圧着する。第2のワイ
パフレーム圧着面7a1は、ワイパフレーム6のギヤケ
ース固定部6dに沿って、ギヤケース固定部6dの全周
のうちのほぼ上半分を覆う。
【0043】ワイパフレーム固定用ねじ8、8がワイパ
フレームカバー7、ワイパフレーム6を通してギヤケー
ス17のねじ込み孔17e3、17e3にねじ込まれる
ことによって、ワイパフレームカバー7の第2のワイパ
フレーム圧着面7a1がワイパフレーム6のギヤケース
固定部6dの上側に圧着するとともに、ギヤケース17
の第1のワイパフレーム圧着面17e3がワイパフレー
ム6のギヤケース固定部6dの下側に圧着するから、ワ
イパフレーム6のギヤケース固定部6dに対し、ねじ保
持部6d3、6d3から丸孔部6d4、6d4に向けて
潰し荷重がかかり、ワイパフレーム6のギヤケース固定
部6dの外径を図6中左右の方向に大きくしようとする
応力がかけられる。
【0044】ワイパフレーム6のギヤケース固定部6d
の外径を図6中左右の方向に大きくしようとする応力が
かけられたとき、ワイパフレームカバー7の第1、第2
のギヤケース側端部7a3、7a4がギヤケース17の
ワイパフレーム支持部17eに形成された第1、第2の
切欠15d7、15d8の内側に配置されることによっ
て、ワイパフレームカバー5がその潰し荷重によってワ
イパフレーム4とともに変形せずに、ワイパフレーム6
のギヤケース固定部6dの下側に圧着している第1のワ
イパフレーム圧着面17e2がギヤケース固定部6dの
下半分を覆い、且つ、ワイパフレーム6のギヤケース固
定部6dの上側に圧着している第2のワイパフレーム圧
着面7a1がギヤケース固定部6dの上半分を覆ってい
るから、ワイパフレームカバー7とギヤケース17のワ
イパフレーム支持部17eとによって、ワイパフレーム
6のギヤケース固定部6dに、ワイパフレーム6のギヤ
ケース固定部6dの外径を図6中左右の方向に大きくし
ようとする応力に抗する反力が発生し、その反力がワイ
パフレーム固定用ねじ8、8の頭部8a、8aに向けて
作用することによってワイパフレーム固定用ねじ8、8
の推力となるため、ギヤケース17のねじ込み孔17e
3、17e3にねじ込まれたワイパフレーム固定用ねじ
8、8に緩みが生ずることがなく、ワイパフレームカバ
ー7、ワイパフレーム6、ギヤケース17の三者が強固
に結合される。
【0045】第1の車体側固定部6bはフレーム本体6
aの一端側に加締め固定され、第2の車体側固定部6c
はフレーム本体6aの他端側に加締め固定されている。
【0046】第1の車体側固定部6bには、ゴム製のダ
ンパ32が嵌め付けられている。第1の車体側固定部6
bは、ダンパ32に装着された図示しない車体取付用ね
じが車体のダッシュアッパパネルに固定された図示しな
いナットにねじ込まれることによってこのワイパフレー
ム1の一端側を車体側に固定するのに用いられる。
【0047】第1の車体側固定部6bには、第1のピボ
ットシャフト支持部6b1が形成されており、この第1
のピボットシャフト支持部6b1に第1のピボットシャ
フト11が回転可能に支持されている。第1のピボット
シャフト11には、図1中の後方側である第1の車体側
固定部6bの一方側が車体のカウルトップパネルの外側
に突出して図示しない一方側のワイパアームの基端部が
固定される。一方側のワイパアームの先端部には図示し
ない一方側のワイパブレードが装着される。そして、第
1のピボットシャフト11には、図1中の前方側である
第1の車体側固定部6bの他方側に第1のピボットアー
ム10が固定されている。
【0048】第1のピボットアーム10には、基端側に
第1のピボットシャフト固定部10aが形成されている
とともに、先端側にリンクコンロッド連結部10bが形
成されている。第1のピボットアーム10のリンクコン
ロッド連結部10bの図1中の手前側には第2のボール
ピン26が固定されており、第1のピボットアーム10
のリンクコンロッド連結部10bの図1中の後方側には
第3のボールピン27が固定されている。
【0049】第2のボールピン26には、第2のボール
リテーナ28が球面対偶を介して結合されている。第2
のボールリテーナ28は第1のリンクコンロッド9の他
端部に固定されている。第3のボールピン27には、第
3のボールリテーナ29が球面対偶を介して結合されて
いる。第3のボールリテーナ29は第2のリンクコンロ
ッド12の他端部に固定されている。
【0050】第2の車体側固定部6cには、ゴム製のダ
ンパ33が嵌め付けられている。第2の車体側固定部6
cは、ダンパ33に装着された図示しない車体取付用ね
じが車体のダッシュアッパパネルに固定された図示しな
いナットにねじ込まれることによってこのワイパユニッ
ト1の他端側を車体側に固定するのに用いられる。
【0051】第2の車体側固定部6cには、第2のピボ
ットシャフト支持部6c1が形成されており、この第2
のピボットシャフト支持部6c1に第2のピボットシャ
フト14が回転可能に支持されている。第2のピボット
シャフト14には、図1中の後方側である第2の車体側
固定部6cの一方側が車体のカウルトップパネルの外側
に突出して図示しない他方側のワイパアームの基端部が
固定される。他方側のワイパアームの先端部には図示し
ない他方側のワイパブレードが装着される。そして、第
2のピボットシャフト11には、図1中の手前側である
第2の車体側固定部6cの他方側に第2のピボットアー
ム13が固定されている。
【0052】第2のピボットアーム13には、基端側に
第2のピボットシャフト固定部13aが形成されている
とともに、先端側にリンクコンロッド連結部13bが形
成されている。第2のピボットアーム13のリンクコン
ロッド連結部13bの図1中の後方側には第4のボール
ピン30が固定されている。
【0053】第4のボールピン30には、第4のボール
リテーナ31が球面対偶を介して結合されている。第4
のボールリテーナ31は第2のリンクコンロッド12の
他端部に固定されている。
【0054】このような構造をなすワイパユニット1
は、第1の車体側固定部6bのダンパ32に装着された
車体取付用ねじが車体のダッシュアッパパネルに固定さ
れた図示しないナットにねじ込まれる一方、第2の車体
側固定部6cのダンパ33に装着された車体取付用ねじ
が車体のダッシュアッパパネルに固定された図示しない
ナットにねじ込まれる。また、車体側の取付位置に応じ
て選ばれたギヤケース側取付部3cの中心から第3の車
体側固定部3bの中心までの長さ寸法Lをもっていてギ
ヤケース17のブラケット固定部17dにブラケット固
定用ねじ4、4によってねじ止めされた車体固定用ブラ
ケット3の第3の車体側固定部3bのダンパ35に装着
された車体取付用ねじが車体のダッシュアッパパネルに
固定された図示しないナットにねじ込まれることによっ
て、上記の3点が車体のダッシュアッパパネルに固定さ
れて車体に搭載される。そして、第1、第2のピボット
シャフト11、14のそれぞれの一方側が車体のカウル
トップパネルの外側に配置されて、ワイパアーム、ワイ
パブレードがそれぞれ取付けられる。
【0055】外部接続配線を通じてワイパモータ2のア
ーマチュア16に通電されると、アーマチュアシャフト
19が回転することによってモータアーム5が回転し、
第1のボールピン24が円運動を始める。すると、第1
のボールピン24の円運動が第1のリンクコンロッド9
の往復運動に変換されて第1のピボットアーム10が往
復回動し、第1のピボットシャフト11が往復回動す
る。同時に、第1のピボットアーム10の往復回動運動
が第2のリンクコンロッド12を通じて第2のピボット
アーム13に伝わり、第2のピボットアーム13が往復
で回動して第2のピボットシャフト14が往復回動す
る。第1、第2のピボットシャフト11、14が往復回
動することによってそれぞれのワイパアームが往復で揺
動し、払拭面をそれぞれのワイパブレードによって拭
う。
【0056】上述したように、ワイパフレーム固定用ね
じ8、8がワイパフレームカバー7とワイパフレーム6
とを通ってギヤケース17のねじ込み孔17e3、17
e3にねじ込まれる際、ワイパフレーム6のギヤケース
固定部6dに対し、ねじ挿通孔6d2、6d3の孔方向
にギヤケース固定部6dの上側から下側に潰し荷重がか
かるが、ギヤケース17のワイパフレーム支持部17e
に形成された第1、第2の切欠17e4、17e5によ
って囲まれた配置されたワイパフレームカバー7とギヤ
ケース17のワイパフレーム支持部17eとによってワ
イパフレーム6のギヤケース固定部6dに潰し荷重に抗
する反力が発生し、その反力がワイパフレーム固定用ね
じ8、8の推力となるため、ギヤケース17のねじ込み
孔17e3、17e3にねじ込まれたワイパフレーム固
定用ねじ8、8に緩みを生ずることなく、ワイパフレー
ム6がギヤケース17に強固に結合される。
【0057】また、車体側固定用ブラケット3は、車種
毎に異なる車体側の取付位置に応じたものとしてギヤケ
ース17とは独立して成形されるため、車種毎に異なる
車体側の取付位置に対応してギヤケース17全体を作成
する必要がなく、ねじ止めによってギヤケース17に固
定されるから、加締め固定や、接着などのような要領を
何等ともなわずに簡単に取付が行われるものとなる。
【0058】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に係わるワイパユニットによれば、車体側の取付
位置に応じてギヤケースからの離間寸法が変更して配置
された第3の車体側固定部をもつ車体側固定用ブラケッ
トは、ワイパフレームのフレーム本体に形成された第
1、第2の車体側固定部が車体側に固定されるのと同時
に車体側に固定される。それ故、車体側固定用ブラケッ
トは、ギヤケースとは独立して成形されるから、車種毎
に異なる車体側の取付位置に応じたものとして車体側固
定用ブラケットのみを作成するだけで、車種毎に異なる
車体側の取付位置に簡単に対応できる。よって、車種毎
に異なるギヤケースを作成することなく、簡単に多種の
取付け位置に対応することができるという優れた効果を
奏する。
【0059】この発明の請求項2に係わるワイパユニッ
トによれば、車体側固定用ブラケットは、ギヤケース側
取付部を介してギヤケースのブラケット固定部のねじ孔
にブラケット固定用ねじがねじ込まれることによってギ
ヤケースに固定されている。それ故、請求項1の効果に
加え、車体側固定用ブラケットは、ねじ止めによってギ
ヤケースに固定されるから、加締め固定や、接着などの
ように要領をともなわずに、簡単に取付が行われるとい
う優れた効果を奏する。
【0060】この発明の請求項3に係わるワイパユニッ
トによれば、車体側固定用ブラケットは、ブラケット固
定用ねじがギヤケースのブラケット固定部のねじ孔にね
じ込まれることによって、ギヤケースの出力軸支持部を
囲んで配置されたギヤケース側密着面がギヤケースのブ
ラケット固定部に密着する。それ故、請求項2の効果に
加え、ギヤケース側密着面によって車体側固定用ブラケ
ットがギヤケースに、より強固に固定されるという優れ
た効果を奏する。
【0061】この発明の請求項4に係わるワイパユニッ
トによれば、ワイパフレームは、ギヤケース固定部がワ
イパフレーム支持部に支持され、このギヤケース固定部
上にワイパフレームカバーが固定されることによって、
ワイパフレームカバーとワイパフレーム支持部とにより
ギヤケース固定部のほぼ全周が覆われてギヤケースに固
定されるから、ワイパフレームより、ワイパフレーム固
定用ねじのねじ込みによる潰し荷重に抗する反力が発生
し、その反力をワイパフレーム固定用ねじに与えること
によって緩みが生ずることなく強固に結合される。それ
故、請求項3の効果に加え、ギヤケースに車体側固定用
ブラケットおよびワイパフレームが強固に固定されると
いう優れた効果を奏する。
【0062】この発明の請求項5に係わるワイパユニッ
トによれば、ワイパフレームがワイパフレームカバーを
介してギヤケースに固定されることによって、ワイパフ
レームカバーのギヤケース側端部がギヤケースのワイパ
フレーム支持部の切欠部の内側に配置される。それ故、
請求項4の効果に加え、ワイパフレームカバーのギヤケ
ース側端部がギヤケースの切欠部に囲まれることによっ
て、ワイパフレームとともにワイパフレームカバーの変
形が押さえられて、ワイパフレームからより大きな反力
が発生するという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるワイパユニットの一実施例の
一部破断平面図である。
【図2】図1に示したワイパユニットにおいてのワイパ
モータまわりの正面図である。
【図3】図1に示したワイパユニットにおいてのワイパ
モータのギヤケースの断面図である。
【図4】図1に示したワイパユニットに用いられる車体
固定用ブラケットの平面図である。
【図5】図4に示した車体固定用ブラケットの正面図で
ある。
【図6】この発明に係わるワイパユニットにおいてのワ
イパモータのギヤケースとワイパフレームとの組付部分
の断面図である。
【符号の説明】
1 ワイパユニット 2 ワイパモータ 3 車体側固定用ブラケット 3b 第3の車体側固定部 3c ギヤケース側取付部 3c1 ねじ挿通孔 3c2 ギヤケース側密着面 5 モータアーム 6 ワイパフレーム 6a フレーム本体 6b 第1の車体側固定部 6b1 (ピボットシャフト支持部)第1のピボットシ
ャフト支持部 6c 第2の車体側固定部 6c1 (ピボットシャフト支持部)第2のピボットシ
ャフト支持部 6d2 ねじ挿通孔 6d ギヤケース固定部 7 ワイパフレームカバー 7a3 (ギヤケース側端部)第1のギヤケース側端部 7a4 (ギヤケース側端部)第2のギヤケース側端部 8 ワイパフレーム固定用ねじ 9 (リンクコンロッド)第1のリンクコンロッド 10 (ピボットアーム)第1のピボットアーム 11 (ピボットシャフト)第1のピボットシャフト 12 (リンクコンロッド)第2のリンクコンロッド 13 (ピボットアーム)第2のピボットアーム 14 (ピボットシャフト)第2のピボットシャフト 15 モータヨーク 16 アーマチュア 17 ギヤケース 17c 出力軸支持部 17d ブラケット固定部 17d1 ねじ孔 17e ねじ込み孔 17e ワイパフレーム支持部 17e4 (切欠部)第1の切欠 17e5 (切欠部)第2の切欠 23 出力軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電により回転するアーマチュアをモー
    タヨーク内にもつとともに、このモータヨークにねじ止
    められたギヤケースをもち、該アーマチュアに噛合され
    た出力軸をもつワイパモータと、 上記ワイパモータの出力軸に固定されたモータアーム
    と、 パイプ状に形成されたフレーム本体をもち、このフレー
    ム本体の端部に結合された第1、第2の車体側固定部を
    もつとともにピボットシャフト支持部をもつワイパフレ
    ームと、 上記ワイパフレームのピボットシャフト支持部に回転可
    能に支持されたピボットシャフトと、 上記ピボットシャフトに結合されたピボットアームと、 上記モータアーム、ピボットアームにそれぞれ回転可能
    に連結されたリンクコンロッドと、 上記ワイパフレームのフレーム本体の一部に配置され、
    ねじ挿通孔が形成されたギヤケース固定部と、 上記ワイパモータのギヤケースの外側に配置され、ねじ
    込み孔が形成されているとともに上記ギヤケース固定部
    を囲んで配置され、該ギヤケース固定部を支持可能なワ
    イパフレーム支持部と、 上記ギヤケース固定部のねじ挿通孔に挿通され、上記ワ
    イパフレーム支持部のねじ込み孔にねじ込まれることに
    よってワイパフレームをギヤケースに結合するワイパフ
    レーム固定用ねじと、 車体側の取付位置に応じてギヤケースからの離間寸法を
    変更して配置された第3の車体側固定部が形成されてい
    て、上記ワイパモータのギヤケースに固定された車体側
    固定用ブラケットを備えていることを特徴とするワイパ
    ユニット。
  2. 【請求項2】 ワイパモータのギヤケースには、出力軸
    を支持する出力軸支持部の外側に、ねじ孔を有するブラ
    ケット固定部が形成され、 車体側固定用ブラケットには、ねじ挿通孔を有するギヤ
    ケース側取付部が形成され、車体側固定用ブラケット
    は、ギヤケース側取付部を介してギヤケースのブラケッ
    ト固定部のねじ孔にブラケット固定用ねじがねじ込まれ
    ることによってギヤケースに固定されていることを特徴
    とする請求項1に記載のワイパユニット。
  3. 【請求項3】 車体側固定用ブラケットのギヤケース側
    取付部には、ギヤケースの出力軸支持部を囲んで配置さ
    れ、ブラケット固定用ねじがギヤケースのブラケット固
    定部のねじ孔にねじ込まれることにより、ギヤケースの
    ブラケット固定部に密着するギヤケース側密着面が形成
    されていることを特徴とする請求項2に記載のワイパユ
    ニット。
  4. 【請求項4】 ワイパフレーム支持部に対向してギヤケ
    ース固定部上に固定され、ワイパフレーム支持部とによ
    りギヤケース固定部のほぼ全周を覆うワイパフレームカ
    バーを備えていることを特徴とする請求項3に記載のワ
    イパユニット。
  5. 【請求項5】 ワイパフレームカバーには、ワイパフレ
    ーム支持部から離れて配置されるギヤケース側端部が形
    成され、 ワイパフレーム支持部には、ワイパフレームカバーのギ
    ヤケース側端部の外側に配置された切欠部を備えている
    ことを特徴とする請求項4に記載のワイパユニット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100368918B1 (ko) * 2000-09-07 2003-01-24 주식회사 캄코 확장형 와이퍼장치
JP2009179132A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Mitsuba Corp ワイパ装置
JP2011051521A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Mitsuba Corp ワイパ装置
JP2016222007A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 株式会社ミツバ 支持装置及びワイパ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009179132A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Mitsuba Corp ワイパ装置
JP2011051521A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Mitsuba Corp ワイパ装置
JP2016222007A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 株式会社ミツバ 支持装置及びワイパ装置

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